食事

過去ログ一覧

山羊のたまちゃん

2012年05月02日(水) 16:01:06

半年ぶりくらいに那覇の「さかえ」に行った。

那覇に行ったら必ず行く店が「山本彩香」で、その次くらいの頻度で行くのがここ「さかえ」である。

超ディープな山羊料理の店だ。
古くて雑然としていて怪しすぎる雰囲気だが、丁寧に下ごしらえした山羊は那覇トップクラスにうまいし、直美ねーねーが異様なテンションで動きまくっているのもすでにエンターテイメントの領域。楽しすぎる店なのだ。毎回お土産もたくさん持たされ、満足しきって帰ることになる。

今回もすごかったなぁ。
満員御礼で、直美ねーねーの走り回りも極限に達していた。お客さんがみんなで助け合って給仕し、料理が出てくるまでじっと我慢する感じ(その修羅場ぶりを目の前にするので誰も文句を言わない)。

というか、最初に山羊刺しが出てから、次の注文料理が出るまで(「ごめん!これ食べといてー」といろんなおつまみは出るのだが)1時間半くらいかかったw 連休でお客さんが次々に来るから、お通し出してビール抜いて山羊刺し作るだけで手一杯。誰も怒らないし誰もイライラしない。直美ねーねーのパニックぶりを見ているだけで超楽しいエンターテイメントなのである。

今回の白眉は「たまちゃん」(写真)。
そう、山羊の睾丸の刺身である。一ヶ月に一日入るか入らないかの珍品。何度も来ているボクでも2回目である。

これがモッツァレラみたいな食感でうまいのだ。

そして、山羊丼もうまかったー。
山羊いためを少し残して白飯もらってかけて食べるのだが、これがマジで絶品。牛丼を越える出来。すばらしかった。

ボクは「沖縄やぎ地獄」というタイトルの文庫本を書いている(角川文庫:1999年に発売した「胃袋で感じた沖縄」の文庫化)。

表題の短編はここの「山羊地獄」で読める。
沖縄で山羊料理に出会った驚きを書いている。初体験のときの衝撃を「地獄」と称した。このときはひめゆりの塔近くの「仲地山羊料理店」。あまりの匂いに悶絶した。で、その後、「さかえ」で再体験し、山羊料理好きになっていくのである。

このときが「さかえ」初体験。
当時はまだ沖縄ブームの前。沖縄料理もゴーヤーくらいしか認知されておらず、この山羊料理店も地元のおじさんくらいしか来てなかった。

というか、まず桜坂社交街周辺がめっちゃ怪しげだった。観光客は足を踏み入れにくかった。
今回、「さかえ」のあと、これまた定番の「バー・エロス」に行ったが(ものすごく楽しいバー)、あの辺の雰囲気は(新しい道路が出来てしまったこともあり)本当に変わってしまったなぁ。

いまでは普通に観光客が歩いている。
昔のこの辺と来たら、ちょっと観光客は見かけなかったものである。ボクも初期のころは怖くて無理だったが、慣れてからは「那覇の桜坂で7軒ハシゴ」なんてこともしてたりする。

でも、今は昔。ちょっと寂しくなるくらい、桜坂社交街あたりも雰囲気が変わってしまった。

リンク用URL

3月に食べたうまひもの

2012年03月29日(木) 18:06:13

最近「おいしい話題」がなさすぎる、と、長く読んでくださっている方からクレームが(笑)

すいません。そうですね。元々このサイトは「うまいものサイト」だったですからね。

でもなんか、震災で少し途切れちゃったんです。気持ちがあっち行ってしまって。いま少しずつ戻している最中です。

ということで、3月に食べたものの中から、写真が残っているのを少し並べてみます。食べ物屋であまり写真撮らないので、このくらいしか残ってません。

写真左上から、金沢「一献」の春野菜。こごみ、うるい、白アスパラ。うまかったなぁ。右上は福井「泰平」で食べた越前ガニ。言葉にならない。真ん中左は東京・中目黒「モノポール」のナポリタン。定番ですね。真ん中右は那覇「山本彩香」での献杯。絶品豆腐ようと春雨。悲しい酒。左下は東海道新幹線での「明石名物ぴっぱりだこ飯」。これ、うまかった。掘っていくとタコ焼きまで出てくる。ネーミングも器も良い。右下は鹿児島「熊襲亭」での酒寿司。お酢の代わりにお酒を使う。甘くて意外とイケル。

これら以外にも3月は、西麻布「Cot」のフォアグラ。渋谷「どうげん」のリンゴ。天現寺「天現寺小野」の湯葉ご飯。渋谷「塚田農場」のラクレット。恵比寿「モーブ」のウイスキー。中目黒「鶏屋笹や」のちょうちん。六本木「石頭楼」の鍋。大阪「奴茶屋」のてっちり。大阪「パイルドライバー」のトマトスープ。大阪「サンテ」のワイン。鹿児島「すし蔵 大保」のまながつおとサヨリ。

とかとか。他にもいろいろあったな。今月もたくさん食べました。
わりと地方によく行ってますね。今日も鹿児島から帰ってきたばかり。でも今月は東北で食べてない…。先月は東北多かったのだけど。

おいしい店リスト、アップしてない店が1000店以上あります。更新したいなぁ。好きな店リストもわりと大きく手を入れたい…。メモは残してあるんだけど、更新作業をするヒマがまったくなく。たまにうまい店対談を更新するのが精一杯で…。

でも、今年はどこかでちゃんとやるつもりです。少なくとも「好きな店リスト」はきっちり更新します。早いうちに。少々お待ちを。

リンク用URL

ラクレット・グリルがおすすめな件

2012年03月03日(土) 19:47:52

昨晩は新会社「ツナグ」の仲間たち(と言っても2人)を家に呼んでのキックオフ・ホームパーティーだった。

関西電通勤務時代は本当によくホームパーティをやった。
まぁそれは「関西が地域ごとにかたまっていた」ことも大きかったと思う。大阪・神戸・京都・奈良という大きなかたまりがあり、たとえば神戸(阪神間)に住んでいる人は「近くに住んでいる」みたいな意識があり、近くに住んでいる同士でよく家に招きあった。

それに対し、東京は「かたまり感」があまりない。
そして、都内も少し離れると「遠い感」がある。神奈川・埼玉・千葉も、なんか「近くに住んでいる同士」みたいな感覚が薄いと思う。なんか散らばっちゃうんだよね。東京電通勤務時代も、家の近くに住んでいる人が少なかった。だからなんとなく招きあいが少なくなった。

まぁそんなことはどうでもいいし、実は年齢も大きいとは思うのだけど(若いときの方が行き来するからね)、とにかく久しぶりの「お招き」でもあるので、妻の優子も気合いが入った。しかもお客さんがチーズ好き。「じゃぁ買ったばかりのラクレット・グリルを試そう!」

ラクレット・グリルはスイスの郷土料理「ラクレット」をするための家電用品。

天板部分で野菜やら肉やらを石焼きし、天板下の部分でラクレットというチーズを溶かす。そして焼いた野菜とかにとろりとかけて食べるのである。

これが(まぁ予想はつくが)うまい。
チーズフォンデュとはまた違う魅力で、なんか飽きが来ないし楽しい。

前菜からチーズ尽くしではあったが、メインのラクレットで特に盛り上がり、楽しく夜は更けていったのであった。ワインとも合うしなぁ。いいキックオフになった。

ちなみに写真じゃ全体像がわかりにくいよね。
「これ」です。とても使えるし、意外と安い。ちょっとオシャレなホットプレートとしても使える。ホットプレートってダサいのが多いけど、これなら許せるかもw

リンク用URL

1年の時を経て長寿樹ミカンが届いた。めちゃうまひ!

2011年12月06日(火) 7:26:57

去年の12月27日(永遠のように遠く感じるけど)に、「長寿樹ミカンを食べてみたい!」と題してブログを書いた。

一部引用すると、こんな感じ。

雑誌「自遊人」からのお手紙で知ったんだけど、ミカンの木は年を経るごとに良い実をつけ、樹齢35年、40年といった長寿樹ミカンの味は格別らしい。

でも、長寿樹ミカンは収穫量が年々下がっていくため、ただでさえ価格低迷に苦しんでいるのに生産効率が悪くなる。しかも大きくなりすぎると剪定や収穫が大変になるので作業効率も悪くなる。だから樹齢30年前後になった貴重な長寿樹ミカンは次々と伐採され、効率のいい若い木に植え替えられていくのが現実なのだそうだ。

実際、編集部で食べ比べたところ、驚くほど味が違う。つまり長寿樹ミカンの方がおいしいというのである。でも伐採されちゃうからほとんど流通していない。

おいしくなるのに、伐られていく…。
だから流通しない。つまりは我々は食べられない。
そんなっ!

というような想いのもと、自遊人が主催する「長寿樹のオーナー制」に乗ったのですね。そして、それが1年の時を経て、昨日、家に届いた、と。

昨日ボクは、いつものように眉間に縦皺寄せて仕事してたですよ。
助けあいジャパンの打ち合わせ、その後の企画会議、など、こなしてたですよ。

そしたら、妻の優子からプルルンという着信音とともに脳天気なメールが。「長寿樹ミカン、超おいしーー!」

オーナーのボクより先に食べるなっ!!

…と、会議室で叫ぶわけにもいかず、ますます眉間の縦皺が深くなるワタクシ。ムカムカ。

で、夜遅く、ようやく家に帰り着いて、夕ご飯後、ゆっくり食したですね。


・・・いや、あのですね。
まぁどうだったかと言うと、つまり、光速でマック前に行き、来年の長寿樹ミカン予約販売、申し込んだですハイ。申し込み完了。

甘いミカンは山ほどある。でも、このミカンには、なんというか深さという縦軸がある。味が深い。酸いも甘いも噛み分けた熟年の味。かといって枯れているわけでもなくて瑞々しい。なんというか、年代物のワインに感じるようなちょっとした迫力を感じた。こりゃすごい。

ええと、自遊人の回し者ではありません。
でも、だまされたと思って、どうぞ。高いと言えば高い。でも、ボクは安いと思ったです。→申し込みページ

さて、これで来年の「自分」が予約された。
その前に、今年のミカンをもうひとつ。いや、ほんと、うまひ。

リンク用URL

忙しい時こそ美味しいものを

2011年07月14日(木) 7:13:15

毎日まったく余裕のない日々なのだけど、こういう忙しい時ほど食事を大切にしている。

なるべく美味しいものを食べよう。時間を2時間くらいこじあけてうまい店で夜ご飯を食べよう。コンビニ弁当やスタバサンド反対!w

とか言いつつ、昼抜きや夜抜きもあったりするんだけど(ダメじゃん)。
でも、週に一回か二回は抜群なものを食べるようにしている。うまいものはやる気を生き返らせる。

写真上は郡上八幡の鮎 @なべ家
あぁうまかった。ツイッターとかフェイスブックに投稿したら嬌声が上がった。まぁこの時期の天然鮎(しかも最高級の郡上鮎)はうまいよねぇ。

実は鮎釣りが大好きで、関西勤務時代は千種川とかにひとりで通っていた。他には九頭竜川とか日高川とか先輩たちとよく行った。30代のある時期は毎週のように鮎釣りに行っていた。だから鮎の味には多少はうるさいのだけど、この郡上ものは素晴らしく美味かった。あぁ満足。

写真下は昨日食べた鳩の脳みそ @OGINO
これはツイッター上でもフェイスブック上でも賛否両論。「ぐえーー」とか「のーーうーー」とかw
まぁグロいからね。でも美味しいよ? ちゅーちゅー吸うの。

というか、さすがに「いま一番予約が取れない」と言われる「OGINO」だけある。食べた料理すべてに唸った。さすがなものだ。参りました。

夜に美味しいものを食べられない日は、昼ご飯の場所を熟考する。

なので、昼前の打ち合わせ中にボクが上の空に見えたとしたら、「今日の昼ご飯はどこで食べようか」と必死に考えている最中かもしれない。ごめんなさい。→午前中に打ち合わせの方々

リンク用URL

シャトーマルゴー1961

2011年04月24日(日) 21:16:18

独立のお祝いに、と、やさしい友人が、自分も余裕がないはずなのに、西麻布「Cogito」で食事をご馳走してくれた。

というか、ワインが主役。

1961年(生まれ年)の「シャトー・マルゴー」。

一生に一回飲めるか飲めないか、いや絶対飲めない。そんなワイン。

50年前のワインなのに、まだまだ瑞々しくて、とてもキレイな味だった。
あくまでも、どこまでも、限りなくキレイ。雑味ゼロ。すばらしい。

1961年に生まれたことに感謝(グレートヴィンテージなのです)。

そして、ソーテルヌの「レクストラヴァガン・ド・ドワジー・デーヌ」。

深いコク。イチゴの香り。イケムを超えるという噂も本当。

って、こんなこと書いていると確実に嫌われるので、今日はこの辺で。

でも、一生忘れないよ。ありがとう。

リンク用URL

飯島奈美さんの手料理を食べる会

2011年02月10日(木) 8:21:13

ええと、あれはもう先々週か…。
フードスタイリストの飯島奈美さんの手料理を食べる機会に恵まれた。

映画「かもめ食堂」や「めがね」、TV「深夜食堂」、「パスコ」のCMなど、彼女が料理を手がけた作品は多く、どれもが等身大かつ異様においしそうな料理群。特に「かもめ食堂」の料理シーンの秀逸さで世の食べ好きたちの話題になった。最近では本「LIFE」「LIFE2」が大好評のベストセラー。ボクはこの本のレシピで肉じゃがをよく作る(一回作って大好評だったのでリクエストされる)。

ボクとは、まだ「かもめ食堂」を手がけるずいぶん前だった気がするが、ある娘さんをアシスタントとしてお願いしたことがあり、そのとき一度お会いしている。
その後しばらく間があいて、山本彩香さんを巡るご縁があり、一緒に沖縄に行ったり、亀戸の「民酒党」で何度か飲んだりがあり、ついに「飯島奈美の手料理を独占する会」が催された、というわけである。参加者は松井孝治さん夫妻とTBSのキャスターの松原耕二さん夫妻とボクたち夫婦である。奈美さんはアシスタントのうみさんとまきさんと3人で次々と料理を振る舞ってくれた。

以前ボクは「栗原はるみさんの手料理をごちそうになる」という、これまたみなさんから石が飛んできそうな至高体験をしたことがあるだが、それに勝るとも劣らない希有な体験だったなぁ。(余談だけど、はるみさんのことをぼかして書いているその日のメモを読むと、どうやら松井孝治さんと初めてご飯した夜でもあったようだ)

食事会は奈美さんのスタジオ(仕事場)にて。
まずは「パパアラワンカイーナ」というヘンテコな名前の料理から始まった。パパ洗わんかいーな。はい、洗います。と、男性陣の皿洗いを促す料理(笑)。これはペルーのポテトサラダであるらしい(写真)。もうのっけから珍名&珍味&美味。つかみはオッケー♪

次々とテーブル上にお皿が並び、その料理の由来やらエピソードやらレシピやらが奈美さんから披露される。
「たこと大根のサラダ」「かつおの酒盗」「柿のサワークリーム」「玉ねぎジャム」「下仁田葱のマリネ」「みそ漬け豆腐と水菜とアボカドの生湯葉巻き」。どれもこれも懲りすぎず手軽すぎず、絶妙の距離感を持った料理群。等身大のぬくもりを大事にしている感じの味。「普段」なんだけど「非日常」みたいな。ううむ。

絶品の「中華風ローストビーフ」を挟んで「れんこんとよもぎ麩焼き三升漬がけ」「ごぼうと牛肉のきんぴら」「おから」。こういうきんぴらとかおからのおいしさよ。
で、これまたうまい「おでん」。玉ねぎがまるごと入って肩ロースもどかんと入ったシンプルかつ濁りがない「おでん」なんだけど、なんでこんなシンプルな料理がここまでうまいんだとみんなで驚嘆。続いて「ブリの湯あげ」。いいブリを湯でさっと茹で上げるだけのこれまたシンプルな料理。ふほふほ。でもって「山わさびをかけたご飯」。山形の郷土食「ほろほろ」も出てきてご飯が進む進む。で、お茶漬けにもしてくれて超腹一杯。心も一杯。

そのうえデザートも待っていた。「レモンゼリー」と「りんごの赤ワイン煮とバニラアイス」。これまた「普段」っぽいけど「非日常」。うまひうまひ。

完成度は高いのにそれを感じさせない。横文字の背伸びした料理がなくどれも本当に地に足が着いている。そして、ただでさえおいしい料理をもっとおいしくする楽しいメンバー(ここ大事)。

満ち足りたなぁ。腹も足りたけど心も足りた。
奈美さん、みなさん。ありがとう。こんな夜が年に数日あれば、きっと生きていけます。

リンク用URL

自分に許したちょっとした贅沢

2011年01月22日(土) 9:38:16

2月26日27日に慶應義塾大学日吉キャンパスで開催される「ワークショップ・コレクション こどものためのワークショップ博覧会」でなにかやろう、と、昨晩は博報堂の須田和博くんとカナリアの徳田祐司くんと打ち合わせ。ここに電通の佐々木康晴くんも入って4人でやろうとしている。

ボランティアだから基本楽しむことが前提だけど、「こどもと政治を近づける」というちょっと難しいテーマに取り組んでしまっているので、企画は意外と難航。だけどなんとか少しカタチになってきた。だれか若い人でいっしょにやりたい人はいませんか? 熱意のある方募集中。

で、22時過ぎに終わり、ふたりとも次の仕事に向かったので、ボクはひとり、鮨を食べに六本木「材木町 奈可久」へ。ひとりご飯って鮨が一番気楽なんだよね。カウンター越しに話し相手もいるし。この店は深夜までやっているから重宝する。

ここは去年、新潟の中島夫妻に教えてもらった店。新潟は雪下ろしが毎日大変そうだ。って、今年はまだ彼らと話してもいないけど、ツイッターで毎日雪下ろしの苦労は読んでいる(笑)。そういえばこのご夫婦と出会ったのもサイトにメールをいただいたのが始まり。バーチャルとリアルって連動すると最強だなぁ。ソーシャル時代はまさにそうなる。というかマーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創始者)が何よりもやりたいのはそれだろう。

この店、まだ新しい。独立はいつだろう。若く見えるけどもう40歳前の職人さんがひとりでやっている。

鮨屋は東京にゴマンとあるけど、基本的に職人さんがひとりでやっている店しか入らない(追い回しの弟子がいるのはオッケー)。カウンターに数人職人が並んでいる感じがあまり好きではないのと、たまたま座った場所が当たりなのか外れなのか(目の前の職人の腕がどうなのか)、気になること自体が面倒くさい。若い職人の握りを食べて育てることは必要なことだけど、だったら親方の握りとは値段を変えてほしいとかよく思う。

まぁそんなことはどうでもいいんだけど、寒い冬の夜遅く、誰もいないカウンターでひとり熱燗とともに魚をつまんでいるのって本当に至福だなぁって思う。自分に許したちょっとした贅沢。今年はこんな時間も増やしたいと思う。

家に帰ったら娘に「お父さん、酒臭い」と言われた。
知ってる。熱燗&鮨は確かになぜか強く匂う。まぁでも許せ。至福の時間の余韻を壊すなw

リンク用URL

誕生日ディナー

2011年01月16日(日) 20:50:43

今年の妻の誕生日は、ほかのちょっとしたお祝いも兼ねて「レストラン サン パウ」にした。

ここ数年「家でいいワインを開ける」くらいで済ませてきたので、たまにはいいレストランに行こうということになり、前から一度は行きたかったこの店にすることにした。

昔「ジバラン」という自腹レストランガイドを主宰していたので、その頃はよく高級レストランにも行っていたのだが、最近はまぁ不況で給料下がりまくりなのと、なんとなく家族も忙しくて予定が合わなかったのとで、足が遠ざかっていた。なんだかこういう散財も本当に久しぶり。娘も含めて3人でいい時間を期待して出かけた。

レストラン的にはとてもよかった。
うまい、と唸る感じよりは、楽しい、とニコニコする感じ。

本店はスペインにあるが、まぁ料理分野的にはいわゆる「ワールド・キュイジーヌ」な感じ。
写真は前菜の「モンドリアンからのインスピレーション」という料理。バカリャウ(鱈)のすり身の上にパプリカとオリーブでモンドリアン風の絵が作られている。昆布と鰹でダシをとった一品などもあり、日本料理の影響もとても受けている。もう一枚の写真はプチフールというか、パステレリーア。美しい&凝っている。それぞれ味もしっかりしていておいしいのがうれしい。

あ、それと、アミューズとかプチフールとか、ひとりひとりに小さな絵入りのメニューがあったりしてとてもかわいい。そういう細かな気遣いもなかなかよい店。

毀誉褒貶あるレストランだけど(最近もツイッター上で一悶着あったよねw)、一度はいいんじゃないかな。とても楽しく印象的な時間が過ごせる。リピートするかどうかは微妙だけど。

リンク用URL

なかなか見事なラテ・アート

2011年01月06日(木) 19:32:43

昨晩、恵比寿の「Bocca di Leone」というリストランテに行ったのだが、締めのデザートのあとにサーブされたラテ・アートがなかなか見事だったのでご紹介。4人で行ったので4つのアートがある。

まずは、クマとうさぎ。
うさぎの耳には2011と書いてある。いいなぁ。ちなみにホッペが赤いのはグレナデン・シロップを使っているらしい。ジャック・ローズに使うアレですね。

次にネコ。
これ、上手だよねぇ。なんか雲を食べてるみたいなネコだけど。

で、最後はヒツジ。

ん?ヒツジ?

「いや、これ、トイプードルです。みなさんがトイプードルの話で盛り上がっていたので」

たしかにトイプードルの話はしていた(ゴボドルの話とか)。
盛り上がってもいたと思う。

でもさ、これ、ヒツジだよね?「いや、トイプードル」です。いや、ヒツジだってば。「トイプードルです!」

つか、いずれにしても、なぜまゆ毛が(笑)

まぁそれはともかく、すばらしいアートをありがとうございました。エミリア・ロマーニャ州の料理もそれぞれうまかったっす。ニョッコとかボリートとか。手打ち生パスタも非常に。

リンク用URL

長寿樹ミカンを食べてみたい!

2010年12月27日(月) 19:25:37

今週末はもうお正月。

「♪もういくつ寝るとお正月〜」とか歌っている子供って、いまの日本にいるのだろうか。
まぁお年玉を楽しみにしている子供は多いかもだけど、すっかり日本人の正月感も変わった気がする。東京は特に。

お正月といえば思い浮かぶ絵は「コタツでミカン」だが、もうコタツのない生活も長いなぁ。少なくとも30年くらいコタツなしの生活だ。そりゃ正月感も変わるわ。

つうことで、正月つながりでミカンの話w

雑誌「自遊人」からのお手紙で知ったんだけど、ミカンの木は年を経るごとに良い実をつけ、樹齢35年、40年といった長寿樹ミカンの味は格別らしい。

でも、長寿樹ミカンは収穫量が年々下がっていくため、ただでさえ価格低迷に苦しんでいるのに生産効率が悪くなる。しかも大きくなりすぎると剪定や収穫が大変になるので作業効率も悪くなる。だから樹齢30年前後になった貴重な長寿樹ミカンは次々と伐採され、効率のいい若い木に植え替えられていくのが現実なのだそうだ。

実際、編集部で食べ比べたところ、驚くほど味が違う。つまり長寿樹ミカンの方がおいしいというのである。でも伐採されちゃうからほとんど流通していない。

おいしくなるのに、伐られていく…。
だから流通しない。つまりは我々は食べられない。
そんなっ!

で、編集部では農家と話し合いを重ねて、長寿樹の伐採を待ってもらうために「長寿樹のオーナー制」を始めたという。2010年は温州みかん98口、伊予柑34口の応募があり、一口につき長寿樹0.5本が守れるらしいから、温州みかん49本、伊予柑17本を伐採から守れた、とのこと。

これ、ボク、乗ります。
おいしいなら尚更。流通していない長寿樹ミカン、ぜひ食べてみたい。しかも基本的に無農薬・無化学肥料栽培らしいし(天候不順などの条件が悪い場合は例外もあるらしい。説明はこちら)。

ということで、温州みかんと伊予柑をそれぞれ一口ずつ申し込みしてみた。
届くのは来年の冬(つまり2011〜12年の冬)。忘れた頃に届くのがイイネ。

みなさんも、もし興味がある方がいたら、ぜひご一緒にオーナーに。くわしくはこちら

ちなみに「自遊人」の回し者ではありません。単に食い意地張ってるだけ。だって、長寿樹ミカン、食べてみたくない?

リンク用URL

最後のダノイ

2010年12月10日(金) 12:56:38

昨晩はちょっと郷愁にも惹かれ、十数年ぶりに西麻布「ダノイ」へ。

十数年前、この店は東京でもっとも活気がある店のひとつだった。もっとも予約が取れない店のひとつでもあった。店は常に満席で、お洒落な人種が集まっていた。キャベツとアンチョビのスパゲティや野菜と豆を煮込んだスープ、地鶏とじゃがいものローストなどの名物も有名で、東京で一番おいしいイタリアン、との評判も取っていた。で、実際においしかったし楽しかった。

そんなこの店でのいい時間がずっと記憶に残っていて、最近妙に「再訪してみたいな」という気分が高まっていたのである。いま考えると虫の知らせみたいなものだったのかもしれない。

地下1階に降りる階段に昔の記憶が蘇る。あのころは本当に楽しかった。
でもなんか変だ。店内からざわめきみたいなものが聞こえてこない。いぶかりながらドアを開けたらボクが一番目の客であった。そして実はこの日最後の客でもあった。一世風靡した名店がいったいどうなったんだ?

偶然であるが、昔座ったのと同じ席に通された。十数年前と少しレイアウトが変わっている。でも全体の雰囲気は一緒かな。昔はお洒落に思えたピンクの椅子も今は寂れた店のそれに見える。昔は活気があると思えたいろいろな小物の数々も今は雑然として見える。これが年月というものか。

もちろん厨房には小野清彦シェフはおらず、ホールにマダムもいない。厨房は弟子の方(だと思う)がひとりで切り回し、ホールは女性がひとりで受け持っていた。これはもう満席を予想したオペレーションではない。数組で精一杯だろう。

聞けば、なんと今年いっぱいでこの本店は閉めるという。
常連さんにもほとんど知らせずひっそり閉じるとか。そうなのか…。あと数日だ。偶然だけど来れて良かったな。

こういうとき東京ってイヤだなぁと思う。流行ると人がワアッと押し寄せ、その流れが止まると一気に足が途絶える。自分だって十数年ぶりに来たくせによく言うよ。だけどやっぱりちょっと寂しい。あんなに活気があった名店がひっそりと幕を閉じる。幾多の愛が囁かれた空間がこの世から消滅する。

料理はなつかしい味だった。ダノイ特有の心あたたまる素朴な料理群。この味は高輪「ダノイ・アルトリ」などの各地の「ダノイ」に引き継がれるとは思う。でも、なんというか、ボクにとって「ダノイ」ってこの西麻布本店の雰囲気と切っても切り離せないもの。暗い夜道をとぼとぼ歩いて、遠くに「ダノイ」の看板がぼんやり暖かく光っているのを見つけたときの安堵感とトキメキ。それこそがボクにとっての「ダノイ」だった。

最後に食べに来られて本当に良かった。お疲れ様でした。そしてありがとう。

リンク用URL

日本の冬はえぇねぇ

2010年11月16日(火) 19:26:18

寒いのが好きなわけではないけど、夏と違って服装で調節できるし、服が多ければ多いほどお洒落のバリエーションも楽しめる。食べ物はおいしいし、朝はキリリと引き締まる。寒いからこそ人とのつながりやぬくもりがうれしくなる。

ということで「冬が好き」。

まぁ「雨が好き」とか「朝が好き」とか「月曜が好き」とか、自分の嫌いだったものを「好き」と言い切っちゃうことで克服してきた流れのうちでもあるのだけど。 おかげでいまでは全部大好きだ。

昨晩は「冬が好き」の典型。鍋でした。
それも、まずフグ、そしてカニ。〆にラーメン。うはは。楽しすぎだろ。

バターが利いた毛蟹大根鍋。ちょい塩辛いけど(塩は使ってないらしいが)どんどん進む。うまうま。
とりあえずその写真を上に載せておいたけど、他にも焼きフグ、そして〆のラーメン(カニ出汁)の写真にもリンクしておきます。濃いヒレ酒、そして白子焼きなんかと共に座敷でほっこりいただくシアワセ。日本の冬やねぇ。日本の冬はえぇねぇ。

稲荷町の「牧野」という渋い店。
夜に鍋だとわかっていると、昼間寒いのも「ラッキー!」と思うから現金なもんだ。

リンク用URL

なんと『彦江』が閉店!

2010年10月14日(木) 5:50:52

hikoe_up.jpg昨日の夕方、衝撃的なニュースが!
香川の彦江製麺所が今月30日で閉店だとツイッターで流れてきたのである(情報ソース

彦江…。
「さぬきうどんをCHAIN EATING!」(←本「うまひゃひゃさぬきうどん」の元になった紀行文)ではこう書いた。

いやはや、うまかった。

ちょっと『田村』を思わせるような麺だ。最高の状態の『田村』はきっとこんな感じなのだろう。
つやっつやでゴッシゴシ。
角がビシッとしていて口の中で暴れながらも歯におとなしく身を投げ出す風情を持っている。
強いのにやさしい。
そう、男の筋肉質と女のなまめかしさを両立させている麺なのだ(オカマという意味ではない)。

そして。
なによりも、香川の、普通の住宅街の人と一緒に食べている一体感。

生活に根差している充足感というか、なんか外国の、例えば東南アジアの田舎みたいなところで、現地人と一緒に、現地人しか行かない現地の店で、めったに食べられない現地食を食べているような、そんな「貴重な時間」感があるのである。

(中略)

『彦江』はいい。
うどんもいいが、シチュエーションはもっといい。
『彦江』に比べれば『中村』は非日常感がありすぎる。観光地のようなケレンを感じてしまう。

ここは日常だ。住宅街の日常だ。
そして隠れ家だ。関係者以外誰も見つけられない隠れ家だ。
『彦江』にはなんか「リアリティ」があるのである。「生活」があるのである。
味もシチュエーションも、そして地元感も含めて、さぬきうどんの「現在」がある気がする。


さぬきうどんを遠く思うとき、ボクが脳裏に思い浮かべるのは彦江のおばちゃんがせっせこ麺を打つ姿だったりする。悲しいなぁ。でも何事もいつかは終わりが来る。ボクの人生だって終わりが来る。仕方がない。でも悲しいなぁ。

仕事を引退する歳になったら1ヶ月くらいかけてもう一度「さぬきうどん行脚」をしたいと思っていたけど、こりゃ早めに引退しないといけないかもしれない。急がないと名店たちが次々消えてしまう。焦れよ自分。うどんのために焦れ!

リンク用URL

不死身の宮崎優子バーテンダー

2010年08月16日(月) 9:04:21

先週の金曜に夫婦で浅草「龍園」に行った。
この日以来の訪問になるが、相変わらずとてもおいしい。シェフが現地まで行って確かめた旬の食材の味を最大限活かしたメニューの数々。この店では「おまかせ」にしてシェフが繰り出してくるあの手この手を楽しむのが一番だが、塩かに玉とか上湯チャーハンとかの定番が出てくるかどうかが賭けになるのが難(笑)

食後、もうすぐモスクワに帰ってしまう岩田守弘くん(モリ:ボリショイ・バレエの第1ソリスト)と待ち合わせ、大森のバー「テンダリー」へ。前回モリと一緒に行って、モリがすごく気に入ってくれたバーである。「また行きたい」というので夜中に待ち合わせた。

最近二軒目にあまり行かないようにしているボクなので(酒を飲み過ぎると翌日疲れるので)、「テンダリー」にも二三ヶ月来てなかったのだが、その間に大変なことが起こっていたらしい。

なんと、店長の宮崎優子さん(全日本カクテル選手権で優勝しているほどの腕前)が脳梗塞で倒れていたらしいのである(!)

彼女とボクは同い年(1961年生まれ)で、1961ヴィンテージの会みたいなものも開いたことがある仲。
でも、倒れたことは全然知らなくて、先週だったか「ようやく復帰しました!」というメールが来てはじめて「しばらくお店を休んでいたのだな」と知った感じ。で、金曜に行って、その原因が脳梗塞だったと聞いたのだった。

脳梗塞かぁ…。でも全然後遺症みたいのないですね?
「はい、おかげさまで。幸せなことに言葉も反応もほとんど通常に戻りました。ちょっとだけ左手に力が入りにくいので、シェイカーの振り方が変わったかもしれません」と宮崎さん。そして「40日で復帰できたんですよ」とも。

たった40日!
40日ってすごい!

シェイクするカクテルはなるべく別のバーテンダーに任せて、まだ1日5回ほど振るに限っている、ということだが、聞いたらその日はまだ振っていないとのことなので、アイスブレーカーを作ってもらった。相変わらず美しいシェイク姿。「全然変わらないよ?」と言ったら「でも音が少し違うんです」とのこと。あぁそういえばあの鈴の音のような宮崎さんのシェイク音とはすこーし違うかも。でも言われないとわからないレベル。

それにしても不死身だなぁ。よくぞ無事に復活された。お土産にテンダリーの団扇をもらったので、頼んで「不死身の優子」とサインをしてもらった。強力に魔を退ける団扇である。玄関に置こうかなw

翌日、新聞を読んでたら、西城秀樹の記事があった。
彼も2003年、48歳にして脳梗塞を発症したらしい。思うように言葉を発音できない障害が残り、完全復帰するまで約3年かかったという。

彼女は49歳で脳梗塞。彼は48歳で脳梗塞。そしてボクは今49歳。

……もうそんな年齢なんだなぁ。徹夜仕事とかしている場合じゃないな。いやマジで。少しはカラダをいたわることを覚えないと。

リンク用URL

大阪でお好み焼!

2010年07月24日(土) 7:56:35

引き続き、義父の初盆(新盆)で関西。
お盆は本当はまだなのだけど、お盆の時期に娘が短期留学で日本にいないので、全体にスケジュールを早めた。

法事は午前中に終え、親族で会食をし、午後から大阪の支社をちょっこし覗く。14年勤めた場所なのでいろいろ懐かしいし、知った顔もとても多い。

その後、来日中のバレエ・ダンサー、岩田守弘くん(ブログ)がたまたま大阪に来ているので、18時30分に待ち合わせて軽く夜ご飯へ。今回は奥さんのオリガさんも同行。彼女と会うのも久しぶりだ。

ロシア人な彼女だが「お好み焼が大好き!」とのことなので、それでは、と、ミナミの「美津の」に食べに行った。この店、おいしいのももちろんなんだけど、ミナミの必須観光スポットのすぐ近くにあるので、大阪初心者にはオススメなのである。

御堂筋でタクシーを降りて、戎橋やグリコのネオンを見、グリコマークの格好で記念写真を撮って(笑)、かに道楽看板やらくいだおれ人形を見て、小さい方のかに道楽看板を右へ。「いやー、ディズニーランドにいるみたいですねぇ」と岩田さん。オリガさんもとても喜んでくれた。というか圧倒された模様(笑)

オリガさんは鉄板テーブルにもとても喜んでくれたし、山芋焼、美津の焼、モダン焼、ねぎ焼などもそれぞれ楽しんでくれた。写真はその様子。出来上がるのを待ちわびているふたり(笑)。ニコヤカにしているふたりも載せておこう(写真)。

満足して店を出て、店のすぐ斜め前の法善寺横丁へ。本当に観光に便利な立地である。
水かけ不動に水かけて、なんばに出て地下に降り、地下鉄で梅田に行ってお別れ。モリは8月中旬まで日本にいるのでまだまだ会える。しかし彼と会うとリフレッシュするなぁ。おクスリみたいな人だ。

で、新幹線に飛び乗って深夜に東京に帰ってきた。
今日は終日「第15回 国際女性ビジネス会議」。ツイッターをテーマにした分科会(「ツイッターで動く消費と社会」)でパネリストを務める。男性も参加できるみたいだけど、とはいえ「女性会議」ゆえ、聴衆はほとんど女性だ。パネリストも、佐々木かをりさん石倉洋子さん神原弥奈子さん、と、女性である。つまり、まわりがほとんど女性という環境。……怖い(笑)

でも、ポジに考えれば、「超マイノリティ」を体験できる貴重な時間。
男性中心の古い体質の会社に勤めている女性たちは日々そういう状況にいるわけで(周りが異性だらけという意味で)、そんな気分を(想像だけでなく)実際に体験してみるのもなかなかイイコト。楽しもう。

リンク用URL

いつものバーから、いつものバーへ

2010年07月23日(金) 10:59:06

昨日から義父の初盆(新盆)で関西に。

大阪に行くなら、と、前から懸案だった打ち合わせを大阪でふたつほどし(成果あり!)、その後、懐かしい先輩とふたりでいつものバー「パイル・ドライバー」へ。もう引退された先輩だが、いろいろおつきあいさせていただいている。いっしょに飲むのは久しぶり。

思いもかけず懐かしい後輩も登場し、この方も登場し、いい感じに盛り上がった。あぁ関西にいるとホッとする。三代江戸っ子のクセに関西が第二の故郷になっている。最初はあんなにイヤだったのに不思議なもんだ。なんか東京にいるときと違って口がべらべら自由に動く。

皆と別れ、ひとり夙川方面へ移動。苦楽園のもうひとつのいつものバー「バーンズ」へ。

先客がいて、なんとなく話をしていたら、その方が古くからのボクのサイトの読者ということが判明。十年前くらいにメールのやりとりまでしたらしい。
そして、ツイッターに「苦楽園のバーンズにて。年に数回ここで飲むのが数少ないストレス解消。らくちんすぎ。」とかツイートしたら、それを読んでくれた方がひとり、そして閉店間際にもまたひとり、会いに来てくれた。どちらも「初めまして」の方。そして先客の方も混ざって「初めまして」の方々3人がわーわー話しだす。

25年前、24歳のボクは初めてひとりでバーンズに入り、びくびくとカウンターに座った。
バーにひとりで入ってカウンターで飲むなんてほとんど冒険だった。常連の人たちと親しくなるのに1年くらいかかった(週2回くらい通ってけど、無口かつシャイで誰とも話さなかった)。というか、典型的東京人だったので、この店のマスターにはかなりいじられた。関西人の仲間入りするために必要な通過儀礼だったから、いまではマスターに感謝しているけど、当時はちょっとうざかったかなw

その店で、25年後、逆に古参常連として、こうして「初めまして」の方々と飲んでいる自分。この景色を右斜め上45度から眺めているボクがいて「なんだか不思議だよねぇ」と語りかけてくる。そんな感じの夜。気がつけば深夜2時。

リンク用URL

「今日は幻があるよ」

2010年06月27日(日) 7:54:33

2ヶ月ほど前に「銀宝の天ぷら」についての記事を書いた(こちら)。

銀宝。ギンポ。ギンポウ。
別名をウミドジョウ(海泥鰌)とかカミソリ(剃刀)とか言うそうだ。それで姿形が想像つくよね。

江戸前の天ぷらとして昔から喜ばれた魚である。
江戸の前(東京湾)で捕れる、という意味でも、江戸風天ぷらのタネという意味でも珍重された。でも、最近では東京ではなかなか捕れず、能登の七尾産とか静岡産のものが多いようである。食べた店のご主人が言うには、市場に仕入れに行くと、七尾産だと「ギンポあるよ」と叫ばれ、静岡産だと「本物があるよ」と耳打ちされ、江戸前(東京産)だと「今日は幻があるよ」とこっそりささやかれる、とのことである。

旬は短い。まさしく今。5月くらいから七尾や静岡が出回り、江戸前(東京産)は6月〜7月。でも上記のように「江戸前は幻」なので、本当にめったに市場に出ないという。

さて、2ヶ月ほど前の記事で「6月、また行くよ」と書いたように、その食いしんぼの先輩と「森の」にまた行ってきた。
一応6月25日に予約を入れたのだが、その日に江戸前が入る確率は低い。なので「もし江戸前のが入ったら電話をしていただけませんでしょうか? 25日じゃなくても、なんとか行きますので」とお願いしておいたのである。そしたらちょうど25日の数日前に江戸前が入ったという電話が入った。超うれしい! まだ、以前のギンポの味が鮮烈に思い出せる状態。この状態で本場江戸前と食べ比べることが出来るとは!

本郷三丁目にある蕎麦屋「森の」は、一品メニューも日本酒の品揃えもかなりいい。神保町の「松翁」で修業したご主人が作る一品はどれもおいしい。まずは焼き茄子やら鮎の煮浸しやら江戸前穴子の煮凍やらで腹を落ち着けて、鮎酒で舌を湿らせて、準備万端。そして満を持して銀宝の天ぷらを。

いや〜、前回食べたときのような身の厚さはなかったが、香りがまるで違った!
いい意味での臭みと苦み。前回の淡白さと打って変わったエッジィな味。おー、これがギンポかー。ここまで特徴が出たものは初めて食べたなぁ。覚えとけよ、舌と鼻!

めったに食事中に写真を撮らないのだけど、店がすいていたこともあり、手に入れたばかりの iPhone4 でパチリ。いや、ほんと、ご馳走様でした。

ちなみに「森の」は夏に冷や麦もやっている。
この店の蕎麦がうまいのは前回で体験済み。なので今回は冷や麦とのハーフにしてみた。夏に冷や麦を出してくれる蕎麦屋、好きなんだよなー。そしてそういう店は決まって味もはずれない。一品などもすべておいしいことが多いのである。

「森の」の冷や麦は、コシも粘りも抜群で実にうまかった。この季節、オススメかも。

リンク用URL

5年ぶりの小柴のシャコ

2010年06月19日(土) 12:36:23

先々週の7日、荒木町の小さな鮨屋で小柴のシャコを食べた。江戸前のシャコを食べるのは実に久しぶりである。

江戸前(文字通り東京の前の海という意味)のシャコは小柴産が一番と昔から言われている。小柴というのは八景島シーパラダイスのすぐ近く。漁港名としては柴(しば)漁港となる。あの辺で揚がったシャコが珍重されているわけですね。

数年前、ボクは小柴と野島に小旅行した。
その模様は「寿司ネタ産地へ小旅行」で読める。鮨好きには意外とオススメの小旅行。産地の景色を具体的に知っているだけで鮨屋のカウンターが数倍楽しくなること請け合いなのだ。タネが身近になるのが一番の効用だが、他にも、「小柴のシャコです」とご主人に言われて出されたときに「あぁ、行ったことあります。港の真ん前にあるパン屋のシャコパンが意外とおいしいんですよね♪」とかニコニコ話すことが出来るとか(笑)。まぁ他にお客さんがいるときにこれをやるとわりと恥ずかしいので注意が必要だけど。

小柴のシャコ、実は乱獲の影響で5年間も禁漁になっていた。ニュースでご存じの方も多いと思う。
それが5年ぶりに復活しかけているわけですね。例によってリンク切れを避けるため、ニュースを一部引用してみる。

横浜市にある柴(しば)漁港の漁師たちが、江戸前のすしダネとして珍重される特産のシャコ漁を、5年ぶりに復活させた。漁獲量が急減し、禁漁を続けていた。「海を休ませれば、答えを返してくれる」と漁師は沖に向かう。江戸の食料庫だった東京内湾は、都市生活と隣り合わせ。環境の変化の波をうけながらも、とりすぎない漁業で生き延びようとしている。
(中略)
東京湾のシャコの大半は柴漁港に水揚げされる。小型底びき網でとるシャコ漁は、組合の稼ぎ頭。2操1休(2日海にでたら1日休む)の漁で、市場価格と資源を安定させた。だが、海からシャコが消えていく。小さなものは逃がすよう網目を大きくし、禁漁区も設けたが回復せず、海を休ませて待った。対岸の千葉・富津にも小さいシャコをとらないよう求めた。
県は4月の資源調査で「完全復活には遠い」と分析。組合は「いつでもブレーキを踏む」と決めて再開した。
(中略)
江戸前アナゴでも「とりすぎない」漁業は10年前から続いている。長い縄に塩ビ管の仕掛けをつける筒漁で、幼魚が逃げるように水抜き穴を大きくした。柴の漁師、斉田芳之さん(54)は「売りたいサイズのアナゴだけをとり、翌年の分は残す」。この漁法は神奈川県水産技術センターの元研究員清水詢道(たかみち)さん(64)が指南し、千葉、東京の漁師へも広がった。「漁師同士が連携したことに意味がある。東京湾は、ひとつなのですから」
この記事が出たのが5月29日。ボクが食べたのがその一週間半後。たぶん都内まで出回ってきた初期出荷の中のひとつをいただけたのだと思う。甘みと香りが印象的な江戸前シャコ。稀少品だと思うから味もぐぐっとよく感じる。おいしかったなー。

鮨ダネは時代とともに移り変わるし、それは仕方ないことだとは思う。
でも、シャコやアナゴ、マグロなどが高嶺の花になっていくと、鮨の魅力がどんどん減っていくのも確か。たまに楽しめればそれでいいから、これからも細く長く、死ぬまで楽しめるとよいなぁ。

リンク用URL

甘エビの燻製!

2010年06月18日(金) 18:54:54

先週の札幌でのこと。
一緒に行ったレストランで、ライターの小西由稀さんと鹿取みゆきさんがなにやら美味しそうな話をしていた。

鹿取「明日、余市に行くんだけど、どこかいいレストランない?」
小西「日曜日だからなぁ。あ、おいしい燻製の店がありますよ!」

そこに横から森崎博之くんが大声で「あー、あそこでしょ、あそこ! あそこはおいしいー!」と(笑)。

鹿取「おいしそうね!」
小西「レストランじゃないけど、買って車でポリポリ食べるとか」
鹿取「ポリポリ?」
小西「甘エビの燻製が絶品なんです」

「甘エビの燻製!」、と、ここで大声を上げたのはボクである(笑)

身をよじったなぁ。甘エビの燻製…。
なんでも、捕れたてでなければ出来ない燻製らしく、売ってる期間も限定されている逸品らしい。うー。でも翌日はボクはYOSAKOIソーラン祭りの審査員をやらねばならず、余市に行く暇はない。

仕方ないし、悔しくもあるから、聞かなかったことにしてスルーすることにした。
で、翌日、審査員を終えて深夜にホテルの部屋に帰ったら、フロントからのメッセージランプがチカチカと。 聞けば、なんかお届け物がある、とのことで、部屋に持ってきてもらった。

ええ、ええ。もう何が起こったかわかりますね(笑)
そう! 写真のとおり「甘エビの燻製」が届いたのでした! 不憫に思った小西さんがどこかで見つけてわざわざ持ってきてくれたのです! ありがとう小西さん!

その日は開けず、大切に東京に持って帰ってきて開けて食べたんだけど、これ、さすがにうまいや…。燻ることで甘エビのとろける甘さがなくなり、独特のほろ甘苦い感じに昇華されている。甘エビの複雑繊細な味が生のときより味わえる。地酒が合うけど白ワインなんかも意外といいかも。上品ながら適度に下品。うまし。

小西さんからの注意書きに「頭の突起(額角とひげ)を折ってから召し上がってくださいませ。流血注意(笑)!」とある。これを折らずに食べると口の中に刺さるらしい。確かに凶器である。

ちなみに売っているのは「南保留太郎商店」(北海道余市郡余市町港町88番地/0135-22-2744)。サイトを見ればわかるけど、いろんなものを燻製にして売っている。う・ま・そーー・だーー・あぁぁ。

リンク用URL

唇に沿って横へローリング

2010年06月16日(水) 12:09:34

昨日帰ってきた高知はお酒の飲み方が恐ろしいところである。

いわゆる「べく盃」と言って、一度手に持ったらテーブルに置けない尖ったお猪口や、底に穴が開いているので指で穴をふさがないと飲めないお猪口(これも飲み干すまでテーブルに置けない)、鼻が尖っているので同じくテーブルに置けない天狗のお猪口とか、なんとも異様な酒盃が揃っている。しかも返盃(返杯)の嵐。相手から注がれたら、自分の盃を飲み干して相手に差し出し、返盃しないといけない。それを最低でも宴会の人数分しないといけない。しかも何度もしないといけない。そりゃ潰れるわ(笑)

まぁなんというか、要するに「酒好きな県民性」ということではあるのだけど、酔わせるのが接待、みたいなところもあるかもね。とにかく客人を酔い潰さないといられないような文化。ツイッターでも「高知はとにかく飲ませられるので注意!」「変なお猪口があるので注意!」「特に高知新聞は異様に飲む社風です!」とかサジェスチョンされた。てなこともあって、一昨日の講演後、高知新聞との夜の宴会はちょっと怖かった。恐る恐るついていったワタクシ。

まぁでも県外の客人にそんなに飲ませることはないらしく、きわめて紳士的に終わったし「べく盃」も出なかった。あー良かった。でも、小さなお猪口で返盃返盃返盃と続くのは一応経験させていただいた。

5人で行ったのだが、次から次へと返盃が来る。ぐぃっぐぃっと飲んでいく。そしたら指摘された。

「いや、頭を後ろに傾けてはいかんのよ」

小さなお猪口から酒を飲むとき(高知での酒は基本的にお燗。夏でもお燗らしい)、思わずぐぃっと頭を仰け反らせるよね。ビールを飲む時みたいに。それは男としてあまり格好がよろしくない、というのが高知の美意識らしい。つまり頭を動かさず、盃を口に当ててぐぃっと盃だけを傾けるのである。そのとき少し盃を横へローリングさせると飲みやすいらしい。ある方に実演していただいた。なるほど格好いい。何度か練習したがどうしても少しこぼれるなぁ…。

唇に沿って横へローリングさせたお猪口を相手に返盃するもんだから、まぁ間接キス的に言うとそれはもうぶちゅっと濃い間接キスなわけで、それを複数人と繰り返すわけで、まぁ時間が経つともうぐっちゃぐちゃだ。でも、なんか、短時間で相手が身近にはなる。どんどん親しくなれるのである。あぁこういう無理矢理な触れあいから生まれる関係って最近薄れているよなぁ。

写真は「ときわ」という古い居酒屋でいただいた「カツオの酢〆」。
この食べ方は、カツオ好きな高知でも他の店では見たことない、と、同行者。うまかった。もう一枚、「くじらすき(鍋)」の鯨の薄造り。この鍋もとても良かった。いい店。二軒目は「ひょん」。高知市街でも一番古いのではないかと言われる建物を使った、地元の人でなければ店の存在すら気づかないようなお店。というか、中は普通の居間だった(笑)。おもしろし。

リンク用URL

戦友「八角弁当」

2010年05月16日(日) 18:36:30

えっ! 水了軒つぶれたの!

よくお邪魔させてもらっているこのブログで読んで始めて知って驚いて、とりあえず iPhoto のデジカメ数万枚の中から探し出してきたのが左の写真。1997年9月に新幹線内で写した水了軒の名作弁当「八角弁当」である。当時はまだ画素数低いから、なんか画面荒れてるけど。

大阪勤務時代、ボクは主にパナソニック担当のCMプランナーをやっていたのだが、撮影も編集も東京でやることが多かった(タレントも監督も東京にいるから)。なので、月30日ずっと東京ってこともあったくらい、東京出張が多かった。それも東京に行ったきりってわけじゃなくて、2日に一遍は大阪に帰るような感じで月30日東京。どんだけ往復してたんだ、って感じ。なにせ同時並行で13本CM作っていた時すらあったからね(さすがにそれは最高記録だけど)。

だから、それはもう新幹線には乗り尽くしたのであるが、そうなると食事はどうしても新幹線内が多くなる。
で、ボクのお気に入りはこの「八角弁当」だったわけ。新大阪駅で買うのは「八角弁当」、東京駅で買うのは崎陽軒の「シウマイ弁当」か大丸地下の「おべんとう公園」で売ってるお弁当。いろんな変遷を経た上で、これらが定番中の定番に落ち着いたのである。

ボクは当時、朝日新聞夕刊で「さとなおの自腹で満足!」という連載コラムを書いていたのだが(関西の店紹介なのに何故か全国版だった。のちににもまとめた)、そこでも「八角弁当」のことは書いた。ここで読める(次の回で崎陽軒も書いている)。そのくらいは好きだったし、愛してたのである。

いや、愛してたというか、戦友に近い。あの超ハードな日々を一緒に闘い抜いた戦友…。

ううーん、そうかー、もう食べられないのかー…。
ちょっとというか、かなり残念だ。見ての通り、シンプルな弁当なのだけど、揚げ物が少ないから胃がもたれない、という最大の美点があり、しかも味つけもとてもよかった。いまでも年に数回の大阪出張の帰りは当時とまったく内容が変わらない「八角弁当」が楽しみだった。うーん。もう食べられないとなると異様に食べたいなぁ。うぅ。

最近こんなことが多い。
なんとなく「ずっと変わらないんじゃないか」と思って気にも留めなかったことが、ある日、急に変わる。いよいよ一期一会感が強い年齢(or 時代)になってきた。独座観念。今日、一期一会済て、ふたゝびかへらざる事を観念す。

リンク用URL

その商品が纏っているコンテクストを我々は買う

2010年05月14日(金) 19:52:47

今日は朝から体調がすぐれず、会社を休んで療養することにした。打ち合わせ予定だった方々、申し訳なし。

昨晩はニッセン産業文化フォーラムというところで講演だった。聴いて下さった方々、どうもありがとうございました。演題は「コミュニケーションの未来予想図とソーシャルメディア」。

講演しつつ「なんか調子がおかしいなぁ」とは思っていた。
規定時間1時間半を20分もオーバーして、内容的には盛り沢山に話せたと思うけど、でも、なんというか、調子が悪いときって「伝える念力」みたいなものがうまく出なくて、途中で何度もしゃべり方を変えて軌道修正したりしていた。結局最後までうまく軌道にのらなかったけど、「いつもはすごく眠いんですけど、今日はまったく眠くなかったです!」とか、ありがたいお言葉も聴衆からいただけたし、なんとかなったのだろうと希望的観測(笑)

というか、このフォーラム、2年前にも講演させてもらったけど、そのときも絶不調だった。なんか申し訳なく。

で、終わってから主催者の方々と軽くご飯をいただいたが、その時はもう目があいてなかったなぁ。完全にガス欠。で、そのガス欠を甘く見て、ひとりでもう一杯行っちゃったんだよね。飲んだら癒えるのではないかというオッサン特有の甘い見通し(笑)。疲れが取れるお酒を一杯だけ飲ませて〜って、「テンダリー」へ。

疲れ果てたボクに、宮崎さんはあるエピソードを話してくれながら、サントリーオールドの水割りを作ってくれた。意外でしょう? いつもなら凝ったカクテルを飲ませてくれるところである。でもそのエピソードがまた良かったわけ(内容は秘密)。なんだか疲れが取れていくなぁ。そして20年ぶりくらいに飲むダルマも意外とうまい(若い人は知らないかもだけど、サントリーオールドの愛称はその形状からダルマという)。いいエピソードと共にということもあるけど、なかなかいい味。

結局、味ってこういうコンテクスト(文脈)なんだよね。ストーリーと呼んでもいい。レストランでも、もはやおいしさだけでなく、その店に辿り着くまでのストーリーとか、あのヒトがオススメしてくれる店だとか、そういうコンテクスト(文脈)が大切。そして全体の消費行動もどんどんそっちに移っていっている。情報洪水&成熟市場の今、商品そのものの商品力ではなくて、その商品が纏っているコンテクスト(文脈)を我々は買うんだな。いわゆるモノよりコトってヤツだ。

とか。講演内容に引きずられた考察をしつつ、一杯で帰ったのだけど、この一杯がとどめだったらしく、今朝は見事にダウンしたわけ(二日酔い、という意味ではなく、体調として)。金土日とじっくり休みます。

写真は「テンダリー」で見せてもらった、珍しい「寿屋」時代の角ビン(一番左)。そこから右へとラベルのデザインも変化していって、今は一番右だ。個人的には改悪されていっている気がするけどなぁ…。ちなみに、寿屋時代の角ビンは箱つきで紙につつまれていたらしい。その写真もどうぞ。。そして

リンク用URL

本物の水牛のモッツァレラが…

2010年05月06日(木) 19:20:05

先週の始めだったか、妻が残念そうな声で報告してきた。

「水牛モッツァレラを作っていたカゼイフィーチョの水牛が、口蹄疫に感染しちゃったらしいの」

カゼイフィーチョ。知らない人にはわけわからない単語なので少し解説がいるかもしれない。

正確には「カゼイフィーチョ チーロ・エスポージト」
宮崎県都農町にある牧場&チーズ製造所の名前だ。本格的な「水牛のモッツァレラ」を作っている。オーナーの竹島さんはイタリア・カンパーニャでチーズ作りと水牛の飼育などを学び、2007年に帰国して、日本で水牛飼育に最適な場所として宮崎を選んだとのこと。水牛はイタリアからは輸入出来ないのでオーストラリアからイタリア系の水牛を輸入。2010年4月時点で仔牛を含めて42頭まで増やしていたらしい。輸入も増産も相当な苦労があったと漏れ伝え聞く。

モッツァレラについては特に説明はいらないかもしれないが、少しだけ書いておこう。
イタリアンのフレッシュ・チーズの名前。白くてもちもちでとってもうまい。イタリアン・レストランなどで「カプレーゼ」としてトマトと一緒に食べたことがある方も多いと思う。本来は水牛の乳を原料とする(牛乳で代用したものもある)。水牛は飼育が難しい上に乳の量も少ないらしく、水牛のモッツァレラの方が値段が高い。

で、モッツァレラは鮮度が命なのだ。
南イタリア(モッツァレラ産地周辺)の人はその日作ったモッツァレラしか食べないそうだ。だから昔の日本の豆腐屋みたいに各町にチーズ製造所があり、毎日みんなが買いに来るらしいるらしい。そういうチーズ製造所をイタリアでは「カゼイフィーチョ」と呼ぶ。つまり、ここは「日本のカゼイフィーチョ」を目指している志高い牧場なのだ。

本場イタリア同様の新鮮な水牛モッツァレラを、日本人に提供したい。
その思いで、この「カゼイフィーチョ」では朝3時から作り始め、2時間かけて宮崎空港に持っていき、その日中に東京や大阪のレストランに届くように毎日努力されてたようである。そしてそのレストランはその夜か翌日のランチまでに使い切る。モッツァレラは冷蔵すると味が壊れてしまうらしく、保存がきかないからである。


さて。
妻はチーズ・プロフェショナル協会の理事をしているのでその筋の専門家だ。だからいち早く情報を掴んだのかもしれない。冒頭の言葉はつまりその牧場の水牛が口蹄疫に感染していることがわかったというのである。口蹄疫は伝染力が強いので、感染が確認され次第、家畜伝染病予防法に基づいて全て速やかに殺処分される。

サイトを見るとこんな言葉が載っている。

残念なお知らせがあります。

当牧場の水牛達も口蹄疫に感染しておりました。
子牛を含む、全ての水牛を家畜伝染病予防法に基づいて殺処分しなければいけません。
残念です。


この短い文章がどれほどの思いで書かれたか。

思わず涙ぐんでしまった。
苦労して水牛を輸入し、試行錯誤して日本で「本当の水牛モッツァレラ」を作り、時間との競争で毎朝発送を繰り返し、ようやく人気が出てきて生産が軌道に乗ってきた矢先のことらしい。


※追記(5/10 7時)
ここに続けて、水牛は殺処分補助金対象にはならないという話もある、という意味のことを記述したが、その後の情報で、家畜伝染病予防法第2条では水牛は指定されていないが、第2条本文(表の上の1行)の「政令で定めるその他の家畜」とは、家畜伝染病予防法施行令で規定されており、そこで口蹄疫に該当するその他の家畜は「水牛、しか、いのしし」とされているので、水牛もサポート対象になることがわかりました。家畜疾病経営維持資金融通事業でも、4/23に水牛が追加されています。なので、本文での当該部分を削除します(一応「正確な情報は収集中」と断って書いてはいるものの、どんなことから風評被害が起こらないとも限らないので)。


感染した以上、殺処分は仕方ない。そして、今回の口蹄疫騒ぎでは、「カゼイフィーチョ」だけでなく、畜産農家の多くで殺処分が行われている。ここだけが困っているわけではない。

ただ、食べることが好きな末端消費者として、おいしい本物の水牛モッツァレラを提供してくれようとしたこの牧場が、このまま身動きとれなくなっていくのを傍観しているのは忍びない。うーん、何か手はないのかな…。

いろいろ難しい問題だけど、単に「気の毒だなぁ…」で済ませたくはない。すぐには無理かもしれないが、自分ごととして、何かできることはないかどうか、考えてみたいと思っている。

リンク用URL

銀宝の天ぷら

2010年04月30日(金) 19:36:39

そういえば先週だったかに食べた銀宝のことをまだ書いてなかった。

銀宝。ギンポウ。ギンポ。
いろんな書き方があるけど、まぁそんなに美しくない、どちらかというと醜い魚である(写真はこことかこことか)。でもこの身が淡白で上品で滅法うまいのである。

ボクには食いしんぼの先輩がいて、毎年この時期になると電話がかかってくる。「あのさ、銀宝の天ぷら、そろそろじゃない?」

どうやらその先輩のお父さん(もう亡くなった)がまた食いしんぼだったらしく、中学生とか高校生だった彼に「銀宝はまだかな。春は銀宝だよな!」とか繰り返しつぶやき、そして毎年いろんな店に連れて食べに行ったようなのだ(なんと粋な教育ではないか!)。そういう十数年を過ごし、子供も見事に「こういう季節にはこういうものを食べるものである」ということを知っている食いしんぼに育ったわけである。そしてそれを今、ボクにしてくれている(過去ログだとこれとか。そうやって習った挙げ句ひとりでも行ってる

「でさー、今年はさ、羽田のこの蕎麦屋で天ぷら食べるのがいいかなと思うんだけど」と、彼。
昼ご飯に食べに行こうというのである。さっそく電話してみたけど閉店したのか電話が通じない。では、というのでネットを駆使して調べ、文京区本郷の「森の」という蕎麦屋を探り当てた。行ったことない店である。でもこの時季に銀宝を扱っている蕎麦屋に悪い店はない。とりあえずそこに行ってみよう!

で、ふたりでニコニコ出かけてみた。
ら、奥さんこれがなんと、絶品だったのです。
う、うまひ。実にうまひ。
ま、まいった!

と、縦読みまで入れてしまうようなうまさ(なぜ名古屋弁?)
つうかですね、身が厚い。先輩曰く「ここまで厚い身の銀宝を30年ぶりに食べた」と感激していた。店の入り口の横の生け簀に入れた銀宝は能登の七尾産。ご主人が市場の人と喧嘩してまで仕入れた上物だそうだ。

江戸前の銀宝が入荷するのは6月だとか。このご主人が仕入れる江戸前銀宝ってきっとまたうまいんだろうなぁ。もう今から楽しみである。何日に行こうかな。ちなみにこの店、蕎麦もかなりうまい。板わさなんかの一品も凝っている。お酒の品揃えもとてもいい。いい店だ。銀宝のおかげで発見できた。ありがとう銀宝。そして6月、また行くよ。

リンク用URL

どぅるわかしー!

2010年03月28日(日) 13:31:51

土日返上で原稿と企画書をシコシコやっていたら、那覇の「山本彩香」さんのお店に行っている酔っぱらいたちから電話が入った。

「あ、いま山本彩香〜♪ ご紹介ありがと〜! ちょうどいま『どぅるわかしー』食べてます〜。なんかツイッタ〜読んだら原稿書けてないんだって〜。がんばってね〜!」

もうホント、ボクのことは放っておいてください(泣)
というか、ボクがご紹介したのでお礼の電話ではあるのだけど、それにしても、どぅるわかしー!

と、思っていたら、可哀想に思ってくれた彩香さん、どぅるわかしーを大きなタッパーいっぱいに送ってくださった!

あぁ、彩香さん手作りのどぅるわかしーを家での普通の昼ご飯で食べられる幸せよ!!
こればかりは食べたことがある人でないと価値わからないかもしれないけど、本当の本当に絶品。あぁ幸せ。

リンク用URL

ふたりで荒木町の小さな鮨屋へ

2010年02月26日(金) 7:56:22

単行本の出版が延びたので、執筆に当てるつもりだった昨晩もポッカリと予定が空いた。
こんなこと滅多にないので「疲れが溜まっているから帰って寝よう」という思いもありつつ、そんな夜に限って家人が出かけていて家にご飯がないので、誰かを誘ってご飯に行くことにした。

急だしなぁ、無理だろうなぁと思いつつ、「うまい店対談」を一緒にやっている伊藤さんに電話したのが19時すぎ。まぁ99%どっかにご飯に行っている。そしたら「たまたま空いている」と言う。おおっ。なんでも、打ち合わせが長くなりそうだったので約束をキャンセルして仕事していたら、意外と打ち合わせが早く済み、ちょうど今終わって「どないしよう」と思っていたところだというのである。そりゃ縁だ。どっかへ行こう!

ということで、ふたりで荒木町の小さな鮨屋へ。
若いご主人がやっているまだ新しい店。酢飯とタネのバランスもよく、おいしかったし安かった。置いてあるお酒は喜久酔と宝剣のみ。それだけでセンスがいいのがわかるよね。店名がご主人のおばあちゃんの名前というのもほのぼのして良い。

ふたりきりで飲むなんて物凄く久しぶり。ここ数年、ボクが多忙になりすぎ、一緒に食べる機会が激減してしまったのである。昨晩は相談に乗ってもらった。背中でにらみ合う虎と龍じゃないが、オレの中でオレとオレとが闘っている(笑) まぁもう少し考えよう。

リンク用URL

古き常連たちの夜

2010年02月03日(水) 7:56:40

昨日から仕事で神戸に来ている。

あるクライアントと同行しての仕事であるが、ある時、そのクライアントと一緒に飲んでいて、彼が偶然ボクの昔の行きつけの店「バーンズ」の常連であったとわかり、お互いものすごくビックリしあったのである。というか、神戸は苦楽園の住宅街にある小さな古いバーの話を、東京で偶然仕事が一緒になった人と濃厚に話せるとは、なんとも不思議すぎるではないか。当然意気投合する。で、「いつか、この仕事で関西出張があった時、一緒に『バーンズ』に寄ろう!」となったのも自明の展開。それが実現した日が昨日である。

ボクがこの店に通い始めたのは1985年の年末(新入社員の年)。
そのクライアントは1984年に東京に転勤していったので、この店では見事にすれ違っている。25年前の若い彼が転勤していった1年後に新入社員のボクが居着いたわけ。でも、この店で頼むメニューまで一緒なんだな。チキンカチャトラ。これを頼む人はわりとレアである。そんなこともふたりを結びつけている。ついでに名字まで一緒だし、落語なんかの話も合うし(談志を去年一緒に聞きに行った)、なんかいろいろ共通点があるのである。

ボクと彼がふたり並んでニコニコ座っている景色を、マスターが不思議そうに眺める。
マスターも、店の雰囲気も、メニューも、置いている酒も、開店以来35年間、ほとんど変わらない店なので、すぐに昔に戻れるのが良い。というか、もう25年も前の常連(クライアント)をマスターが普通に覚えていることにもビックリだ。当然そのころの話に花が咲く。話しているうちにそのクライアントもどんどんいろんなことを思い出していき、「そうだ、25年前はあそこに○○って店があった!」とか「昔よく食べに行っていた『司』のオヤジはいまどこで何をやっているんだ!」とか、いろんな話で盛り上がる。あー楽しい。そして、ずぅっと変わらずここで店を開いてくれているマスターがいるからこういうシアワセな時間がもてるわけで、そのことに感謝。いろいろ大変だろうけど、ありがとう。そしてあと15年やって、開店50周年を盛大に祝おう(笑)

写真はこの店でボクが入れているオールドグランダッドのボトル。157本目だ。
東京に転勤してからは1年に1回くらいしか来れないので、なかなか本数は増えないが、確か関西にいた14年で150本開けたんだったかな。そんなもんか、という気もするし、異様に飲んでる気もする。ボクはこの店ではオールドグランダッドしか飲まない。舌の上で再構築できる唯一のバーボン。

ホテルは神戸に投宿した。山側の部屋。神戸は海側の景色と山側の景色の両方が楽しめる街なのだが、ボクは山側の夜景が好き。ヒトが生きている灯りが見えるのが好きである。

リンク用URL

新橋「トニーズバー」閉店

2009年12月29日(火) 11:10:43

名店がまたひとつ、姿を消した。

新橋「トニーズ・バー」。
昨日がラストの営業であった。25日のクリスマス、そして昨日の最終日、と、2回続けて行って別れを惜しんだ。

もともとそんなに熱心な常連ではない。
ボクがまだ大阪勤務時代、トニーさんがまだご存命の頃に5,6回、亡くなってからはここ数年で2,3回。そして今週2回。全部で10回ほどしか通っていない。30年40年通い詰めた方も多い名店なので、ここで何かを語る資格もないし、最終日にお邪魔するのも厚かましいくらいである。でも、あのウナギの寝床みたいな細長い空間とそこに漂う大人な空気、圧倒的される洋酒の量、佇まいのいい昭和なオヤジたち……、といった得難い雰囲気を味わいたくて、2回続けて飲みに行ってしまった。

この店で修行した「祇園サンボア」の中川さんもカウンターに入られていた。最終日ということで京都から駆けつけられた模様。客席は常連たちで立錐の余地もない。「オレは○年通ったんだよー」「オレなんかトニーからさぁ…」とか自慢し合っているオヤジたちが愛しい。

店内いっぱいにカウンターがのびていて、スツールもいくつか置いてあるのだけど、基本的にはスタンドバー。バックバーには数千本のボトルが所狭しと並べてある(都内随一の量)。「大声出したら出入り禁止2ヶ月、酔ってスツールから落ちたら出入り禁止3ヶ月、とか決まってたんだよー」とは横に立った常連さんの弁。そう、トニーさんは静かなことを好んだし、若い客や酔った客を嫌っていた。

亡くなったトニーさんは、本名は松下安東仁。英国人を父に持つハーフで、お顔も雰囲気も完全なイギリス紳士だった。
1952年に19歳で店を開いて、2001年(6月26日)に69歳で亡くなられるまで、スコッチを売りにずっとカウンター内に立たれ続けた。宣伝するのが嫌いで、常連さん相手のみの商売。常連が友人を連れてきて、という回転でお客さんが増えていった。ボクもあるCMディレクターに紹介されて初めて行ったっけ。まだ若かったボクは縮こまってこっそり飲んだ。周りの常連とかが「若い者の来るところではない」という目でジロリと睨んだ。大人の入り口に立ったみたいで、そんな感じも好きだった。

「トニーズバー」での最後の一杯は「ソルトレイクシティ」。
トニーさん考案のカクテルで、塩を使ったジンフィズ。すっきりしていて実にうまい。大人の味である。

昨晩一緒に行った先輩とは、6年前、銀座の名店「クール」の最終日にもご一緒させてもらった。
あのときは古川緑郎氏自身から、最後のギムレット、最後のハイボール、最後のマティニーを作ってもらい、彼の真ん前で飲ませてもらった(この日この日のさなメモ)。今回もトニーさん本人から作ってもらいたかったな(叶わぬ願いだけど)。というか、名店というのは一期一会。毎回心して味わわないと。

そういえば「テンダリー」の宮崎優子さんも客として来られていた(最終日を共有できてうれしい)。彼女のカクテルも名品。毎回心して味わおうと思う。

それにしても……、「トニーズバー」のバックバーを彩る圧倒的な量の貴重な洋酒たち、これからいったいどうするんだろう。だれか価値の分かるいい引き取り手にもらわれていくのならいいのだけど。

リンク用URL

ストーリーある店選び

2009年12月18日(金) 8:29:21

昨晩は久しぶりに「うまい店対談」を一緒にやっている伊藤さんとご飯した。
あと、ラーメンの大崎浩史さん、それに妙齢の女医さんと4人。この4人、たまに集まって一緒にご飯する仲で、女医さんは伊藤・大崎・佐藤を上回るほどレストランにくわしい。いやぁ、ほんと、くわしいな…。

行ったのは「エディション・コウジ・シモムラ」。
ボクが未訪だということを知り、連れて行っていただいた感じ。ボク以外は数回目。女医さんに至っては常連っぽい。なんかミシュランの二つ星獲ってるって? 知らなかった(笑)。もうね、ほんとミシュランに興味がなくて…。というかレストランガイド全般に興味を相当なくしていて、最近は一冊も買っていない。人と人とのつながりで知った店をこなしていくので精一杯というか、そっちの方が店選びにストーリーができて楽しい。そういう文脈がないとなんか楽しくない。

酔っぱらって夜中に帰ってきて、メールで教えてもらった「クリスチャン・ザ・ライオン」を見ていた。泣ける! 酔ったら特に(笑)
その後、「岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは」という講演録を読んだのだが(これもメールで教えてもらった)、一気に気が引き締まった。それにしてもなんてきつい仕事なんだ。そこに身を投げ出しただけで尊敬する。というか、とてもいい記事なので、お時間がある方は読んでみてください。

リンク用URL

年齢が当たらない

2009年11月19日(木) 8:29:40

昨晩は小宮山雄飛(ホフディラン)と小石原はるか(ライター)と東京右往左往(同業)と4人で立会川のディープなモツ屋で飲み。前に雄飛くんとコイシー(小石原の愛称)と3人で飲んだとき、大井町の立会川にすごくうまいモツ屋があるらしいと盛り上がり、ぜひ行こうとなって昨晩になったわけですね。東京右往左往はコイシーが連れてきた新メンバー。

行ったのは「鳥勝」。京急立会川駅からすぐのところにある焼き鳥屋である。
いやぁディープだ…。昭和初期だ。日雇い人夫時代の星一徹が飲んでいそうだ。この雰囲気、女性はちょっとびびると思う。でもちゃんとうまい。焼き鳥も焼き肉もあって鍋まである。冒頭のレバ刺からしてタダ者ではない。焼き鳥も焼き肉もうまい。煮込よし。煮込豆腐なんて量も多いし、これだけ食べに来てもいいなぁ。そんでもって超安い。ほとんどのメニューが200円300円台。鍋でも500円程度。一番高いのが焼き肉のハラミで790円だ。でも、おいしいのに誰もハラミなんか頼んでない。そういう客層ではない感じ。

で、もともとツイッターでボクと雄飛くんが知り合ったこともあって、ツイッター話を中心にわいわいとバカ話をしていたわけだけど、そのうち年齢当てクイズになった。前回雄飛くんと飲んだとき、ボクが小山薫堂の年齢当てを大はずしし、笑われたんだけど(リアル知り合いなくせにずっと若く言ってしまった。だって若く見えるよねぇ)、その続き的に、「じゃ、江國香織は何歳だ?」とか「勝間和代は?」とか「目の前にいる東京右往左往は何歳?」とか次々と出題されたのである。

ぐわっ。すべて雄飛くんに負けた。コテンパンってやつだ。
う〜。まったく当たらない。当たらないどころか大きくハズす。わりと当てるのが難しい人々ではあるのだけど、それにしてもねぇ…。まぁ雄飛くんは36歳で、自分を基準に上とか下とか推察できるというアドバンテージがある。ボクはほとんどの人が年下となる。年下ってさぁ、5歳くらいの違いが上からはよく見えにくいんだよ。

というか、少しカッコつけて言うと、ボクはあまり「ヒトを年齢で見たことがない」かも。何歳か、年上か年下かとか、ほとんど意識しないでヒトとつきあっている。いや、一応体育会系なので、昔は上下関係を相当意識してたかな。でも会社に入ってからはほとんど意識しなくなった(わりと風通しのいい会社なので)。

特にサイトを始めた15年前からは年齢意識は消滅した。
だって、よく読みに行くサイトの人もメールくれる人もツイッターで話す人も、年齢なんてまったく関係なくフラットでしょ。親しくメールやりとりしていて、相手が大学生だと後でわかったみたいなことも普通にある。オンラインゲームなんかだともっと顕著で、ずっと年下のヤツが狩やチームのリーダーをやったりもする。年齢なんかバーチャルでは意味をなくすのだ。
そんな体験と意識が(ネット歴が長いせいか)徹底的に染みついていて、相手が何歳かとかにまったく興味がなくなってしまった。ちなみに学歴とかにもまっっったく興味がない。だから周りの人の出身大学もまったく知らない。そんなのつきあいにも仕事にも関係ないし。

結局、リアルでもバーチャルでも、年齢に関係なく、楽しく話が出来る人が「友達」、だね。
昨晩会っていた3人も、ボクだけ圧倒的に年上だったけど、話はとても盛り上がったので、やっぱり「友達」だと思う。まぁあっちがどう思っているかは別にして…。あ、急に不安になってきた。どう思ってるんだろう。単なる年上のオッサンだったりして!

