2011年7月 アーカイブ

早く若者にバトンを渡そう

2011年7月18日(月) 8:28:19

この土日は被災地に行っていて、「仮設住宅アート」と勝手に名付けたプロジェクトを黒田征太郎さん、内藤久幹くんらと一緒にやってきた。

収容所みたいに無機質に立ち並ぶ仮設住宅。
表札もなく、お互いに名前ではなく「3の5の方」みたいに棟と部屋の数字で呼び合う仮設住宅の住民たち。そんな無味乾燥な生活で「心の復興」が出来るわけがない。生活再建へのモチベーションが上がるわけがない。だったらアートのチカラで何かできないだろうか。そんな想いから始まったプロジェクトである。後援:助けあいジャパン。助成:ROAD PROJECT 日本財団。

で、宮城県名取市で土日たっぷり動いてきて、腕も頭皮も真っ赤になるくらい焼けて、もうカラダぼろぼろなのだけど、そのことを詳しく書く前に、なにはともあれ、今日の話題はこれでしょう。

少しでも気持ちが明るくなる環境に住んで欲しい。 〜仮設住宅アート

2011年7月19日(火) 9:41:41

昨日もちょっと書いたが、この土日、宮城県名取市に行き、仮設住宅の壁に絵を描くプロジェクトをやってきた。

イラストレーターの黒田征太郎さんと、電通の元同期でその後独立してTGVという会社をやっている内藤久幹くんらと一緒にやったプロジェクト。題して「ひとりひとりがみんなではじめるあたらしい暮らし 〜サイン・表札づくり」である(コピー:山本高史&佐藤澄子)。

20年前くらいだったか。
黒田征太郎さんと「ホスピタル・アート」というのをやったことがある。

iPhoneアプリ「ABT」をどうぞ

2011年7月21日(木) 7:02:09

土日に「仮設住宅アート」で宮城県名取市に行ってきて、なんだかすごく焼けた。

快晴のどピーカンで、直射日光をイヤと言うほど浴びた。特に頭皮がすごい。赤い。つっぱる。うぅ。これは剥けちゃうなぁ。頭皮が剥けると大変なのだよ・・・

でも、誰かと会ったときのアイスブレイクにはいいよw

ザッツ・エンターテイメント!「ABTオープニング・ガラ」

2011年7月22日(金) 13:51:23

昨晩のアメリカン・バレエ・シアター(ABT)、最高だった。

さすがアメリカ。エンターテイメントのツボをよくわかっている、という感じ。
演目の並びもいいけど(モダンとクラシックが適度に融合)、それぞれのダンサーが競って大向こうウケを狙い、しかもきっちり大ウケを取っていく。すごいなぁ。ニューヨークで毎晩鍛えられているうちにこうなっていったんだろうなぁ。ブロードウェイをはじめレベルの高いエンタメが客を取り合っているニューヨーク。生半可な楽しさでは客を呼べないからね。

まぁヨーロッパ的な芸術の匂いというよりは、本当に「ザッツ・エンターテイメント!」な感じなのだけど、これはこれでボクはたまらなく好きだ。バレエが全部これになったら困るけど、でも、好き。

カレーニョ、日本最後のABT「ドンキホーテ」

2011年7月24日(日) 22:10:35

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)は相当うまいダンサーを幾人も抱えているが、その中でも(ボク的には)ダントツに存在感ある大スターがホセ・マヌエル・カレーニョである。

2005年に彼とジュリー・ケントの「ドンキホーテ」を観て以来の大ファンであり、ボクの中でのベスト・バジル(ドンキホーテでの役名)もカレーニョであった。最近ではボリショイのワシーリエフのバジル(動画)の方がいいのではないか、という部分もあるのだけど、いずれにしても世界トップのバジルのひとりには違いない。

その、カレーニョの「ドンキ」をふたつ続けて観る機会を持てた。
しかも彼の引退のシーズンに。もう日本で観られる最後のカレーニョ・ドンキと言っても過言ではない。

プレッシャーがきつい、特殊な雰囲気の講演を3つやった

2011年7月25日(月) 8:36:37

ここ一週間、プレッシャーがきつい講演が3つ続いた。
こういうのってバタバタのときに限って重なるものなのだけど、準備も含めてきつかったなぁ。しかもわりと特殊な雰囲気の講演ばかり。

1)ディナーショー形式の講演
2)100人のお坊さんを相手にした4時間の長時間講演
3)聴衆の94%が女性である国際カンファレンスでの講演

よくもまぁ一週間でこんなに変わった講演が3つも・・・

聴衆の94%が女性 〜国際女性ビジネス会議

2011年7月26日(火) 8:47:17

昨日書いたように、佐々木かをりさんのイーウーマンが主催した「第16回 国際女性ビジネス会議」で講演してきた。

去年に続き、二度目の登壇。分科会のみだった去年と違い、今年は全体会議のスピーチと分科会のふたつを受け持った。レベルが高く密度の濃いカンファレンスなので「いい講演」にしないといけない。だって毎回、聴衆の満足度が98%を越えるというアンケート結果らしい(すごすぎる!)。その中に入ってカンファレンスをぶち壊しにするわけにはいかない。緊張したなぁ。

今年は節電に配慮、ということで、電力消費ピーク時を外して午前中から昼にかけての開催だった。
朝8時には開会し14時に閉会という進行。朝型のボクにとっては願ってもない。だってカンファレンスで充実した時間を過ごし終わってもまだ14時だ。一日が2倍に使える。

頭皮がズル剥け、ゴルバチョフ状態(泣

2011年7月27日(水) 8:40:33

まぁ油断したわけです。

仮設住宅アートで宮城県名取市に行ったとき(先々週の金曜土曜)、帽子をかぶらず炎天下で2日間、歩き回って作業をしたのです。

写真は腕。
こんなにくっきり後がつくくらい、焼けてしまったわけですね。

このメンバーたちと一緒に過ごせて本当に良かった

2011年7月28日(木) 8:17:48

satonaoopenlabo110727.gif昨晩は電通時代の「サトナオ・オープン・ラボ」の初期メンバーが集まっての歓送迎会。
新天地に旅立つラボ員と、新たに加わったラボ員と。このラボも4月から「電通モダン・コミュニケーション・ラボ」と名前を変えたけど、この一期生はなんとなくずっと「サトナオ・オープン・ラボ」な感じがする。

週2回、約1年半、ずっと一緒に新しいコミュニケーションを研究しつづけたラボ員たち。
最初はどうなることかと思ったけど、たった1年半でものすごく大きく成長して、実に誇らしいメンバーたちになった。もうどこに出しても恥ずかしくないし、たとえどこかで壁にぶつかっても、この仲間たちが全員バックについている。この心強さは限りない。

というか、控えめに言って、「ラボで人生が変わった」ラボ員が大半。
面白いほど1年半前とはいろいろと人生が変わっている(ボクも含めて)。1年半でこの変化だから、5年後10年後はいったいどんなになっているか想像もつかない。そういう意味では、この写真はきっと10年後に貴重なものになっている気がする。「へー、これってすごいメンバーじゃないですか!」と若手に驚かれるような。

ケントとオーシポワの競演! ABT「ロミジュリ」

2011年7月29日(金) 12:10:09

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)は結局5公演観た。
「オープニング・ガラ」と「スペシャル・ドン・キホーテ」、そしてカレーニョの「ドン・キホーテ」、そして今週、火曜と木曜(昨晩)に「ロミオとジュリエット」。強烈に押し寄せる仕事の合