リンク用URL

ビーツのラビオリ

2009年11月17日(火) 9:27:55

あ〜、またやっちゃったよ。
気がついたらリビングのフローリングで床寝。朝4時にあまりの寒さに目が覚め、のこのことベッドへ。だっさいなぁ。

昨夜は映画「すべては海になる」の試写会に出かけ(感想は後日)、その後、友人と待ち合わせて中目黒のイタリアン「イカロ」に行った。
春くらいだったか、ここで「ビーツのラビオリ けしの実の香り」を食べ、そのおいしさに驚愕したんだけど、どうしてもそれをもう一度食べたく、メニューにあるかどうかわからないけどとりあえず出かけたんですね。そしたらあったよあった。良かったなぁ。無農薬野菜のサラダとか馬肉のタルタルとか自家製サルシッチャとかを頼んだあと、満を持してそれ。いやはや、ビーツとリコッタチーズがラビオリに包まれていて、そこにけしの実の香りがプンッと香って、とにかくうまい。ビーツがラビオリに透けててピンクがかっており、見た目にも美しい。名作だなぁ。

ただ、「ビーツのラビオリ」に辿り着くまでにワインを2本弱飲んでしまい、かなりヨッパに。食べ始めたのが22時くらいだから、まぁ空きっ腹というのもあったんだと思うけど、あんな勢いで飲んだらそりゃ床寝も仕方がないか…。

そういえば「ビーツのラビオリ」のことをリアルタイムでツイッターに書いたら「20分前まで私もイカロにいました!」という人がいてビックリ。ツイッターって時間だけでなく場所も共有するあたりが面白いな。掲示板でもそれは可能なんだけど、掲示板はコミュニティとして閉じている。ツイッターは閉じていないのがイイね。

リンク用URL

毎年恒例のワイン会

2009年11月14日(土) 20:28:52

毎年11月になると岡山から友人の吉田さんが仕事で上京してくる。
で、彼を迎え撃って昔の飲み仲間で集まろうというワイン会が毎年恒例であるのである。昨晩はこの会。2003年から年一回やっているからもう6年目か。仕切りはジバラン時代の盟友、光弘さん。いまは千葉の奥地に引っ越して悠々自適な生活である。毎年この日は泊まりがけで東京まで出てくる。

ワイン会に参加するのももうこの会だけ。超ワイン好きばかりの集まりであるが、マニアックな中にも品の良さがあるのがこの仲間たちの特徴。最近ではマニアックな会とか面倒くさくて参加したくないんだけど、この会はみんな小理屈述べず「うまいものはうまい」系の感想でワハハと笑ってる感じがいい。とはいえサイト上の感想とかはやっぱりマニアック(たとえば安ワイン道場師範の昨日の感想)。この辺のギャップもいいね。

レストランに各人一本ずつワインを持ち込ませていただいて飲むのだが、各人それぞれ何を持ち込むかでセンスが問われる。ボクは決まって白ワインを持ち込むんだけど、今回はフランソワ・コタのサンセール "Les Culs de Beaujeu" 2001を持ち込んだ。前年まではGerard Schuellerのリースリングとかゲベルツとかピノブランとかを持ち込んでた。白ばかり。そう、なんつうか一周して白ワインが好きになったですね。赤より白がずっと好き。このままドイツ方面に突入しそうな予感がするくらい、白を飲んでると幸せだ。

利用させていただいた日本橋のレストラン「オーグードゥジュール・メルヴェイユ」は、数年ぶりに伺ったけど、なんだかとても印象が変わってたなぁ。
いや雰囲気はまったく変わらないしシェフも変わってないようなのだけど、なんだかとってもおいしくなっていた。メリハリがついたというか、とても印象の強い料理が続いた。以前2回ほど伺ったときは、全体にキレイだけど弱々しく印象に残らない料理が多かった気がするけど、今回は印象に残りまくり(隣に座った光弘さんの奥さんもそう言っていたから、きっとシェフがひとレベル成長したのだと思う)。ズワイガニとサーモンのロール仕立てなんか、カンパリとラ・フランスの泡ソースも上手に効いていて抜群。メインの蝦夷鹿のパイ包み焼きも火入れがとてもよく、強い印象。あーおいしかった。

満足して帰ったけど、翌日(つまり今日)の講義のパワポを作ってなかったので、夜中にしこしこ作業するはめに。せっかくのおいしい料理とワインの印象がなんだか消えていってしまうよ…。でもそれも杞憂だった。丸一日経った今でもズワイガニとサーモンのロール仕立ての味とか思い出せる。やっぱり強くなってるよ料理。さすが。また行きます。

リンク用URL

山ウズラ

2009年10月30日(金) 5:59:10

あるレストランから「お待ちかねの山ウズラが入荷しました」とメールが昨日の朝に入り、さっそく昨晩行ってきた。前から「いいのが入荷したらご連絡を」とお願いしていたのである。

「山ウズラが入荷したら一緒に行こう」と約束していた先輩に連絡を取ったら「また急な話だねぇ。でも、ま、これも何かの縁だから無理してでも行こう」ということになり、お互いに会食があったのにその会食の前に山ウズラだけ食べにそのレストランへ行くことに。つまり前菜扱いというか、結果的にハシゴの一軒目。まぁそれも何かの縁。

この日の山ウズラは北欧産。いわゆるペルドロー・ルージュである。「ペルドロー・グリの方が稀少です」と説明を受けたが、ルージュで充分(グリの方がより濃厚は味)。素材の味がわかるよう、部位を分けてシンプルに焼いてもらった。ペルドローからとったコンソメも作ってもらい、シャンパンも飲んで、とっても贅沢な一軒目となった。

ペルドロー・ルージュ。ジビエの定番。少々お値段も張るのだが、季節ものとして一年に一回は食べておきたい(とはいえ2年ぶりだけど)。これを食べると一気に冬本番という気分になる。淡白だけど香り高くてうまいなぁ。1時間だけいてサッと食べて、それぞれに違う場所へ。こうして食いしん坊の夜は更けてゆく。

リンク用URL

鱈のピルピル

2009年10月29日(木) 7:16:06

2年前だったか、金沢に行ったとき、「アロス」というスペイン料理の店に行った。
金沢でスペイン料理? と最初は戸惑ったが、金沢在住の人たちがみんな勧めるので、ワイワイと一緒に出かけたのである(たしかハシゴ三軒目だったかな)。地元の大人気店のようで、とてもよく流行っていた。そして何を食べても元気でおいしい料理ばかりだった。いい店だったなぁ。シェフはバスク地方で修業したとかで、地の魚を使ったバスク料理が名物。

特に印象に残ったのは「鱈のピルピル」という料理。
これ、鱈の皮の部分のゼラチン質をオリーブオイルの中に溶け出させ、乳化させていき、見事においしいソースに昇華させるのだが、その過程で料理人は20分から30分、鍋を手でもって火から10センチくらい離し、円を描くように回し続けないといけないのである。「アロス」ではカウンターに座ったので、シェフが鍋をずぅっと回し続ける様を見ることが出来た。実に根気がいる作業。というか腱鞘炎ものだ。大変だなぁ。そして実際に食べたその料理の鮮烈だったこと! その手間がかかる作業を見続けていたことも相まって、なんだかとても記憶に残る味となった。

そのことをずぅっと覚えていて、東京でも「鱈のピルピル」を探していたのだが、昨晩ようやく巡り会った。
渋谷の「アバスク」というバスク料理の店(細かく言うとバスク地方のフランス側の料理らしい)。最近バスク料理の店って少しずつ増えていて、青山の「ローブリュー」も西麻布の「チョコ(TXOKO)」もとても好き。「アバスク」もこぢんまりと親密でとてもよいレストランだった。

で、あぁいい店だなぁと思いつつメニューを見ていたら、うわぁ「ピルピル」があるよ!
思わず声を上げたら「ピルピルを知ってる人も珍しいですね」と。いやスイマセン、本場ではなく金沢で食べただけなんですけどね。

この店のレシピは鍋を回すのではなくかき混ぜて乳化させていくパターンのようだけど(厨房からカシャカシャとかき混ぜる音がする)、いずれにしても、ようやく東京で巡り会えて良かった良かった。満を持していただいた「鱈のピルピル」、ニンニクが強く効いていてとてもうまかったっす。そうそうこの味。うれしいな。ありがとう。ごちそうさまでした。

リンク用URL

山本彩香、再オープン

2009年10月21日(水) 7:12:04

はからずも昨日の記事でリンクをしたが(ここ)、那覇の「琉球料理乃山本彩香」が夜の営業をやめ、いったん閉店してから約2ヶ月、今日21日から、昼の営業に絞って再オープンする。
場所も連絡先も変わらない。改装してギャラリーつきのカフェ的空間になったと聞く。メニューもランチ用に大きく様変わりするらしい。

ボクはあの店の、泡盛とともにいただく夜のコースの流れと料理群を「宝物」のように思っていて、味的にも本当に好きだった。あの店がなければ絶滅していた「昔ながらの沖縄料理」も多いし、沖縄の辻料理(花街料理)を継承している彩香さんの料理の本来の姿は「夜」にあると思っている。なので、昼のみの営業となるとちょっと勝手が違うのだけど、幸いにして「豆腐よう」や「どぅるわかしー」などの名物料理は一品として残るようだし、ランチ用に簡略化されたメニューにも彩香さんのエッセンスは必ず宿っていると思うので、食べに行くのがいまから楽しみである(いつ行けるかなぁ…)。

閉店した理由は「カラダが続かない」というものだった。
夜のみの営業だったころの彩香さんの一日はこんな感じだったらしい。朝早く起きて家で販売用の「豆腐よう」をひとつひとつ手作りして梱包し、昼すぎに作業をやめて店に出て料理の仕込みをし、3時ごろいったん家に帰ってシャワーを浴びて着替え、5時ごろまた店に出て店を開け、料理を作り、接客をこなし、夜中に店を閉めて後片付けをして、深夜にようやく家に帰るという繰り返し。
琉球文化の生き証人的な役割もある彩香さんは、それらの合間を縫って、テレビやラジオにも(ある使命感を持って)極力出演する。琉球料理の伝統を守りたい一心から、最高の琉球食材を探す旅もずっと続けている。

「そんなことしてたら倒れちゃうよ」という周りの声をはね返しながら元気に活動していた彩香さんだが、とはいえ1935年生まれである、この毎日がボディブロウのようにじわじわ堪えてくる上に、カラダだけでなくちょっとココロも弱る出来事が続き、悩みに悩んだ末、閉店を決意されたのだった。

でも、昨日の記事ではないが、閉店を発表した直後から、いままでの感謝と想いを「伝える」お客さんが激増し、感激した彩香さんはまた元気いっぱいになり、ランチに絞って再開店することを決めたのだった。そう、お客さんの声が彼女を動かしたのである。


アッコちゃんがこのライブのときに言った「忌野清志郎の葬式に4万人とか40万人とか集まったんだって? そんなのに集まれるくらいだったら、生きてるうちに来い! 生きてる矢野顕子を見に来い!」じゃないけれど、まぁ彩香さん本人に「伝える」タイミングとしてはちょっと遅い。店を閉めると決めた後にわーっと集まってもちょっとだけ遅い(忌野清志郎にしても加藤和彦にしても、死んだ後では伝わらない)。でも、伝えないよりずっとマシ。実際彼女のココロには届いた。そして再出発を決意させた。

ボクは、惜しみなく「伝える」ことをしているうちに、彩香さんと義兄弟みたいな仲になったが、そしてそういう濃いサポーターは周りにたくさんいるのだが、それでも、ボクたちの言葉だけでは彼女は再開店を決意しなかったと思う。
多くのお客さんのひと言ひと言を彩香さんは泣きながらボクに教えてくれる。「それはあなたの料理が本当に素晴らしいからなんですよ」とお伝えしても首を振って「私は当たり前のことを当たり前にやっているだけ。それなのに本当にありがたい」と言うだけである。

孤高の位置に立ち続けている人って(若くて伸び盛りなころは別にして)、謙虚に自分を見つめ直すクセがついているせいか(そうだからこそ、その位置まで行ける)、「自分の客観的価値」がわからなくなっていることが多いんだろうな。加藤和彦もそうだった。ユーミンももしかしたらそうなっちゃっているのかもしれない。

二日連続同じ〆になるけど、もっとちゃんと伝えないといけないと思う。彼ら彼女らとの距離が(ITテクノロジーによって)大幅に縮まった今だからこそ、シアワセをもらったらそれをちゃんと伝えないと。買うとか食べるとかいうだけでなく、もう一歩行動に移さないと。

そう思っている方も多いようで、昨日の記事にメールやツイッターで共感の反応をいっぱいいただいた。どうもありがとうございました。

リンク用URL

フリュイ・ド・メール

2009年10月15日(木) 7:13:17

昨晩、あるビストロで「フリュイ・ド・メール(Fruits de mer)」を食べた。
直訳すれば「海のフルーツ」。まぁ海産物全般を指すのだけど、メニューに載っている場合は「海の幸の盛り合わせ」な場合が多い(氷の山に盛り合わされている場合が多い)。ボクの中でのイメージは、生牡蠣やハマグリやムール貝や大小のエビなんかがレモンなどと共に氷の山に豪華に盛り合わされている感じ。たとえばこんな風

これ、フランスではほぼどのレストランでもメニューに載っている。いや、海外のレストランではかなりの確率でお目にかかることが多い。でも意外と日本でメニューにしている店は少ない。海の幸がこれだけ豊富な国なのに何でかな。生牡蠣なら生牡蠣だけのプレートになってしまう。いいのにな、これ。見た目が豪華なので「わー」とテーブルが盛り上がるし。

大学生時代にバックパッカーとしてヨーロッパ一周貧乏旅行したとき、最終地パリの北駅駅前にあったビストロで「最後だし!」と奮発した「フリュイ・ド・メール」が忘れられない。
他のテーブルでも普通にみんなオーダーしているので特別感はないのだが、学生の身としてはかなり豪華でハレヤカ。生牡蠣なんかが氷にいっぱい刺さった独特の背が高いプレートをギャルソンがニコニコ抱えてきてくれたときの、あのちょっと高揚した気分。翌日には日本に帰るという寂しさと、1ヶ月の貧乏旅のいろんな思い出と、最後まで辿り着いたという達成感とが結実したようなプレートだった。お金がなかったのでメインもデザートも頼まず、「フリュイ・ド・メール」だけを3人前オーダーして、一緒に旅をした親友とふたりで惜しみながら食べたなぁ。

そうだ、いま思い出したけど、あまりに美味しかったので近くの魚屋で売っていた生牡蠣を買って安ホテルに帰ったんだった。で、いざ食べようと思ったら、牡蠣の開け方がわからない。道具もなく、ナイフでやってみても開かず、ホテルの受付のアフリカ人に聞いても埒があかない。結局泣く泣く捨てたんだった。でも部屋の中には一晩中海の匂いが漂っていた。

後年パリに行ったとき、北駅に行ってそのビストロを探したが、見つからなかった。たしか「北駅」という名前の店だったんだけどなぁ。まぁ店名からもわかるように、きっと観光客用のしょぼい店だったのだろう。つぶれたんだと思う。でも、その後パリではいろんなレストランに行ったけど、あの店ほど鮮烈に記憶に残っている店は他にはない。

リンク用URL

ワインが主役なのではなく、会話が主役なワイン会

2009年09月19日(土) 18:47:34

昨日は大阪から帰ってきて会社に出て仕事をしたあと、誘われてワイン会へ。

ワイン会は30代によく参加した。第一次ワインブームだったあの頃(1990年代)、毎週のようにワイン会があったし、物珍しかったことも手伝ってボクもよく参加した。覚え始めはなんでも楽しいからね。第三世界のワインもまだ入り始めで、ワインの世界もわりかし狭かった。フランスワイン全盛の時代で、イタリアワインですらまだ輸入されているワインの種類が少なく、スペインやチリやカリフォルニアのものがようやく輸入され始めた頃のことである。

覚えるのが楽しかったから、ワインのメーリングリストにも参加していたし、フランスの畑は暗記した。日本初(?)「ボージョレー解禁チャット祭り」を主催したりもした。
ただ、ワイン・マニアが苦手で、ワイン蘊蓄をたれる人が多くなるに従ってだんだん疎遠になっていった。ワイングラスをぐるぐる回しながら「この前飲んだロマコンがさぁ」とかねちっこくつぶやく輩が嫌いなんですね。90年代後半はだんだん家飲みが多くなり、「ワイン発展途上日記」なるものもつけていた。読み返すと毎晩毎晩よく飲んでいるな。「ワインの鼻」なんていうのを買い込んで楽しんでいたのもこの頃。そんな時期を経て、いまでは「知識はソムリエに任せて、ド素人として飲む」のが好き。酒は脇役。主役は会話。お酒ってその程度でいいと思う。

てな流れで、いまではワイン蘊蓄にほとんど興味がないので、ワイン会のお誘いがあってもほとんど参加しないボクなのだけど、昨晩は「ワイン蘊蓄などしない、ただ楽しく飲める方がメンバー」ということなので、いそいそと出かけることに。
というか、沖縄で奇跡的な夜を過ごしたメンバーである小山薫堂さん、飯島奈美さんも参加してるので、あの夜の再現的に。あとは有名女子アナやカメラマン、航空会社の方など、総勢10名の会だった。

主催はひとりのおじいさま。穏やかで上品でずっと笑顔を絶やさない。場所は彼の秘密のスペース。とある素朴なビルにさりげなくあるプライベートなスペースである。

彼は趣味でワインをセラーふたつ分買い込んでいる。見せていただいたが、1901年くらいの古酒から現在の超プレミアワインまで、少しでもワインをわかる方なら卒倒するようなコレクションが数千本、大きな特製ワインセラーにしまいこまれている。メンバーみんなで「うわーうわー」と叫びながら見ていたが、最後の方にはだんだん無言に。なんというか目の毒に近いからね(笑)

で、これらのワインを「惜しげもなく」ぽんぽん開けて飲むのである。
その方、カリフォルニアワインに特にくわしいこともあって、希少かつ美味しいカリフォルニアワインが多く出された。その「比較対象ワイン」としてフランスワインも開けられるのだが、前座的にラ・ミッション・オー・ブリオンやらムートン・ロートシルトやらの古酒が開けられる贅沢さ。いつもはトリを飾るクラスのワインが一本目とか二本目とかに「ま、比較として」と出てくるのである。なんだか麻痺する(笑)。

印象的だったワインは「Araujo "Eisele" Sauvignon Blanc 2002」「Amuse Bouche 2006」「Rock Syrah 2006」「Behrens & Hitchcock 2004」「Bond "Melbury" 1999」かな。特に「Araujo」のソーヴィニヨン・ブランは絶品だったなぁ。一番お高いのは「Amuse Bouche」だって言ってたっけ。もちろん初飲み。つか、いったい何本開けたのか定かではない。

でも、フランスより美味しいと断言されるだけあって、出されたカリフォルニアワインは本当に美味しいものばかり。アタックが強いのに上品で華やか。後味もいい。フランスワインの繊細な感じも捨てがたいけど、ナパの凄さを再発見した気分だった。

料理は彼自ら作ったおいしい前菜の数々(かなり絶品。お世辞抜きで)。そして近くのレストランから届けられた焼きたてのステーキ。その後の〆に銀座有名鮨店からの職人自らの持ち込み鮨。テーブルには栓の開いたワインが摩天楼のように乱立し、途中から何がなんだかわからない状況になった。ラストは会長さん手作り(&秘蔵)の20年梅酒。この出来がまた素晴らしく何杯もおかわりしてしまった。

メンバーはとても気楽で楽しく、なんだかとっても発散したなぁ。
たまたまラベルをiPhoneで写しておいたものだけ上に書いたけど、他のワインは名前もビンテージもあんまり覚えてないや。でもいいの。ワインが主役なのではなく、会話が主役なワイン会。うん、こういうのだったらまたぜひ参加したい。

今朝はワインの酔いもまったく残っておらず、というかむしろ元気で、朝起きて50分ほど軽くジョギングをした(散歩より遅いペースのジョグ)。
あとはマックの調子さえ直れば人生に暗雲なしなのだが、そうはうまく行かない。今日もマックと格闘中。つらすぎる。この連休で書かないといけない原稿がたくさんあるんだけど、いよいよ修理に出そうと決心したところ。

リンク用URL

酒抜きで酔う

2009年07月09日(木) 8:20:30

昨日の「ベーコンの香り」にツッコミ多数だったので、追記をしました。
でもさ、ベーコンの魅惑的な香りって、嗅げば嗅ぐほど食べたくなっちゃうと思うんだけどな。まぁいいや。

昨晩は夜の部会(つまり宴会)があったのだけど、最近疲れや頭痛がなかなか抜けない身として「酒抜き」で参加してみた。アルコールを抜いたからって疲れが取れるわけではないけど、内臓への負担は少なくなるはず。一次会、二次会ともに冷たいウーロン茶をガブガブ。これってカラダが冷えるね(←内臓に負担かけてるじゃん)。

でも、宴会で酒抜きって生まれて初めての経験だったせいもあって、終始慣れなかった。
歓送迎会も兼ねていたので、初めてしゃべる方も多く、その方達にとっては「この人、下戸なんだ」という印象なんだろうなぁ。もしくは「肝臓痛めてるのかな」って。 そういう立ち位置、自分的には新鮮ではあるけど、ちょっと複雑。体育会系性格のせいか「飲めない」ことをどこかで恥ずかしく思ってしまう。本当は大酒飲みなんです、とか言い訳したくなってしまう。でも、みんなが飲んでるビールとか焼酎とかハイボールとか赤ワインとかは全然うらやましくない。カラダが欲していない。

そんな昨晩の収穫は「飲まなくても酔える」という下戸の人の感覚を体感できたこと。
下戸の人で、「宴席で飲まないけど、酔った感じになる」っていう人がいるけど、それについて懐疑的だったんだよね。でもホント酔える(笑)。なんか雰囲気に引きずられて、ちょっと酔った気分になる。ふわーっとした気分になる。それがおもろかった。なんとなく滑舌まで悪くなるんだよ。呂律(ろれつ)が怪しくなる。

もしかして、下戸と違ってもともとは大酒飲みなボクは、酒を飲んできた長〜い経験から、脳味噌が「酒を飲む席での自分のカラダの反応」を勝手に演じてしまうのかもしれない。こういう席ではこうなるもの、と、脳味噌が勝手に命令を出すのではないかな。動きが緩慢になり、足元もちょっとだけフラフラした。完全に酔いの症状。

ということで、ウーロン茶だけで一次会・二次会をこなし、酒抜き宴会初体験、無事終了。
夜帰ってからも書き物できるし、翌朝もラク。意外といいかも。

リンク用URL

好みの酢飯

2009年07月05日(日) 9:48:18

札幌から東京に帰る前においしいランチが食べたいなと思って、森崎くんに携帯メールで「札幌でどっかうまい鮨屋ないかなぁ」と聞いたら、数店上げてくれ、その中でも「鮨菜 和喜智」を特に強く勧めてくれた。

前日に予約したら運良くランチがとれたのでゴー。
札幌は鮮度重視系の鮨屋が多く、それはそれで北海道っぽくていいのだけど、ボクは酢飯とのバランスを楽しみたいタイプ。タネだけ強くてもあまりおいしいと思わない。そういう意味では北海道は「ボクの好み的には鮨不毛の地」であったのだが、ここに来てようやく一軒知ったかも。森崎くん、ありがとう。

なんといっても、この店の酢飯が好みだ。
酢加減もいいが、酢飯が口中でパラける具合が絶妙だ。口に入れると自然にほぐれ、ふわっとパラける。そして一粒一粒が(堅めに炊いてあるせいで)口中で主張する。あぁこの炊き具合も絶妙。パラけ方も絶妙。好みだなぁ。
で、それが鮨ダネと同時に口の中で溶けていく。このバランス感。あぁ幸せ。

それをご主人に伝えたら、喜んでくれ、酢飯談義になった。
東京は新橋の「しみづ」の酢飯を意識されていたのにビックリ。そしてもっとこの店が好きになった(「しみづ」の酢飯はボクのフェイバリットのひとつだし)。

「でもこの数年、『しみづ』さん、ちょっと優しい酢飯になりましたよね」とボク。
「そうなんですよ。以前より普通っぽくなったというか」
「ですよねぇ、以前はいかにも男鮨という感じだったんだけど」

あぁ、札幌でこんなマニアな話が出来るなんて(笑)。
いまの「しみづ」の酢飯も好きだが、以前のもっと力強い(タネに勝つくらいの)酢飯、好きだったなぁ。

ご主人は鮨に煮詰まると全国の鮨店を食べ歩くそうで、他にも博多の「吉冨」や「つく田」の話になったり、金沢の「弥助」や「みつ川」の話になったり…。店内で他店の話をするなんて、ちょっと品がないけれど、店も途中から貸切に近くなったし、鮨好き同士の会話ということで許してください。

元々は東京の瀬田の「寿司久」で修業したというご主人。
札幌で行く店がまた増えたかも。ご主人の「酢飯の変化」を毎年毎年食べてみたい。

リンク用URL

「琉球料理乃山本彩香」が閉店します

2009年06月19日(金) 8:14:10

ayaka_heiten.jpg沖縄の、いや、日本の宝がひとつ、なくなろうとしている。
那覇の琉球料理店「琉球料理乃山本彩香」が8月いっぱいで閉店する。

昨日の朝、彩香さんからうちに荷物が届き、中にはオバマのTシャツと手紙、そして丁寧に折りたたまれた二枚の新聞紙があった。琉球新報と沖縄タイムスが1枚ずつ。

オバマのTシャツは5月頭に那覇で一緒にお茶したときに山本彩香さんが着ていたのと同じもの。それイイですね、とお褒めした。あぁあれを送ってくださったんだな。でもなんで? 欲しいってねだったっけか。まぁそれはそれとしてこの新聞紙はなんだ? と見てみたら、「ご挨拶」と題して閉店のお知らせ広告が載っていた。

いそいで手紙を読む。
そこには苦渋の選択が書かれており、「事後報告おゆるし下さいませ」と結ばれていた。

山本彩香さんは今までも何度も閉店を検討していた。
一度は決心し、そのときはボクも少し継続に関わったりした。
それ以来、個人的にいろんな事情をお聞きしているので、近く閉店を考えられていることは知っていたが、こんなにすぐとは思わなかった。

数週間前の5月末にお店に行って夜遅くまでふたりで話したとき、何かをボクに伝えようとして逡巡していたことが何度かあった。
店員の由美子さんも「先生、なおさんに伝えなくていいんですか?」と耳打ちしていた。
ボクは聞こえないふりしながら「何か言いにくいことがあるんだな」と想像していたが、それが「閉店の最終決定」だとはわからなかった。ボクになんか事前に告げたらまた必死に口説かれて決心が鈍ると恐れたのかもしれない。

手紙を読んですぐ、事情を知っていそうな方に電話した。
彼は彩香さんの評伝を書き続けている人。「必然の流れ」として閉店は知っていた。でもその本当の理由まではわかりかねている感じ。続けて彩香さんにも電話しようと思ったが、とりあえず今は止めた。声を聞いちゃうとお互い乱れる。もっと落ち着いた頃に電話しよう。

携帯メールを入れた。返事に泣けた。

会社に向かってとぼとぼ歩きながら、ふと気づく。
オバマのTシャツは、あのときそれを褒められたからではなくて、「チェンジ」ということをボクに伝えるためなんだな。前向きのチェンジ。明るい未来へのチェンジ。そう、終わりは始まり。

あのお店自体は終わるが、たぶん新しいカタチで、彩香さんの「次」が始まる。
彼女が守り続けてきた昔ながらの洗練された琉球料理も必ずや伝承される。
そのチェンジしたカタチは、またここでお知らせできると思います。

リンク用URL

山本夏彦が行きつけだったバー

2009年06月08日(月) 8:31:18

先週、この方とふたりで飲みに行った。
落語のすごいエアチェック・コレクションを聴かせていただいたので、ではお返しに「居酒屋Jolly」にお連れしましょう、とお約束したのである(一軒目はご馳走になってしまったが)。

というのも、彼は熱烈な山本夏彦ファンなのである。
で、銀座の「居酒屋Jolly」はその山本夏彦翁が行きつけだったバー(名前は居酒屋だが、実際はバー)。毎週木曜日の夜に現れて、カウンターの左から2〜3席目に座ってチビリチビリとウイスキーを飲み、ご機嫌で市川までお帰りになったとか。

そんなエピソードを何故か知っていた同じく夏彦ファンのボクが、その夜の二軒目として彼をその店にお連れしたというわけだが、いろいろ話を伺っていると彼の方がよほど夏彦マニアで、まぁそのくわしいことくわしいこと。本もほとんど全部読んでいるという。あぁでもこの店は知らなかったわけですね(優越感)。そう、この店が彼の行きつけって知らない人多いです。ボクも偶然知ったので。

でも喜んでいただいて良かった。「聖地だなぁ」と感慨深い溜息をつかれていた。そう、あの「いろいろうるさい夏彦翁が気に入った店」というだけで、わかる人には価値があるでしょ? 店主の柴辻さん(ものすごく品がいい)からいろんなエピソードを聴きつつ深夜まで。途中から彼の美人部下さんも合流して3人で飲んだとはいえ、ふと気がつくと入れたボトルがもう1/5に。

…ここまで書いて急に不安になった。
ええとですね、山本達彦ではないですよ(笑) 時代の流れがあまりに速いので忘れちゃった人もいるかもしれない。山本夏彦。2002年に亡くなってしまった随筆家(ボクも感想を数冊書いている)。亡くなった数日後のさなメモでも短く書いているが(当時は短く書くメモだったので)、随筆家というより「昭和の説教ジジイ」に近かったかもしれない。浮ついた心に寸釘を打ち込む彼の「説教」に何度救われたことか。

というか、ほんのちょっと前までは「山本夏彦が生きていた世界」だったんだなぁ…。それが想像しにくいくらい、最近はあまりに「山本夏彦的ではない世界」である。

聖地で飲み、翌日から数冊読み返し、「山本夏彦的なもの」を少し思い出してきた。
どうしてこんなに大切なことを忘れていたのだろう。前に進んでいるように見えて着実に退歩している自分に気づいてプチ鬱。説教ジジイの新しい説教を読みたい。

リンク用URL

「バーンズ」同窓

2009年05月08日(金) 7:56:34

昨晩クライアントと飲んだのだが、その宣伝部長が偶然なんと「バーンズ」の元常連であった。

「バーンズ」というのはボクの関西勤務時代の行きつけのバー。
約14年間で150本のオールドグランダッドを入れた店である。いったいいくら使ったんや。頻繁に行ってた頃は週4日は入り浸っていた。

ボクがその店に通い始めたのは、確か1985年。宣伝部長がよく行っていたのは1980年〜84年。行っていた時期は重なっていないが、20代にあの空間に入り浸りマスターと長い夜を過ごしていたのは一緒。それって同窓みたいなものである。そのうえ好物にしていたそこのメニューがチキンカチャトラということも一緒であった。あの店で毎回のようにチキンカチャトラを食べる人ボクくらいかと思ってたよ。なんという偶然!

さっそく「バーンズ」のマスターに携帯メールで「こんな人、知っとる?」と聞いたら、「おうおう、○○さんやろ?」と下の名前で返信。彼もその偶然を喜んでいた。というか25年前の常連の名前をよく覚えとるな。

しかも、その後の話でわかったのだが、その宣伝部長、苦楽園口駅近くの「司」という小さな居酒屋も行きつけだったという。つ・か・さ! 久しぶりに脳味噌に蘇ったその名前! いやぁ、ボクも週1回はあそこで夜ご飯を食べてました。カキフライとかお好み焼きとか。懐かしいなぁ(いまではもう店ないけど)。

そんでもって、宣伝部長とは苗字も一緒(笑)。佐藤同士。
ほぼ初対面みたいなものなのだが、今後下の名前で呼び合うことになった(5歳以上年上の方なんですけどね)。ボクは「なおさん」と呼ばれることに(笑)。

ええとですね、必然というかなんというか、彼との関西出張が決まったのはとってもナイショだ。

リンク用URL

極寒長時間行列

2009年02月22日(日) 19:19:27

毎年この時季の恒例になっている「媚竈(びそう)」の澤畠夫妻との食事会を土曜日にした。
ブルゴーニュにある日本料理店のご夫妻で、冬のこの時季、食材調達なども兼ねて毎年来日する。もう4年にわたり、その時に食事をご一緒する仲である(去年はこんな感じ)。

去年はフランスの「ワインジャーナリスト協会賞2008年度グランプリ」を受賞したり、コート・ドール県で最も活躍した人(店)を称える賞「Les Cote d'oriens en lumiere」のレストラン部門で受賞したりするなど、ものすごく活躍中の彼らである。今回も無事に来日され、あちらの希望もあって「スタミナ苑」に行くことにした。

この「スタミナ苑」、個人的にも7年ぶりくらいかなぁ。久しぶりに行ったが全く変わっておらず、変わったところと言えば店の正面に店主の豪邸が建ったことくらい。

で、予約を取らないこの店、土日は16時30分開店なので、念のため1時間前の15時30分に並びに行ったのである。でもその時点で40人待ちだよ…orz ま、でもなんとか一回転目で入店できそうなので(全部で50席ほどある)、ほっとしつつ澤畠夫妻を待つことに。昨日は天気は良かったがわりと底冷えし、じぃっと立っていると寒さが身に染みる。でもまぁ1時間後にはおいしい焼肉にありつけるわけだし。

ただ、ここでボクは致命的なミスをふたつ犯した。
まず「入店時に全員揃ってないグループは、どんなに早くから並んでいようが店に入れてくれない」ということを澤畠さんに知らせていなかったこと。それと、1年に1回フランスからはるばるやってくる彼らに足立区鹿浜の遠さを教えていなかったこと。

時間は刻々と16時30分に近づく。行列はどんどん伸びる。一回転目に入れない人たちはここからあと1時間半以上待つわけなのに、それでもどんどん行列は伸びる。どんな店やねん。
たまに見回りにくる店のお兄さんに「まだ揃ってないですか、困りましたね」と言われつつ、なんとかギリギリまで待つ。あー携帯の番号も教えてなかった(3つめのミス)。どうやら店の方に「遅れます!」と焦った電話が入っていたようだけど、電話を取り次いでくれるタイプの店ではない。うー…。

結局彼らが着いたのは16時33分。3分遅れで入店できなかった(泣) 惜しい!
もうその時点で寒さは頂点に達していたんだけど、ボクもミスっているし、当然澤畠さんたちも平謝りだし、なんだか「こうして長時間並ぶのも乙」という気分になり、そのまま妙に楽しくなっちゃって親しい会話へ。寒い中で話しているうちに親しさも増したような感覚。そう、こういうハプニングこそ人を親しくさせるからね。

15時30分から2時間30分強並んでようやく入店。
そうしてありついた焼肉のうまさたるや! これは「苦労を共にした人しか共有できないおいしさ」。レバーあぶり塩、上ミノ、上ハラミ、中落とし、ミックスホルモン、テグタンスープなんかが昨日の白眉。白眉多すぎ。ただでさえもうまいのに「待ちわびた気分」が味を数倍にしているんだもん、そりゃ白眉も多くなる。

食べ終わって外に出たらまだ40人くらい並んでいた。いったい何回転するんだろう。10年以上前から焼肉の概念を変え、新鮮な内臓のうまさを広めた功績ある店がいまだに流行っているのはなんだかうれしい。毀誉褒貶ある店ではあるけど、やっぱり安いしおいしいし、意外と店員のサービスいいし、ボクは好き。

まぁでも焼肉臭くなる意味では都内随一の店ではあるなぁ(大阪の鶴橋にはもっとすごい店があるけど)。焼肉の匂いをプンプンさせて電車に乗り、上野で澤畠さんたちとお別れ。また来年のこの季節に会いましょう! 来年はどこに行こうかな。いまから楽しみ。

リンク用URL

定例会

2009年02月17日(火) 12:14:27

昨晩は「定例会」で会食。
定例と言ってもなかなか予定が合わず、約1年ぶりの開催。4人の食べ好きがあつまって美味しいものを食べる会である。この4人だとボクがもっとも店を知らない。そんなメンツ。怖い怖い。持ち回りで店を選ぶんだけど、自分の番は実に緊張する。今回はボクの番じゃなかったので気楽だったけど、前にボクが選んだときは少しハズしてしまった。いや、一般的にはハズレではないんだけど、みんなのレベルが高すぎて少しハズした。まったくもう怖すぎるよ。

昨晩は著名なゲストを2人お呼びして6人で。
一軒目はしゃぶしゃぶ。二軒目は隠れ家ワインバー。どちらもとても良い店だった。独立やら受賞やら結婚やらのお祝いごともあり、なごやかで楽しい会だった。それぞれの分野の大御所ばかりではあるけど、なんとなく気が合うせいかとても気楽。最近になくくつろげたかも。

このままメンバーが増えていきそうな感じ。今回お呼びできなかった方がなにやら「激怒」されているらしいので(笑)、次回は7人かな。そうなったら、放送、出版、ネット、映画、芸能、イベント、広告、と、各分野が揃う(別の意味で)もっと怖い会になる。怖いけど面白そう。今年中に開催したいけど、予定合わせるのが至難の技っぽい。

リンク用URL

眠いのに深夜飲み

2009年02月12日(木) 8:59:07

伊勢志摩の情報、たくさんありがとうございます。
伊勢・松阪はいっぱい教えていただきましたが、志摩が意外と少なく、店選びに苦心しております(贅沢ですが)。それと朝食にいい店も(市場の中とか)。もしご存知の方がおられましたら引き続きよろしくお願いします。

昨日は朝からずぅっと眠かったけど、仕事が間に合わなくてずぅっと企画書書いてました。
で、金沢から知り合いが上京してきていたので、22時すぎから中目黒「イカロ」でご飯。モリ(森崎博之くん)とも共通の知り合いなので、モリも途中から合流。結局深夜2時まで飲んでしまった。ねむひ。

モリはTEAM NACSの公演初日間近で、いまは稽古の真っ最中。実質あと5日しか稽古日がないそうで、ちょっとピリピリ気味。だってまだ台本が(以下口止めされ中)。
でも稽古直後だけあって滑舌が良い! 口が滑らか滑らか。あまりに明瞭な発声だったのでちょっとモリっぽくなかった(普段はどんなんや)。やっぱモリは発声不明瞭がいいなぁ。

ちなみに「TEAM NACS FILMS N43°」も札幌(2/14〜)と東京大阪(2/21〜)で上映するらしい(映画館などの情報はこちらで)。NACSファン用に作った映画の一般公開。会場はどんな反応をするのだろう。ちょっと楽しみ。ちなみにボクが観た時の感想はこちら

リンク用URL

8日ぶり

2009年02月06日(金) 7:49:10

先週の水曜日に飲んでから、昨日まで8日間、お酒を飲んでいない。
特に禁酒を誓ったわけではないが、仕事に追われていて飲む機会を失ったのと、体調も悪かった。風邪をひくかひかないかの境目をうろちょろしているような体調で、そういえばネズミーシーでは頭痛も酷かったっけ。

もともと家ではお酒を飲まない方である。ビールも飲まない。
20代30代は家でもたくさん飲んだ。酒棚の充実は人生の豊かさにつながると錯覚していた時期すらある。ハードリカーからリキュールまでズラ〜ッと自宅の酒棚に並べて悦に入っていたあの頃。その後ワインに凝ってワインセラーも持ったりしているが、最近は家では飲まないなぁ…。家では「常に頭をクリアにしておきたい」とか貧乏性なことを思ってしまう感じ。酔わずにいろいろやりたいことがある。

外食は相変わらずしているが、外食後に仕事や書き物をしようと思うと、どうしてもお酒を控えるようになる。そしていったん「お酒を飲まない外食」に馴れると、意外とこれはこれで快適。もちろん日本酒やワインの香りが味を倍にしてくれる料理もあるが、お茶やお水で食べることによってより鮮烈に味を感じられる料理も多い。翌朝のカラダも楽だしね。

まぁ今晩わりと飲む予定なので禁酒生活も8日止まりなのだが、副産物として8日で2キロ痩せた(笑)。
飲まないと食事量も少し減る(ボクの場合)。脂っぽいものもあまり取らなくなる。食事時間も短くなるので「もう一品食べようか!」みたいな「酔った勢いでの追加」も減ったりする。このまま飲まずに5キロくらい痩せてみたい気もするが、もう適正体重なのでこれ以上痩せなくてもいいや。ちょっと小太りの方が長生きするってどっかの研究所が発表していたし。

あぁでも8日ぶりに飲むってものすごく酔っちゃいそうだな。最近異様に忙しかったので疲れもたまっている。醜態をさらさないようにゆっくり飲もう。

リンク用URL

農家の台所

2009年01月26日(月) 7:36:29

モスクワじゃなくて北海道のモリが上京した(モリがふたりいるからややこしい)。
新作芝居の稽古&公演のため数ヶ月滞在するという。そんじゃま、とりあえずご飯でも食べよう!と、昨晩久しぶりに会ってきた。約3ヶ月ぶりかな。

日曜の夜なのでやっている店が少ない。
いろいろ探して、野菜大好き&アグリ・タレントの道を歩んでいるモリのために(北海道ローカルで「あぐり王国北海道」という農業番組を持っている)、恵比寿の「農家の台所 恵比寿店」を選んでみた。

いや〜、ここイイわ。
入り口は冷蔵庫状態になっており、野菜が直売されている。店内も野菜野菜野菜。契約農家の方々の巨大ポスターが選挙ポスター状になってダダダと貼られており、しかもなんと畑まで店内にある(温室状になっている)。
コースは3500円からと安価で、ユニークなのは、野菜:魚:肉の比率でコースを決めること。6:2:2とか、5:2:3とか、まず比率を決め、その比率の中で3500円〜5500円のコースを選ぶのだ。面白い。

コースにも一品にもあるが、「特選農家のサラダ」というサラダバーが白眉。
ホントに美味しそうな野菜が並んだサラダバーが取り放題。もうこれだけでお腹一杯になるんじゃないかな。珍しい野菜も多いので(ソルトリーフとか)、つい取りすぎてしまう。小松菜とか白菜とかがまずうまい。大根も3種類くらいあり、人参もうまい。コースだとおかわり1回までだけど、一品ならおかわり自由で780円。これ、採算とれているのかな。

コースも量が多く、ちゃんとおいしい。コストパフォーマンスがとても良い。ご飯に辿り着くころにはお腹一杯に。
デザートは別注文だが、苦かったり酸っぱかったりと妙に面白い(というか苦すぎだろう!というのもあった)。話題の白イチゴもあり、場も盛り上がる。

敢えて言えば、全面禁煙じゃないんだよね。中二階が喫煙可能席になっている。生野菜を扱っているのにタバコの煙がそこはかとなく漂っているのはちょっと…。
まぁくわしくは「うまい店対談」で書こうと思うが、とはいえ安くてうまくて野菜がいっぱいとれて、なんだかお得な店である。昨年11月にオープン以来、予約がとれない店として有名になっているらしい。さもありなん。モリなんか「明日また来ようかな」とか言ってたし。

もちろん今朝のトイレはズドンスルスルでした。
食物繊維とりすぎ。腸スッキリ。ありがとう、野菜!

リンク用URL

山奥の命

2009年01月12日(月) 10:20:51

姫路に住む友人夫妻のお父様が週末猟師をやられていて、毎年この季節になると新鮮なイノシシ肉を送ってくださる。ありがたく昨晩はボタン鍋。粉山椒をまぶしたイノシシ肉を味噌味の鍋にして、メドックの赤ワインを合わせてみた。シャトー・ラ・トゥール・サン・ボネの2000年。

同封されていたお手紙がいい。

新年早々、父がイノシシを獲ってきましたので、お送りいたします。
今シーズンは、昨年秋に台風の上陸がなかったので山の木の実が充実しているのでいい状態(美味しい脂)だろうと思っていたところ、山には餌の木の実がなくイノシシもあまりいい状態のが獲れませんでした。
天然のジビエは山の状態によって味が変わってくる、という常識的なことも、こうして都会生活を送っているとわからなくなってしまう。山の木の実の状態を想像しながらイノシシをいただく楽しさ。食卓が山に直結しているような実感。安定した食肉の切り身をスーパーや小売店で買っている毎日では決して味わえないシズル感。

山の状態を想像しながら食べていると、それをむしゃむしゃ食べながら幸せに生きていたイノシシの命を奪って栄養にしている自分たちの存在にも自然と気づく。キレイゴトを言う気はないが、生き物たちの幸せな日々を奪っているという自覚を持って毎日大切に生きなければと思う。

酔って早く寝たせいか、山のチカラが宿ったせいか、今朝はすっきり目が覚めた。
とりあえず元日以来続いている早朝勉強をやり、いまから企画書作り。今週はいろいろ仕事が立て込んでいるので、相当準備をしておかないと危ない感じ。祝日とはいえ今日は地道にがんばる日。

リンク用URL

喫茶店カレー

2009年01月08日(木) 7:40:04

なんか急に「喫茶店のカレーが食べたい」という欲求に駆られた。
インド風でも欧風でもタイ風でもない、あの独特の日本カレー。楕円のカレー皿で給されて隅っこに福神漬けの赤が眩しい街角カレー。ご飯がべっちゃりめでルーも水溶き片栗粉なんか入ってねっとり甘かったりする家庭カレー。紙ナプキンが巻いてあるスプーンとコップ一杯の水道水だけが脇役な、シンプルで懐かしい昭和洋食カレー。たまに昭和時代のケチャップ味ナポリタンが無性に食べたくなるのと同じように「喫茶店カレー」もたまに無性に食べたくなる。

出来ればウッディかつモルタルな昭和の喫茶店で、カウンターの椅子が木の作り付けだったりすると気分。マスターは黒のベストを着ているロマンスグレーの60代で、レジですれ違った時ほんのりブラバスの香りが漂ったりするともっと気分。デミタスカップのコレクションが棚にあったり、古いタンノイのスピーカーが隅に据え付けてあったり、山岳写真が額入りで飾ってあったりするともっともっと気分。そんな喫茶店でカレーが食べたい。

で、仕事場からとりあえず出た。そしていきなり途方に暮れた。そんな喫茶店どこにもない!

スタバはある。タリーズもある。ドトールもベローチェもエクセルシオールもある。チェーン店以外にもお洒落な「カフェ」はいろいろある。でも、昭和っぽいカレーをメニューにしていそうな「喫茶店」がない! オヤジたちが外回り中に一服するような「喫茶店」がない!

いや、近所にひとつある。
でもそこは喫煙率がスゴイのだ。一度だけ入ったことがあるが、煙で奥がよく見えない。この辺のサラリーマン愛煙家の溜まり場なのだ。んー、あそこでカレーを食べる気にはなれないなぁ…。

という流れで、いきなり昼飯難民に。
極寒のビル風が吹きすさぶ中、喫茶店がありそうな古い一角を彷徨い歩くも全然ない。飲食雑居ビルに入ってみても全然ない。んー、もう寒すぎるしカレーチェーンで済まそうか。いや専門に作られたものが食べたいのではない。雰囲気も味も全然違う。初志貫徹。喫茶店を探せ!

結局、情けないというか、屈辱的な結末に。
近くの「設計者がんばりました系複合型お洒落高層ビル」の2階に入っている「大正・昭和ロマンを疑似再現した、いかにも空間プロデューサーが裏にいそうな喫茶店」に入り、「昭和の喫茶店カレーを求める一部愛好家が泣いて喜ぶであろうことを狙って企画されたと思われる、典型的要素をすべて兼ね備えた、しかし950円とバカ高い邪道カレー」を食べてしまった。

意地が食欲に負けた。
あぁ不満だ。屈辱だ。でも結構おいしかった。orz

リンク用URL

「弁いち」さんのおせち

2009年01月02日(金) 8:35:33

雲もなく風もない暖かい元日。

おせちは昨年同様「弁いち」さんのをいただいた。
お重を開けると全体に茶色くて、派手で美しい料亭のおせちには見劣りするんだけど、この飾り気のなさにこそ有り難みがある。美しい既製品使いのおせちが多い中、いちから地道に丁寧に手作りしていったことが感じられる料理群。大量生産ではないからこそ出せる味が詰まっている。

「弁いち」さんは浜松にある割烹である。サイト上で1999年から長く続く板前さんの日記を、その初期の頃から毎日のように読んで、「こういう人が作る料理を食べたい」と思ったのがご縁の始まり。浜松は遠くてなかなか行けなかったが、ようやく一度だけお邪魔でき「料理って作った人を食べることなんだな」という実感を持った。あの頃から料理や料理店に対する見方が大きく変化していった。そのきっかけになった店でもある。

一軒家ではあるが、こぢんまりした店である。
そんなに広くないであろう厨房で、そんなに巨大でないであろう冷蔵庫を駆使しながら、数多くのおせち料理を一品一品丁寧に作ってくれているのが目に浮かぶ。西麻布の「眞由膳」さんもおせちをするらしいのだが、彼女によると「冷蔵庫のスペースが足りないので、店の暖房を切って、寒い厨房でダウンジャケットを着て作ります」とのこと。「弁いち」さんもそうやって作ってくれているのかもしれない。作る品数が多いから段取りとかも大変だろう。大晦日の夜ぎりぎりまでそうやって作ってくれる有り難さ。
もちろん対価は支払っているが、そういう料理人の料理って等価交換以上のものが入っている。素材費や技術料だけでない「その人の想い」みたいなもの。特におせちって、味を楽しむというよりは、そこにかけた時間とか手間とか願いとかを味わうものだ。そしてボクはこのおせちからそれが感じられる。

時間とか手間とか願いとかを味わうという意味では、家でおせちを作らなくなったのは大きな出来事かもしれない。母親たちがおせちにかけた時間とか手間とか願いとかを家族で共有する場がなくなった。お正月が「願い」の場ではなく、単なる「イベント」に変わったのはおせちを作らなくなってからだろう。

祖母が死に、その技を受け継いだはずの母も老いて「もう作るのはしんどい」と言いだし、急に途絶えた。一品二品ならまだしもお重を埋めるほどのおせちを作るのは重労働だ。数人がかかりっきりにならないと無理。妻ひとり奮闘しても難しく、そもそも彼女も年末ぎりぎりまで働いている身である。数年粘ったが、いつしか自然とおせち作りは途絶えてしまった。

中2の娘にはせめて時間・手間・願いがこもったおせちを、と、作る人そのものが感じられる「弁いち」さんのおせちをお願いしてきたが、お店のサイトで年頭に明らかにされているように、「発展的に店をスリムに」されるようである。ボクと同じく「ダウンサイジング」が今年のテーマのようですね。シュリンクするのではなく最適にしていく感じ。その辺の志向も似ていて好ましいのだけど、おせちを買えるのはこれで最後かも。

よく味わって、いただいています。
ありがとうございます。

リンク用URL

大阪で二日酔いだと

2008年12月13日(土) 11:27:57

昨晩遅めに大阪着。
今日の満劇、そしてボリショイのためである。観劇ハシゴ。信じられないくらいシアワセだ。

いつものバーにちょこっとだけ顔だそうと入ったら、ええとね、それから5時間くらいかな、結局ハシゴして飲むことに(笑) でもそれもシアワセ。わざわざ若手が会いに来てくれたりして、まぁ異様に買いかぶられているわけなのだけど、買いかぶられているうちが花でもある。

おかげで少し二日酔い。大阪で二日酔いだと、脊髄反射的に「きしめん あまの」の「味噌煮込みうどん辛口えのき入り大盛り」をカラダが欲する(←なぜ大阪なのに名古屋名物?)。もう堂チカにはないんだよな。ホワイティうめだまで歩いて食べに行こう。

では、味噌煮込みうどん、食べに行ってきます。「はがくれ」にハシゴする手もあるぞ(笑)

リンク用URL

鷹匠寿〜すだち〜奇跡のリンゴ

2008年12月06日(土) 17:57:58

浅草の野鳥料理「鷹匠 寿」には年に2回のペースで行く。
いや、ここ数年は夏のみだったかな。紹介制の店であるにも関わらず人気が出すぎて、もうジビエの季節の予約がとれない状態なのだ。そのかわり夏は比較的空いている。夏は冬に捕れた野鳥を冷凍したものが出てくる。冷凍技術も発達したので夏でも遜色なくおいしい。だから最近ではすいている夏にゆっくり行く。

昨晩は久しぶりの冬の「鷹匠 寿」。
スズメとたかぶがおいしかったな。お狩場焼きももちろん美味。いつもながらこの店は日本のジビエ料理の最高峰のひとつだと思う。たかぶに食らいつくときに、カニを食べる時みたいに全員が黙りこくったのが可笑しかった。

食べ終わってからひとり上野の東京文化会館の楽屋口まで行き、出演を終えた岩田さんが出てくるのを待って一緒にご飯。その晩にバレエを観た友人と3人で銀座「すだち」へ。ボク的にはハシゴ飯で食べ過ぎだが、楽しいので気にならず。素直で素朴で偉ぶらない彼の人柄には毎回新鮮な驚きを覚える。どうして親友でいてくれるのか不思議だ。

深夜2時前だったかに帰宅。読みかけの「奇跡のリンゴ」を読了。面白かった。というか、ひたすら反省させられることばかり。足りてないことばかり。

リンク用URL

ハチャメチャ食べで立ち直る

2008年11月27日(木) 7:37:35

昨日は600人規模の会議でスピーチ。
新聞大会や雑誌大会を経て、もういい加減場馴れしたからアドリブっぽく話せるのではないか、という「自分に対する淡い期待とテスト」的な考えで、あまり下準備せず臨んでみた。でも、この600人、全員我が社の部長以上、社長までのほぼすべての幹部がいる会議である。登壇した途端「ぞわぞわぞわぞわ」とアガリ虫が足下から這い上がってくる(笑) うわー、この感覚久しぶり!と楽しむ余裕はもちろんなく、しかもスピーチ冒頭で噛んでしまい、頭の中が真っ白に。「あー、何を語っているかわからなくなってきた…」と冷静に見ている自分を意識しつつ、論があっちゃこっちゃ行ってしまう。結局たいして場馴れなんかしていなかったことを確認。一歩進んで二歩下がる。

途中からさすがになんとか立ち直り、普通に展開できたが、ポイントだと思っていた論をしゃべり忘れるという残念な結果に。終わってから「話にちょっと矛盾があったよ」というご指摘も。くぅー。自分的には50点の出来かな。しばし落ち込む。

午後は社外で大きめのプレゼン。
午前中の50点を引きずらないように、とだけ自分に言い聞かせて話した。といっても、ほとんどを同僚が話してくれ、ボクは途中からのクリエーティブパートを話しただけ。このしゃべりはまぁ無難にこなせたと思うけど、質疑応答での難解な質問に柔軟に答えられず、これまたなんだか残念な感じに。

嗚呼なんとも残念な一日だったなぁ…。

ただ、夜は「断れない先輩」から急に誘われ、そーとー無理矢理な夜飯ハシゴになった。そして、文化も余韻も何もないようなそのハシゴ具合に逆に少し立ち直ったのだった。

だって1軒目で「ヒレ酒4杯」に「クジラの尾の身」に「クジラのステーキ」に「はりはり鍋」を食べて腹一杯になったのに、2軒目としてローマピザの店に行って「白ワイン3杯」に「オリーブ」に「ピザ2枚」を食べたのだよ?

はりはり鍋を食べながら「あのさー、次、たまねぎだけを使ったピザ食べに行かない? うまいんだよねー」と言われたときはさすがに仰け反った。先輩は60歳。負けた。というか、その流れのハチャメチャさにちょっと感動した。

ハチャメチャ食べは立ち直るのに最適。少なくともボクは。しかも二軒とも絶大にうまかった。昼間の残念さが遠く感じられる。落ち込みも遠く感じられる。結果的にはありがたいお誘いだった。実に助かった。

リンク用URL

カキフライとカスレ

2008年11月07日(金) 6:46:26

今季初めてのカキフライは「銀座キャンドル」にて。
ここではいつもチキンバスケットしか食べないのだが、カキフライの評判が高いので昨日はそれにしてみた。三陸産のでかい牡蠣が3つ。ライスをつけたら3000円くらいしてしまう(高っ)。洋食風の揚げ。全体にぬるい。あの、噛んだらジュワッと熱々の牡蠣の汁が、って感じがなく、むにゅりとぬるいだ。海の香りはするけどな〜。でもな〜……。「銀座三州屋」になるべく早く行って口直ししよう(笑)

なんか世の中が冬っぽくなったので、木のぬくもりがある暖かいビストロでカスレかシュークルートみたいなものが食べたいぞ、と、夜は久々の「ビストロ・ド・ラ・シテ」へ。

この老舗レストラン、2004年にシェフが替わり、メニューも価格も一新した。めっちゃ安くなったのだ。
で、そのコストパフォーマンスの良さを脳味噌が深く記憶していて、「安いし冬っぽいし、イーネ!」とCKB的に盛り上がって飛び込んだのだが……、メニューを見たら、アレレ高くなっている。ワインも一律「仕入れ値+500円」だったはずなのに、普通の値付けに戻っている(いやむしろ高めに戻っている)。むぅ…。サービスの関根氏は健在なのだけど、またシェフとか方針とか変えたのかな。

いや、スープ・ド・ポワソンも、ブーダン・ノワールのパートフィロー包みも、カスレもとてもうまかったし、冬っぽさも満喫したんだけど、価格帯が予想と違うって意外とダメージが大きい。というか、昨日は昼も夜も散財。オバマも勝ったしまぁいいか(関係ありません)。

帰ってからはPhotoFuniaで、自分の顔写真をアンジェリーナ・ジョリーのTシャツの上に貼ったりして遊んでました。

リンク用URL

ヤマ、越えた

2008年08月21日(木) 12:03:04

昨日、8月20日はある種のヤマであった。
明日、つまり22日から夏休みに突入することもあって、その前に片付けないといけない仕事のピークであったことがひとつめ。週刊文春から鈴木敏夫著「仕事道楽」の書評を頼まれたのだが、それの〆切日だったのがふたつめ。「広告批評社主の天野祐吉さんとの対談」という、業界の方なら「うわー、それ、重そう!」とわかってくださるようなプレッシャーのきつい2時間がみっつめ。鮨職人・新津武昭氏が復活して週1日だけ握っているそのカウンターに座る、という、ちょっと鮨経験上では重要な夜になりそうだったことがよっつめ。

ここ数日の仕事量も厳しかったけど、〆切も厳しかったなぁ。
だいたい書けてはいたが、出だしがどうもしっくり来ず、最後の最後まで違和感あり。で、一昨日の早朝にウンコしてるとき一行目が突然にょろにょろとひねり出された(汚い!)。やはりトイレは発想の母。それを受けて一気に書き直し、なんとなく納得のいくものになったのが昨日の早朝。はぁ〜間に合った!

天野祐吉さんとの対談は、もうここ数ヶ月の重荷で、先週あたりからは重荷過ぎて「はよ終わってくれ」と願ったほど。天野さんの新刊が冬に出るのだが、そこに収録する対談で、5人のうちの1人になぜかセレクトされたのだ。固辞しまくったのだが、企画意図・セレクト意図などを出版プロデューサーに延々口説かれ、つい受けてしまった。あぁプレッシャーきつかった。
でも案ずるより産むが易しで、なんとか2時間話し終えた。対談って慣れていないので(というか、ちゃんとしたのは初めてに近い)、なんかしゃべる部分と聞く部分のバランスが上手に取れず、途中舞い上がってしまった部分もあり、後悔はいろいろあるが、まぁこれが今の自分の実力、ということだと思う。

新津武昭氏は鮨好きの間では有名で、伝説の鮨職人ということになっている。
藤本繁蔵の数少ない弟子のひとり。銀座「きよ田」で名を上げた鮨職人。ボクは15年ほど前に一度行っている。そのときはまだ鮨カウンターに慣れていなかったこともあって異様に緊張した。いまは西麻布の「鮨 青木」の奥の個室カウンターで週に1回だけ握っている。

仕入れは青木さんで、酢飯と握りが新津さん。「仕入れをご自分でしないと握りは変わりますか?」「もうそれは大きく変わります」とおっしゃっていたから、完全に新津さんの握りというわけではない。ブランクも7年ほどあり勘も鈍っているだろう。でも「鮨の歴史として欠かせない人を(ある程度鮨経験を積んだ今)食べる」という意味では貴重な夜。

昨日はカウンターはボクと同行者のふたりのみ。しかも同行者が遅れたので、20分ほどボクは新津さんを独占し、いろんな話を聞いた。
「きよ田」開店一日目に小林秀雄が来たことや、常連だった白州次郎との初対面秘話などから始まって、毎晩80本ビールの大瓶をひとりで飲んだという話(!)、「今では減って30本になりました」という話(!!)、それでも本当に毎晩飲むのだという話(!!!)、それも早飲みで20分で20本空けるのだという話(!!!!)。いや、ビールの話だけしていたわけではなく(笑)、でもその話ですっかり打ち解け、いろんな話で盛り上がったなぁ。

同行者が来てからもニコヤカな新津さんは付かず離れず、絶妙な距離感でいろんなお話しをしてくれた。「きよ田」の記憶ではこんなに饒舌な方ではなかったはずなのだが、もう終始ニコヤカで楽しげ。裏話もいろいろ。いまや有名店になったあの店の持ち逃げ話など、ここでは書けないことも多い。「左様でございます」が口癖でどんどん話にドライブがかかる。

握りは記憶よりずいぶん優しい。藤本繁蔵の先輩弟子おふたり(鈴木さんと舘野さん)と比べるのも何だが、おふたりより突出して優しい。もっとエッジが立った鮨だった気がしたなぁ、というのが最初の印象。
酢飯が絶妙。タネとのバランスも絶妙。「伝説の鮨だから」という有り難みは置いておいて、トップクラスにおいしいとは思った。最初に赤身5貫。その後もすべて2貫ずつというスタイル。新子、新烏賊、鯛、穴子、それぞれ良い。一品一品というより全体のコース・バランスがとても良い鮨。よく出来たソナタを聞いてるような気分になった。こういう気持ちよさは鮨では希少。

でも、えーと、もし興味を持って行かれる方がいらっしゃったら、お財布だけは分厚くして行かれた方がよろしいかと。高い鮨屋はいろいろ行ったけど、2位以下を大きく引き離して断トツの新記録。ボルトの200メートル決勝みたいな感じ。まぁ多少追加で握ってももらったが…。いやぁ参った。領収書も取らず自腹で払うふたりに女将さんはちょっとびびっていた。社用の方が多いのだろう。

冬には、こういう間借りではなくて、ちゃんと復活されるとのこと。東京の鮨地図がまた賑やかになる。すごく楽しみだけど、財布が…。

リンク用URL

酒を控えている影響

2008年07月04日(金) 8:25:46

来週に海外出張が待ち受けているので、昨晩は約束をお断りして帰宅&早寝。今晩も会食をお断りして帰宅&早寝の予定。
どうもカラダの底の方にあるはずの「体力の貯金」みたいのを使い果たした感じなので、こうして少しずつ貯めていくつもり。あ、来週の海外出張はハワイだし、凄まじいスケジュールでもないので、海外出張中でも「体力の貯金」が出来そうだ。気分も変わるだろうし、いい循環の始まりだと期待している。


しばらく「食」から関心が遠ざかっている。
ま、もともとの関心量が高すぎるようなので、少し遠ざかってようやく普通の人程度?って感じかもしれないけど。

前にこんな状態だったのは、大学時代かなぁ。何もせずひたすら毎日ダラダラ寝ている、という生活を数ヶ月したことがあったが、あのときも「食」に興味がなく、食欲も乏しかった。そのとき以来だから25年ぶりくらい。まぁ6月はほとんどレストランに行かなかったので、食の刺激を受ける時間が圧倒的に少なかったことも影響しているだろう。それと体調悪化ももちろん。これは一番大きい。

あとは、そうだな、酒を控えているのも影響大。
酒が飲めないとなると行く店が限られてきて、「食」への関心に加速度をつけるようないくつかの名店に行くことができなくなる。「飲めないとなるとあの店に行っても面白くないしなぁ。かといってあの店に行ったらワインが欲しくなっちゃうし、あの店だとどうしても日本酒が欲しくなっちゃうし。んー、どうしよう?」みたいにどんどん選択肢が絞られていってしまい、「いま行きたい!」と思う店に行けない。そして次善、次々善の店にとぼとぼ向かうこととなる。なんか勢いつかないんだよなぁ…。

ただ、スポーツ選手とかでも、その専門分野からいったん離れてみる、という作業をして新しい視点を手に入れる人は多い。ボクの場合、普通の日常も、旅行などの非日常も、すべて「食」は関心範囲内に置いていたから、いったん離れるという作業がまったく出来てなかった。たまにこうして離れてみるのはイイコトかも。

とか。
自分のサイトのみならず、伊藤さんとやっている「うまい店対談」の方まで更新さぼっている言い訳を、拙くもしてみました。伊藤さんにはご迷惑をおかけしています。週末にはひとつ更新する予定。浅草で「純レバー炒め」という絶品C級に出会ったので、それを書こうと思ってます。

リンク用URL

歯と歯がぶつかる音

2008年05月27日(火) 7:01:00

カツンッ!
乾いた音がした。歯と歯がぶつかる音。いや、色っぽい話では全然なく、焼肉での話である。

まさかここまでとは想像しなかったのだ。
表面にゴマを敷き詰めて寝かしてあったシャトーブリアン。厚さ3センチに切られたフィレ肉の中心部。周りのフィレを贅沢に切り落とした赤いカタマリ。それを炭で網焼にする。目の前で店長が丁寧に焼いていく。表面のゴマは網でこそげ取られ、赤く熾った炭の上に落ちてテーブル上に香り立つ。

「ハイ、どうぞー!」
体育会系大声の店長が叫ぶ(この店は店員すべてが大声を出す教育を受けている)。
タレを少しだけつけて口に入れてみる。
ここで冒頭の「カツンッ!」である。

人間、予想というものがある。
このくらいのカタマリなら、このくらいの歯の力。
それなりに長い「肉体験」と照らし合わせ、噛み切るための力を推し量り、とはいえシャトーブリアンだからもうちょっと柔らかいかな、とか予想しながら、肉の表面に前歯を繰り出す。

そして空振りするのだ。いや、肉を噛んではいる。でも、いままでの経験をはるかに上回る柔らかさに、力を弱める暇もなく、歯と歯がいきおいよくぶつかってしまうのだ。カツンッ!

予想だにしなかった音に狼狽して思わず口を押さえる。
同行者がうひゃひゃと笑う。その仕草がおかしかったようだ。

でも、次の瞬間、同行者の口元からもカツンッと乾いた音が鳴り響き、彼も思わず口を押さえた。
そしてボクと目を合わせ、首を振りながらお互いつぶやいた。こ、これ……何?

歯で噛むとザクザクと音がするような赤身肉が好きである。
でも、ここまで想像を絶するのなら、柔らかいのもありである。いろいろ食べては来たが、ちょっと驚くクオリティだった。

この焼肉店、シャトーブリアンに限らず、食べたメニューすべてが「初めての食感」だった。食べさせ方も工夫が効いている。
あぁ参ったな、他のメニューも一品一品についてもこんな風に長く書けるよ。特にシマチョウ、タンユッケ、心臓刺身、ハネシタ鮨、上ミノ焼、その場で液体窒素で作るシャーベット…。なんだこれ、なんだこれ、と同行者たちの声がテーブル上に静かに漂う。驚くと人間って小声になるね。

店員の声はあくまでも大きく、テーブル上はどんどん小声に。
なんとも不思議な店である。

リンク用URL

ニューヨーク旅 総括(レストラン編)

2008年05月13日(火) 8:36:14

アメリカはまずい、というのが定説だが、少なくともニューヨークはおいしい。
おいしい上に、スターシェフたちが競い合って新コンセプトの新店を出すので、旬が次々に変わっていく。旬の地域も次々変わっていく(MPDからロゥワーイースト、ヘルズ・キッチン…)。スターシェフたちも新店の成功を請け負って見事達成したら、その店を他の人に任せて次の出店に関わる。
そういう意味ではミュージカルのオジリナル・キャスト(初演メンバー)にシステムが似ている。初演メンバーで評判をとって、ロングランを狙うのだ。そして豪華な初演メンバーは次へと移っていく。

ブロードウェイとは層の厚さも似ている。
スターシェフの次に虎視眈々と上を狙っている若いシェフが待ちかまえていて、彼らが移っていった後の店の質をきっちりキープする。数店の支店を持つチェーンでも、コンセプトだけスターシェフが作って、あとは他のシェフに任せていたりするのに、意外とどの店も素晴らしいということがよくある。ここ数年躍進している「BLTグループ」もそういった例のひとつだろう。「BLT=Bistro Laurent Tourondel 」で、Laurent Tourondel というシェフが展開しているレストランなのだが、「BLT Prime」「BLT Steak」「BLT Fish」「BLT Market」「BLT Burger」など、どの店も評判がいい。David Chang の「Momofuku」もそんな感じになってきている(「Momofuku」についてはこちらでくわしく書いた)。

日本だとシェフが変わったり手を広げたりすると途端に店の質が落ちることがよくある。少なくともボクは、支店を出した店は警戒してしばらく行かなかったりする。でもニューヨークでは飲食店ビジネスが一桁違う規模で展開されているので、その辺の事情が違うようだ。ちゃんとお金が入った店はそれなりにちゃんとおいしい。

さて。
去年と今年、いろいろ回ってみた感じだけで話すと、ヘルシーでオーガニックという大きな流れの中で、「隠れ家」と「RAW FOOD」「洗練フュージョン」の3つが旬なのかなぁ、と。

「隠れ家」は、東京では「人に知られていないしっぽりな空間」として人気だけど、NYでは「La Esquina」「Freemans」を始め、単に意外性とハプニング性が人気のようだ。特に前者「La Esquina」はびっくりしたな。知ってる人しか辿り着けない秘密の扉を開くと地下につながっていて、その広大な地下ホールには怪しい人々が大勢たむろしていて…みたいなハプニング性。こういう隠れ家がどんどん出来ていると聞く。

「RAW FOOD」は、オーガニックを基本とした「最小限しか熱をいれない料理」で、なんだか美味しくなさそうだけどさにあらず。「Pure Food & Wine」なんか舌を巻いた。「Cookshop」も良かったな(ここは厳密にはRAW FOODではないか)。ある意味、鮨ブーム、オーガニック・ブームの行き着いたカタチ。これは「先端」だと思うし、今後もしばらく旬が続きそうな分野である。日本でももっともっと流行ってもいい分野だ。純和食とはまた違う、洋食系のRAW FOOD。おいしいよ。

「洗練フュージョン」は、数十年のフュージョン・ブームが行き着いた感じ。
エイジアン・フュージョンに日本料理が加わって、そこにジャン・ジョルジュやフェラン・アドリアの洗練が足され、ヘルシーさとオーガニックさをベースに出来上がった最先端、といった印象だ。
まぁこの辺の進化は想像できる範囲内ではあるんだけど、でも日本ではあまり食べられないタイプの料理だ。今回では「Park Avenue Spring」(←季節ごとにSummerとかAutumnとか店名を変える)なんか、洗練の典型だった。ありがちだけど、ちゃんとおいしい。

フュージョンではないけど、ごちゃまぜ系「アメリカン居酒屋」みたいなのも増えた気がする。
「Spotted Pig」「The Stanton Social」「E.U.」など、パブとも違うアメリカ人の居酒屋。料理はフュージョンをもうひとつごちゃまぜにした感じ。無国籍料理とはまた違う、ニューヨーク独特のカジュアル・フュージョン。こういうのって新アメリカ料理と言ってもいいのかも。

また、現地の人に聞いたら「ここ数年は地中海料理が旬ですよ」とのことだったが、確かに「Fig & Olive」とかに集まるニューヨーカーを見ていると旬みたい。あっさりヘルシーでオーガニックという意味では全体の流れの中にある。

あ、あと、ステーキやハンバーガーのレベルがここ数年、異様に上がっている印象も受けた。
ほんと5年前とは様変わり。もう「不健康」な印象はない。ヘルシー意識が強くなってきて、店側もかなり努力したのだろうな。

って、ちょっととりとめなくなっちゃったが、この辺で。
もう少し時間が経って自分の中で寝かせるとまた違った印象になるかもしれないけど、帰ってきてすぐの総括としてはこんなとこで。

※今年行った店はまだアップしてませんが、いままで行った店はこちらにまとめてあります。

リンク用URL

うまいもので頭痛を霧散させる

2008年05月01日(木) 5:31:03

企画書書きの寝不足もあって偏頭痛がし、肩こりも酷かった昨日。会社のデスクに向かっていても常に目の奥の方がジンジンと痛い。ちょっとヤバイな、これは。

こういうときの対処法のひとつは「思いっきりおいしい昼飯を食べる」である。ボクの場合、それで治った過去がある(ホントかよ)。なんか悪いストレスみたいなものが出てっちゃうのかな。

電話してみたらラッキーにも席がひとつ空いていたので「鮨しみづ」。
地方の名店をいくつか回っている昨今だが、やはりここの鮨はひとレベル違う。というかボクとの相性が抜群なのだ。年々相性がよくなる気がする。数年前より柔らかく優しい握りに変化してきているが、奥の方に力強い男鮨が身を潜めていて、その酢の強さといい、パラけ方の絶妙な具合といい、Too Muchじゃない感じといい、お値段といい、食後の気持ちよさといい、ボクの中の「鮨の理想」に今一番近いかもしれない。

他の名店で食べても、それはそれで「うまいなぁ」と溜息をつくが、「鮨しみづ」で食べたときのホッとするようなしみじみするような極楽感は味わえない。相性だなぁ。いくつか名店を知っているからこそ、味の相性の存在に気がつく。相性がいい店を探し当てられたのは人生の極上のシアワセのひとつだ。そしてそのシアワセはそこそこの遍歴があってこそ、である。(←遍歴の末でないとボクはシアワセを感じられない)

これからも遍歴は重ねていくとは思うけど、この相性ばっちりが少しでも長く続きますように。
そう神様にお願いして店を出た。
あ、偏頭痛も肩こりも治らなかったです(笑)。そう甘くはないか…。

で、夜22時。
企画書を書いていたら電話。打ち合わせを兼ねて一杯飲むことになった。頭痛はひかない。痛い痛い。
行ったのは「Bar Radio」。最初はシャンパン。ボワールをちょっと垂らしてもらう。うまいなぁ。数杯飲んだあと、尾崎さんに「何かお願いします」と、カクテルを指定せずにお願いする(期待満面)。はい、と、いつもの笑顔で応えてくれて丁寧に作業しだす尾崎さん。

「はい、どうぞ。ジン・フィズです」

ジン・フィズ?
と、ちょっとはぐらかされた気分で飲み始めたが、このジン・フィズがすごかった。
あぁジン・フィズって飲み物の高みをボクはまだ知らなかったな。こんなにすごいんだ…。飲んだ瞬間、数多あるカクテルの中からジン・フィズという狭い狭いストライクを(それもチェンジアップで)狙いにきた尾崎さんの粋に気がついた。うわぁ。それにしてもジン・フィズがここまで…。うわぁ。

いや、ウソみたいな話、頭痛が霧散した。
そういうことも、ある。実際、あまり寝てないままに朝5時に起きて仕事をしているが、頭痛も肩こりも治ってしまった。うはは。

リンク用URL

和稔じょ

2008年04月23日(水) 6:56:31

十勝の幕別町から「和稔じょ」が届き、ステーキにして食べた。
和稔じょ。わねんじょ。ほとんどの方が知らないと思う。それも無理がない。4年前に品種登録されたばかりなのでまだ知られていないし、ほとんど流通もしていない。といっても遺伝子組み換えの新製品とか品種改良の末とかいうものではなく、偶然発見された品種を丁寧に殖やしたものらしい。

このページを見るとよくわかるが、「和稔じょ」とは毛や毛穴がほとんどない、すぺすぺの長芋なのである。ホントにすべすべでキレイ。毛がないから普通の長芋と違って皮をむかずに食べられる。その分、少しの収穫傷も目立ってしまうのが欠点らしいが、それを補って余りあるキレイさ。

で、これがうまかったのだ!
収穫した堀内農場の方によると「和稔じょは甘味があるのでそのままおろして醤油をかけて食べるか、千切りにして食べていただけたら良いと思います。あと5mmくらいの厚さのいちょう切りにしてバターで炒めたりうま煮のように煮付けたりしても良いかと思います」とのことだが、ボクたちはまずは分厚く輪切りにして照り焼きステーキにしてみた。バターで炒めたあと醤油と味醂をまわしかける。食感と中の味がよくわかる食べ方。正解。とてもうまい。ネバネバでモチモチ。甘みが深くクセになる味。中2の娘も大喜びで食べた。

収穫は11月なのだが、年を越すとまた甘味が増すと言う。
次は生で食べようと思うが、ステーキが気に入った我が家はもう1回はステーキするかな。うま煮もいいかも。磯辺焼きとかもいい。「次はああしてみよう、こうしてみよう」と食べ物で盛り上がる食卓はうれしい。

リンク用URL

鮨さいとう

2008年04月15日(火) 7:43:57

ある会社に出向した仲のいい同僚と鮨。
彼と、NYに学びに行った後輩との3人で「鮨部」と称していろいろ食べに行っていたが、みんなバラバラになってしまったな。でも個人的には環境がバラバラの方が好き。同じ環境で愚痴言って飲んでるより、それぞれに違った環境や価値観を報告しあった方がずっと有益だ。この夜もとても有益な話をたくさん聞けた。

行ったのは赤坂の「鮨さいとう」。
ううむ。実は評判ほど期待していなかったのだが、この店はうまいなぁ。隙なくうまい。敢えて言えば穴子と玉子がわりと普通かなと思ったが、それ以外のすべてが(昨晩は)うまかった。ご主人お若いのに素晴らしい。

夜8時半からの二回転目。ちょっとだけ早く店に着いたのだが、「まだお席の用意が出来ないので、それまでこちらで飲んでお待ちいただけますか?」と、同じビル内のバー「The King's Arm」へ誘導される。で、結果的にそこでのお勘定は店持ちになるというサービス。さりげなくこういうことが出来るのもなかなか。

バーナード・リーチのデザインによる古いバー「The King's Arm」で同僚は空きっ腹にマティーニを飲んでしまい、「鮨さいとう」に戻っていきなりハイテンション。他にあまりお客さんがいなかったこともあって飛ばし始める。ご主人も意外と多弁で、鮨業界のいろんな裏話を教えてくれた。面白し。

印象深かったのは、青柳の串、鰹の即席ヅケ、スミイカ、コハダ、ハマグリ、炙ったミル。
タネの温度と酢飯の温度を揃えているのが好ましい。意外と高級店でもタネが酢飯に比べて冷たいとか熱いとかいうことがあるものだ。じっくり人肌まで寝かせて酢飯の温度と合わせたハマグリのうまいことうまいこと。

つけ台が客側に傾いている独特のデザインの店。カウンター内の真ん中に立つご主人から五角形状に広がる店内は相当ユニークだ。6席しかない小さな店だが、なんか劇場的で面白い(ちょっと圧迫感はある)。

でも鮨はやっぱりいいな。最近ちょっとご無沙汰だったけど(直近では小倉の「もり田」で食べたのが最後)、また少し食べ始めよう。

リンク用URL

GRUAUD-LAROSE 1967

2008年04月13日(日) 21:05:40

昨晩は対談ブログを一緒にやっている伊藤さんたちを家に招いて食事。

というのも、伊藤さんがあるワインショップで「GRUAUD-LAROSE 1967」を見つけて、それを飲もうということになったのだった。1967は妻の優子の誕生年。それを覚えていてくれて、一緒に飲もうと買ってくれたわけ。優しすぎる。遠慮せずありがたくいただいた。

41年間寝続けたこの赤ワインは、開け立てはさすがに寝ぼけていて頼りないくらいだったが、だんだん若さを取り戻し、最後は十分力強いものとなった。うまいなぁ、1967年にボルドー地方に降った雨(笑)。

伊藤さんが「ちりとてちん」のCDを持ってきてくれたので、それを聞いたりしながら。
なんかさんざん盛り上がったんだけど、最近は飲んでから記憶がなくなることが多く、なんだかよく覚えてないや。でもワインの味だけはしっかり覚えている。ちゃっかりしてる。

リンク用URL

じゃがいも、たんかん、めんたいこ

2008年03月31日(月) 8:12:03

石垣島の人に北海道のじゃがいもを送っていただいた。
って、わかりにくいな。その人は石垣島に住んでいるのだが、北海道出身なので関係があるのだろう、「美味しいじゃがいも、北海道から送ります」とメールをもらい、送っていただいたのである。南の端と北の端。日本の両端の方の好意によって届いたじゃがいも。妙に感動して美味しさも数倍に感じられた。最近はモノの味の上にヒトの味が以前より深く重なって感じられるようになってきた。ありがたいな。
届いたのは見事なメークインと「インカのめざめ」。メークインはニョッキにし、インカのめざめは最初肉じゃがにして、これから丸ごと茹でるか素揚げで楽しもうと思っている。インカのめざめって美味しいよね。

遠くから届くとそれだけでも美味しいが、いま食卓にそういうのが他にもふたつある。
といってもこのふたつはお金を出して買ったのだが(当たり前)、ひとつは名護の「宮里みかん園」から届いた「たんかん」である。もう季節は終わりなのだがギリギリ最後のたんかんを買えた。で、これが素晴らしかった。ちょっと別物のたんかん。うちはたんかん好き家族なのでそこそこ食べ慣れているが、甘みと質と深さが違う感じ。濃くて優しい味がする。作っているヒトのぬくもりが感じられる味。次旬には確実に買わないと(あっという間に売り切れるほどの人気らしい)。

もうひとつは以前にも紹介した「きよ味や」のめんたいこ。きれたので追加注文したのである。
これもぬくもるなぁ。クセがなくて優しい味なのだけど一本芯が通っている。食べれば食べるほどじわじわうまさが理解できてくる。注文サイト(モバイル対応)が出来たらしいのでこちらもどうぞ。

リンク用URL

新玉葱ごはん

2008年03月03日(月) 7:13:34

去年の新玉葱(タマネギ)の時季、「竹慈庵なかだ」で新玉葱ごはんをいただいた
フルコースの後に十杯もおかわりしたボクもボクだが、あんなに驚異的な新玉葱ごはんを作る方も作る方である。

で、昨日。ふと「そういえば新玉葱がおいしい季節だなぁ」と思った瞬間に、鼻腔を去年のあの新玉葱ごはんの香りが駆け抜けた。うがっ。食べたいっ!

ということで、昨日の日曜、朝から「今日の夜ご飯は新玉葱ごはんにしてください。ついでに玉葱ステーキも」と、ツマにリクエストした。
「新玉葱ごはん〜? レシピは?」「んー、細切りして、そのままか炒めるかしてご飯と一緒にダシで炊き込む。たぶん」「ふーん…。いいけど。レシピをちょっと考える。で、玉葱ステーキはなぜ?」「いや、好きなので」「ふーん…」
実はちょうど先週の金曜日、月島の「1と8」で玉葱ステーキを食べて唸ったばかり。これまた無性に食べたくなったのである。

そして夜。
脇役には姫路のBさんが送ってくれた「猟師が仕留めた新鮮な鹿肉」が鎮座するという豪華な食卓。

肝心の「佐藤家特製新玉葱ごはん」だが、これがなかなかの出来。ツナと一緒に軽く炒め、ご飯に載せてダシで炊いたらしい。ボク的にはツナが余計だけど、ムスメはこの方が喜ぶかな。実際「おいしー。またやってー!」と喜んでいる。
ムスメは玉葱ステーキのうまさにもビックリしていた。椎名誠が「玉葱は天才である!」とどこかに書いていたが(彼は極貧時代に玉葱ばっかり食べて生き抜いたらしい)、ホント、玉葱って天才。裏方さんから主役まで何でもこなせ、しかも激うまい。

ということで、ここしばらくの定番になりそうである。次回は炒めないで炊き込んでみない?と提案している。コクが足りなくなるかな。

リンク用URL

おいしいけど、寂しい

2008年02月29日(金) 7:59:33

えらく久しぶりに「牛フィレ肉のロッシーニ風」を食べた。
ヌーベル・キュイジーヌという言葉がもてはやされた頃、つまり一般的フレンチはまだクラシックな味付けだった頃、この料理はわりとどの高級フレンチ・レストランのメニューにもあった気がする。ただし一番最後に載っていた。メイン料理の一番最後。つまり一番高い料理として。

1980年代とか、フォアグラもトリュフも今ほど流通していなかったので、牛フィレ肉のステーキの上にフォアグラとトリュフが盛大に乗っているこの料理は超高級料理だった。ボクが初めて食べたのは1990年前後だと思う。どっかのホテルのメインダイニングで、会社の先輩と一緒だった。でもあまりおいしいと思わなかった。なによりも肉がダメ。これならただのフォアグラのソテーの方がいいかも、とか生意気を思った記憶がある。まぁまともなレストランがまだ少なかった頃でもあるから仕方ないけど。

つまりあまりいい記憶がなかった料理である。でも最近クラシックな料理が食べたくて仕方ない。「メニューにはございませんが、ご用意できます。オススメです」とレストランで言われたときはなんだかうれしかった。

食べたのは、四の橋の「ラビラント」。
いや〜おいしかった。印象を180度変えてくれた。この店は焼き加減が完璧なので、料理としての完成度が抜群。というか、この料理、ちゃんと作ったら、まずくなりようがないズルイ料理なのではあるが。

まず牛フィレがうまかった。うまくてでかい。卓球のラケットくらいある。ペンホールドではなくシェイクハンドの方ね。そのくらいある牛フィレの分厚いステーキが完璧な焼き加減で焼いてあり、その上一面にこれまた分厚いフォアグラが敷き詰められている。超濃厚。そしてそこに表面が真っ黒になるほどトリュフのスライスが敷き詰められている。ステーキの熱でその香りが吹き上がり、テーブル上の男3人、思わず目を閉じて鼻に集中してしまう。端から見たら確実にキモイ。
そして口に含んだ時の味の重なり。肉もフォアグラもトリュフもどれもが主張しすぎずひとつに溶け込んでいる。みんながお互いに気を遣いながらアピールしている感じ。日本人シェフってこういう謙虚な主張しあいのバランスを取るのがフランス人よりずっと上手。お国柄!

と、まぁ至福の時だったのだけど、でも結果的には「オレも歳をとったな、ふっ」と黄昏れる結果に。
いや、量的には軽くクリアしたのだが、なんというか「うめ〜!」という喜びの手前に「身体に悪いぞ。数値が気になるぞ」というドス黒いフィルターが薄くかかっていて、無邪気に喜ぶ心を邪魔するのだ。こういう潜在意識による妨害行為はいままであまり感じたことなかっただけに、ちょっとショック(遅すぎ?)。

なるほど「おいしいものを無邪気においしいと楽しめる年代」が終わろうとしているのだな、と、なんだか実感した。こういうクラシックな料理もだんだん頼まなくなってくるんだろうなぁ。コレステロール多いものとか頼まなくなり、だんだんそのうち少食になるんだろうなぁ。まぁそれはそれで仕方ないんだけど、やっぱちょっとだけ寂しいかも。

リンク用URL

媚竈(びそう)のご夫妻と

2008年02月23日(土) 17:56:47

昨晩は、ブルゴーニュにある日本料理店「媚竈(びそう)」のご主人と奥様が来日したので、恒例のメシ会。もう3年ほど毎年一回ご飯をご一緒している。まだ現地のお店には行ったことないのだが、妻の優子がチーズ研修旅行のときに二度ほどお世話になっており、その関係でだんだんと親しくなり、毎年この時期にご飯をご一緒する間柄となった。ムスメは用事があったので家で留守番。優子とふたりで出かけた。

この、年に一度の来日を、彼ら澤畠夫妻は綿密にスケジューリングして、全国のおいしい店を食べ歩いている。今回も長崎「エリタージュ」だの博多「たらふくまんま」だの浜松「弁いち」だの、いろんな店で食べてきた模様。

ボクがお連れしたのは、迷いに迷った末「御田町 桃の木」
いくつかリクエストをもらっていた店がいずれも満席だったのと、こういう中国料理って意外と世界のどこ探してもないので(中国各地方を組み合わせつつ、日本の繊細さを足し算して自由自在に構成している。しかもワインが充実している)面白いかと思って。
ブルゴーニュで毎日いろんなワイン造り手と会っているご夫妻だが、この店のラインナップは意外だったようで、最初からいろんなワイン話。ボクのよく知らないビオ系の小さな造り手の話をいろいろ教えてくれた。

この店、ミシュランで星を獲ってからアラカルトでは手が回らなくなったみたいで、いまではコース中心の営業なのだが、あらかじめサイトのメニューを見て食べたい料理をリクエストすることはできる。コレとコレが食べたい、と伝えるとそれをコースに組み込んでバランスをとってくれる。というか、ここで言及したこの本によると、それこそが中国料理店でおいしいものにありつくコツでもあるわけで。

そうして始まったコースは、バラエティに富みつつバランスを考えられてあって楽しかった。
定番の「鎮江黒酢の酢豚」はもちろん、「アヒルの塩漬け卵風味かぼちゃの炒め物」「老四水煮牛肉」「上海蟹肉入りチャーハン」なんかが印象的だったな。「老四水煮牛肉」がうまかったので残り汁に麺をもらってつけ麺にして食べたりもした。澤畠夫妻も気に入ってくれた模様。

食後は4人で西麻布に移って「椿」。
二階にも店が出来ていて、そちらで。
この店は10年ぶりくらいかなぁ。澤畠夫妻と椿さんが親しいようでいろんな話をテーブルで。名物ソムリエールのイクちゃんも10年ぶりだけど相変わらずのノリだった。こういうお高いワインバーってとんと行かなくなったけど、世の中にはお金持ちが多いようで、とてもよく流行っている。

うわぁ、椿っぽい〜、と、バブル時代が懐かしくて笑ってしまうような一品(イチゴのトリュフまぶし)とピンクシャンパン。
ボクの中ではバブルの象徴のようなワインバー「椿」。でも、こうして10年以上に渡りちゃんとバブリーに継続しているのは素晴らしいな(皮肉ではなく)。

澤畠さん、また来年も是非。

リンク用URL

鼻の奥の方にいらっしゃるトリュフさん

2008年02月21日(木) 7:57:16

昨晩は男ふたりでちょっと贅沢な食事会をしたのだが、コースの中の「百合根トリュフまんじゅう」に唸った。
百合根まんじゅうの中に親指の先ほどのトリュフが入っており、外側にはトリュフが極細切りでふんだんにかけられている。目の前に運ばれてくる前からトリュフの香りがぶんぶんと暴力的に鼻に届く。ふんわり届くのではなく勢いよく届くのだ。例えて言うなら、蒸されてふくらんだトリュフの香りの風船が、器の上でパチンと弾けて広がったような。

話はとても盛り上がっていたのだが、器を目の前にした途端ふたりとも黙り込む。
ここまで鮮烈に香るトリュフはあまり記憶にないなぁ。「なんだよコレ」「やっべ」みたいな短く品がない言葉しか出てこない。口に入れて舌に乗せ、上顎の奥の方の空間にしばらく香りを溜め込んで楽しむ。百合根とトリュフがまた合う合う。うまひゃひゃ。

コースはド頭もトリュフ、〆もトリュフだった。
あまりそういうの好きじゃないんだけど(贅沢品はワンポイントで使ってくれる方が好き)、でも昨晩のトリュフ料理はどれも秀逸だったなぁ。
ド頭のクレソンとトリュフの和え物も良かったけど、〆のトリュフ卵かけご飯がこれがまた…。トリュフが入っているわけではなく、トリュフを入れた袋に卵を入れて密封保存して、殻を通して香りを中に移しただけのものなんだけど、卵の奥の方にトリュフがほんのり存在するその距離感がまたいい。もともと卵とトリュフって相性いいんだけど、このくらいの距離感だと主役の卵が負けてなくてちょうどいいなぁ。醤油を混ぜず、土鍋で炊いた白米にその卵のみをかけて食べる。ズズズ。うまひゃひゃひゃい。

一晩たってもまだ鼻の奥の方にトリュフさんがいらっしゃる。だから今朝は、起きてからずっと、静かにそぉっと息をしている。そぉっとな。逃げちゃわないようにな。

リンク用URL

きよみ

2008年02月20日(水) 8:28:54

我が家で「きよみ」が急浮上している。

まず、一昨年頃からファンになった「清見(きよみ)タンゴール」。温州みかんとトロピタオレンジを交配させた柑橘類でこれがうまい。ファンである。

次に去年から急に縁ができた「きよみ」さん。神戸在住の方で、我が家とモリがいろいろお世話になっている。この前も一緒にご飯した。

そして「ちりとてちん」の和田喜代美と和田清海。毎朝、和久井映見の「きよみぃ」を聞いている。和久井映見の「きよみぃ」の発音が好き。

そしてそして、最後の「きよみ」は博多の明太子「きよ味」。先週博多で出会った明太子である。
正確には「辛子めんたい きよ味や」。鈴木清美さんという素敵な女性が作っている手作り明太子で、無添加無着色、すべての素材を厳選して手作りしている特別な明太子。「自分の子供に食べさせられる明太子を、と作り始めた」とのことなので、手を抜いている部分がない。【追記:その後、どうやら一次加工時(きよ味やに入る以前の漁船で獲った時点)にて微量の添加物が使用されていたことがきよ味やさんの調べでわかったようです。きよ味やさんのミスではないとはいえ残念。添加物は最低限とはいえ、完全無添加ではないのでご注意を】
まぁでもそんなことはどうでもよくて、ただ単に「うまい!」。いままでいろんな明太子を食べてきたが、ちょっと別物の明太子だった。粒は大きいし、薄味ながらも辛いし、実に自然な味だし。明太子の新しいおいしさを発見した気分。添加物バリバリに慣れた方には物足りないかもしれないくらい自然で清らかな味。

ただ、この「きよ味や」の明太子、完全手作り少量生産なため、ほとんど流通していない(写真)。
ボクは鈴木清美さんのオフィスに直接伺って買わせていただいたのだが、他ではどこで買えるのかなぁ。全国発送もしてくれるみたいなので、一応連絡先載せておきます。
福岡市中央区小笹1-5-13 (株)鈴屋商会内
092-534-8240(FAX:0120-565509)
中箱(230g〜:二腹から三腹)で3500円。クール宅急便代は別途かかるようです。

ということで、「きよみ」なお話でした。
ちなみに、うちのムスメは響子(きょうこ)だが、普段は「きよ」と略して呼んだりしている。近いことは近い。

リンク用URL

誕生日ランチ

2008年02月02日(土) 8:54:18

昨日は伸び伸びになっていたツマの誕生日ランチ。
2月1日は中学受験のため、ムスメの通っている中学は休校。そんでは、と、3人で神楽坂「ラリアンス」に出かけた。

評判通りのいいレストラン。
でも基本はウェディング・レストランかも。まさにレストラン披露宴向けに作られたレストランなのだ。豪華なエントランス、広くお洒落なホール、高い天井、人数多いサービス陣…。ウェディング用に意識された花嫁花婿が降りてくる階段もあるし、プロジェクターやスクリーン、ピアノなどの準備も万端。ミシュランで一つ星とったレストランでの披露宴は列席者に喜ばれるだろう。そんなこんなもあって休日のウェディングの宣伝のために平日のランチを超お得にしている印象を受けた。ウェディングは儲かるし。

ウェディングにバッチシということは、記念日系にもわりとバッチシな環境ということ。
周りの席でもお誕生日会みたいのが多く、ケーキにろうそく、そして拍手と記念撮影みたいなテーブルが4つもあった(そのうちひとつがうち:笑)。

とにかくランチは超お得。
なんといっても3900円のコースがすごい。税込み・サービス料なし。ドリンクが2杯つく(食後のお茶以外に2杯。もちろんワインOK)。で、前菜・魚・肉・デザートのフルコースだ。味も盛りつけもなかなか良い。環境は抜群だしサービスもレベル高い。これでこの値段なら、そりゃ人気になるはずである。プラス550円すればデザートは「ワゴン取り放題」にもなる。プラス200円でハーブティ・ワゴンも来る。女性大喜び。
5000円のコースもお得。3900円のとの違いはアミューズとスープ、グラニテまでついて、最初からデザートがワゴンサービスなこと。もちろんドリンク2杯つきの税サ込み。ボクは食べたい料理が3900円の方にあったからそっちにしたが、この5000円もすごいお得感あるよなー。

あっという間にマダムたちの間で評判になったのだろう、広いホールはボクを除いて全員マダム系。男ひとり。まぁそういうレストランではある。ビジネス・ランチとかはあまり似合わないかも。

個人的には、この手の空間や環境にはあまり驚かないし、トキメキもない(男性だから、ということもあるだろう)。でも、料理はまぁまぁだったし、サービスはきちんとしていたし、気持ちのいいレストランだった。テーブルには「お誕生日おめでとうございます」のカードがあり、デザートに一品特別なケーキがついた(ろうそくつき)。それは退店時に箱に入れて持たせてくれた。卒がない。

あえて言うならパティシエが弱いかな。ここまで女性向き&記念日向きにしてあるなら、デザートにこそチカラを入れて驚かせて欲しいかも。おいしいのだが「こうなってくると、きっとデザートがすごいぜ」という期待はちょっと裏切られた。

その後ボクは会社へ。ツマとムスメは買い物へ。
そうそう、このレストラン、ワイン持ち込み4000円でオッケーらしいので、いいワインを持ち込んで友人たちと大勢で、という使い方も出来そうだ。その場合でも女性比率が多い方が雰囲気に馴染むけど。

リンク用URL

毎年恒例の新年のお祝い

2008年01月16日(水) 9:26:08

昨晩は、すっかり毎年恒例となってきた神楽坂での新年のお祝い。
1時間だけだが、お茶屋さんでご挨拶をし、金粉の入ったお酒を飲み、伝統的な正月正装をした芸者さんの踊りを見て、最後は全員で三三七拍子(三味線入り)。今年は3年目ということで、多少ビビリも抜け、回りを見回す余裕も出来た。芸者さんとの会話も楽しく盛り上がる。あぁこういうのってやっぱり年月がいるんだなぁと実感。年に一回では粋な旦那衆になるまで数十年かかってしまいそうだが、こういう遊びを知らないよりはまぁいいか。

楽しく1時間が過ぎ、次の店「弥生」へ。
去年もこの店でお会いした、出版業界の大物に今年も偶然お会いした。もうお顔を見ただけで縁起物のような方。2年連続でバッタリ会うのは素晴らしい。今年もいい年になりそうである。

3軒目はお茶屋バーに行って飲み、深夜すぎに帰宅。
昨晩はもうひとつのお楽しみが待っていたのでワクワク。そう、これまた毎年恒例の「Macworld Conference&Expo San Francisco」が日本時間の16日深夜に行われ、ジョブズの発表があったのだ。

去年はここで iPhone が発表され、世界中で話題になった。今年は開催前から「There's something in the air.」と書かれた垂れ幕で話題になっていたが、やっぱり世界最薄のノートブックだった。「MacBook Air」。最薄部わずか4ミリ。すばらしい。マックは常に期待を大きく上回ってくれるなぁ。とはいえ有線LANポートがないのは困る(別売りでUSB Ethernetアダプタがあるらしいが)。あと少々高い。でも、薄くて軽いノートブックの登場を10年以上待ち望んでいたMacファンとしては、非常に食指が動く製品だ。欲しっ。でもすでにツマ(今日が誕生日)からの却下宣言を受けてしまった。む。

リンク用URL

喜久酔 純米大吟醸 松下米40

2008年01月02日(水) 10:58:16

ある方にいただいた日本酒「喜久酔(きくよい)」。
静岡県藤枝市の青島酒造が作っているお酒で、ボクはまだ飲んだことなかったのだが、元日の夜、家族+父母で開けて飲んでみた。

ひと口目は「んん?」。なんか鋭利な香りが鼻に抜け、キレ味ばかりが強調された。
思い直してふた口目。急にフルーティさが広がり甘みも感じられる。キレ味はそのまま。「おぉ!なんだこれ」と優子と目を見合わせる。うまっ。優しく大らかなのにスキッとキレる。理想的な美味だ。
三口目、四口目、あぁほんのりした甘さとキレ味がバランスとれてきてさりげない味になってきた。わざとらしさがまるでない自然体の素晴らしさ。
一本空ける頃には、酔い心地に合わせていろんな顔を見せ、水のような柔軟さに収束していった。参ったな。傑作かもしれない。

この「喜久酔 純米大吟醸 松下米40」は、静岡の稲作農家松下明弘さんが、田んぼの土つくりから始めて農薬の代わりに特製の肥料を使用して育て上げた山田錦(松下米と呼んでいるみたい)を40%まで磨き上げた純米大吟醸。なんだか違う次元の酒だった。キクヨイかぁ。ちょっと他のも飲んでみよう。素晴らしい。

食事は「弁いち」さんから買ったお節。これも今年初めての注文だけど、丁寧で誠意溢れる仕事が感じられるもので、どれをとってもおいしい。だし巻き卵とか栗きんとんとか黒豆とかお煮しめとか、そういう基本的な料理に驚きがある。鳥団子やカラスミなんかにも発見がある。父母を含めた5人で一品一品に「へー」とか「ほー」とか言いながら大騒ぎで食べた。
敢えて言えば全体に色合いが乏しいのだけど、逆に発色剤とか着色剤とか全く使っていない証明でもある。作っている人の顔が見える料理はいいなぁ。工場で作っているような有名料亭のお節の数倍おいしいし安心だ。

おかげさまで元日の夜はとても充実していた。酒がうまくて食事がうまくて家族が健康なら何も言うことなし。食後の正月恒例の花札大会はムスメと父母に任せて、ほろ酔いで先に就寝。あぁ満足。とても良い第一日目であった。

リンク用URL

ふぐ

2007年12月30日(日) 9:41:41

12月は「ふぐ」に2軒行った。
両方とも有名店。「味満ん」と「ふぐ福治」。先に「味満ん」に行き、ここまで高いふぐを食べたのなら、その味を舌が覚えているうちに評判が同じくらい高い「ふぐ福治」に行って舌を客観的にしておこうと思ったのである。こういうのは続けて行かないとわからない。2軒ともド高い店であるが、1年に1軒ずつ経験するより、続けて経験した方が、経験を積むという意味では結局お得なのだ。と、言い訳しないといけないくらいは高い(笑)

味の感想をここで書く気はないが(というか両方ともさすがにうまかった)、客層の違いが面白かった。

「味満ん」の何に驚いたって、客の美人率の高さ。日本一高いふぐ屋と言われているだけあってみんな本命をつれてくるのかも。IT系社長に美女、芸能人と美女、みたいな組み合わせばかり。でも店はいたってカジュアルな居酒屋風趣き。このギャップが面白い。税理士に「もっとお金を使ってください」と怒られるようなお金持ちが普段使いする店なのだろうな。全体に親密なカップル多し。家族経営の店なので全体に親密な空気が漂っているのもそういう客が多い理由かも。

「福治」の方も相当カジュアル。雑居ビルの3階にあり、改装したての小料理屋って感じ。こっちは同伴客とか接待客が多い。ネクタイ族と銀座のおねえさまたちがズラリと並ぶ。自腹っぽい男同士なんてボクたちのみ(対談の伊藤さんとふたりで行った)。同じような価格帯の店なのだが、この違いはなんだろう。六本木と銀座という立地の違いもあるかもしれないが、たぶん店の雰囲気だな。「福治」もいい店なのだが、「味満ん」に漂う「ひそやかな色気」みたいなものが足りないのかも。まぁ味で勝負って感じで男ふたり客としては居心地いいんだけど。

両店ともよっぽどリッチにならない限り自腹では再訪できないし、しないかも。ふぐという山の最高峰はそれなりにわかったし。
というか、ふぐ食べるなら半分以下の値段で値段相応においしい「小やなぎ」を選ぶかも。あそこの客はバラエティに富んでいる。怪しいカップルもサラリーマンも美人さんも芸能人も小劇団系もそこそこ混じっていてホッとできる。大阪で安くてそこそこのふぐをいっぱい食べてきたせいか(大阪はふぐの消費量日本一)、高いふぐはどうも落ち着かんというのが本音。

リンク用URL

惑いの昼飯

2007年12月13日(木) 8:02:00

昨日、午前11時ころに銀座二丁目周辺にいた。
ちょっと早いがもうすぐ昼飯の時間だ。せっかくだからここらへんで食べよう。さて、どこ行こうかな…。思いつくのはまずカキ。「銀座三州屋」でカキフライか、「与志万」でカキ釜飯か、「小花」まで歩いてカキそばか。ほとんどお腹はカキ。カキカキ。3店を迷いつつ、でもまだ昼飯にはちょっとだけ早いので、一丁目周辺をぶらりぶらりと散歩する。お、「ニューキャッスル」でカレーという手もあったか、と店の前を通りながら思いつく。カレーもいいなぁ。あ、この横丁入って「さか田」でさぬきうどんもいいな。でも確か日比谷に移転したよなぁ。でもなんだかカレーうどんが食べたくなってきた。あぁカレーうどん! と、お腹がカキからカレーうどんに移る。カレーうどん、カレーうどん、まぁカレーそばでもいいや。蕎麦屋ってあったっけ……? ん? そうだ! カレースパゲティという手もあるか! 「ジャポネ」でインディアン!

と、食欲は思わぬ方向に展開し、有楽町駅方面に急いで引き返して銀座INS3の「ジャポネ」へ。この店は10時半からやってるからもうとっくに開いているはず。ぅうわっ、11時15分にしてすでに20人くらいの行列。でも迷わず並ぶ。この店、コンロが二口しかないので回転悪いんだよなぁ。待つこと20分。この時間が悪魔の時間で、インディアンと決めているのに、ナポリタンにしようか、バジリコにしようか、ジャポネにしようか、ジャリコにしようかとまた迷い出す。あぁでもこの店に来ると反射的にケチャップ味どろどろのナポリタンが食べたくなるんだよなぁ。昭和初期の喫茶店ナポリタン。あんなにお腹がカレーだったのに、どうしてもケチャップ味が食べたくなってきた…。

ということで、気がついたときにはナポリタンの大盛りをオーダー。カキからナポリタン。何の脈絡もない。結局何でもいいらしい…。

食べ終わって銀座でシャツ買おうと思ってぶらぶらしてたら、先々月に金沢でお会いした方にバッタリ。うわうわ偶然!と喜び合う。つか、今日の夜、金沢で会うことになっているヒトのひとりなんですけど。1日早く会っちゃった。

ということで、いまから金沢に行ってきます。冬の金沢を食べてくるです。昼は鮨。夜はその方も含めて4人で鍋。寒いかな。どんな格好で行こうかな。

リンク用URL

昼も夜も中国料理

2007年12月09日(日) 18:03:22

昨日、シルヴィ・ギエムを観たあと、森崎くんが24時から30時までのロケだということで、じゃぁ夜ご飯も一緒に食べようということになり、家族も呼び出して4人で「御田町 桃の木」へ。

この店は2回目だが、1回目に行ったときより数段よくなっていた。
うまかったなぁ。ボタンエビの老酒漬け。ピータンを揚げたもの。自家製干し肉と台湾A菜の炒め物。鎮江黒酢の酢豚。咸魚(ハムユイ)チャーハン。あとヤリイカの辛み揚げみたいのもうまかった。ワインも美味しいのを厳選してあるしリーズナブル。妻も子供も大満足。また家族で来よう。

森崎くんと娘は映画「Hairspray」の話題で盛り上がっている。彼は子供もいないのに子供扱いが実に上手。というか、わりと対等につきあってくれるので娘も喜ぶんだな。22時半近くまでわいわい食べ、彼はロケへ。仕事前だったのでお酒も飲めず、ちょっとかわいそうだった。しかも今から徹夜だし。

実は昼ご飯も彼と一緒に「慶楽」のラーハンだったので、昨日は昼も夜も中国料理かつチャーハンだったことになる。東京の中国料理って確実においしくなっている実感。もっと開拓しよう。台湾や香港にも行きたいなぁと、おいしい中国料理を食べた後は心底思う。

リンク用URL

年に一度のワイン会

2007年11月10日(土) 9:47:02

年に一回、11月くらいに岡山からお客さんを招いたワイン会がある。今年もその季節。昨晩は「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」にて。「オ・コション・ローズ」があったのと同じ場所なんだけど、改装してずいぶん感じが変わった。思い出がある店が跡形もないというのはやっぱり寂しい。自分の人生の大切な数時間が消しゴムで消されちゃった感じ。そういう意味でも「長く続ける志がある店」、そして「長く続いている店」がボクは好きなんだろうな。まぁいろんな事情があるだろうから責めるわけではないんだけど。

昔はワイン会って山ほど参加していて、ワイン日記もマメにつけていたのだけど、もうあまり造り手とかパーカーとかセパージュとかこの頃ほとんど興味なくなっちゃった。ワインを楽しむ最低限の知識はあると思うけど、それ以上くわしくなるつもりがあまりない。信頼できる酒屋さんやレストランに任せて楽しくおいしく飲めればそれでいい。その辺基本的に肩の力が抜けたなぁ。幸い奥さんがワインの資格を持っているので、何か困ったら彼女に聞けばいいし。

でもこのワイン会は古い知り合いばかりで、みんな異様にくわしいしよく飲んでるけどひけらかさないタイプ。気楽に参加できて良い。「どうも〜、1年ぶり〜」って感じで自然に始まる。みんな一本ずつワインを持ち込むのもこの会の特徴。ボクは昨日は「Gewurztraminer 2001 Gerard Schueller」を持ち込んだのだけど、これが我ながら絶品だった。イケムの香りなのに味はすっきり辛口。「佐藤さん、3年前も同じ造り手のリースリング持ち込みましたよね」と安師範の指摘。うわ、さすがなご記憶! あのリースリングもしみじみ良かったっけ。

光弘さんとも田舎暮らしを始めて初めて会う。野良仕事で少し痩せて顔もツヤツヤ。健康そうで何より。

リンク用URL

ステーキ・タルタル

2007年11月03日(土) 16:19:11

昨晩はひさびさの「モレスク」
原稿を書くために家に向かって電車に乗っていたら、ボクなんかより数倍忙しい方から「疲れ切ったのでつきあってくれ」と電話があり、そこで見捨てるほど冷たくもないので、心を切り換えて救助に向かった。まぁ2時間それにつぶしたからって挽回できないこともない。というか、しょせん原稿なのだ(と言い聞かせる)。

で、店の前まで行ったのだが、まだ7時前だったせいもあり、開店前。仕方ないからふたりで近くのフレンチ「レカイエ」のカウンターでシャンパンを飲んだ。思いも寄らない展開での思いも寄らないシャンパンは素敵だ。疲れの原因についてのポジティブな話を聞きつつ、ボクはボクで原稿原稿と張りつめていた心を解していく。アンチョビがよく合っておいしい。

「モレスク」が開店したのでサッと入り、お目当てのステーキ・タルタル。
その方はいつも具体的に「○○が食べたい」と料理名を言う方で、昨日のリクエストはそれ。前は豚肉のTボーンだったし、その前は鴨のコンフィだったし、その前の前は立ち飲み屋の怪しいステーキだった。ほとんどそれ一品をワインと共に飲み下すと「じゃ、帰ろうか」となる。たまには食べたいものを数軒ハシゴするのだが、昨日は夜8時すぎには解散となった。

おかげで気持ちが楽になり、スムーズに土日に突入。右肘の痛みゆえ止めていたプールにも今から久々に行こうと思う。少し視野が狭くなっていたことに気づかされた感じ。原稿は相変わらず難所で四苦八苦しているが、気持ちが明るくなったのでたぶん抜けられるだろう。ロシアでアウェイで闘っている方からの応援メールもよく効いた。ありがとう。

リンク用URL

胃安め週間、いきなり挫折

2007年10月31日(水) 7:23:24

京都金沢とわりと食べたので、今週は胃安め週間に決定していたのだが、いきなり昨日挫折した。
帰り際、ある雲の上的お偉いさんに会社の出口で遭遇。「お、帰るんか。行くか」と一見矛盾するような言葉でお誘いを受け、「あぁ胃が…、原稿が…」とハラホレヒレハレになりながらお供。関西時代の上司でもありうれしいのだが、なして今日なん?とヨレヨレしながら。

店は新橋の「そのまんま」。宮崎料理ではなく土佐料理。2人の上司も合流して計4人に。
ここはお偉いさんの行きつけみたいだが、胃が疲れてなければ相当いい店。土佐弁バリバリのお母さんがひとりで切り盛りしてるんだけど、出てくるものがイチイチうまい。基本的にメニューはなく、おまかせのみ。昨晩は目刺系を七輪で焼いておつまみにした後、カツオのハラスとチチコ(心臓)を七輪で焼いたのだが、これがうまい。んでもってウツボのお汁。だしが絶品。そうこうしていると「鍋のまま客席に出すのこの店で初めてやきに」とドドドーンと出てきたのがカツオのカシラ鍋。賄い料理をそのまんま出してみたかったとか。アウトドアで使うような大鍋がそのまんまテーブルに。でもこのカシラがうまいのなんの。ニンニクの茎とも合ってダシがめちゃうまい。なんて贅沢な賄い。

で、こういううまいもんを前にすると習慣上ガバガバ食べてしまうのだが、胃が悲鳴を上げはじめ、ふと気がつくと腹一杯に。大鍋に逆上したらしく、まるでマシンのように喰っていた。あぁ胃安め週間だったのになぁ。でもまだまだ。メインディッシュはこの後だった。鯨すき鍋。鯨のすき焼きである。またこれが美味で、げっぷげっぷ言いながら食べた。なのに、最後の最後に、残った汁に卵を溶かずに落とし、白いご飯に汁とともにぶっかけて食べるといううまうまメシが待っていたじゃないですか。こりゃマジうまい! でも胃がもうもたん。食べたけど苦しい。あぁ絶好調時に来たかった…。

この店、「店のやり方に文句は言わんとってください」とか「当店の気に入らん人は出て行ってもらいます」みたいなことが壁に貼ってあったりして超個性的。とはいえそんな気難しいタイプのお母さんではないので(というかとても明るくほがらか)、以前によっぽどイヤな目にあったのかもしれない。万人受けはしないかもしれないけど、確実にうまいもんにありつける店だなぁ。それにしても胃が満杯だ。歳を考えなさい。今日こそは超セーブするぞ。

リンク用URL

割烹の入り口

2007年10月27日(土) 7:40:21

京都の割烹は50歳になるまで取っておこうと思っていた。
場慣れや舌の訓練なんかはそこそこ来てるかなぁとは思うのだが、ああいう店は自分の格みたいなものが伴わないと店の雰囲気も壊すし、自分も居心地悪い。なにより若くしてそういう場所に出入りすると50、60になったときの楽しみがなくなる(笑)

で、昨日、2軒半(最後の「半」は食後に一品&飲みに伺ったから)、ひとりで有名割烹に行って、その思いを新たにした。
場慣れは大丈夫。居心地も悪くない。店側も一人前に扱ってくれる。というか料理人よりボクの方が年上だったりする。でも、もう少しだけ自分の年輪が足りない。あぁまだ数年早いな、と。ま、禁を破って周り始めてしまったので、これからも年数軒ずつ行く可能性はあるが、もうちょい早い(特にひとりでは)。

昼は端正で真面目な割烹。夜は若くて派手で驚きのある割烹。まったく違うタイプ。両方いい店だけど、どちらかというと夜の店の方が好きだったかな。
で、夜にハシゴして、ある方と古い割烹で待ち合わせて1時間だけ食べたのだが、この年季の入った板前さんは、ボクがその「若くて派手で驚きのある割烹」に行ったと言ったら「あぁ、彼はまだ若いなぁ。学芸会みたいな料理を作る。派手やけどお酒が進まへんな。その辺もう少し年がいくとわかるんやろうけどなぁ」と優しい口調で。なるほどな。ボクもまだいまはそっちの方が楽しいようだ。ようやっと割烹の入り口いうことやね。

リンク用URL

松茸めがね

2007年10月26日(金) 8:26:44

泊まりはグランドホテルやったんやけど(こっちに来るとすぐにエセ大阪弁に戻る)、グランドホテルって50年の歴史に幕を閉じるらしい。お化けがでるという噂もあったけど、いいホテルやったんやけどな。最後に泊まれて良かった。

ちらりと支社に表敬訪問してから京都へ。
昨日から2日間、お休みをいただいてクレア連載のための下見&食べである。でもいつものような無理はしない。締め切り近いし体調崩したくない。基本、節制。
昼はひとり祇園「竹きし」。ここはなかなか良い。釜飯なのだが、祇園にありながら敷居も高くなく程が良い。季節の釜飯を「栗とホタテ」にするか「松茸」にするか迷った末「栗とホタテ」に。しみじみする。
食後、まだ少しお腹の余裕があったので新京極まで歩いて「乙羽」の冬期限定名物「むしすし」。器ごと蒸すせいか器を持てず、食べるのに苦労する。あちち。

ホテルに帰って原稿書き。ほぼ240ページざっとは書き終わったが、ここからが大変。見直していくといろんな瑕疵が見えてきて大幅に書き直す部分とか構成自体の変更とかいろいろ出てくる。今回は食の本でもエッセイでもなく真面目な本なので慎重に慎重に。

夜は、予約が取れない代表のような割烹「祇園さゝ木」へ。
ある方がなんとか抑えた席にボクなんかをご招待してくださった(といっても割り勘だけど)。
基本と創意工夫が交差した独特なるコース。佐々木劇場と言われるのもよくわかる。佐々木さんの目の前に座らせていただいたので創っていく過程がすべて見られ楽しい楽しい。器も凄かったな。料理は、シラザ海老とホタテの上海蟹内子ソース、小カブの銀杏ソース、戻り鰹の握り、笹鰈の焼き物あたりが印象に残っている。あ、それと、丹波松茸とぐじのホイル焼きも。ホイルを開けた途端、めがねが松茸香の蒸気で曇る。あぁ松茸めがね。思わずめがねをとって、曇った部分を嗅いでしまうアホくささ。
〆はサンマご飯と栗ご飯。特にサンマご飯、最高やね。デザートのパンナコッタもよい。

食後「バー・カルバドール」へ。とてもいい隠れ家バーだ。ウンダーベルグを使って創作してくれたカクテルがよろしかった。深酒しないように気をつけて、ホテルに帰って原稿。ある箇所で詰まっている。むぅ。

リンク用URL

古くさくなったケーキ

2007年10月20日(土) 18:00:17

昨日、あるところで時間が中途半端にあいたので、カフェに入った。
カフェというか、ケーキ店かな。併設カフェがある感じ。その昔一世を風靡したケーキ店である。そういえばこのごろ噂を聞かないなぁ、まだあるのかなぁ、と行ってみたらまだあった。

入口でケーキを選ぶ。モンブラン系の種類が多いのはこのごろの流行だな。3人でそれぞれ違うのを選び、席につく。

ケーキが来た。よしよし、と、ひとくち。……。ん?
他のふたりの頭の上にもハテナマーク。

ボクは甘いものはあまりくわしくない。
というか、パティシエがいるレストランの、食べる人の注文があってから作るデザートが好きだし、なかなかそれに勝てないと思うのであまり行かないのだが、この店のケーキは…、ひと言で言うと「古くさい」と感じた。別にまずくはないのだけど、なんというか、一世を風靡したころのまんま。なんか1990年代の匂いがする。そこで止まっているのだ。古き良きものを守っているのならまだしも、あの頃の時代に踊ったまま、止まっている。

10年前は行列の店であった。いまはスカスカである。
きっとあまり味は変わってなくて、10年前にはこういうのを「おいしい!」と思っていた気がする。んー、なるほど、時代の味ってあるもんなんだなぁ。味が変わってなくても、それって(くわしくない人にでも)ひと口でわかられちゃうものなんだなぁ、とか。

人間もいっしょかも。成長をやめてしまった人は、5分話せばそれとわかる。
40代も中盤になると、同年代でも「おりてしまう」人が多い。以前はあんなに輝いていたのに、今はどこかでおりちゃった人。

きっと毎日の違いはほんの少しなんだろうけど、長い間にはすごい差になって現れてくる。ちょっとずつ自分を甘やかして「まぁいいや」とやってたり、以前の成功体験を反芻していたりすると、10年後が怖い。

ボクは別に時代に乗ったりしたことはないけど、40代になって自分に甘くなった気がする。成長の速度を緩めた感じ。古くさくなったケーキは、シビアにそこを突いてきた。甘いけど、痛い。

リンク用URL

イチボのステーキ

2007年10月05日(金) 9:28:59

昨晩は久しぶりの「北島亭」

3ヶ月前にある先輩が突然「イチボのステーキが食べたい。ガッツリ食べたい。北島亭で食べたい。佐藤予約してくれ」と言い出して、「いいっすねぇ。ガッツリ行きましょう。で、いつが空いてます?」と聞いたら「最短で空いているのが10月4日」と(笑)。お忙しい人なのだ。だから3ヶ月前に4席予約して、食材も指定して、3ヶ月間ずっと楽しみにしていた夜だったのである。

久しぶりの「北島亭」は外装も内装も変わらなかったが、サービスの人がハキハキと明るい男性になっていた。武骨だが楽しいサービスをしてくれる人。やっぱりサービスで店の印象はガラリと変わるなぁ。

料理はメニューから自由に料理を選べるタイプのコース料理。
メインだけはイチボのステーキにして、あとは4人で自由に。昨日は超定番の「生ウニとコンソメゼリー カリフラワークリームソース」と「フォアグラとアカザエビのラビオリ セップ茸のクリームソース」が特に印象に残っている。んでもって3ヶ月待ったイチボのステーキはやっぱり絶品。香りがスゴイし、火加減も絶妙だ。

冷たい前菜が2品。温かい前菜が1品。魚料理が1品(立派なのどぐろと柳鰈)。そしてイチボのステーキにデザート、と、皿数が多いし、もともと「北島亭」は一皿の量がスゴイので有名なので、パンをなるべく食べずにお腹を調整しながら食べたのだが、意外と量が少なく、最後までフツーに食べられた。
聞いたら「いろんな種類を食べていただきたいので、1皿の量を少なめにするように方針を変えました」とのこと。んー、このボクが料理を残すくらいの量を出していたあの頃のインパクトが少し減ってしまったのは残念かも。でもこれで女性でも最後まで行き着ける量になったのは確か。

終了後、東京タワーが見える隠れ家バー。
そのバーのオーナーも合流してしばし歓談。風が心地よい最高の晩だった。至極ご機嫌で帰宅。なんか運気まで回復してきたような気持ちにさせる、いい晩であった。

リンク用URL

おごられ酒

2007年10月04日(木) 9:25:58

昨晩は会社の後輩がおごってくれるというのでトコトコと小滝橋「多幸兵衛」まで。高田馬場周辺は久しぶりなので馬場からずっと歩いた。途中「真菜板」を通り過ぎる。行きたい店のひとつ。それにしても後輩がおごってくれるって意外とうれしいもんだ。高い店じゃないけど、気持ちがうれしい。

3人で会社の話とかいろいろ。社外の人と飲むことが多いので(なるべくそうしている)、仕事の話とか逆に新鮮だったりして。愚痴酒ではなかったが、若い人たちも閉塞感いっぱいで大変そうだ。そういえばおとといは若者雑誌の編集長と2人でランチしたが、やっぱりそういう話になった。半径5メートル以内のシアワセに向かわざるを得ない人たち。成り上がってやろうとかいうギトギトとは無縁。それは大人が作った現在の環境から来るんだろう。ま、大人たちは大人たちで閉塞感で参っているのだけど。

3人でチラリと「Amoh's Bar」によって、バカ話で盛り上がって帰宅。時計の針がてっぺん指す頃だったかな。そんな遅い時間じゃなかったしあまり酔ってもいなかったんだけど、いつの間にかリビングで床寝していいてビックリした。いや、床寝というか床座り寝。ソファを背にして床に座って寝てたからケツいてぇ。朝6時までそんな状態。あぁケツいてぇ。起きてきた妻に笑われながら寝室に退散して二度寝。あぁ二度寝ほどのシアワセは他にない。

リンク用URL

すっかり秋

2007年10月02日(火) 7:36:04

昨日もバッタバタで、わりと疲弊しつつ、夜。
待ち合わせて鮨屋。

今年初め頃から「飲もう」「飲みましょう」と言い合い続け、日程調整しては「あ、ごめん、延期して」「あ、その日はダメになっちゃいました」とキャンセルが続き、秋になってようやく会えた人。あぁ、でも他にもそういう関係の人が3人ほどいるな。いつになったら会えるのか。

人形町「六兵衛」。古い町に溶けこんださりげない店。なんてことない店だが、妙にくつろげる空気が漂っている。話に夢中になるにはこういう鮨屋がよい。

相も変わらずの爆裂人生。そのバイタリティと貪欲に感心しつつ、自分はすでにその世界にいないのかもしれないと溜息をつく。これは「老い」なのか、それとも「飼い慣らすことに馴れた」だけなのか。どっちだろうなぁ…。まぁ疲れているだけかもしれないが。

〆は久しぶりの「1と8」。爆裂人生の告白はさらに続く。外は冷たい雨。すっかり秋になった。

リンク用URL

ちゃんと遊ぶ

2007年09月20日(木) 7:27:38

昨日は2時間だけ無理矢理早退して夕方しかやっていないやきとり屋へ。
15時半から18時までしか営業していない。開店前にはもう行列。うひゃ。

おととい「Amoh's Bar」で夜中に盛り上がったのは書いたが、そのとき「明日も飲もう」という話になり、森崎くんたちも含めて4人でそんな時間から繰り出したのである。というか、夜には店を開けないといけない天羽(中高の同期)にとっては、このトリッキーな営業時間は「店を開ける前に一杯飲める、まさにオレのためにあるような店」。しかも通勤経路にあるというから、彼がこの店の常連になるのも時間の問題だ。常連になっても仕方ないくらいは旨かったし。前から行ってみたかった店だが、やはりなかなか図抜けていた。煮込み、ガツ、ハツ、子袋、シビレ、生ピーマンに塗り込むつくね、ヒモのスタミナ、キャベツサラダ、黒ビールを混ぜるカクテル…。しかも激安。雰囲気もいい。来てる客もいい。外はまだ明るい。いいなぁ…。

17時すぎにはもうすっかり出来上がり、よし!とばかり2軒目へ。
典型的なサラリーマン居酒屋(だけど名店)へゴー。この店のゆぶしのファンである。やっぱうまい。名物の腸詰めとかアリラン漬けとかのりうどんとかもらってまたまた満足。そろそろ会社帰りのサラリーマンが店に来だした。ごめんね、こんな時間にすっかり出来上がっていて。

なんとなくスウィーツが食べたいねとなり、甘い店を探して街をさまようベロベロの4人。
「こっちです!」と自信たっぷりの森崎くん(札幌在住)の先導で自信たっぷり道に迷う4人。「絶対こっちです!」自信を失わない森崎くんのディレクションでますます深みにはまっていく4人。「あと少しです!」いよいよロストの度を深め、住宅街の奥に入っていく4人。というか、札幌に住んでいる人に東京の道案内をさせた時点で死。歩き疲れた頃に一軒の日本茶バーを見つけ、そこで和風スウィーツを食べて人心地。あ〜歩き疲れた。

で、4軒目はラム酒専門店へ。
ここはコロンボというカレーがうまい。腹一杯だけど食べちゃう。珍しいラムもいろいろいただいて満足。ふと時計を見ると「オイ天羽! そろそろ開店しないといけないんじゃないの!」という時間。ベロベロだったのに「店を開ける」と思い出して背筋が伸びる天羽。さすがプロ。がんばれよ〜とみんなも解散。5時間以上遊んだなぁ。疲れたけどなんか吹っ切れた。「ちゃんと遊ぶ」って、やっぱ必要だな。

リンク用URL

打ち上げ

2007年09月19日(水) 12:14:07

ドラマ「受験の神様」が昨日クランクアップしたとのことで、森崎くんたちとお祝いの宴。
まずは焼肉。打ち上げは焼肉、というのはもうほとんど伝統行事みたいなものだ。場所は「正泰苑」。久しぶり。んー、なんだか高くなんない? もう少しリーズナブルな店だった記憶が。

まぁでも美味しく食べて場所を変える。
これまた久しぶりの某バー。シャッターを開けてもらって東京タワーを眺める。眺めるというか見上げる。札幌からのお客さんは当然喜ぶ。まぁこのシチュエーションは凄まじいからなぁ。ウンダーベルクで苦いカクテルを作ってもらって(そればっか)肉に疲れた胃を癒す。涼風が入ってきて気持ちよし。

〆は「Amoh's Bar」。
数日前に「宿無し」のことを書いたら「余計なことを書くな(笑)」とメールをもらい、いいタイミングだったので訪問。森崎くんもすでに何度か来て馴染みになっている模様。たまたまボクのiPodに入っていた「宿無し」をかけてもらったりしつつダラダラと飲む。

「じゃあね」と店を出るときにTOKIOの「本日、未熟者」が流れてきた。「だってドラマの後テーマじゃん!」だって。後テーマを背中に店を出る森崎くん。天羽はこのために用意してたのね(笑) サービス精神あるなぁ。

♪野望はあるか 義はあるか 情けはあるか 恥はあるか

中島みゆきの詞がこころにささる青山の夜。

リンク用URL

佐藤家の4球

2007年09月17日(月) 21:24:21

週末は友人夫妻が来宅。
新婚さんなので結婚のお祝いをしようという趣旨。ほんでは、と、ちゃんとしたワインを開けることに。ワイン・セラーは妻の管理なので何が置いてあるかボクもほとんど知らない。何が出てくるのかなー。

まずは「Salon 1988」。いきなり贅沢だ。
これはある方からいただいたもの。インパクトがあったのでよく覚えている。大切なお客さんのときに開けようと取っておいたもの。うむうむ。濃くて複雑な味わい。当たり前であるがこりゃいい出だしである。ど真ん中のストレート。素晴らしく印象的な球筋。

2本目は、元ピアニストのフランソワ・グリナンが有機栽培で作った「セレーヌ・ブランシュ」。
ルセットという品種。面白い。ソーヴィニヨン・ブランをちょい甘くしてクセをつけた感じ。「Salon」と張りあわず、違う方向で攻めてきた。内角高め、ボールになるシュート。これを投げておくと次の外角直球が効く。

そしてその外角直球は、ジョルジュ・ミュヌレの「リュショット・シャンベルタン 1998」。
これは数年前のボクから妻への誕生日プレゼントだ。なぜ誕生日プレゼントのワインをこういうタイミングで開けるかって? それは「ふたりだと勿体ながって開けないから」ですね。こういうときでもないと一生開けない(笑) さすがの美味。酸味がいいなぁ。ズドンッとキャッチャーミットへ。バッターは呆然と見送るしかない。美しい。

ということで、ここまでの投球内容は完璧。ツーストライク・ワンボール。押せ押せ。
で、4本目はウィニング・ショットになるはずなのだが……。1998の「バーン・オーブリオン」はちょっとその役をこなしきれなかった。惜しいなぁ。開けるのが早かったのか、外角に力弱く逃げていくカーブになっちゃったよ。残念。やっぱシュート回転の直球で内角を抉って欲しかった。でもまぁ最後の最後に逃げるカーブを投げちゃう江川卓みたいで微笑ましかったけど。詰めが甘い佐藤家らしい。

ま、それにしても、相手夫妻が完璧にワインをわかっている人たちだったので、ワインも幸せであった。また是非。

リンク用URL

とんかつと焼肉

2007年09月08日(土) 22:00:29

昨日はなぜか「肉」の日だった。
ボクは20代の一時期ベジタリアンをしていたくらいであるから、あまり肉を中心には食べない。なのに昼はとんかつ。夜は遅めに焼肉。なかなかハードだったな。

昼はとんかつの名店「勝漫」の職人さんが独立して開いたという「とんかつ やまいち」へ。8/20にオープンしたばかりの店である。てっきり「勝漫」のオーナーだと思っていたのだけど、雇われだったんだなぁ。
で、そろそろ辞めたいと周囲に漏らしたら「独立しろ」とせきたてられたとか。ただ、その職人さん、わりと弱気だったようで「自分なんかが独立しても成功しない」とあくまで謙虚。日本トップクラスのとんかつを揚げる人なのに謙虚すぎ。
でも常連さんをはじめ、強く勧める人が何人かいて、「勝漫」から程近い場所に店を開くに至ったと聞いた。ちなみに現在の「勝漫」は、ホテルの社員食堂で働いていた方が受け継いで揚げているとも聞いた。

いや〜やっぱうまかった。日本トップクラスに好きなとんかつかも。ご飯が少し残念だったけど、あっさりしたとんかつでいくらでも食べられそうだ。また来よう。

で、夜は広告の講義。
2時間の講義の中で、スラムダンクの事例を話したのだけど、終わってから聴いた人が寄ってきて「広告を続ける勇気が出ました」と言って泣いてくれた。普通にキャンペーン事例を話しただけだったのでちょっと戸惑ったが、なんかボクももらい泣きしそうになった。何かが伝わったのなら、うれしい。

講義後、一緒にやった方とふたりで渋谷「ぱっぷハウス」。焼肉だ。
裏メニューで豪華な食事。でも食べた量に比して高すぎる印象。うまかったけどなー。でもふたりとも「サシが嫌い」の「赤身好き」。とにかくサシが入っているのを持ってこないでくれ、と頼んだけど、裏メニューはどうしてもサシ入りばかり(まぁ単価が高いから仕方ないのだけど)。最後は内臓系。深夜なのに食い過ぎ。

ということで、しばらく肉はもういい気分。

リンク用URL

小浜ラーメン

2007年08月26日(日) 19:16:50

「こはま」ではなくて「おばま」ね。

名古屋で世話になったNY強制送還ダンサーENGIN#9が、「オレ、どうしても食べて欲しいラーメンがあるんすよ。送るので食べてください」とメールをくれた。故郷である舞鶴に彼が住んでいた頃よく通った小浜のラーメン屋が通販をしているというのである。「ここのラーメンだけは自信があるっす。これをさとなおさんに食べさせたいがためにツアーを考えてるくらいっす」とまで言う。

福井県の小浜かぁ。わりと思い出の地だなぁ。
20代中盤くらい。よく遊んでいた男女グループ4人で、クルマ転がして三方五湖や若狭湾に遊びに行ったことがある。楽しかったなぁ。
んでもって小浜で「一日漁師体験」というのに参加したのだ。朝5時集合で港に行き、小舟に乗って沖に出て網を取り込む作業。その日はイカの大群が捕れ、狭い甲板で漁師自らがさばいて、とれたてのキトキトを食べさせてくれるオマケつき。舌にとろんとろん、歯にきしんきしん、喉にぬらんぬらんで、もうたまらん味だった。

そんなことを思い出しながら、送ってくれた小浜ラーメンを食べた。
ボクはあまりラーメン好きではないどころか、わりとラーメンに手厳しいところがある。せっかく送ってくれたけどおいしくなかったらどう言おうかなぁ、とか、おいしくないことを前提に言い方を考えていたりした。

が!
これがなかなかうまかったのだ。妻の優子も大変気に入った模様。
まぁ通販なので現地の味とは比べものにならないだろうが、予想を上回る美味であった。麺と油に改良の余地があるとは思うものの、魚の強い香りが存分にする独特のあっさりスープは奥深い味で実に気持ちがよい。パンチがある上に飲んでいてホッとする美味。おぉ、なかなかうまいじゃん!

というか「家で食べるのにちょうどいいあっさり感」なので、外食として食べたら物足りないかもしれない。でも気に入ったので、今後の家ラーメンに採用したい。定期的に買うことにしよう。ちなみにココで買えます。東京出店も考えているらしい。

リンク用URL

SWING MATES CLUB K

2007年08月25日(土) 9:25:59

昨晩は久しぶりに「酒あり外食」。なんと10日ぶりである。

一軒目に行ったレストランについてはまた後日書く。いや〜うまかった。評判は聞いていたけど、ここまで繊細な料理だとは思わなかった。ほとんど和食のような清らかな純正オーストリア料理。ウィーンってこんなに美味しかったっけな?
デザート前の「クラッハー・グランクリュ」がまた絶品。ブルーチーズと貴腐ワイン(クラッハー・トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ)を混ぜたもので、これをそのクラッハーを飲みながらいただく。当たり前だけど完璧なるマリアージュ。蜂蜜もよく合う。至福のとき。

二軒目は九段の「SWING MATES CLUB K」へ。
ここは二度目。店主の市川克美さんがギターと歌をやる小さなライブハウスなのだが、毎週金曜夜だけその娘さんである市川美絵さん(超美人)とふたりでやるのである。演目はオールディーズ中心。レパートリーが幅広く膨大。歌もギターもプロ真っ青の絶品級。ボクはオールディーズから70年代くらいまでのポップスに妙に詳しいので、ここでやるほとんどの曲を歌える。楽しすぎて泣ける。

美絵さんもお父さんも歌がうまい。演奏もうまい。見惚れつつ聞き惚れつつ共に歌いつつ。昨晩は珍しく日本語の歌もやった。「まちぶせ」「ルージュの伝言」「バスルームから愛をこめて」。あれだけのレパートリーを持ちつつ、こんな歌まで暗譜で歌えてしまう美絵さんはスゴイなぁ。しかもキーボードとアコースティック・ギターとベースをとっかえひっかえ弾きこなしながらである。

それにしても、山下久美子の「バスルームから愛をこめて」はやっぱり名曲だ。家に帰ってからもずっと頭の中で歌い続け。今朝も頭を離れない。♪おーとーこーなんてしゃぼんだま〜

リンク用URL

人生初!? お酒抜きで割烹

2007年08月22日(水) 9:10:37

数日前、可愛い後輩とふたりで夜ご飯に行った。
下北沢には珍しい大人な割烹。酒の肴として絶好なメニューが並ぶ。でも、後輩はクルマだったので酒が飲めない。んー、そういえばボクも夏バテ真っ最中。「よし、今晩はお酒なしにしてみよう!」と最初からウーロン茶を頼む。わりと勇気がいる初体験。

だって、割烹に限らず、夜の会食で酒を飲まなかった記憶がないのである。
人生初かも。
もちろん、ひとり飯では飲まないことも多いし、残業飯や弁当の時は飲まない。家でもお酒はあまり飲まない。運転があるときも飲まない。でも、誰かと普通に夜ご飯を食べに出て、ビール一杯すら飲まなかったのはほとんど記憶にないなぁ。今晩はビール一杯でやめておこう、とか節制した夜は記憶にあるけど、最初から最後までウーロン茶なんて、やったことあったっけか?

ヤバイことに、この店、出てくるものがいちいちおいしい。お酒に合う。
茗荷を利かせたもずく酢から始まって、焼鮭のポテトサラダ、里芋とずいきの冷鉢、いわし南蛮、いろいろ野菜の白和え。冷酒に合いそうなおばんざいがすべてきちんと焦点が来た美味。うわぁ何かの罰ゲーム?

でも、最初は違和感あったものの、途中から酒がない食事に馴れ、普通になった。
話自体もちゃんと盛り上がった。いや、盛り上がったというより、スムーズで気持ちよく、楽しい会話だった。酒が入ってない分、調子に乗ったたわごとや失言もないし、酔った頭で必死に取り繕う屁理屈もない。さわやかな頭でさわやかな会話。近くの席で飲んでいる酔っぱらいの大声会話がバカげて聞こえる(笑)。なるほど下戸の人からはいつもこういう風に見られてたんだな。

焼き物に移って、さんま塩焼きと豚の西京焼き。うまし。そして〆には、だしの効いた昆布茶漬け。これまた絶妙。どの料理も焦点が来ていて加減がいい。下北にもこんな店があるんだなぁ。しかも安い。お酒飲んでないせいもあって、ひとり4000円強。よかよか。

つか、やれば出来るじゃんオレ。お酒抜きでも会食できるじゃん。いやむしろ気持ちよかったじゃん。夜も早く帰れて楽だし、帰ってからも(酔ってないから)いろいろ出来るし、翌朝もスッキリじゃん。

もちろんこういう料理には日本酒がうまい。でも「お酒がなくても楽しく食べられる」と知ったことは自分的には大きい(気づくのオセーよ)。思えばいままで「お酒を飲むものだ」と思考停止して飲んでいたかも。お酒を飲まない自由を獲得した感じ。オーバーか。

とはいえ、フレンチやイタリアンでワインなしで食事ができるかどうかは、また別のお話である。これは勇気がいる。ワインなしのフレンチねぇ…。今度やってみよう。

リンク用URL

池袋「永利」

2007年07月24日(火) 5:44:21

最近行った店の中で一番印象的だったのは池袋の「永利」。
池袋に客が中国人ばっかりの店がある、とは聞いていたが、ここまでかよとビックリする中国料理店だ。7〜80人は入る店なのだが、その9割は中国人。いや9割5分か。しかも庶民系。店に入った途端クラクラするほど中国そのもの。みんながみんな甲高い声で話していて耳がわんわんしてくる。店員ももちろん中国人。日本語は一応通じるが覚束ない。

正確には「中国東北家郷料理」。
メニュー数が多く、壁に余白がないほど貼りまくってある。帰りに出前メニューをもらって帰ってきたが、出前メニューだけで201番までメニューがある。店長のオススメみたいな、壁に貼ってあるテンポラリーなものを入れると250くらいはメニューがあるかも。東北地方の料理や家庭料理が中心なので知らない料理名も多い。どれもこれもおいしそうだ。

まったく予備知識なく先輩(男)と飛び込んだのだが、ふたりで必死に勘を働かせて選んだメニューがどれもこれもアタリでうまかった。というか、勘が当たったとかいうよりメニュー全部うまいのかも。特に印象的だったのは「東北醤大骨」。豚背骨のタレ煮つけである。背骨がブロック丸ごとドドドンとテーブルに届く。そこにへばりついた肉(甘辛煮)を囓りとって食べるのだが、うわ、これうめぇ! ふと気がつくと他のテーブルもみんなこれを頼んでる。どうやら名物だったらしい。アタリアタリ。

野菜系、牛肉系、鶏肉系、羊肉系、海鮮系、豆腐系など、どれもハズレなし。量も多く、ふたりだけで来たことを後悔した。この店、4〜6人くらいで来ると天国かも。麺は麺で壁に貼ってある中から適当に頼んだのだが、見慣れぬ手打ち麺の焼きそばだった。これもおもろいなぁ。あぁやべえ。久しぶりに全メニュー制覇したくなる店かも。

値段ももちろん安い。ここでひとり3000円食べるのは大変だ(ビール飲んだら別)。超庶民派なので高級志向の人には合わないかもだけど、電車賃たった数百円で行ける中国。こりゃ楽しい。おいしいし安いし気楽だし。また行こう。

ところで豚背骨と言えば、昨晩も食べた。豚背骨煮込み鍋。ジャガイモもたっぷりほっこり。いわゆるカムジャタンか。赤坂の韓国料理店「古家庵」にて。
この鍋も絶品だったなぁ。やっぱり背骨ブロックがごろごろ入っている。豚背骨肉ってうまいなぁ。フレンチやイタリアンや和食ではあんまりお目にかかったことないけど(スープはとるけど)、ちょっと追ってみたいかも。「ローブリュー」あたりならあるかな?

リンク用URL

やんばる島豚

2007年07月22日(日) 15:26:48

沖縄から「やんばる島豚」が届いた。
名護の我那覇畜産の大川牧場から。琉球在来種アグーとデュロック、バークシャーの三品種を交配したもので、餌や育て方にもものすごく気を遣った高級豚だ。

これ、茹でてしゃぶしゃぶのようにして食べたんだけど、ぶっ飛んだなぁ。うますぎて。
甘くて爽やかで豚の香りもとても強い。で、その香りの奥の奥にジャスミンの香りが漂っているのだ。うみゃぁ。茹でていてもアクがほとんど出ず、出ても白いきれいなアク。なんだか美しい。

今朝はその茹で豚のスープを使って、茹で豚も贅沢に乗せて、茹で豚ラーメンにしたんだけど、これがまた絶品。あー、ここまでうまいものが食べられるなら外食する必要ないなとすらちょっと思った。

琉球の豚と言えば、このごろアグーがよく世間に出回ってはいるが、5年前だかに名護の研究者に話を聞きに行った時は「純血のアグーは沖縄全島に36頭しかいない」とのことだった。当時、純血のアグーが手に入るのは年に2回、調査用に潰す時のみだった気がする(タイミングよくいただいて、豚数種で食べ比べをしたことがある)。ま、あれから数年、急に殖やした可能性もあるが、でも、店やレストランでアグーと名乗っているのはほとんど眉唾な気がするな。純血のアグーはそんなに多産じゃないし。

ま、それはそれとして、沖縄から山本彩香さんが上京中。
伊勢丹の大沖縄展(7月25日〜30日)のためである。豆腐よう、買いに行かなくちゃ。

リンク用URL

CHATEAU HAUT BRION 1978

2007年07月10日(火) 9:18:18

もともと五大シャトーの中でもオー・ブリオンは特に好きなのだが、昨晩飲んだ1978年のそれは別格だった。
満開。朗々とした明るさを感じさせる開き方。完璧な状態だった。同行者(男)と目を合わせて大笑いするくらいうまいワインも久しぶり。

土っぽい湿りや長い年月閉じこもった暗さも奥の方にあるんだけど、「オレ、いま、ハイテンションだからっ!」みたいな底抜けの明るさの陰影としてバランスよく作用している。オー・ブリオンってこんなに明るいヒトだったっけ、みたいな。いろんな苦労を経た上で安定して明るくなっているヒトっているけど、そんな人格者の趣き。ひと口で飲み手の気分を明るくさせる赤ワイン。キミはすごいよ。「ちょうど今、完璧に飲み頃です」と勧めてくれたソムリエも素晴らしい。

最初は疲れた中年同士の会話だったのに、ワインのハイテンションにつられて会話も異様に盛り上がり、ふと気がつくと店に誰もいない。男ふたりで深夜1時まで5時間近くも話し続けてしまった。個室だったこともあったけど、それにしても周りの静けさに気がつけよ、という感じ。

行ったのは白金の「カンテサンス」。
「こういう食感、初めてでしょ」「こんな組み合わせ、経験したことないでしょ」「この焼き具合、すごいでしょ」みたいにヒトを驚かせて喜ぶのが好きなシェフなんだろうな。シェフのほくそ笑みを想像しながらニコニコ食べる。火の入れ具合が繊細で面白し。

リンク用URL

深夜飲み

2007年06月28日(木) 9:19:35

昨日も昨日で分秒刻みのバタバタ。でも夜はしっかり遊んだ。つか、飲み過ぎた。ちょっとグロッキー。

前々から決まっていた打ち上げ会でわりと飲んだあと、気まぐれでひとり流れた「Amoh's Bar」で結局5時間近く。原因はモリ。NYで一緒にミュージカル地獄(天国?)を行った彼である。先々週札幌で会ったばかりなのだが、お互いに「久しぶり感」が強く、飲み始めたらあっという間に午前3時前。あー、今日もバタバタなのに…。結局最後は店を閉めた天羽と3人でタクシー帰宅。ふと気がついたらマックの前でメールを読みながら寝ていた。ずるずると寝室に這っていったのがいつも起きる時間である朝5時すぎ。うーむ。今日は昼から天ぷらコースだし、夜は夜で深夜まで。きびしー。

ちなみに、モリこと森崎博之くんは日テレ系の「受験の神様」というドラマの収録で東京にいる。7/14からの土曜ドラマらしい。見てあげてください。

リンク用URL

神保町「嘉門」

2007年06月21日(木) 7:14:56

店に入ったら蚊取り線香の香りがぷ〜んとした。あえてクーラーをつけず、引き戸と窓を全開にしてある。カウンターとテーブルひとつの小さな居酒屋。全体に古びていて蚊取り線香の香りがよく似合う。メニューはおまかせ酒肴3500円のみ。日本酒は珍しいのを取り揃えているがすべて一杯500円。紹介してくださった方とカウンターの奥に座ってほぅと溜息。

ご主人ひとりでやっていて、その純朴そうな佇まいがすばらしい。ヘヘヘと笑いながら日本酒を升にこぼれるほどなみなみと注いでくれる。酒肴がまたうまい。タコ、カツオから始まって、珍しい山菜やかき揚げなど、どれも程がよく酒がよく進む。肴は主役じゃないことをよくわかっている程の良さ。でも「これ、おいしいねぇ」と会話をよく引き立てる。

こういう、いい意味で素っ気ない古い居酒屋は最近貴重になってきた。アルバイト店員もおかず、音楽もない。店は清潔だが年月なりに古びていて、それを隠そうともしていない。特別なお愛想もなく、こだわり親父的なうざさもない。実にさりげない。客はただただ居心地よく飲んでサッと席を立つ。

そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような気分になれる店。こういう店が似合うようになるためにはもう少し地道な年月が必要かもしれない、とか思いながら店を出た。ご馳走様でした。

リンク用URL

パスタ攻め

2007年06月15日(金) 7:43:32

妻がいない生活を不憫に思ってか、メールでおいしいパスタ・ソースを教えてくれる方やおいしいパスタ・レシピを送ってくれる方がいて大感謝。今日の夜はそのパスタ・ソースでパスタを作る予定。明日はそのレシピでパスタ。あさってはもうひとつのレシピでパスタ。ということで、パスタ攻めでよろしく >響子

昨日は夜ご飯の約束が中目黒だったので、代官山ヒルサイドテラスでやっている「ポルトガル・フェア」を覗いてから行くことに。
思ったよりこぢんまりしたフェアだったが、お〜はるばるあの天国みたいな空間から来たのだね、と、よしよししたくなるような物品ばかり並ぶ。ひと通り見てから、DAOワインの試飲などもして、ほろ酔い気分で中目黒は東山の「AW Kitchen」へ。バーニャカウダとパスタで人気の店。あ、昨晩もパスタ食べちゃった!(しまった!)

食後、ひとりで「テンダリー」に流れて、一杯だけ飲んで、帰宅。23時すぎ。
娘の響子はもう寝ていたが、いま寝たばかり、という雰囲気。早くしなさい!と急かす母親がおらず、やることやったか?とチェックする父親もおらず、自由な時間を満喫していた模様(中間試験も終わったしね)。来週頭には部活を決めないといけないらしく(体験入部とかいろいろ行事があって、本格的に入部を決めるのはこれかららしい)、2つの候補で悩んでいるみたい。どうすんのかなー。部活以外に器楽活動というのもあり、そこではフレンチホルンを希望したという。渋っ。

リンク用URL

印度風カリーライス

2007年06月08日(金) 7:43:54

私も痩せました!というメール、ちらほら。
「実は私も2年前の春から秋にかけてBMグラサン+アルファリポ酸で半年間で65Kg→55Kgの10Kgのダイエットに成功しました。現在でもリバウンドなしで56kg台をキープしています」とか「去年トライして5キロの減量に成功しました。痩せたあとはグラだけですが、上下はあるものの体重キープしています」とか。「痩せると服の買い換えが大変」という贅沢な悩みも。

話は変わるが、今日で閉まる「印度風カリーライス」に昨日行ってきた。着いた途端目に入る大行列。50人ほどなのだが、とはいえこの店ではありえない数。ファンが多いんだなー。食べ終えて出てきても50人ほど並んでいた。回転がいいので15分ほど並べば入れる。最終日の今日も行こうかな。やっぱうまいや、ここのカレー。好き。マジでなくなるには惜しい店。60年以上この地でやってきたらしい(閉店理由は、医者から休養しろと言われたからとか)。

夜は打ち合わせの後、久しぶりに「Amoh's Bar」。高校の同級生がやってるバーである。
「お嬢さんのお祝いに」と、シャンパンをご馳走になる。そういえば半年ほど来てなかった。またちょくちょく来るわ。んでもって天羽と話しながら機嫌良く飲んでいたら携帯で先輩から呼び出しを受け、その店に行こうと外に出たらムツゴロウさんとばったり。やっぱ都会で遭遇するとビックリする。お元気そう。シュパーゲル(ドイツの白アスパラ)食べに行きましょう、みたいな立ち話をしてお別れする。もう旬が終わっちゃうな…。

目黒へ。ちょこっとだけ食べて帰ろうと思ったが、意外に盛り上がり、二軒行って酔っぱらった。考えてみれば先週の今日はまだNYにいたんだった。明日から札幌。YOSAKOIソーラン祭り。何故かセミ・ファイナルの審査員を仰せつかった(笑)。

リンク用URL

ニューヨークのスターシェフ

2007年06月03日(日) 21:36:27

朝早くからHoward McgillinのYouTube見てたら、妙に疲れてしまった。疲弊させられるわ、彼の演技。すごすぎて。

ええと、一応「ニューヨークの行った店リスト」更新しました。
3泊4日の旅のヤツもアップデイトした方がよいですね。余裕があったらします。明日からの仕事状況次第。

更新しながら思ったけど、ボクはDaniel Bouludをちゃんと食べてないなぁ。なぜか縁がなくて。BataliやBouleyやJean-Georgesは少しずつ開拓できているけど。シェフの顔的にはGray Kunzが好きなんだけど(物理の教授みたいな顔してる)、彼のも「Lespinasse」のランチしか食べたことない。Thomas Kellerもきちんと食べてみたいし、BLT系のLaurent Tourondelも食べてみたい。あー、シェフの系譜に沿って一度しっかりニューヨークを食べてみたい、とか、そんなことを思いながら書いてました。

しかし、ニューヨークだと有名シェフがプロデュースにまわって厨房にいなくてもなんとなく気にならないのに、日本だとシェフが厨房にいないと気になるのはなんでかな。あっちは層が厚いので、セカンドの実力が高いということもあるかもだけど。

そういえば、ポルトガルの行った店もまだ書いていない。でもいま友人に本を貸しているので(友人と共にポルトガルに旅行中)、それが帰ってこないと住所とかわからない…。それを待って書きます。それと「関西の行った店リスト」、最後の詰めをしてなる早で公開します。お待たせしてスイマセン。

リンク用URL

鮨と焼き鳥

2007年05月22日(火) 20:03:40

昨晩はよく食べた。

シャオヘイさん伊藤さんと美人さんと4人。
まずは鮨。広島からの刺客相手に当代トップクラスの鮨で迎え撃つ。マコガレイ、カツオ、を切ってもらった後、コハダからズズズイと玉子、巻物までフルにつまむ。酢飯がしっかりしているので腹にたまる。いや〜満足満足と言い合って、二軒目に近くの渋いバーで喉を潤す。ここは「From The Barrel」とか「Pure Malt Black Label」とか置いてあって、なかなかタイムスリップ感ある店。懐かしい味をさっと飲んで、三軒目は焼き鳥。普通にお任せで食べる。つくね2本、モツ、砂肝、ねぎ間、しいたけ、鴨。鳥スープに漬け物。なかなかの満腹感にいい感じに手が痺れてきたけど、この辺の「食い過ぎ感」は嫌いではない。四軒目はバーの名店。ギムレット、マティーニと勝負。Y御大の優しい優しいギムレットが特に目鱗。さすがな味だ。

つか、鮨と焼き鳥をハシゴしてはいけないね。鮨にも焼き鳥にも失礼。とはいえボク自身は調子が上がってきていて、もう一軒蕎麦とか行けたかも。

途中で気づいたが、ビールで始めて焼酎、ウィスキー、ビール、カクテルと飲み続けているのに、家に帰るまでオシッコ1回も行かず仕舞い。あぁよくないなぁ。膀胱にあやまりつつ。

リンク用URL

優しすぎるほど優しい味

2007年05月16日(水) 12:20:41

昨晩は信頼する後輩と優しい優しいベトナム料理。
いやー本当に優しい味だった。とんがったところがひとつもない。こういうのもいいなぁ。ボク的には、エスニックに「辛みや酸っぱみで元気をもらおう」とするところがあるんだけど、優しすぎるほど優しくてこんなに元気をもらったのは初めてかも。料理を作ってくれるベトナム人のお母さんも案の定優しい笑顔。笑顔がそのまんま料理に反映されたような料理だった。生活圏からはちょっと遠くにある店なんだけど、定期的に来てみたい店。

昨日書いた蛇話で、その後大丈夫だったかどうかに言及しなかったので、神戸の義父から心配の電話。すいませんすいません。ええ、大丈夫です、あなたの娘さん。昨晩も親友と飲みに行ってましたから。
というか「かわい〜と蛇に寄っていくところに衝撃をうけました」というメールも。ボクも衝撃をうけました。いったいどこがかわいいんだ?と聞いたら「あの手触りがかわい〜」と。不思議なる闇、身近にこそあり。

リンク用URL

武蔵小山「イリッサ」

2007年05月12日(土) 19:12:08

武蔵小山の「イリッサ」に行った。チュニジア料理店。

駅前ながらも場末っぽい飲屋街にポツンとある、手作り感漂う小さな小さなレストランで、チュニジアから来日したメリティーさんという若い女性がひとりで切り盛りしている。味もたいへん良かったが(原宿「ハンニバル・デュー」より上かも)、なによりもこのメリティーさんがいい。彼女のお人柄と夢と愛情が店の中に溢れている。料理をいただきながら、なんだか胸が熱くなった。

2004年の浜名湖花博にはチュニジア・ブースがあり、そこで料理を作るシェフを決めるためにチュニジアで料理コンテストがあったらしい。結果それはとても倍率が高いコンテストになり、100人以上の候補者が集まったという。メリティーさんはその高倍率を見事勝ち抜いて来日し、そこで料理を作り続けた後、原宿の「ハンニバル・デュー」でシェフを務め、昨年末に独立してこの店を開いたのである。腕も確かだが、なんというか、遠き異国でたったひとり、チャレンジを繰り返して着実に一歩ずつ夢を実現していっている姿に感動する。

アフリカ大陸のチュニジアから見たら、日本はファーファーイーストのちっちゃな異文化離島である。そこに女性ひとりでやって来て、小さな店を構えるに至ることがどれほどハードルが高いことか。
日本語はまだまだたどたどしく、意志の疎通は難しい。場末っぽい飲屋街のせいもあって昨晩も「酒飲ませろ」系の酔客が入店してきて大変だった。場所柄、チュニジア料理がどういうものかなんて興味もない客たちも多いだろう。でも彼女は母親に教わった家庭的チュニジア料理を毎晩ニコニコ作り続ける。

舌だけでなく、心がおいしい店だった。

年齢のせいなのか、最近料理を食べて胸が熱くなることが増えてきた。
以前は単に表面的な「うまい」「まずい」を重視して食べていた。店の背景や苦労などには敢えて目をつぶり、客にとってどうなのかだけを見ていた。それは相手をプロとして見ることでもあるし、レストラン経験を積む上で必要なステップだったとは思うが、そんな長い時期を通過して、ボクもようやく「作っている人」を食べられるようになってきたのかもしれない。

…いや、単に歳をとっただけか。歳をとるとやたら涙もろくなるって言うし。

リンク用URL

あのご家族はいまどこらへん?

2007年05月06日(日) 18:22:40

昨晩食べたものの中でも秀逸はコレコレ

作ってくれた馬田草織さんはポルトガル料理の本を書いている真っ最中。そういう意味では料理研究に一番脂が乗っている時期の料理である。さすがに旨い旨い。

ポルトガル料理って素朴で味わい深くてホントうまいんだけど、ポルトガル人って「ポルトガルは田舎じゃないもん、都会だもん」みたいなコンプレックスがある人もいるらしく、特に料理人にその傾向があって、フランス料理とかイタリア料理とかの薄っぺらいマネをしたがるらしい。つまり「田舎料理だけど、充分うまいくせに、妙にモダンに見せたがる」わけ。だからリスボンみたいな都会のレストランはたいていまずい、という式が成り立つと馬田嬢は言う。卓見かも。そのまんまで旨いのに、いろいろ工夫しちゃうわけね。

これからポルトガルに旅行する方は「モダンっぽいレストランは避ける」と覚えておいた方がいいかも。時代や流行りなんて関係ない、っていうような素朴な地元食堂を探して入った方がいい。当たりの店に入りさえすれば、日本人の口に本当に合う、うますぎる料理達が待っている。

ボクの旅行記(さなメモの、だけど)を読んで信じてくれて、今現在ポルトガルに行っている家族がいる(お会いしたことはない方々)。彼らはどんな旅行をしているかなぁ、いい旅行になっているといいなぁ、と、ちょっと責任を感じつつ、この連休、常に気にかけている。まぁ絶対ポルトガルはいいよ、という自信はあるのだけど、やっぱ趣味嗜好って人それぞれだから…(と、ちょっと言い訳ちっく)

リンク用URL

ポルトガル料理の夕べ

2007年05月05日(土) 17:12:23

昨日はガレリア座の2007年度公演「喜歌劇こうもり全3幕」を観に行く予定だったが、来客の時間をずらせず断念。去年「モンマルトルのすみれ」を観て面白かったので今年も是非にと思っていたのだが…。佐藤尚之会の佐藤尚之さん主演だったのに(と言っても全員佐藤尚之なのだが)。来年はぜひ。

あけて今日も来客。
今日は気楽なメンバーで「ポルトガル料理の夕べ」。

ポルトガルに料理修行に行っていた馬田嬢がわざわざ食材とともに家に来てくれ、ポルトガル料理をいろいろ作ってくれるのだ。ポルトガル・ワインも買ったし、いろいろ買いそろえたし、掃除もしたし、準備万端。ナガホリンと隊長も来る。鯨飲馬食のメンバーである。ちょっと怖いが、さて、そろそろ。

ちなみに「おもしろ本」を十数冊更新しております。ご興味がおありの方はどうぞ。

リンク用URL

甲陽園「子孫」

2007年05月01日(火) 6:13:18

「ビストロ・ボンボン」に一緒に行った後輩にいい店を教えてもらった。
「子孫」と書いて「こまご」と読む。甲陽園(兵庫県)にある料亭。以前同じ場所に「子孫」という旅館があったそうだ。その3代目が同じ場所に懐石料理店を始めた、ということらしい。まだ全体に新しいから相当手を入れて改築したのだろう。

水の打たれた敷石を進んで店に入ると、美しい着物姿の奥様(若い)が出迎えてくれ、非日常のいい時間が始まる。セパレートされた座敷ふたつにテーブル席いくつか。実に清潔簡素。ミニマルな魅力。接客も丁寧で気持ちよい。ご主人は「招福楼」で修行したらしいが、やさしく穏やかな味ながらすべてに焦点が来ていて安心して食べられる。季節に合わせた料理と器。決してインパクトの強いものではないが作っている方の心が伝わってくるような流れ。
桜の花びらを散らした桜茶から始まって、鯛の白子の酢の物、胡麻豆腐のお椀、お造り、飯蒸し、可愛い焼き物、蕗・筍・木の芽味噌がのった豆腐の炊き合わせ、鮮烈な鮭茶漬け、シャーベットに桜餅、お抹茶まで。ポイントポイントで桜の花びらが散らされ美しい。4月30日だからこのコースももうこれでラストなんだろうな。昼の5000円コースで充分満足した。今度は夜に来てみよう(東京からはちょっと遠いが)。

全体に「清々としている」という言葉がピッタリの店。ゆっくりくつろぎつつ、ピシッと気持ちが引き締まって店を出た。生き返らせていただいた感じ。ありがとうございます。

すっかり満足して東京へ帰還。今日は出社。街がすいていそうだから仕事の合間に散歩でもしたいけど、どうやら雨らしい。

リンク用URL

微笑みの店

2007年03月20日(火) 8:39:51

年度末のバタバタに、旅行準備のバタバタが重なってなにやら慌ただしい。

出発まであと4日。年度末最終週に個人旅行で日本にいないという離れ業をするので、仕事各方面への根回し・調整など、抜けがないかちょっとドキドキ。
旅行準備も抜けがないかいろいろチェック。チケット、ホテル、オッケー。国際免許もらったし、レンタカー予約したし、海外用ケータイも予約したし…。あ、犬をペットホテルに預ける手配しなくちゃ! 最近では昼は室内放しっぱなしのペットホテルも出てきて良くなった。なるべくそういうところへ。あ、歯医者も行っておかないと! ちょっと左の上に違和感あるしな。あ、長時間ヒコーキ乗って長時間運転するからゴッドハンドに腰をほぐしてもらっとかないと! ううむ、なにやら慌ただしい。

でも、昨晩「眞由膳」のカウンターでゆっくりほんわか食べていたらそんな気分もずいぶんほぐれた。
ここの料理は、驚きがあるものではないけれど、人を安心させ、くつろがせてくれるチカラがある。というか、まず微笑みとともに客を見て、その微笑みをキープしたまま目の前で丁寧に料理を作ってくれるご主人(真由美さん)のお人柄だろう。嫌いな言葉だけどまさに「癒される」って感じ。慌ただしさを忘れるには最適な店かもしれない(夜遅めになると混んできてわさわさしてしまうけど)。ちなみにテーブル席に座るとその魅力は味わえないのでカウンターが良い。

真由美さん、ちょっと行かない間にダイエットしたようで別人みたいに痩せていた。聞けば8キロ以上痩せたとか。でも微笑みは変わらず。あぁなんだかホントにほんわかしたな。同行者とニコニコ楽しんでいたら、あっという間に3時間半。このほんわか気分を旅行に持っていこまい。

リンク用URL

ゴードンのティンキャップ

2007年03月02日(金) 9:00:22

去年やった講演でお知り合いになったクライアントとのご飯のあと、ひとりで「テンダリー」へ。久しぶりだ。

宮崎さんに「なんかウンダーベルク系で」とお願いした。
札幌の「バー山崎」(切り絵をしてくれるとこだ!)のオリジナル「フライハイト」を作っていただく。スロージンも好きなので大満足。そういえば「バー山崎」の出身で湯島の「EST!」の息子さんがやっている「アトリウム」が新しく移転したので先々週に行ったなぁ、とか思いながらゆっくり飲んだ。

一杯でサッと帰ろうと思ったボクに、宮崎さんがニコニコ寄ってきて悪魔の言葉。
なんとティンキャップの「ゴードン」が手に入ったという。んー正確には知らないけど1950年代? それはすごいなぁ。ではもう一杯、と居座る。オールド・タイプの「ゴードン」は本当においしいし。

ストレートでいただいたそのまろやかさに参った。舌や鼻を刺してくる要素がひとつもない。ジンは古いからって熟成するわけではないと思うので、これはもう作り方の違いなのだろう。なんでオールド・タイプの作り方を捨てるのだろう(やっぱり経済効率かな)。効率といえば、ゴードンは新ボトルを細長いタイプに変えたようだ。これは輸送効率なんだろうなぁ。前のボトルの方が100倍いいなぁ。

そういえば、「スミノフ」が韓国製になっているんだって? ボトルの裏を見たら確かに「製造元:韓国」と書いてあった。蒸留の仕方をちょっと端折っているようで、「冷凍庫に入れたら凍るのもあるらしいです」と。凍ってしまうウオトカ…。ううむ。これも効率重視の結果なのだろうなぁ…。

リンク用URL

ラシェリール

2007年02月28日(水) 7:43:54

昨晩は白金(五の橋近く)にできた新しいフレンチ「ラシェリール」へ。

娘の受験お疲れさんと妻の誕生日(1ヶ月半前だけど)をやろう、と友人が段取りしてくれたのだが、ボクら家族としては、その友人の「あるお祝い」もメインの趣旨のひとつ。いやぁ、おめでとうございます。家に帰って妻が「素晴らしい人を選んだわね!」って喜んでましたよ(笑)

「ラシェリール」は、「モナリザ」で働いていたシェフが料理を作り、「ひらまつ」で働いていたマダムがサービスをする、という、なんというかそれだけでどういう方向性かわかる人にはわかる店。双方のイイトコロを上手に受け継いでいる印象。清潔で感じの良い、大人な店内。きれいだけどきちんと主張がある華やかな料理。優雅で温かい笑顔のサービス。なかなか良いかも。

仔鳩にワイルドライスを詰めてローストしたメインがうまかったなぁ。
最近では先々週だったかに「リストランテ濱崎」で食べたウズラのローストがベストに近い味だったが、ここの仔鳩もとっても印象的。焼き具合もよく、付け合わせも美味。盛りつけもとても美しい。クラシックな中に若々しさがあるいい料理だった。

場所的には焼肉「金竜山」のすぐ近く。ちょっと不便な立地が今っぽくていいけど、目の前がコンビニなのが可哀想。コンビニの蛍光灯で店内の雰囲気が壊れちゃうよなぁ。アル・ゴアが「温暖化防止のため、照明は蛍光灯に替えていこう」と提唱しているようだが、あの寂しくも不粋な灯りが地球中に広がるのだけは勘弁してくれないか。

リンク用URL

媚竈のご夫妻と

2007年02月19日(月) 8:09:13

第一回東京マラソンで3万人が走っているのを尻目に「ラビラント」で昼フレンチ。

ブルゴーニュはボーヌ村にある和食レストラン「媚竈(びそう)」のご夫妻(シェフとマダム)が来日されているので、我々夫婦とご一緒しましょう、ということになったのであった。お会いするのは二回目。去年の一昨日以来。毎年恒例になりそうな予感。いや〜今年も楽しかった。

「ラビラント」は特にランチコースというのはなく、昼も夜も同じメニューなので、アラカルトでばんばん食べた。12時すぎに入って17時前まで。今日も料理が良かったなぁ。うずらの黒米詰めが特に印象に残っている。ツガニのスープも良かった。白レバーも良かったなぁ。
この店は年中無休な上に昼から夜までの通し営業、そのうえ丸の内に支店だしたりしていて、普通ならレベル落ちそうなものなのだけど、逆に料理レベル・サービスレベルは上がっているんじゃないかと思わせるところがある。東京の名店のひとつになりつつあるかも。

「媚竈」のお二人はムルソー村に住んでボーヌ村の店に通っているという、ワイン好きが聞いたらぶっ飛びそうな環境。休日はブルゴーニュ中のドメーヌを歩き回っていることもあって、様々な話が聞けて楽しい。毎年、冬のこの時期は店を閉めて東南アジアから日本へと旅をされるようだが、今回も京都「なかひがし」とか浜松「弁いち」とか浅草「鷹匠寿」とか西麻布「霞町すゑとみ」とか渋谷「竹慈庵なかだ」とか、素晴らしい店選択で食べ歩いておられ(よく予約が取れたなぁ)、その話もまた面白かった。年に一回の日本なので和食ばかりを選んだみたいだけど、だんだん和食にも飽きてきて「フレンチが食べたい!」と、最終日の昨日、フレンチでの〆に我々と。今日には帰仏の途につく。

前菜もメインもチーズもデザートもがっつり食べて、ワインもソーテルヌまで飲んで、満腹満足。休日の昼としては極楽に近い。でも昼に飲むとそこから夜まで使いものにならないのが問題ではあるけどな…。昨晩もいろいろさぼってしまった。

リンク用URL

新玉葱ごはんを十杯

2007年02月17日(土) 8:10:35

昨晩は渋谷は松濤の一軒家割烹「竹慈庵なかだ」。

千一夜だけ営業する完全紹介制の店、というので話題でもある。昨日は壁に四七○日と書いてあった。あと470夜で店を閉める、ということみたい。

富山のフレンチ出身のご主人が作る創作和食はなかなかよく計算されていて、とってもおいしい。冒頭からホワイトアスパラを千切りしたサラダで驚かせ、レモンリゾット、新筍の姫皮スープでジャブを打ち、生フォアグラの酒粕漬けで右ストレート、生き血に潜らせた豚の薫製と田中泯さんのみんじゃがでアッパーカット、と、メリハリあるとても印象的な料理が続いた。うまいなぁ。唸るなぁ。

で、〆の「新玉葱ごはん」がまた絶品。
ご主人と話が盛り上がる同行者を横目に、女将相手に「おかわりください」「あ、おかわりを」「もう一杯お願いします」「すいません、もう一杯」「えっと、もう一杯いいですか?」「おかわり…」「すいません…」「ごめんなさい…」「まだありますか?」「…あと一杯だけいいですか?」と、食べ続け、最終的に十杯おかわりしてしまった(アホ)。まぁ小盛りではあるのだが、それにしても、ねぇ。でも遠慮しなければ15杯はいけたと思う。

ワインは持ち込みで2本飲んだが、食後に2階に上がるとまた別世界が広がっていた。
キャンドル灯して食後酒。極楽。

結局6時間くらい貸し切りでくつろいだ。そう、昨晩はボクたち男ふたりしか客がいなかったのでした。

リンク用URL

フランシス・アルバート

2007年02月16日(金) 12:20:47

不定期日記を始めたのはサイト開設して2年目くらいの1997年7月。
一番初めの日記は「愛しのフランシス」と題して、妙にキザっぽく書いている。今読むと文章がとても若くてイヤなのだが、でもその「フランシス・アルバート」というカクテルはあれからも折に触れ作っているし、飲んでいる。

で、先日、「バー・ラジオ」に久しぶりに行き、そのカクテルを作り出した尾崎さんの前に座る機会を得た。

「あぁ、そうですか。何十回と作ってくださったんですか。とてもシンプルなレシピですけどね、人が直線を書いてもそれぞれに違うように、やはり作る人によって違います。わたしが作るとまた全然違うと思いますよ」

なるほど。
フランク・シナトラ(本名:フランシス・アルバート)が好きだった二つの銘柄、ワイルド・ターキーとタンカレーを1:1でステアする、ただそれだけのカクテルがどの程度違ってくるのかぜひ知りたいと思い、尾崎さんにお願いした。彼はニヤッと笑い、ボクのために作り始めてくれた。なかなか光栄な瞬間である。

尾崎さんは意外と饒舌だった。
作りながら工程を一部始終教えてくれる。

「はい、ここがポイントです。ステアするときに左手をこういうカタチにするんです。そして『気』を送り込みます。そうするとおいしくなるんです」

…気ですか。
ジョークなのかマジなのか、お顔からは判断つかないが、でもそういえば「マジック・スパイス」の下村泰山さんも同じようなことを言っていたな。物を作り出す達人は共通してそのようなことを言う人が多い。わかる気もする。

さて、そんなことよりステアが止まらない。

「え、あぁ、多いでしょう。100回ではきかないくらいステアしますよ。そうすると味がまったく変わります」

とても時間をかけて作っていただいたフランシス・アルバート。
いよいよ飲ませていただく。

あぁ…こんな味になるのか…。これが本物のフランシス・アルバートなのか…。
確かにボクがいつも作っていたり、他のバーで飲んだりしたものとは「別モノ」だった。ターキーの田舎臭さとタンカレーのおしゃまさが完全に溶けあって見事にフランク・シナトラの放埒さに辿り着いている。でもどこかに孤独っぽさもあって、それが彼の本名でネーミングした由来なのかもしれない。あぁ、うまい。とってもうまい。

ワイルド・ターキーとタンカレーを1:1でステアする、ただそれだけのカクテル。
それがここまでうまくなる。ここまで深く表現できる。

きっと超シンプルな料理ほどそういうことっていっぱいあるんだろうなぁ。味って奥が深いなぁ。というか、グラスの中である人物をそのまま表現しきっちゃうってスゴイよなぁ。とか、ちょっと鳥肌立ちながら、ゆっくりゆっくり飲んだ夜だったのでした。

リンク用URL

「ためしてガッテン」鮨スペシャル

2007年01月04日(木) 8:38:34

昨晩、1時間半の鮨特集だっつうんでNHK「ためしてガッテン」を見ていたら、途中から「すし與兵衛」の鈴木信夫さんが出てきてほぼオンステージ。うわ〜とひっくり返って驚いた。つか、物怖じせず緊張せず、いつもの鈴木さんであった。演技もうまいうまい。握る手も震えてない(笑) 見事な男ぶり。さすが。

番組の内容はなかなか画期的で、日本人の「鮮度&素材信仰の鮨観」を壊してくれるもの(快哉!)

なにしろ「大間の最高級生まぐろ+金賞受賞のこしひかり」で握った鮨が、「スーパーの冷凍まぐろ+古米7割のブレンド米」で握った鮨に、一般人の食べ比べ投票で負ける、というところから番組が始まるのである。

で、鮨のルーツを探ったあと、科学の目を使って、酢が魚の旨みを増やし魚が米のうまみを増やす握りの技(押し寿司の秘密)、タネと酢飯が剥がれない一体感がいかに大事かという事実、優れた職人が握りの中に空洞を作っている様子をMRIで撮影して「噛むにつれて自然に酢飯がほどけ、口の中で魚とご飯が渾然一体になる」ことを検証。

そしてそして、鈴木さんが店で生魚を出さず、すべて熟成をかけたり仕事したりして握る様子を「與兵衛」店内で撮影。それがどういう効果を生むかを鈴木さん自らが説明。そしてスタジオにも鈴木さんを呼び、冷凍まぐろのヅケを握らせてゲストに食べさせ感嘆させる、という流れ(最後に大間の生マグロのヅケも握ったが)。

最終的には「鮮度とか素材とか言う前に、タネと酢飯の一体感がいかに大事か」という結論に達してガッテン!となるわけですね(サイト参照)。

うはは。
まぁいろんな鮨好きがいていいとは思うが、内容的にはまったく同感である。個人的な鮨の好みの方向性とも完全に合致している。なんか溜飲が下がる思い。さらにその方向性ではトップだと思われる「與兵衛」の鈴木さんまで出てきたのだからちょっとニコニコなのであった(わりとマニアックな選択ではあるのでNHKの担当者がちゃんとした鮨好きなのだろう)。

再放送は
 ・1月 6日(土)午前0時00分〜1時13分
 ・1月10日(水)午前1時35分〜2時48分
らしいので、見逃した方は見ると良いですよ。

リンク用URL

年越しアルギン会

2006年12月29日(金) 8:37:19

昨日は恒例になりつつある「年越しアルギン会」。
半ドンの仕事納め帰りに、銀座の老舗蕎麦屋「泰明庵」にて、名物ドリンクである「そば焼酎のそば湯割り」を飲みつつ、つまみ喰って蕎麦喰って今年を〆るのである。

なぜアルギン会かというと、この「そば焼酎のそば湯割り」のそば焼酎がドリンク剤の空き瓶に入って出てくるのだ。正確に言うとリポDの空き瓶っぽいのだが(ラベルが剥がされているからわからない)、誰かが「アルギンZの空き瓶」と呼んでからずっと「アルギン会」。泰明庵の机の上にアルギンの空き瓶をズラリと並べる異様さを楽しむ会となった。これをしないと年が終わった気がしない、という有様になりつつある。

回りは50代を中心としたサラリーマンたちで満杯。無事に年を終えた安心感にネクタイ緩めてズルルと蕎麦を手繰っている図がなんとも美しい。いや、もちろん個人個人は美しくないのだが、集団で見えてくると妙に美しいのである。日本はこの人達に支えられているのだなぁ、お疲れ様、ありがとう、と感謝の気持ちすら起こる(まぁ自分もサラリーマンのひとりなのだが)。

昼1時半からアルギンを飲み始めて5時半まで飲み続け。「空き瓶足りないから回収するよ〜」とか言われて、せっかくズラリと並べたアルギンは回収されちゃったよ。む〜ん、入店してくるお客さんがドリンク剤の空き瓶ズラリを見て驚く顔が楽しみなのに(笑)

リンク用URL

真冬のスイカ

2006年12月21日(木) 7:16:58

季節はずれ、いや、季節違いのスイカを食べた。

ある驚異的な「隠れてない隠れ家店」でデザート代わりに出たのだが(この店の感想はまた書きます)、これがまたうまかったのだ。千疋屋と同じ仕入れとご主人は言っていたが、スイカ真っ盛りの夏に食べても最上等と感じるような美味。まぁ外は寒風吹きすさび、みんなコートの襟を立てて歩いているのが見える中、ざっくり切ったスイカに汁したたらせてかぶりつく妙なシズル感も手伝ってはいると思うけど。

高知のハウスものだと言うが、こういう季節を無視した食べ物を食べるとき、「旬をないがしろにするのもなぁ」とどこかで後ろめたく思いつつ、「本当に幸せなことだなぁ」という深い感慨を覚える。

「青柳」の小山裕久氏はその著書の中でこんなことを書いている。

 八百屋の軒先に行けば一年中あらゆる野菜が溢れ、旬がなくなってさみしいということがよくいわれます。しかしそれは間違いだと思うのです。
 たとえば平成のこの時代は、暑い夏でも部屋に入れば冷房がきいて涼しく快適という暮らしがありますね。これはたぶん、昔の人にいわせればユートピアです。冬もそうです。どんなに外が吹雪いていても一歩家の中に入れば、暖房のきいた暖かい部屋がある。北国の人は雪掻きの辛さを骨身に染みて知っていますから、彼らにしてみれば、現代は天国です。
 同じように四季を通じてさまざまな野菜に出合えることも、昔を考えればパラダイス。それを旬がないと嘆くのは単なるない物ねだり。それこそ感性の欠落した人のいうことだと思います。クーラーを入れて涼風が心地よいと感じたならば、外は夏でもそれは秋の始まり。そんなふうに四季を感じることはいくらでもできるはずです。

で、「どんなところでも四季を感じることはできる。もっと言えば、瞬間瞬間が四季である」というような論につながっていくのだが、確かに季節違いのスイカは「それを食べた瞬間、ボクの中で『旬』」であった。

寒い寒い夜遅く、驚異的なコースの最後の最後に甘〜いスイカにかぶりつく。本当にパラダイスだよなぁと感じ入った次第。

リンク用URL

後輩と天麩羅

2006年12月20日(水) 8:54:31

昨晩は中学高校の後輩とメシ。
後輩なのだけど会ったのは初めて。ここ数年メールのやりとりをしていてなんとなくお会いすることとなった。

サイトを読んでくださっている方と会うのはわりと勇気がいる。勝手に美化されていることが多いからである。実物見てガッカリさせたら申し訳ないなぁとか気を遣う。そのうえとっても落ち着かない。相手にはサイトですべてを知られているのに自分は相手のことをほとんど知らないという不公平な状況が意外とつらい。こっちは裸なのに相手は服を着ているみたいな落ち着かなさ。モゾモゾ。さらに、わりと疲弊もする。「相手がイメージしてくれているさとなお」をどこかで無意識に演じている部分があるのだろう。やっぱり激食べした方がいいのかなぁとか(笑)。
だから帰ると肩が凝っていることが多い。自意識過剰なのかな。サイトやってるヒトならわかってくれる感覚だと思うけど。

でもまぁ今日は後輩だしな、肩の力を抜いて行こう、校風が強い学校だったのでだいたい相手の雰囲気は想像つくし、しかも相手もサイトを持っていて少しはこっちも予備知識があるし…。と、昨晩は普段より気楽に出かけたのである。意識して気楽に。

で、ある隠れ家的な穴場店に天麩羅を食べに行ったのだが、しょっぱなの素材を食べて何も考えず瞬発的に「○○ですね」と言ったらイキナリ間違えた(笑)。うわぁ。肩の力抜きすぎ。こういう時ってびみょ〜な空気が流れて困る。ヤバイと思って次の素材からはわりと緊張して味わう方向に。だって普通天麩羅にしないような素材ばかり揚げる店なんだもん。合鴨とかイチゴとか柿とか。おもしろいでしょ? でも意識してちゃんと食べないとまた間違う。結局緊張。ダメじゃん。

肩に力が入り、緊張モードから抜け出られなくなり、とはいえどっかで「気楽にしよう」という意識もあり、なんつうか途中から何しゃべってるか自分でもわからないほど脈絡なくなりすぎてしまった。まぁそういう晩もあらあな。ごめんね後輩。また行きましょう。

リンク用URL

流通のチカラ

2006年12月15日(金) 8:46:30

割烹「樋口」。
年内に裏を返そうと思っていたのだが、なんとか間に合った。誠実で真摯な料理。だけど客を緊張させる真面目さではなく、肩の力がホッと抜け真面目さ。この辺がこの店の真骨頂かもしれない。疲れた時に特に効く。

途中で白川(白甘鯛)が出た。ううむ。去年から今年にかけての「のどぐろ(アカムツ)」同様、はやり始めているみたいだなぁ。このところ続けて白川を食べている。
ここ数年、流通の進化と客の高級志向に伴って、地方でもめったにお目にかかりにくかった希少な高級魚が都内の割烹や居酒屋に出回るようになってきた。去年だったかフツーの居酒屋で「のどぐろ」の文字を見たときなんか驚いたもん。来年あたり白川もフツーに並び出すのかもしれない。でも東京でそれだけ消費されると、逆に地方では枯渇するんだろうなぁ。申し訳ない。というか、地方を訪問する楽しみが薄れるので、東京に流通させなくていいです(笑)

そういえば那覇から「きっぱん(橘餅)」が届いた。というかいただいた。ありがとうございます。本当においしい。
もう謝花きっぱん店でしか作っていない銘菓。二ヶ月待ち。だから観光客はなかなか手に入れにくい。東京にも流通していない。でもわざわざ那覇に行って買いたくなる希少な味のひとつである。

流通のチカラは素晴らしい(特にここ数年)。食べ物だけでなく、本もCDもクリスマス・プレゼントだって、家にいながら手軽に買える。すぐ届く。感謝感謝。
でも、わざわざその場所に行って苦労したり努力したり探し出したりしてやっと手に入れる、口に入れる、みたいな体験をしていないから、自分の幅は広がらないし、選択眼も養えない。人生もとても安易になる。まぁ、良し悪しというかなんというか。難しいところですね。

リンク用URL

「すし匠」〜「カルマ」

2006年12月12日(火) 12:48:32

昨日のメモ、少し追記してあります。ハシゴする人(いるのか?)のためのコツというかなんというか。

昨晩は対談相手の伊藤さんと四ツ谷「すし匠」。
数ヶ月に一回ふたりでどこかに食べに行くが、まぁいろいろ話は尽きないこって。でも意外と食とか店の話はそんなにしない。

「すし匠」は、酢飯を使い分けることで(一部鮨好きに)知られている店。基本は白酢の酢飯を使っていて、さわらの昆布締めや煮小柱、赤身のヅケとかは赤酢の酢飯で握る。赤酢は少し酢をきつめにしてある。

ボクとしては酢飯の使い分けはとても素晴らしいことだと思っている。
優れた職人は「自分の酢飯と握り方」にタネを合わせて一貫を完成させていく。でも、逆にそのタネに一番合う酢飯の状態を作り分けられれば、鮨はまた違う次元に入っていける気がするのだ。そういう意味では昨日はとっても楽しんだ。ただ、酢飯を変えることでご主人がまとめ上げたい味の方向性が多少ばらついてしまったのも事実。白と赤をわかりやすく変えすぎているのかも。その中間くらいのグラデを使ってくれるともっとまとまって良いのだがなぁ、でもそうすると多種類炊き分けないといけないので大変すぎるなぁ、とか思いながら食べていた。

いずれにしても、創意工夫に満ちた素晴らしい鮨だった。いや〜満足満足、と店を出て、白金の「カルマ」へ。その昔「リジョイ」という店で宮崎優子さんと一緒に(というか弟子として)シェイカー振っていた浅川康明さんがやっているバー。宮崎さんのドクターYを所望したら「私オリジナルのドクターもできます」とのことで、名付けてドクターYASをいただくことに(彼の名前がヤスなので)。むむ。うまし。またこれを飲みに来るね。

リンク用URL

満員劇場御礼座2006

2006年12月11日(月) 9:25:32

今回の大阪行の目的のひとつである「満員劇場御礼座2006年ひそひそ公演『それは秘密です』」を観てきた。
満員劇場御礼座(以下「満劇」)の公演のためだけに毎回新幹線代払って大阪に行ってもなんにも惜しくない。そのくらい良い。笑える。ほんわかする。というか好みに合っている(知りあいが出ているのもある)。でも貧乏性なので行ったら行ったでいっぱい食べたり飲んだりしちゃう、というのがこの金土日の真相である。ってどうでもいいか。

ちなみに今回もあっという間に前売り完売したらしいのでこのメモでも告知しなかったが、関西に住んでるなら是非観てほしい演劇ですね。とはいえサラリーマン集団の舞台なので不定期公演。なかなかやってくれないのが難である。

今回は全体的に本がよく出来ていた気がする。淀川フーヨーハイ、あべの金欠、心斎橋ラムネの3人の脚本があっさりとしつこめの間のギリギリのバランスで良かった。ちょっと前に観たつかこうへいの「蒲田(錦織版)」より良い(マジ)。いつものメンバーも流石なもの。客演の高瀬和彦氏もとても良かった。早く次の公演を望むです。

昨日のメシは、久しぶりに新世界を歩き回っていろいろ食べた。
通天閣の足もとをぶらぶら歩いて行き交う人を眺めているだけでなんだか元気になるなぁ。なんつうか「人間どうやっても楽しく生きていける」みたいな小さな自信を得られる。やっぱ新世界はええわ。ちなみに発見としては串カツ屋は「八重勝」が一番好きかも、ということ。例の二度漬け禁止の串カツ店がいろいろあるのだが、その中では。「だるま」とかと連続で食べてみてそう実感。

【追記】
新世界の串カツですが、「八重勝」も「だるま」も超人気店で、普通に1時間とか並ぶ世界です。
なのでボクみたいにハシゴしようと思ったら「朝10時半の開店前から『八重勝』に並んで(開店直前に行くともう座れない)、開店と同時に食べ、20分ほどバクバク食べたらすぐ『だるま』に向かい、開店前から並ぶ、という段取りを踏まないととても無理です。ちなみに「だるま」ジャンジャン横丁店なら11時開店。本店は12時開店です。ワタシも食べ比べてみる〜というメールをいただいたので、追記。

リンク用URL

センチメンタル・イーティング

2006年12月10日(日) 8:46:30

大阪。
思った以上に二日酔いがひどく、ヨチヨチとなんばの「千とせ」へ。
「肉吸いと卵かけ御飯〜」と心の中でイメージしつつ(肉吸いとは肉うどんのうどん抜きなのだが、意外とあの脂な感じが二日酔いの胃にイイのである)、やっとこさ辿り着いたらなんと「本日臨時休業」の貼り紙が! 
どっひぇーとぶっ飛んで、その勢いで斜め向かいにある「釜たけうどん」に入ってしまった。さぬきうどんの有名店である。おぉ、ぐっと踏み込む歯を包み込む系ムニムニうどんじゃん。なかなかうまい。入り口横に「うまひゃひゃさぬきうどん」も発見。我が本ながらなんだか懐かしい。

そのまま「なんばグランド花月」方面に歩いていくとその横で行列が。ふーん、このたこ焼き屋は入ったことなかったなぁと二日酔いも忘れて思わず並んで買ってしまう。でも正解だった。うまかった。「ワナカ」というたこ焼き屋さん。急に他のたこ焼きと食べ比べてみたくなって「会津屋」「大阪で一番おいしいたこやきくん」などで食べてみる。んー「ワナカ」の方が好きかも。
たこ焼きと言えば、大阪勤務時代に一番好きだった天満の「うまい屋」へ昨日行ってみたら火事(類焼)で店自体がなくなっていた。来春には再開するらしいが残念。あの古い雰囲気も良かったのに。

小麦粉を胃に入れたら急に調子が悪くなった(というか食べ過ぎ?)。
中崎の住宅街に友達が開いたカフェ「kitchen」に行き、水をもらって休憩。この店、以前は近くで小さく営業していたのだが、築80年の一軒家に移り、とてもオシャレでコージーなカフェに変身していた。だらだらしゃべって別れ、中崎を少し歩く。この辺オシャレな小さい店がいっぱい出来たなぁ。

ホテルに帰り昼寝。だいぶ調子が戻ったので夜ご飯食べに福島の「う越貞」(うおさだ)へ。途中、福島近辺も散歩したが、びっくりするほど今風の店が増えていた。

「う越貞」に来るのは10年ぶりくらいかなぁ…。懐かしい。一緒に行くはずの後輩が急病で救急車で運ばれたので(マジ)、ひとりカウンターで。数年前からじわじわと仕入れ先を変えているらしく、最上質の魚がズラリと並んでいる。へぇ、ずっと勉強を怠らない人なんだなぁとうれしくなる。八幡浜の白甘鯛と五島列島のくえが特に印象的。そーとー上質。うまかった。ご夫婦でやっている小さい素朴な居酒屋だけど、大阪でも最上の魚を出す一軒になっていた。また来よう。次は間人と同じくらい質がいいという津居山の松葉ガニを。

本当はその後苦楽園のいつものバーに飲みに行こうと思っていたのだが、大将が倒れて気弱になっていると聞いていたホテル阪神地下の「奴寿司」へお見舞いがてら伺うことにした。
大阪勤務時代は曽根崎新地の雑居ビルの地下の小さな店で営業していた店。知る人ぞ知るその「奴寿司」(天満の同名店とは別物)を誘致するとはホテル阪神もなかなかやるなと当時舌を巻いたものである。

谷大将とは仲良くて、いっつも冗談言いあいながらじゃれていた。というか若かったボクが鮨の食べ方や美味しさを知ったのはこの店のおかげ。カウンターでひとり食べることもここで覚えた。20代のボクにはちょうどいい敷居の低さと値段と味だったのだ。
谷大将はいまでは若手に任せて週数回しかカウンター内に立っていないらしいが、運良く今日は立っていた。最初はお互いぎこちない感じ。でも、「どうも! お久!」「……あれ? あ! あ〜!」と照れ臭く再開の挨拶を交わしているうちにだんだん昔の調子に戻ってきた。お互いの老け加減をからかいあいながら何貫か握ってもらう。あぁ懐かしい。そうだった。これが谷さんの握りの味だった。鮨リテラシーが上ってしまった今ではいろいろ思うこともあるが、それでもボクは「谷大将の手で握ってもらった鮨が好き」である。あの手でボクのために握ってくれた鮨はとても特別な味がする。

彼は倒れてもすぐ現場に復帰して元気にやっているが、確かに少し気弱になっているっぽい。「最近元気がなかったけど、佐藤さんの顔みて少し元気そうになった」と奥さん。でも握りはちゃんと元気な頃の谷さんの味だったよ。また来るから絶対握り続けてな。ちょっとセンチになりつつ店を出る。センチメンタル・イーティング。

リンク用URL

贅沢者

2006年12月05日(火) 12:58:03

昨晩は、とある天才とふたりで「上海蟹の老酒漬け」。
いやぁ絶品…。老酒漬けは他でも何度か食べたけど、ここのがベスト。うますぎる。この店、やっぱしっかりしているなぁ。季節にはこれからアッチではなくコッチに来よう(謎)

食い物の話を中心に話題はあっち行ったりこっち行ったり。尽きず。彼の時間を2時間も独占するとは、ボクはなんて贅沢者なんだろう。感謝。

イイトコドリみたいな超絶コースを堪能した後、彼と別れて南青山「Amoh's Bar」。
1周年も無事乗り切り、なんだか店も落ち着いてきた雰囲気。1年持つって予想以上に大変なことだと思う。青山って商売難しそうだし。これからもがんばってね。

リンク用URL

揚げ物モード

2006年12月02日(土) 19:08:36

先週、昼ご飯にひとりで入った新橋の「和楽」のアジフライがバリッとして妙にうまくて、また「アジフライ食べて〜」モードに入っている。年に数回来るな、アジフライ・モード。1枚しか出てこない場合、半身をしょうゆで、半身をソースで食べる。しょうゆかソースかで数年迷った末にこう落ち着いたのだ。あぁうめぇ。

やっぱり先週、久しぶりに昼を食べに行った「とんかつ まるや」がまたうまくて、同時に「とんかつ・モード」にも突入。キャベツのおかわりが+100円になっていたが、その分たっぷり盛られるのでこれも満足。とんかつにキャベツってゴールデン・コンビだなぁ。あぁうまいとんかつ腹一杯食べたい!

要するに強烈なる「揚げ物モード」に入っているわけっす。
ガツンガツンに揚げ物食べたい! そのためには2,3キロの体重増は覚悟している。というか、すぐ痩せられる自信があるので(←BMグラサンダイエット提唱者だし:笑)。あ、BMグラサンじゃなくて、BMグラだけでも「太りません」ね。どんなに食べても。少なくともボクは痩せたまま体重キープしています。興味ある方はこちらから順に読んでくださいませ。

ちなみに、我が家は揚げ物を全くしない家なので、家ではアジフライもとんかつも食べられないんだよなぁ…。どこかでアジフライ+とんかつが両方食べられるうまい店探して、両方一気食べするのが当面の夢だったりします(笑)。

リンク用URL

HOKKAIDOミルク村

2006年11月30日(木) 8:49:34

こっちの対談でも書いたが「HOKKAIDOミルク村」札幌店は大変面白かった。その斬新な発想と意外性、そしてみんなで「コレが合う!」「アレも合う!」と、アイスとリキュールのマリアージュをワイワイ言い合う感じがなんとも楽しい。

で、銀座店もあるとは知っていたのだが、ある夜にようやく行けた。
仕事仲間の50歳のオイチャンと45歳のボクのむさい男ふたり連れでアイスクリーム・バー(笑)。でもふたりとも年齢不詳系なので浮かなかったと思うけど(思いたい)。

オイチャンはミルク村初体験。店に入った当初は頭の上から「?」飛びまくり。「この人なんでこんなとこに連れてきたんだオーラ」出まくり。まぁ店内には70年代ファンシー文化の空気が横溢しているのでさもありなん。女性客も多いし。
でも。
セットが来てからのオイチャンの喜びようと言ったら!

「こ、これはスゴイ!」
「新しいし、面白いし、楽しい!」
「というか、おいしい! んでもって安い!」
「うちの次の部会はここ貸し切ってやりますよ!」
「これ…、なんで渋谷とか下北とか若者の街に出店しなかったんだろう? 行列の店になるのに」

銀座出店は札幌店の店長の夢だったそうだから仕方ないんだけど、若者の街に出したらホント流行ると思うなぁ。ちなみに銀座店は札幌店の娘さんがやってます。輸送費など含めてセットが1500円と札幌店より240円高いけど、セットで1時間は楽しめるのでお得(お替わりも出来るし)。昼は12時からやっているので、今度女性の部下を連れて行ってみようと思うです。昼からほんのり酔わせてみる(笑)

リンク用URL

「鮨 水谷」の極上

2006年11月29日(水) 8:43:26

「あれ? 大阪かどっかに転勤したのかと思ってたよ」
と開口一番に言われつつ「鮨 水谷」。水谷さんにそんな皮肉言われるくらいは間が空いた。ていうか、年一回来れるか来れないかっていうお値段だから仕方ないんです。銀座のこの店にコンスタントに通うのは(自分の中では)10年早い。

それにしてもうまかった。凄みすらあった。
銀座に開店してしばらく、多少酢飯に塩がきつすぎる時があったのだが、昨晩はそんなこと微塵も感じさせない安定感抜群の美味。ここまで高レベルで安定していると客って別の意味でくつろぎきるのね。もう真の意味での「おまかせ」になり、身も心も預けてしまっちゃう。四の五の考えず心をすべてオープンにしてまかせきる1時間。極上だった。

ぐっと柔らかく歯の侵入を許しつつ、最後に「やっぱりいや…」と静かに抵抗を試みる煮アワビ。その抵抗時にふんわりと芳香を放出する。あぁこれ。しとやかなのに奥の方から気の強さが立ち上がってくるこの感じ。歯を入れたままずっとじっとしていたくなる。

日本一のまぐろを握る彼に「今日のは、まぐろよりうまいんじゃないかと思う」と勧められた松輪の鯖。うわ。なんだこれ。これ以上脂が乗ると品がない、というギリギリのギリ。ラインのすぐ向こうに見える「下品」という文字を見ながら食べる、強烈に「上品」な握り。なんだかベルモットの瓶を横目で睨みながらジンを飲んだチャーチルを思い出すような。

世界中すべてのパティシエに食べさせて感想を聞きたい煮穴子。最近では煮穴子がうまい店も増えたが、わざとらしく柔らかかったり、どうしようもなく甘かったりする。水谷さんのはわざとらしさが微塵もない。舌の上に載せて上顎にぐぅっと押しつけてつぶすときのこの快感。なんだろうなぁ…。このバランスに辿り着くまでの長い年月を想ってしまうような穴子。特有のねっとり系の酢飯だからこそのバランスだ。無二。

いつかいい大人になった娘を連れてきて、背筋を伸ばして対峙させたい玉子。毎日食べているありふれた食材がちょっと手を入れて焼くだけでどうしてここまで輝くのか。人生の秘密がここにそのまんま入っている。心して食べられよ。

「あんまり間をあけないようにね」と釘をさされて店を出る。ひと月数千円ずつ水谷貯金しなくちゃね。
それにしても、うーん、家族を連れてくるとするとちょっとした旅行くらいはお金がかかるなぁ。でもたった1時間強とはいえ、そこらの温泉に行くよりずっと濃縮された時間がここにはある。うん、やっぱ連れてこよう。とはいえハタチそこそこで娘を連れてくるのは贅沢すぎる。せめて30歳くらいになって、多少の味覚とお金の価値を知ってから連れてきたい。いま娘が11歳だから…。うぅ。水谷さん、あと20年はやっていてくださいね。無理?

リンク用URL

大スズメバチの焼酎漬け

2006年11月28日(火) 6:55:40

岐阜県は瑞浪市の、とっても悪い人たちから贈り物が届いた。

過日、瑞浪市での夜、大スズメバチ(しんこ蜂)酒にやられて3日も死んだワタシに対しての挑戦状である。生まれて初めて「何も食べられない。水すらも飲めない」という状態に陥ったあの日々…。

しかもオリジナル・ラベルだよ。うぅ。悪夢が蘇る…。
ボトル全体像の写真がコレ。ラベルはコレコレを見ると全体がわかる。3つめの写真で沈んでいる大スズメバチが少し見えますね。大スズメバチを生きたまま焼酎に漬けるそうである。つまり猛毒成分が溶け出しているわけ。うぎゃ〜。精力増強に抜群に効くと言われてるらしいが、そんな精力いりませんから。というか、ボク、絶対、ハチ毒アレルギーですから! もう二度と大スズメバチ酒は飲みませんから!

うちで袋から出した瞬間、そのグロさに響子が「きゃ〜〜〜!」と叫び、集中力をなくした。勉強進まないのもアナタ方のせいですから!

とはいえ、ありがとうございました(泣)。定期的にうちに来る「隊長たち」に飲ませて生体反応を見ることにします。

リンク用URL

見島牛のヒレ肉

2006年11月15日(水) 8:24:30

以前食べて大変感心した「見島牛(みしまうし)」をまた食べる機会を得た。「見島牛をいただく会」とは別で。

見島牛は、孤島に純血のままで残された天然記念物の牛で、和牛のルーツと言われている。月に約1頭だけ去勢牛が食肉として市場に出る貴重なもの。その見島牛のヒレ肉となればものすごく希少なのは想像に難くない。1頭あたり少ししか取れないし。

そのヒレ肉をほぼ独占的に仕入れているレストランが都内にあって、昨晩はそこでディナー。つまり普通の人でもそのレストランに行ってオーダーすれば食べられるわけである。ふーん、もっと宣伝すればいいのに、と思いつつ、まぁ需要が増えすぎると困る部分もあるのだろう。

フレンチのコースで、見島牛はメインで出てきた。
以前にも書いたが、見島牛は農耕などに使役している牛なので、筋間線維に脂肪が霜降り状に入り込むらしい。厳しい環境と粗末な食事ゆえに細かく脂肪を溜め込むのだとか。作った霜降りではなく自然の霜降りなわけ。うまそうだよなー。

まぁそんな能書きなど関係なく、一口食べれば「何かが違う」のがすぐわかる。厚切りのステーキだったが、上品で穏やかな中にきっちりと強い香りが隠れていてうみゃい。上顎と舌で挟んでむにゅぅ〜と潰すと肉汁と香りがぶわぁ〜と口中に広がるのである。むにゅぅ〜と潰れつつ押し返してくる感じがなんともはや。柔らかいだけの肉は嫌いだが、この肉はレッドミートの強さを保持しつつとろけちゃう。あぁすまんすまん。

実際にはロースとかの方が香りも旨みも強いとは思うが、このヒレ肉のむにゅぅ〜ぶわぁ〜も捨てがたい。うぅ。書きながら腹減ってきた。見島牛の(今の良さを失わない)増産発展を祈念します。

※ちなみに、見島牛の雄とホルスタインの雌を交配した見蘭牛(けんらんぎゅう)はわりと出回っているそうです。

リンク用URL

朝からお腹がカキフライ

2006年11月07日(火) 6:47:03

昨日は朝からお腹がカキフライだった。
おとといの夜、広島についてのメールをある人に書いていて、その中でカキに言及したせいか、夢にカキフライが出てきたのであった。なぜかダウンタウンの松ちゃんと巨大なカキフライを食べている夢(なぜだ?)。で、起きたときにはもう胃がカキフライを欲している状態に。

午前中のミーティングをイライラ終え、よし!カキフライ、と思ったら、ちょうどタイミングよく知り合いから電話があったので一緒に「三州屋銀座店」へGO! あぁまさに「夢にまで見た」カキフライ。やっぱこの店、うまいわぁ。去年の印象よりちょっと甘い気がしたが、それでもプリプリのジュワジュワのハフハフ。うみゃ。

昼に油ものを食べると午後から眠くなるのだが、なんとかうっちゃって企画書をふたつ書き上げる。夜はある学校へ講義に。
講義後、先輩と四谷荒木町。「岩井食堂」に一瞬寄って軽く食べたあと、「いい店ないかなー」とぶらぶらしつつ通りかかったあるふぐ屋へふらり。いやなんとなく「焼きふぐ」の提灯に惹かれて「あの〜、一品で一杯とかって出来ますか?」と聞いてみたら「どうぞどうぞ」となったのだった。そういえばふぐ屋ってコースしか食べたことないけど、カウンターで一品&ひれ酒もなかなかオツ。「ぶっきり」と「焼きふぐ」と「ふぐ味噌汁」。予想以上にうまくて満足。ふぐは「てっちり」とかにするよりもこういう食べ方の方がいいかも。というか、そろそろ冬やねぇ。

リンク用URL

ペトリュスのコーラ割り

2006年11月03日(金) 15:04:14

昨日の話を書いていて思い出したあるエピソード(実話です)。

ある友人が仕事で上海に行き、中国人のド金持ちと親しくなったんだって。
で、ぜひウチに遊びに来い、と言われ、そのまま彼の家にお邪魔することとなったらしい。上海の富豪は桁が違う。ものすごい豪邸の応接間に座って待っていると、彼は「一緒にワインを飲みましょう」と言ってボトルとグラスとコーラを持って来た。ボトルを見るとペトリュスじゃん(世界トップクラスに高い赤ワイン)。友人はワインにくわしいので、さっとヴィンテージを見て「お、いい年じゃん、ラッキー♪」と喜んだら、ペトリュスを注いだグラスを前に中国人はこう言ったという。

「この赤ワイン、いっぱい買ったんだけど失敗したネ。渋すぎるヨ。おいしくない。でも大丈夫ネ。こうやって飲むとうまいんダ」

その中国人はコーラの栓をシュポンッと抜き、「よせ〜!」と心の中で叫ぶ友人を前に、ペトリュスを入れたグラスにとぷとぷシュワ〜ッとコーラを注ぎ、くるりと混ぜて彼の前に置いたという。

友人は言ったものである。
「いや〜、久々に参ったよ。最低の夜だった。痛んだペトなのかとも思ったけど、頼んでペトだけ飲ませてもらったらちゃんとうまいの。つーかさ、あれで渋いんだったらまずボージョレーヌーボーあたりから飲み始めて、ある程度味がわかってから高級ワインを買って欲しいよな。ワインは有限なんだから…。でもさー、日本人も20年前とかは金にモノ言わせて高級ワインをいっぱい買って無駄飲みしてたのかもなーと思ったらさー…」


いま、上海や香港で高級ワインが買いあさられていて、その余波を受けて日本でもワイン価格が異様に高騰して顰蹙をかっているのだけど、20年前とかに価値も分からず日本が高級ワインを買いあさっていたころ、こうやってヨーロッパあたりから笑われ、顰蹙をかっていたのかもしれないなー、これもいつか通った道だなぁ、とか思ったです。

リンク用URL

食えるうちは食っておきなはれ

2006年10月27日(金) 6:12:29

昨晩は札幌はすごい騒ぎだったでしょうね。すすきのとか。こないだ行ったばかりなのでなんだかうれしい。日ハム優勝おめでとさんです。

ところで、ちょっとショッキングなメールが飛び込んだ。
古い友人がジンマシンに苦しんでいたのだが、それが食物アレルギーへと変化し、9月から突然エビ・カニ・ピーナッツがダメになったというのだ。それどころか血液検査では問題の無かった蕎麦で一種のアナフィラキシーを起こし、「次食べたら死ぬよ」と医者に言われてしまったという。

エビ類、カニ類を食べるのはもちろん、ソースにエビが入っている可能性があるお好み焼、キムチや市販の白菜漬けも食べられない。かっぱえびせんも坂角のゆかりも食べられない。蕎麦そのものはもちろん、蕎麦も出しているうどん屋も同じ湯で茹でてる可能性があるのでダメ……。
好き嫌いがなかった友人ゆえ「食べられない辛さはすごい」と訴える。うう。わかる気がするなぁ。ある日突然「今この瞬間からエビはダメ、蕎麦もNG」とか言われたら、あのおいしさを舌が求めてノタウチマワルかも。

「あなたの牛胃も疲れておるようですが、食えるうちは食っておきなはれ」

だって。
そっかー。食事制限のある病気っていろいろあるけど、急にアレルギーになる可能性ってあまり考えてこなかったな。うん、食えるうちは食っておくけど、まず、なんでも食べられる現状に感謝しないと…。いや、ホント、シアワセです。感謝。

そういや、アナフィラキシーを検索して調べていたら「ハチ毒アレルギー」というのがあるではないですか。ボクが先々週に吐いて倒れたのって、軽度のソレではなかったのかなぁ、とちょっと思った。スズメバチ酒が一種のアレルギー反応を起こしたのではないか、と。何杯も飲んだから。だって翌朝の調子の悪さは二日酔いを越えてるし、調子が戻るのに時間がかかりすぎてるし(いまだ本調子じゃない)。

リンク用URL

リンガーハットはがんばっている

2006年10月26日(木) 8:23:12

長崎情報いろいろありがとうございます。目移りして困ります(笑)。

予習のためにちゃんぽんを数店食べ歩いているのだけど、わかったことは「リンガーハットはがんばってる」ということ。チェーン店ということで軽視しがちだけどちゃんとうまい。昨日は太麺皿うどんを食べたけど、なかなかのものだった。んでもってメールでもネットでもみんな「リンガーハットはちゃんとうまい」「実は一番好き」とか発言していたりするのね。長崎出身者も含めて。なるほどそういう意味ではリンガーハットをちゃんぽん・皿うどんの基準に考えて食べて行くとわかりやすいかも。

ただし、ちゃんぽん(皿うどん)はあっさり系とこってり系にわかれるようで、リンガーハットはこってり系らしい。あっさり系は現地長崎以外にあまり普及していないらしいので、あっさり系を集中的に食べてくるのも面白いかもなぁ。まぁでもまだ大量にハシゴできるほど体調が戻ってないので、厳選していくつかしか行けないと思うけど。

食べ物以外では、やっぱり「あんでるせん」のオススメがメールでありました。ここのマジック伝説は聞こえてきています。でも整理券もらう暇がないし、そんなに長時間拘束されると他の店に行けなくなる…。同じ系統では小川心平さんの「マジックシアター」。ここも行ってみたいんだよな〜。なぜか長崎はクロースアップマジックがお熱いようで。

リンク用URL

40代中盤だからこそ

2006年10月21日(土) 21:39:48

昨晩は新橋「荒井商店」で宴会。ペルー料理である。
胃腸にまだ自信がなかったので、おそるおそるペルービールから飲み始め(一週間ぶりの酒!)、白赤とワインを飲み、最後はラム。うん、なんとかいつもの胃腸に戻ったようだ。亀の手や腎臓などを食べても大丈夫だった。お帰りー、いつもの胃腸。
シェフはまた腕を上げたかもなぁ。美しい奥さんのサービスも気持ちよく、終電まで5時間強、みんなとっても楽しんだ。

それはそうと、今回、札幌の食べ過ぎとその後の胃腸異常でいろいろとメールをいただいた。

多くが「いい加減、年齢とか考えや」というもの。はしゃいで調子に乗った揚げ句、結果的に胃腸を痛めたわけで、なんつうかとてもお恥ずかしい。すげーお馬鹿。ご忠告はありがたくいただきます。本当にありがとうございます。

ただ、本人としては「こういう年齢だからこそ無理矢理でもいろんなことをしよう」と考えてるところがあったりする。40代中盤というのは、だんだん「新しいもの」を受け付けなくなり、時代にキャッチアップできにくくなる年齢だと思うのだ。

嗜好も固まり、食べるものもだいたい決まってくる。油断してると同じ店ばかり行くようになる。音楽も新しいものを聴かなくなる。本だって読むのにチカラがいるようなものを避けるようになる。旅するにしても価値観を揺さぶられるような場所をわざわざ選ぶようなことはしなくなる。などなど。要するに好奇心が減退し、だんだん保守的・消極的になり始める年齢なんですね。

そういう「老化」って、急にやってくるのではなくて、じわりじわりとやってくる。
20代30代では普通に持っていた好奇心も、意識して心の奥底から引き出してやらないとなかなか出てこなくなる。悪い意味で物事に驚かなくなってくる。そういうこともあって、「あえて無茶をする」「なるべく新しいことをする」「無理矢理自分に刺激を与える」「そういう状況に自分を置く」みたいなことを実はいっつも心がけていたりするのです。

もちろん「精神の老化」を「肉体の老化」が追い越したら元も子もないわけで、身体についてはみなさんがおっしゃるように気をつけていきます。でも、これからも食べ過ぎたり遊び過ぎたり無茶なものに手を出したりし続けると思います。そういうとき「あんなに注意したのに、こいつは本当にアホだ」と見捨てないで、「あぁこいつなりに老化と闘っているんだな(笑)」とか温かい目で見守ってくださるとうれしいです。今後ともよろしくお願いします。

…以上、近々懲りずに長崎で食いまくってくるための言い訳でした(笑)
 調べれば調べるほど長崎って美味しそうだ〜。

リンク用URL

「しみづ」でニコニコ

2006年10月11日(水) 6:21:00

昨日は疲れたので夜遅めからひとり「鮨処しみづ」
ぬる燗を友にゆっくりいただく。ここの小肌の締め具合が好き。深めに漬かった鯖も結構。ブリ、赤身、ミル、すみいか、タコ、おぼろ、沢庵巻きなど、どれも印象的。というか、ここ数回の「しみづ」は実に良い。また腕を上げたんだなぁ。なんというか口に入れるとその鮮烈さで目が覚めるような鮨になってきている。

最後に清水さんが「玉子を変えました」と言うので頼んでみたら、薄焼きになっていた。酢飯を包み込むように握ってある。つなぎをなるべく使わないでイメージに近い味の玉子焼きにすると、握ると背から割れてしまう。それをいろいろ工夫して辿り着いた「割れない玉子」だということだ。美味。最高の〆となった。

食べながら「あぁシャーワセ」とニコニコしてたら、いつの間にか疲れも霧散。ひとりでニコニコニコニコしてたので、はた目から見たら不気味なオッサンだったかも。でもおかげで不機嫌を家に持って帰らずに済んだな。うまいもの食べて、ニコニコして、ゆっくり月でも見ながら歩けば、たいていのことはオッケーだ。うん、人生の bright side ばっかり見て生きよう。

リンク用URL

ジャック・ローズの季節

2006年10月07日(土) 22:59:36

今日は土曜だが、表参道で講演というか講義というか。
大人しい聴衆だったが、んー少しは伝わったかなぁ。相当アジってみたのだが(アジるって死語?)。というか、ボクってネットを愛しているなぁと再確認した。そう、ネット系の表現と志の話をしたのでした。

2時間みっちりしゃべって、わりと疲れて帰途につく。
地下鉄に乗って地上に出た途端にブブブと電話。断れない方から「メシ行かないか」とのお誘い。土曜だったので一瞬焦ったが、疲れていてちょっと飲みたい気分だったので渡りに船。蒲田まで流れて先週行ったお好み焼きの「福竹」へ。その方が行きたがったのでなんとなく。でも今日はまたオバチャンの切れ味が鋭く、相当うまかった。この人はやっぱり名人だなぁ。好き嫌いが分かれる店だし、ボクも決して手放しで好きな店でもないのだが、やはりうまいものはうまい。んー、そのうち家族も連れて行こう。

二軒目は「テンダリー」へ。
入ってすぐ「グレナディン・シロップ作りました!」とにこやかに言われる。おお、もうそんな季節だなぁ。この店は自家製のそれでジャック・ローズを作ってくれるのだ。考えてみたら毎年いいタイミングで訪問する。ジャック・ローズと縁があるのかも。

なんと桃もあったので(同時期には珍しい)、ベリーニ、ジャック・ローズと続けていただく。ジャック・ローズは特に美味。口の中をグレナディンの香りでいっぱいにしつつ家に帰る。しあわせ。

リンク用URL

一期一会

2006年10月06日(金) 6:35:53

サイト読者の方からメールで「大阪北新地の『千成』が閉店した。ご主人が亡くなったのが理由らしい」と聞いた。とても好きな肉料理屋だったのでショック。あぁあそこで〆に食べる「煮込みぶっかけ」がもう食べられないかと思うと…。朝日新聞にも書いたし(コレ)、うまい店対談でも書いた(コレ)。好きだったのにな…。
そういえば「いもや 須田町店」もご主人が急逝して閉めた。「カレー屋nagafuchi」もご主人が急逝して閉めた(いまは別の方で復活)。好きな店の味というのは実に儚い。

同じように、恐れていることがある。
東京の大地震である。
そう、阪神大震災級の地震が東京に来たら、いったい何軒の趣深い店がつぶれてしまうことだろう。

「鳥榮」「鷹匠寿」「鳥長」「布恒更科」「三州屋銀座店」もとても危ない。「二葉鮨」も「はち巻岡田」も「蔬菜坊」「さいき」も残らないかもしれない。「スタミナ苑」「一億」はどうだろう。人形町や月島の古い店も心配だ。新橋や有楽町のガード下も危険すぎ(阪急は高架が崩れたし)。大井町の東小路も壊滅するかもしれない(「永楽」の二階で食べるときなど「いま地震が来たら確実に死ぬ」とか覚悟しながら食べている)。他にも心配な店がたくさんある。

不謹慎な話ではある。
でも、阪神大震災を神戸で体験したボクにはわりと実感が伴っている(コレとか読んで下さい)。趣ある一軒家がどれだけなくなってしまったか。一軒家だけではない。コンクリートの家とかもビルとかもたくさん横倒しになったのだ。お店も例外ではない。補強もせず無防備に建っている店が多すぎる。体験者が見れば危ないかどうかだいたいわかるのだ。もちろんお店が無事でもご主人や料理人が無事かどうかの保証もないし。

店の心配するよりもまずは我が身や家族だろうが、とはいえ古く趣ある店で食べて帰るときは毎回「次に来るまで地震がないといいなぁ」とか考えてしまう。そう、明日にもヤツは来るかもしれない。自分の命も含めて、まさに一期一会。覚悟して食べ続けたい。

リンク用URL

夜ハシゴに朝ハシゴに昼ハシゴ。

2006年10月03日(火) 15:06:27

今日も休暇で札幌。明日の朝一で帰る。
というか、めちゃめちゃ暖かい。10月でこんなに暖かいのって…と、住民みんな驚いてるし。

それはともかく、全国から「ボケーボケーボケー」のお言葉ありがとうございました。というか、そーとー引かれたみたい(笑)。すいませんこんな奴で。でも今日は歳を考えて、昼のハシゴはスープカレー2軒だけにとどめましたっ!(すいませんすいません)

昨晩はあれから石狩市の「金大亭」へ。
明治13年創業の石狩鍋発祥の店。頭の先から尾っぽまで鮭のすべてを調理して食べさせてくれる。すごく鄙びたところにポツンとある日本家屋。明治大正の頃から変わっていない趣がそれだけでご馳走である。数多くの鮭料理が出たが、中でもメフン塩辛、とも和え、焼白子、心臓焼き、そして鮭なべ(石狩鍋)が印象的だった。ちょうど旬なので、朝獲れの鮭。昔のお大尽とかもここでこうして楽しんだのだろうなぁと感慨を覚えながら。

終わって札幌に帰り、みなと別れてひとり「ろばた大助」へハシゴ。
鮭のフルコースの後にいかがなものか、と、少しだけ胃袋への思いやりが頭をよぎったが、気がつくとカウンターに座っていた。ししゃもの刺身とかほっけとか軽く食べつつ熱燗。こういうさりげない店はホッとする。となりでカップルがケンカしてるのを聞きながら。

ということで結局昨日は6軒。スープカレーのハシゴはキツイことを実感(当たり前)。

今朝は朝早く起きて札幌中央卸売市場へ。
場外市場ではなくマルカ(丸果)センター内にある鮨屋「鮨の魚政」へ。市場に勤めていた方オススメの店だ。お、煮きりを塗ってくれる! お、ちゃんとした酢締めだ! お、安い! とニコニコ食べる。市場鮨としてはとってもマトモ。旅行中の朝ご飯に最適だ。その後場外に行き「北のグルメ亭」で買い物。鮭やホタテやホッケを買い、東京の家に発送する。買い物してる間に親しくなった店員に「食事は! 食事は!」と勧められ、小さい丼ならまぁ、とばかりに同経営の食堂へハシゴ。「少なめで」とお願いして海鮮丼をいただく。ご飯は少なめだったが具が恐竜戦車状態。朝から腹一杯。

ところで鮭って今や「秋鮭のブランド化」が流行って知ってました?
日高漁協の「銀聖」、羅臼漁協の「羅皇(らおう)」、大樹漁協の「樹煌士(きこうし」、雄武漁協の「雄宝(ゆうほう)」とかが並んでいる。それぞれ厳しい規格があるという。んー、どれも食べてみたいが、店の人と相談して今日は「雄宝」の雄の立派なのを。ちなみに産地である雄武は「オウム」と読むんだってさ。

一度ホテルに帰って休んだ後、お昼からスープカレー探訪へ。
まずは昨日のリベンジで「イエロー」。本当は14時からのシーフードスープカレーがうまいらしいのだが、14時だともうお腹一杯で味わえないと思うので、早めに行くことにした(今回一番楽しみにしていた店なので)。濃厚さとシャープさが見事なバランスで同居している。実に完成度が高いカレー。今回のトップクラス。次に「VOYAGE(ヴォイジュ)」。姉妹店である「ピカンティ」や「XY象SA(きさ)」と迷ったが、一番推薦が多かったココへ。ここは乱暴なくらいの迫力でヒタヒタと攻めてくる。なんつうかチゲに近い印象(赤いという意味ではない)。これはこれでうまいなぁ。マジスパと同路線でありながらより濃厚。うみゃあ。

朝に食べ過ぎたのがきいて、お腹の中ご飯だらけ。「ベンベラ・ネットワーク」というスープカレーの店にも行きたかったのだが泣く泣く断念。胃をいたわることにする(もう遅いか?)。
ええと、スープカレー体験も東京で食べた3軒を含めてこれで8軒か。なるべくパターンが違う店を狙ったこともあり、いろいろ見えてきた気がする。旅行者には「イエロー」や「ヴォイジュ」タイプがいいかも。

スープカレーの店選択では特に森崎博之さんと奥様のお知恵を拝借している。いま沖縄でロケをしている彼と札幌のボクとでケータイメールがばんばん飛び交い中。おもしろ便利な時代になったものである。

リンク用URL

塩ジンギスカンとスープカレーと回転寿司

2006年10月02日(月) 16:24:51

昨晩は札幌で、北海道の地元タレントである森崎博之さんとその奥様と3人でご飯。
彼はボクの「うまひゃひゃさぬきうどん」で人生が変わったと言い切る不思議な方で、何度かメールのやり取りをしていて、ようやくお会いできることとなった。なるほどー。ホントにうまひゃひゃで人生が変わったとですね。著者冥利に尽きます。どうもありがとうございました。

ご一緒させていただいた「八仙」という塩ジンギスカンの店はとても美味しかった。タレがどうもくどいと思っていたジンギスカンだが、塩だと羊の味そのものが味わえてとても良い。うまいので調子にのって焼酎をかんかん飲んでいたらずいぶん酔っぱらった。二軒目は「HOKKAIDOミルク村」。つい数日前に銀座でこの店を見つけたばかり。でも銀座進出するだけあってとてもユニークでうまかった。ソフトクリームをスプーンですくい、そこにいろんなお酒を垂らして飲む(食べる?)という段取り。グラッパやらウィスキーやらどんぐりリキュールやらマールやらブランデーやら、いろんなものをオーダーしてちょこっと垂らすのである。面白いなぁ。

彼らと別れた後ホテルのバーで飲んでいたらものすごく酔っ払い、部屋に帰ってそのままソファ寝。気がついたら4時くらいで、這うようにしてベッドへ。あぁ早起きして中央卸売市場に行こうと思っていたのになぁ…。

というわけで朝ご飯は諦め(二日酔い気味)、11時からスープカレー探訪へ。休暇を取ってまでゆえ、そこそこ気合いが入っている(笑)。とはいえスープカレーは一杯でも相当腹いっぱいになるので、ハシゴはなかなかに厳しい。

一軒目の「プルプル」で食べた納豆挽肉ベジタブルカレーが弱っている胃にドカンと来て相当ダメージを受けたが、二軒目の澄川「木多郎」でなんとか復活。これはもうカレーというよりは辛いトマトスープと位置づけた方がいい感じ。もしくはボルシチの辛いのって感じ。でも完成度が高くてうまい。ご主人の味のセンスに脱帽。三軒目は南郷7丁目の「マジック・スパイス 札幌本店」を詣でる。東京支店と同じ味だった(笑)。でもまぁ本店を知ってるに越したことない。

四軒目はすすきのの「イエロー」に行こうと思っていたが、「歳を考えろボケーボケーボケー」という声がどこからか聞こえてきて断念。東西線に乗って新札幌駅に行き、プールで泳ぐことに。ここは25mが10コースもある。すいていたし、施設もキレイで素晴らしい。

800mくらいだらだら泳いで、JRで札幌駅に戻る。
札幌駅ビルにある「根室花まる」という回転寿司がおいしいらしい、と聞いていたので、おやつにちょっと入ってみる。誤解を恐れずに言えば、北海道は加工もの(料理もの)はそんなに美味しくない。素材をそのまま出してくれる方がうまいことが多いのだ。鮨もある意味仕事を期待せず、いっそのこと徹底的に北海道の新鮮な魚にこだわって出してくれていれば意外とうまいかも、と想像したのである。そしたら奥さん! うまいのうまくないのって、うまいんです。根室から直送してくるという産直の食材がとてもうまい。うん、これなら満足。いままで回転寿司であまり満足したことないけど、この店は相当いいかもしれない。

5皿ほど軽くつまんで、いまホテルに帰ってきた。2時間ほど休んだら石狩鍋を食べに石狩まで遠出の予定。歳を考えろボケーボケーボケー。

リンク用URL

絶叫マシン

2006年09月30日(土) 5:42:30

腰は快調だが、ダメ押しにゴッドハンドに行ってきた。
腰には違和感すらない。だから余裕綽々で施術にのぞんだのだが、まぁなんつうか、相変わらずの絶叫大会。ツボを押されるたびに、ぎゃ〜〜〜! いてぇ〜〜〜! 死ぬぅ〜〜〜! の嵐。男がここまで叫ぶかね、の世界。特に身体の奥深いツボを的確にズボッと押されると死ぬ。まぁ腰が痛かった時に1時間300回叫んだとすると、今回は100回程度だったのでずいぶん減ったとも言えるが、それでも地獄の責め苦。なんだか人生を悲観してしまうような痛みだった。

「セ、センセ、身体が完璧だとそこもあそこも全く痛くないんですか?」「そりゃそうヨ」「そこをそんなに押しても痛くないんですか?」「全く痛くないヨ」
うーむ…。確かに先日痛すぎた場所が今日は何も感じない。でも痛い場所は死ぬほど痛い。まだしばらく通わなければなぁ…。

昨日は相当念入りに調整してもらったので、そのまま帰ってお風呂にでも入って寝るべきだったのだが、帰り際にお誘いがあり、枝川の焼き肉屋「みゆきや」へ。ほがらかなご主人がいるほがらかな店。とても良かった。ハラミすじとハツが絶品だった。二軒目は隠れ家バーへ。素早く飲んで家に帰った。

今日はいまから仕事で知床である。寒いかな。寒そうだな。でも知床は10年以上ぶり。楽しみ。

リンク用URL

福竹、そしてマジック・スパイス

2006年09月29日(金) 8:10:52

それにしてもおととい行った蒲田(蓮沼)のお好み焼き屋「福竹」はすごかった。
3時間いたが男4人で話せたのは計15分くらい。あとはずっと店のおばちゃんがお好み焼きを焼きながら能書きをしゃべっていた。ワンマンショー。おばちゃんが何かを取りに行った短い時間に「CMタイムですねぇ」とようやく4人で近況を話し合う。1時間あたり5分程度話せたら御の字。うはは。

それだけのことはあってなかなか美味しかった。はんぺんのバター焼きというシンプルな料理からして実にうまい。あぁはんぺんって細心に焼くとこういう味になるんだぁと感心した。うみゃあ。もちろんお好み焼きもいい。小麦粉をあまり入れないタイプ。ふんわりシャクシャク。「ふくたけ天」も良かったが、意外と「ピザミックス」とか「激カレー天」といったジャンク系がうまうまだった。

昨日は渋谷に用事があったので、ちょっと足を伸ばして下北沢の「マジック・スパイス」にリベンジ。無事に座れてスープカレーを食す。食べてビックリ。こりゃうまいわ。他の店と一線を画す。一瞬「トムヤンクンに勝てるのではないか?」とすら思った。世界三大スープに勝てる美味。というかご飯がいらない。スープで完成している。ご飯が出てくるのでスープに漬けて食べるんだけど「ご飯、いらないかもなぁ」という思いから離れられなかった。だってスープだけで充分うまいんだもん。
普通のカレーが「ご飯を最大限おいしく食べるライス料理」だとすると、スープカレーは「具を最大限おいしく食べるスープ料理」。主役が違う。別物という印象。

週末〜週頭にかけてスープカレー発祥の地札幌でスープカレーをいろいろ食べてくる。楽しみになってきた。何軒行けるかな。

リンク用URL

マジスパ

2006年09月25日(月) 6:57:10

近々札幌に行くので「スープカレーを予習しとこう」と思い、下北沢へ出かけた。
なぜ下北沢かというと、札幌の有名店の支店が2店あるからだ。ハシゴしてちゃっちゃと食べようという魂胆。腰も快調だし。

まずは「マジック・スパイス」。
札幌では一般名詞として「マジスパ」で通じる勢いの人気店らしい。スズナリの裏手にある。細道を上っていくと…うあっ行列。中のレジに名前を書けと書いてあるので入って聞いてみると「1時間待ちになりますぅ」とのこと。がっくり来て退散。後でまた来よう。

仕方がないので2軒目「カレー食堂 心」へ。
ここはすぐ座れた。14種類の野菜のスープカレーを注文。新橋の「ガネー舎」でスープカレーは食べたことがあったが(そこは札幌のスープカレーの店「アジャンタ」で修行した人が作っている)、そのときは戸惑いの方が大きかった。だって食べ方わからないんだもの。だから、きちんと意識して食べたという意味では「心」が初めてかも。なるほどうまい。「具を食べる」という意味では普通のカレーより優れている面がある。スパイスもよく利いている。ただ最後にご飯をスープ側に入れちゃうと少し味が弱くなった。(この店の場合)ご飯と混ぜることを前提としてない繊細さがあるということか。

勢いづいて「マジスパ」に戻る。まだ全然かな、少しなら待てる感じなのだけど。うあっまだ行列。レジで聞いたら1時間ちょい待ちです、と。あぁ行列伸びてるよ…。せめてさっき名前書いておけば良かった…。

青山で観劇の予定だったので、並べず退散。今週のどこかでリベンジしよう。

というか、もともと2軒行く予定だったので腹の虫が文字通りおさまらない。仕方なく通りかかった駅前のカレー屋さんに入ったが、大ハズレ。あぁこのところよくハズすなぁ。まぁまずいもの食べないと美味しいものはわからないと思っているのでいいのだけれど。

リンク用URL

肉と会話と板の間とピキキキ

2006年09月20日(水) 7:14:04

座っていて右手をデスクの上にふと伸ばすだけでピキッ!と痛みが走る。
イスから立ち上がるのに1分かかる。
電車の横揺れが我慢できず「あっ…あぁ」と、やらしい声を出してしまう。

腰は最悪の状態。

でも昨晩はYAKINIQUESTのメンバーと焼き肉の予定が前から入っており、楽しみにしていたので勇を鼓して出撃。でも焼き肉店って…。もしかしたら……。恐る恐る店内を覗いてみると………。ぎゃ〜〜! やっぱり「板の間に座布団」だった〜〜!

座って身体の位置を決めるのに3分かかった(笑)。焼き肉の網まで右手を伸ばすとピキッ! ビールを飲み干すために首をのけぞらすとピキキッ! おぉこりゃきれいなハラミだぁとお皿を覗き込むとピキキキッ! 盛り上がる会話で突発的に笑うとピキキキキッ!

もう仕方ないから開き直って肉と会話と板の間とピキキキを楽しんだ。
途中から胃袋の調子が上がり始め、一軒目を出るころには焼き肉ハシゴが出来る状態になったが、大事を取って帰宅。昨日はありがとうございました。 >YAKINIQUESTの方々。


朝起きたら腰は治っていた。なんてことはありえない。ピキッあっ!ピキィッあぁぁ!を繰り返しながらベッドから起き上がる。タイのクーデターのニュースを見て、マックの前に這いより、土日にやり取りしたばかりのバンコク在住の方々にメールを送るのが精一杯。そのまま動けん。イスから動けん。動けんままにこうしてメモを書いている。果たしてボクは朝飯のテーブルまで辿り着けるのだろうか。

リンク用URL

ドシロート給仕

2006年09月13日(水) 9:27:49

昨晩は渋谷の某店。
いい店で料理は美味しかったが、ドシロート給仕に当たってしまい、その店の良さの30%くらいしか享受できなかったかも。ものすごく覇気がないサービス。もごもごした物言い。自信なさげにキョトキョトした目。料理自体をまずく感じさせるサービスってやっぱりあるなぁ。しっかりアルデンテだったリングイネとかもだらけて感じられたり。

というか、店が忙しいのなら仕方ない面もある。でも入店当初はガラガラだったのだ。ボクらだけ。評判のいい某サービス人もちゃんといた。でも店はドシロートをボクらにつけて、彼が応対に詰まると裏でコソコソ教えてはまた送りだしていた(そのコソコソの内容が客席のボクらの耳に届くからまたつらい)。教育とか研修に使われてしまったボクらの夜をいったいどうしてくれるのじゃ。一生に一回しかない、二度と戻ってこない夜なのに。

気分直しに犬がいるバーへ。
同行者との会話は楽しく、いろいろわかりあえて良かった。
でもなんかしばらく外食を止めたい気分なので、水木金土日と家でゆっくりご飯を食べることに決めた。

新しいiPod,80GBのヤツに少し食指が動いている。クリップ型のShuffleもiPod mini風nanoもいいけどなぁ。やっぱ大容量の良さは捨てがたい。早く200GBとかのが出ればいいのに。

リンク用URL

「御田町 桃の木」

2006年09月12日(火) 9:13:02

昨晩は札幌の「よさこいソーラン祭り」の創始者たちとご飯。三田の「御田町 桃の木」。最近予約が取りにくくなっている中国料理店。行きたい店のひとつだった。

以前、日本料理の「菱沼」が入っていた場所を居抜きで使っている。前とまったく同じ雰囲気。なのに出てくる料理が中国料理。前を知っている身としては不思議な感覚。でも予想以上においしくて「うめえうめえ」と食が進む。北海シマエビの老酒漬け、アヒルの舌を唐辛子とか山椒で炒めたもの、黒い酢豚、鶏煮込みそばが特にうまかった。会話がずいぶん盛り上がったので他の料理を覚えていないが、全体的に良い店だ。中国のいろんな地方料理を取り入れている感じなのに印象がボケず、ぶっとい芯を持っているところがうれしかった。線が細い中国料理が増えてるし。

となりのテーブルの客がいちいち一眼レフで料理を写すのがイヤだった。
レストランで料理の写真を撮る人、増えすぎ。まぁ個人の趣味の問題なので撮ること自体には何も言わないが、撮るとしてももっと恥ずかしげに一瞬で撮って欲しい。一眼レフとかで堂々とバチャバチャ撮っている姿はそんなに美しくない。つか、撮ってる間に料理が冷める。この店の火加減は絶妙なので、来たらすぐ食べんと!

きっと今日か明日あたり、どっかのブログに写真入りで載るのだろう。検索して探せばあのオジサンの書いたブログを見つけられるかも。ま、そんなヒマなことしないけど。

リンク用URL

数年前の巨人の野球

2006年09月10日(日) 12:10:22

外食を飽きさせるチカラって? と、もっと具体的に教えろメールが数通。
ええとですね、数年前の巨人の野球みたいな感じかな。他チームの主力打者を抜いてきて一番から九番までずらりと並べたあの頃の巨人。でも野球はつまらなかった。あれ?野球ってこんなに詰まらなかったっけ? みたいな感じがあった。あの頃の巨人が日本人に野球を飽きさせたのだと思う。

ホームラン狙いの四番打者はひとりかふたりでいい。一番には一番の仕事があり、二番には二番の仕事がある。四番打者がズラリと並んでホームラン狙っちゃうと野球が面白くない。つまりはそういうこと。出てくる料理が長距離砲ばかりで疲れちゃったのです。うまいし贅沢だし驚きもあったけど、ホームラン狙いの大技しか出てこないので、なんだかちょっと飽きてしまって「家で玄米でも食べたいなぁ」「素朴な赤出しが飲みたいなぁ」「目刺しかアジの開きか塩ジャケか冷蔵庫にあったかなぁ」とか食事しながら思ってしまった(笑)。具体的な説明になってない? んー、でもそんな感じだったんです。ま、個人的感想ですけど。

話は変わるけど、たまたま山下達郎の「夏への扉」がiPodから流れてきて、ハインラインの原作が無性に読みたくなり、本棚をあさったものの出てこず(たぶん誰かに貸したまま)、駅前の本屋で買ってきて今読んでいる。あぁおもしれー。というか、ハインラインのSFは上品でいいな。そういえば大天才ダン・シモンズの新作が出ているらしい。やばいやばい。ちょっとSFから目を離している隙にそんな情報すら耳に届かなくなっている。触れ続けることは大切だ。早く読まなくちゃ!

リンク用URL

外食を飽きさせるチカラ

2006年09月09日(土) 12:06:56

夜の打ち合わせまで時間が空いたので19時からプール。
6月ごろに比べると筋肉が落ちているのでまた絞り直しを決意。基礎代謝(BM)は落ちていないので黙っていても痩せては行くが(BMグラサンダイエット♪)、裸のカラダを姿見で見て、胸と腕の筋肉が落ちたのにちょっとガックリ。もう少し膨らまそう。

プールから上がって打ち合わせに行き、その後「かどわき」で遅めの夕食。
それにしても贅沢な店である。お金を使えば使うほど税理士さんに褒められるような生活をしている人が多く来店している感じ。そういうニーズにきっちりしっかり応えている店でもある。美味。だけど個人的には落ち着かない。なんでだろう。いい店なのだが、なんか外食を飽きさせるようなチカラを持っている(笑) しばらくは外食せず、家で玄米と味噌汁と目刺しと納豆とお新香を食べていたい気分になった。

あさっては911。
当日、CNNが、あの日に放映されたニュースを無編集で再放送するらしい。しかも事件が起こった日の実際の時刻に合わせての完全なライブ再中継。ネット上でとはいえ画期的な試みだが、喪失感の再共有で済まず、憎しみの再燃にまで広がりそうでちょっと怖い。

あぁそういえば911は我が愛犬の誕生日でもあった。丸4歳。特別食を用意してあげよう。

リンク用URL

牛込柳町「つず久」

2006年09月05日(火) 9:21:03

FIBA世界バスケ、「ドガッチ」で全80試合(!)のハイライトを配信してました。メールで教えて下さったSさん、どうもありがとう。さっそく数試合見ました。ギリシャvsアメリカ戦とかもう少し長く見たい…。でも見られるだけシアワセか。早く9テラの世界にならないかな。

昨晩は飲みたい気分だったので友人呼び出して牛込柳町の「つず久」へ。
詰め詰めで窮屈ではあったけどまぁうまいうまい。松輪のサバが印象的。んでもって〆のわさび飯でやっぱ泣いたわ。蝦夷ワサビって言っているけど完全にホースラディッシュ。でも熱々のご飯とかき混ぜて口に入れると鼻にブワッと来る。涙もブワッ。「だから口に入れたら息しちゃダメって言ったでしょ!」と店の奥さん(平野レミ似)に怒られつつハフハフかきこむ。あーうまかった。
となりの席のカップルが卵焼きを頼みたいけど大きすぎて迷っていたらしく、奥さんこっちの席に来て「となりと半分こしない?」と。はは。こういうのも初めて。卵焼き食べたかったから渡りに船だった。半分でも充分の量。イクラを混ぜ込んだ卵焼きは独特の風味。うまし。

このところ「行った店リスト」を集中整理していたので、行きたい店・再訪したい店がたくさん思い出されて困る。さて、とりあえず今日は昼ご飯にどこ行こう。

リンク用URL

トリュフかけ放題♪

2006年09月02日(土) 21:21:37

銀座「ヴィラ・モウラ」でポルトガル料理を食べていたら、会食相手が「うちの奥さんに謎のメールが来たんだけど」と切り出す。内容を聞いてみたら「トリュフを仕入れすぎて困っています。保存ももう限界。大量放出するので店に食べに来て下さい。トリュフかけ放題です」というレストランからのメール。ぐはは。「ふとんの押し売りとか宝石の詐欺商法といっしょじゃないですか!」と一蹴するも、時間が経つにつれみんなだんだん気になりだす。まぁウソだったり詐欺だったりしたら走って逃げましょうとか話し合い、二軒目にそのイタリアンレストランに流れてみた。

フルコース食べた後なので、もし本当だったとしても腹一杯であまり食べられないねぇと話しつつ、西麻布のその店に恐る恐る入る。なぜか奥の奥に通される。うぅぅこれじゃ逃げるの大変だな、と思いつつ、来たサービスの人に聞いてみると「あ、そのメール、私が出しました」との返事。うわー本当だったんだー!

事情を聞くとなんだか本当に発注ミスしたみたいで「余ってます。困ってます。かけ放題です」と。みんなで胸元開いて「ここにかけて〜♪」とかふざけたが軽く無視され、テーブルに案内される。素材とパスタと料理法を指定して組み立てる方式の店なので、ううむと考え、タリアテッレをドライポルチーニのクリームソースで和えたものにヤギのレバーを載せてもらい、そこに「めっちゃくちゃたくさんトリュフをかけてください」とお願いした。他の3人もそれぞれ工夫をしてオーダーしてた。

来たよ来た来た。うわっ、パスタが見えねー。掘っても掘ってもトリュフの茶色(笑)
まぁ大量放出するくらいだからもうギリギリの品質なのだろう。質的にはあまり香らないトリュフだったが、こんだけの量があるとさすがにブワンと来る。4人ともそれぞれに大量にかけているので部屋中トリュフくさい。トリュフに合わせてワインも飲んでいるうちにあっという間に2本あく。

あぁゲップがトリュフくさい。というか、おしっこもトリュフ臭いかも。何がなんだかわからなかったが、こういうこともあるのだなぁと笑い合う。ヘンテコで楽しい夜。もう当分トリュフはいいや。

リンク用URL

キーツ・マンゴー

2006年08月29日(火) 6:48:08

今年はマンゴーの当たり年♪
って、収穫の話ではなく、我が家に溢れた数が。

まず7月アタマに、ネットで知りあった方から宮古島の有機栽培のドでかいマンゴーが届いた。すばらしかった。うますぎ。いままで食べたマンゴーのトップ。いやーマンゴーをどこかで「うまいけど濃厚さがちょっと単調」と軽視していたボクを悔やんだよ。こりゃうまいわ。

んでもってつい先週、別の方から、沖縄のキーツ・マンゴーが届いた。
いわゆる一般的なマンゴーはアーウィン種。その出荷が終わる8月中旬頃からキーツ種のマンゴーのシーズンが始まるらしい。これって「幻のマンゴー」と言われていて沖縄県外ではめったに手に入らない。収穫量が非常に少ないらしいのだ。大きさはアーウィン種より大きく、赤くならないで緑のまま。全体が黄色くなって指で押してほにゃりとしたら食べごろだ。酸味があって至極あっさり。あぁこういう濃厚さだったら飽きが来ないなぁ。こりゃアーウィン種とはまた違うおいしさだ。うみゃ〜。

しかし贅沢だ。前者も後者も品質を吟味しきって出荷してくださった最高級もの。それを毎朝毎晩…。この夏、マンゴー・リテラシーが飛躍的に増大した佐藤家である。

リンク用URL

芦屋・苦楽園・原宿・青山

2006年08月28日(月) 6:59:36

土日は神戸に行ってたのは昨日書いたが、土日は他にもいろいろした。簡単に書いておこう。

土曜は夕方に関西に着いて、「THE BARNS」に行く前に2軒ハシゴ。

1軒目は阪急芦屋川駅近くのおでん屋「楽ぜん」。
ひとりで。ここ良かったなぁ。食べると口の中が清らかになるようなおでんなのだ。特に中の黄身の部分がパサパサになっていない卵と、香り高い牛すじ、プリプリする手練りのエビ天、ごっついでかい特製ひろうすが印象的。うまいので他にもいろいろ取る。ほんの少しだけ食べて次に行こうと思ったのに思わず取りすぎた。

2軒目は苦楽園口の「くすはら」。
「THE BARNS」の昔の常連たち2人とココで待ち合わせ。「楽ぜん」でいっぱい食べてしまったのであまり食べられなかったが、怖面のご主人がやってる清潔な和食割烹。がんばってる感じ。魚うまし。また来よう。

で、「THE BARNS」で深夜まで。お祝いの品も喜んでくれて良かった良かった。グランダッドとチキンカチャトラ。久々のバーボンがきいた。

翌朝日曜。
がんばって早起きして新幹線に乗り、東京は原宿へ速攻移動。ウコンを大量摂取したせいか二日酔いなし。

新大阪駅の「浪花そば」で久しぶりににしんそば。関西在勤時、出張前によく食べた店。ここはレジカウンターで先に発注する立食い蕎麦なのだが、このレジカウンターの感じが好き。

原宿へは「スーパーよさこい」を見に。6月に札幌で「よさこいソーラン」を見て以来ちょっと目が離せなくなっている「よさこい」関連。本場高知へは行けなかったけど、これは見ておきたかった。ちゅうことで、数時間、いろいろ歩き回って見る。最後は表参道ヒルズの真ん前に陣取って表参道を踊り行軍するチームをいろいろ見学。惚けたように見続ける。知りあいが踊ってるはずなのだが見つからず。

いい加減疲れ果てた夕方、青山通りまで出て昔よく行った「大坊珈琲店」へ久しぶりに。
抹茶を入れるようなでっかい土の器に入って出てくるミルクコーヒーは健在。温度管理がよい(ちょうど飲みやすい程度にぬるい)。相変わらず落ち着く店。ここによく来ていた頃のことを思いだしつつ。

で、帰宅・食事・就寝。そんな土曜日曜。疲れたけどいろいろ楽しかったよ。

リンク用URL

苦楽園口「THE BARNS」還暦祝い

2006年08月27日(日) 19:07:12

関西勤務時代の行きつけのバー「THE BARNS」のマスターが還暦になったので、そのお祝いをしに神戸まで一泊で行ってきた。

当時苦楽園口駅近辺に住んでいたボクは、近所のこの店にひとりで実によく通った。週2から週3、下手すると週4くらいは普通に顔を出していたと思う。現在、店にキープしてあるボトルのナンバリングが154。つまり154本目のOld Grand Dadが入っている。この店で飲むのはこのバーボンと決めている。

なんつうか、若いボクはここで酒場修行をしたのだと思う。常連が多く顔を出す住宅街のバーに馴染むのは相当ハードルが高かった。しかも関西人からは疎んじられる東京人。転勤したばかりで東京臭が抜けなかったボクは、理不尽なまでの白い目に耐えつつも、必死に食らいついていつしか大常連になっていった。なんであんなに食らいついたのか我ながらナゾ。

20代中盤。当時のボクは訳知り顔で、鼻っ柱も強く、プライド(単なる世間知らずの自惚れ)も相当高かった。
マスター(&常連客たち)はボクのそういう部分を徹底的に壊し、へし折り、切り刻み、「自分を笑える大人」に仕立て直そうとしてくれた。ま、まだまだ成長途上ではあるのだが、そういう道をつけてくれたことにとても感謝をしている。

東京に帰ってきてしまった今では遠くなりすぎて、1年に1回くらいしか行けないが、行けば30秒ほどで昔の関係に戻れる。昨晩もそうだった。マスターの辛辣かつ温かいひと言であっと言う間にあの頃へタイムスリップ。ガハハと笑ってジョークの掛け合い合戦。東京生活で全然でなくなっちゃったジョークがここだとこんなにイージーに大量に出てくる。不思議だな。

芦屋・夙川・苦楽園は相変わらず時間がゆったり流れていた。
往復の新幹線の友にと持っていった文庫本は「クライマーズ・ハイ」。日航ジャンボ機墜落事故を記者の目で描いたこの小説を読みながら、そういえば「THE BARNS」に初めて行き、ビクビクしながらカウンターにひとり座ったのは、日航機事故があったあの年の秋であった、と、ふと思いだした。

リンク用URL

「Amoh's Bar」〜「礼三」

2006年08月26日(土) 11:22:03

ある広告系の学校で講義。
こういう学校も「既存のマス媒体に乗せる表現技術」の講義が9割みたい。ボクのは「ねえねえみんなまだそんなこと言ってるの? マジ?」的ハナシなので異質&異分子。でもさあ、ボクはいろんな意味で抜き差しならなくなっているし、優秀なヤツらがトラディショナルを見捨てていく中で少なくとも「しんがり戦」だけはキッチリやろうと思っているんだけど、これから広告業に関わる若い人たちは「とっくに気づいてとっくに行動おこしてないとヤバイ」よ? というか大チャンスよ? そこんとこだけ伝えたかった。

終わってからひとりで「Amoh's Bar」。講義した場所から歩いて1分。ちかっ。
バーのマスター姿がすっかり板についてきた同期とぐだーと話して、満席になってきたのを潮時に退散。いいタイミングで、ボクが「東京の父」役をやっている可愛いムスメ(この人)が「飲みたい!」と連絡してきたので、西麻布「礼三」へ。ええと店に入った時点で22時半くらいか。店を出たのは27時くらい。1杯だけとか言いつつボトル2本強。だからさー、与えられた場所で一番になりなさいね、まずはそこから、とか。いや、お説教ではなく、ある意味身につまされつつ。


急速に変化していっている世の中で、一番の害毒は「古い成功体験」だ。
成功体験を捨て続ける人生はたいそうしんどいが、たいそう新鮮で楽しくもある。楽しむ気持ちがあるならば、だけど。

リンク用URL

半年ぶりの「鷹匠寿」

2006年08月22日(火) 6:15:18

先週、半年ぶりに浅草の「鷹匠寿」に行ってきた。
もう年に2〜3回行くのが恒例になった店である。夏の時期は冷凍の鴨を使うが、現代は冷凍技術も進化しているし、解凍を数日かけて行う店なので冬と遜色ない味が楽しめる。鶏は朝絞め。

当日もうまかった。砂ずりやレバ串がまず「焼き鳥専門店」を凌ぐ味。
その後出てきた鶏の唐揚げがすごかった(夏しか出ない)。衣をつけない唐揚げで、ちょっと食べた感じ醤油煮みたい。むちむちのプリプリで、これはこれで鶏の食べ方の最高峰のひとつだな、と感嘆。
鴨の御狩場焼きは相変わらずの絶品。すごい。ほとんど冬食べるのと変わらないねぇと話す。これならすいてる夏の方がゆっくり出来ていいくらいだ(当日も2組しか客がいなかった)。

〆は初めての鶏飯。うわっ何これ。鶏で炊き込まず、よく混ぜ込んだあとサッと炒めるチャーハン風鶏飯だが、シンプルな料理なのに異様にうまい。鶏の素材の違いかなぁ。この味で鶏飯専門店を作れば絶対当たると脳内発酵してしまうような美味。

いっつも不思議だったので「厨房は誰が?」と聞いてみた。座敷に石を持ち込んで息子さんが焼いてくれる御狩場焼きはともかく、その他の料理もうますぎるので、誰か特別な料理人がいるんじゃないかと思ってしまうのだ。でもやっぱりお母さんと息子さんと若い男性の3人で切り盛りしているらしい。ううむ、さすがなものだ。

大老舗で個性が強い店ではあるが、やっぱりジビエ料理の世界最高峰のひとつだと確信して店を出た。
※すいません。ここは紹介制なので基本的に紹介者が同行しないと行けません。あしからず。

リンク用URL

腹は出るけど体重減

2006年08月04日(金) 8:45:10

昨日はわりと遅めから和食屋で新しい連載の打ち合わせ。
連載…できるのかな? と思いつつ、隔月刊の雑誌なのでまぁなんとかなるやろという方に気持ちが傾く。昼メシ連載が終わったので、いまはイリイにオサニチの連載、そして婦人画報のエッセイコラムのふたつになっているし。ということで決まり。具体的に詰め始める。

その和食屋はカウンター割烹で、店主といろいろ話しあいながら料理を決めていく。突き出し、刺身と来て、焼きを新サンマとノドグロとタカベのどれにするか迷いまくる。だってどれもうまそうだよ? それぞれの長所を店主が語ってくれちゃうからなおのこと。いっそ3つとも!と叫びそうになる。でもこの頃食べ過ぎで「腹が出気味」なので我慢我慢。結局編集者の希望でノドグロに。イカフライもオーダー。最後はじゃこご飯に味噌汁で〆。それにしても遅い時間まで一種独特のお客さんたちで賑わっている店であった。高等遊民的人々。もし話したとしても共通の話題がなさそうな感じ。

そう、このごろ腹が出気味なのです。
ただ体重は減ってるんだよなぁ。プール熱にかかって以来、プール&ジムの習慣が途切れ(プールに行って病原菌ばらまくと悪いので自主規制中)、筋肉が急激に落ちている模様。腹に脂肪が貯まる重量より筋肉が落ちる重量の方が勝っているということ。体重減を素直に喜べない。

そろそろエクササイズだけでも復活しよう。暑いけど。

リンク用URL

神保町トライアングル

2006年08月03日(木) 9:25:09

昨日のエントリーを受けて、タカヒロくんから、

Slingbox など、ロケーションフリーな視聴もあるとおもいますよ。
>自宅の、HDD/DVDレコーダーに導入しましたが、めっちゃ便利です。

これ、気になってるんだけど、マックに対応してないんだよね…。ロケーションフリー、体験したいなぁ。
ま、いずれにしても「茶の間」は死語となり、「F1M1」という大ざっぱすぎる分類も廃れゆく兆候かと。そういう時代の広告は? インフルエンサーとどう向き合う? とか考え出すと楽しくて仕方ない。中から変える身としては気が重いけど。

とか言いつつ、昨日は昼に突然「カレーが喰いてぇ」と胃が叫び、神保町の「カーマ」まで久しぶりに出かけた。なんとなくシャバシャバ&家庭っぽさが感じられるカーマ気分だったのだ。いつものチキンカレー大辛。ん? あれ? こんなに塩辛かったっけ? あれ〜と戸惑う。カーマは気まぐれ?

なんか口が塩辛くなってしまった上に量も足りなかったので、お約束のように「丸香」でさぬきうどん。「カーマ」に行くといつも帰りにさぬきうどんをハシゴして帰ってしまう。今日はぶっかけ。んー釜玉にすれば良かったかな…。
なんとなく満たされず、これまたお約束のように「いもや」の前に佇んでしまう。「カーマ」「丸香」「いもや」のトライアングルは危険だぁ…。店頭で散々迷う大男。他の客の邪魔だよ。「イヤ、オマエは45歳なのだ、いい加減にしろ」と声に出して叱責。なんとか「いもや」の天麩羅を諦める。危ねえ危ねえ。

夜は同期の昇進を祝って銀座「VILA MOURA」。南ポルトガル料理。飲みすぎて食べ過ぎた。同期同士だとラクチンすぎてダダ酔いしてしまう。ちょっと二日酔い気味。

リンク用URL

同年代の女性たちと焼鳥

2006年08月01日(火) 12:12:13

昨晩は同年代の女性たちと焼鳥。
初対面な上に、ボクのサイトをよく読んでくれている方々なので最初は居心地悪く(ハダカを見られている感じだ)、でもまぁハダカ見られちゃっているわけだから見栄張っても仕方ないし、と、だんだん気楽になっていく。まぁサイトが「本当のハダカ」というわけではないけど、毎日毎日書いているとどうしても本当の部分は見透かされてしまうもの。あぁそれ考えたら会社でもハダカで歩いているようなものか! いまさらながらちょっと恥ずかしくなったり。

昨日のボクは朝から理屈っぽく、会議でも辛辣な言葉を吐いたりしてなんかイヤ〜な状態だった。でもそうやってお酒を飲んでいるうちにかなり楽になった。うまく彼女たちが誘導してくれた感じ。ありがとう。つか、サワーって大学時代ぶりに飲んだな。なかなかうまい。

商店街のハシッコにあるその焼鳥屋は、店主の息子たちが中学の部活帰りの格好そのままでカウンターに座ってテレビを見てて、彼らに常連さんが話しかけて一緒に笑うみたいな、なんつうか地元生活感に溢れた店。いまどき貴重ないい感じ。こういう家族的な店って妙にくつろぐ。味もちゃんとしていた。突き出しのささ身と〆のチキンカレーが特に良い(焼鳥は褒めないのか?)。

なんだか、健さんの「駅」に出てくるような、倍賞千恵子がやっているような、場末の小さなカウンター居酒屋でちびちび飲みたい気分が続いている今日この頃。

リンク用URL

大沖縄展と古月新宿店

2006年07月30日(日) 13:07:27

先週の平日の夕方遅め、なんとか時間を作って伊勢丹に行けた。大沖縄展。
山本彩香さんに会うときはいつもなにか奇跡的なことが起こるのだが(前回はホテルの朝食でNYで会った友達と偶然隣あった)、今回もビックリがひとつ。伊勢丹前を歩いていたら、NY在住の仕事仲間にバッタリ出会ったのであった。ボクが新宿のこの辺に出てくるのもレアなら、彼が来日するのもレア。同じ時間にこんなとこ歩いてるなんてもっとレア。うひゃあ!

しばらく話したあと固く握手して別れたが、メールやネットでなんだか世界が狭く感じられるこの頃、昔ほどの重みはないかも。軽く「またね〜」って感じで別れる。だっていつでもメールのやりとり出来るし。やろうと思えばビデオチャットでも顔見れるし。一期一会感がなんだか減ってきたなぁ。いいことなのか、悪いことなのか。

で、6階に上がって彩香さんの売り場へ。
前回お会いしたときより元気そう。営業を週4日にしたのがいい意味で効いているのかな(2006年6月から月木金土の週4日営業になったので、行かれる方は注意)。営業再開で何かが吹っ切れたのだろう。70歳超にはとても思えない顔艶である。
夜ご飯をご一緒することにしていたが、それまでちょっと時間があったので、ひとりで「きしもと食堂」ですば食べたり、その辺で試食を繰り返していたら「もう行きましょう!」と彩香さん。あらら、お腹がいい感じに一杯なんですけど…とか思いつつ、伊藤さんに勧めてもらった「古月 新宿店」へ友人の作家さんも含めて4人で向かう。伊勢丹から近くていいな。それにしても彩香さん、一日売り場で接客したあとなのに、リュックを背負って颯爽と歩くではないか。まったく若くて参る(笑)

いやぁこの店、良かったなぁ。伊藤さんありがとう。彩香さんもとっても気に入ったらしく、伊勢丹に来るときはココに来ようと名刺をもらってた。4800円の充実したコースを食べて解散。次に沖縄に行けるのは秋かな。それまでお元気で。ちゅうか、彩香さんよりボクの方がずっと弱っている。がんばらねば。

リンク用URL

燃える人さし指

2006年07月27日(木) 9:13:14

昨晩は岩田守弘さんの実家にお呼ばれ。一緒に来日してる奥さん(オリガさん)のロシア家庭料理をいただいた。オリガさんの手料理はモスクワも含めると4回目かな。ロシアの食材をわざわざ持ってきて料理してくれるという本格ぶり。味もそうだが色が違うの。ボルシチとか金赤だし。マジで毎回びっくりするほどうまい。

食後、今日のメインイベントである70度のお酒「PASSOVER SLIVOVITZ」の一気飲み。
パッソーヴァ・スリヴォヴィッツ。プラム・ブランデーともプラム・ウォトカとも言われるスリヴォヴィッツァの中でも最高クラスの度数を誇る。樽熟の甘い香り。これを一緒に飲みたいとロシアからわざわざ持参してくれたのだった。

「このお酒はね、ポーランドのお酒なんですけどね、飲み方があるんですよ」と岩田さん。

「まず人さし指を口に入れて舐める。その後、お酒の入ったグラスに指を突っ込んで浸す。んでもってライターでその人さし指に火をつけて燃やします」
「ひえ〜〜!」
「ボクがあっちで飲んだのはもうちょっと度数高かったんで燃えたけど、コレは70度だからなぁ。燃えるかなぁ」
「も、燃やさないとダメっすか?」
「ダメです! 味が違います!」
「……(ほんまかいな)」
「でね、佐藤さん、ライターで火をつけて、指が燃えたらすぐ火ごと口に入れてしゃぶるの。それからすぐにグラスを一気飲みするんです。そうするとうまいの!」

……な、なんちゅう飲み方や。
ポーランドでポピュラーな飲み方かどうか知らんが、とにかくそれが正式だ!と岩田さんは主張する。それではまず岩田さんから。岩田家族、佐藤家族の目が集まる。

「こうでしょ。グラスの酒に人さし指を浸して…ライターで………アチッ!」

爆笑。でも、青い火が人さし指から確かに立ち上り、それを急いで口に入れ、そのままグラスを一気飲みする岩田さん。カンッと乾いた音を立ててテーブルにグラスを置く。「プハーッ、うまい! はい、次、佐藤さん!」

ううむ…。
でも肚を決めてトライ。花火師だしな(関係ない)。

指を舐め、酒につけ、いざライターで点火。

……どわアッチィ!

指の先はあまり熱くないが、指の根元、つまり酒がついているとことついてないとこの境目あたりの皮膚がチリチリ燃える(あぁなるほど。この境目がヤケドしないように先に指を入念に舐めて唾液で囲っておくのだな)。

観衆に言わせると「人さし指の青い火をしばらくボーッと見てた。そりゃ熱いわ」らしい。だってキレイなんだもん。とはいえ見てたのはほんの0.8秒。急いで口でしゃぶる。焦ってるから味なんてわからん。その後すぐに一気すると、なんだか焦げ臭い味と混ざって妙に香ばしい。ん? こ、焦げ臭い? あ! 数本しかない指の毛が全部燃え、キレイに脱毛されてます!

「ね、味が違うでしょ? ほら、次、優子さん!」と、嫌がる優子もオリガさんもやらされ、みんなでキャーキャー盛り上がる。いやぁこんな飲み方聞いたことない。ポーランドでは4本指でやる強者もいるらしい。燃えた指を順々に口に入れていくので小指は相当時間燃え続ける。うひょひょひょ。

70度の酒なので調子に乗って飲んでるとボーッとしてくる。
あぁ楽しいなぁ。こういうおバカな時間って人生そのものだよなぁ。明日のことを考えずにこのまま70度の世界におぼれちゃうのが筋だよなぁ。とか思いつつ、明日の仕事を考えて適当なところで切り上げちゃう小市民なワタクシ。でも本当に楽しかった。岩田さん、ありがとう! また!

リンク用URL

岩田さんと「眞由膳」

2006年07月26日(水) 8:43:55

世界トップのボリショイ・バレエ団で第一ソリストをやっている岩田守弘さん。ボリショイにおける唯一の日本人ダンサー。野球でいったら野茂かイチローかというくらいすごい人なのに日本では全く無名。数年前に彼と知りあって以来、なによりも彼の人柄の良さに惹かれ、個人的に彼のマネージャーというか応援団東京支部長(本部は岡山:岡山に彼の最大の理解者がいる)を買って出ているのだが、昨晩は短期来日中の彼と、彼をTV番組とつなげてくれた人と西麻布「眞由膳」で会食。

今回、彼が出演する番組は関西ローカルの「セカイノ・ドコカ・デ」。
読売テレビで日曜の夜9時54分〜10時まで。「行列ができる法律相談所」のあとの6分である。8月6日(日)から数週にわたってオンエアされるらしい。ロシアでの彼の日常をロケで撮ったもので、改築中のボリショイ劇場にも潜入しているらしい。関西の方はぜひ見て下さいね。

「眞由膳」は二回目。前回ご飯まで行き着けなかったので、今回は〆の鮎ご飯までしっかり食べた。味噌汁のリクエストがきくので、昨晩は熟考の末「なすとミョウガの赤出し、ちょっと濃いめ」をオーダー。嗚呼大好きです茄子茗荷。じゃがいもとタマネギという組み合わせも好き。シンプルにシジミも好きだけど。どちらにしても濃いめの赤出しが好み。口の中を濃いめの赤出しの匂いでぷんぷんさせて歩く帰り道も好き(笑)。

リンク用URL

若い人たちとフレンチ

2006年07月19日(水) 9:27:35

喉の痛みで寝られないほど。ネットを見るとプール熱(アデノウイルス)が大流行しているようで、これか?と疑う。だって「感染源:汚いプール」とか書いてあるし。潜伏期間も5〜7日と長い。この7日間でボクは違う2つのプールに行っている。ううむ、アソコが臭いな。ってアソコが臭いのではなくて、あのプールがどうも怪しいな。
とはいえ、高熱を発してないのでプール熱ではないのかも。結膜炎も出てないし。とりあえず喉が痛くて寝られないので「中国行きのスロウ・ボート」など読んでいた。最初期の短編集。ムラがある。相変わらず「午後の最後の芝生」と「土の中の彼女の小さな犬」は良い。

喉の痛みと微熱をおして、夜は西麻布「アルモニ」で7人の食事会。普段フレンチを食べ慣れない若者も多く参加。それぞれに感銘を受けていたようである。まぁやっぱフレンチは圧倒的にうまいもんね。連れていった甲斐があった。みんなイタリアンはよく行くようだけどフレンチはあまり行かないという。値段も変わらないのになぁ。

あらかじめ予算を言ってその金額内で料理とワインを仕切ってもらったのだが、こういう頼み方も大事。知った店では、こうやって店側に任せてしまうと少々安い予算でも上手に仕切ってくれる。食べ終わったあと若者たちは「○万○千円くらいですか?」と予算の倍を予想していた。「いやいやその半分以下」と予算を言うと愕然。そして喜ぶ。そう、そこらの居酒屋に払うくらいの値段でこれだけの料理とワインが楽しめるのである。しかも3時間以上ちゃんとしたサービスを受けながらゆっくりくつろげるし。この頃ではジャケットもネクタイもいらない店多いし。ね、フレンチっていいでしょ? と、ジバラン時代みたいに久しぶりにフレンチ啓蒙してしまった。

リンク用URL

大崎善生「優しい子よ」

2006年07月15日(土) 13:28:50

今年の2月5日付けの日経新聞に大崎善生氏の「守られている」というエッセイが載っていた。NYに在住する人からメールで教えていただくまで気がつかなかったのだが、探し出して読んでみるとそれはとても感動的なエッセイだった。筆者の奥さんである女流棋士とそのファンである不治の病に冒された少年との手紙の交流を書いたもの。ボクは会社のデスクで人目を忍んで泣いた。いまでもその日の新聞はデスクの上に乗っている。捨てられないのである。

そのエッセイが、先月末に発売になった大崎善生氏の短編集「優しい子よ」の表題作として私小説になっている。というかこの私小説を元にあの日経エッセイが書かれたという経緯かな。ボクとしては日経のエッセイの方が抑えた筆致で好きだが、それでも家のリビングで家族に気がつかれないように泣き濡れてしまった。ボクはいろんな愛や優しさを出し惜しみしている。心の中の密閉容器にしまい込みすぎている。照れとか損得とか自分本位とかで出しそびれてる。でもそんなのっていったい何のための人生だろう。

そんなことを思いながら、昨晩は「テンダリー」で飲んだ。ボクの疲れた顔を見て宮崎さんはさっとウンダー・モーニを作ってくれた。ウンダーベルクのスプモーニ。心の焦燥を柔らかく包んでくれるような涼やかなカクテル。それは出し惜しみのない優しさで満たされていた。なるほどバーテンダーというのはそういう仕事なのだな。料理人も同じ。尊い仕事だ。きちっと受け止め一杯で店を出る。さてと。ちゃんと生きようっと。

リンク用URL

三軒そぞろ

2006年07月12日(水) 12:41:07

昨晩は京割烹。本格的な京料理なのだが、店はとってもカジュアルで実に気楽。わりと安いし。しかもうめーうめー。ぐじ焼き、鱧焼き、明石の子蛸レモン塩、うまし。ぐじは酒蒸しか焼きか迷ったが、結局焼きにして正解。新玉葱すり流しや鰯梅煮、賀茂茄子田楽、湯葉あんかけご飯も美味だった。大きいのにやわらかく味の濃い賀茂茄子、うまかったなぁ。湯葉あんかけご飯は絶品。何杯でも行けそうだった。やっぱうまい和食はいいなぁ。ちょっと焦燥感いっぱいで疲れていたのだが、少し元気になった。

二軒目はぶらぶら歩いて知らないバーに飛び込む。古い街だったので飛び込みでも大丈夫。奇妙な店だったがわりと正解。こういう飛び込み系の遊びをもっとしたい。

で、三軒目、隠れ家蕎麦屋へ流れたら、ある方々と遭遇。こりゃまた奇遇ですねぇ。ある有名な社長さんとも初めまして。蕎麦うまし。

帰ってメール見て寝て起きたら、ジューン・アリスンが亡くなっていた。「グレンミラー物語」の奥さん役が鮮烈すぎて、たぶんこれからもずっと好きな人だと思う。そういえば甲斐智枝美も亡くなった。昔わりと好きだった。

村上春樹ばっかり読んでると「死」を身近に感じるようになる。生は表、死は裏。もしくは生が裏で死は表。死んでいても生きていても結局同じ、みたいな感覚。そういう時、春樹の主人公はきちんと髭を剃り掃除をし与えられたステップでダンスを踊る。ボクは唸るくらいうまいメシを喰い、プールに浸かる。

さて、今日はプールへ行こう。

リンク用URL

老人確定

2006年07月09日(日) 20:26:42

だからラグビーファンなんですけど。とかブツブツ言いながら朝3時半に自然起床。前日の不眠で疲れきっているくせに朝3時半に自然起床。老人確定。

W杯3位決定戦の上川主審の晴れ姿視聴。あ、フィーゴとカーンも。でもフィーゴは後半あと10分まで出てこずちょっとがっくり。フィーゴって体臭きつそうだけどカッコいいよね。名前的にはシモン・サブローサが気に入った。シモン・サブローサ。なんとなく文明開化の音がする。

それにしても、はじめて主審注目で一試合見た。意外とドキドキするものだ。大事な試合、しかも開催国の試合で疑惑の判定とかしないといいな…。選手が不満をアピールするたびにヒヤヒヤする。でも上川主審、毅然とした態度でとても良かった。

んでもって二度寝。昼前に起きてプール。一週間ちょっと無茶したのでラクに流す。午後は娘といっしょにツタヤでCDレンタル。村上春樹全小説再読にかかっているせいか、ビーチボーイズとかブラームスとかスタン・ゲッツとかの持ってないヤツを聴きたいと思うものの、持ってるヤツしか置いていない。しょうがないのでボブ・ディランの初期の持ってないヤツなど。ついでにムーディ・ブルースなども脈絡なく。

夜メシは「印度の味」で作ったカレー。最初から「おかわりはあるけどダメ!」と釘を刺される。おかわり出来ないとなると家カレーって魅力半減する。あぁおかわりして腹一杯食べたいっ!

リンク用URL

男4人の食事会

2006年07月04日(火) 8:30:17

昨晩は不思議な男4人による食事会。以前も一度あったが、どうも定例会化しそうである。

前回、鮨の話になり、結局ボクとIさんが勧める鮨屋に今回行くことになった。このメンバーに鮨屋を勧めるのはちょっと緊張する。失点したくない感じ(笑)。

で、昨日行って、相変わらずボクはあの鮨の方向性は好きだなと再確認したが、他のメンバーにはどうもいまひとつだったよう。あらら参ったな。もちろん高水準であることは認めてくれたと思うが、ここまでくると趣味嗜好の違いであろう。クラシカルな男鮨で酢飯の感じもボクは好きなのだけど、Kさんとかはもっと現代風で繊細な女鮨の方が好きな感じ。Yさんはバランスがいまひとつと感じたよう。
えーと、言い訳をひとつ(笑)。昨晩は親方の握りに今までにないような雑さがあった。握りが崩れるなんて信じられない。店はすいていたので万全だったはずだが…。ううむ。ちょっと残念だなぁ。

鮨を食べ終えて二軒目。Kさんの紹介で紹介制の隠れ家へ。いやぁ、こういう店を紹介させたらKさんの右に出る人はいない。シャンパーニュと赤ワイン飲んで楽しく解散。次回はお好み焼きの隠れた名店と相成った。ひとつずつ手札を出しあっていく。怖いこって(笑)

メシについて4人ともとてもくわしいので、逆にそういう話にあまりならない。そういうところもラクチン。昨日もほんわか楽しかった。次回がまた楽しみである。

リンク用URL

不思議なタイ料理店

2006年06月30日(金) 8:12:06

昨晩は不思議な店に行った(しかも同行者は妖女と魔除けと招き猫)。
完全予約制で1年前には予約で席がいっぱいになるというタイ料理店。入り口ドアには「12月末まで満卓」とか掲示してある(雀荘すか?)。超年下殺しの妖女が予約しておいてくれたプラチナテーブル。

んでもって「翌年分の予約希望を6月から8月に所定用紙(1部100円。限定枚数配布次第終了)で申し込んでいただきます。予約希望日が重複した場合は抽選(最低1ディナーは確保・設定いたします)になります」という徹底ぶり。す、すごいな。
完全予約制のうえに完全セルフサービスで、後片づけもある程度は客がやる。物静かな女性が一人でやっている店なので手が回らないのである(席は12席程度)。いろいろ条件があってややこしいが、相当古くからやっている老舗らしく、長年毎年予約で埋まるというのだから立派である。

こういう店はえてして高いのが通例であるが、予想に反して腰抜かすほど安かった。コースが3000円なのだ。普段遣い値段じゃん! 普段遣いの店なのに年間予約制。妙にシュール。店内は古く手作り感に溢れており料理もとてもカジュアル。ふと立ち寄るタイプの店なのだ。なのに前年から予約しないといけない。ふーむ。

不思議な気分に包まれたままみんなと別れ、お久しぶりの友人と待ち合わせ。このあたりで二日酔いからようやく抜け出し、深夜の広尾で蕎麦をたぐるまで数軒突っ走った。

そんなこんなで異様に濃かった6月も今日でオシマイ。今月はマジでいろんなことがあった。ちなみに昨日、1500万アクセス突破したようです。ありがとうございました。

リンク用URL

心開き系

2006年06月29日(木) 9:18:09

二日酔い(笑)
プールを始めてから酒が弱くなった気がする。ちょっと飲んだだけですぐ酔う。まいったな。昨晩はチェコやNYで一緒に闘った古い戦友と遅めから「和楽惣」にて飲み始めたのだが、焼酎をロックで行っているうちにいい感じに酔ったのはいいとして、それが朝まで抜けないというのに驚く。自分の肝臓とも思えないが、これが45歳のリアルということかな。でもまぁ昨晩は昔のつらい仕事の思い出をいっぱい話しあい、なんだかずいぶん褒めあったので(きもっ)、それも酒が残った原因かもしれない。心を開きすぎたかも。

そういえば昨日はランチも「心開き系」だった。大阪勤務時代の人々が5人集まって、大阪時代によく通った「ネスパ」の東京支店にわざわざ行ってランチしたのだった。懐かしすぎる話題がいっぱい。まぁたまにはいいのだが、こういうことが続くとだんだんと「昔は良かったなぁ」と過去に生きるオッサンになっていく。まずいまずい。たま〜ににしておこ。

それにしてもまだ9時台だというのに篦棒に暑い。って篦棒って読めますか。べらぼう。この漢字はボクも知らなかった。飯粒を潰す篦棒っていう棒があって、そこから「穀潰し」という意味になったという説と、便乱坊という1670年代に見世物で評判をとった奇人からとったという説とふたつあるらしい。まぁとにかく篦棒に暑い。今日は我が家も初クーラーかも。←この暑いのに毛皮を着ている不憫な愛犬用。

リンク用URL

one for my daughter

2006年06月24日(土) 6:29:54

昨日は観戦後、結局二度寝してしまって起きたのは出社ぎりぎりの時間。プールに行けず。夜は娘のピアノ発表会があったのだが、まぁその後にでもプールへ行こうと思っていた(ボクは娘のピアノを聴いて帰るが、妻娘は他の人の演奏をすべて聴いて帰るので別行動)。

仕事を切り上げて息せききって会場へ。娘が弾いたのはスカルラッティ「ソナタK159」とシューベルト「即興曲」の2曲。親バカだがとてもよく音楽が表現できていた。ミスタッチとかはどうでもいいから感情の動きを身体ごと表現してほしい、と思っていたのだが、それがよく出来ていた。

弾き終わった彼女を待たず、スッと帰る。楽屋から出てくるのを待って感想を伝えようかと思ったが、小さい会場でそういう雰囲気でもないし、娘は超照れ屋なので友達がいる前とかで父親が褒めたりするのを嫌がると思ったのだ。帰ってから伝えればいいや。

プールへ向かう。でも電車に乗っているうちに自分が妙に酒を欲しているのに気付く。いろんな疲れ&娘の上出来が影響している模様。今週は仕事でもいろいろあった。で、急遽プールをやめて久々の「テンダリー」へ。

宮崎優子さんのおいしいカクテルでとりあえず one for my "本番に強い" daughter。さすがだね。次に one for my "立ち直りの早い" friend。かなわないよ。三杯目は one for my "カンヌで賞を獲った" staff。おめでとう。最後に one for my "無事にたどり着いた" weekend。意外と綱渡りだったよな。

サイドカーで〆て帰宅。娘も帰宅していたので感想を伝えたが、照れているのか素っ気ない。きちんと伝えられなかったのでココで伝える。今回の演奏は本当に良かったよ。努力の甲斐あり。誇りに思う。

早起き癖がついたのか、今日も4時台に起床。韓国vsスイスを観戦。あぁこれでアジア勢はすべて予選敗退。次回W杯でアジア枠が減らなければよいが。

リンク用URL

CORALと再会

2006年06月21日(水) 8:46:29

昨日は直前でドタバタがあったあげく伊藤さんとふたりで飲みに行ったのだが、二軒目の「Fuzz」というバーでうれしい発見。なんとCORALの4ウェイスピーカーがあるではないか! しかも現役で鳴っている!

たまたま人にもらったとかで、オーナーさんがオーディオマニアというわけではなさそうだが、もう懐かしくて懐かしくて…。CORALの3ウェイブックシェフル型である「CORAL X-Vll」は大学生のボクが小遣いためて買える値段ではほぼハイエンドに近いスピーカーで、当時ボクは「SANSUI AU707」というプリメインアンプと「Technics SL-10」というダイレクトドライブのジャケットサイズ・プレーヤーで鳴らしていた。あぁどれも名器だなぁ。

「YAMAHA NS-1000M」に憧れつつ、DIATONEやTRIO、ONKYO、DENON、PIONEERなども聴き比べていたっけ。あの頃の国産スピーカーって意外と良かった。確かに無個性な音とは言えるが、謙虚で伸びやかな音を出していた。プリメインはLUXやAccuphaseに憧れたけど、サンスイの堅実な音で満足していたっけ。テープデッキはナカミチのDRAGONに憧れつつ、結局ソニーの777を使っていたんだったかな。Aurexのデッキも使っていた。アドレス(NRシステム)がわりと好きだったので。

その後、JBLだのハーベスだのアポジーだのクレルだのマッキントッシュだのチェロだのフィリップスだの、海外製品のハイエンドに突っ走る前の青い時代ではあるが、結局CORALを聴いて一喜一憂していたころが一番楽しかった気がする。スピーカーの上に重り置いたり、十円玉はさんだり、仰角計算したり…。工夫して1ランク上の音にする努力って、ポンッとハイエンドをお金で買っちゃうのの数百倍楽しいんだよね(後でわかることなんだけど)。

うきゃぁと喜んで逆上し、タリスカーをガバガバ飲み、三軒目では相当酔っぱらっていた。あぁCORAL。キミにまた会えて本当にうれしいよボクは。

リンク用URL

成長せず

2006年06月10日(土) 7:30:41

あれー? なんだか異様に忙しいぞ、分秒単位で会議をハシゴしているうちにあっという間に夜になるぞ、と不思議になったので久しぶりに数えてみたら、責任者としてやっている案件が16個あった。そりゃ余裕がないのも当たり前。一日が会議会議会議で終わっていくのも当たり前。つか「断ることを覚えた」「まかせることを覚えた」と思っていた自分の甘さよ。何にも成長していない。仕事受けすぎ。ポカしないように気をつけながらひとつひとつを終わらせていこう。

とか言いつつ、新しい仕事絡みで今から札幌出張である。YOSAKOIソーラン祭り関連。まだ仕込み段階だけど。あ、これ入れたら17個だ。うぅぅ。

札幌にもスポーツクラブの支店がある。明日の朝、寄れるかな。でもススキノで今夜遅くまで飲む予定なので無理かもなぁ。

昨晩は娘が干したアジの干物を食べた。さんきゅー。

リンク用URL

タテル・ヨシノ

2006年06月02日(金) 6:55:36

誕生日の一日は朝プールから(笑)
というか、飲んだ翌朝にプールする快感を知ってしまい、このところよっぽどの二日酔いでなければ出社前にプールすることが増えてきた。軽〜く中毒かな。でも反動で飽きてしまったらモッタイナイのでいい加減にやろう。

出社して午前中にバタバタと仕事を終えてサッと午後半休。昼は優子のおごりで「レストラン・タテル・ヨシノ」へ。芝パークホテルの本店の方ね。6/1は響子の小学校も創立記念日で休みなので家族3人で行けた。

昼とはいえアラカルトで組み立てて3時間弱ガッツリ食べる。楽しいアミューズ2品から始まり、仔ヤギのカルパッチョ、松木一浩さんの季節野菜のエチュベ・グリーンソース、鳩のトゥールト。松木さんというのは「タイユバン・ロブション」で総給仕長を務めた人。40歳を機に農民になり、レストランを深く知る立場で有機野菜の提供をしているらしい。その人が作る野菜をエチュベしたものを、アラカルト・メニューにはないソースでさわやかに和えてもらったものなのだが、これが実にうまかった。本日の白眉。「コート・ドール」のエチュベの印象をボクの中では越えたかも。
仔ヤギは喜界島産(シェフの出身地)。ヤギ好きのボクとしてはもう少し臭みがあってもいいくらい。でもちゃんとまとまっている。メインの鳩はフォアグラとトリュフを胸肉で挟み、その周りを手羽などのミンチで包んだものをパイ包み焼きしてあり、モダンなバランスを持っていた。あと少し深入りするとクラシカルでしつこいぞというギリギリの線。うまい。

途中、吉野建シェフが客席挨拶に出てきてビックリ。日本にいるんだ…。いつもいるのかどうかは寡聞にして知らないけど、とりあえず彼がいる日にアラカルトをガッツリ食べられたのはうれしい。

デザートは「シュプリーズ」。英語で言えばサプライズ。「きっと驚いていただけます」とのことでオーダーしたが、確かに驚いた。これは印象的なデザート(内容は秘す)。ワインは82年のペルナン・ベルジュレス。この地域、穴場的にわりと好き。でも20年以上の古酒としてはどうかなと思いつつ若林ソムリエの言葉を信じてオーダーしたらアタリ(でもドメーヌは忘れた)。レンガ色に熟成しており、酸味の引っ込み具合がいい感じ。時間が経っても緩まない。

2004年にメートル・ド・セルヴィス杯で優勝した田中氏のサービスも秀逸だったし、若林ソムリエ(総支配人)のサービスも気持ちいいもの。優子はパリの「ステラマリス」にも行ったことあるらしいが(いつの間に!)、パリの店よりもずっと良いと言っていた。実は少し先入観を持っていたのだが、なかなかたいしたものだったなぁ。いい誕生日をどうもありがとう >家族

リンク用URL

メニューでもっと悩ませて

2006年05月31日(水) 9:23:52

昨晩は最近有名な大井町「萬來園」で中華。
カウンターのみの店でメニューがない。料理は料理人と相談して決める。「ええと今日はカニと車海老とスズキとアサリと牛肉と○○と○○と…」と、食材をズラリと言われ、「カニは春雨と煮るかカラッと揚げるか卵と和えるか、それか○○してもいいし…」と、料理法をズラリと並べられる。客は悩みに悩んで「うーん、うーん、じゃ、まずカニをぉ、ええと揚げてもらいますか、いや春雨もうまいよねー、うーん、いややっぱり揚げてぇ、それとその牛肉とマコモダケのっておいしそう、ソレね、それからー…」とひとつひとつ決めていく。決めると「ハイ、ワタリ蟹。すごいでしょ」と食材を見せてくれ、目の前でジャジャジャと料理してくれる。メニューで悩むのって実は食事自体と同じくらい楽しいのだなと再確認。

メニューで悩むといえば、数日前に行った東京タワーの真下に位置する素敵なレストランも秀逸だった。こちらはメニューに分厚い表紙がついていて、絵本のよう。開くとメニューがイラストになっており、ゆっくり眺めて考える趣向になっている。どれもこれもおいしそうに見え、これまた悩みまくるのである。

優秀なメートルがいるレストランもメニューで悩ませてくれる。今日のオススメを聞くだけであまりにおいしそうで頭を抱える。壁にメニューがズラリと数十数百貼ってある居酒屋とかも悩ましい。また「おいしそうな字」というのも存在していて、あぁそんな字でメニュー札書かれたら堪らないわと身をよじることになる。「今日はこうなっております」と魚が美しく並べられたタネ箱を見せてくれるような鮨屋もたまらない。まぁ鮨屋の場合は悩まず「全部食べる!」とかなっちゃうのだけれども。

レストランでのメニューの悩みは深ければ深いほど楽しい。テーブルになにもないまま悩む最初の十数分は客にとっての極楽タイム。最近はコースしかない店が増えたけど、この極楽タイムがないのはやっぱりちょっとつまらないよね、とか思いながらの中華三昧でありました。あぁ紹興酒飲みすぎた。

リンク用URL

のどぐろ

2006年05月28日(日) 7:23:30

このところ「のどぐろ」を食べる機会がわりと多い。東京でわりと流行っているらしく、いろんな割烹や居酒屋でメニューに見かけるようになった。ボクもこの1年で5回ほど食べた。数年前にはあまり見なかった気がするから確実に流行っているな。

関西でのどぐろと言えば島根の浜田産の高級魚で、アカムツのことである。口の中が黒いのでそう呼ばれている。山陰全般や能登、新潟方面でも捕れるが、なぜか浜田産を珍重する。
でも関東でのどぐろと言うとマアジを指す場合もある。東北では別の魚をのどぐろと称した気がする。ややこしや。とはいえ同じのどぐろでもアカムツが味的にはベストだと思うな。あのとろけ方は尋常ではない。

先々週だったか、西麻布の「和楽惣」でのどぐろの塩焼きを食べた。
マアジでなくアカムツね。鮮魚としての旬は冬なので(浜田産はなぜか秋口)一夜干しですね。そういえば大将が西京焼きでも出来ますと言っていた。西京焼きも出回るんだよなー、でもなー、んー、迷ったけどやはり塩でしょう。「白身のトロ」と言われるだけあってさすがにとろっとろの食感。香りも高い。うめ〜うめ〜と同行者とむさぼり喰う。いまのところダントツで今年のベストワン。
この調子で流行っていけば、8月末あたりから東京でも浜田産が出回るかもしれない。高いんだろうなぁ。一回くらいは食べたいところ。

ついでに言えば「和楽惣」では金目鯛の刺身も絶品だった。南天空海さんのブログで「(和楽惣で出す)魚はすし屋より美味しい」と書かれていたが、確かにそうかも。ちなみに〆のご飯もののバリエが豊富なのもうれしいが、つい食べ過ぎてしまうのが難。あ、味噌汁の味噌が選べるのもうれしかった。ま、八丁味噌好きなので、結局赤だし(しかも濃いめ)にしてしまうのだけれども。

リンク用URL

同期がやってるバー

2006年05月24日(水) 12:09:41

昨日は出社前にプール。
いろいろ試しながら泳いでいる中で、「泳ぎ方はとりあえず考えないことにして、初級クラスで習ったラクチンな息継ぎに徹し、息継ぎも毎ストローク右側で」と決めて泳いだら、あっさり200mノンストップで完泳してしまった。とりあえずの目標クリア。小さくガッツポーズ。このままあと数百mは泳げそうだった。
ただ、理想とする泳ぎからは程遠い妥協の産物なので、まだまだと言った感じ。ストローク数も多かったし。試行錯誤は続くなぁ。でも200の壁を突破できたのはいろんな意味で大きいかも。

出社後はバタバタだったが、なんとか抜け出し、夜は西大島の「與兵衛」で後輩と鮨。おいしい店リストのエクセル表をhtmlに吐き出すプログラムを手伝ってくれたのでご馳走したのである。鮮度ピチピチ系鮨屋とは違う鮨屋で食べたい、というので與兵衛を選んだが、口の中でのタネと酢飯の一体感を分かってくれただろうか。親方自身の強いイメージがまずあり、そこにタネと酢飯のバランスで近づけていくという、普通の鮨屋とはアプローチが全く違う鮨である。だからすべての握りが同じ方向性の味になる。こういう鮨は他にはあまりないなぁ。

後輩と別れ、地下鉄で表参道に出て「Amoh's Bar」へ。
高校の同期が会社を辞めてバーを始めたと聞き、ちょいと覗きに行ったのだ。その名も天羽(あもう)くん。なので「アモーズ・バー」。そのまんまやん(笑)。せっかく天の羽なんていう素晴らしい本名なんだからもっと他にネーミングのしようもあっただろうに。まぁ最低でも「アモーレ」とかさ(←ダサ)。
路地裏にあるオープンな雰囲気のバーで、夏は庭でも飲めるらしい。へぇ〜いいバーだなぁと感心。いろいろ懐かしい面々の消息など聞いたりして酒が進む進む。散々與兵衛で日本酒飲んだのに、ここでもワイン1本半飲んでしまう。ヘロヘロ。
しかし、青山周辺にひとりで気楽に飲みにこれるバーが出来たのは大きい。うれしいな。また行くね。

飲んだ後、プロダクションにより少し打ち合わせ。ヘロヘロでごめんなさいと思ったら相手もヘロヘロだった。でも有意義な打ち合わせ(ホントか?)

リンク用URL

映画「かもめ食堂」と大船「かんのん食堂」

2006年05月06日(土) 15:43:18

映画「かもめ食堂」。大阪の塩出「パイル」名人に前売券をいただいていたので上映が終わらないか気が気ではなかったのだが、今日やっと行けた。といっても通常上映はもう終了していて、朝一回目のみの公開。銀座シネスイッチにて。
9時15分からと朝早いし、GWは他にもいろんな映画がやっているので空いているかと思いきや、上映時間15分前に到着したらすでに行列。うわぁ。人気映画なのね。

実に「涼やか」な佳品。涼やかな主人公の涼やかな映画。ヒトとの距離感の取り方がとても共感できる。その自然体な生き方がかたくななヒトの心を溶かしていく。流れに逆らわないようでいて、郷に入っても郷に従わない潔さ。流されて変わっていくことと「やりたくないことをやらない」生き方は矛盾しないことを教えてくれる。あぁ、ある芯をもった自然体っていいな。

と、感動しつつ、同時にとても腹が減る映画でもあった。だって小林聡美(サイコー!)がこれまたおいしそうに料理作るんだもん。音効さんも実に上手。おにぎりを握るニチャニチャした音がまた良い。

観終わって午前11時。昼まであと1時間か。うーむ……そうだ湘南に行こう!(なぜ?)

フィンランドの海が呼んだのか、思い立って東海道線に乗り、一気に陽光溢れるエリアまで。
さわやかな風に吹かれながら、小林聡美のエクボに思いをはせる。いいエクボだったなぁ…(笑)。

大船のレストラン「ミカサ」に12時すぎに到着。カウンターに座ってお目当てのオムライス。オープンタイプのオムライスなのだが実に完成度が高いのだ。本当はカツメシが有名な店だが、オムライスの方がオススメかも。うましうまし。こういう洋食屋は行きつけになったらどんどんうまいものが出てくるんだろうなぁ、今度は炭焼きステーキも食べたいなぁとか思いながら店を出る。

大船駅前の商店街をひやかして歩く。
ふと魚屋を見ると、朝捕れの見事なサバがどえりゃあ安いではないか。さすがは海が近い街。思わず買い込んでしまう。あれ? この小さな古い魚屋さん、隣が食堂だ。おっ? どうやらこの魚屋が経営してるみたいだぞ。「魚廣 観音食堂」と並んで書いてある。ジャージのオヤジが昼から酒飲んでくだまいてるような古びた食堂兼居酒屋だが、こういう店って意外と惹かれるんだよなぁ。

で、買ったサバの持ちを気にしながら思わず入店。昼メシのハシゴ。アホか(アホです)。
おお、ギンポの天ぷらがある! アジフライもうまそう! 刺し身は30種類くらいある! とか喜んでいろいろ食べる。なにせ魚屋直営だ。安いしカジュアルだし鮮度いいし、なんだかうめぇ。

そして今。やっと帰宅。映画観に行ったのになぜサバがお土産?といぶかる家族をごまかしつつこれを書いている。吐きそうなほど腹一杯なので、少し休んでからプールへ行って腹ごなししよっと。「かもめ食堂」でも小林聡美が実に気持ち良さそうに泳ぐシーンがあった。ドリルだ距離だと目くじら立てず、今日はあんな風にゆっくりニコニコ泳いでみたい。

リンク用URL

ボリショイ・バレエ「ラ・バヤデール」

2006年05月05日(金) 18:57:52

圧倒的な舞台だった。完成度がめちゃ高い。最後はスタンディングオベーションだった。

終演後いっしょにご飯に行った岩田守弘さんも「今晩の舞台はすごかった」と言っていた。観客が舞台をどんどん煽っていき、演者は相当ノリノリだったそうである。グラチョーワ(ニキヤ)の出来も異様によかった。片足で立つバランスも完璧で長時間(岩田さん曰く「本人も、アレ?立てちゃった、と思ってるんじゃないでしょうか。舞台袖でもみんなでオオ〜と囃してました」とのこと)。

グラチョーワはモスクワのボリショイ劇場の稽古場(岩田さんに特別に入れてもらった)で見たことがあるのだが、素顔&稽古着の彼女は相当ふてぶてしく女王然としていて近寄れないほど怖かった。いやマジで怖いの。でも第一幕の彼女は「これがあのふてぶてしくて怖いグラチョーワ?」と目をこするほど可憐。実際18歳くらいに見えたしなぁ。素晴らしい演技力。靴音もまるでしない滑らかさ。さすがである。

岩田さんが言うには「グラチョーワが出ると何故かいい舞台になる。みんなすごく引っ張られる」とのこと。ある種のカリスマ性か。今回も主役級から端役に至るまで本当に隙のない出来。ネポロージニー(ソロル)も大きな演技で良かったし(情けないプリンス役は地?)、アレクサンドロワ(ガムザッティ)も抜群だったし、第三幕の影の王国での群舞は完璧だった。いやぁあの群舞の美しさったら…。

特にニキヤとガムザッティの闘いの場面は圧巻。手に汗握るふたりの闘い。思わず舞台に引き込まれる。アレクサンドロワって以前より凄みを増した気がする。個性的な顔と長い首で背の低いグラチョーワを攻め立てるのである。こわっ。でもうますぎ。

個人的にはモスクワで観たときにお気に入りになったボロティン(太鼓の踊り)が見られたのも満足。この辺の熱いノリはボリショイならでは。壺の踊りのレベツカヤもとても良かった。韓国人のジュ・ユン・ペ(ボリショイの東洋人は岩田さんと彼女だけ)ものびのびと踊っていたな。

そしてもちろん岩田守弘のゴールデン・アイドル。
実は開演前に電話をもらったときに「以前の捻挫が再発して痛い」と聞いていたのでドキドキして登場を待っていたのだが、踊り始めるとレベルがひとつ違う安定感を見せつけ、ただただ美しかった。ここまで軸がぶれない人はボリショイでも他にはいない。偶像役なのでクールな踊りだったが、高いジャンプと安定した回転で拍手喝采をもらっていた。

日本の観客はとかく客観的な拍手をしがちだが、この夜に限ってはまるでモスクワにいるようだった。岩田さんもビックリしていて「本当にモスクワのボリショイで踊ってるようでした。昨晩やマチネのお客さんとは全然違った」と言っていた。岩田さんの時だけ凄かったのではない。グラチョーワやアレクサンドロワに対しての万雷の拍手やブラボーの声の多さ。すごい熱気を感じたなぁ。まぁ「連休中にわざわざ来る」&「ザハーロワではなくグラチョーワを選ぶ」客たちだもの、いわゆる「濃い」んでしょうね。

キャストを一応まとめておくと

ニキヤ:ナデジダ・グラチョーワ
ガムザッティ:マリーヤ・アレクサンドロワ
ソロル:ウラジーミル・ネポロージニー
太鼓の踊り:アナスタシア・ヤツェンコ、ヴィタリー・ビクティミロフ、アンドレイ・ボロティン
黄金の偶像:岩田守弘
壺の踊り:アンナ・レベツカヤ

「黄金の偶像のメイクはモスクワで観たときはもっとキンキラキンだったけど?」と岩田さんに聞いたら「金粉をもってくる量が少なすぎて薄めて使ったんです」と。メイク係のミスらしい(笑)。

終演後、興奮しつつ岩田さんとメシ。GW中であいてる店が少なかったが、なんとか銀座「マルディグラ」に滑り込む。シャンパンとワイン。うまし。


※ボクはロシアで初めてバレエを見たこともあって、ロシア語読みで刷り込まれてしまっていて、グラチョーワはグラチョーバ、アレクサンドロワはアレクサンドロバ、ラ・バヤデールはバヤデルカとか書きがちなのだけど、今回は日本で流通している書き方にしました。5/3のメモにいくつかご指摘いただきましたが、あれはなんつうかロシア語読みなのです※

リンク用URL

ギンポ残念

2006年05月04日(木) 14:53:50

今日は頭痛がなかったのでGW3度目のプール。毎回1km以上(休み休み)泳いでいるが、前回うまく泳げなかったこともあり、今日は距離を諦めドリルをみっちりやってみた。するとアンダースウィッチ(←TI用語)がうまく出来ていないことが判明。水中クロールでぐいぐい進まない。これじゃあアカンとそればっかり練習。少し出来てきたところで大プールに移って泳いでみたらとても楽に進む。ううむ。やはりドリルは必要だな。

と、プールを堪能。大窓から差し込む日差しが水面に当たって美しく揺らぐ。ジャグジー&シャワーでさっぱりしたあと、さてどこで昼メシ食べようかと自転車逍遥。走っているうちになんとなくうまい蕎麦が食べたくなったので、よく行く蕎麦屋へ。

席に座ってふと壁を見ると……なんと品札に「ぎんぽ天もり」が!
うひょ〜そんな季節だったか〜と喜んで即オーダーするも「すいませーん。今日は入ってないんですー。先週一回だけ入ったっきりで。なかなか捕れないんですねぇ」と。あぁ惜しい。でもしつこく通って食べてやる。あぁギンポ食べたい!

うまいもりを食べ、蕎麦湯でほっこりする。住むならやはり近所にうまい蕎麦屋と鮨屋は必須だねぇ。欲を言えば居酒屋とバー、そしてプールもあるといいねぇ、とか考えつつ、実に気持ちいい気候なのでしばらくサイクリングして帰宅。いまから少しだけ昼寝して夕方からボリショイ・バレエ観劇だ。ボリショイのあとは出演した岩田さんとご飯の予定。あぁそこそこ充実した良い休日かも。

リンク用URL

尾山台「徳助」

2006年04月28日(金) 12:04:12

昨晩は尾山台「徳助」で鮨。10年ほど前に一度だけ来たことがある店。

若い後輩とふたり。酔いやすい難しい話題。でも若い頃のことを思い出したりして少し新鮮ではあった。昔の仕事なんてこのごろ懐古しなくなったしなぁ(懐)。振り返るといろんな仕事に恵まれていた気がする。親になってはじめて親の有り難みがわかるのと同じで、この歳そして管理職になってはじめてわかる有り難みがある。あの頃ボクが噛みついてた上司の複雑な表情。なるほどな。そういうことか。

「徳助」はやさしいやさしい女鮨。コハダ、オニカサゴ、シマアジ、小柱、干瓢、うまい。冷酒は初孫のみ。カプカプと行く。店主も10年前よりどっしりして揺るぎない感じになった。酢飯が少し弱いがバランスはいい。それにしても尾山台って上品でバランスがいい街だ。難しい話もおっとり流れていく。

もう1軒流れたかったが、散財したのでガマンして帰宅。後輩にうまく伝わってたらいいなぁと願いつつ就寝。夜中に「起きなさい!」と揺り起こされる。あららソファで寝てたのね。てっきりベッドだと思い込んでいたあたりが情けない。ズルズルと這ってベッドへ。翌朝に早朝プールを予定していたがこんなんじゃ全然ダメ。夜に行くかな。

ホリエモン保釈。痩せてはったね。1分1秒争って生きていた毎日が彼の目に今どう見えているのか、我が身に置き換えて想像してみたりする。

リンク用URL

さっさか徘徊

2006年04月20日(木) 12:47:59

いろんなことでストレスが溜まりまくっているせいか、逃避として水泳にググッとのめり込んでいる模様。トータル・イマージョン・スイミングのDVDが届いたので、それを繰り返し見ている。なるほどすごくカンタンそうだ。というか、いままでのクロールとは全く違う。泳法のアプローチも最終的なカタチも。しばらくマネッコしてみるつもり。

夕方、銀座で時間が空いたので、服を見回る。
なんかこう気分を明るくしてくれる服はないものかと見回ったのだが、ピンと来ない。気持ちが明るい時に買わないと変な服を選んでしまいそうなので結局ガマン。Y'sに良さげなのがあったんだけどな。

その後ある方と待ち合わせて徘徊開始。
銀座「鳥長」でうますぎる焼鳥。ビールと焼酎でパクパクと。ここの焼きはキレイで、しかも焼き加減抜群。しみじみうまい。
10串ほど食べてから、二軒目は「Y&M Bar Kisling」で吉田さんの男っぽいカクテルをいただく。なんか余裕かましたカクテルなんだよなぁ。「あんた、肩に力入ってるよ」と教えてくれるようなカクテル。男はやっぱ余裕が大事っすね。
その後小腹がすいたので浜松町に出て久しぶりのおでん「桔梗」。日本酒「徳川家康」。トマトのおでんとか食べながらゆっくりと。相変わらず蛍光灯煌々&テレビつきのカジュアルな店だが、おかあさんがなんともいい風情なのだ。本格バーのハシゴより、こういう店を混ぜる方が夜が楽しくなる。
最後は恵比寿まで流れてバー「Mauve」。タリスカーをロックで。この店のオーディオって妙に音が甘い。いい意味で。蕩ける音。こういう音出すのって難しいんだけどな。しばらくジャズに聞き惚れ、本日終了。おや、まだ22時すぎだ。さっさか回ると早く帰れていい。

リンク用URL

うますぎる花山椒鍋

2006年04月15日(土) 12:15:02

春のこの時期、数週間しか採れないという花山椒。それをふんだんに使った鍋をある店で初めて食べた。

いや〜ここまでうまいか。

山椒で舌が心地よく痺れるところに上質な牛肉の甘さが乗っかってくる。痺れた舌を包み込むダシのうまみも計算し尽くされている感じ。1年前からこの時期指定で予約してくる人がいるのもわかる。鱧松茸や間人蟹など、いろんな名物がある店ではあるが、この花山椒鍋は実に秀逸。この時期は予約困難らしいが、そのうちまた来れるといいな。

他にも、立派な筍の炭火焼きは香ばしく、5cmほどの稚アユの炭火焼きは苦味と香りのバランスが抜群。このわた味の一口蕎麦も印象に残ったし、甘鯛の昆布締めウロコ焼き付き、菜の花鮨、そして〆の空豆ご飯なども完成度高かった。シャーワセ。

実はこの店、以前間人蟹の季節に訪れたときあまり感心しなかった思い出があるのだが、今回はすごみを感じさせるうまさの連続だった。若手料理人が変わったのかな。それとも春の苦味料理系が特に得意なのかな。

二軒目は恵比寿のバーへ。以前うますぎる和菓子(やまのとうか)を恵んでくださったお姉さまがまた来店し、今度は鹿児島のきびなご鮨をいただいてしまった。いい人だぁ。

リンク用URL

東京トップクラスのタイ料理店

2006年03月28日(火) 8:58:53

なまものの隠し日記を読んでいたら面白い記事が(つか、いつもたいてい面白いのだが)。

なんと「愛されるために生まれた大事なあなたのダイニング」という名前の店が名古屋にあるらしい!

こことかここにも載っている。きっとよくよく考えてのネーミングなのだろうし目立たないより目立ったほうがいいだろう。シャレも半分あるかもしれない。でもその長さとともに、自分で「愛される」とか「大事な」とか先に宣言しちゃうあたりが画期的。どんなダイニングやねんって覗いてみたくなる。
いや、もしかしたら「愛されるために生まれた」は「ダイニング」にかかっているのではなく「あなた」にかかっているのかも。んでもってこの店は韓国料理店なので、もしかしたら「愛されるために生まれた大事なあなた」という名セリフでも冬ソナあたりにあるのかも。

まぁでもこの店は「なんとなくこそばい感じ」を楽しむには最適じゃね。店にいる間ずっとお尻の辺りがこそばいと思う。そういう気分ってなかなか味わえない。これはこれでエンターテイメントかもしれない。


昨晩は東京一と勧められたタイ料理屋へ、All Aboutエスニックの佐藤さんと伊藤章良さんともうひとりの方と優子と5人で。
穴場中の穴場な店だが、マジでうまかった。これはいままで食べた東京のタイ料理の中でもトップクラス。味の良さも値段の安さも含めて。珍しく「人にあまり紹介したくない」と思ってしまったが、やっぱりおいしい店は皆で共有した方がいいと思うのでご紹介。大森の「タニ・キッチン」というお店。別にタニさんがやっているわけではなく、タニとは村という意味のタイ語らしい。All Aboutエスニックの佐藤さんが見つけてきた店。とっても満足。佐藤さんありがとう。

二軒目は「テンダリー」へ。いつものニガニガカクテルを注文。ボクがモルトの「タリスカー」の薬臭さが好きだと言ったら、宮崎さんがそれにタリスカーを加えてまとめてくれた。美味。どんどんボク好みのカクテルになっていく。完成形が少し見えてきたかも。
うまいもの食べて、うまいもの飲んで、前向きでポジティブな話をして。福、至る。

リンク用URL

古い友達と

2006年03月18日(土) 10:46:00

昨日は夕方、とあるセレクトショップのレセプション・パーティへ仕事で。いや〜ファッション系はさすがに華やかだ。
で、パーティは苦手なので早々に退散。その後夜メシの約束まで時間があったのでスポーツクラブへ入会手続きに行く。法人会員かつ25mプールがあるクラブを探し、最寄りにあるクラブに決めた。勤務がフレックスタイム制なのでうまくやりくりすれば効率良く通える。今年は泳ぐぞ。

20時すぎに五反田。駒沢公園近くにあったフレンチ「ラ・プリムール」の高橋シェフが始めた焼鳥屋「たかはし」へ。「ラ・プリムール」は、鱸のポワレ・ラベンダーソースが異様に印象に残っている店で、わりと好きな店だった(サービス以外は)。あのシェフが目の前で焼鳥焼いている。変な気分。
人気店らしく入れ替え制になっている。ボクは20時15分の部。ワインとともにあっさりした焼鳥を。ソリと親子丼が美味。それと完璧な焼き具合のプレーン・オムレツも良かった。フレンチのシェフだもんねぇ。

大阪勤務時代に知りあった男友達とふたり、ばんばん飲んでばんばん食べる。
彼とはもう20年近いつきあい。会社は違うのだがある仕事で知りあい、当時、苦楽園(西宮)で住んでたマンションが近かったこともあってよく地元で飲んだり毎週末テニスに行ったりしていた仲。大学も一緒だったし同期だったし東京出身だったし、いろいろ似てたからなぁ。彼の方が先に東京転勤しちゃったが、その後も軽井沢や蓼科で待ち合わせてテニスしたり。彼のドイツ転勤中は彼の家に泊まりに行ったりもした。フランクフルトからフランスのランスまで日帰りで昼メシを食べに行ったり。思えば色濃くつきあった。

そういえばあんなに毎週末やっていたテニスを阪神大震災後スパッと止めてしまった。ちょっと再開したい気分。

リンク用URL

士の心と書いて、こころざし

2006年03月16日(木) 7:40:46

「木の剪定は、かなり思い切って枝を刈り込むことがありますよ」とのメールをいただき、改めて木をじっくり見に行く。

ううむ…。でもね、ホントに「♪この木なんの木気になる木」みたいに大きな円を描いた枝ぶりだったのに、今は一本の棒になってしまっているの。これで大丈夫なのかなぁ。とりあえずクレーム、じゃなかった電話で聞いてみよう。思ってるだけじゃなくて相手に伝えるのが大事なのだ(ちょっと違う 笑)

昨晩は広島に行ったときに現地の人にお土産としていただいた「賀茂輝」という小さな蔵のお酒を家で飲んだが、とてもおいしかった。フルーティでさわやかな後味。どっしりした腰も持つ。

浜松の割烹「弁いち」さんのところで板前さんが日記をつけていて、ずいぶん昔から愛読しているのだが、3/7から「酒造りの迷信」と題して飛び飛びでその1からその4までシリーズが続いている(昨日はその4)。この一連を読むと日本酒に対する思い込みが相当なくなる。もう古い常識や資料を捨てて新たな情報収集をし始めないといけない時代だなぁ。もしくは偏見なく自分の舌だけで判断して飲み進めることだ。まぁ当たり前のことなのだけれども。

お酒も料理もお店の経営も、いや仕事だってスポーツだって政治だって、結局「高い志」が一番大切かも。高い志さえあれば一見不利と思われる状況も打破できるし、それをする人の心も受け取る人の心も豊かにする。大工よ、屋根の梁を高く上げよ。このところ忙しさにかまけて志が低め設定になっていないか自問しつつ。

リンク用URL

ちゃんと本人に伝えること

2006年03月14日(火) 7:23:25

「山本彩香」行きから帰ってきて改めて思うことは「意外と本人に伝わっていないぞ」ということ。
数日前にも書いたけど「その人が存在する価値ってその人からは本当に見えにくい」。こんなことボクが伝えなくても当たり前に認識してるでしょう?というようなことがわかっていなかったりする。

たとえば彩香さんのシャコ貝の豆腐よう漬けについて「これは本当に名作ですねぇ。そういうメールもいっぱい来ます」と言ったら「ホントに? うれしい!」とやけに初々しくおっしゃる。「もしかしてそういう評判って届いてないんですか?」って聞いたら首を横に振る。もちろんお店や売り場でのお客さんの言葉や売り上げで好評なのはわかるが、ちゃんと感想が耳に届くことが意外と少ないらしい。

あぁ伝わってないんだ〜…。いろいろ聞いてくると、ご自分がいまお店で実践していることの意義や貴重さもいまひとつ認識していらっしゃらなかったようである。今回いろんな方に言葉をもらってようやく理解者が多いことを実感した感じであった。

ボクは長くジバランというレストラン評価サイトもやっていたので客観評価のために店の人とはほとんど会話してこなかったし、店の人と話して親しくなると「何のしがらみもなく気楽&気ままに店に行ってスッと帰る」という極楽ができなくなるので避けてきたのだが、いまはもうジバランもやめたしスタンスも変えたし、これからは「尊敬する店」「志が高い店」「これからも末長くやって欲しい店」にはきっちり感謝と想いを伝えていこうといまさらながらに思った。
照れてしまってその場で伝えられなければ、メールかハガキで本人にちゃんと伝えよう。そうしないと店は少しずつ消えていく。志や目標を見失っていく。それを今回改めて実感した。

そういうことがスマートに出来るのって実に難しい技なので躊躇はするが、でも、不格好でもしどろもどろでも伝えないよりは伝えたほうがマシ。店の人はそのモチベーションを客の言葉でキープするのだ。感動した客はきちんとその感動を店に言葉で伝えなければ、結局「その店のレベルが少しずつ下がっていく」という客にとって最悪の事態になってしまう。

幸せなことに、世に数店「尊敬する店」をボクは持っている。きちんとしつこいくらいに本人に伝えなきゃ。ホントこちらが思うより意外と伝わってないんだから。お店に限らず尊敬する人とか感謝する人にはその意を相手にちゃんと伝えなきゃ。さぼるなよ、自分。

p.s.
山本彩香さんに何か伝えたいことがある方はボクが仲介することもできますので、直接が気恥ずかしい方はメールをボクにくださいませ。

リンク用URL

「淡すい」、そして「安珍」

2006年03月13日(月) 20:37:56

数日前「沖縄行きはあるお店に行くためだけのために」と書いたが、行ったら行ったで貧乏性的にいろいろ食べに行ってしまうウソツキなワタクシ。今回は沖縄そばに発見があったです。すいません。
というか、沖縄そばってボクがガァ〜ッと50軒ほど食べ回った1999年に比べると格段にレベルアップしている。化学調味料を使わない店が増えたし、昔ながらの作り方に戻った店も多い。消費者(観光客)の本物志向がいい方に影響を与えている模様。

1999年当時は、手打ちの店も少なく、灰汁を使う店などほとんどなく、ズンズンと「ラーメン化」の道を歩んでいた(沖縄そばともラーメンとも見分けがつかないような、という意味で)。もうこのままダメになるかもなぁと当時は思ったものである。でも志ある料理人たちが本来の作り方で店を開き始め、それがじわじわ広がっている印象。おもしろいなぁ。うれしいなぁ。

今回は4軒行った。「玉家」「安珍」「淡すい」「がじゅまるのそば」(←彩香さんの娘さんと孫がやっている)。

白眉は糸満の「淡すい」。うまいとは聞いていたけどこれほどとは! ボクの中では「首里そば」と完全に並んだ感じ。いや参りました。脱帽。
そして与那原の「安珍」にもびっくり。がじゅまるの木を焼いて木灰を作ってつないでおり、すべて昔ながらの作り方に沿っている。んでもって奥さんが実に親切でいい感じ。庭もキレイで思わず長居。あぁ気持ちイイ。この店はボクの中で「てんtoてん」と並んだ。ちゅうか、奥さんと話しにまた行きたい。

4軒ともに秘境系。特に「安珍」は見つけにくいこと限りなし。与那原小学校の裏の道、住宅街にポツリとある。興味がある方はぜひ訪問を(住所やくわしい感想は「好きな店リスト」になるはやでアップします ←春休みに沖縄行く人も多いだろうし)。

リンク用URL

沖縄ってなんだか出会う人がみんないい人だ

2006年03月12日(日) 9:17:03

おとといに引き続き、昨日は招かれて「山本彩香のまかない料理」。
いや〜贅沢な昼ご飯。昼の営業はしていないので、店内貸し切りで彼女の手作り普段料理を食べさせてもらった。削り節に味噌のっけてお湯をかけるだけのカチューユから始まって牛乳に漬け込んだ大根の漬け物やシャコ貝の豆腐よう漬け(大量)、フシカブ・デークニ、五穀米、まで。特筆すべきはフシカブ・デークニ(干し株大根)。ざく切りにして干した大根を昆布や豚、ニンニクの茎などと炒め煮してあるのだが、滋味溢れる美味で「これ、夜のコースに是非入れてください」とお願いしたら「そうしようと思っていた」と。今後、夜のコースのどぅるわかしーの前あたりにちょこっと出るかも。
彩香さんは吹っ切れたみたいで「なんだか元気になっちゃった」と笑う。2時間話し込んだ。あと20年はやると約束したのでみなさんご安心を。

腹一杯だったが、そば屋を2軒ハシゴ。
さすがに腹がたぷんたぷんになったので、ロワジールホテルに行って屋内プールへ。「ゆっくり長く泳ぎたい!」という本を読んでその方法を実践してみたかったのだ。なるほど少し楽にクロールが出来るようになったが、まだまだバタバタと足を動かしてしまう。500mほどゆっくり泳ぐ。今年は少し水泳をやってみたい。

夜は初対面の読者の方(家族3人)と。
ちょうど予定がなかったので「どこで食べるかなぁ」と考えていたところに押しの強いメールをいただき(笑)お会いすることに。
ひさ〜しぶりに桜坂の「さかえ」へ。山羊刺し、山羊汁など。いい方たちで楽しかったが、相変わらず料理が出てくるのが遅いので空きっ腹に飲んでしまい、水泳疲れも手伝って最後にはずいぶん酔ってしまった。
「さかえ」の陽気なおねえさんは健在で(3年ほど店に出てなかった)、久しぶりの再開を喜び合う。というか、名も名乗ってなかったのによく覚えてくれていたなぁ。どの座敷に座ったかだけでなく、娘の名前まで覚えていてくれた(まぁエッセイの中で「さかえ」のこと書いたこともあるけど)。ストレートな感情表現に戸惑いつつ、なんだかジンと来る。とにかく異様に喜んでくれて、いつもより多めのお土産をいただいた。この店に行った方はわかると思うが、混んでいて十分な接客が出来ないときはお土産をいろいろくれるのである。それにしても…、うれしいけど多すぎます。

お土産といえば、山本彩香さんにもたくさんいただいた。というかお持たせが半分。
ちょうど数ヶ月前に閉店の危機にあったバー「テンダリー」も彩香さんと同じような閉店理由だった上で復活したのでその話をしたら、「他人とは思えない!」「がんばってと伝えて!」と、たくさんの手土産をもたされた(笑)
あぁそういえば昨日お会いした方にもたくさんの手作りイカナゴをいただいた。「さかえ」で偶然お会いした違う読者の方にもお土産をいただいた。うれしいなぁ。沖縄ってなんだか出会う人がみんないい人だ。でもマジで持ちきれない(笑)。宅急便で送ろうかな。

東京で暮らしていると忘れてしまうような「人の情」を濃く感じた一日。しばらく浸っていたい感じ。

リンク用URL

「山本彩香」継続!

2006年03月11日(土) 9:48:48

「琉球料理乃山本彩香」という、ボクが沖縄でトップに好きな店 & 同時代に生きられて光栄に思っている店が那覇にあるのだが、実はそこが閉店の危機に瀕していた。それを聞いたのが先月の20日だったか。彩香さんを通じてお会いし親しくなった作家さんから「どうも3月末で閉店する決心をされたらしい」と。

前の店「穂花」の頃から行き、サイトや本で「好きだ〜」「素晴らし〜」と一方的に熱く紹介しているうちにいつしか店主の彩香さんと親しくさせていただくようになっていたボクは、「厚かましいかな」と思いつつすぐ電話してみた。そしたら電話口で泣いていらっしゃる。「今度会ったらくわしく事情を話す」と。閉店の決心は揺るがない感じ。

豊かだけど手のかかる本当の琉球(辻)料理の伝承・普及のために、高齢をおして強い意志でずっと努められてきた彼女が閉店の決心をするとはよっぽどのこと。よっぽどのことなのだろうけど、日本の宝とすら思うこの店が終わるのを遠い東京で指くわえて見ているわけにはいかない。その場でスケジュールをやりくりして即予約。その作家さんはどうやっても都合がつかないとのことでとりあえず単独行。説得できるなんてこれっぽっちも思わないが、せめてちゃんとお話を聞き、どうしても終わるというのであればその最期の姿を目と舌に焼き付けておきたい、と。

で、沖縄に飛び、店に行ってきたのが昨日の夜。店に入る前から泣きそうだった(笑)

てっきりカウンターかと思ったが思いもよらずカウンター前の個室に通され、彩香さんとサシで4時間ほどお話をした(もちろん他のお客さんを接客する合間に)。事情は込み入っていた。でも結果は表題の通り。あぁ良かった! 3月末より一時休業したあと、4月21日からは規模を多少縮小し、同じ場所・同じ時間(夜)で営業する。ホッとして酔いが一気に回る。

いや、こう書くとボクのチカラみたいだな。そんなことはまるでない。いろんな親しい方、後援者、お客さんと話をし励まされ、数日前にすでに継続を決心されていた模様。ブラボー。特に宮本亜門さんの言葉が効いたようだ。お会いしたことないけど、ありがとう亜門さん。

握手してお互い涙ぐみながら乾杯。珍しく彩香さんも飲んで何度も「ごめんなさい」と繰り返す。心配してボクにメールをくださった方々の言葉も逐一お伝えしたら喜んで泣いておられた。その人が存在する価値ってその人からは本当に見えにくい。彩香さん、アナタが心を込めて作っている料理も想いも、その料理を通じてみんなにちゃんと伝わってますよ。そういうことをその人に伝える手間をボクたちは惜しんでいる。もっとちゃんと伝えないと。

昨晩の彩香さんの手料理はこれまたカラダに染み込むようにおいしかった。こんな素敵なものがこの世から消えてなくならなくて良かった。眠るのが惜しかったのでひとりで数軒ハシゴ酒。格別の夜。

リンク用URL

六本木「さだ吉」

2006年03月04日(土) 12:55:05

久世光彦の向田邦子系のウェットな著作を少し読み返す。「昭和恋々」も読み返しかけて「あぁこれはダメだったのだ」と思い出す。自分が書いた当時の感想を読み返してもその月の最下位になっていた。

昨晩は六本木「さだ吉」。一見さんお断りの居酒屋。久々の訪問。
「佐藤ですが…」と予約電話したら「あ、お久しぶりです」と。そんな年に一度くらいのお客でしかも佐藤なんつう超ありふれた名前の人を覚えとらんだろうと思ったが、どうも本当に覚えてくれていたようである。たまたま佐藤という名前の客が少ないとか。これからもずっと少ないといいなぁ(笑)。

昨晩飲ませてもらった日本酒の中では「七本槍」が印象的。賎ケ岳の七本槍から取っているのだろう。検索したらブログもあった。この頃では造り手の方の生の声がこうして読めるようになった。とてもシアワセなことだ。どういう方がどういう情熱でその製品を作っているかを知ると、日々の生活がとても「丁寧」になる。手にするもの口にするものを大切にする気持ちがより強くなる。

3人で行ったのだが、話はたいへん盛り上がり楽しい宴席。初めてご一緒した方の奥さんがボクの自宅から歩いて数秒のところに住んでいたことが判明。日常使いのスーパーまで一緒。あららと親近感。〆にうどん食べて帰宅。英語を二週間さぼったのでそろそろ再開しようと誓いつつ原書読みして就寝。

リンク用URL

西大島「すし與兵衛」

2006年03月03日(金) 8:15:20

笑ったのでご紹介。iPodのパッケージをマイクロソフトが作ったら、みたいなフィルム。うけた。

昨晩は「すし與兵衛」
新婚さんと。「結婚祝いに連れていけ」と前からリクエストされていたのでご馳走した。こういうお祝い&美味しいもので使われるお金はシアワセもの。

ヒラメ、シマアジで始まって、イワシ、コハダ、カスゴやアナゴに至るまで、すべて店主のイメージの一点に収束している。タネの味や状態に左右されず、そのイメージに近づけていく作業。つか、イメージに近づけられるタネしか仕入れない。そういう意味では「一本調子」と形容する人もいるかもしれない。最初から最後まで同じ傾向の味ではあるからね。でもボクはこの店に鮨を食べに来るというよりは「鈴木さんのイメージを食べに来る」と思っている。タネごとの味の違いを驚きに来ているのではない。そして昨晩も十二分に満足。新婚さんも「なるほどconsistentですねぇ」と感心しきり。こういう首尾一貫した鮨は初めて食べるそうだ。そうそう、鈴木さんのイメージと合う人にとってこの店は極楽と化すわけよ。とはいえ「もう表で交通事故に遭って死んでも満足です」はオーバーだと思うが。

味だけでなく、彼のしゃべりも相性があるだろうな。ボクは彼と話していると実に楽しい。とてもリフレッシュされた。新婚さんと別れ、ひとりで「テンダリー」へ。ハモンイベリコがドンッとカウンターに置かれてた。例によって宮崎さんに「極限まで苦いカクテル」を作ってもらい、胃をさっぱりさせて帰宅。久世光彦の訃報を知り、いろいろ考えた後、犬とちょっとだけ遊んで就寝。

リンク用URL

新子安「八左エ門」

2006年03月02日(木) 7:54:31

昨晩は新子安の鮨屋「八左エ門」に行った。
南関東以外の方は新子安という地名すら知らないかな。東京と横浜の間。品川大井町大森蒲田川崎鶴見新子安、と続く。近いのだけど遠い。サッカーファンにはマリノスのグラウンドがあるところと言ったほうが早いかも。

店は表通りからは存在が全くわからない造りになっている。でも扉を開けると別天地。掃除の行き届いた清潔で凛とした空間が広がる。白木のカウンターのみ。冷蔵ケースを使わずタネ箱もお櫃も隠されている。シンプル。でも、オヤジさんひとりでなにもかもしているので進行が遅く、どうしても飲み過ぎになるのが難。

背が高く細長い握り。台形状でタネごとにカタチが違うのがちょっと不細工な感じだが、味はよい。バランスもなかなか。というか酢飯がとてもいい出来で、お櫃を開けたときに香る発酵臭のような香気がたまらない(大櫃の前の席だった)。はやりの赤酢は使っていない。きちんとした造りの米酢を使用している印象。

厳選されている分、タネの種類は少ない。コハダ、アナゴ、車海老、そして干瓢巻きが印象に残っている。しっとりした干瓢は秀逸。いままでのベスト。まぁこの店に来るダジャレオヤジはみんな言うのだろうけど、新子安だけに安い新子が出たらいいのになぁ(季節が違います)

たくさん飲んで一通り食べてもお勘定は新子安価格。というか、新子安では高いのだろうけど、都心だったら安い、そんな値段。なかなか足を延ばしにくい立地だが、妙に印象に残るお店だった。とはいえおまかせの量がそんなに多くないので、電車に乗っているときにはもうお腹が空き始めており、鮨屋をハシゴしようか迷う迷う。でも懸命に努力してまっすぐ帰った。偉い!(当たり前です)

ところで、全く知らなかったのだけど、こんなことが進行しているのですね。もう施行間近じゃん! 古い真空管アンプとかもう手に入らなくなるのか!?

リンク用URL

トリュフの「味」

2006年02月25日(土) 22:09:02

昨晩、生まれてはじめてトリュフを囓った。
もちろん香りをかいだことはいっぱいあるし、スライスを食べたこともたくさんある。でも、舌がちゃんと味として認識するには極薄スライスではやはり足りない。ある程度のカタマリをもしゃもしゃ食べないとわからない。※トリュフのパイ包み焼は食べたことがあるが、あれはソースの味が強くトリュフそのものの味はわかりにくい。

シェフがこぶし大ぐらいの黒トリュフを出してきて、生のままトンットンットンッと三等分し「ハイ」とお皿で出してくれる。岩塩も横に出してくれるがそんなものいらない。あぁ切り口から立ち上るこの香り…。おもむろにガリリと囓る。うおお。こういう「味」だったのか。このくらいの分量を食べるとなんとか味がわかる。まぁ無味に近いのだけどちょっとナッツぽいエッチな味が濃厚な香りの向こうにある。へぇ〜。

その店では肉のいろんなパターンを次々出してもらった。生レバー、生姜焼き、ステーキ、ハンバーグ、牛丼、カレー。その上、あわびも牡蛎フライも食べた。食べ過ぎ。でもきわめてキレイで雑味のない肉なので、胃にまったくもたれない。すごい肉だった。ハンバーグは石垣島の「パポイヤ」のA-5石垣牛100%ハンバーグと同等かそれ以上。牛丼は牛丼観がかわる味。牛の生姜焼きも目鱗だった。うー、まいった。
残りでステーキサンドとハンバーグサンドを作ってもらって、今朝家族で食べたが、優子も響子も「こ、これなに?」と驚いていた。一晩たっても柔らかすぎて口の先で溶ける。柔らかいのがいいとは思わないが、ここまでキレイだと驚かざるを得ない。香りも高い。

合わせたデュニ・モルテのジュブレ・シャンベルタン2003もこれまたキレイで雑味のないワインで「キレイだなぁ」と嘆息しながら食べ、飲んだ。そういえば造り手デュニ・モルテは去年12月に自殺してしまったとか。この死に関してはいろんな噂もあるようだけど、どちらにせよすごい造り手を失ったのだなぁ。

リンク用URL

亀の手(ペルセベス)

2006年02月22日(水) 12:24:44

昨晩はある方々と手打ちの会。いや、手打ち蕎麦の会ではなくて、なんつうか、問題解決のお祝いの宴、みたいなもの。まぁなんにしろ解決してよかった。

行った店はペルー料理の「荒井商店」。店名はトリッキーだが、なかなか志を感じる店。「オテル・ド・ミクニ」で5年修業したシェフが始めたらしい。ペルービールにペルーワインでいろんなメニューを試す。

亀の手が面白かったな。フジツボの仲間。スペイン語圏では「ペルセベス」と呼ばれてとても珍重されているらしい。ステンドグラスみたいな色合いの頭部と長い足(?)。石垣産の大きなもの。グロテスクではあるが潮の香りがプンプンしてうまい。ちょっとカニの風味がある貝味かな。イカの食感。これはいいダシが出るだろうなぁと思いつつ食べた。他にもセビチェ(生魚のレモンマリネ)とかペルー風ブイヤベースとか鴨のローストとか、名前はわからない(ペルー語)がうまい料理が続いた。美人のマダムの説明も丁寧でなかなかイイ店。そういやシェフもわりとイケメン。

南米には行ったことないのでここのペルー料理がどの程度本格的なのかはわからない。ペルー料理自体も、京都のインカ料理店「森繁」で食べたくらいで圧倒的に体験不足。でもこの店の味は料理人の個性とペルー料理の個性がいい感じでぶつかりあっていると感じた。この手の「マイナー国料理店」は、現地の味の再現に汲々として料理人の個性や主張が消えている店も多いので、こういう主張ある味はうれしい。

歩いてすぐの「グラビティ」に移動して一杯。いつもの如く、思いっきり苦いカクテルを所望。胃をスッキリさせて帰宅。企画書の確認をして就寝。

リンク用URL

カーリング、やりたいなぁ

2006年02月21日(火) 8:14:26

あーあ、カーリング予選敗退。惜しかったなぁ。ちなみに本橋ファンです。ヨーダの物まね見てまた惚れました。
というか、氷上の詰め将棋とも言われる(?)カーリング、やりたいなぁ。絶対向いている。つか日本人に向いている。あんな繊細なの日本人絶対得意。ボーリング場の一部を改造してカーリング場にしたら絶対はやると思われ。

昨晩は六本木の隠れ家フレンチ。いやぁこりゃ隠れ家だ。暖炉が燃える暗い店内は雰囲気も最高。
ブラウザがモザイクの頃から(つまり10年前ですね)このサイトを読んでくださっている方と初対面。頭痛が酷かったのだが、おいしいジビエ(シェフが撃ってくる。昨晩はひよどり)とワインでだんだん癒され、最後までなんとか完走。二軒目は無理だったが楽しかった。お土産にツォップのパンまでいただいてしまった。すっごい人気で手に入りにくいパンらしいですね(帰ってから優子が大喜びしていた)。Tさんありがとうございました。
それにしてもおもしろい造りの店。奥に隠れカウンター席があったりする。手書きメニューの字が美しく、美しい字が好きなボクはそれだけで惚れちまった。

フランスで鳥インフルエンザが見つかったので、フォアグラもそのうち品薄になるかもなぁ。フランス産の野禽類も日本に入ってこなくなるかもしれない。うーむ。

リンク用URL

発熱中

2006年02月17日(金) 9:51:17

久々に発熱。
昨日の午前中からどうも調子が悪いと思っていたが、まぁ今週は出張もあったし疲れだろうと気にせずにいた。が、昼一に某新聞社の勉強会で講師役をやっている最中に不調が明確に感じられるようになり、終わった頃にはすでにフラフラ。会社に帰って仮眠室に行こうと思いつつとりあえずデスクでメール作業などしているうちにいつのまにか気を失うように1時間熟睡。まぁこの熟睡のおかげで少し回復したものの、近来稀に見る調子の悪さに少し気弱になり、人間ドック施設などを検索して予約手続き。

とはいえ、夜は約束があって、ふぐ「小やなぎ」へ。
ちょっと無理かもなぁ、と思いつつ、「うまいもの食べたら意外と治ったりして」とか淡い期待を込めつつ向かった。

無理をおして向かったのには訳がある。ブルゴーニュで日本料理店「媚竈(びそう)」をやっているご夫妻が来日中で、一緒にご飯を食べることを前から楽しみにしていたのである。特に奥さんには優子がフランス滞在中に大変お世話になったし。

お会いしてみたら(ボクは初対面)やっぱり予想通りに楽しく、意外な共通点もあったりしてあっという間に3時間。あー面白かった。相変わらず雑炊うまいし。で、「おや? 調子が戻ったか? やっぱうまいものと楽しい会話が最大のクスリだなぁ」とか思って店の外に出た途端オカンが襲ってきた。時々オトンも。ってリリー・フランキーかよ。悪寒だ悪寒。

寒くてたまらない。ガクブル。帰宅後とりあえず熱を測ったら、アララお久しぶりな体温。すぐ寝たが、寝る直前に「ウェブ進化論」を少しだけ読んだせいかグーグルに支配されてる夢を見た(ホント)。超細分化され極小単位で整理された情報が、今度はグーグルによって分類され定型化されてしまう夢。突き詰めきったIT民主主義はかえって共産主義に近くなっていくという夢。なんちゅう理屈っぽい夢や。あぁつらかった。

今日はとてもじゃないけど仕事に行けない。1日寝ます。申し訳なし→各方面。

リンク用URL

4人の大食漢

2006年02月10日(金) 8:52:53

昨晩はNYでお会いした間庭さんの帰国祝いの会。男2女2の食い道楽が集まり、まずは中目黒の居酒屋で。

基本的な肴メニューがおいしい隠れ居酒屋。にらのおひたしと穴子のサラダも印象的。NYの話とかミュージカルの話とかワイワイ盛り上がる。
いっぱい食べて飲んで腹一杯になったので、じゃぁ軽くバーでも、と歩き出したら、ふと右手路地に感じのいい小さな店がある。窓から覗いたら石釜でピッツァ焼いてる。へー、ピッツェリアなんだー、ピッツァ1枚にワインってのもいいねー、あーあのテーブルがちょうど4人分あいてるねー、でも腹一杯だねーとか話していたら店の人が外に出てきて、そのまま誘われるように入店。

メニューを見てるうちに腹が減ってきた40代中盤のオッサンふたり(うまい店対談の伊藤さんもいたのであった)。5分前まで居酒屋でさんざん食べてきたのにアホですか? というか「いい店オーラ」が店員や厨房やメニューからギンギンに出てるんだもの。こりゃ食べんとな。

しらうおの前菜にピッツァにパスタを二品。だから腹一杯だっちゅうのにオーダーが止まらない。さすがに頼み過ぎかと思ったがわりとペロリ。まぁオッサンふたりはわかるとしても、女性陣が平気な顔してパクパク食べるのに感心。よく食べる人は気持ちいいな。

中目黒の「サルバトーレ」で働いたあと南イタリアで修行したという若いシェフが焼くナポリピッツァはムッチリもちもちで相当うまい。女性店員さんも相当感じがイイ。追加だ追加だと騒いで、ピッツァとパスタをとり、あげくデザートまでとってしまう。ちゃんと南伊の味を出す店って意外とないんだよー、こういう粉っぽいパスタを出すのって相当勇気がいるんだよー、と南伊帰りの伊藤さん。なるほど当たりだったのね。ワインも2本あけ、食後酒に自家製リモンチェッロ(美味!)まで。

あ〜健康に悪いことした〜とゲラゲラ笑いながら店を出る。店の名は「イル・ルポーネ」。「大食漢」という意味なんだってさ。ぐはは。

リンク用URL

昼から朝まで絶食

2006年02月08日(水) 8:04:11

昨日の昼は鮨に行こうと思ったが、結局後輩となぜかカレーへ。「ラ・ソース古賀」でふたりで3品頼んだ。ボクはハヤシ。彼はカレー。んでもってブイヤベースをシェア。

ふたりで3品なんて全然多くないというかよくやる手なのだけど、この店少し量が増えてたようで、食べ終わったら相当腹一杯。はぁ〜喰った喰ったと午後眠くなるのを我慢しつつ仕事していたのだが、夜になっても腹が減らない。あれ〜? まぁ今日はちょうど食事の約束なかったし、腹減らないなら減らないで仕事して遅めにどっか行こうとか思って残業していたが、それでも腹が減らない。仕方ないから家に帰った。

んー。「ラ・ソース古賀」はフレンチ・シェフが出したフレンチなカレーのせいか、相当バターとか使っている模様。22時になっても23時になっても腹減らない。酒飲む気にもならない。"ハシゴ何軒でも体質" のボクとしては珍しい。結局昼にカレーを食べて以来、間食もとらず朝まで絶食。朝ご飯前も、もうたまらん!ってほどの空腹ではなかった。カロリーとかも相当高かったのだろうなぁ。それとも単に体調か?

それにしても、昨日は15℃まで上がるという気象庁の予報だったので厚着せずに出かけたのに、7℃程度までしか上がらないという誤報。寒かった…。朝の予報で数時間後にここまでハズレると笑える。

リンク用URL

人生をしゃぶりつくそうとする元上司と

2006年02月04日(土) 16:54:03

昨晩は大阪勤務時代の上司家族とごはん。こちらも家族連れで。
全員で7人、しかも当日予約だったこともあり、スペースが大きく比較的空いている表参道の「リストランテ・ポルトゥーナ」へ。

7人みんなでシェアしたいとお願いしたら快く受けてくれ、いろんな種類を小ポーションずついただけた。やっぱりこのリストランテは使い勝手も良いしおいしい。野菜と手打ちパスタが特にいい。デザートも秀逸。子供も違和感ないし、ワインも面白いオススメを置いていてしかも安い。立地も便利(地下鉄出口上)。でも金曜夜なのに空いてるんだよなぁ。もうちょっと流行っても良い店なのだけど。

昔の上司は相変わらずいろんなことに超積極的で、なんか全然変わらないなぁと懐かしく。
黛まどか氏や辰巳琢郎氏、藤原正彦氏など錚々たるメンバーと定期的に句会をやっているとか。ついに俳句の世界まで手を出しましたか。今日は今日で山中温泉のかよう亭へ行くと言う。はぁ……。人生をしゃぶりつくそうとするその生き方に、結局いろいろ影響されてきたのだなと気がつく。10年も一緒に仕事したし。

それにしても、もう定年間近だというのに白髪一本ないと言う。こんなエネルギッシュで好奇心の固まりな人が引退していくなんておかしな話である。こうして世のあちこちで元気な団塊の世代が一線から退く。消費構造にも社会構造にも大きな影響が出るのは当たり前。ネットの流れも含めて、まったくもって2005年からの数年は変化の年なのだな、と、多弁な上司と会話しながら肌で実感。

リンク用URL

10時間飲み続け

2006年01月28日(土) 14:41:59

出だしは北千住の「大はし」。知らぬ間に新装してて趣がなくなったが相変わらず美味。ビール。牛にこみ。いわしのフライ。にこごり。そして梅割り。ここの焼酎梅割りは独特でうますぎ。「縄のれん」のハイボールと「泰明庵」のそば湯割りアルギン並べとココの梅割りで「東京三大怪しい飲み物」と命名。がぶがぶ。

蔵前に流れて「ビストロ・モンペリエ」で牛すじのテリーヌと鴨のコンフィ・シュークルートたっぷり添え。「もうすでに二軒目でこの料理だけ食べて次に行く」と話したら「そういう使い方をされたかった。ビストロとはそういうもんです」と妙に喜ばれる。白ワインと赤ワイン。がぶがぶ。

大森まで足を延ばして「テンダリー」のレセプションに再びちらりと顔を出す。シャンパーニュとアブサンを飲んでさっと帰る。ココにある方を連れてくる、というのが当初の目的だったのだが、その前に幸せな飲み歩きをしようとなって上記のようなことになったのだった。

ある方とはココで別れ、ボクは大事なパーティへ遅れて参加。銀座の「あらじんデュオ」。30人くらい集まっている。みんなはココが飲み始めだろうが、こちとらすでに4軒目でベロベロ。いろんなヒトと話したが足下ふらふらですまんこって。最後にスピーチさせられたが何を話したかよく覚えていない。危険。カレー。ケーキ。赤ワインがぶがぶ。

なんだか久しぶりに盛り上がったパーティで、二次会へゴー。銀座「竹富島」。うはは。5軒目に至って泡盛で〆とは泣ける。この辺になると逆に元気復活。泡盛のおかげかな。席をどんどん移っていろんなヒトと話す。とてもいい会だった。言い出しっぺのシューさん、ありがとうございます。またやりましょうね。

ふと気がつくと飲み始めてから10時間強。がっつり飲み続け。家にたどり着いて思わず床寝しそうになったがイカンイカンと這いずってベッドに到着。瞬殺。

リンク用URL

テンダリー、リニューアルオープン

2006年01月27日(金) 8:52:38

大森のバー「テンダリー」がリニューアルオープンし、昨日今日とレセプション・パーティなので早速行ってきた。

雰囲気がガラッと変わっていてビックリ。
以前は奥にL字型のカウンターがあり、テーブル席が多い構成となっていて、ちょっと構造上問題があったバーであったが、その辺が一掃された。細長い部屋めいっぱいに長〜いカウンターが伸びており、見事に「カウンターバー」っぽくリニューアル。店内も落ち着いた色合いに統一されくつろげる。こりゃ落ち着いて飲めるわ。

端から端まで歩き回る宮崎さんの足腰にとってはなかなか過酷なリニューアルであるが、客としてはとてもうれしいなぁ。お花もいっぱい届いていた(ボクも贈ったけど)。本格オープンは明日から。土日は昼もやっている。定休日は火曜に変わったようだ。

「テンダリー」でアブサンを飲んだせいか勢いがつき、一緒に行った伊藤章良さんとその後ハシゴ(優子も一緒だったが途中で帰った)。蕎麦屋で熱燗たっぷりに天種、そして蕎麦。次に鮨屋で軽く飲み直したが、途中からお腹が減ってきて握りもたっぷり。食い過ぎだよ。お互いそろそろ考えないと。

リンク用URL

雪の人形町で「小春軒」

2006年01月22日(日) 6:23:58

休日&雪で都心は空いていた。どうせならちょっと足延ばすか、と、打ち合わせの合間に人形町へひとり昼飯へ。すげー寒いのに相変わらず親子丼の「玉ひで」は大行列。この店まだ食べたことがないのだが、この調子じゃ一生食べられないかも。10人くらいなら並ぶけど、30人とか50人とか70人とか並んでるとさすがに並ぶ気にならぬ。

さてどこで食べようかと路地を入るが、土曜のせいもあって意外と閉まっている。一周した末、洋食の「小春軒」にした。件の大行列店の数軒隣である。そういえば「玉ひで」は「小春軒」と「来福亭」という老舗下町洋食に挟まれているんだな。ついでに老舗喫茶「快生軒」まで並びにある。この並びで入ったことがない店が一番有名な「玉ひで」というのは悔しいので、近いうちに並んで食べてみようと心に決める。

「小春軒」は何度目の訪問か…。海老フライ盛り合わせライス、メンチカツライス、鮭フライライス、カツ丼、そしてこの季節はカキフライライス…。好きなメニューが多い店。どれを頼もうか席に座ってからも決まらない。オーダー聞きに来たおばあちゃんと目を合わせて数秒フリーズ。心はカキフライに傾いていたのに口が勝手に「メンチカツ」と動いてしまう。まぁ脳より身体の反応を信じよう。

出てきたメンチカツをガブリ。そうそう、ここのはとても丁寧な作りで香りも強いのだった。うん、やっぱり今日の胃の気分に合っている。カキフライは違ったな。こういう店では脳で考えちゃダメなんだよなクックックッ。相席した老夫婦の会話が止まる。すまん。

ざっと食べてから、この店は量が少なめだったことを思い出す。そうだ、コロッケを一個単品で貰うのが鉄則だった、と悔やむがさすがにもう遅い。店を出てまた路地を入り、前から気になっていた古いパン屋に入る。コロネを買って雪の中を歩き喰い。うまい。つか、古い店で店と同じくらい古いニコヤカな女性から買った食べ物はたいていうまい。しかも雪の中を歩き喰いしたらもっとうまいに決まってる。

メンチカツとコロネの香りが混じった口をフリスクで消臭しつつ次の打ち合わせへ。「小春軒」のメンチは食べたあと眠くならないのがうれしいね。

リンク用URL

講演と香箱

2006年01月20日(金) 8:27:24

昨日は日本マーケティング協会というところで講演。
マーケの専門家たちが相手なこともあって、中途半端に専門用語を使うとメッキが剥げる。だから自分の言葉でやわらかく語ってみた。意外と受けたので満足。質疑応答も活発だったし。

終了後、21時まで別件で打ち合わせ。その後打ち合わせ相手とカニを食べに行く。今季はじめてのカニ。なにせ12月はほとんど外食しなかったからなぁ。香箱の内子外子をいっぱい食べた。話も盛り上がり、このところずっと感じていた閉塞感も少し打ち破れた。もうちょいがんばってみるか。

あぁ昨日はバタバタしてて英語を全然勉強しなかった。12月1日からずっと続けてきた習慣なのに…。堤防決壊しないように粘ろう。

ライブドア問題。違反は違反なので弁護はしないが、出る杭をここぞとばかりに喜んで打ちまくっている人々は、その醜さに早く気がつくと良いなぁと思う昨今。というか、日本で出る杭になることの空しさよ。

リンク用URL

芸者さんと新年のお祝い

2006年01月19日(木) 8:17:54

昨晩は夜に仕事を抜け出して、神楽坂の料亭で1時間だけ芸者さんと新年の祝い。

初体験である。いわゆる芸者遊びは大阪で2回ほどしたことあるが、東京で、それもお正月は初めて。お座敷にお大尽風にどんと座り、金粉入りの角樽を飲む。横には芸者さん。いわゆる「出(で)の衣装」っていうのかな、黒の裾引きの衣装にだらりの丸帯、日本髪に稲穂の簪。正月の正装だという。今週いっぱいはこの衣装で踊るらしい。

まるで映画かドラマの一場面のような光景が続く。芸妓さんおふたりと三味線に太鼓。目の前で「初春の〜」と唄い、踊る。三曲ほど踊っていただいた。いい頃合いで女将さんが現れてご挨拶のあと三本締め。三味線と太鼓がついた三本締めはなんとも優雅。楽しいと同時に心が引き締まる。で、最後に芸妓さんらの背中にお年玉を差し込む儀式(笑)。これも入れ方や入れる深さに粋な感じがあるらしく、いろいろ教えてくれた。

連れてってくださった方と「少しずつ覚えていこう」と話ながら、1時間でさっと帰る。慌ただしかったし、あまりに無知だったので本当の楽しみ方はできなかったと思うが、日本の伝統的な新年の迎え方の一端に触れた思い。50歳60歳とゆっくりゆっくり楽しみ方を覚えていこう。

というか、今年は全く正月気分がなかったのだが、初めて「お正月だなぁ」と思い、心があらたまった。こういう季節の句読点は本当に大事だと深く感じ入った次第。

リンク用URL

誕生年ワイン

2006年01月17日(火) 7:22:17

今日で阪神大震災から11年。
ということは、あの時お腹の中にいた娘は今年で11歳ということだし、前日である昨日は優子の誕生日ということになる。そう、我が家はあの大地震を一生忘れられないことになっている。

みなさんも忘れないでね。大地震への備え。とりあえず「地震が起こる前に、これだけはしておけ!」を再度お読みください。ボクの実体験からの教訓が書いてあります。コレコレも是非。


ということで、昨晩は優子の誕生祝い。娘は用事があったので、ふたりでレストランへ。こういう経緯もあり、優子の誕生年1967年のムートンを飲んだ。予約して半年強。折に触れ楽しみにしてきたムートンは39年ものとは思えない若々しさでびっくり。まぁまだキミも若いということだよ。

小山薫堂さんのドラマで、出演者が古いワインを飲みながら「キミはいま○○年に降った雨を飲んでいるんだ」というキザな台詞を言う場面があるが、古酒を飲むとまさにそんな感じになる。1967年にポイヤックに降った雨が我が身に染み入る。

ちなみに西麻布の「アルモニ」というレストラン。料理も最高。シェフ自ら捕ってきたエゾジカが異様なうまさ。死んですぐシェフ自ら料理用に丁寧に解体したおかげで臭みもクセも全くなく、ブラインドで食べたら質のいい牛としか思えないような繊細さ。ビックリする。あの地獄の臭さの山羊も、実は解体時に膀胱などを破らず丁寧にやると臭みがなくなる。解体作業って大事なのだ。

とにかくいままで食べたエゾジカで一番うまい。ムートンにもピッタシ。来年もジビエの時季に食べに行きたい。

リンク用URL

御御御付け? 御味御付け?

2006年01月07日(土) 9:54:38

昨日の「おみおつけ」話題にメールをいろいろ。

「御付け」が味噌汁全般を指すものだというのは定説みたい。
「私の両親は岩手出身の70歳台ですが、お味噌汁を『おづけ』と言います。これは方言だとずっと思ってきましたが、これは『おつけ』が少しなまった言葉だったんですね!」と書いてくださった方も。

あとは「おみ」の部分だけど、意外と多かったのが「御味=味噌の丁寧語+略」という説。「御味噌の御付け」だから「御味御付け」だということ。これは「おすまし(御澄まし)」に対しての言葉だということだ。なるほど。澄まし汁と付け汁か。

「『おみおつけ』という言い方はどう考えても内裏の女房言葉で、具だくさんの汁は京都近辺では『田舎汁』と考えられていますから、具だくさんの汁を『おみおつけ』と言うとは到底考えられません」という説得力のある意見もあった。「御実御付け」はありえない、ということですね。
その方は生粋の近江人で、同じ味噌を使うにしても「味噌を溶き入れる豚汁や粕汁を『おみおつけ』と呼ぶことは決してなかった。ああいう具だくさんのものはどちらかというとおかず」だそうである。

また、「懐石料理の流れから、夜は『お澄まし』を飲んで(懐石では椀物は「お澄まし」)、逆に朝は質素に『味噌味のお付け』、つまり『御味御付け』を飲みます」と書いてくださった京都の方も。

なるほどね。
つか、お付けを超丁寧語にして「御御御付け」と書くくらいなら、ハレの料理っぽいお澄ましはもっともっと丁寧にしてせめて「御御御澄まし」(おみおすまし)にすべきだろう。そういう意味でも「御味御付け」と書く方が説得力ありそうだなぁ。

ということで、有力な反論がない限り、このサイトでは「御味御付け」と書くことに決定!(何の権威もなし)

リンク用URL

おみおつけ

2006年01月06日(金) 7:39:59

昨晩のおみおつけ(味噌汁)は娘が出しをとった。小皿で味をみる姿はなかなか様になっているが、皿を嘗めるのはやめなされ。ちょっと懐かしいけど(わかるヒトだけ♪)。

おみおつけ、という言葉がとても好きなのだが、漢字で書くと「御御御付け」なのだそうだ。てっきり「お実を付け」だとばかり思っていたよ。

と思って調べてみたら、「正確には御実御付けと書く」とか「いや、御味御付けです」とか「おかあさんとは "御かあ三" である。だから御を三つつける」とか諸説あるらしい。御がみっつも続くと「御三付け=オッサン付け」と読みたくなってしまうのは、オヤジギャグ好きの悲しき性。つか、オッサンなど付けて欲しくないし。

いずれにせよ「御付け」とは味噌汁のことらしい。「おつけ」の丁寧語が「御(み)御付け」。念を入れてもっと丁寧にして「御御御付け」と呼ぶ、というのが一番の多数説。具の入った味噌汁が贅沢品だったころの名残かな。それにしてもそこまで丁寧にするかな。
だったら銀舎利とまで呼ばれた贅沢品 "ご飯" だって御御御付けに負けないくらい御をつけてほしいよねぇ。「御御御御飯」(ごごごごはん)とか。「御御御米」(おみおこめ)とか。

味噌汁だけ「念入りに丁寧にした」説はやっぱ少し違和感あり。

リンク用URL

やまのとうか

2005年12月21日(水) 7:39:45

昨日書いた、バーでお隣になった女性から恵んでもらったお菓子がやけにおいしかったので、ご紹介。
恵那川上屋というお店の「やまのとうか(山乃灯菓)」。無農薬柚子の中に羊羹を入れたもの。柚子ごと食べられる逸品。羊羹の甘さと柚子の香りが絶妙にマッチしている上に、柚子皮の食感がこれまた繊細なバランスで口中を刺激してくれ、思わずハァとため息をつく旨さ。というか好みの味なのだな。いや〜うまいうまい。これは取り寄せて贈答品にしても喜ばれるはず。

いただいたと言えば、山本彩香さんから、手作りの「やんばる豚のてびち」をいただいた。これまた絶品で、骨までジウジウとしゃぶりつくした。豚の旨みが自然に出ている奥床しい味で、わざとらしくないおいしさ。ポン酢を少しかけていただくとこれまた結構。ゼラチンで口の周りがベタベタ。あぁうまいうまい。

とか、ささやかな幸せに浸ってると手痛くしっぺ返しを受ける運気らしく、夜中に電話がかかってきて、仕事で大大大トラブル発生。これってどうやってしのげばいいのか途方に暮れる。暮れなずむ。すごいスケジュールで危うい綱渡りをしてきたが、ラスト間近でついに綱から落ちた感じ。

でもまぁなんだ。命までは取られまい。粛々と手当するのみ。

リンク用URL

思いがけない助け船

2005年12月20日(火) 7:53:50

夜9時半。今日は朝メシ以来な〜んにも口にしていないことにふと気がつく。
いや、ずっと気づいていたのだが、それを考え出すと仕事が手につかなくなるので気づかないふりをしていたのだった。うぅ。14時間まったく何も食べていない。コンビニでおにぎり買う余裕すらなかった。忙しくて昼メシを抜く人はいっぱいいるだろうが、ボクにとっては大事件。だって昼メシ夜メシが楽しみで毎日会社に行ってるんだから(半分ホント)。

夜も本当は友人たちと鮨屋に行く予定の日であったが、とても行ける状態ではない。うがぅ。今頃うまい鮨喰ってるんだろうなぁとか想像しながらスタジオで打ち合わせ。腹減りすぎてなんだか食欲ないし、まぁもういいか…。

ブブブブブとバイブが震える。ある役員から仕事の電話。ひとしきり打ち合わせた後「ところでこのごろ忙しいのか」と聞かれたから「いや〜すさまじいっす」と今の惨状を話すと「なに! 朝から何も喰ってない!? なに! 一週間おにぎり!? さとなおがか! よし、温かいもの喰わしてやる。1時間だけ抜けてこい!」

こういう無理矢理な割り込みは逆に抜けやすい。「役員なら仕方ないっすね」と仕事仲間も優しく(胸の内は知らんが)許してくれ、夜10時半に役員と「とあるメシのうまいバー」で合流。約一時間、温かいものをたっぷり堪能させていただいた。しかも、あまりにガツガツ食べたらしく、店の人や隣の席の女性に欠食児童のように同情され、おまんじゅうとかドッサリお土産にもらった。「お腹がすいたら食べるのよ」だって(笑)。

夜12時前。スタジオの方は仕事が終わっていたが、別の仕事がスタックしていた。さっと立ち寄って明るく指示。「深夜なのに元気ですねぇ〜」と笑われた。うまいメシさえ喰えればこの通り。シンプルライフ。

リンク用URL

ドナステラで再会の夕べ

2005年12月06日(火) 8:46:34

ニューヨークで会った方々との「日本での再会の夕べ」が昨晩とりおこなわれた。
といっても4人だけなんですけどね(笑)。同業種かつ同領域かつ先端系。4人中2人はライバル会社の方なのだけど、もともと異国の地でのディナーが出発点ゆえ、なんというか日本人同士感があり、オープンで和やかでとてもいい会になった。素敵な3人に囲まれてシアワセざんした。

つか、「そのうちメシでも喰いましょうね」と言って別れても、まずたいてい実現はしない。こうしてなんなく実現するなんてことはめったにない。せっかくだからこの会は今後も続けましょう。

行ったのは銀座のイタリアン「ドナステラ・クチーナ・オオサコ」。ここはとてもいい店だ。
エントランスも店内もカジュアルで普通っぽいのだが、出てくる料理がどれもこれも美味美味。量も多くて満腹。トリュフを入れて熟成させた濃厚なチーズのソースの「取り合わせ茸と鳥のせせりのソテー」と、これまた秋トリュフをむせるくらいふんだんに載せた「仔牛のローストとフォアグラのソテー」、どっしりと力強い「琉球ロイヤルポークの骨付きロースのグリル」なんかが印象に残っている。がっつり主張があるのに胃がまるでもたれず、食後感がさわやか。やるなぁ。あ、マロングラッセ入りのバニラに熱々のエスプレッソをかけたデザートも良かったなぁ。

厨房に大迫シェフひとり、ホールに男性ひとり、のふたりで切り盛りしている。こういう「厨房はシェフがひとり」な店は、絶対シェフの料理が食べられるという安心感がある。このごろシェフが支店に行っていていない有名店も多いしね。やっぱりシェフが最初から最後まで作ってくれると、主張したいポイントがピシッと決まってて美味しいもん。

リンク用URL

山本彩香さんと夜ご飯

2005年12月03日(土) 9:18:38

昨晩は、三越日本橋店の沖縄展のために東京に来られている山本彩香さんと、作家の駒沢敏器さんとそのフィアンセの建築士(お美しい!)と、4人でご飯を食べた。

山本彩香さんとプライベートでご飯を食べるのは初めて。気軽な店でやさしいお野菜を食べたいというご希望にそってお連れした「霞町一(ぴん)」は彩香さんのお気に召したらしく、おいしいおいしいと食べていただいた。ほっ。まぁ丁寧に丁寧に作られた無添加の自然食ばかりだからなぁ。良かった。

彩香さんは70歳とは思えない健啖ぶり。頭も実にクリアで、会話で一度使った単語は繰り返さない。どんなに話が飛んでもついてくるどころか先を行く。感服。ボクが思わず口に出すカタカナ語もすべて伝わるし。「だって占領下で必要に迫られてめちゃめちゃブロークンな英語使いましたから」 なるほどー。そのブロークン度合いでまた大笑い。楽しかった。

駒沢さんはメールで何度もやりとりしながら、お会いするのは初めて。彩香さんをお母さんと呼び、彩香さんの那覇のご自宅で手作り料理とか食べているうらやましい方。彩香さんがふたりを結びつけてくれたとも言える。そういえば同い年ですね。最近では「58号線の裏へ」という連載を楽しみにしている。最新刊「語るに足る、ささやかな人生──アメリカの小さな町で」も読まなくちゃ。

ある企ての会でもあったのだけど、何とか一歩踏み出せそう。ある意味大事なプロジェクトである。さて、次の「ヒヤ・エン・イート」の会はいつにしましょうか。正月近辺に那覇でしゃこ貝の下ごしらえをしながら、というのが一番しあわせくさいけど。

リンク用URL

料理説明のタイミング

2005年12月01日(木) 8:13:59

昨日は夕方、日本橋で空き時間が出来たので、三越7階の「沖縄展」に行ってきた。
お目当ては山本彩香さん。お忙しそうにしていたが、少しだけお話できた。というか、実は金曜夜にご一緒する予定なので、いろんな話はそのときにと約束して別れる。
完成した「しゃこ貝の豆腐よう漬け」を少し試食したが、やはり激うまい。3000円近くするがこれはマジでオススメだ。夜にあるお偉い方々との会食があったので、そこへのお土産にふたつ買い込む。これは誰にあげても絶対喜ばれる美味なので。

そのまま赤坂に出店した京都の有名割烹へ。
料理はそれなり。印象は薄いけど、美しい盛りつけと素材はよい。が、サービス系がどうもなぁ。まず、カウンター内に立っている料理人たちの白服(割烹着)がみな薄汚れているのがどうにも気になる。若い人なんか黒ずんでいる。あー悲しい。しかもこちらの会話がどんなに盛り上がっていようが無理矢理割り込んできて料理説明をするのも腑に落ちん。こういう店では会話が主役で料理は脇役だと思うのだけどなぁ。つか、会話に割り込むタイミングというものがあろう。出してすぐ食べて欲しいからすぐ説明するのはもちろんわかるが、聞かれたらきちんと答えるというスタンスでいいと思うのだけど。このごろ料理説明のタイミングが最悪な店が多いなぁ…。結局、店へのアプローチの見事さだけが印象に残るお店だった。

カウンター「12345678」は多くの方が狙ってくださった模様。すごいイキオイでカウンターが回った。ゲットしたのはJetさん。
「サイン入りブック、ホントに欲しいんですが、お!もうちょい!と思って何回かポチポチしてしまったのでちょっとインチキっぽく心苦しいので、ここはファン皆さんの為にも『おいしい店リスト』リニューアルをお急ぎ頂くことプレゼントにかえていただくということでいかがでしょう?笑」

いや、あの、本を受け取ってくれた方がよっぽど気が楽なのですが(笑)。あ〜リニューアルの道遠し。この日を境にもう一度見直しはじめてしまったので、もう少しかかるです…。でもJetさんのお尻叩きで少し目が覚めました。

今日から12月。とうとう年末になっちまった。

リンク用URL

吉岡幸雄さん〜山本彩香さん

2005年11月29日(火) 8:26:14

昼休みを利用して「染織家 吉岡幸雄の仕事」展を見に日本橋高島屋に行ってきた。最終日。
テーマは「甦る王朝の美 源氏物語の色」。古い日本固有の色を染織で再現している。この微妙で美しい色合い…。日本の色の美しさに絶句することしばしば。あんまり美しかったので、父母へのX'masプレゼントを会場で選んだ。展示即売会やっていたのだ。母へは超微妙な色合いの二重織り透かしシルクのスカーフを奮発。父にはシルク織りのメガネ掛け。双方ともよしおか工房が染めたもの。(このサイトは父母ともに見てないので書いても大丈夫なのです)

と、ここまで書いて「あれ? X'masであってたっけ?」と気になって調べてみたら…。やっぱり「X'masは誤用」だそうだ。正しくは「Xmas」。「'」がいらないわけね。日本人だけが勘違いしているとか。ニュースや広告でも堂々と「X'mas」って書かれてるもんねぇ。

すぐ近くの日本橋三越では今日(11/29)から沖縄展がある。はるばる山本彩香さんも来られている。以前試作品を試食させていただいた「姫シャコ貝の豆腐よう漬け」をたぶん初売りするはず。絶品だから皆さん是非食べてみてください。

山本彩香さんと言えば、上京土産に彩香さん手作りのソーキの煮付けをいただいた。これが本当においしくて、なくなっちゃわないように毎晩ちびちびちびちび食べている。泡盛の香りがぷーんとして家の中をなにやらさわやかな風が吹く。食べ物でヒトの心をここまで豊かにさせることができるのだなぁ、と改めて感服。

リンク用URL

テンダリー、無事

2005年11月25日(金) 8:50:33

大森のバー「テンダリー」が実は閉店の危機だった。11月頭に「店をリニューアルするので休みます」とメールが来て、あぁ年末は宮崎さんのカクテルが飲めないのかとがっかりしていたら、今度は「申し訳ありませんが、店を閉めることにしました」とメール。「ええ〜!」と激しく慰留したのだが、宮崎さんにも事情があった。ううむ。しつこく慰留しつつ、仕方ないかなと諦め始めた頃、元気に「店を再開することに決めました。来年1月下旬にリニューアルオープンします」と9回裏大逆転メール!

あぁ良かった。言うほど通っていない不真面目な常連客ではあるが、なにより名人・宮崎優子さんのカクテルがこの世から消滅することだけは避けたいと思っていた。良かった良かった。
何度かさなメモに「テンダリー閉店」と書いてしまいそうだった。これを書いたら本当に閉店してしまいそうで最後の最後で躊躇して書かなかった。書かなくて良かったよ。

昨晩は秘密プロジェクトが大幅な進展!
わりとウキウキ帰ってきたが、今朝起きたらしっかり風邪をひいていた。頭ガンガン。喉も痛い。午前中は休ませてもらおう(午後はどうしても出ないといけない)。

リンク用URL

うまいものと可愛いもの

2005年11月20日(日) 9:30:30

休日出勤後、夕方からあるお宅で打ち合わせ兼ホームパーティ。
ホスト役のOさんの焼く焼き鳥があまりにうまくて唸る。家庭の味ではない。もうプロの領域に踏み込んでいる。というか、もっとまずい焼き鳥を出すプロはいっぱいいる。彼が作るイタリアンも秀逸なので、イタリアンと焼き鳥をバランスよく組み合わせておまかせで出す店でもやってくれたら、と、ひそかに星に願う。ワインの品揃えもよくしてね。

Iさんちの双子ちゃんも初お目見え。Iさんソックリ。そっと抱かせてもらう。まだ4ヶ月半。なんて懐かしい感触。あぁあの頃はただただ無事に育てば何もいらないと思っていたな。初心忘るべからず。授かり物に要望を多くするなんざ神をも恐れぬ行動だ。ただただ、元気で。丈夫で。

ワインを飲みつつ4人で仕事の打ち合わせをする予定だったが、結局(いや、予想通り)ぐだぐだ笑いあって終了。うまいものと可愛いものが揃った場で打ち合わせなど出来るはずもなく。つか、ちょっと飲み過ぎた。来週仕切り直しですね。

今日は「ALWAYS 三丁目の夕日」を娘と観に行く予定。最近、制作会社「ROBOT」が作る映画にはずれなし、である。あ、「サマータイムマシン・ブルース」を観忘れた!

リンク用URL

深夜の東京タワー

2005年11月18日(金) 9:05:59

夜の長い会議の途中、断れない方から「おでんが食べたい。店は考えといて」との電話。ちょうど会議も終わりそうだったのでご一緒するのはやぶさかではないが、この時期にすいているおでん屋があるわけもなく、うーむと熟考。おいしいけど今から行ける程度にすいてる店…。全然アイデアでず、こういうときの最後の手段、伊藤さんに電話して聞く(笑)。滅多に使ってはいけない手だが、仕方なし。

で、浜松町のKへ。座れたし美味しかったし大正解。蛍光灯が燦々と照る超カジュアルな店なので一瞬引くが、お酒もおでんも良く、なによりお母さんとおねえさんのホスピタリティが良い。トマトのおでんがうまかった。食べてみたかったタマネギのおでんは品切れ。次回期待。伊藤さんありがとう。

その後、東京タワーの真下にある隠れバーでボージョレーヌーボー。リリー・フランキーの本のことなど話しながら。東京タワー周辺に行くたびに、この辺って電磁波はどうなっているのだろうかとか考える私は無粋者。照明が消えた深夜の暗い東京タワーもわりと好き。墨絵みたい。

リンク用URL

古く趣きある店は今のうちなのかも

2005年11月16日(水) 9:27:52

昨晩は池之端の「鳥栄」。相変わらずほっこりする美味に満足。以前ほど強いインパクトを感じなかったが、しみじみうまかった。ただ、飲む前に風邪薬を飲んでいたせいか酔いが早く、二軒目の「琥珀」ではわりかし酔っていた。今朝起きたら喉腫れてるし。うまいもん食べて熱燗飲んだら風邪くらい治る、と無理矢理思い込んでいたが、やはり幻想(当たり前)。今日は静かにしていよう。

それにしても「鳥栄」は趣きがありすぎて、東京に大震災が来たら営業不能になりそうである。そういう名店は東京に山ほどある。新しくできた堅牢な店よりも、震災が来たらなくなってしまいそうな店を優先して食べに行きたいなと不謹慎なことを考えている。だって阪神大震災でなくなった店っていっぱいあるし。悲しかったし。

震災後、西宮や芦屋のお屋敷街はずいぶん様変わりした。古く趣きある建物がほとんど崩壊し、ペラペラの新建材の家ばかりになった。東京の住宅街とかもずいぶん様子が変わるだろう。下町の風景は激変するだろう。今のうちに徘徊して目に焼き付け肌に染みこませておきたいと思ったりする。ちょっと不謹慎かな。

リンク用URL

小さな店小さな店小さな店みーつけた♪

2005年11月12日(土) 13:03:58

おとといの昼の牡蠣フライがいまひとつだったこともあり、昨日は朝から「あぁうまい牡蠣フライが食べたい!」気分。ゆえに昼メシは確実においしいとわかっている銀座二丁目の「三州屋」へひとりで。相変わらずジューシーかつカラリと揚がっており満足。うまいうまい。その後「松屋銀座」に少し寄って紳士服を見る。牡蠣フライの満足もあってガードが下がっていたらしく、思わずY'sの黒スーツを買わされそうになる。危ねー危ねー。

社に戻って打ち合わせをいろいろやっているうちにあっという間に夜。このごろ暗くなるの早くなったなぁ。で、残業も終わった20時過ぎ、「そういえば今日は家にゴハンないんだった」と急に気付き、夜の街をメシを求めてひとり徘徊開始。

イメージ的に「『センセイの鞄』に出てくるような気軽な居酒屋で孤独にお湯割りズビズビ」だったので、そんな店を求めて銀座新橋を1時間以上ひとり彷徨い歩いたがなんかイメージに合う店がなく、そのまま住んでいる街へ電車移動。駅前をいろいろ歩き回ったり住宅街にポツンとある店を覗いてみたりするも、イメージ湧かなかったり入るのに勇気いったりで結局入らず。あぁもしかして食いっぱぐれたか、まぁ家にある材料でなんか食べるか、とか半分諦めて自宅に向かって歩いていたら、ふと小さな小さなカフェ風の店の存在に気付いた。こんな店あったっけ? 

幅はわずか2mほど。うなぎの寝床にしても狭すぎる。でも新築で小綺麗。なかなかいい雰囲気。昼は喫茶、夜はちょっと手料理を食べられるバーになっている様子。覗いたら同年代かちょっと上くらいの女性がひとりでカウンター向こうに立っている。その風情も良かったので入ってみる。
聞けば開店2ヶ月とか。狭い敷地に建てた例ということで専門家がたくさん見に来たらしい。4席だけのカウンター。奥にテーブル。2階は個室。まぁよく建てたねぇと感心するのだが、中は意外と狭さを感じさせない。JAZZがかかる中、家庭的かつ美味な手料理と焼酎をいただく。料理を5品焼酎6杯飲んで4000円強は安いなぁ。自宅近くに気軽に来れる店をやっと見つけたかも。ちょっとだけ飲みたい時に重宝しそうだ。

東京に転勤して以来、とにかく行きつけにできる小さな店を探してきた。気楽な根城。接客の距離感がいい店。意外とないんだよな。関西にはあんなにいっぱいあったのに。この店を行きつけにするかどうかは別にして、ちょっとだけ安心した夜。

リンク用URL

富士酢と福来純

2005年11月08日(火) 9:00:46

う、うわ! うま〜〜〜!

いや、昨日、「富士酢」の飯尾醸造五代目の飯尾彰浩さんにお誘いを受けて、昼休みに日本橋高島屋の催事「味百選」に行ってきたのである(飯尾醸造は百選に選ばれて出展している)。
飯尾醸造は昔ながらの造り方を守っていることで有名なお酢屋さん(「美味しんぼ」にも登場する)で、飯尾さんとは何度かメールをやりとりし、富士酢はすっかり家の常用酢になっている。めちゃくちゃうまい。発酵香が強く立ちのぼりつつ、いろんな芳香が奥の方で押しくらまんじゅうする。お酢好きなボクにはたまらない味。つか、ボクのお酢好きは年季が入ってますからね。中学の頃からなんにでもお酢をじゃぶじゃぶかけていますから。そのボクがいまや富士酢オンリーである。もっと早く知っていれば良かった…。

で、高島屋で初めてリアル飯尾さんにお会いして、いろんなお酢を試飲させていただいた。
中でも「紅芋酢」と「黒豆酢」と「無花果酢」に感銘を受けた(「無花果酢」はロブションが絶賛したという)。これはマジでうまい…。特に紅芋酢は常飲したい味。栄養も満点らしいので(ポリフェノールがすごく多い)毎朝飲もう。

それでね、時間もなかったし、飯尾さんともお話できたし、お酢も買い込んで満足したし、さぁ帰ろうと思ったら、飯尾さんが「ぜひさとなおさんに飲んでいただきたいものがあるんです」とおっしゃる。同じく「味百選」に出展している白扇酒造の「福来純」というみりんだという。へぇ〜みりんねぇ…と思いながら飯尾さんといっしょに白扇酒造のブースに行って半信半疑で試飲させていただいたら………こ、これは!

三年熟成の「福来純 本みりん」にまずビックリ。これがみりん!? 本当のみりんってこういう味だったのか…。続けて出された十年熟成の「福来純 古々美醂」に至っては言葉をなくした。最上級のデザートワインでもこの後味の芳醇さは出ないかも。グッと味を主張したあとゆっくりとろけるこのうまさ。ありえない…。とどめは「福来純 梅みりん」。三年熟成本みりんに紀州産の梅を1ヶ月漬け込んだもの。吉兆の食前酒に選ばれるだけのことはある。思わず見えもしない空を仰いでしまったくらいさわやかで豊か。
白扇酒造も江戸時代からの製法を守ってマジメにマジメに作っていらっしゃるようだ。と、思わず敬語になってしまうくらい感銘を受けた。いや〜うまひ〜〜。

もちろん全部買わせていただいて、夜遅くに家に帰って鼻高々で優子に飲ませたら、「あら、福来純は使ってたわよ。いま切れてるけど」

……がーーん!

そういえば10年ほど前、芦屋のとあるワインバーで勧められて飲んで感動した経験があった気がしてきた。あぁついに舌まで忘れっぽくなってきたか…。
でも優子も十年熟成や梅みりんは飲んだことなかったらしく、特に十年熟成は「チーズに合わせてみよう!」と喜んでいた。いやぁ飯尾さん、本当にありがとうございました。

ちなみに「味百選」は今日18時で終わってしまう。もっと早くご紹介できれば良かったなぁ。もし今日行ける方は是非是非! 飯尾醸造はエレベーターを8階で降りた目の前。白扇酒造はエレベーター降りて右奥にブースがあります。

リンク用URL

Always look on the bright side of life♪

2005年10月23日(日) 15:05:59

ようやく時差ボケ脱出。わりと元気復活。今回はカンファレンス出席(4日間)が主な目的だが、最新のNYエンタメ関連を見て回るのも、こちらでコンテンツを作ってる先端の人々に会うのも大事なサブ目的。時差ボケのままだと行動範囲が狭まってしまい致命的。あぁ良かった。

午前中は部屋で企画書制作。
昼は講談社から「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」という本を出した間庭典子さんとビジネス・ランチ。昨日テイクアウトした「Daisy May's BBQ USA」はこの本で知ったのだった。一緒に行ったのはコリアタウンの「Cho Dang Gol」。手作り豆腐のスンドゥブチゲの店。NYで韓国料理を食べに行くときは深夜が多いのだが(24時間営業のレストランは韓国料理が多い)、この店は24時間営業ではないので来る機会がなかった。深夜や早朝ではなく普通のランチやディナーの時間にコリアタウンで食べると損した気になるくらい「NYの韓国料理=深夜・早朝」というイメージがボクの中にできあがっているからねえ。
スンドゥブは作りたての豆腐の風味とともに大変おいしい。間庭さんがとった「おからチゲ」も豆乳スープのようでホッとできる味。ちなみに彼女の最高のオススメは「キムチおからチゲ」らしいよ。

打ち合わせを終えた後、今年度のトニー賞作品賞を受けた「Monty Python's SPAMALOT」をマチネーで観に行く。異様に面白いと聞いていたが、ここまでとは……。モンティ・パイソンってこんなに面白かったっけ?と思うくらい新鮮な面白さに溢れた傑作。相変わらずパロディが多いのだがパロディ元や英語がいまひとつ掴めなくてもこんなに面白い。ホスピタリティもテンポもよいし、なにより歌や踊りが良い。贅沢にも劇中歌として使った「Always look on the bright side of life♪」なんか頭を離れない。嗚呼スゴイなブロードウェイ。参った。このレベルと闘うのは無理かも。
感動を誰かと共有したくて、部屋に帰ってからスパマロットで検索しまくる。こういう共有欲求こそがネットの原点。

夜は業界系大物とディナー。「Scalini Fedeli」というトライベッカのイタリアン。NYには珍しいクラシックスタイルのイタリアンだが予想の数倍うまかった(クラシカルなイタリアンはNYではたいていまずい)。フォーマルな人も多く来るレストランではあるが、オシャレであればカジュアルな格好でもOK。濃くてしっかりした味付け。

その後、その大物がW HOTELのスィートに泊まっているということが判明し、その部屋にみなで押しかけて二次会。ここは去年ボクが約1ヶ月泊まったホテル(ただし普通のシングル)。懐かしい…。スィートルームはめちゃ広く、NYのランドマークが東に西に見えてゴージャス。調度品もとてもいい。4人でジンなど飲みながら仕事について意外と真面目な意見交換。大人っぽい会話。楽しい。

深夜すぎてから帰ったが、土曜の夜ということもあり、W HOTELの一階の「WET BAR」は大盛り上がり。これまた懐かしいなぁ。スノッブかつエッチな人種が大挙して集まってきている。泊まっているホテルに帰ったら、地下の「CELLER BAR」に入店するために入り口に同じ人種たちのながーーい列が出来ている。深夜1時にここまで行列するかね? あきれながら部屋に帰りシャワーを浴びて就寝。浴びながら地下の店のどこがそんなに魅力的か考えるが、答えは出ず。

リンク用URL

MoMAとポロックとGoogle Map

2005年10月22日(土) 13:12:51

昼前まで寝たり起きたり。うわー本当に時差ボケだ。時差ボケにならないカラダだと思っていたのでちょっとショック。
昼は50丁目と6Aveの角近くに屋台を出している「Daisy May's BBQ USA」でボウルオ・レッドとポークサンドとチキンサンドを買い込み(ここはテイクアウト専門スタンドのくせにザガットで23点取っていたりする)、コロンビア大学まで地下鉄で上がって、キャンパス内でビジネスランチ。テックス・メックス系チリスープもサンドウィッチも相当うまかったが、途中から時差ボケもあって食欲がなくなる。このボクが食欲なくすなんて…。

みっちり打ち合わせ後、帰って寝るべきかと思いつつ、MoMA(近代美術館)へ行ってしまう。新しく建て替えたMoMAは初めて。日本人の設計家には悪いが前の方が好き。というか、グッゲンハイム美術館まで行かなくてもいいが、なにか近代美術を象徴するような建物にしてほしかったな…。とか思いながら早足でひと通り回る。特別展示の「SAFE」という特集が面白かった。
MoMAに来るといつでもポロックの前に数十分座り込んで楽しむのだが、今回もポロックを見つけるや否や「おひさ〜」と座り込む。マイ・フェバリット。見慣れた構図。で、なんとなく目を細めて見ていたら、なんとポロックの絵が「Google Map」の空撮地図に見えてきた(!)。黒い線が川で白い線が道。一見乱雑に絵の具を垂らしただけに見えるポロックだが、目を細めると本当にMapとして見え、Mapとして見るときちんと秩序とバランスが取れている。ある意味地球の縮図になっている感じ。それだけ普遍性がある構成ということか。ポロックの他の作品にも「これってどう見ても千葉県の空撮〜」というのがあり(緑色が効果的に使ってあるのだが、目を細めてみるとそれがゴルフ場の空撮に見えてくる)なんだか違ったポロックの楽しみを見つけた気分。

ポロックのおかげかだんだん元気になってきたので、チェルシー〜ミートマーケット地区(ミートパッキング地区)近辺を散策。ミートマーケットあたりってここ数年異様にオシャレになってきたのだが、それを実感できる散策だった。有意義。こりゃマンハッタンで一番面白い地区と言われるはずである。いろいろ見回った後、NY在住の友人たちと同じ地区内の「5Ninth」というレストランへ。エイジアン・フュージョンかな。パンチは足りないけどうまかった。なかなか良い。というか、店は看板もない一軒家。意外性がとてもいい。

勢いがついて、今最高にスノッブなホテル「Hotel Gansevoort」の最上階のバー、そして泊まっている「Bryant Park Hotel」の地下バーとハシゴ。双方ともに最先端のバーで、かつ金曜の夜ということもあり、オシャレな連中が列をなして入店してくる。マン・ウォッチをひとしきりしたあと、さすがにガソリン切れてきた。部屋に帰って寝る寝る。

リンク用URL

松波〜オーパ

2005年10月13日(木) 9:27:28

わりと余裕のスケジュールを組んで仕事していたにもかかわらず、夕方には図らずもクワッド・ブッキングになっており焦りまくる。横から次々と急ぎの打ち合わせが割りこんで来やがる。10月になってからなんか異様じゃ。

19時すぎに「約束あるから〜!」と這々の体で逃げだし、駒形の「松波」で鮨。仕事モードから鮨モードになるまで相当かかったが、やっぱりうまいなぁ。さすがなバランスとしか言いようがない。アルデンテの酢飯もつぶつぶが口の中のいろんな部分を気持ちよくしてくれ、柔らかい酢飯では味わえない口中快感を引き出してくれる。いやぁうまひゃひゃ。親父さんも機嫌良くいろんな話をした。「魚は酸化させないといけない」という話が面白かったな。

その後、門仲の「オーパ」でジャック・ローズとドクターM。冴え渡る切れ味。

リンク用URL

エゴマ豚うまし

2005年10月07日(金) 5:33:33

昨晩は遅めに青山のイタリアン「ポルトゥーナ」で仕事仲間と急ぎメシ。
ここは立地で非常に不安になるが、やっぱりなんでもうまい。そのうえ安い。オススメである。焼き野菜もデザートもとても結構だったが、特に「ブガティーニ エゴマ豚のアマトリチャーナ、ペコリーノ・シチリアーノ」というパスタが絶品だった。
忙中の妙なるシアワセ。相当バタバタな毎日だが、メシがうまいと報われる。

リンク用URL

人生の必需品

2005年10月05日(水) 6:40:26

クライアントでの仕事が延びて、午後3時すぎにようやく昼ご飯。こんな時間にどっか開いてっか?とみんなで彷徨い歩いてとあるしょぼいインド料理店に入る。時間的に従業員は賄いを食べていたが気持ちよく通してくれた。おお、全員インド人系だ。
ひよこ豆のサラダとカレー数種類とナンを頼む。サラダもカレーもうまかったが、この店、ナンがもちもちのふわふわでちゃんと香る。しかもバカでかい。レギュラーでもでかいのに、この1.5倍のビッグ・ナンも用意されている。ナンを食べきれなかった人のための袋まで用意されている。うはは。わりといい店かも。ボクはインド未入国なので本場のナンを知らないが、ここのナンはわりといけてると思う。好き。豆サラダも上手だったし、カレー自体もなかなかのもの。もう一度ちゃんと来てみよう。期待せずに入った店がうまいと気分変わるね。

妻がチーズ研究のためにパリに行っているので、ここ1週間ほど娘とふたりきり。親世帯と実質つながっているのでもろもろ安心なのだけど、まぁそれでも世話が増えるし気にもなる。こういう週に限って遅い日が多いし。でも深夜とかにちょっと心配して帰って娘の部屋に直行し、安らかな寝顔を見たときのふわふわっと胸をくすぐる安堵感みたいなものって、なんというか「親の醍醐味」を感じる(笑)。ペットなども含めて、絶対守らなければいけない存在って人生の必需品かも。

リンク用URL

三人メシ

2005年09月27日(火) 7:16:37

昨晩は対談ブログの伊藤さんとラーメンの大崎さんと三人メシ。たまにやってるメシ会である。六本木の「まっくろう」出身のシェフがやっている西麻布のレストランに行ったのだが、そこで「まっくろう」自体が今月一杯で閉店と聞く。あらら。東京の夜の、ある意味「伝説の店」がまた一軒消えていく。もう一度行きたかったな。残念。

いい加減飲んだ後三人でふらふらと「霞町 嵐」に流れる。伊藤さんのリアル知り合いでありボクもメールを何度か交わした人とカウンターでバッタリ(ちょっとは予期したけど)。マスターが大崎さんにラーメン談義を仕掛けるのをヒヤヒヤ眺めつつ、二日酔いになると困るので一杯でストップしておく。酒をストップできる意志を出せるなんて、よっぽど原稿が進んでないようですねそうですね。

それにしても、このふたりと食べてると、ふたりとも食べてきた経験量が尋常でないこともあって、すごく楽な気持ちになれる。ボクが一番レストラン経験が浅いのだもの。いろんなことを彼らに頼っていればよく、すごい楽チン。ディープな話も楽しいし。

サイトの「おいしい店リスト」のリニューアルについて「全部直すの?」とか「間に合うの?」とかいろいろ聞かれた。ええと、大変ですが少しずつ進んでます。なんとか10月いっぱいで出したいし。

リンク用URL

血が胃に行きすぎ

2005年09月24日(土) 18:57:36

昨日は原稿日和だったのだが、昼にたまたま出かけた大井町「ブルドック」で巨大メンチカツを食べてしまい、血が全部胃に行ってしまいお釈迦。卓球ラケット、それもシェイクハンドくらいある巨大なメンチカツは肉汁、つまり老廃物たっぷりで、それを消化するのにかなり胃腸に負担をかけた模様。夜メシ前あたりまでダルダルで使いものにならず。あーあ。消化にいいもん食べてさえいれば、たぶん昨日は原稿が捗っただろうになぁ(そう思いたいだけ)。

今日はその轍を踏まぬようサラダ中心で行くもんね、とフンフン言ってたら、朝ご飯からカレーパン(揚げタイプ)が出てきた。「昨日パーティでおみやげにもらったの。おいしいんだって!」と優子。ううむ。カレーパン食べ出すと勢いがついてパンと牛乳で大食してしまうクセのあるボクはいったん却下したのだが「痛んだらどうするの」と言われしぶしぶ食す。うまい。あぁ牛乳ほしい。パンのお代わりもほしい。これで午前中がお釈迦になっても許す、と、どんどん堕ちていく…。

しかし…それにしても……意志が弱い。本当に書き上がるのだろうか。

リンク用URL

羽田大井町大森そぞろ

2005年09月09日(金) 7:36:47

昨晩は先輩に急のお誘いを受け(企画作業があったがこの先輩のお誘いは断れない)、羽田まで行って江戸前のギンポ天を食べようとなった。で、「ゆたか」という店に行ったのだが、季節的にぎりぎりおしまいでガッカリ。10月初旬まである年もあるらしいが羽田沖も埋め立てが進んでギンポがほとんど取れなくなっているという。「初夏ならわりとある日が多いんですけどねぇ」「あぁ残念。じゃ来年は初夏に来よう」とか話し合う。でもそのかわりハゼが出始めていて、今年初のハゼ天。「ハゼーハゼー」とふたりで小躍り。パチパチパチ。わりと大きめで香りも豊か。うまいうまい。穴子天やボサエビかき揚げ天なんかと共に。穴子も相当うまかった。さすが羽田。季節を感じる食事だったな。

その後、大井町に流れて東小路を探検。前から行きたかったと先輩が言う「むら上」でうなぎ&立ち飲み。「昔はうなぎの立ち飲みっていっぱいあったんだよ」と先輩。趣ある店内のカウンターに立つと目の前のバットにうなぎの串が並んでいて(傾けてあってタレもバットに溜まっている)、それを勝手に食べつつビールを飲む。食べ終わった串はカウンター上に並べ、それがお勘定となる段取り。ヒレや頭がめちゃうまい。思わずたくさん食べてしまう。雰囲気もいいしまた来よう。

近くの「永楽」や「ブルドック」などの名店に惹かれつつ、まぁ天ぷらをさんざん食べてうなぎも食べた後にラーメンやハンバーグはやめよう(お互い数値も気になるし)となって、大森まで流れて「テンダリー」。先輩に解禁アブサンを飲ませてあげたかったのだった。ボクは宮崎さん特製の「ジンベースうこん大量入り」の名無しカクテル。〆としては完璧。胃の脂っぽさがすぅと消えていく。

さっさっさっと回ったので、まだ21時前。酔ってはいたがスッキリしてたので企画書作成に取りかかる。わりと充実した夜だったかも。

リンク用URL

解禁アブサンをやっと飲む

2005年09月07日(水) 5:30:03

今年の3月に発祥地スイスで正式解禁された本物のアブサンを昨晩「BARテンダリー」で飲んだ。品薄でなかなか手に入らないということでストレートで一杯だけ。おぉこれがアブサンか!と感慨深い。

ランボー、ボードレール、ピカソら多くの芸術家が愛飲した酒、アブサン。彼らがアブサンを愛すこと崇拝に近かったという。ゴッホが自らの左耳を切り落としたのはアブサンを飲みつづけたことによる精神病の悪化と言われてるしね。インスピレーションが得られる酒と思われ、当時の芸術家たちに常用されていたらしい。

アブサンはもともと医薬品。ニガヨモギを中心に多くの薬草や香草で風味を加えたアルコール度数60〜75度の強いリキュール。
中毒性が高く問題になっていたところに、1905年にアブサンを飲んだ農民が妻や子供を射殺した事件が起こり、飲むと幻覚作用が起こる「禁断の酒」としてスイスおよび近隣諸国で製造や販売が禁止されたらしい。
で、今年3月。毒性や幻覚作用には科学的根拠がないとしてスイス議会で承認され、約1世紀ぶりに解禁されたというもの(近隣諸国では約20年前に解禁されたらしいけど…)。本場スイスのアブサン。全世界的に飲んべえが奪い合っているのだろうな。「テンダリー」が手に入れられたのもこの一本だけという。

アブサンが禁止された後、アニスを使ってアブサンに近い風味を出した代用品が流通した。パスティスが代表的。ペルノーやリカールはボクも常飲している。アニス好きなのだ。だから、アニスで作った「アブサン」という名前の酒はこれまで何度も飲んだことがあるが、これはニガヨモギを使った本物のアブサンとは違うもの。

ということで、本物のアブサン。ストレートでグビッと行ったのだが、まず喉に火がついた後、鼻の奥アニスに近いさわやかな香りが広がり、その後ゆっくり口の奥に苦みがくる感じ。ベタッとした甘みが皆無で、まとわりつくような女々しさもない。キレ味やよし。んでもって飲み終わった後、食道のあたりに香りが常駐する感覚。

なるほど芸術家たちがちょっと顔をしかめつつグビッとやるのに最適な酒かも。この残り香や食道のあたりの気持ちよさも独特なものだしな。ちょっといい詩や画が描けそうになる気持ちもわかる気がする。夜に沈みこんでいくような酒ではなく、どこかポジティブな香りを持つ酒でもあるのである。

そのうえ寝覚めもスッキリ! 朝5時にパチッと!(ジジイかよ)

リンク用URL

地震が起こる前に、これだけは。

2005年09月01日(木) 8:34:10

昨晩はムツゴロウさんと食事。青山の「P」にて。ポルチーニうますぎ。
今回は食べ物の話題ばかりに終始した。ほとんどの食材について実体験に基づいた話&学者的な科学的な話が聞け、知的充実を感じられた数時間。ボクなんか足元にも及ばない経験の数々。そして経験を体系化して話すことが出来る構成力と記憶力。すばらしすぎる。年齢的に24年の猶予はあるが、あと24年であそこまで到達できるかと聞かれればノーとしか言いようがない。不可能だ。ごいっしょするたびに遠く遙かになっていく目標点…。

今日は9月1日。防災の日ですね。ボクがここで出来ることは、大震災体験を読んでいただくことくらい。「地震が起こる前に、これだけはしておけ!」「地震が起こったら、まずこれをしろ!」 地震が起こる前に、ぜひ。

リンク用URL

客観的にみて住みにくい

2005年08月26日(金) 7:11:51

沖縄で何度か台風を経験しているせいか、「大型で非常に強い台風が首都圏を直撃」とかいう報道があるといつもあの猛烈な雨風を期待してワクワクするのだが、この前のも今日未明のも「こんなの台風ぢゃない!」という程度の雨風で(都心は)なんだか拍子抜け。被害にあった方には申し訳ないけど。でも沖縄の、ビルすら倒れるのではないかと一瞬思わせる風の強さこそ、台風の名にふさわしい。

それにしても日本列島って…世界の中でもトップクラスに暮らしにくい島ですな。
地震多発。台風多発。水害多発。酷暑。花粉。火山たくさん。そのうえ公害・汚染・人口密度・交通事故・過当競争…。特に地震は海外の人には恐怖みたいで「よくそんな危険な国に住めるな」と驚かれるらしい。バグダッド在住の人に言われた記者もいると言うから相当だ。んー、客観的に見て住みにくい国なのかも。昔ほど自然も美しくないし、安全でもないし、閉塞感強いし。災害があろうがなんだろうが「住んでいる人が誇りを持てる国」にしていかないとなぁ。ひとまかせではなく。

ところで石垣牛、知りたい方多いんですね。昨晩もメールがいくつか。
ちなみに「なんでボクが石垣牛の取材に行ったのか」という理由は、以前こんな記事を書いていたからです。この記事は加筆修正して「沖縄上手な旅ごはん」という本にも入れてます。そう、石垣牛は多くのブランド牛の素牛(もとうし)になっているですね。まぁこんな記事書いたくらいですからハナから石垣牛にはくわしかったわけですが、今回もっとくわしくなっちまったと。そういうわけです。


名古屋・京都方面に仕事で数日。土曜日は更新できないかも。

リンク用URL

石垣島のネットカフェより

2005年08月20日(土) 10:23:04

肉のみ食う旅(取材)がこんなにつらいものとは…。
でも相変わらず「やまもと」はうまかったし、うまさの秘密も知った。

こんなに肉でおなかパンパンなのに、朝飯目当てにカフェ(マヒマヒ)にスパムチーズサンドとか食べにきてしまう自分のバカさにあきれつつ、またいまから肉を食べに行く。

天気はずっと曇天。ビーチにもプールにもいく暇なし。ひたすら石垣牛。

リンク用URL

ムツゴロウさんと「シェ・イノ」

2005年08月17日(水) 8:51:11

4ヶ月ぶりにムツゴロウさんと食事。紹介する必要もあり、女性スタッフをふたり連れて行ったのだが、ふたりとも一気にムツファンに。女性はお会いするとたいていその魅力やセクシーさに一発でやられるんだよね。相変わらずただ者ではないパワーを感じ、自分を振りかえさせられる。自戒。発憤。というか、ボクはあんな魅力的で大らかな老人になれるだろうか。

食事は7年ぶりくらいの「シェ・イノ」。ムツさんの行きつけ。だってメニューも見ずに「ボクはいつもので」っていうんだもん。グランドメゾン系でそういうこと言う人、初めて見たよ。店の場所を移って新装開店して半年。インテリアはサロンからグランドメゾン系になり、クラシックな料理は味に磨きがかかり、酷かったサービスは改善され(まだちょっと余所余所しいが)、社用族ばかりだった客層も変わり、全体にとても良くなっていた。たまにはクラシックな料理のグランドメゾンもいいなぁ。世界中を食べ歩いたムツさんであるが、「フォアグラのテリーヌはこの店が世界一です」と公言して憚らない。納得。

彼は気に入ると何十回何百回と通う。「ラ・トゥール・ダルジャン」も、最初行ったときはその名物料理「フォアグラ三皇帝風」を「こんなもんか」と思ったそうだが、「でもこんなもんであるはずがない」とその後数回通い、ある時からその奥深さに驚嘆しはまってしまったらしい。で、それ以来「200回は行ってます」とか。行きたい気持ちもお財布も、出し惜しみしない人だなぁ(笑)

リンク用URL

古い友人夫婦とラビラント

2005年08月16日(火) 16:46:11

昨晩は古い友人夫婦と四の橋「ラビラント」で夜メシ。
古いと言っても、サイトにメールをもらって始まったつきあいなので、7.8年しか経っていない。でもすごく古く感じる。なぜだろう。税理士と銀行家のカップルで、ボクたちと文化や視点がまるで違うのもまた面白い。バリバリの関西弁なのもね。昨日はオシャレなビストロを関西弁で染めてしまった。周りのおされなカップルたちよ、ごめんなさい。

3時間近く。フェレットの話や女子高生の制服の話(笑)や郵政民営化の話やガンの精密検査の話や高層マンションでの地震話や。他にも、森前総理の「ひからびたチーズ」は、やっぱりミモレット、それも24ヶ月の上物に見えたよなぁ、など。

なんか珍しく胃にもたれた。胃が弱ってるのかな。暑いし。でも今日もフレンチなんだよなぁ…。今日はムツさんとお久しぶりに。

リンク用URL

国家公務員なのに世襲制?

2005年08月13日(土) 13:12:29

夜、岩田守弘さんの実家で、奥さんのオリガさん(ロシア人)のロシア手料理をいただく。
ビーツのサラダから各種ピロシキ、ボルシチやロシア風肉じゃが(と勝手に命名)など、どれもマジで美味。参加者たちから歓声が上がる。いや〜本物のロシア料理はマジうまい。滋味豊か。ロシアに行ったことない人たちはボルシチのあまりの違いに驚いていたようである。
酒はロシアのシャンパンから始まり、ウクライナのガリルカという酒まで。ガリルカは唐辛子のリキュールなのかな、胃の腑にボッと火がつく味。わりと強め(40%)。乾杯&一気飲みをロシア式に8回ほどしたが、なぜか今朝には残らず爽快。他の参加者がどういう惨状だったかは知らないけど。


郵政民営化について、いろんなメールあり。
ブログを見回ってもすごい勢いで議論されているのがわかる。いいことだ。自分の意見を書こうとするとそれについて考え、整理する時間が必要となる。その効果、計り知れず。

それにしても「民主党の支持母体&集票組織は郵政労組であり、だから郵政民営化に反対せざるをえない」とか、「特定郵便局長は国家公務員であるにもかかわらず、なんと『世襲制』で、どんなに暇でも平均1500万円ほどの収入があるらしい」とか、いままで一般に知られにくかった事実が、すごい勢いで常識化していっているのを感じる。

特に後者など、わかってくればくるほど脱力感強し。

・全国に2万5000ほどある郵便局の約3/4は特定郵便局。
・特定郵便局長は、国家公務員にもかかわらず、世襲で引き継がれる。
・特定郵便局の建物は、ほとんどが特定郵便局長の家。つまり、特定郵便局長は建物を「時価」で国に貸し付け、賃貸収入まで得ている(平均して年間約450万円)。
・それとは別に光熱費などの維持費用に年間500万円近いお金が支給され、多額の「営業歩合給」(郵貯や簡保の獲得報酬)まで支払われている。国家公務員なのに!? 年間数千万円の歩合給を得る局員もいるという。
・仕事は、地域にもよるが、民間会社に比べりゃ相当ヒマらしい。

こんなおいしい職業があったとは!
っていうか、世襲制って…。歩合給って…。
で、特定郵便局長は「全国特定郵便局長会」つうのを組織していて、このめっちゃおいしい既得権益を守るべく必死に活動しているのだな。彼らは選挙において100万人の集票能力を持っていると言われていて、郵政民営化反対勢力の方々はそのお世話になりまくっているんでしょうね。なるほどね。

別に特定郵便局長が悪人なわけではない。そういうシステムだったからそこに乗っているだけだろう。でも、さすがにさ…。

民間人にやらせてくれよ。もっと効率的にやるからさ。

リンク用URL

♪赤ちゃんはどこから来るの

2005年08月02日(火) 7:12:20

家メシする予定だったが、優子の都合がつかずポッカリ夜の予定があいた。
うーん、アソコに行こうかそれともココか、などと迷っているうちに時間が経ち、結局近場の鮨屋へひとりで。ひねりがない夜になってしまったが、ひとりでサクッと食べるのに鮨屋は最適でもある。最初に頼んだコハダが思いのほかうまく(バランスよく握ってあったなぁ)、なんとなく酒に移行。深夜の原稿書きを考えるとそれ以上は飲んではいけないのに、止まらなくなってそのままバーへ。相変わらず意志弱し。

帰ってからさあ書こうとデスクに向かったが、肩慣らしにいくつかサイトを巡回しているうちに「赤ちゃんはどこから来るの?」というセガのゲームタイトルサイトへ行ってしまい、その音楽が頭を離れなくなってしまった。やめてくれ〜。前作「きみのためなら死ねる」の音楽も相当麻薬的で頭を離れなかったが(ラヴィ!)、今回も狂ってます。ぐぅ。こんな音楽が頭の中まわっていてイイ文が書けますかいな。…さぁアナタもご一緒に、♪赤ちゃんはどこから来るの〜

リンク用URL

いったいいつ始まるのだ、アイスカレー!

2005年07月31日(日) 11:34:20

先週はまさに怒濤だったなぁと過去形で語れてホッとする。さなメモに書かなかったイベントや仕事もいっぱいあり、大ポカもなく無事に終わってマジでシアワセ。いや〜なんつうか、志摩観光ホテル「ラメール」の伊勢海老のクリームスープにイカスミを混ぜて煮詰めたような、異様に濃い一週間だったよ(どんなんや)。プレゼンが山のようにあった一週間でもあったな。先週月曜のある大企業社長プレゼンとかが何ヶ月も前に感じられる。

その多忙な中を縫うようにして昼メシ連載のためにいい店を探し歩いているのだが、なるはやで取り上げたいアイスカレーにこのごろ翻弄されている。凍ったカレー。ある店の盛夏のみのメニューなので始まったらすぐに掲載したいのだが、7月中旬くらいから「まだですか?」「来週くらいには」みたいな会話を店主と5度くらい続けている。なかなか作ってくれないのだ。
で、先週頭に「今週末には必ずメニューに載せます」との言葉を受けて金曜に確認のために食べにいったら「すいません、やっぱり来週から…」と。うぎゃー! ここに食べに来るために仕事ひとつ延期させているのに!
おかげで連載先の日経BPにもご迷惑をかけ、ボクはボクで当てにしていた原稿も書けず大汗かいて予備のを送る。毎週〆切ギリギリまで苦労するスリリングな連載ではあるのだが、今週は落とす寸前でした(汗)

リンク用URL

行くべし! 沖縄物産展!

2005年07月30日(土) 20:00:27

山本彩香さんにお会いしに行ってきた新宿伊勢丹6階の沖縄物産展。これがなかなかの充実で超面白かった。つか、あの「首里そば」が出店していて、会場で食べられる上に、特別に麺まで売っているではないか! 首里そばのレジ横にはボクが書いた記事が大きく貼られ、赤面しながら入って食べたが、うん、大きくは現地の味!(小さく言えばいろいろ違う)。でもうまいし懐かしい。袋麺も買い込んだ。あぁそうそう川平ファームのパッションフルーツ・ジュースももちろん買い込む。オーナーが来ていたようだ。他にもいろんな店がいっぱい出ていて、グルクン唐揚げ!とか島豆腐!とか泡盛!とか妻と騒いでいるうちにあっという間に時間が経った。伊勢丹、やるなぁ。

んでもって山本彩香さんの豆腐ようは友達分も含めて買い込んだ。豆腐ようスパゲティのレシピを聞いたりしながらいろいろお話しした。いま沖縄はかき入れ時なのに「沖縄文化の普及のため」と那覇の店を閉めてこのイベントに臨んでいるらしい。相変わらず誠意溢れる彩香さんの笑顔に触れて、また「自分のやるべきことをやる」と決意する。決意を喚起するような笑顔なのだな、これが。

ぜったい行くべき沖縄物産展(もう「行きました〜」というメールをもらったが)。8月1日までだよん。

リンク用URL

岩田バレエスクールの発表会を見学

2005年07月25日(月) 6:52:54

おとといの地震について「阪神大震災はやっぱりもっと揺れましたか」とある方から聞かれたが、えーとですね、震度7なら娘の部屋になんか突っ走れません。その場で体勢保つのが精一杯。都内でおとといの揺れを経験された方は、あの3〜4倍揺れると思ってください(想像できんと思うけど)。まぁ経験者はオーバー目に言うということを差し引いても、とりあえず全く動けないのが震度7です。ええ、揺れ始めたら1cmも動けませんので。

日曜は夕方から岩田バレエスクール25周年発表会を娘と母と観てきた(優子は出張中)。
岩田守弘さんのお父さんがやっているバレエスクールの発表会。いわゆるピアノ発表会と同じノリである。岩田守弘さんも踊る、というのが見に行った動機だが、いや〜行って良かった。ロイヤルやオペラ座やボリショイなんかを見慣れた目にはレベル的に相当低く感じるものの(比べたら可哀想だが)、子供たちのダンスから丁寧に数時間観ていくと、世界トップクラスの人々の技術がいかに優れているかが改めてわかると同時に、世界トップの人々もこうやって階段を上ってきたのだということが肌感覚でわかる。それが面白かった。
岩田さんの踊りは図抜けていた。でも、彼が天才なのではなく、彼が数万時間余計にそれだけ努力したということだ。他の人との差がきちんきちんとした努力なのだと理解できる。それが予想外に面白く、また、子供たちや若手にエールを送りたい気持ちにもなる。がんばれ。岩田守弘を抜かせ。拍手で必死に伝える。

5時間ほどやった発表会のラストは主要メンバーによる「白鳥の湖」だったのだが、岩田さんが踊った道化役はもとより、岩田さんのお姉さんである岩田唯起子さんの二幕ラストの歓喜の踊りがとても良かった。この踊りについてはボリショイで踊ったアナニアシビリの今にも飛び立ちそうな踊りが眼底に残って離れないが、それとはまた違う味のあるいいダンスだった。

終演後、六本木の「龍坊」で編集者の方々とメシ。翌日にプレゼンがいくつもあるのに、思わず葉ニンニクなど食べてしまい、今朝は口が臭い。困ったな…。

リンク用URL

歳を感じるからこそ、無理矢理予定を入れる

2005年07月22日(金) 15:46:14

昨晩は新大久保のチュニジア料理「ハンニバル」の二号店として原宿にオープンした「ハンニバル・デュー」で岩田守弘さんや編集者やラジオディレクターらと。チュニジアのロゼをがぶがぶ。チュニジア料理をばくばく。
企画やら雑務やらプレゼンやらでクタクタに疲れていたこともあってわりと酔ってしまった。つか、このごろ酔いが異様に早い。疲れやすくもなったしなぁ。マジでシフトチェンジして速度落とさないとぶっ倒れるかも。

ただ、昨晩もそういう話になったけど、20代30代に比べて好奇心や体力が減ってきた分、無理矢理でもいろんな予定を入れないとなんもせずボーな時間ばかりになってしまう。だからいろいろ予定は入れておこうと意識してやっている。当日後悔するんだけどね。あぁ家に帰って寝たいって。でもそんな生活してたらそこらのオッサンといっしょになっちまう。無理矢理予定を入れることで人生は確実に広がるしな。その辺のバランスが難しい。

ハリポタ新作の原書を買った。酔った頭で読み始めたが、冒頭部分はいままでで一番難しく感じた。ううむ。

リンク用URL

與兵衛さんでの会話

2005年07月05日(火) 6:23:33

「このごろ鮨屋はどこも赤酢を使うんですよ。流行ですかね。酢飯が赤い。でも與兵衛さんのはずっと白いですよね」

「(にっこり笑って)赤酢ねぇ。どうなんですかねぇ。一度使ってみたんですよ。(奥から酢を持ってきて)こういう赤酢とかね。いいお酢なんですけどね。飲んでみます?(おちょこに赤酢注いで。奥からもう一つ赤酢を持ってきてそれも注いで)結局こっちの色の薄い方の赤酢使って握ってみたんですけど、これ使って握るとうちの鮨じゃなくなっちゃうんですよ。なんか焦点がぼやけちゃう。さっき、まこがれいに一味使ってネギを挟んで握ったじゃないですか。で、このネギをわさびにすると少しぼやけちゃうって言ったでしょ。それと同じような感じなんですよねぇ。どうしてもね、イメージした味にならない」

「それと、赤酢って、なんか米のパラケというか、口の中でのほどけが早くない?」

「そう! 早いんですよ。なんででしょうね。魚より早くばらけちゃう。結局、普通の色の酢でやってます。その酢も飲んでみます?(と、奥から持ってくる)」

「あぁ、赤酢よりとんがってるけど、なんか赤酢の茫洋さに比べると焦点がキチッと来てますね」

「こっちの方がまとまるんですね。んー、だから結局、目指したい味の方向性っていうか…要は最終的に作りたい味のイメージがあって、そこに酢飯と魚を合わせていくわけで。きっと赤酢がそのイメージに合っている職人が多いんでしょうね」

「イメージ、してるのかな」

「どうでしょうねぇ…。結局上と下のバランスなんですよね。でも上に下を合わせてまとめようとする店が多いみたいですね。上に、下を、ね。そう、魚主体で味を作っていく。うちの場合は最終的にまとめたい味ってのがまずあって、そこに上と下を近づけていくんです。バランスを考えながら。だから新鮮でプリプリしすぎる魚だとまとまらなかったりするんです。例えばしまあじなんかは天然使うより養殖使う方がイメージに近い鮨ができたりするわけです。仕入れる魚屋さんもそこらへんをわかってくれていて、うちの鮨のイメージに合わせた魚を選んでくれるんですね。鮨は最終的にうまければいいわけで。そう。鮨は結果、ですからね」

リンク用URL

逆効果

2005年06月18日(土) 7:03:43

優子が銀座方面に用事があったので、待ち合わせて一緒にランチ。
前から「しみづ」に連れて行けと言われていたので、一緒に行くことにする。サイトで多くのおいしい店を書いている分いろいろ彼女にも還元しないとね。家庭不和の遠因になるし。とはいえ彼女も忙しく(チーズ講師とかやっているので)なかなか予定が合わなかったのである。

「おいしい鮨ってこうなのね」「ワタシ、脂の強い魚が不得意だけど、ここなら全然胃にもたれない」「酢飯とタネのバランスが少しわかった気がする」など、とても好評。そりゃうまいもん。
ただし食べるにしたがってだんだん不機嫌になってきて「いつもこういうの食べてるわけね…」と静かにジャブを打ってきた。そしていきなり「毎晩おいしい店に行き過ぎよ」とコーナーに追い詰められる。親方が気を遣って「佐藤さん、週に何回くらい外食するんですか? え、3回程度? じゃあ4日は家? 意外と多いですね。立派ですよ」とかフォローしてくれる(笑)。でもその気遣いも空振りし、「あの店もあの店も連れて行ってくれてない」とストレートを繰り出され、最後には「ワタシ、今年フランスにチーズの勉強に行っていいかしら?」と思わぬ方向からとどめのフック。せっかく連れてきたのにめった打ちかよ!(泣) まったくの逆効果でござい。

リンク用URL

舌の上で再現

2005年06月17日(金) 8:10:13

今日は本当は「簡易人間ドック」だったのだが、昨晩急にとてもお偉い方に呼び出され(とても断れない雲の上レベル)、飲まざるを得なくなり、絶飲絶食できなかったので断念。あぁこれで2回もキャンセルしてしまった。きっちり採便もしたのになぁ(汚)。でも昨晩の店のキンキの煮付けが絶品だったからいいや。なるほど完成度高い煮付けとはこうなるのか、と納得しちゃう味。あぁうまかった。何度も舌の上で再現して楽しんでいる。久しぶりに「これでどうだ!」という気迫を感じる料理をいただいた。

あ、ちなみにボクは、夜に食べたおいしい店のおいしい料理を、翌朝舌の上で再現するという作業をとてもよくやる。一晩寝てからゆっくり思い出して再構成する。そうすると食の記憶がきちんと積み重なって「食スキル」が上がる(気がする)ので、ご興味のある向きは一度お試しあれ。つか、スキルとか言うより楽しいよ。二度おいしい。

野茂、日米通算200勝。
彼は相当図太い性格なのに、なぜか「含羞」という美しい言葉が似合う。というか、真の含羞とは実力や実績を伴うもの。それを彼ほど感じさせてくれる人はいない。遠いなぁ…。

リンク用URL

バランス

2005年06月14日(火) 9:23:24

アクセスが増えてくると初めてこのサイトに来られる方も増え、たとえば昨日の「サササと授業参観」だけを読んで「子供の教育に興味なく、母親に任せきりにしているバカ父親」と思ってしまう方もいる。というか、そのようなメールをいただきました。他のコンテンツもいろいろ読んでからメールをください、なんて傲慢なことを言う気はこれっぽっちもないし、こんな短文でボクの教育方針的なものまで毎回くどくど言及すると読む側は辟易するだろうし。バランスがむずかしいなぁとあらためて嘆息中。
ただ、PTAでがんばっている方を揶揄したつもりはないので、その辺はご了解を。授業参観に限った話です。

夜は銀座で「ほかけ」〜「BAR de ESPANA Pero」と流れ、その後「テンダリー」へ。バーテンダー協会で単発チーズ講座をすることになった優子と待ち合わせて、宮崎さんと講義内容について深夜の打ち合わせ。

「ほかけ」は褒める方も多い老舗鮨屋で、雰囲気も気遣いも伝統としての大振りな握りもそれぞれなかなかいいのであるが、ボクはタネと酢飯のバランスが悪すぎると思った。タネ勝ちすぎ。
そういえば先週八重洲の「おけい」に久々に出かけたのだが、印象的だったのはカッパ巻きを指して「うちはキュウリを少し漬けて出してます。その方が酢飯に合う」と言っていたこと。キュウリまで酢飯とのバランスを考慮しているのは見事と思った。

リンク用URL

サイト・リニューアル 〜 ナリサワ 〜 スラダン

2005年06月02日(木) 10:30:48

誕生日おめでとうメール、たくさんありがとうございます。ちょっと感激する数いただきました。とてもパワーをいただきました。うっし。

誕生日でキリもいいので、サイトのトップデザイン、新しくしました。MT化第一歩。過去ログも04年までは読み込み済み。01年までのデータは読み込む予定です。まだリンクなどガタガタしてますが、直して行きますので、もう少しお待ちを。
また、各ページのデザインや使い勝手がめちゃ古いので、それらも順次変えていきます。とくに「おもしろ本」と「おいしい店リスト」。後者はここ数年いじってもいない…。ガラッと変える予定です。いろんな部分を。あと50年続ける視点で(マジ?)

誕生日ということで、妻の奢りで「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」へランチに。娘も開校記念日で休みなので3人で。昼からワインを開け、3時間ほどゆっくり楽しむ。なんとなく縁がなくてこの店に来れてなかったのだけど、ランチ(とはいえ7000円)でも十二分にわかるその実力。華やかながら焦点がキリッと来ている料理群。サービスも出過ぎず引きすぎず。客を喜ばせるツボも心得ていて、特にデザートから充実のプチフールへの流れなんか〆を豊かにしてくれる最高の演出。ワゴンのプチフールってこんなに楽しいんだな…。ということでご馳走様でした。

本当は有休なのだが、どうしても出ないといけない会議があり出社。わりと酔っていたので水を2L飲み干しつつ切り抜ける。その後、「スラムダンク・ファイナルDVD発売打ち上げパーティ」に出席。バガボンドの〆切でヒーヒー言っている井上雄彦さんも途中から参加。番組を流したフジテレビから巨でかいケーキも届き、盛り上がる。ワインをがぶがぶ飲みつつ井上さんと次回の仕事を約す。必ず。是非。

リンク用URL

鎌倉散歩

2005年05月23日(月) 8:24:30

NHK大河ドラマ「義経」を毎週熱心に見ている娘を連れて、家族で鎌倉へ。家から1時間かからず行けるという立地なので、朝出て昼メシを食べてすぐ帰ってくる、というスケジュール。お散歩気分である。
鎌倉は「どんな細道も知っていた」というくらい中高時代に凝った場所。古寺仏閣と歴史を趣味のひとつにしてたからなぁ。ちゃんと歩くのは25年ぶりくらいなのだが、どの小道も懐かしい感じ。地図もガイドブックも持たず手ぶらで歩いてもどこにどの寺があるかわかる。今回は娘用にファーストステップ。北鎌倉駅に降りて円覚寺〜明月院〜建長寺〜鶴岡八幡とゆっくり散歩。青葉。鶯。石楠花。山風。きれいにしてる古い家々を眺めるのもまた楽し。日本家屋の良さを見直す。
通りかかった蕎麦屋「たけや支店」で昼メシ。小町通り近く。せいろとかけと天せいろと天ぷら蕎麦の4種類しかメニューがない小さな店。10歳以下の子供お断りということでギリギリだぁと思いつつ入ったが何とか許され、せいろをいただく。思いも寄らぬきちんとした蕎麦に姿勢を正す。なかなか良い店かも。娘はオバサンに「お箸の持ち方がちゃんとしてる」と褒められ照れていた。褒められた余勢を駆って蕎麦の正しい音の立て方を教える。ズズズ。ちゅるちゅるじゃなくてズズズなのだ、というのがやっとわかったようである。

石段を相当上り下りしたせいか、少々腰に来た。帰ってネットを見てたら杏里とリー・リトナーが婚約。これまた腰に来た。

リンク用URL

ウコンたっぷりの「さとなおスペシャル」

2005年05月20日(金) 8:59:07

NHK朝ドラ「ファイト!」を見ていて、主人公の担任役が誰かに似てるなぁとしばし悩む。優子はこういうの全く気づかないタイプなので「そう?」とか言って興味なさげ。んーでもこの顔絶対どこかで見たぞ誰だっけなぁこの目つきや表情そして声……声! 声でわかった。特徴あるハスキー声。BS2で再放送してる朝ドラ「あすか」の舞ちゃんだ!(竹内結子のいとこ役) あ〜スッキリ。優子に告げると「そうだそうだ!」といまさら騒ぐ。ネットで調べたら佐藤仁美という役者らしい。第20回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリらしい。知らんかった。

まだ熱っぽいが、ふわふわ感が気持ちよかったのでなんとなくBar「テンダリー」まで流れる。「〆に苦いの」とお願いしたら、うこんやガジュツをたっぷり入れたすげー苦いカクテルを作ってくれた。苦味好きなボクへのオリジナル「さとなおスペシャル」(まんまやがな)。にが〜。でもうま〜。「テンダリー」に行かれる方はぜひ「さとなおスペシャル」をオーダーしてみてください。どんなに飲んでてもスッキリするし、翌朝の目覚めもすばらしい。なにせうこんたっぷり。二日酔い絶無。おかげで気分良く、熱もどこかへすっ飛んだ模様。

リンク用URL

恵比寿立ち飲み事情

2005年05月14日(土) 11:23:11

昨晩はひょんなことから恵比寿立ち飲み探索。
まず立ち飲みバル「18番」で生ハムやマッシュルームをつまみにギネスとシェリー。いいなココ。これで床がゴミでいっぱいだったらもっとバルっぽい。お次はその名も「立呑」。恵比寿銀座に「松栄」グループが出した立ち飲み居酒屋。焼酎と煮込み。うまし。松栄グループの狙いがすごくわかる作り。狙いすぎでもあるけど愉しい。三軒目は駅前のえびすストア内にある「Whoopee」で立ち飲み赤ワイン。名物のコンビーフが品切れでガックリ。一杯飲んで最後は中目黒まで流れて名居酒屋「藤八」へ。ここは座り飲みだけど、ゆぶしやアリラン漬けで日本酒を軽く。うますぎ。本当なら「縄のれん」も行きたかったがあそこは仕舞いが早いからなぁ。最後にいつもの「モーブ」かとも思ったが、このごろ混んでいるので断念。
まぁなんつうか行く店行く店すべて激混み。立ち飲みブームなのだなぁと実感した。

「藤八」からの帰り道、ひとりで中目黒に向かって歩いていたら、路上で女性ふたりが掴み合いの大ゲンカ。髪の毛つかみ合って道の真ん中で寝技中。誰も助けないので仲裁に入る。すげー酔ってやがるよオイコラいい加減よせってアラ髪の毛こんなに抜いてんじゃんモッタイナイゾおいほらエッこらオレは関係ねぇってよせヤメロ!…と巻き込まれ、おまわりさん来るまで立ち往生。傍目にはボクを取り合ってケンカしてるように見えたかな(笑)。それはそれで一生に一度くらいヨロコバシイが…。
それにしても誰も助けねぇな。冷たいぞ。

リンク用URL

「鶯谷園」

2005年05月13日(金) 13:59:28

昨晩は焼肉。読者のりかるどんさんからメールで強力推薦を受けた「鶯谷園」。その名の通り鶯谷駅近くにあるのだが、まわりがラブホだらけの中の焼肉店というのは相当エロく少し落ち着かない。味はというと……参りました。まだ超無名な店だと思うが「スタミナ苑」クラスの驚き。特に脂好きの若者は狂喜乱舞するであろう。特上ばかり頼んでもひとり5000円しない。すげー安い。値段を考えると9点以上かな。

昼メシは過去数回「う〜む…」だった「夢民」でカレー。今日はエッグが入ってないメニューの辛口3で頼んでみたら正解だった。個人的には夢民カレーはエッグなしの方が断然いいと思う。辛さは3以上でね。
退店時に「どうぞー」とアメをくれた。なにげなくいただいて帰り道に口にしてみるとこれがなんとも懐かしい味。包装紙を見ると「LIONESS COFFEE CANDY」ではないか! 思わず歌ってしまったCMソングがそれ以降ずっと頭にこびりついている。 ♪ライオネス・コーヒー・キャンディー、本場のコーヒーの味、ライオネス・コーヒー・キャンディー、広がる味はコーヒー、ライオネス・コーヒー・キャンディー、ラララライオネス・コーヒー・キャンディー、コーヒーーーー…

リンク用URL

中華「直城」にて

2005年04月22日(金) 12:04:54

第二回バレヲタ会。町田の「随息居」から独立した中華「直城」にて。四川料理の上品なコースでメリハリもあり旨かったが、どうも周りのテーブル2つがレストラン評論家系だったようで、なんだか業界話が飛び交っており、居心地悪いこと夥しい。他の店の批判とかしながら食べるのはお品がよろしくなくってよ(自戒もこめて)。
「直城」は「與兵衛」で「あそこはいいですよ!」と勧められた店。週一回しか休みがない大将なのによく食べに行ってるなぁ。まだこれから話題になるタイプの店なのに。いろんなとこによく食べに行っている職人がいる店は信用できる。

バレヲタ会でシルヴィ・ギエムのチケットを渡される。3枚。チケットを取ってくださるようお願いはしたものの、なるべく考えないようにしていたの。だって、すっっっっっっげーーーーー高いんだもん! あぁ室町時代だったら家3軒買えるよー。

リンク用URL

昼は「鮨水谷」、夜は「鷹匠寿」〜「テンダリー」

2005年04月20日(水) 13:53:45

大きい仕事が決まり、そのお祝いも兼ねてちょびっと贅沢。
昼は「鮨水谷」、夜は「鷹匠寿」、その後「テンダリー」に流れる、という一生に一回もないような最上パターン。どの店も絶品。水谷ではコハダが特に印象的。ガリ酢割りまで飲んでご満悦。鷹匠寿は狩猟シーズンではなく冷凍ものなのだが、冷凍とわからないほどの美味。ピションラランドにもよく合ってうめー。テンダリーではドクターSを作ってもらって苦めに〆た。うまし。
あまりに美しい流れだったので、今朝はさぞや美しいウンコが出るかと思ったが、まぁ普通だった(汚)。

さて、見ないふりして飲み食べしてきたが、そろそろ残高がヤバイぞよ。連休は一銭も使わない予定だが……ギエムが来るんだった! 虎の子の印税に手をつけるか(でも51円の壁が!)

リンク用URL

4月中旬に鱧の初物

2005年04月17日(日) 16:46:27

キリ番ゲットは今夜くらいですかね。もしくは明朝か…。うっかり自分でゲットしないようにアクセス控えることにします。カウンターが自動的に8桁になるのかが少し不安(笑

昨晩はすごい初物を食べた。なんと鱧(ハモ)である。4月中旬に鱧というのは新記録。淡路島から取り寄せたものらしい。もう初夏は目前。

友人の車に便乗して小淵沢に行ったのだが、恵比寿の交番横高架下で待ち合わせしていたところ、彼と同じ車種が信号待ちで止まった。そんなに多く走っている車でもないので、てっきり彼だと思い手を振ったが反応なし。落ち着いて運転手をじっと見たら……明石家さんまだった。オッサンに手を振られ、しかも見つめられ、さぞかしイヤであっただろう。すまんすまん。

リンク用URL

「三好弥」と「鮨 與兵衛」

2005年04月16日(土) 12:12:17

昨日は昼に秋葉原「三好弥」で脂ものをいっぱい食べた。三好定食。ロース生姜焼きとヒレカツとエビフライとハンバーグとスパゲッティがセットになった定食。1000円。学生かよ。実はとても旨かったのだが腹一杯で昼から仕事にならず。んでもって少し消化したかなぁと思ったらもう夜メシ。以前からのアポで久しぶりの「鮨 與兵衛」。マコガレイとコハダとイワシが絶品。参りました。
健康のため今日は食事を少し控えようと思ったのだが、今から小淵沢の「紬山荘」まで日帰りでメシを食べに行かないといけない。往復4時間かけて夜メシ。婦人画報の取材にボランティア立ち会いするのだが、んでもって相当ウマイことも予想できるのだが、なんつうか、遠いなぁ…。

以前も書いたけど、中国は日本をいぢめるのが趣味なんです。娯楽が少ない農村山間部は特に。趣味なんだから理屈は通りません。感情的にならず、さらりと流しましょう。

リンク用URL

「弁天山美家古」

2005年04月14日(木) 3:36:04

すごく久しぶりに浅草の「弁天山美家古」で鮨。先代がまだいらっしゃったときに行ったことがあり、ええとその後、何度目かなぁ。相変わらずの明朗会計。丁寧な接客。
さっと握りだけ食べて、その後21時30分くらいから編集スタジオへ。実は編集大好きで、本編とかMAとかになると燃えるタイプなのだが、このところ他で忙しすぎて編集に参加できずにストレス溜まっていたのだった。おかげで今日は楽しかった。あっという間に時間が経ち、もうすぐ朝の4時。いい加減寝よう。

若い部員の悩みにメールで応えていたら、なんだか若い頃よく悩んでいたこととか思い出し、自分を顧みるいい機会になった。忘れてはイケナイ懊悩の数々。自分は自然に大人になったのではなく、ああいう日々の積み重ねで大人になってきたのだということを、オッサンになると忘れちゃって傲慢になったりするんだよね。気をつけよう。

リンク用URL

ハワイ料理って

2005年04月13日(水) 12:21:18

昨晩は恵比寿の「ロコブルー」という店でハワイ料理を食べた。寒いのにハワイ。でもこれが意外とうまくてビックリ。ロコロールとかラウラウとかロミロミとかポキとか、どれもとてもうまい。ハワイのビールもとてもうまい。なかなかいいかも。ということで、飯もうまくメンバーも良く、みんなで5時間くらい大盛り上がり。ストレスが発散されたらしく、妙にスッキリ。ありがとう>昨晩のみなさま

昨晩からさなメモが読めない状態だったようで…。サーバーは正常だったのだけど、CGI設定に少しミスがあった模様。やっと直りました。あぁビックリした。

リンク用URL

8年ぶりに「蔬菜坊」

2005年04月09日(土) 17:55:09

まったく多忙報告日記になりつつあるが、昨日も酷かった。でも前からの約束で夜メシだけはなんとか確保。8年ぶりに目黒の「蔬菜坊」。前は来日していたハンク・ジョーンズさん(Jazzピアニスト)とかポール・ニューマンの娘とかと一緒に行ったのだった。懐かしい。お店もご夫婦の感じも変わっていない。

20時から始めて22時半ごろ終わり、また仕事に戻るはずが話がはずみ、ふと時計を見たらすでに24時半(!)。ギャース! ケータイには留守電の嵐。冷や汗かきながらタクシー飛ばして青山に出て打ち合わせ現場に向かう。大勢待たせてしまった…大ポカ。結局午前3時ころまで仕事してふらふら帰宅。土曜も日曜も企画書づくり。あぁ土日は書き物とかに当てたいのだけどなぁ。

夙川に桜を見に行きたい今日この頃。。。

リンク用URL

浜松「弁いち」

2005年04月06日(水) 11:28:38

愛・地球博に愛知まで行くことがあるなら、浜松で途中下車して割烹「弁いち」さんに夜ご飯を食べに行こうと前から決めていた。

ずっとボクのサイトを読んでいただいていてちょくちょくメールをくださり、板前さんなのに、徹底的に客側に立とうとしているジバランやこのサイトを支持してくれているという奇特なお方。お店のサイトにある板前日記や掲示板はボクの愛読サイトのひとつでもある。で、メールだけでなくいろんなやりとりもしていたのだが、お会いするのは今回が初めて。夫婦ともどもめちゃくちゃ楽しみにしていたのである。
ボクが特別扱いとかが嫌いなのは相当承知していただいていることもあり、普通の扱いをしていただけたと思う。お知り合いだから言うわけではないが、とても心に響く料理をいただいた。前菜、お椀、刺身、煮物、焼き物、ご飯と、やわらかく推移していくその流れはとてもくつろげるイイモノで、隙なく理詰めで来られるタイプの懐石(疲れる)とはまた別物。舌も身体もおいしいが、なにより心が美味しい。潤う。そんな料理群。合わせていただいたお酒も抜群のもの。久々の邂逅の石田屋はさすがにうなった。村祐もとてもおもしろい。
ホッコリ幸せな気分になって浜松のホテルに帰り、翌日の目覚めもバッチリでホテルからバスで万博会場へ。会場横までバスで直通で行けるので、このやり方は割合正解かもしれない。

弁いちさん。少ししかお話できなかったけど、また今度ゆっくり再訪させていただきますね。

リンク用URL

鮨「はしぐち」

2005年04月01日(金) 6:47:25

脳みそから火を吹くくらい忙しいかも。
どんなに忙しくても夜メシは出かけるようにしているが、さすがに昨晩は夜メシに出るのが苦痛なほど忙しかった。とはいえ伊藤さんと鮨「はしぐち」に行き、堪能。つけ台で踊る握り鮨(意味不明だけどそうなの)。置いてからぐにゅぐにゅ踊るのだ。いいなぁ。

今日から新しい企画発進。ある場所で始まっていますが、試運転中なので、来週くらいにURLを告知します。エイプリル・フールじゃないよ。わりと面白いコラボになりそうなので、お楽しみに。

リンク用URL

チーズ&カクテル研究会

2005年03月29日(火) 6:46:27

優子がバーテンダー協会の若手にチーズ講義するオファーをいただいた。テーマは「カクテルやリキュール、スピリッツなどにチーズを合わせる」。なるほど。でもなかなかの難題。で、昨晩はオファー元の「テンダリー」宮崎さんのところに夫婦で行って、いろんなチーズとカクテルなどを合わせて3人で研究会。いろんな酒を試飲しながらマリアージュを確かめていく。ブルーチーズをラムとイチジクに漬けた優子自作チーズを持って行ったのだが、これとギムレットのマリアージュが奇跡的に良く、びっくり。おいおい、ギムレットと合うチーズを見つけちゃったよ! ありえねー!

「人生ピロピロ」、おかげさまで「書店で頼みにくい」こと以外は好評のようです。うれしい。自信がないときの方がテストの点が良かったりするじゃん? 自信満々のときって意外と点が取れてないの。そんなことを思い出した。
でも「うまひゃひゃさぬきうどん」のときで懲りて「書店で頼みにくい題名はやめよう」と肝に銘じたはずなのに…。さとなお、なんて著者名からして頼みにくいのにピロピロとは…。すいませんすいませんすいません。

リンク用URL

見島牛をいただく会

2005年03月27日(日) 7:55:10

以前、ムツゴロウさんに「佐藤さん、本の中で石垣牛に触れているでしょ。多くのブランド牛の元になっているって。そういう意味では見島牛を食べなきゃダメですね。和牛のルーツですからね。うしゃしゃしゃしゃ〜」と言われたことがある。見島(みしま)って山口県沖にある小さな島だ。朝鮮半島から牛が渡ってきたルートに当たるわけですね。しかも孤島ゆえ外国種と交配しておらず、純血在来和牛(黒毛和種)が残ったらしいのだ。ただし稀少ゆえ国の昭和3年より天然記念物。ムツさんよ、天然記念物をいったいどうやって食べればいいのだよ。

と、悔しがっていたら、昨日ひょんなことから「見島牛をいただく会」というのに参加させていただいた。月に一頭のみ食用として島外への出荷が認められているようで、それを食べる会を定期的に催しているグループなんつうのがあるのだなぁ。世は広い。

手に入れた方にお聞きすると、農耕などに使役している牛なので筋間線維に脂肪が霜降り状に入り込むという。細かく脂肪を溜め込むのだとか。作った霜降りではなく自然の霜降りなわけね。しかも融点が低く脂が30度台で溶けるという。人間の口の中の温度でとろけるわけか。そのうえ合成飼料は一切使用してないということで、まぁなんつうか、もう脳みその中ですらウマイ。

「ランスYANAGIDATE」のシェフにより、まずはカルパッチョ。赤身は実にしっかりしていて、柔らかいのにしっかり歯を押し返してくる。思ったより繊細で上品だ。香りも素晴らしい。メインはステーキ。塩だけつけて食べてみる。なるほどこれが昔ながらの和牛の風味か。そこらのブランド牛との味の違いは明らか。とろけるだけで香りがない肉とは大違い。濃厚で強い味。きちんと赤身の香りと食感があり、霜降りの下品さに引っ張られていない。石垣牛より獣臭く、純血種の迫力を感じた。鼻にぶわっと香りが立ち上る牛肉というのもそんなにない。

リンク用URL

「神泉 小笹」

2005年03月26日(土) 6:43:08

昨晩は「神泉 小笹」。いま東京でもトップと推す人もいる鮨屋。てっきり未訪だと思ったが行ってみて気付いた。2回目だ。リストにも載せ忘れている。1回目の印象があまりない…(たしか東京転勤前の1999年)。
下北沢の小笹で修行した方だが、銀座の「小笹寿し」、桜新町の「喜よし」と比べると、一番岡田周三風ではない鮨かも。ちょっと女性的な繊細さがあり、やさしく穏やか。調理(仕事)の良さとタネの鮮度の良さの両方をバランスよく取り入れた感じ。つまみの工夫も程が良く、穏やかでバランスがいい性格なのだろうなと伺わせる流れだった。ただその穏やかさが全体の印象の弱さにつながってしまうところがある。酢飯とタネのバランスももう少し酢飯にチカラが欲しい感じ。江戸前の仕事をもっと投入して、グッと強く心に残る瞬間を与えて欲しいと思った(ぜいたくかな)。でも、お勘定が安い、雰囲気もいいし隠れ家ちっく、相当くつろげる、など、味を含めた鮨屋全体の完成度は高い。

スキーで顔が焼け、痛い。この歳で痛くなるほど焼くのはシミ的にも皮膚ガン的にも御法度。現代人としてお恥ずかしい。まぁでも顔なんか男がいちいちケアしてられるか!と、そういうとこだけ急にバンカラになる気持ちもある。あるよね? ご同輩。

リンク用URL

「GRAN」で鮨対談

2005年03月18日(金) 11:22:43

DCカード会員誌の「GRAN」という雑誌の4月号(いま配布されているやつ)に、All About「大人の食べ歩き」の伊藤さんと寿司について5ページにわたって対談してます。ボクの食べ方や好きな店などいろいろ話してます。顔も1/4だけ出ています(笑)。でもこれ、市販されていないんですよね。そのうち対談内容はサイトに載せるかもしれません。極力謙虚に語ったつもりなのだけど、印刷されたものを読むと少し偉そう…。そんなつもりはないんだけどな。
というか、ボクたちの対談のあとに、勝見洋一氏やら早川光氏やら犬養裕美子氏やら、錚々たるメンバーが寿司について語っており、おいおい、そんな怖い人たちの前に載るなんて聞いてないぞと編集者を責める(笑)。冷や汗出ました。

昨日はパーティがふたつ。ふたつ目のパーティ(仕事の打ち上げ)でメシを喰う予定だったので、ひとつ目のパーティ(事務所開き)では何も食わずにワインをがぶがぶ飲んでいたら、空きっ腹にかなり効き、相当クラクラに。ふたつ目のパーティでは最後の方の記憶がなく、その後、仮編試写のために深夜にプロダクションに行ったのだが、酔いはなかなか覚めず、みんなから酔っぱらい扱いされちまった。またしても酒に弱くなったのを実感。酔っぱらい中年は醜いので、マジで控えよう。あーヤだヤだ。

リンク用URL

勝どき「さ々木」

2005年03月17日(木) 14:47:17

ちょっと仕事でストレスがたまり、久々に「おれはいったい何をやっているのだ」気分に。これが大きくなっていくとあらゆる仕事や執筆が空しくなり、一気にテンションさがるので、ここで必死に食い止める。スタバでラテと甘い物どっさり。今日だけで2キロ太ってやる! んでもって来週2キロ痩せてやる! みたいな複雑かつ予定調和なストレス解消。おバカでよろしい。少し自分を笑えたので、復活できるかもしれない。

昨晩は久々に勝どきの「さ々木」でひとり鮨。親方は手が動かなくなったとかで実質引退したらしい。知らなかった。息子さんが握る。札幌「すし善」で修業したらしい。他に客がひとりもおらず、彼と話が弾んだので、わりと食べてしまった。6貫くらいをさっと食べて20分くらいで帰ろうと思ったのに。

今晩はパーティふたつハシゴしないといけない。その後深夜から編集作業。長い一日である。

リンク用URL

「銀座小笹寿し」

2005年03月15日(火) 8:24:22

昨晩は「銀座小笹寿し」。ここのご主人が長く修業した代沢の「小笹寿し」での名物「穴子のきじ焼き」(生地から焼くからきじ焼き)を久々に味わえ満足。ちゃんと技が伝承されていてうれしい限り。そのうえ、きじ焼きの握りまで食べられた! これは代沢では岡田周三が機嫌のいいときしか握ってくれなかった幻の握り。結局ボクはありつけなかった一品だ。念願叶ったり。その岡田周三も去年亡くなり、伝説化した。昭和がどんどん消えていく。あぁ山口瞳を再読したくなってきた…(全集持っているくらいはファン)。ちなみに穴子はこれからうまくなる。最高の時季に再訪してみよう。

22時頃食べ終わって「テンダリー」へひとり流れる。このごろの鮨後の定番「ピコン・スペシャル」をまず一杯。口を鮨味から取り戻し、さて何飲むかと思ったら「オールド・トムがまた入りましたよ」と宮崎さん。もうどこにも売っていないゴードンのオールド・トム。宮崎さんはたまにどこからか仕入れてくるんだよね。ストレートで一杯。まろやかでさわやかで極上。香りが脳に充満。この香りを引き連れてすっと帰ろうと思ったら「もう一杯珍しいのが」と言われ再び腰を落ち着ける。「山崎」の醸造所80周年記念モルト。レアらしい。へぇこんなのあるんだ…と、飲んでみたら、これが実によい出来。荒涼たるスコッチや潮風のアイラなどに比べると、湿気ある森の緑が漂う感じ。短歌俳句の世界デアル。イヤン、シャーワセ♪

リンク用URL

「銀座とよだ」でランチ

2005年03月11日(金) 15:36:15

昨日は「銀座とよだ」でランチ。銀座ではトップクラスのランチである。すばらしく美味しいしホッコリする。夜に行かなければとずっと思っているのだが、まだ機会がない。行かなければ。

本の原稿をいままでずっとJedit(ウィンで言ったら秀丸みたいなメジャーなエディタ)で書いてきたのだが、ここのところなんか文章がドライブしない。なんかノリが悪い。Wordだともっとダメ(当然)。こういう感覚って大事なので、昨日iWork05を買ってきてアップル純正のワープロ「Pages」をインストールしてみた。さすがにキレイだし使いやすいな。まだわからないけど、これなら書けるかもしれない。特にフィクション。写真なども入れ込んで、雰囲気出して一気に書いてみよう。

あぁ。確定申告しなくては。やばいやばい。

リンク用URL

都会では季節を鮨屋で知る

2005年03月09日(水) 7:27:34

そういえば、おととい、幡ヶ谷の鮨屋で初鰹を食べた。「えー! ってことはもうヒラメは終わりってこと?」って職人さんに聞いたら「そういうことになりますね」と。都会では季節を鮨屋で知る。春きたる。ま、全体に魚はこのごろ季節前倒しではあるのだけど。

別にフジでなくてもいいのだけど、IT系がどこかのTV局の経営をひとつするといいなぁとは思っている。どの局も似たり寄ったりの番組作っているより、ひとつくらい次代を先取りする方法をトライして変革に加速をつけた方がいい。そうでないとアメリカや韓国にビジネスモデル面で大幅に後れを取る。

妙に疲れるので昨晩は早く帰り21時過ぎには寝たのにまだ疲れている。どのみちそろそろ1年に1回の人間ドッグ時期。早めに入ろうかな。変な病気が見つかりませんように。

リンク用URL

蕎麦は香り

2005年03月07日(月) 14:13:19

昼にたまたま蕎麦の食べ方談義になったので、ボクの考えを少しまとめておこう。

蕎麦の本質は「香りを楽しむこと」だとボクは思う。もちろん喉越しとか味とかもあるとは思うが、優先順位的に一番大切なのは香りだと思うのだ。そこから発想すると食べ方や手順はとてもシンプルになる。

要は「ただでさえほのかな蕎麦の香りを、できるだけ殺さないような食べ方をする」ということ。つまり、つゆにネギをいれてはいけない。蕎麦の香りがネギの香りに負ける。同じ理屈で、つゆに蕎麦を浸してはいけない。つゆの香りしかしなくなる。つゆにはほんの少しだけつけ、蕎麦への軽い味付けと喉を通す潤滑油としてだけ機能させる。最初の一口はつゆもわさびもつけずに食べるのも楽しい。

また、蕎麦の香りが弱いときはわさびもつけない方がいい。わさびは蕎麦の香りを引き立たせる名脇役だが、弱い蕎麦だとわさびに負ける。そういう意味では大根おろしを用意する店があるがそれも解決法のひとつだと思う。舌にピリッとして味に変化がつく。わさびをつけるときは少量を箸につけ、口に入れたときほのかにわさびの香りがするくらいがベストだと思う。蕎麦につけると口への入れ方によってはわさびが立ってしまう気がする。つゆにつけるのは論外。わさびの香りが変化してしまい、蕎麦との相性も悪くなる。酒を飲むならビールはさける。ホップの香りは蕎麦と合わない。日本酒なら香りが強すぎなければ合う。

食べるときは、その香りを最大限にするために、盛大に音を立ててすすり上げる。そうするとより強く香りが鼻に上がってくる。また、香りが飛ばないように、出されたらなるべく早く食べる。で、最後に蕎麦湯をもらったら、ここで初めてネギを入れるとよい。味に変化がつく。わさびを溶き入れるのもなかなかおいしい。

つまり、すべては蕎麦の香りを立たせるため、と考えると作法などがシンプルに整理できる気がする。ま、今時点でのボクの考え方ですが。

リンク用URL

ラーメンがわからん

2005年03月05日(土) 19:43:12

今週の週刊文春に勝見洋一氏が書いていた「敢えて言う『ラーメンなんて料理じゃない』」という記事は面白かったなぁ。ラーメンをけなすと北朝鮮問題以上にひどいメールが数多く飛び込むので自然と触れなくなっているのだが、ボクもどちらかというと勝見洋一氏と同じ考えに立つものです。ラーメンはラーメンとして好き。ええ大好きですよ。ただ、世に騒ぐほどの深みを感じないし、行列するほど美味しいと思ったこともない。つか、ラーメンにそんなに多くを求めていないのだ。
話題店にはなるべく出かけるようにしているが、感想の書きようがなくてサイトにもほとんど載せていない。というか、マジな話わからないのだ。本当にその麺に合うのはそういうスープや具なのだろうか。あのごた混ぜスープって果たしてうまいと言えるのだろうか。みんなが褒めまくる理由が他にあるのではないだろうか…。わからん。これは批判ではなくある種のコンプレックスだ。ボクにはラーメンがわからない。
つか、たいてい若くして独立して店を開き、独自のスープとか売りにしてるけど、料理の「り」の字も知らない若者がその程度の修業をして独立して人気店になる程度の食べ物ってどうなんだろうか。変化球を投げさえすれば客が集まるだけなんじゃないのだろうか。客たちも、ラーメン的スープをあそこまで味わい尽くし評価できるなら自然と和食とかフレンチとかに興味が移ったりしないのだろうか(大崎さんは移ってるけど)。こんなに褒められたまま突き進んで、ラーメン界はどこかに行けるのだろうか…。
同じようなことを長いこと複数の食べ好きたちと話していて、みんなで「ラーメンがわからん」と何度もぼやきあった。そんなぼやきに勝見氏の記事が近かったので、とりあえず。

リンク用URL

「しみづ」で打ち合わせ

2005年02月24日(木) 19:09:55

一週間休んだ余波が止まらず、なにやら仕事にいろいろ追いまくられ…。とってもサラリーマン的上下関係系の仕事があり、それが特に疲弊要因。こういうとき無性にどこかに雲隠れしたくなる。
昼、無理矢理仕事から抜け出し「しみづ」へ。文春の編集者と次の本について打ち合わせたが、鮨がうまいので打ち合わせはほとんど進まず。やっぱ鮨屋のカウンターは打ち合わせに向いてないわ。店を出て喫茶店でやっと話ができた。あぁ今年は相当がんばらないといけない模様。シアワセなことではあるのですが。

メディアって、これからの急激なる変化(必ず来る)に対応できるような若い経営者じゃないと、さすがにそろそろ無理。だと思いますね。お年の方がすべて鈍いとは全然思わないけど(すげ〜人を何人も知っている)、一般的にどうしても過去の成功体験に縛られがちなので。古い成功体験がまるで役に立たないほどの地殻変動を肌で感じているので。

リンク用URL

「鳥榮」残念!

2005年02月21日(月) 15:22:08

久しぶりの出社。電車の中で立ちくらみしたよ。たった一週間でこんなに体力落ちるとは。逆に気合いが入った。このまま一気に体力つけてやる!

隣の部長が「今日『鳥榮』予約してあったんだけど、インフルエンザでメンバー4人みんなダメになっちゃったんだよー。佐藤さん行かない?」と言ってくれた。と、と、と、鳥榮!? 2月の鳥榮なんて超プラチナシートじゃないですかー!……あいにく今日は先約あり。すげー残念。食いしん坊の心当たり数名当たってみたがみんなダメ。あぁもったいない!

リンク用URL

イトリキ・カレー

2005年02月19日(土) 11:50:51

複数の方から「シーモンキーはサイトでも売っています、と。ありがとうございます。そうか。ロスで見つけたとき(1年半前)はお宝発見的気分だったんだけど。でも小学校の時(30年以上前)とパッケージとか変わらなくて妙に興奮したのでした。春以降の方が孵化しやすいとのことなので、3月になったら始めてみよう。

話題のイトリキ・カレー(レトルト)をやっと食す。なるほどレトルトでは出色の味。世界一うまい(by糸井重里)かどうかは別にして、スパイスの使い方がよく、複雑妙味。買い置きレトルトカレーに決定か。ちなみにうちはカレーペーストとしてはマスコットの「印度の味」を愛用してます。

気管支がゼロゼロするのを除けば、ほぼ復調。ご心配ありがとうございました。

リンク用URL

DENIS MORTETという造り手

2005年02月11日(金) 10:03:58

昨晩友人たちとワインバーに行き、そこで初めて「DENIS MORTET」という造り手を飲んだ。デニ・モルテ。知らなかったよ。しばらくワイン系知識から遠ざかっていたからなぁ。ワイン日記をつけていたころがウソのようだ。あの頃はいっぱい飲んだ。ちなみに昨晩飲んだのは2000年のクロ・ド・ヴージョ。華やかだけど、奥に芯が一本通った華やかさで姿勢を正される感じ。美しいワインだった。西麻布「harmonie」にて。

リンク用URL

大井町「廣田」

2005年02月10日(木) 15:14:24

フィクションに頭を切り換えようとしているが、これが難しい。結局フィクションには向いてないのではと弱気になる。つか、昼間ガリガリにビジネスのこと考えて、夜や休日にはしっとりと物語を考えるというのは誰でも厳しいことなのかもしれない。うまくスイッチが切り替えられるようになるまでしばらくかかるかも。ええと三連休、かなりきちんと考えてみますね →担当編集の方へさなメモ連絡。
昨晩は会社の後輩と元後輩と3人で大井町「廣田」。なんかいろんなことをしゃべった。しゃべりすぎ。喉痛し。

南セントレア市、一旦撤回。住民投票で決めるらしい。良かったね地元の方々。というか、これからの日本国民のためにも喜ばしい。

リンク用URL

シャルトリューズの古酒

2005年02月03日(木) 8:20:55

昨日は銀座「パプリカ」で誠実な炭火焼きを食べた。料理人の真ん前の席で初対面の料理人といろいろ話をしているうちに「鷹匠寿」の話になり、なぜか一緒に行く流れに…。遠い先のことだけど。おもろい展開。
その後久しぶりに「テンダリー」に流れ、ピコンを一杯。それを飲み終わると「今日は特別なお酒があるんです」という宮崎さんが言う。勧められるままに飲んでみたら、これが……いままで飲んだリキュールの中でもトップクラスの旨さ。シャルトリューズなのだが1950年以前のもので、なんつうか香りが尋常ではない上にその香りが塊となって舌の一点から脳やカラダまで球体波として広がるのである。しかも異様に長く。あんなの飲んだことない。ビックリ。クゥ〜ッと余韻を楽しんでいるうちにあっという間に大深夜。あぁ校正作業が。

あ、そういえばFluは「常識ではない」という意見が多数。というか全員。そか。なんでボクだけそう思い込んでいたのだろう。

リンク用URL

「鷹匠寿」の鴨チャーハン

2005年02月01日(火) 11:34:58

昨晩は1年ちょっとぶりに「鷹匠寿」へ。江戸でも数少ない野鳥料理の名店である。なかなか予約が取れない盛況さ。そのせいか紹介がないと入れない店になったようである。昨晩はラッキーにもたかぶ(小鴨)あり。旨すぎ。でも意表を突かれたのはラストで出た鴨チャーハン。絶品とはこのことかと唸る…。幻の美味かも(いつもは鴨雑炊)。3人でワイン3本あけ、日本のジビエのチカラを再認識。いや〜本当に旨かった。お兄さんの焼き技術もまた一段と進歩した感じ。

リンク用URL

鮨「與兵衛」の小宇宙

2005年01月29日(土) 17:51:52

昨晩は「與兵衛」で鮨。ひとつひとつの完成度の高さに改めて感銘。一貫の小宇宙。「サヨリがなくなる前にいらっしゃい」と人づてに伝えられて急いで出かけたのだが、おぼろをかましたサヨリも期待通りで満足。「與兵衛に連れてって」と数人から言われているのだが、えーと順番にお誘いしますので。

ちょっと飲み過ぎ、土曜午前中はダラダラしていたが、午後はひたすら校正。夜も深夜も校正。日曜も一日中校正の予定。もしかしたら気晴らしに家族で「パッチギ!」を観に行くかもしれない。「カンフー・ハッスル」も観たい。数人から薦められている「ベルリンフィルと子どもたち」も観たいし、「レイ」も観たい。急がないと終わっちゃうのは「ベルリン〜」か…。

リンク用URL

台湾(4)「鼎泰豊本店」と「京鼎小館」

2005年01月26日(水) 14:20:47

台湾の空港ラウンジの無線LANより。
ご推察のとおり、京鼎小館で10個食べてきた。食べ終わってから「あ、もっといける」と思い、烏龍茶小籠包というのを頼みかけたが、時計と相談して断念。朝のせいか客が少なく、作るのにわりと時間がかかっていたのだ。その分作りたての熱々が食べられたけど。
複数の現地人からは「結局、鼎泰豊の方がおいしい。京鼎小館はムラがあるし…」と言われ、複数の日本人からは「鼎泰豊より京鼎小館の方がおいしい」と勧められた。その理由はたぶんコクのあり方が日本人好みだということだと思われる。ちょっと若者ウケするコクというか、脂っけというか…。とてもわかりやすい小籠包だと思うし、実際ボクもこちらの方がうまいと思ったな。

リンク用URL

台湾(3)台湾人のパーティって大変愉快

2005年01月26日(水) 10:01:13

「先生」というのは単に「〜さん」ですよ。先生の意は老師です。というツッコミメールがたくさん。はは。どもども。佐藤尚之老師と書かれたらもっとイヤだっただろうなぁ。なんとなく老師っぽい風貌なので。あ、それと、泊まっている「台北商旅」を約15000円と書いたけど、ボクは仕事関係で安く泊まれているようです。実際はもう少し高い値段みたいなのでご注意を。

相変わらず外は22℃とかの台湾。でも屋内はクーラーが効いていてたいてい寒い。仕事場ではフリースとか着込み、外に出るとシャツ一枚。なんか変なのである。
昨日は朝からずぅっと会議&意見交換。疲れたけど、台湾人の気質とかに直接触れられて楽しかった。台湾人はきっちり自己主張するので、会議中も物怖じせずどんどん発言する。しかもめちゃ明るい。気持ちよく意見交換が進む。まぁかなりのコピー文化でもあるので慎重になりつつだけど、なんだか爽快だった。
昨晩、仕事中に40すぎの男性社員が心臓発作で亡くなったらしい。今日はその件で会社中がなにやらワサワサしていた。会議途中で3分の黙祷。ボクもいつ死んでもおかしくないと気持ちを新たにする。今日がその日かもしれない。毎日そう言い聞かせて生きている。

昼は「鼎泰豊 本店」へ。NYTimes紙が世界十大レストランのひとつに選んだという小籠包の有名店で日本にもたくさん支店がある。40分並んで入店。味は…うーむ、期待しすぎたかも。友人やメールから「京鼎小館」を勧められていたが、現地人数人から「そこもうまいけど、結局、鼎泰豊が一番ですよ」と言われたのでとりあえずココにした。鶏スープと蝦仁焼売と豚肉チャーハンと豆沙小包が美味だった。

昨晩は台湾最後の夜なのでひとりでガシガシ喰い歩こうと決めていたのだが、なんと昨晩がよりによってこの会社の忘年会だという(台湾は旧暦なのでいまが年末)。ホテルで大パーティするから参加しろとほぼ強要。ゲゲ。日本でも忘年会なんてほとんど参加しないのに…台湾最後の夜がパーティ料理かよ、と我が運命を呪ったのだが、実際はこれがまた実に得難い経験だったのだ。ラッキー。
つか、台湾人っておもしれーのである。200人弱のパーティだったが、その盛り上がりたるや唖然とするしかないレベル。みんな明るいし開けっぴろげだしスピーチも上手だしよく飲むしテーブル毎に大騒ぎするし上下関係もフランクだし、とにかく人間くさい。人との触れあいを大切にする。開けっぴろげに楽しむとパーティってこんなに楽しいのか、と43歳にして初めて知った感じ。振り返って日本ってなんて人生の楽しみ方が下手なのだろうと反省しちゃうくらい明るく楽しい会だった。何人もの人と再会を約束して別れる。明日にでもまた会いたいくらいだよ。

もう遅いし、仕事と台湾人パワーに当てられて疲れたのでホテルに帰る。台湾まで来て夜市にもお茶にも行かないのかよ、お店もたった4軒かよ、と自分を責めるが、また何度も来そうな予感がするから次回に取っておこう。観光では来れない台湾を相当吸収したので、次回は台湾リテラシーがかなり高い状態で臨めるだろうし。

で、今朝。帰国日。昼過ぎのヒコーキ。
ホテル前の屋台で現地人の行列に混じって「即席チマキ(油飯)」「豆乳」「小籠包」を買って部屋で朝メシ。小籠包は昨日出てなかった屋台が出ていて、しかもえらく並んでいるので買ったのだが、鼎泰豊より濃い味。よい感じ。即席油飯も満足度高い一品。こういう名もない屋台がそこそこ旨いんだね。
ホテル近くに「京鼎小館」があるので、11時30分のホテル出発前に行って小籠包を食べてくるか迷っている。開店が10時30分。歩いて15分だから…間に合うかな。つか、ひとりで一人前10個とか食べるのもイヤなんだよね。ううむ。様子だけ見てくるか。

リンク用URL

台湾(2)先生役〜雲南料理〜台湾マッサージ

2005年01月25日(火) 10:30:17

仕事場に行ったら会社受付後ろに赤紙で「熱烈歓迎佐藤尚之先生」と大きく書かれていて赤面。せ、せんせ? うわっ似顔絵やプロフィールまでデカデカと…。つか会場見たらわりとでかい。あれ?こんなに来るの? そのうえ2時間ほど話すんだとばかり思っていたのに全部で4時間半とってあるという。うぎゃ〜4時間半! やべ〜そりゃもたん! と、会場でいきなりパワポをがしがしいじり出す。通訳の人とか怪訝そう。そりゃそうだ、開演十五分前に全体構成いじってるんだもん…。事例をいっぱい増やし、コンセプトシートを水増しし、映像もいっぱい見せることにして、冷や汗かきながら開演。やーん、立ち見までいるよ。あぁ…。2時間のものを倍に水増ししているので、しゃべりながらもスカスカ感あり。えーん。

なにしろ「先生」なので、昼も夜も接待メシ。ひーん、夜市に行かせろ〜。客家料理や雲南料理なんか食べたかねぇ〜。台湾料理が食べてぇ〜。…でも台北トップクラスという客家料理はとてもうまく、台湾でも一軒だけという本格的雲南料理も(雲南の将軍家出身の人と一緒に行ったのでチョイスも説明も完璧)実に印象的だった。雲南おそるべし。すげー洗練。すげー奥深。

夜メシ後、昼間の疲れが出て「た、台湾マッサージって…、い、いや、ひとりで行きますから!」と言うのにおふたりほどついてきていただき、温シップ付きの独特なる全身マッサージ場へ。やけどするかと思うくらいの熱タオルを体中に巻き、サウナ状態にしながらオイルマッサージ。あぁ極楽。足裏つけて2450元。このクオリティなら安いかも。

深い眠り。パッチリ目覚め。生まれ変わった気分。今日は午前も午後も現場の会議に出席して「なんか偉そうなことを述べる」のが役目。いや〜ん。これまたやべ〜。偉そうなことしゃべるの不得意〜。つか、明日の朝帰るので、せめて小籠包や魯肉飯くらい食べられるようにお願いしてみよう。今日も接待的なメシだとちょと哀しい。

リンク用URL

台湾(1)なかなかよいホテル「台北商旅」

2005年01月24日(月) 9:01:57

台湾の「台北商旅(les suites taipei)慶城館」より。
このホテル、7階までしかないこぢんまりした新しいホテルなのだがなかなか良い。台湾への先入観くつがえりまくり。日本でもこんな感じのいいホテルに泊まったことがない。インテリアも水回りもアメニティも良い。果物や水も部屋に置いてあり(タダ)、テーブルやベッドサイドなどのいろんな設備(用意)も群を抜いている。風呂もいい(正方形で大きい)し、もちろんウォシュレット。部屋でのLANもタダだし、一階に広いけど落ち着ける共用スペースもあり、レストランとかないから宿泊客以外来ない。コーヒーなどもタダ。無料ネットスペースがあり、置いてあるPCは日本語も使える。…って、意外だったこともあるけど(←台湾をなめていた)、なんだか印象いいのです。みなさんも台北にお越しの節はぜひどうぞ。ボクが泊まった部屋は4200元(約15000円)。ちょっといい部屋。この価値からすれば安い。

昨晩は着いたのが遅かったので、近くの兄弟大飯店で台湾料理。ちょうど季節のカラスミ旨し。お粥に味噌シジミをかけたのも旨かった。今日は朝早くから夕方遅くまで講義するので、メシは…ビジネス系かも。現地人任せ。いい店チョイスしてくれるといいなぁ…。
とりあえず朝飯はホテルの前に出ている屋台で麺線(台湾そうめん)と小籠包とよくわからない混ぜご飯を買って(全部で80元…270円くらい)部屋で食べてみた。小籠包は普通だったけど麺線旨し。他の屋台にも目移りする。明日はアソコにしよう。

それにしても暖かくて助かる。厳寒ソウルとは大違い。昼は23℃とかになるらしい。

リンク用URL

「すきやばし次郎」小野二郎さん前

2005年01月22日(土) 9:02:21

「鮨 水谷」の味を舌が鮮明に覚えているうちに、と、水谷さんが長年修業した「すきやばし次郎」に、ない財布はたいて久しぶりに行ってきた。今回も小野二郎さんの前に座れてラッキー。前回の印象は普通だったのだが、まぁこのごろスシ・リテラシーも上がっているし、と、かなり真剣に握りに向き合ってみた。結果。んー…。この店を世界一とおっしゃる方々がいっぱいいらっしゃるのは知りつつも、やっぱそれほどでもないかも。もちろんトップクラスのクオリティだけど、これならボクは「松波」や「鮨 水谷」もしくは「與兵衛」の方を勧める。タネは酢飯と渾然一体にならず口に残るし、なにより「うわっうめ〜!」と唸る瞬間がない。一見普通に見える中に隠された凄さとかも理解するし、職人の技も尊敬するけど、もう一度自腹で再訪するかと言われると躊躇する。病後の小野さんは白いタートルを着て(手術をされたと聞く)、おまかせで次々と21貫、かなりのスピードで握ってくれたが、なんか孤独な作業に没頭しているような握り方で、客としても楽しくない。「しまあじですか?」と同行者が聞いたら「はい、しまあじです」と小野さん。で、横にいた職人に「カンパチです」と訂正される一幕も。流れ作業的に握りすぎかも。まぁ評判を聞いて物見高い一見客ばかりが集まってしまう辛さとかもあるのだろうけど。

その後、東京芸大のあるクラスでアタラシイ映像表現の流れについて少ししゃべった。もっととんがった生徒が多いかと思ったが、意外と大人しい生徒ばかりで残念。受身すぎ。芸大ってそういうところなのかなぁ。

リンク用URL

「鮨 水谷」開店一番乗り

2005年01月13日(木) 7:29:52

昨日の昼は11:30に角樽持って「鮨 水谷」へ。
「次郎よこはま店」の水谷さん、銀座進出(帰還?)の開店日。その一番客の光栄に浴するためである。

出来たてぴかぴかの店内。木の香り漂う、まだ誰も座ったことのない白木のカウンターに着席。
着いた時間も早く、一番客の一番酒の一番握りを味わう幸福に。そう、この店で彼が始めて握った一貫をいただきました。常連でもないのにと恐縮しつつ、渾身の握りをおまかせでたっっっぷりと。久しぶりの銀座ということでかなりの気合い。ニコニコ握っているのに気迫がすごい。

どれもうますぎたけど、特にマグロ一連は(トロがそんなに好きではないボクだけど)いままでの鮨歴の中で一番うまかった。
マグロ以外もすべてに一(ぴん)。お祝い気分とかそういうのではなくて、ただただ絶品。ねっとりとろける酢飯(松波とかに比べると対極にあるのに、バランスは両方とも完璧なのだ)があっという間に足りなくなり、途中で炊き足し。炊きあがった端からまたバクバクと。水谷さんもうれしそうで、いろいろ話ながら上機嫌で握ってくれる。

夜は30人ほど予約(?)が入っているとか(カウンター11席のみなのに)。昼にゆっくり来て良かった。ある意味、この店の銀座開店日一番に味わったのは鮨的には歴史的なことかもなので。

それにしてもすごかったな。鮨観をゆさぶられる一時だった。

リンク用URL

鮨「新太郎」〜「兼定」

2005年01月08日(土) 8:34:23

新年鮨欲が爆発して、昼は銀座「新太郎」、夜は六本木「兼定」。
思うところあってここ数年は借金してでも高級店に行き倒そうと画策しているが、昨日はさすがにお金を使いすぎた。三連休はゼロ円消費でバランス取らねば。

「兼定」は多くの人が絶賛している店。世界一うまい鮨と言い切る方もいる。期待でチカラが入ってしまう肩をいなしつつ入店。温かくも優しい雰囲気が漂うお店。ご主人もいい感じ。だが…。すまん。ボクはこの店のおいしさがまるでわからなかった。ひと言で言うと「地方港町で流行っている素材に自信のお鮨屋さん」。魚はとてもいいのだろうけど、料理も握りも支払う値段に比しておいしいとはどうしても思えなかった(激高いのだ)。特に握り…。家族的で気分のいいお店だし、くつろげるし、周りの席からは「うま〜」という声がもれ聞こえてくるのだが……。同行者の伊藤さんも同意見。ふたりして呆然としながら店を出る。ボクたちの感覚がおかしいのかな、と自信をなくす感じ。みんなちゃんと自腹で食べている?

その後、夜遅く、ある雑誌の取材を受ける。鮨について。「兼定」ショックが続いていて少しネガな話をしすぎたかもと反省。ふたりでエレバージュでワイン飲んで深夜1時頃帰る。あ、「新太郎」は至極真っ当なお鮨屋さんでした。ご主人がサラリーマン部長さんみたいな風情でそこがまたいい。横で働く息子さんが最初の5年サラリーマンしてたというのもいい(なんか信用できる)。柔らかめのシャリ、小振りの美しい握り、口の中でのほぐれ具合もいい感じ。ただドレッシングたっぷりのサラダ小皿から始まるのはハテナ。口がオイリーになっちゃうよ。

リンク用URL

久々の「ビストロ・ド・ラ・シテ」

2004年12月22日(水) 17:09:24

昨晩は久々の「ビストロ・ド・ラ・シテ」。
その後、夜11時だというのにメンバーが次々3人も増えて「マダレナ」で緑ワイン飲みながら1時まで騒ぐ。最終的にはめちゃめちゃユニークなメンバーがひとテーブルに。IT系有名社長、ベンチャー(?)社長、店オーナー、出版社編集、広告系ふたり。ヘンテコに人脈が広がって行く感じが心地よかったな。

さてと(と、わざと声に出して自分を励ましてみる)。
これで年内の夜外食は(たぶん)打ち止め。テンション上げて文庫用原稿を一気にまとめる背水の陣。どうせ籠もるなら筋肉もつけちゃおう、あと数キロ痩せちゃおう、という目論見もある。がんばるけんね!

リンク用URL

カレー逆上

2004年12月20日(月) 9:14:24

ボクは「鍋にたっぷりカレーがある。しかも自由に食べられる」とわかった時点で逆上して我を忘れるようです。鍋の中身を少しでも多く胃の中に移すことしか考えられなくなる。なんか制服欲もとい征服欲まで分泌され、食べなきゃ!という強い義務感まで表面化するようです。

これからは一食分ずつラップして冷凍してもらうことにします。そうすれば逆上しない。冷静に計画的に食べられる。ちなみに自分でラップするのはラップ作業中に逆上する危険があるので禁止。

リンク用URL

カレーで溺死

2004年12月19日(日) 10:05:45

近親のお見舞いに優子・響子が泊まりがけで行っていて、土日ひとり。よし!一人きりだしいろいろはかどるぞー、とやる気に満ちていたのだが、食欲の壁を越えられず初手からつまずく。

たっぷり作り置いてくれたカレーを数回おかわりする愚。
その後眠くなって寝てしまう愚。
また起きてカレーを数杯食ってしまう愚。
カレーで溺死。食べ過ぎでだんだんだるくなってきて、まぁ腹ごなしにとドラクエを始めたらこれまた犬といばりんぼ兄さんを倒すまでやめられなくなる大愚。

あっという間に朝日がパーーッ(あぁキレイ)。3時間だけ寝て「よし今日こそ書くぞ」と匍匐前進しながらリビングに来たらカレーの香りがプーン。まだナベにカレーが数杯分残っている。白飯はたっぷりある。さてどうする。どうするのだ!

リンク用URL

今シーズン初「小やなぎ」

2004年12月15日(水) 20:52:07

昨晩は今シーズン初「小やなぎ」。

いつも通り「八百千代」に寄り道しておばあちゃんのぬか漬け買ってから入店。相変わらずうまいフグ。板長シェフ斬りの友里氏が「安いけど評判倒れ」と書いているが(確か本ではボク名指しで疑義を呈されていた気がする)、ボクは好き。この値段でこれだけわかりやすくうまければシアワセだ(そうは言っても15000円かかるけど)。この「わかりやすさ」というのが意外とボクの中では大事な要素。忙しい昼間を過ごしていると夜はわかりやすくシアワセでありたい。わかんないヒト(マニアな方とか)も多いかもしれないけど。

年末年始と出版に向けていっぱい作業が待っているので、年末の外食予定も残すところあと1,2回に絞った。そろそろ原稿書きのためのテンション上げ。ぶしゅ〜〜。あ、ドラクエ8は神鳥レティスを探しているあたりっす。

リンク用URL

「鮨 松波」

2004年12月14日(火) 14:52:58

昨晩は浅草の「鮨 松波」。
前から行きたかった店だが……ここまでうまいとは! いや久しぶりに唸った(先週も次郎よこはま店で唸ったばかりなくせに)。
煮きっていない煮きり、煮つめてない煮つめ。これらがまたベラボウに鮨に合う。はぁ〜煮きりと煮つめでここまで違うとは初体験。つか、何から何まで絶品の嵐。ネタとシャリが同時にとろけるのに、とろけ方がナチュラルで後味もすっきり。塩加減も酢加減も文句なし。
敢えて言うならインテリアとお酒がちょっと弱いが、握りの質はトップクラスだ。そういえばこの時期で三枚漬けのシンコのようなコハダが出たり、生でない鳥貝が出たりも意外なよろこび。親父さんの笑っちゃうほどの江戸弁も楽しい。あぁまた通わないといけない店が増えた。お金が持たないや。

リンク用URL

「次郎よこはま店」に滑り込み

2004年12月11日(土) 8:07:36

1月に銀座に移転してしまう前に「次郎よこはま店」に滑り込みで行ってきた。
カウンターは5席。先客2人にわれわれ男3人組でいっぱい。後から来たフリの客はみな断り、店主の水谷八郎さんは5人分をゆっくり多弁に握る。

「数寄屋橋 次郎」よりうまいと言われるその鮨を全身全霊で味わわせてもらったが、いやマジで数寄屋橋よりうまいと思った。ねっとりとした酢飯と絶妙にバランスがとれたネタ。酢飯は固い方が好きだが、ここまでネタと一体に溶け込むと文句なし。塩加減も酢加減も完璧。絶品の連続。参ったな。

水谷さんはフランス旅行から帰ったばかり。先客(常連)とその話をしているうちにテンションが上がりまくり、ボクらともカジュアルに話まくり(こんなにざっくばらんで楽しい人だったんだ…もっと物静かな人かと思った)、酒量も進み、「今日は気持ちいいなぁ」と叫んで、途中からヤバイ程の本音大会。水谷さんの本はいろいろ出ているが、ここまでの本音は書かれていない。うわー!の連続。なんか新店開店が間近になって気持ちが開放されている感じ。うー、この貴重な情報は誰かに話さずにはいられないがとてもヒトに話せる内容ではない。取り扱い注意ネタ。

どんどん盛り上がって、新しい銀座店の話になり、謙虚に「予約していいですか」と聞いたら「どうぞどうぞ」と開店日の昼(ランチはない。夜と同じ値段)の予約があっさり取れてしまった。つまり新店「鮨 水谷」の一番客。うわ〜光栄かも。いいのかな…長い常連さんとかに申し訳ない。でもちょっとうれしい。

リンク用URL

「BINGO」〜「霞町一」

2004年12月09日(木) 13:30:34

西麻布の「BINGO」で3人でメシ。
話題は食まわりを広範に。とにかくいっぱい食べている人と話すのは同類ちっくでもあり楽しい。食ジャーナリズムについての深い話も少々。もう少し踏み込んで話をしたかったが疲れもあってわりと酔ってしまった。残念。

この店は山田宏巳シェフの弟子が開いたイタリアンらしいのだが、途中で山田氏本人も客で登場。隣のテーブルでは秋元康が食べていたりとなかなかにINっぽい。メリハリの効いた料理ではあった。
大崎さんと別れて伊藤さんと西麻布の「一(ぴん)」へ。散々ワイン飲んだあとに日本酒というのもなかなかよい(ホントか)。メザシなどを喰いながらおちょこ数本あけて帰宅。なかなか良さそうな店なので今度再訪してみたい。

「本物」って何だろう。ボクは本物だろうか。本物でなければ何の偽物なのだろうか。タクシーでの帰り道、そんなことを唐突に。 ボクは本当は何をやりたいのだろうか。

リンク用URL

紬山荘

2004年11月28日(日) 22:48:07


金曜日、久々の大阪ノリに浮かれて散々酔っぱらってホテルに帰ったら、なんだかiBookの調子が悪く立ち上がらず。まいったな。でも勉強会でしゃべってる途中に故障しなくて良かった。あした修理に持ち込んでみよう。

ホテルはネットで安チケットを手に入れたウェスティン。さすがに気持ちよく、翌昼までゆっくり寝てホテルを出たら、近くに「麺友」という新しいさぬきうどん屋が出来ており、なんとなく匂ってふらりと入った。で、ここの生醤油がとても良かったのだ。香川で言ったら中村系ぐにぐにぼび〜んな麺であり、固いばかりのありがちなさぬきうどんと一線を画す。
大盛を食べて満足して堂島あたりまで歩く。そしたら今度は「まん馬」という「日本初のすんどぅーふ定食専門店」を発見。スンドゥーフは絶対日本でも受けると思っていたがさすがに大阪、早いわ(つか、もう開店一年以上経っているようだ)。24時間営業なのも韓国っぽい。ということで昼からハシゴ。なかなかでした。

腹一杯になって新幹線に乗り込む。東京を経由して山梨の小淵沢まで5時間弱の移動。土曜日曜と友人の山荘に招かれたので、新宿で優子と待ち合わせ、特急あずさで行ってきたのだ。
ここに来るのは二回目。古民家移築の素晴らしい環境の元、おかかえ料理人(そこそこ有名な方)がつきっきりで面倒をみてくれる異次元空間。昔は家庭画報とかでも特集されていた宿だったらしいが、いまは友人が所有している(驚)。そこであーた、料理人自らが撃った絶品のキジとかを食べながら、ペトリュスの1972年を飲んじゃいました。ペトリュスなんて死ぬまで飲むことなどありえないと思っていたよ。抜栓後30分ほどしてからの香りの広がりはさすがなもの。強さを芯に秘めながら表面はひたすら、ひたすら優しい。まいったな。

この山荘は朝ご飯がまた素晴らしい。日本一かもしれない。朝風呂入って、朝昼兼用でゆっくり食べ、庭を散策したりして2時頃出発。夕刻東京の家に久しぶりに帰り着いたら、ドラクエ8が届いていた。おお、そうか昨日発売だったのだったった。やばいやばい。やること山積なのに…。でもさっそくやってるけど。

リンク用URL

韓国料理について思考中

2004年11月21日(日) 9:43:33


韓国料理について思考中。

○24時間営業年中無休の店が多い。それもおいしいと言われる有名店で。これは基本的に「腕のいい個人料理人が仕切らなくてもそこそこうまいのが韓国料理」ということなのだろう。代理ができる料理なのだ。アルバイトのおばちゃんが作ってもそこそこうまくなる、ということだ。
○混ぜ物や鍋が多い。沖縄のちゃんぷるー文化とよく似ている。とてもうまいのだが、アバウトかつ洗練のされようがない。調理も簡単即席。コチュジャン系タレやキムチがしっかり出来ていればある程度の味になる。
○どの店もオーダーしたらすぐ出てくる。超早い。これはコチュジャン系タレに混ぜるだけ、という料理法による。もしくは牛骨スープに入れて客席で煮込むだけ。つまり新鮮な素材さえ用意すれば店側がやることは少ないのだ。もちろん素材やタレや牛骨の味は研究が必要だが。
○辛い料理はある程度ごまかしはきく。激辛いと舌が麻痺することも多いせいか、まずい料理が作りにくい。どう作ってもそこそこおいしくはなる。もちろん焦点がぴしっと来たおいしい料理はあるが、どの店もそんなにまずくなく出来る部分がある。

韓国料理のうまいまずいは判定が難しい部分がある。深みのある辛味を出せている店は総じてうまい。これはコチュジャンをベースとした「タデギ」「チョコチュジャン」「ヤンニョムコチュジャン」などのタレの出来による。つまりそこさえしっかり出来ていれば、24時間年中無休営業でも、はやいうまいやすいが可能なのではあるまいか。などと朝から無駄に唾液を出しながら考えるワタクシ。

リンク用URL

キムチは相当わかった

2004年11月19日(金) 20:57:55


ソウルは江南の現代百貨店の地下の食品売り場はロッテデパートのそれよりもものがいい感じ。メールと地元民の両方に勧められ、そこでキムチのお土産を買った。試食して、塩辛が強く効いているヤツを買った。ボクのいまのところのキムチ理想型に近い味。うまひ。パック製品ではなく、おばさんがその場で漬けていたのを買ったので、これから発酵が進むのをリアルタイムで楽しめる。帰ってすぐ両親や家族に食べさせたが「日本で売っているものと全然違う」と皆非常に喜んだ。1日経って、さっきも食べたがちょっとだけ酸味が深くなりこれまた美味。1週間くらいちびちび食べ続けよう。味の変化が楽しみだ。
他にケジャンとコチジャンなんかも買い込んだ。味噌も買えば良かったなぁ。あ、あと唐辛子。キムチを自分で漬けてみたいのだが、日本の唐辛子ではなぁ。通販で探してみよう。

体重計に久しぶりに乗ったが、出発前より1キロ増えていただけだった。あー良かった。まぁ食べまくったとはいえ野菜が多いしカプサイシンも豊富。欧米を旅行するのとはわけが違うよな。BMが少し落ち気味なのでもとに戻そうっと。

リンク用URL

韓国料理への素朴な疑問

2004年11月18日(木) 19:42:47


無事帰国。今回は韓国料理のナゾというか、「本物のキムチはどういう味なのか」を始め、「ビビンパは本当はどうやって食べるのが正解なのか」「チゲやタンやクッはご飯にかけて食べるのが正解なのか」「本場の焼肉はどうなっているのか」「うまいマッコルリはどんなコクなのか」「韓国式うどんのツルコシはまともなのか」「辛いとなんでも同じ味になるのではないのか」などなどなどの素朴な疑問の答えを探す旅でもあった(いや、出張ですが)。奥が深いのでまだまだ答えを掴んだとは言えないが、食事の段取りとか食べ方とか楽しみ方とかはだいぶわかったぞ。出張だと地元民といっしょなのでいろんな疑問をどんどんぶつけてぜーんぶ教えてもらえるのがイイ。この業界、メシにくわしい人も多いしね。観光旅行ではこうはいかない。そのへんラッキー♪

玄関に入ってすぐ「おとうさん……くさい」と響子に言われた。犬の鼻にはもっと刺激的に攻め入っているはずだが、犬はそんな冷たいこと言わず喜んで絡みまくってくれるのに。うー、もうカラダがキムチになっている模様。明日は会社だが、匂いって何日で消えるのだろうか。不安だ。

リンク用URL

「オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ」

2004年11月13日(土) 7:49:14


昨晩は中村さんへんさん安ワイン道場師範がぶ飲み主や磯子さんらと日本橋の「オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ」でフレンチ。一年に一回くらい会うメンツだけど、マニア度がいい意味で極端に深いので、普通の世界から久しぶりに潜りにいくと最初は酸欠になる感じ。だんだん慣れてきて、あぁこういう世界だったなぁそうだそうだ、と泳ぎ出す頃にはもうデザートになっている。そこらへんで緊急の仕事が電話で入り、途中で抜けてしまったが、なんだかこのごろ酒への情熱が減っているボクとしてはちょっと複雑な感じ。酔っているときより素面のときの方がいまは好きだからなぁ。いままでの酒量が多すぎたのもあるかもしれないが、あの頃の酒イノチなメンタリティはいまはない。

ということで、いまから極寒ソウルへ行ってきます。昨日のメンツのある人からは「佐藤さんは絶対好きだし、はまると思うよ」と言われ、ある人からは「加害者意識は簡単には抜けませんよ」と釘をさされた。うん、素直に胸襟開いていろいろ感じてこようと思います。

リンク用URL

握りがダメでがっかり

2004年11月10日(水) 11:17:46


昨日は伊藤さんと銀座で鮨。ある本で高評価だった無名の店だが、つまみはいいものの握りが全然ダメでがっかり。まぁネタは良いのでねっとりうまいことはうまいのだが…。こういう店がいま一般に受けてるのかもしれない。つか、今年度版の「東京いい店うまい店」とか「東京最高のレストラン」とかいくつか読んだが、ボクがいま最高と思っている西大島の「與兵衛」なんかどこにも載っていない。まるで無視。おかげで空いていていいのだが、それにしてもボクがイマイチと思ってる鮨屋がいくつも意外な高評価で載っていたりして、自分の好きな方向性と世間の高評価の方向性に大きなズレを感じるなぁ。口の中で柔らかく甘くとろけるのがいいんだったらケーキでも食っとけ。と、捨て台詞。

リンク用URL

ホーホケキョ

2004年11月09日(火) 16:28:44


ソウル情報、続々サンキューです。まだまだお待ちしています。えーと、泊まるのは明洞に2泊。江南に3泊です。そうですね、肉よりキムチを食べ尽くしてきたいなと思ってます。「究極のキムチ」という韓国の美味しんぼ系マンガも読みました。キムチキムチキムチ。頭の中がキムチでいっぱいです。いつも食卓で食べているキムチがどのくらい偽物なのか知りたくてたまりません。本物をしっかり舌に覚えさせてきやしょう。

ということで昨日のランチは韓国料理。銀座バーニーズの上に入った「南漢亭」。キムチキムチ。夜はがらっと変えて、今シーズン初のふぐ。4〜8月は休業というお座敷系ふぐ屋さん。ちょっと分不相応な違和感を楽しみましたよ。てっさと、中おちのウィスキー漬けの美味に驚く。ふぐとウィスキーなぁ…。その後青山まで流れて梅のリキュールでホーホケキョ(というダイキュリ系カクテルなのだ)。生クワハラモイチを見てちょっと感動。

リンク用URL

ソウルではここで食え

2004年11月05日(金) 18:06:04


再来週ソウル出張になった。実は韓国は初めて。自分の中にある種の加害者意識があり、脳天気に遊びに行く気にならなかったのだ。今回の出張はなにかの縁だと思うので、これからはちゃんと前向いてつきあってみようと思う。
ということで、ソウルに詳しい皆さん! おいしい店を教えてくださいませんか?
「ソウル行くならこの店ははずすな!」「プルコギならここで食え!」「ソーロンタンはここでしょうよ」「キムチ食う(orお土産に買う)なら絶対ココ!」「ここで○○チゲ食わんとダメでしょう」「朝はここでコレを食え!」などなどなど、仕事で行くので全部は行けないけど、ぜひとも珠玉の情報をお教えください。観光客が行く店だけで帰ってきたくないんです。ね、おいしい情報はGive & Takeということで、ぜひ!

リンク用URL

クネドリキと白いご飯

2004年10月26日(火) 1:02:04


クネドリキを本当においしいと思いましたか? というメール。メールをくださったご本人のみならず、友達に聞いてもおいしいと言ったヒトがいないとか。
ボクはクネドリキをおいしいと思うよ。もちろんそれ単体で食べて「うまひゃひゃ!」とはならない。単なる無味な茹でパンだし。でも、うどんと一緒で、無味ながらも食感と香りがあり、なかなかどうしてバカにしたもんでもないと思う。そのうえ、もともとクネドリキはソースを染みこませて食べる用途の方が多いらしいし、そのお皿を食べ終わったときにお皿がクネドリキでキレイに拭き取られているのが理想らしい。つまり、ソースを染みこます媒体なのだ。つゆだくのご飯がおいしいように、丼のタレが染みるにはご飯が合うように、チェコ料理のソースにはクネドリキが合う。ボクはうまいと思う。
アメリカ人に「パンにはいろんな味があるし、載せたり焼いたり蒸したりして楽しめるけど、ライスは同じ味だしバリエがほとんどない。日本人はみんな白いライスを毎日食べているというけど飽きないのか? 飽きるだろ? 日本人の舌が敏感ってホント?」と聞かれたことがある。確かにライスはパンほどバリエは多くない。外国人にとっては無味だろう。でも、うまいよね? あの味には飽きないうまさがあるよね? そういう微妙さかなぁと思う。おやすみなさい。

リンク用URL

チェコ料理大会!

2004年10月25日(月) 7:20:27


昨晩はチェコ料理でシアワセだった。
食べたのは、ブランボラーク(ハッシュドポテト風じゃがいも焼き)、ヴェプシュ・クネドロ・ゼリ(豚の蒸し焼き・茹でパン・キャベツの盛りあわせ)、コプロヴァ・ポリーフカ(ディルのスープ)、コラーチ(焼き菓子)、オボツニー・クネードリキ(フルーツ入り茹で団子)。
出だしのじゃがいも焼きからして抜群であったが(何枚でもいける!)、なんといっても上で「茹でパン」と書いたクネドリキ(英語ではダンプリング)が貴重。もうチェコでも手作りはほとんどしないとのこと。じっくり手作りしてくれたもんね。豚の蒸し焼きやキャベツの付け合わせも最高。家での定番レシピになりそうだ。焼き菓子もうまかったし、フルーツ・ダンプリングも実に良い。貴重な夜だったなぁ。
料理人のshinoさんは以前「ほぼ日」でチェコ料理中継をやったとのことで、ここに昨晩のすべてのレシピが載ってます。見てみてください。こんな料理人を独占したのね。贅沢贅沢。

リンク用URL

アメリカ赴任前に「與兵衛」へ

2004年10月20日(水) 10:14:53


中学高校の同期に「アメリカに赴任する前に本当にうまい江戸前が食べたい」とリクエストされたので、西大島の「與兵衛」に連れて行く。本当にうまい江戸前と言われたら今はココ。生ものが一切出ない、すべてに仕事が施してある鮨。味は計算しつくされており「鮨は結果がすべて」と言い切る。天然物より養殖物の方が握ったときにバランスがいいと判断すれば堂々と養殖物を使う。天然物や旬のものが握りに適しているとは限らないと笑いながら言う。つか、気難しさが少しもなく、とにかく明るくカジュアルなオヤジさんであることも好ましい。
同期から「堪能した。間違いなく生まれて初めての経験だった」と言われ、ホッ。新鮮さが売りの鮨はアメリカでも食べられる。でもここまで仕事してある鮨はアメリカには皆無。というか日本全国でも数少ない。

そういえば、握る前に出た「にんにくと炊いたシマアジのアラ」がとても良かったなぁ。にんにくかぁ。今度家でもやってみよう。

リンク用URL

ヤギを食べる会

2004年10月17日(日) 8:26:41


昨晩は西麻布の「ヴィラ・マダレナ」で「ヤギを食べる会」に参加。というか「沖縄やぎ地獄」をいう本を書いたこともあって、コーディネーターも引き受けた。石垣島の請福酒造の漢那さんに連絡して地ヤギを手配していただき、新鮮で上等なヤギを一頭入手(この会のために屠られた。南無)。30名の参加者とともにヤギ体験だ。ヤギ初心者がほとんどだったので、最初に短くスピーチしてヤギの「臭さ」「効能」などについてオーバーめに脅しておいたのだが、どうもヤギが上等すぎ(処女雌)、脅し不発。ボクも優子もびっくりするくらい独特の香りが薄く、なんだかマイルド。さすがに内臓を血で和えた汁物は口の中に家畜舎臭が充満したが、「普通はヤギ肉にもこの香りが強くてね、そりゃーもう食べるのが地獄なくらい…」と強調しても、すでにまわりはそんなの信じない。「えー、だって普通においしいですよー」「そう、あんまり臭いとは思わない〜」……えーん。まるでボクがウソついたみたいやん。なんでこんなに今日のヤギは匂わないんだ〜! 店全体がヤギ臭に覆われる感じを想像してニマニマしていたのに〜ぃ! 服にも匂いが移ると思ってユニクロ着てきたのに〜ぃ!
結局ヤギ料理を9品ほどいただいたが、ヤギを見事に西洋料理に昇華したシェフの腕はさすが。彼の丁寧な調理がヤギ臭を薄くしたのだろう。参加者は次はぜひ沖縄奥地でヤギ料理を体験してほしい。カラダ中が野性の香りに包まれ、翌日のおしっこまでヤギ臭くなること必至。いやマジで。信じて!

リンク用URL

毎年この時期のジャック・ローズ

2004年10月16日(土) 13:26:43


出版社の方と蕎麦〜バーとハシゴ。
バーテンダーに「そろそろジャック・ローズ?」と聞いたら「ちょうど今日からです!」とうれしい答え。このバーでは毎年この時期にグレナデン・シロップを手作りしてジャック・ローズを作ってくれる。「さとなおさんが今年の一杯目ですよ」とこれまた気持ちよくくすぐられ美味しく飲む。いつもながらうまいなぁ。来年の10月中旬も忘れずに来よう。
偶然隣り合わせた方が中高の先輩だったことが判明。なんかこの中高出身者って匂いが同じなんだよね。その後、出版者の方の初恋の人の家を探して夜道を歩いたり(見つけた!)、なんだかおかしい夜だった。

リンク用URL

六本木のあるお鮨屋さん

2004年10月06日(水) 9:50:56


高いよな。高いんだろうな。高いって噂だもんな。でもそうでもないかもしれないしな。などと思いながら大雨の中食べに行ったお鮨屋さん。刺身や料理はうまかったけど握りになったら大失速しちゃったよ。で、ドキドキのお会計……ひとり4万円也(!!!)。あまりのショックに二日酔い。今月いきなり緊縮財政。

リンク用URL

「浦霞」とシェーブルは大当たり

2004年09月21日(火) 7:10:58


このごろ日本酒とチーズを合わせるのが流行っている我が家だが、昨日は「浦霞」とシェーブルを合わせたところ大当たり。抜群。「浦霞」は常備酒になるかも。

昼3時に始まったパーティ(関西時代に娘の幼稚園で同級だった家族のうちの東京転勤組の集まり)は飲み続け食べ続けて夜10時すぎまで。さすがに今朝はしんどい。眠し。

リンク用URL

「ダ・ディーノ」

2004年09月10日(金) 9:39:26


古い女友達が取締役になったので、そのお祝いに恵比寿の「ダ・ディーノ」へ。駅前にあるのに超隠れ家なこのリストランテは、前に行ってとても気に入った店。さっそく裏を返しに。
女3人と男1人でワイン4本あけて陽気に大盛り上がり。イタリアーノな感じ。閉店間際まで居座ってしまった。本来は夫婦ふたりでやっている店のようだが、ボクが行ったときは二度とも背の高いサービスがヘルプに来ていて、彼がとても感じがいい。前回飲んだワインも覚えていてくれ、ワインのセレクトも完璧。彼がずっといるといいなぁ。

リンク用URL

「與兵衛」にて新子と新いか

2004年09月07日(火) 6:59:47


西大島「與兵衛」にて新子と新いか、すずきにいわしに北寄貝…。うますぎ。すっかり人生の句読点的に利用する店になってきた。次は鯖のうまい時期に。
つか、仕事量がなかなかすごいことになってきていて、本当は鮨どころではない。処理能力全開でも追いつかない感じ。もっとヒトに振ることを覚えて、夜くらいうまいもの食べないとな。
噴火に台風に地震。天災満載。わりと住みにくい島。昔ほど「美しい自然」もなくなってきたし、というか、どっちかというと醜悪な風景多いし、夏暑すぎるし、人多すぎるし、歳とってから海外移住するヒトの気持ちもわかるようになってきた。いろんな意味でなかなかいい国ではあるのだが、客観的に環境はかなり悪い。

リンク用URL

井上さんの炭火焼き

2004年09月04日(土) 11:42:02


昨晩は井上雄彦画伯とテラスパーティ。彼自ら、その黄金の右手で肉や野菜を焼いてくれ、それをどんどこ食べる。圧巻は生ポルチーニ。巨でかいそれを丸ごと焼くのだが、これが取り合いになるくらいな味。乾燥ポルチーニの方が香りは強いが、味はこっちの方がずっと上。特に傘のところがトロのように口中でとろけ、香りが鼻から脳天に駆け抜ける。美味すぎ。その後ワインを飲みながら、深夜2時頃まで井上さんとずっと話していた。ファンが聞いたら殴られそうなほど贅沢。すまんのう。
今日はいまから仕事でこれまた深夜まで。うぅ。休みたい…。

リンク用URL

ヤギ料理試作会

2004年08月27日(金) 9:40:42


「沖縄やぎ地獄」なんて本を書いていることもあり、ヤギ料理試作会にゲストで呼ばれた。店の人もヤギを食べたことがなく、まぁセンセイ役というわけ。沖縄でヤギ刺しとかヤギ汁とか地獄のチーイリチーとかは食べたが、西洋風に調理したのを食べるのは初めてかも。
乳飲み子ヤギだったのであの独特の香りも薄く、初心者も充分楽しめる味に仕上がっていた。乳飲みは子牛も子羊も独特にうまいが、ヤギも実にいい感じ。ヤギの唐揚げ、ヤギのマスタードソース、ヤギのロースト、ヤギの赤ワイン煮込み……鶏よりもちもちした不思議な食感で、香草との相性も良く、特にローストは絶品。口の中に草原が広がる。でも赤ワイン煮込みはイマイチ。用意したワインは白も赤もまるで合わない。あの独特の香りがイヤな方に発展してしまう。ハードリカーかマディラが合うようだ。
ヤギばかり食べたせいで、体中ぽっかぽか。いや〜マジで即効性があるなぁヤギは。つか朝まで無駄に勃ったままでした。うははは。ヤギ、恐るべし。

ちなみにボクが書いたヤギの話はこちらに。

リンク用URL

「ビッグ・マム」

2004年08月12日(木) 8:17:18


昨日は岩田さんの雑誌「料理王国」インタビュー出演につきあった。ボランティア・マネージャー業での成果のひとつ。とにかく彼を露出することがボクの使命っす。
その後、編集者さんたちと岩田さんと、天才ナンシー関が生前超行きつけだったある店へ。ここの肉はうまいなぁ。また来よう。

今朝はその肉のカロリーを消費すべく早朝速歩犬散歩を40分して、これを見てひとしきり泣いて(ボクもちゃんと伝えていないな…)、いまから朝ご飯。そして急いで会社。

日航123便の御巣鷹山墜落事故から今日で19年。知っている人が3人あのヒコーキに乗っていた。あれから19年か。あの事故のときに生まれた子供がもう大学生ということか。そして、あのとき新入社員だったボクも来年で入社20周年を迎えようとしている。

リンク用URL

「ヴィラ・マダレーナ」

2004年08月08日(日) 15:38:36


昨晩は西麻布の「ヴィラ・マダレーナ」にて「イベリコ豚を固まりで焼いて食べる会」に優子と参加。イベリコ豚でも最高ランクのベジョータをソテーしたりアイスバインのポトフ仕立てにしたりローストにしたりして腹いっぱい楽しんだ。以前沖縄原産アグーとTOKYO-Xと鹿児島黒豚とイノシシ肉を食べ比べたことがあったが、うむ、さすがにイベリコ豚もうまい。香りのバランスはトップクラスか。
飲み物もポルトガル・ワインありポートありマディラありで充実。特にマディラは1901年のものからマルヴァジア、ブアル、ヴェルデーリョ、セルシアル(それぞれ昨晩覚えた)の飲み比べまであり素晴らしかった。1901年のマディラは100年以上前の物とは思えないほど若々しくてピチピチ。たった43年しか生きていない自分を励ましてくれるような逸品。
ということで、佐藤尚之さん、とても楽しい夜をどうもありがとう。←佐藤尚之さん主催で20人ほどの会。佐藤尚之もボクを含め3人集まったのだったが、佐藤尚之会ではない。ややこしや。

リンク用URL

おにぎり革命

2004年07月30日(金) 8:55:42


深夜残業で不覚にも夜メシを食いっぱぐれ、ダイエット中だしいっそのこと夜メシ抜くか、とかブツブツ言いながら帰途についたが、ふとセブン−イレブン前で「そういえばコンビニのおにぎりが味的にかなり改善されているとどこかで読んだな」と思いだし、入って「おにぎり革命 こだわり紅鮭いくら」を買った。一個200円。一番高い部類である。パッケージからして高級感がある。で、家に持って帰りいそいそ食べたのだが………こりはなかなか旨いかも。うーむ、なんかコンビニおにぎりって添加物のせいか後味がイヤな上に口が臭くなる印象があるのだが、これにはそれがほとんどなく(少しはあるが)、味的にも上手なバランス(厳しく言うと塩強し)。さすが商品開発の最前線である。軽視していてゴメンナサイ。

ということで、今朝も犬と早朝散歩中にセブン−イレブンに寄って他のおにぎりを購入。朝ご飯用である(優子・響子が旅行中)。これじゃ商品開発に金かけられないお店や商店街が苦戦するはずである。普段はそういうところで買うようにしているボクだけど、おにぎりに関してはコンビニ派になってしまったかも。

リンク用URL

「あまの」

2004年07月22日(木) 17:13:23


大阪の「あまの」の味噌煮込みうどんが無性に食べたい。食べたいったら食べたい!

リンク用URL

「きよ香」

2004年07月22日(木) 9:30:20


高円寺の「きよ香」で沖縄料理。文春の記者や編集者に岩田さんを紹介しつつ古酒を飲み、なんだかひとり酔っぱらった。1961年開店という沖縄料理の大老舗「きよ香」は前から行ってみたかった店。どれもこれも味はなかなかのもの。やぎ汁や沖縄そばがちゃんとうまかったのはさすが。これでラフテーがもっと良ければ最高。

それにしても仕事が多い。暑いから思わず易きに流されそうになる。気を引き締めないと大ポカしそうだ。

リンク用URL

「お取り寄せグランプリ」に協力

2004年07月19日(月) 9:26:34


ブルータス8/15発売号で「お取り寄せグランプリ」をするのだが、その中の「うどんの部」のグランプリを急遽送る5商品の中から選んで欲しい、というメールが火曜の深夜に急に来て、この土日は一家総出で朝昼晩とうどんを食べていた。五島うどん、伊勢うどん、京うどん、稲庭うどん、さぬきうどん。金曜から続々とうどんが到着し、時間がないので次々食べ、寸評書き、グランプリを決め、今日月曜の午前中〆切じゃ〜という慌ただしさ。うにょ〜。おかげですっかりうどん腹。さぬきで1日11軒の記録を持つ我が家だが、旅で製麺所を回るのならいざ知らず、変わりばえしない家の中で朝昼晩うどん×2日間だと、さすがにきつい。でも優子は喜んで「献立を迷わなくて良かったわ。家族がずっといる連休って献立決めが大変なのよ」だってさ。娘の響子は「この微妙な食感の違いをそれぞれ表現しわけなさい。ほら、もっと考えながら食べるんだ!」という父のうどんスパルタ教育にほとんど泣く寸前。すまん。キミから出てきた表現を使おうなどと姑息なことを考えとった父を許せ。

リンク用URL

「與兵衛」で長時間

2004年07月14日(水) 0:54:41


かぜ耕士さん、お誕生日おめでとうございます。って、1時間ほど過ぎてしまったけど。

今日は伊藤さんと西大島の「與兵衛」へ。19時に入って22時30分まで親方と3人でしゃべるしゃべる。後半は店貸し切りで寿司業界のコアな話が聞けて実に面白かった。しかし相変わらずうまい。生ものをまるで置いてない寿司屋ももう少ないのだろうなぁ。次はシンコと新イカの時季に再訪しよう。ここはお盆過ぎるころまでシンコは使わない。

「駅」とか「冬の華」とか「夜叉」とかが無性に観たい。なんでだろう。あ〜、特に「駅」が観たい。

リンク用URL

深夜に「ラビラント」

2004年07月08日(木) 7:17:25


四の橋で夜11時前に仕事が終わり、夜メシをまだ食べてなかったので思わず3人で「ラビラント」に入ってしまった。深夜にフレンチ喰うなよ〜。アンドゥイエットやら羊の真空調理やらひな鶏のローストやらがぶがぶむしゃむしゃ。チーズもデザートもしっかり胃袋におさめてゲフー。体重じわじわ減ってたのに何やってるんだか。ちょっと後悔。でもたまには不健康なことしないとバランス悪いよな。よな?

リンク用URL

カシス・ド・ムートン・ロートシルト

2004年06月29日(火) 13:08:52


あぁ、そういえばカシス・ド・ムートン・ロートシルトや、ムートンのマールも飲ませてもらった。そして日本酒もすごい器でいっぱい飲んだな。と、まだ日曜の夜を引きずっているワタクシ。
同僚たちが続々とカンヌ国際広告祭視察から帰ってきて土産話をするものの、なーんもうらやましく感じないのはあの山荘のおかげである。感謝。

リンク用URL

友人の山荘に驚愕

2004年06月28日(月) 21:01:26


優子とふたり、友人の山荘に呼ばれて一泊で行ってきた。古民家を移築した粋な山荘で、建築も庭も調度品も風呂も超一流。そのうえ有名割烹を引退したお抱え料理人付き(!)。出てきた料理がまたすごい。房総の黒アワビ、料理人自ら鉄砲で撃ったキジ、郡上八幡の鮎、四万十川の天然うなぎなど、素材もいいが料理も超一流。「いったいボクはいままで何を食べてきたのだろう」と呆然とするような美味の連続。特に黒アワビ(刺身)と天然うなぎ(地焼き)は想像を超えた。なんだったのだろうアレは。いままで食べた中で一番うまかった。
当然のようにワインセラー完備で、5大シャトーやイケム、ペトリュスが1950年ころからほとんど揃っている。昨晩は4人でクリュグ(90)とオーブリオンの白(82)とラフィット(83)を空けた。朝4時半まで話し込み、ヒグラシの声に「え、もう朝!」と驚いて就寝。営業しているわけではないから朝ご飯も時間が決まってない。11時くらいから地の野菜を中心にしたメニューをゆっくりと。これまた秀逸な朝ご飯。うますぎ。まいったな。東京でこれから何を食べていけばいいというのだ。

夕方東京に帰ってきて打ち合わせにひとつ出てさっき帰宅。アリが巣をずいぶん掘っていてビックリ。それはまた日記にしてご紹介する。それにしても、なんだか謙虚になった一泊旅行。世界はまだ知らないことで満ちている。当たり前であるが。

リンク用URL

「與兵衛」

2004年06月26日(土) 10:59:46


前から行きたいと思っていた西大島の「與兵衛」で寿司。ん〜、ここまで美味しいとは思わなかった。ボクの中でのベスト3が確実に書き換えられた。どれもこれも好みの方向。旨すぎる。昨晩は特に、おぼろで握ったきすと、甘酢と一味でてっちり風にしたマコガレイの握りと、軽くあぶった鮎の握りと、しょうゆで煮ない穴子の握りが記憶に残った。次はシンコと新イカの時季に来ますと言って店を出たが、我慢できずに来週あたりまた行っちゃいそうである。

と、旨い物を食べているのに、気分は鬱気味。サイト更新したいんだけど手がつかない。おもしろ本更新とか待ってくださっている方々、すいませぬ。

リンク用URL

ロビンソン・カクテル

2004年06月17日(木) 2:13:12


酒弱くなったと言いながら、今日は生ビール4ジョッキとカクテル11杯。二日酔いのくせに暴走。二軒目の「グラビティ」でレコ大にちなんだカクテル・シリーズ(黒い花びらとかいつでも夢をとか魅せられてとか)で9杯カクテル飲んで、調子に乗って三軒目の「テンダリー」の若手バーテンダー相手にスピッツの「ロビンソン」を作ってくれと駄々をこねて「いや、これはロビンソンのイメージと違う」とか絡むオレ。例えば孤独の表現に小さなオリーブを沈めるとか、うらら宇宙の風に乗るの表現に深いブルーの色あいを使うとか工夫せい、とか絡んでやっと帰る。今日は飲んだ相手がとっても良かったので、爆飲みしつつも気分良し。ロビンソン・カクテルは宿題よ。

リンク用URL

大鳥貝

2004年06月16日(水) 13:40:49


昨日は久々に泡盛をカンカンといき、いつの間にやらヘロヘロに。つか、このごろ弱くなってきた。翌日つらいし。歳か。自分が酒に弱くなっていく感じってなんだかとってもイヤ。
二日酔いの身を引きずって「しみづ」で昼スシ。大阪転勤してしまう後輩におごる。今日でおしまいの舞鶴の大鳥貝にぎりぎりありつけた。うみゃぁ。

リンク用URL

バーンズ30周年

2004年06月13日(日) 22:03:13


東京帰還。神戸ではいつものように「バーンズ」で深夜まで肝臓を痛めつけた。何にも気にせず心からくつろいで楽しめる店は全国でアソコだけかも。まぁそうなるのに10年以上かかっているのだが。6/16でバーンズも30周年。マスターひとりで10000日強の夜を客に提供しつづけてきたわけである。さすがだ。50周年(!)を目指してがんばってくだされ。

マスターによると「さとなおの8点9点の店はたいてい行って満足したが、この店が9点なのはおかしい。さとなおに金でもやってるのか」とからんだ客がいたとか(笑)。あのリストは極私的なものでボクの趣味が全面的に反映されているので一般性を欠く場合があります。信用しすぎるのはやめておくんなせえ。というか、店にからまないで。せめてボクに。

んー。でもたまに「信用して行ったのにダメな店だった!どうしてくれる!」というような強いクレームが来るけど、はっきり言って答えようがない。ボクが数百万円以上自腹を切ってたどりついた個人的情報を、労せずお手軽にタダで利用して失敗したからって、どうしてそこまで怒られないといけないのだろう。この時代、情報はきちんと疑った上で上手にご利用ください。つか、みんなもっと失敗すべきだ(笑)。高額店に行って唖然とすべきだ。ボクなんか今でも失敗しまくり。いい店なんてそんなにないのである。

リンク用URL

マグレ鴨

2004年06月10日(木) 8:16:58


なるほど。旅行自体はイイコトなのだけど、主婦仲間世界の秩序安定を乱す行動なので隠したいわけね。面倒くさいしな。氷解。メール数通ありがとう。これからも隠すのに協力します。

昨晩はパリ土産のマグレ鴨をシラーに合わせて久々に家族の食卓。パリの食材屋から買って帰ってすぐなこともあってめちゃ旨し。
※お勉強コーナー:フォアグラを取ったあとの鴨だけをマグレ鴨と呼べる。元々フォアグラの副産物として農家が楽しんでいた肉なのだが、あまりのうまさに評判になり、販売したら大人気、ということらしい。フォアグラを取るための飼育法(毎日1kgのコーンを1ヶ月間強制的に食べさせる)をするためにはかなりの体力がないと耐えられないので、その前に日光と運動を充分に与えた鴨だということ。だからフォアグラ摘出後もうまいということ。で、肝臓肥大になるくらいだから全体に脂も多く料理中もめっちゃ脂が出る。食べてても脂のコクがぐっとくる。それもうまい理由。ブロイラー的ふわふわ肉ではなくかなりしっかりしている。フレンチ・レストランでの定番。以上、突然のお勉強コーナーおしまい。覚えた?

リンク用URL

「あら輝」

2004年05月29日(土) 16:19:13


数日前、いまや東京で一番との呼び声も高い寿司屋「あら輝」に行ってきた。「きよ田」の新津武昭氏の薫陶を受けた数少ない店で、ご主人はまだ若いのにあらゆるメディアで絶賛され、あれよあれよという間に評判が高くなった。いい店だと思う。店内清潔。シャリは好きな方向。ネタも良い。唸る握りもあった。ただ、個人的には一度行けばいい感じ。東京一ではもちろんない。
こんなに褒め称えられるのはある意味わかる。脂こってりとろけ系が好きな人が至福と感じる「おまかせ」なのだ(食事はおまかせのみ)。でもその分淡泊な白身や光物が少なく全体に単調に感じる。チェンジアップがないのだ。そのへんなんだか「さわ田」と似てるなぁ。「さわ田」はこの方向にさらに極大化した感じ。
トロやウニの握りをそんなに好まず、白身や光物に快感を見いだすボクとしてはあまり魅力を感じない店。値段も以前はCP的に最高だったらしいが、いまは特には安くはないし(散々飲んで追加を一品して2万弱。ネタを考えれば理解はできるが、自腹の身にはやっぱり安くはないよなぁ)。握りは横に倒れる。客の手に直接渡す(つまり渡さないと崩れてしまう)握りもみっつあった(軍艦にするよりはいいということなのだろうが)。巻物も玉子もない。どうなのだろう。
ご主人まだまだ伸び盛りだろうから、これからどんどんよくなるとは思うけど、評判だけが一人歩きしてしまってちょっと心配。余計なお世話か。

リンク用URL

一日一組の長い名前のイタリアン

2004年05月22日(土) 1:09:55


中目黒の一日一組しか入れないリストランテにて6人で食事(知ってる人ならアソコとわかるよね)。メンバーが聞いた感じちょっとハデ。CMプロデューサーとCMディレクターとCMカメラマンとCMプランナー(以上4人が女性)。それに男がふたり。プランナーとクリエーティブディレクター(ボク)。ハデというか業界くさい。でもね、ちっっっっとも業界っぽくない人たちばかりで、なんだかとてもいい夜だった。仕事ができる人たちって結局常識的になっていくんだなぁなどと実感できる感じ。4人以上の会食になると無口になる習性があるボクなので、ニコニコと話を聞いていただけであったが、みんなとても常識的かつ個性的で、面白かった。ぜひまたこのメンバーでやりましょう。
中に「金魚とバナナが嫌い」という方がいて、その理由がまたふるっていて、なんだか小説書けそうな気分になった。こういうちょっとした琴線を拾い集めて行きたいと思うのです。

リンク用URL

歩いて数分のところにいい鮨屋発見

2004年05月21日(金) 7:27:44


昨晩、優子が出かけてて夜ごはんがなかったので、前から気になっていた近所の鮨屋にぶらりとひとりで入った。鮨はカロリー計算しやすい上に適当なところで食べるの止められるしダイエットに最適なのだ(自己弁護)。そしたら意外。店もご主人もなかなかキリッとしている。しかも冷蔵ケースではなく、ちゃんとタネ箱。そこに美しく湿った切り身がきれいに並べられている。「こ、これは…」といきなり姿勢を正し、予定を変えて酒&刺身で数品。うーむ、うまい。昆布締めよし。タコのゆで具合もよし。貝の肝焼みたいな変化球もよし。酒もいいセレクト。握りの味も早く知りたくなってすぐ握りに移行。おお、酢飯とのバランスもよい。トリガイもいいのを入れているし光物もいい感じ。ヅケや煮ハマや穴子も結構。うまひひひ。今週アタマに食べた銀座の有名店「寿司仙」よりうまい。ダイエットなどすっかり忘れて食べ過ぎた。久々のマンプク感。住宅街、それも歩いて数分の近所にこんな店がポコッとあるとはなぁ。早めに裏を返そう。

リンク用URL

「矢場とん」銀座出店

2004年05月12日(水) 13:22:01


銀座に名古屋の「矢場とん」が出店したと聞いて行ってきた。味噌カツの老舗。名古屋のこの店で食べて以来、味噌カツへの偏見が消えたボクである。うまひ。薄い衣にどっぷり浸かった味噌味はどこか懐かしい美味。味噌の香りと豚の香り、衣の油の香りなどが一体となって鼻に上がってくる。この味に比べると、ソースで食べるカツはちょっと鋭利すぎる程。ほんわかとカツを食べたいなら味噌カツは捨てがたいのだ。東京とかで食べられるまずい味噌カツを食べて「味噌カツ嫌い〜」と言っている方々にぜひ食していただいたい味である。

リンク用URL

「ヴィラ・マダレナ」で盛り上がる

2004年05月07日(金) 13:44:10


第二回佐藤尚之会はゲストの方々も面白く(初対面のサイト読者もひとり)、楽しく盛り上がった。姓名判断を信じれば同じような人生を歩むはずの3人。妙にわかりあうところがあって不思議。「あ、いまこう思ったからこうしたでしょ」みたいのがだいたい的中するのだ。名前が同じなだけで性格まで似てくるのか? 血液型も星座も動物占いもそれぞれ違うのにね。そういう意味で3人とも「中身ばればれかも」的適度な緊張感があり、それがまた面白かった。
困るのは呼び方だな。ゲストの女性が「なおゆきさん」とひとりの佐藤尚之に呼びかけると3人が同時に「ハイ」といい「いったい誰が呼ばれたのか」と緊張する。笑えるけど長時間になると疲れる。結局「なおさん」「なおゆ」「さとなお」と呼び分けることに(なおゆと呼ばれることに決まったヤツは現在抵抗中だが)。

午前1時頃まで「なおさん」がオーナーのポルトガル料理店(西麻布の「ヴィラ・マダレナ」うまひ!)でわいわい飲み、勢いがついてしまって独りで「テンダリー」に流れたら、宮崎さんが開口一番「佐藤さん、痩せましたね!」と。わーい。うれしくなって、一杯のつもりが二杯三杯と3時まで。ダイエットを忘れて飲むわ喰うわの一晩だったけど、こういう晩がないとストレス溜まって逆に良くないのだ。と、自分に言い訳。

リンク用URL

SKIPのトマトジュース

2004年04月30日(金) 12:55:33


今日でSKIPが営業をやめる。SKIPと言ってももうわからない人が多いか。例のユニクロがやっていた野菜通販。永田農法と特約して話題になった。結局時代の波に乗れなかったが、わりと誠実な運営だったし、いくつか買った商品もきちんとおいしかった。それなりの高い志で始められた事業がなくなるのは、他人事ながらなんとなく寂しいものがあるなぁ…。携わった方々はさぞやガッカリしておられることだろう。
SKIP名物のトマトジュースとトマトが安売りしていたので最後の購入。このトマトジュース、とってもうまいんだよね。未体験の人は残念でした。

リンク用URL

レコルタン・マニュピュランうまし

2004年04月23日(金) 19:45:56


昨晩は、ダイエット中にも関わらず、前からの予定でフランス料理にシャンパーニュ。シャンパーニュに強いレストランで、近頃流行のレコルタン・マニュピュランも数多く取り揃えている。少々暑いくらいの4月の晴れた蒼い夜。こんなにシャンパーニュが似合う夜もなかなかないのではないか(日本では)。
その後青山の最上階の景色のいいバーに移り軽く一杯飲んでからタクシーに乗り、家から歩いて20分くらいのところで降り、ウォーキングして帰る。腰が再発するかなぁとおっかなびっくり歩いたがなんとか持っている模様。前菜分のカロリーくらいは消費したかしら。
行った店は「ランス YANAGIDATE」。再訪。繊細さと力強さを兼ね備えた料理。まとまって小さくなってしまうギリギリの線での見事な攻防。お皿の上でいろんな表情を見せてくれる料理が楽しかった。ずいぶん怖い顔だったシェフがちょっと優しげないい顔になっていた。

リンク用URL

菜食主義者のイマ

2004年03月11日(木) 8:49:27


鳥インフルエンザ騒動の中、ちょっと心配になって焼鳥屋に行ってきたが、客はそんなに減ってない模様(その店に関しては)。うまい焼き鳥はやっぱうまいなぁ。昨日は「心臓と肝臓をつなぐ部分」(名前失念)を焼いたものとタケノコが抜群だった。うめー!

その昔、わりと厳格かつ頭デッカチな菜食主義(玄米正食)を1年近く通した経験があるボクだが、いまは「うまいうまいとニコニコしている方が健康によい」という結論に達していて、なんでも食べるしなんでも飲む。つか、添加物まみれの幼少期を送ってきて何をいまさらという気もある。人間のカラダはそんなにヤワではない。極端に言うと喫煙だって本人が不安に思わず適度な量をニコニコ吸っている限り必ずしも健康に悪いとは言えないとすら思っている。長生きしている喫煙者も多いしね(タバコをイヤだと思っているヒトの横で吸うのは止めてほしいが!)。

歴史的に淘汰されずに生き残ってきた食べ物はすべてカラダにいいのだ。偏らずにニコニコ食べていれば健康と幸せは自然に訪れると信じる。健康に神経質でいても癌になるときはなる。死ぬときは死ぬ。BSE? 鳥インフルエンザ? そんなに健康への影響が怖いなら、車の排気ガスの方がよっぽどカラダに悪そうだぞ。外に出なさんな。無菌室で生きていきよし。

ボクは牛も鳥もガシガシ喰う。風評という名の流行に惑わされず、自分がうまいと思ったものをニコニコ喰う。牛・鳥関係業者さん。応援してます。がんばってください。

リンク用URL

今シーズン5回目の「小やなぎ」

2004年01月23日(金) 23:38:01


1月は水木金の三日しか出勤できないこともあってか、夜の予定が毎日入っている。休まないといけないのでは、と思いつつ、どれもキャンセルできない状態。
今日は今シーズン5回目のふぐ「小やなぎ」。うはは。行き過ぎ。でも「連れてけ!」というリクエストが多すぎて断り切れないのだ。今日も至福。うますぎ。みんな(同期たち)も大満足してくれたようである。良かった良かった。というか、ボクはこの店にたどり着くまでに数十万円ふぐに使っているわけで、彼らはすごく得をしているわけだ。不思議とずるいとは思わないが(思っていたらこんなサイトやってないし)。

あしたも一週間遅れの妻の誕生日祝いで外食。毎朝「カラダよ、大丈夫か」とぶつぶつ相談しながら起きるのだが、なんだか大丈夫な感じ。もともと丈夫なたちではないのだけどなぁ。そのうちバタリといくのかしら。

リンク用URL

初「鷹匠 寿」

2003年12月24日(水) 7:54:08

仕事をさっと済ませた後、浅草の「鷹匠 寿」へ。東京では数少ない野鳥料理で、猟師が撃った野性の逸品を食べさせてくれる。鷹匠というだけに古くは鷹で捕った野鳥を食べさせてくれたのだろう。300年以上の歴史を持つ名店だ。
「軍鶏のレバー串」「すずめ焼き」「たかぶ(小鴨)焼き」と続いたあと「青首鴨のお狩場焼き」、そして「鴨雑炊」。どれもこれも絶品だったが、特にお狩場焼きは「鴨ってこんな味だったのか!」と仰天する味。部位によって焼き方を少しずつ変えて大根おろしで食べる。新鮮すぎる鴨は柔らかく、臭みもまるでない上品な味。というか肉とは思えない不思議な感じ。鴨の脂身で焼くネギやしいたけもうーむと唸る香り。「鴨ネギの語源はこの焼き方のことです」と料理人が言うのもよくわかる。
ちょっとビックリしたなぁ。日本のジビエ料理の最高峰かも。ジゴンダスやボルドーの赤ワインもよく合って至福。ロケ疲れ、少し回復。やっぱうまいものが一番のおクスリ。

リンク用URL

「鮨しみづ」

2003年12月17日(水) 20:03:49

昨日は怒濤の1日でさなメモすら書けなかった。でもしっかり昼は「鮨しみづ」で、パリから一時帰国している人をご馳走。夜は夜で仕事先近くの川崎で行き当たりばったりに「Juntei」という韓国焼肉(アタリだった)。うまいものだけはしっかり欠かさないワタシ。
明日から5日間、極寒軽井沢ロケ。屋外の撮影で、しかも山の中なので死ぬほど寒いはず。う〜。

軽井沢ロケはネット環境がどうだかわからないので、さなメモ更新できないかも…。

リンク用URL

喉が治るカクテル

2003年12月13日(土) 1:11:09

タレント事務所で打合せのあと編集室で編集チェックして、その後ラストオーダー間近の銀座「よし田」にて熱燗とつまみと鴨せいろ。暖まったところでひとりバーに流れ、「喉が痛いんだけど、治るやつ」という無理なオーダーをし、生姜入りスミノフとニッキのカクテルを飲む。帰りのBGMは「白鳥の湖」第二幕ラストの歓喜の踊りをiPodで。 半分踊りながら帰宅。
風邪のひき始めだとは思うが、こういう時間を過ごしていれば治るのではないかなとなんとなく。振り返ると体調悪いわりにいい夜じゃん。こういう夜をひとつでも多く経験する人生であれかし。おやすみなさい。

リンク用URL

「小やなぎ」で大盤振る舞いしたのだが…(泣)

2003年12月11日(木) 8:45:52

昨晩は若手たちをひきつれて、ふぐ。いつも苦労させているので慰労を兼ねて「小やなぎ」でホントのふぐを体験させてあげようと大盤振る舞いしたわけなのだけど、ふぐ初めての人や、毎日コンビニのサンドか吉牛にしか行かない人、外食嫌いな人、ひれ酒を飲めない人、などなどで、このふぐの価値をわかってくれる人もそんなにおらず、んー、ちょっと空振りしちゃったかも。もっと普通の店から体験させてった方が良かったかなぁ…。
でも、とにかくこういう経験をしておくのはイイコトだし、このごろこういうところに連れて行くオジサンもあんまりいないし、ボクもそうやって少しずつ新しいことを知ってきたのだから、と、思い直す。10年後とか20年後とかに「あれはとてもうまいふぐだったのだ」と思い出してくれればよろし。

リンク用URL

大量の鹿肉にローヌ

2003年12月02日(火) 19:30:40

日曜に急に久しぶりの友人から「北海道で鹿を撃った親戚から大量の鹿肉を送ってきたからいまから持っていくね」と電話。こういう「おすそわけ」って東京では実に珍しいことなのでとても喜び、その夜はさっそく家族で鹿肉三昧。たまたま開いていたサンジョベーゼと合わせたら逆に臭みが立ってきてしまったので、わりといいローヌを開けて合わせてみたらこれが抜群。いやーいい夜だった。北村さん、マジでありがとう。

リンク用URL

ふぐ「小やなぎ」へ

2003年11月28日(金) 23:49:00

準備に時間をかけたプレゼン、無事終了。まだ一里塚ではあるが、とりあえず晴れ晴れした気分。
プレゼンを終えて夜7時、麻布十番方面にひとり歩く。寒風気持ちよし。速歩で一汗かいたころに外国人向けスーパー「NISSIN」に到着。ひととおり食材をチェックして(楽しい♪)、麻布十番商店街へ。知る人ぞ知る「やおちよ」の糠漬け(←めちゃめちゃマニアック)を買って、「豆源」で豆菓子を買って(鯛焼きはやっぱり売り切れ)、ふぐ「小やなぎ」へ。ここのふぐは一年に2〜3回は食べないと気が済まない味。絶品の唐揚げと煮込み雑炊を満喫。思わず年内もう一回の予約をする。本物のふぐを知らない後輩たちに食べさせて上げたい(東京ではなかなかね)。飲んで食べてひとり15000円だからコストパフォーマンスを考えると東京一のふぐ屋かも。
濃厚なひれ酒の香りを口に充満させたまま帰宅。この香りだもの、バーとかに寄って帰るのはもったいない。歯磨きせず寝たいくらいだがそうもいかず、いまから洗面所へ。あーもったいないもったいない。

リンク用URL

「クロ・ド・ミャン」

2003年11月26日(水) 20:18:55

昨晩はAllAboutの伊藤さんと銀座のワインバー系イタリアン「クロ・ド・ミャン」に行った。ボリュームがある各料理に腹いっぱい。帰ったら1kgは増えていた。
大阪の北新地から移ってきた店で、そのせいか店内は大阪弁がわりと飛び交っていたなぁ。すぐ近くにサンボア・バーやロックフィッシュもあり、なんだか銀座のリトル大阪みたいである。

リンク用URL

徹夜の最中にボジョレーヌーボー

2003年11月20日(木) 12:08:34

仕事で徹夜。
でも、ただでは起きないこの性格。深夜0時すぎに解禁されたボジョレーヌーボーだけはしっかり飲みに行った。一杯軽くバーで飲んで、仕事に帰り、家に持ち帰って、徹夜。昨日は「クール」とヌーボーで、一見楽しそうな1日に見えるけど、仕事的にはさまざまに地獄的であったなぁ。つ か  れ   た……。
さて。今日はあまいかすっぱいか。

リンク用URL

「クール」最後の日に古川緑郎のマティニーを彼の前で飲む光栄

2003年11月19日(水) 22:34:09

今日も「クール」に行ってきた。
午後3時に1時間だけ会社を抜けだして上司と。昨日の倍以上の混み方で、帰るときには店の前に行列。みなひと目、古川緑郎のシェイクを見たい客ばかり。仙台とか、遠くから来たオジサンもいたり。

40年間通い続けた人と同席になり、一瞬であるが、また古川さんの真ん前に。
ハイボール、そして最後の最後にマティニー(この店ではマティーニというよりマティニーの方が似合う)。昨日のギムレットもそうだったが、まったくムダのない動きで、ほんの数回シェイク(マティニーはステア)しただけなのに、どうしてこうもうまいのか。ひたすらやわらかいマティニーが胃に染みこんでいく…。

銀座「クール」のラストの日に古川緑郎のマティニーを古川緑郎の前で飲んだ、と、20年後、古いバーでバーテンダーにいばってやろう。そんな想いで「クール」の最期を見届け、仕事に戻る。

仕事は終わらない。今日は実質的に徹夜かもしれない。

リンク用URL

カウンター、古川緑郎の前、最後のギムレット

2003年11月18日(火) 21:47:15

閉店してしまう前にもう一度だけ「クール」に行きたくて身もだえしているボクを知ってか知らずか、「佐藤、いまから古川さんの最後のカクテルを飲みに行くけど、いっしょに行くか?」と上司。ボクなんかが最後の夜に行って迷惑ではないかと躊躇しつつ、常連である上司と行くならまぁいいかと思い直し、仕事を中断していそいそと夜の銀座へ。

上司は「古川さんはボクの命を救ってくれたんだよ」と謎のような言葉を口にする。事情を深くは聞かない。きっといろんな人生がこのバーには染みついているのだろう。

店の人にニコヤカに歓迎されて、当然のようにカウンターの古川緑郎の前に陣取る上司。ボクもカラダを小さくして横に立つ(スタンドバーなのだ)。このバーには20回くらい来ているが(もっとか?)、古川さんの真ん前は初めてだ。若造が陣取ってはいけない場所だと遠慮していたのだ。60歳くらいになってから堂々と立ってやろう、古川さんの真ん前が似合うような大人になろう、と、どこかで目標にしていたんだ。

ギムレットを注文する。銀座の歴史そのもの、88歳の古川緑郎バーテンダーがシェイカーを振ってくれる。しあわせ。ボクのためだけに彼がシェイカーを振るこの一瞬。脳裏に刻みつける。そして舌にも刻みつける。うん。しっかり覚えた。忘れまい。

「並んでる人に悪いからあと一杯で帰りましょう。最後はやっぱりハイボールですかねぇ」と上司と話していたら、閉店は明日だと言う。あらら。今日が最後の夜だと思っていたよ。「ハイボールは明日にしようか」とどちらからともなく言い、他のお客にカウンターを譲るべく一杯で店を後にする。明日は15時から店を開けるそうだ。「明日、明るいうちに会社をちょっと抜け出して、一杯だけハイボールを飲んで、古川緑郎のラストにしよう」と話し合い、上司は夜の街へ、ボクは会社へ。お互いいろんな想いを胸に。

胃であたたかく燃える古川緑郎のギムレット。生きているのってなんだかいいね。そんな夜。そんな人生。

リンク用URL

池之端「鳥栄」

2003年11月18日(火) 1:11:26

池之端の「鳥栄」で食事。ここの軍鶏は形容できない美味。他店との違いがどうしてここまで出るか理解不能。うまいうまいとあっという間にラストまで。
今日は、ロスで買った黒のストーンウォッシュ・ジーンズにバーニーズのえんじのシャツの裾を出し、ヨージヤマモトのアンシンメトリーなジャケットとプーマのジル・サンダースのスニーカー。このごろオシャレが楽しくなってきた。自分をどう理解してほしいか、口で説明するよりずっと早いことがやっとわかってきた感じ。

リンク用URL

バー「クール」が18日閉店する

2003年11月13日(木) 7:45:03

銀座の歴史に残る名バー「クール」が18日、閉店する。
もう一度だけクールへ行こう、もう一杯だけ古川緑郎のハイボールを飲もう、もう一度だけ「行ってらっしゃいまし」と背中を送られて店を出よう、と、思いつつ、常連でもないボクが、閉店前に駆けつけるであろう幾多の常連紳士たちに混じってあの狭い店の貴重な一角を占拠する不粋を思うと、なかなか勇気が出ないのだ。
先月だったか、閉店の件を知らずに一度行った。あれをラストにしようか。

リンク用URL

修猷館高校脇の「しばらく」

2003年11月12日(水) 13:06:25

数人からの指摘ありがとう。西陣ではなくて、西新ですね。書き間違えです。
あそこは、修猷館高校出身の人に大学時代に連れて行ってもらった店で、思い出深いんですよ。まだ博多ラーメンもブーム前で、「おお、替え玉!」「おお紅生姜!」と新鮮な驚きがありました。←大学生だし。
「あのメモ読んで午前二時から行こうと思ったらもう麺切れでお終いでした」とか「おーなつかしー」とか「修猷館出身です!」とか、「しばらく」の記事に意外に過敏反応。うれしい。

リンク用URL

「しばらく日本橋店」

2003年11月12日(水) 0:31:57

その店に一歩踏み入れると「臭い!」と言っていいほどのトンコツの香りに包まれる。このごろありがちな洗練されたトンコツスープではない、ある意味野蛮でチカラのある香り。ゼラチンがべたべた唇に残るスープ。ズズズとすすると20数年前の博多の景色が目の前に蘇る。あー、そうだったそうだった、あの時のあの店のトンコツはこんな臭さだった、と、いきなり記憶細胞が手を挙げる。そんな夜。
博多西陣、修猷館高校脇の「しばらく」というラーメン屋。注文するとおばちゃんが「しばらくっ」と渋く言う姿を覚えている。21年前、あそこで食べたあの味に深夜出会った。「しばらく日本橋店」←水天宮近く。いやー。舌の記憶が21年ぶりに蘇る瞬間は鳥肌だね。うめめめ。しあわせだ。

リンク用URL

「牛角」

2003年10月31日(金) 23:26:46

結局「牛角」にしたのだが、夜に仕事があったのでビールを飲まずウーロン茶で娘とむしゃむしゃ。焼肉にはビールが正妻と思っていたけど、白いご飯でむしゃむしゃしてると、こっちの方が正妻に思えてくる。学校であったことを聞き、会社であったことをしゃべり、赤毛のアンの話をし、牛肉の部位の話をし、そこそこ満足して家路。急遽仕事の電話が入りドタドタしてたら娘は着替えて静かに寝てた。母親がいないときの方が甘えない分いい子でいるようである。

リンク用URL

山中旅館「古月」

2003年10月30日(木) 10:52:37

打合せ相手の都合で、ニューヨークのはずが急にロス出張に。ロスって車がないと移動できないから、空き時間をうまくつぶせないんだよなぁ。NYCでハロウィーンやニューヨークマラソンや松井への空気やグラウンド・ゼロやらに触れたかったのだけど。

昨日は根津の山中旅館「古月」でお座敷中華。異業種食べ好きの会みたいな感じで、イベントプロデューサー、雑誌編集者、ラジオ・プロデューサー、そしてボク、が男女半々で集まった。やっぱ異業種の人と話すと面白い。〆は上野高校正門前にある「LUZ(ルーシュ)」という不思議にレトロな雰囲気のバー。この立地でバーをやっていけるのだろうかと心配になりながら帰宅。あ、帰宅前にひとりで「テンダリー」でジャック・ローズを一杯飲んだな。ゆっくりした気分のいい夜だった。

リンク用URL

今晩は上海蟹!

2003年10月14日(火) 7:54:20

今晩は上海蟹だ。ぎりぎり季節に間に合った。あ〜良かった。楽しみ楽しみ。

リンク用URL

「S」

2003年09月26日(金) 21:18:00

昨晩行ったのは話題の「S」。いや、立派でした。3800円のコースのみ。目を疑う量と味。ワインもすべて3800円。目を疑う品揃え。サービスもいいし、ナプキンもクロスも紙じゃない。すげー。これやられてしまうと、他のレストラン、言い訳できないなぁ。

今日あたりは「来週火曜から再来週木曜まで休みですー。会議でられませんー。先進めといてくださいー」などと頭下げまくり。頭下げて済むならいくらでも下げますわ♪ あー頭下げるのがこんなに楽しいとは。

リンク用URL

蒲田ハシゴ

2003年09月20日(土) 6:53:49

実は肉体改造中だったりするのだが、この1週間の巧まざる暴飲暴食のせいでしっかり改造前に戻ってしまっている。昨晩は「うちで粗食を」と誓って家を出たものの、帰り際に上司に拉致され、天ぷら〜餃子というカロリー的には最低のハシゴに。しかも三軒目にモツ焼き屋に行きかけた(行ったら閉店時刻だった)。あぶねーあぶねー。つか、食い過ぎ。
この4連休(月曜は無理矢理休む)は超粗食&トレーニングで行くしかあるまい!と思いつつ、石垣島の友人からもろみ酢で育てた豚が大量に届いている。うまそーである。泡盛に合わせたいである。やばいである。じゅるる。

リンク用URL

「Kitchen」〜「タフィア」

2003年09月19日(金) 16:06:23

All About Japan「食べ歩き」の伊藤さんとベトナム料理を食べた後、ラム・バーへ。ベトナム料理「Kitchen」もとても感じ良かったが、西麻布の裏道にある「タフィア」というそのバーも至極居心地よし。落ち着けるし、古くさいし、料理もなかなか。でも、さすがに疲れがたまっていたようで、モヒートいっぱつで酔ってしまい、大事なプロジェクトの話をしたのにわりと覚えてなかったり(笑)。でもまぁ感じはつかめました。がんばろうね→伊藤さん。

リンク用URL

中野の「さわ田」

2003年09月18日(木) 5:30:55

本「沖縄上手な旅ごはん」にも登場したミッシーと鮨。中野の「さわ田」。うまい。とてもうまいが、た、高い(泣)。そして脂ノリすぎ系多し。ちょっとボクにはtoo muchだったかも。30代前半な人にはサイコーかもね。脂とろけ系が好きな若者にはね。おもしろいところではコハダをおぼろで握ってた(昔はよくあった技)。なるほどなるほど。
ミッシーとふたり「いま食べたトロとカツオとウニ分くらいはカロリー消化しよう!」と、新宿駅まで速歩。「磯自慢」でかなり酔っているのにバンバン歩く。頭痛来ず。いつ発作的に来るかわからないので不安だが、どうも幸せな気分の時は来ない模様。じゃぁずっと幸せ感性を上げておけばいいんじゃん。そういうことにしておこう。

リンク用URL

硬水系ミネラルウォーターが欲しいの

2003年07月07日(月) 17:21:33

硬水系のミネラルウォーターを好んで飲んでいるうちに、ビッテルでも物足りなくなり、ここ半年コントレックスがうちでの基本ミネラルウォーターとなっている。これに慣れると軟水系は頼りなくて仕方ない。なめらかでうまいのだけどなんかパンチがなく、ミネラル分の補給にもならず、なんだか「使えない水」と思えてくる。
ところが、会社の近くのコンビニには硬水系はエビアン(←ギリギリ許せる範囲の中硬水)しか置いておらず、しかも小ボトル。最低1リットルボトルを買って習慣的に飲んでいるのでこれは困る。大ボトルは軟水のボルビックしか置いていない。ボルビックは好きではないのだ。なのでいつも遠くのコンビニまで水だけ買いに出かけることになる。会社の冷蔵庫に買い置けよ、とか言われたりするが、それはなんか生活くさくてイヤ。今度、近くのコンビニの意見箱みたいなのに「お願いだから硬水系の大ボトルを置いてください」と書こうと思っている。あ、今日は七夕だから今日なら願いが叶うかも♪ ←おまえの願いはその程度かよ。

リンク用URL

大塚「なべ家」

2003年06月28日(土) 12:38:55

嗚呼余裕なし。めまいが消えて(ご心配かけました)、なんとなく気持ちがポジティブになり、来る仕事全部「はいはい〜ご指名ありがとうございます〜♪」って機嫌良く受けていたらエライコトになってしまった。これがまたでかい仕事ばかりでプレッシャーも強い。ま、「許容量いっぱいまで仕事を入れてみる」ということを久しくしてなかったので、たまにはいいかな。

今週は旬としては若鮎を胆嚢。いや堪能。郡上八幡の極上天然もの(←一応鮎釣りはするから、何が極上かは食べたらわかるつもり)。雑誌編集者や雑誌カメラマンの自腹贅沢会食に部外者参加したのだ。雑誌編集はあまり知らない世界だからとてもおもしろかった。多忙をかいくぐってこういうこと(旬を感じるとか、異業種と遊ぶとか)は無理矢理でも続けよう。

リンク用URL

「寿司幸本店」「クール」「Jolly」

2003年05月17日(土) 16:58:48

時間と魂こめて作った企画書&企画のプレゼンが終了。われながら新しい提案で、相手先の方に「感動したっ」と言ってもらい、ボク的には大満足。その満足感のまま、上司に連れられ「寿司幸本店」「クール」「Jolly」と、これぞ古き良き銀座!なラインナップで飲み歩き、褒め言葉の心地よさと溜まりに溜まった疲れでぐでんぐでんになりながら帰り着いた。今日は数週間の疲れを取るべく休息日。寝ては食い、食っては読み、読んではまた寝、寝てはまた食う。ベッドのお供はゲド戦記。最新刊を楽しむために一巻からゆっくり読み返している。静かで豊かな土曜日である。

リンク用URL

疲れをトンッと向こうに追いやる瞬間

2003年05月16日(金) 7:00:31

丸一日あーだこーだと企画書練って、真夜中に心底疲れ切って会社を出、うぅなんということだ夜メシもまだだったと気がつき、せめてやさしいカクテルでも、と「T」に漂いついた。
「このごろ振り方を変えまして、約1度下げられるようになりました。常温のウォッカをいままでなら-6度まで下げてたんですが、たぶんいまなら-7度まで行っていると思います。でもこのシェイクの仕方だとあと10年もしたら腕がやられちゃうかもしれません」
全日本優勝経験を持つその同い歳女性バーテンダーは振る角度と強さ、時間を変えることでまた新しい境地にたどり着いたようだ。同じ場所に留まらない人が作った美しい液体が細胞のひとつひとつを拡げていく。たった一杯のギムレット・ハイボールが疲れをトンッと向こうに追いやる瞬間。

リンク用URL

はっきり言ってわしゃブタをつかんだね

2003年05月14日(水) 10:22:41

大人6人でわしわし食べた昨日のイベント。超シンプルな食べ方で食べ比べたおかげで、はっきり言ってわしゃブタをつかんだね。ブタの祖先であるイノシシも同時に食べたのも良かった。口の中でブタの系譜が味として記憶された。この勢いで他の種類のブタも食べてみるが、種類によって味の想像がつくようになったと思う。
つか、イノシシうますぎ。こんなおいしいイノシシ食べたことない。ひと噛みごとに極楽参上。ガザミもうますぎ。食べながら笑いすらでる。そしてそして幻のあぐー。繊維が固く野蛮で複雑な味。脂に香りとうまみが凝縮していて、噛んでしまうのがもったいなく、舌先で脂を割って味わっていく。あ〜うまっ。うまじゃなくてぶただけどうまっ。

リンク用URL

あぐーの食べ比べ会

2003年05月13日(火) 11:14:03

今晩はわが家にて「あぐーの食べ比べ会」がある。こないだ沖縄で本物のあぐー(←幻の沖縄県産豚;あぐーの現状を知っている人なら「ほぼ100%の血統が手に入るのはまずあり得ない」と言うはずのもの)が奇跡的に手に入ったのでそれを鹿児島黒豚やTOKYO-X、普通の豚などと食べ比べてみるのだ。
と思っていたらタイミング良く石垣島の請福酒造の漢那さんから島捕り極上イノシシ肉と巨大ガザミ(ワタリガニ)と泡盛が到着。これもガシガシ食べる。山本彩香さんのもろみ酢や古式豆腐よう、モズクなども用意して、東京にいながらにして「沖縄より濃い沖縄宴会」になる予定。 沖縄在住の人でもここまで濃いものはなかなか食べられないはず〜♪
つか、ほとんど週末気分なのだが、まだ火曜。でもさー、こういうイベントを週の初めに入れるのって楽しいね。一週間が二度おいしい感じ。

リンク用URL

うこん飲み忘れ

2003年05月08日(木) 18:52:42

昨夜は深夜1時まで仕事をしたあと、銀座の沖縄料理屋に流れた。夜メシまだだったので空きっ腹。オリ生と泡盛をカパカパ飲んだら、あっという間に酔っぱらいが出来上がり、今朝は見事に二日酔い&寝坊。うこんを飲み忘れたのが敗因。今朝10時からの音楽録りに遅れてしまった。うぅ。すまんすまん。もうしません。

リンク用URL

「エレーヌ・ダローズ」が二つ星?

2003年03月01日(土) 23:18:04

ちょっと早いが家族でひな祭りパーティ。セルフ手巻き寿司と日本酒。ゆるり。

ずいぶん前に書いたフランス(去年6月のコートダジュール、プロバンスの旅)のおいしい店リストを更新するのを忘れていた。ちょいと手直ししつつアップ。アップ前に最新ミシュラン調べてみたら、「エレーヌ・ダローズ」は二つ星に上がったのね。二つ星とは思えないレベルだったけどなぁ…‥。

リンク用URL

新橋「ビア・ライゼ98」

2003年02月26日(水) 19:54:29

ビール好きの間ではよく知られた店だったらしいが、いやー久しぶりにビールをマジうめーと思ったな。ここまでうまいビールを飲んだのはアイルランド旅行以来かも。そんな驚愕生ビールを新橋「ビア・ライゼ98」で激うまサバかつとともに飲んで、すぐ近くの「グラビティ」で平野さんのカクテル2杯飲んで恵比寿に流れ、「縄のれん」でハイボールともつ焼き、「モーブ」でポートワイン、「えにし」で塩ラーメン。うーむ幸せ。各店とも安いので、こんだけ幸せになったのに安く上がったのもうれすい。
しかし、ビールって注ぎ手によってここまでうまくなるんだなぁ。久しぶりに「名人」の技を見た。

リンク用URL

乾燥酢飯おにぎり

2003年02月21日(金) 23:46:02

優子が用事があったので、娘とふたり夕飯。早々に会社を引き上げ、娘と待ち合わせ、優子と一緒だとまず行かない寿司を食べに行く(前もこのパターンがあったな)。で、娘が「回転寿司!」と言い張るので、久々の回転寿司へ。
参りました。やっぱりボクだめです回る寿司。偏見持たず贅沢言わず楽しもうと思ったんだけど、どうしても美味しいと思えない。新鮮でないネタをただ乗せただけの乾燥酢飯おにぎりなんだもの。ネタとシャリが口の中で競演する寿司とはまるで別物。
コハダとマグロを取った時点でギブアップ。カッパ巻きと干瓢巻きとカッパ巻きとカッパ巻きを食べて帰ってきました(娘はいろいろ食べていた)。たぶんこの店が特にまずいのだろうとは思うけど(すいていたし)、やっぱりロボットが作っている時点で寿司ではないな。ヒトが握るから「握り寿司」である。あ〜一食損した。

リンク用URL

第8回全国納豆鑑評会

2003年02月20日(木) 9:02:12

第8回全国納豆鑑評会が2/14に行われたらしい。で、今年度の納豆日本一は「元気納豆 昆布たれ付」(マルキン食品/熊本市)だそうである。他の優秀賞はすべて東日本からなのに、最優秀賞だけ西日本の熊本。熊本と納豆って結びつきにくいよね。孤独な戦いだったのかも。おめでとう!
サイト(http://www.marukinfoods.co.jp/jyusyou.html)を見てみると、なにやら見たことあるようなないようなパッケージ。さて、近場のスーパーを回ってみよう! ←先に風邪治しなはれ。

リンク用URL

「世界一」「むつ」「ジョナゴールド」「ふじ」「王林」

2003年02月19日(水) 11:02:15

比較的元気だった優子まで吐き気と熱でダウン。響子も熱がまた上がり、咳が止まらずだるさ満開のボクが一番元気という状況。
「気持ち悪いので夜ご飯は食べられない作れない。食べられるとしてもリンゴぐらい。リンゴ買ってきて」と電話で言われ、会社帰りにリンゴを買いに行く。リンゴリンゴ、と。おお、意識して見るとリンゴってば種類豊富・値段ピンキリなのね。うーむうーむ、とか選んでいたら悪い癖がムクムクとわきあがり「どうせなら食べ比べよう!」などと(アホか)。
袋売りではなく一個売りの「世界一」「むつ」「ジョナゴールド」「ふじ」「王林」。合計金額を見ないふりして急いで抱えて帰る。
「んー気持ち悪ーい。でも食べ比べたーい」と悩む妻を尻目に「とりあえず世界一から行こう」と剥く。ちょっと食べた後、妻ダウン。えーこれからなのにー! やさしい夫は残りのリンゴは食べずに我慢。明日の晩に食べ比べましょう。「紅玉」や「デリシャス」や「つがる」も買ってこようかなぁ…。

とか思ってたら、今朝起きたらボクの風邪まで酷くなっていた。会社お休み。寝ます。ぐー。

リンク用URL

奇遇にも同じレストランにて

2003年02月09日(日) 9:14:01

昨晩は前からの約束で会食に出かけた。優子・響子は優子の同窓会ディナー。ボクは海外転勤してた友達の一時帰国ディナー。全く別々の会食だったのだが、その会場が奇遇にも同じフレンチ・レストランだったのである(!)

というわけで、お互いにお互いの夜を嫉妬することなく、平和な佐藤家キープ。良きかな。つか、病気の身にワインとフレンチは厳しい。最後の方はフラフラで家に帰ってすぐダウン。かなり堪えた。

リンク用URL

オーパスワンの85と98。そのうえジャイエ・ジル。

2003年01月05日(日) 20:58:46

友達夫婦が二組来宅。オーパスワンの85と98を飲んだ。85はまだまだ若く色気たっぷり。ゴンッとアタックがあるのに、やわらかーく喉に消えていく。うめーー! うーむ、久しぶりに良いワイン飲んだ感じ。ジャイエ・ジルの87もとっても色っぽかった。春の野草の下土のように、すえた香りの中に青いすがすがしさが広がる。
腰も無痛状態で、ワインが思う存分飲める幸せ。久しぶりのワインだが良いワインはやっぱり良いね(当たり前)。

リンク用URL

「味泉」で穴子の刺身

2002年10月28日(月) 8:40:01

そういえば先週月島「味泉」で穴子の刺身を食べたのを書き忘れた。穴子の刺身は神戸の穴子専門店で一度食べたことがあったが、素材と処理が違うとここまで違う物になるのかと感動するくらい、こちらの方が旨かった。
白身なんだけど、口に入れると脂がちょうど良い加減でぬるぬるし、同時に例の穴子の香りが口いっぱいに広がる。しばらく舌の上でそのぬるぬると香りを楽しんでからようやく噛むと、コリッコリな歯ごたえ。脂の感触からは想像できないような弾力が急に現れるのだ。
上あごと舌で挟んでムニュムニュ食べるとこれがまた…‥いやぁ、うまかったなぁ。

リンク用URL

アンドゥイエット

2002年10月06日(日) 22:58:45

表紙を秋バージョンに変えてみた。これはアンドゥイエットという内臓ソーセージ。豚の腸や胃を細切れにして羊の腸に詰め、時間をかけて茹で上げるフランスはシャンパーニュ地方の名物惣菜。口に入れるとその強い香りが耳まで届くかと思われるほど広がり、脳みそまでとろけそうになる。舌の上にしばらく乗っけ、目を閉じてうっとりしちゃうこと請け合いの個性強き名品である。
つか、もっと秋にふさわしい写真あった気がするけど、急にこれを食べたくなったので、これにしちゃった。

リンク用URL

この店のこの季節のジャック・ローズ

2002年10月04日(金) 1:58:45

赤坂の「古家庵」でさんざんマッコリを飲んだ後、ひとり、Barへ流れ、ジャック・ローズを。
この店のこの季節のジャック・ローズは、ちゃんとザクロの果実からグレナデン・シロップを作り、それを使っている。秋のカクテルというよりは、甘い夏の終わりのカクテル。台風一過の夏の暑さを惜しみながら送るのに最適だ。今年の夏を悔いなく生きたかどうか、甘い香りとともにゆっくりと、カウンターに肘をつきつつ振り返る。

リンク用URL

「アイス工房メーリア」

2002年09月16日(月) 13:45:09

昨日は東戸塚(横浜)の知り合いの家に。一時期保土ヶ谷に住んでいたボクは東戸塚にまだ駅がなかった頃のあそこらへんを知っているから、東戸塚の駅前の発展ぶりにかなりびっくりした。うーむ。
とはいえ、まだ駅すぐ近くに牛舎なども残っていて、その牧場で取れた新鮮なミルクから作ったアイスクリームを直売していたり。その、駅から徒歩3分の「アイス工房メーリア」で食べたアイスは久しぶりのヒットだった。キャラメルやミルクの強い味。シャーベットも果物本来の香りが強く香り美味。東戸塚周辺にお住まいの方には大オススメだ(って、地元ではもう超有名らしいが)。

リンク用URL

フコイダン!

2002年09月01日(日) 21:58:03

今日の「あるある大辞典」のテーマはフコイダンであった。おお、フコイダン! 7月にボクが取り上げたオキナワモズクに強烈に含まれている成分ではないか! しかも番組ではベタ褒め状態。次のブームは必ずやフコイダンであろう。 つか、明日はモズク売り切れすら予想されるほどのベタ褒めだった。
ボクがフコイダン(というかモズク)について書いたのは「http://www.churashima.net/gourmet/satonao/05/index.html」である。ま、読んでくれ。で、来年の春、ぜひとも沖縄に天然太モズクを採りに行ってくれ。楽しくておいしくてガンも予防する優れものである。

リンク用URL

サンゲタンは夏の食べ物

2002年08月11日(日) 19:11:28

なんか暑くて辛かったので逆に温かいものが食べたくなり「サンゲタンを食べに行こう」と言ったら「えー、この暑いのにー!」と家族中に嫌がられた。
無視して近くのうまい店に行った。マジうま。で、店の人に聞いたら「サンゲタンは夏の食べ物ですよ。カラダを温めて内から元気にします」とのこと。ほら見ろ!である。しかし最後にサンゲタンをお粥にしてくれたが、めちゃうまかったなぁ。少し元気が戻った感じ。

本と日記とおいしい店とコラムを更新するつもりが、なぜか大写真整理大会に家族で入ってしまい、断念。ま、お盆の間中には。

リンク用URL

玄米人生

2002年08月04日(日) 21:55:44

今日は沖縄の連載原稿とあるメルマガの連載原稿を書き上げ、リニューアルデザインとかをぐじぐじいじっていたらすぐ夜になってしまった。
「あるある大辞典」で玄米を特集していたが、ボクなんか15年くらい前からずっと玄米だもんねー。玄米に削り胡麻、が食卓の基本。そこらへんの趣味があったことが優子との結婚を決めた主要因だったり(笑)

リンク用URL

海ぶどう丼

2002年07月27日(土) 17:43:43

このまえお客さんに出した海ぶどう丼が大好評だったので(というか、ボク自身「こりゃうまい!」と思った)、今日の昼飯にしようとしたら、まだ賞味期限まえの真空パックなのに腐っていた。うぅ。とっても残念。
この海ぶどう丼、酢飯の上にきざみ海苔して、海ぶどうをどっしゃり丼いっぱいに盛ってトロロ(多め)にイクラ数粒の飾り、ってレシピなのだが(ウニを盛ってもいい)、想像よりかなーりうまい。海ぶどうが手に入ったらオススメだ。

リンク用URL

この夏初めての新子

2002年07月23日(火) 8:29:00

昨日の夜はなんだか家に帰る気にならず、盛り場を彷徨うオヤジと化してしまった。といっても二軒。安い寿司屋にボーと入り、その後カクテルをボーと二杯飲み、んでもって家に「ご飯いらない」とTELしてなかったので、家に帰って夕飯食べた。
この夏初めての新子を寿司屋で食べたが、すでに二枚づけだった。せめて3枚あたりを食べたかったな。

リンク用URL

沖縄のウニ?

2002年07月12日(金) 12:16:07

今日の夜から沖縄である。
「美ら島物語」の連載のためなのだが、今回のテーマは「沖縄のウニ」である。うーに。
ウニは海草を食べて育つ。例えば利尻のウニは極上の利尻昆布を食べて育つから味が良いとされる。沖縄の海に昆布はほとんどない。アーサとかを食べるのだろうか。とにかく味が良いというのだ。楽しみである。
つうことで、週末は沖縄。おフランス出張のイメージは沖縄の強烈な個性で消されてしまうかもしれないなぁ。

リンク用URL

こいしや食品

2002年07月04日(木) 3:54:47

うーむ、時差がとれん。毎日午前3時ぴったしに目が覚める。おかしいな、パリ時間で夜8時。なんでこんな時間に……。

朝食に出る納豆がやけにうまいなと思ってラベルを見たら「こいしや食品」のものだった。今年の品評会第一位だよね、ここ。かなり気に入ったのだが、妻曰く「どこで買ったか覚えてなーい」そうだ。たわけもの! おかげで地元中のスーパーを探しまわらねばならぬはめに。

リンク用URL

「天亭」でひとりメシ

2002年05月24日(金) 14:31:06

銀座「天亭」まで自転車で行ってひとりメシ。
久しぶりにレベルひとつ上の天丼を食べた。うめー。帰りに恒記茶荘を探すが、なぜか見つからず。あれ?

リンク用URL

「味泉」のとり貝

2002年04月20日(土) 12:39:13

いやー、昨日「味泉」で食べたとり貝は絶品だった。朝になっても舌の上に明確なイメージが残っている。しこしこのぬふぬふのとろ〜なのである。大きさもとろけ具合もちょうど良い。
てな感じで追憶しつつ、会社に来ている。昼は中華弁当。かなしい。

リンク用URL

「布恒更科」

2002年04月12日(金) 16:47:27

昨日は「布恒更科」で、天ぷらと蕎麦を堪能。
ちりめんじゃこ、白海老、白魚、の天ぷらが非常に美味だった。岩の井の20年古酒を飲みながら、宵の口の蕎麦屋でのんびり天ぷらを食べる。外に遅桜。店は古く江戸の香り。……至福の時ではあるまいか。

リンク用URL

不健康満足

2002年03月31日(日) 9:57:16

昨日は18時に更科で「もり」と「青豆切りそば」と「新筍天もり」を食べて、お腹いっっっぱいにしてから仕事に行ったのだが(この店は量が多いのだ)、23時に仕事が終わったらスタッフに「実はお弁当とってあるんですー。いまさらですがー」と言われ、まだお腹満杯なのに思わずエビフライ丼を喰ってしまった。いや、虚を突かれた勢いとでも言いますか。
不健康な時間に不健康な食べ物で不健康な満腹。それはそれで「おー不健康したー」という感じで、なかなかに満足感があるものである。(そうか?)

リンク用URL

ひとり鮨〜バー

2002年03月26日(火) 10:24:53

昨晩は中途半端な時間に仕事が終わり、いまから誘う相手もおらず、ぶらぶら歩いて目についた初めての寿司屋にふと入った。ひとりで寿司屋ののれんをくぐれるようになったのは最近のことである(ホテル内の寿司屋を除く)。
その寿司屋は当たりであった。小柴のしゃこ、生鳥貝、青柳、すみいか・・・なんといっても「かんぴょう」が絶品だったのが素晴らしい。
加賀鳶を飲んでいい感じで酔い、地元のバーに流れる。夜桜はまだ8割保っている。ウォッカとグリーンティーなどを使用したオリジナルカクテル「葉桜の頃」が旨かった。

リンク用URL

ラーメンって

2002年03月24日(日) 11:17:44

お、そうそう。メールも何通かもらったが、先日の「史上最大!全国民が選ぶ美味しいラーメン屋さんベスト99」という日本テレビ系列の番組はひどかったな、マジで。東京に住んでいるのが恥ずかしくなるくらいな東京偏重(←東京人のほとんどがそれに気がついていないと思う。アメリカ一国主義と何も変わらないのだよ、その態度)と、日テレ演出のあまりのレベルの低さ。

書こうと思って忘れていたよ。つか、不定期日記に書きたいくらいラーメン自体に対して言いたいことが溜まっている。
敢えて言う。ラーメンってここまで大騒ぎするほどうまいのだろうか。だいたい「こだわり」って何? そこまで褒めあげること? プロなら普通のことじゃないの? なんで天才とか名人がこんなにいっぱいいるの? 独立も早くない? そんなに人格者ばかりがやっているの? あー、なんだか溜まるぞ。

リンク用URL

夜桜

2002年03月21日(木) 17:33:34

昨日は200万アクセスをゲットした丸山さんと賞品のワインを渡しがてら晩メシ。おいしく楽しい夜だった。丸山さん、セッティングどうもありがとう! またぜひ。
その後、地元まで帰ってきて、夜桜が見えるバーでひとり花見。ただ、桜が美しいので有名なバーなので超満員御礼。夜中1時を過ぎてもひっきりなしに客が来て、みんな立ち飲みしている状態。すげー。オリジナルカクテル「夜桜」を飲みながら、しばしまったり。

リンク用URL

「なっとう村」

2002年03月15日(金) 8:36:56

第7回全国納豆鑑評会というのが開かれたんだって。で、今年の納豆日本一に選ばれたのは栃木の「こいしや食品」の「なっとう村」だとか。
なっとう村なっとう村・・・スーパーで見たことないなぁ。意識して探してみよっと。

リンク用URL

甘過ぎ、かな

2002年03月12日(火) 11:28:38

おお、そうだった。「梅乃宿」20年古酒の報告を忘れていた。えーとね、糖度がものすごく上がっていて、まるでデザートワインでした。シャトー・イケムみたい(ちょっとしか飲んだことないけど)。で、ウォッシュチーズと合わせても負けない感じ。きっとフォアグラのソテーにも合う。それでいてキレはとてもいいので、ボクは気に入りました。ちびちび飲みます。でも普段の食事で合う食材は少ないかも。
妻はうーむと複雑な表情。彼女は日本酒の魅力がわかりはじめたばかりなので、こういうのはまだ早いのかも。つか甘過ぎではあるが。

リンク用URL

東京湾を見て穴子を連想する自分

2002年03月11日(月) 12:03:47

自転車のサドル(イス)を数センチ後方にずらしたら、いきなり乗り心地が快適になった。微妙なもんだねぇ。てなわけで、花粉を大量に浴びながら自転車通勤。サングラスとでかいマスクで完全防備しているが、かなーーり怪しい。
海岸通りから見える江戸の海。春の日差しに輝いている。そういや「東京穴子」は今の時期か。もう遅いか…。東京湾を見てすぐ穴子を連想する自分がちょっと恥ずかしい。

リンク用URL

小魚のピクルス

2002年03月10日(日) 16:19:26

昨日は、どなたに出してもほぼ喜ばれる「佐藤家パーティ・レシピ」をフル活用。久しぶりに作った料理も多く懐かしかった。ボクの得意料理のひとつである「小魚のピクルス」も久々の登板。やっぱあのレシピはうまい! ←そのうちパーティレシピはコンテンツにしますね。

リンク用URL

「分とく山」であんこう尽くし

2002年03月05日(火) 13:46:11

昨晩は「分とく山」であんこうをいただいた。前回に訪問したときに野崎板前に薦められて、特別にコースを組んでもらったのである。
この店は3回目だが、一番迫力を感じた夜になった。あんこうをいろんな形に料理してもらい、それぞれに焦点がビシッと来ていた。あん肝は生姜煮。ポン酢の数倍うまい。刺身もあんこうの本質がわかる味。あんこう鍋は粕汁味噌仕立て。薄味のあんこうが濃いスープの中で逆に主張を激しくしてくる。うめーーーー。
すべて完成度が高くビックリしたが、中でもあんこうの内臓を中心に腸詰め風にしたオリジナルレシピが一番の絶品だった。

印象に強く残るタイプの料理を出す店ではないのだが、この夜は強烈な印象を残した。今朝はまさに黄金のうんちが出た(汚

リンク用URL

奈良「梅の宿」20年古酒

2002年03月02日(土) 17:11:45

奈良「梅の宿」の20年古酒が手に入った。
日本酒の古酒をボトルでゆっくり飲むのは初めて。きれいな琥珀色になったこの地酒は、泡盛やワイン、ウィスキーなどの古酒と、きっと違う魅力を見せてくれるに違いない。うーむ、いつ開けようか。

リンク用URL

「鮨たなべ」

2002年02月23日(土) 19:05:26

祐天寺の「鮨たなべ」に行った。
料理に気合いが入っている店で、基本的に握り好きなボクとしては方向性が違うのだが、でもその料理がどれも美味。穴子の刺身やあん肝トビッコなど印象的なものが多数。素晴らしい。
でも「タバコ+携帯電話+香水のきついギャル連れ」という凶悪客がカウンターにいた。思わず殺意。

リンク用URL

ジバラン会食

2002年02月14日(木) 9:06:43

昨晩はジバランの会食でフレンチ。
メイン料理のウサギを食べている途中でいきなり腹が下る。それからは続けざまにトイレ行き(デザートの4種類のソルベはしっかり食べたが)
食べている途中で下るのは久しぶり。ボクだけのようなので食あたりというよりは風邪かしら。とりあえず腹痛いので朝食はうどん。うひうひ。朝からうどん♪ ケガの功名?(違

リンク用URL

久米つながり

2002年02月12日(火) 10:21:29

そういえば昨日の「ニュースステーション」でタイムリーにも納豆特集やってましたね。久米つながりなのか「くめ納豆」もきっちりインタビューされていた。思わず丹精を今朝食べたヒトも多いに違いない。

リンク用URL

銀座「鉢まき岡田」

2002年02月02日(土) 19:00:08

いったい何年ぶりだろう、昨日は銀座の「鉢まき岡田」に行った。山口瞳の生原稿が額装してある2Fの座敷でゆっくりくつろぐ。
その後、とあるバーでペルノーをがぶがぶと。おかげで今日はちょっと二日酔い。寝床で半日読書。「転がる香港に苔は生えない」(星野博美)読了。581ページ。飽きさせない筆力。

リンク用URL

二回目の「分とく山」

2002年01月30日(水) 9:27:50

昨晩は二回目の「分とく山」。12月の頭にはじめて行ったときに「これは優子にも食べさせて一緒に研究しないとなぁ」と思い、その場で予約したのだ(直近で空いていたのが約1ヶ月半後の1/29だったのである。すごっ)。
ひと言で言うと「含羞の料理」というべきか。非常に奥深い引き算の料理。派手さがないから不満に思う人も多いかもしれない。でもちょっと通って舌に覚えさせたい力がある。派手な足し算の料理の店にも行ってみて比較してみたくなる。
カウンターの野崎さんとずっと話をしながら食べられるのも魅力。勢いで次回の予約もしてしまった。貯金&節約。

リンク用URL

激マズ!!

2002年01月28日(月) 13:01:05

通りがかりのコージーな喫茶店でランチ。築地っぽく納豆鉄火丼なんていうメニューがあったから、このごろ納豆に凝っているボクはそれを頼んだ。感じのいい美人のマダムがひとりでやっている明るく小さな喫茶店。気持ちのいい午後である。

がっ。

納豆鉄火丼、激マズ!! ご飯が酢飯でなく熱々の炊きたて! 乾いた納豆と中トロが邪魔しあう! その上におろしがたっぷりかかってる(泣)! しかも味噌汁が生味噌タイプインスタント! しかも丼ほとんど食べ終わってからチンして出てきた! しかもBGMがテレサ・テン全曲集! 昼から♪愛を償えば〜とか歌ってるし(哀)!
ひゅるるる〜。週のアタマから、すっかりたそがれちまったよ。♪愛を償えば〜・・・(肩落

リンク用URL

築地場外「黒川」

2002年01月23日(水) 13:14:37

午前中のプレゼンがうまく行ったので、帰りに築地場外の「黒川」で天ぷらとビール。
場外あたりで寿司屋以外でどこがいい?と聞かれるとこの頃ココを薦める。小さい店だが、うまいしリーズナブル。今日は生モチの天ぷらと生卵黄の天ぷらがとても良かった。うまー。

リンク用URL

くめ納豆・味道楽は凡庸かな

2002年01月21日(月) 14:17:38

「関西人のワタシでもくめ納豆・丹精だけは食べられます」とか「丹精ブラボー!初めて食べたけどすごくおいしい!」とかメールをもらう。

いまだ金印にはお目にかかっていないが、くめ納豆はとりあえずいろいろ食べてみたい。くめ納豆・味道楽は見つけたから食べたが、これは特徴がいまひとつ出ていず凡庸な感じがしたぞ。

リンク用URL

くめ納豆の幸せもの

2002年01月17日(木) 11:47:16

さすがに赤ワインと納豆は合わないので、ちょいと時を置いて丹精試食……んまい!
なるほど。香りがちょっと弱い気もするが、香り抑えめのものらしいので仕方ない。でもとてもバランスのいいウマイ納豆だった。ちょっと高価だがこれからコレにしよう。金印が近所で売っていれば金印にするのだが。しかしくめ納豆はファンが多い。以下、くめ納豆・金印ファンのメールより。
「私目は、くめ納豆を買うためにだけ、現在住んでいる四谷界隈で一番大きいスーパー(丸正・総本店)に行くのですが、仕事が終わった深夜に行くと、入荷量が少ないらしく売り切れのことが多いのが残念です」
くめ納豆を買うだめだけに……ファンに恵まれたくめ納豆。幸せものである。

リンク用URL

納豆購入金額 高松最下位!

2002年01月16日(水) 16:58:53

納豆のサイトを調べていたら、こんな統計にぶつかった。
「平成6年度の全国主要都市の1世帯当たりの納豆購入金額をみてみると、 1位が7055円でダントツの水戸市。 2位が5969円で福島市、以下3位宇都宮市、、、、もっとも少ないのは高松市(835円)でした。」

うははは。高松最下位! やっぱ白米よりさぬきうどんなお土地柄だねぇ。白米を食べる機会が少ないから納豆も少ないのかも。
ま、ボクはこのごろ白米にかけず直に納豆を食べる方が好きなので関係ないけど。

リンク用URL

「くめ納豆・金印」「丹精」

2002年01月16日(水) 10:55:48

納豆の話題にメールで反応があったが、そのどれもが「くめ納豆・金印」を薦めている。みんながみんな「くめ納豆・金印」を薦めている。水戸の人も茨城の人も宇都宮の人も東京の人も、みんながみんな、「安いので一番はくめ納豆・金印」と主張している。中でもこんな一節「水戸では誰もが『くめ納豆がイチバン!』と言います。(秘伝金印の他に「丹精」というのもあり、そちらもおいしいです。)」。うーむむむ。
ゆうこに聞くと、最寄りのスーパーでちょいと高いが「丹精」は売っているらしい。即座に買うように指示。今日の夕食はラムとワインなのだが、、丹精も食べる。味が合わなくてもいいのだ。食べるったら食べる!

リンク用URL

「おかめ納豆」が一番

2002年01月15日(火) 12:23:49

突然であるが、「なっとういち」ってマズくないか? 嫁が言うところによると「金の粒」もかなりイマイチらしいが、「なっとういち」にはビックリした。廉価な納豆の中では「おかめ納豆」が一番かなぁ。

リンク用URL

約30年ぶりに「チャオ」

2002年01月10日(木) 17:58:24

昨日の夜はちょっと感動的だった。
小学5年だか6年のころに親に連れて行ってもらったイタリアンレストランに行ったのだ。子供連れて。
店側も「約30年ぶりに来ていただいたのですか!!しかもお子さま連れで。三世代でありがとうございます」と喜ぶ。つうか、よく30年も街の片隅で小さな店をキープしてきたものである。繁華街とは決して呼べない住宅街にポツリとあるこの店。自転車通勤中に「あれ?この店ってひょっとして…」と気がついたのだ。
聞けば、当時、東京にイタリアンはこの店を含めて4軒しかなかったとか。キャンティ、アントニオ、ニコラス、そしてこの店。なんか洒落た店が家の近くにできたということで親に連れて行ってもらった記憶がある。内装もテーブルの位置もほとんど変わっていない。いや、昔はキャンティのワラで包んだボトルが壁にいっぱい架かってたっけ。
30年間、他で修行したことのないシェフの料理は(意外といったら失礼だが)とっても美味しく、昭和の味がした。中途半端に本場のマネをしたそこらのイタリアンの数倍正統な味がした。 店の隅っこで、小六のボクが「おいしー」とか言っていそうな味であった。

リンク用URL

「たちばな」

2001年12月20日(木) 15:08:20

昨晩の忘年会は、とある寿司屋でやったのだが、焼きズワイガニ2杯(ウチコ、ソトコ、ハラコ付)やら生牡蛎やら本まぐろの内臓やら焼き本マグロやら白エビやら天然ホタテやらボタンエビやら赤貝やら生サザエやら握り各種やら、果てはスッポンの具沢山スープまで出て、それぞれちゃんとうまくて、そのうえ飲み代まで入れて、ひとり7000円(!)。最後は食べきれなくて残してしまった。寿司屋もすごいが、幹事もすごい(自画自賛)。そのうえ今朝は風邪もすごい。ごほごほ。

リンク用URL

「なべ家」でフグ

2001年12月13日(木) 0:20:19

うぅ。続くときは続くもので。
今日の昼はフレンチ・ランチ。夜は大塚の「なべ家」でフグでした。宴席になぜか同席させてもらったの。なべ家でフグなんて一生にそうはないから意気込んで行った。てっさに関してはいままで食べたあらゆるフグの中で一番味が澄んでいて、そっち方向に圧倒的に美味だった(謎
ま、正直、フグってそれなりに数こなしたけど、いまひとつわからん。いやもちろん雑炊うまいしてっちりもうまいしヒレ酒もうまい。けどなぁ、結局フグの唐揚げが一番好きだったり。唐揚げとてっさと湯引きが少しあればボクはいいや。高いから旨いのだ、という価値感は理解できるのだけれども。

リンク用URL

「分とく山」

2001年12月12日(水) 9:35:52

昨晩は「分とく山」に行ったのだが、あの名作「美味しい方程式」の野崎洋光さんに他のお客さんが帰った後じっっっくりお話を伺えて大変おもしろかった。なぜ野崎さんは出汁をあまり取らなくなったか(!)の話、引き算の料理の話、地産地消の話、どうやって料理文化を受け継ぐべきかの話……と書くとなにやら大上段っぽいが、決してそうではなく、とっても謙虚なお話ぶりにこちらの心まで澄んできた貴重な時間。
ここの「引き算の料理」は妻の優子にも食べさせねばと思い、思わず1月末を予約。いまから楽しみである。

リンク用URL

NO REASON

2001年12月10日(月) 14:12:52

風邪が治りきらないので、今日は自宅企画作業。明日はいろいろあるので、治さないと。
昼メシは、家に誰もいないので、汗をかくために韓国料理店でチゲを食べる。辛さに汗ダラダラ。風邪よ、汗とともに身体から出ていけ!
食後歩いて帰る途中、うまいという評判の鳥屋が弁当を売っていたので、思わず買ってしまう。いま昼飯を食べたばっかりということを完全に忘れているのに、家に帰るまでは何の疑問もなく、いざ食卓に座って弁当を一口食べた時点でやっと何かがおかしいことに気がつく・・・「なんでオレ、満腹なのに唐揚げ弁当食べているんだろう?」

…まさに、NO REASON。
おかげで、すっっっっっごい満腹です。なんだか風邪も逃げていきそうです。

リンク用URL

まじマズイ回転寿司

2001年11月27日(火) 17:43:46

ランチ時、時間がなかったので手近な回転寿司に飛び込んだ。回転寿司、1年ぶりくらい。ブームだしレベル上がっていると聞いているし、入った店はよく客も入っていたからそれなりに期待♪
が。が、が、がっ。
4皿でダウン。まいった。まずい。回転寿司自体は否定しないが、この店はひどかった。これなら社員食堂のなんちゃって寿司の方がマシ。まじマズイ。かなり悪食なボクでも喰えず。
つうか、気分悪くなった。オフィスに帰って、口ゆすぎにコーヒーがぶ飲み。うーむ・・・なんであんなに客入っているのだろう?行列できてたし。

リンク用URL

「フー・ド・ヴァン」

2001年11月25日(日) 9:46:37

阪神芦屋駅近く(といっても信号二つ分東)に知り合いの伊藤さんが開いたワインバー「フー・ド・ヴァン」で飲む。いい雰囲気のいいバー。いいバーやカフェが絶滅状態にある東京とは大違いである。そう、本当に東京から肩のこらないバーや時間つぶし出来る喫茶店が駆逐されつつある。小さくて質のいい本屋の消滅も含めて、これは文化の消滅に近いねぇと話しながらワインとグラッパ。
そのあと深夜のバーンズへ。無口にうっそり飲んでいると昔の常連(るみこ)から「変わらんなぁ」とどつかれる。飲み方はそうは変わらんって。

リンク用URL

銀座「さかた」

2001年11月08日(木) 12:49:56

メインマックを使えなくなって2日半。腰が落ち着かなくて困る。つうことで、腰をどっしりさせるため、銀座の「さかた」へさぬきうどんを喰いに行く(なんでや)。
いやー、4回目の訪問になるが、いままでのイマイチさがウソのように今日のは絶品だった。うまひゃひゃである。歯への抵抗、歯を受け入れた後ノヒーッと粘る感じ、喉の奥に張り付くように流れていくすべらかさ、小麦粉のそこはかとない香り‥‥‥ネギを入れすぎなのが気になるが、あーさぬきうどんってこうだったよなー、と久しぶりに思い出す。うまひょひょひょ!
うむ。メインマックのクラッシュくらい人生の大勢に影響ないのだ、といささか持ち直したボクなのでした。さぬきうどんの力はやはりスゴイ。

リンク用URL

期待はずれ

2001年11月03日(土) 8:58:45

パマルのパイはちょいと期待はずれだった。期待しすぎ??
やたら眠いのはどうしてだろう? 一日中寝ていたいー。

リンク用URL

「パマル」

2001年11月02日(金) 18:01:54

今晩は、「パマル」で買ったスープとパイ包みがおかず。アピシウス出身高橋シェフが作る専門店だ。ずぅっっと前から食べたいと思っていたんだよね。楽しみー。

リンク用URL

築地「TAHITI」

2001年10月29日(月) 13:42:42

無性にカレーが食べたくなり、自転車起動して、築地の「TAHITI」へ。たまに行く店。店名的に南国風なんだけど、家庭的なカレーというあたりが変な店。お母さん的な人が運営しているし。
今日の気分は中栄でもナガフチでも1/3でもキッチンカミヤマでもなく、この店だったので、満足。野菜カレー大盛1100円。シャバシャバで良い。ピクルスも良い。もうちょっと辛い方が好きなんですけどね。

リンク用URL

冬虫夏草

2001年10月26日(金) 9:17:31

昨日ははじめて冬虫夏草を食べた。神戸でも(東京でも)珍しい福建料理の店で、他にもサメのくちびるだの、見たこともないキノコだの青蟹だの、いろんな食材を楽しんだ。決して高くもなく、横では若い社会人が宴会をしていたりして、なかなか良い店であった。店の構えを見て半信半疑っぽかったムツさんも、最後はご満悦だったご様子(たぶん)。

リンク用URL

苦楽園のバーンズにて

2001年10月25日(木) 23:09:38

苦楽園のバーンズにてバーボン。久しぶりである。
いつのまにかマスターが携帯メールにはまっていた。時代の流れを感じるわー。

リンク用URL

フレッシュ・ポルチーニ

2001年10月25日(木) 6:13:59

うぅ。フレッシュ・ポルチーニ茸は絶品だった。焼いただけのヤツもパスタもリゾットもうまかった。ごめんなさいと謝ってしまうくらい。ごめんなさい。

リンク用URL

「新橋鶴八」

2001年10月24日(水) 16:27:44

昼に時間が空いたので、新橋「しみず」に寿司食べに行ったら改装中。「新橋鶴八」に流れてちょっとだけつまむ。あ、それとちょっとだけ生ビールも。
あー、うまい寿司は良いなぁ。
夜はイタリアン。生のポルチーニが食べられるはず。今日は昼も夜もうまいもの。うれしー。

リンク用URL

ネタとシャリが同時にさ…

2001年10月23日(火) 17:21:43

今日の昼食べた「バラちらし丼」は、酢飯にウニやホタテをまぜまぜしたものの上にイクラやサーモンが載っており、なかなか美味だった。酢がもうちょい利いているとより良いの〜。
あー、なんだかこの頃、寿司モード。うまい寿司、喰いたい。小振りで、ネタとシャリが同時に口の中で溶けるヤツ。くぅ〜〜〜(デスクで身をくねらす気持ち悪い男一匹)

リンク用URL

「カメレオン」

2001年10月18日(木) 0:50:32

いま話題のトレンドイタリアン「カメレオン」に行ってきた。お洒落な時間を過ごせるが、わりと平坦な印象。強く濃く持っていくとお洒落度がなくなるし、弱く薄くなっちゃうと平坦になっちゃうし。難しいのはわかっているけど、もう少しメリハリが必要な気がする。
校正関係、ほとんど終了。ほんの少し、開放感。

リンク用URL

最後はストレッチ大会

2001年10月17日(水) 0:33:29

ちゃんこ屋は、塩味がうまかったが、最後の方はしょっぱすぎ。しょぱーーー!
〆のうどんは、なんちゅうか、ラーメン風。もっと言えば、ラーメンとフライドポテトのあいだ風。不思議な感じ。むぅ。快感の少ない食事でした。メンツは異様に面白かったけど。女性3人に男1人。3人とも独立独歩の、人間として面白いヤツ。最後は貸し切り座敷で(みんな帰った)ストレッチ大会。

リンク用URL

「マッシュルーム」

2001年10月14日(日) 7:36:23

昨晩は宮崎のカルノさんを迎えて、家族と恵比寿「マッシュルーム」できのこ三昧。まっっっったく知らないきのこ、多かったなぁ。
今日は、家を一歩も出ず(いい天気なのにー!)、ジバランの最終校正と沖縄本文庫化の校正作業にいそしむ予定。いい天気だからせめて公園くらい子供と行きたいけどなーーー。よし、午前中思いっきりはかどったら、行こう!

リンク用URL

あじフライは最高だったけど

2001年10月05日(金) 23:23:22

あじフライ、おいしうございました。小あじだったけど、絶妙なるフライ加減。塩で食べる方式。三滴だけ中濃ブルドッグかけたけど。
でもこの店、同伴専用のようで、そんな客だらけ。なので10時になるといっせいにお店へゴー。客は私らだけに。そういう店だからか、場所柄もあるのか(立地最高)お勘定も高い。かなりしんどい。うまいんだけどねー。牡蠣フライやタラコちょい炙り、ポテサラ、メンチ、はたはたひと塩、など。堪能。

リンク用URL

銀座で絶品のあじフライ!

2001年10月05日(金) 12:29:53

相変わらず「あーじーふーらーいーいーいー!」って騒いでいたら「よし絶品の所へ連れて行ってあげよう」という奇特なお方。
お昼ですか?と聞くと、夜だと言う。夜! しかも銀座。わーい、銀座の夜に絶品のあじフライ!(どんな店や・・・)
ちゅうことで業務連絡。今日の夜ご飯はいりません→ゆうこ

リンク用URL

恵比寿「軍鶏丸」

2001年10月05日(金) 7:50:52

昨日は部の飲み会。久しぶりの恵比寿「軍鶏丸」。やっぱりここの3980円コースはコストパフォーマンスがいい。堪能。〆はうどんよりご飯(おじや)の方が合うと知る。次回からそうしよう。

リンク用URL

ニョッキは難しい

2001年10月04日(木) 11:53:30

ニョッキは茹で具合が難しい。
ゆうこが手打ちニョッキを作ったが(昨日)、ちょっと茹ですぎだったのか、小麦粉が足りなかったのか、ふわふわすぎた。ま、秋のうちに、もう一度挑戦してみよう。

リンク用URL

「シモン」

2001年10月02日(火) 1:12:53

深夜に麻布十番の「シモン」でソーロンタンとか。
ねぇねぇ、ソーロンタンって、牛骨のスープ系おかゆだよね? いやん、腹一杯食べちゃった。

リンク用URL

しながわ翁

2001年09月27日(木) 22:49:09

自転車通勤の帰り道。「しながわ翁」でとろろの暖かいそばともりで夕飯にする。
どうやら「翁」の都内第一号店らしい。へー。安曇野と山形と西天満とココ、だけなのかな。本店はもうすぐ広島に移って違う名を名乗るらしい。最後ののれん分けだろうか。
なんとなく自分で発見した店のような意識もあり応援したくなる(だってこんな場所にあるとは…)。超おだやかでおっとりしたそばだが、輪郭がしっかりしているので楽しい。

リンク用URL

脂臭いのには参った

2001年09月26日(水) 21:49:04

あまりに時間がなく、弁当を買っても食べる場所もなかったので、久しぶりの吉野屋へ。安くなってからは当然初めて。
店にもよるのかもだが、その店は、ドア入ってすぐ、あまりにひどい脂の匂いに吐きそうになる。こりゃヤバイほど牛質が悪そうだと観念し特盛をやめて並280円へ。この時点でやっとこさ狂牛病を思い出すが、まぁ髄や脳みそを食べるわけでもないからな(つゆに溶けていないとも限らんが)。
つゆの味はキープされているので味的には変わらないように見えるが、どう考えても肉質に変化があったように感じるのは、280円という先入観があるからか。
でもとにかく脂臭いのには参った。たまに無性に欲しくなる味ではあるが、もうしばらくは行かなくていいや。

リンク用URL

究極の

2001年09月25日(火) 23:45:24

反感を買うのかな。買いそうだから、書くのをやめよう。でも書きたいくらいはうまかったな。でも書くと嫌がられるよな。うん。書くまい。でもうまかったな。メニューを書いてもいいかな?いや、やめておこう。書いて嫌われるより書かないで嫌われる方がいい気がする。今回に限って。

リンク用URL

上海蟹の解禁日

2001年09月25日(火) 12:10:52

秋っすね。
東京の「中国飯店」では、今日9月25日が「上海蟹」の解禁日なのだ。おお、待ちに待ったぜ!
ホントは10月とか11月の方が脂ものるし、腹子はたっぷりになるし、いいんだけど、解禁日という魅力にはかないません。
ええ、今晩は秋の味覚「上海蟹」ですよ。ある方々との上海蟹パーティがあるですよ。めちゃ楽しみ。
昼飯はかるーーーくにしておこっと。

リンク用URL

どうした「コートドール」!?

2001年09月16日(日) 18:54:06

うーむ。ちょっと思い立って「コートドール」で食べてきたのだが・・・
あの、外れがないので有名な「コートドール」が・・・いったいどうしたんだ!!!
このまえの「アピシウス」といい、今回の「コートドール」といい、この楽しくなさは何だろう? もう期待むんむんで出かけているのに。ものすごく積極的に楽しもうとしているのに…。
あぁ、こんなに店にはずれている場合ではないのだ、財布の事情的に。

また貧乏生活がはじまる予感ぶりぶりな残暑の週末。

リンク用URL

あじフライって世界一うまくないか?

2001年09月15日(土) 9:22:19

昨晩は会社の人たちとかなーりうまいレストランに行って、かなーりうまい思いをしてきたのだが、途中で「あじフライってなんであんなにうまいのか!」という話になり、あんなにうまいディナーを喰っているのに、頭の中はあじフライでいっぱいに。

それは今日も続いていて、頭の中はあじフライだらけ。ゆうこに頼んで、昼はあじフライにしてもらった。
でもさ、あじフライって、世界一うまくないか?
ウスターソースにしようか醤油にしようか、はたまたトンカツソースにしようか、あ、和辛子はあったっけ、など、いまからそわそわ。朝ご飯食べ終わったばかりなのに。
あ、あじフライの付け合わせはキャベツにしてくれよな、ゆうこさん。

リンク用URL

「妻家房」

2001年09月10日(月) 6:35:08

昨晩は、座談会のあと4人で「妻家房」で韓国料理。東京一という評判もある店だが、じ・つ・に、普通でした。赤坂の「古家庵」の方が数倍いいな。

その後、男2人でなんとクラブ(平坦なアクセントの方)イベントへ。ちょっと知り合いが出るので出かけたのだ。普通の格好で行ってビクビクしたけど、クラブイベントって、みんな街服で出てるのね。ジーンズにポロみたいな若者も多数。

座談会は面白かった。食べ好きのヒトビトと会うのは気持ちがいい。半端じゃないからね、ジバランメンバーは。

リンク用URL

アピシウス

2001年09月06日(木) 22:41:22

昔から憧れていたレストラン、アピシウスにゆうこと行ってきた。
一時、日本一といわれた名老舗店である。が、高橋シェフ、中本ソムリエなどが抜けた今、往時の輝きはたぶんもうない。そつのなさはさすがなものだが、ホテルレストラン的であり、なんだか「楽しくない」。うーむ。非常に残念である。もっと早く旬のころに行けば良かった・・・でもある程度の年齢になってから行きたい店として取って置いたのだ。嗚呼。

店に似合う年齢というのは確かにある。でも店の旬も確かにある。ボクはこの店に関してはハズシてしまったようである。

リンク用URL

ページの先頭に戻る過去ログ一覧

メニュー

Follow satonao310 on Twitter @satonao310

satonao [at] satonao.com
スパム対策を強化しているので、メールが戻ってきちゃう場合があります。その場合は、satonao310 [at] gmail.com へ。

tj_300_100.jpeg

↑リーダーとして全体統括しています。

ページの先頭に戻る

Google Sitemaps用XML自動生成ツール

Special thanks to Minoru Yoshida, Yusuke Kitani.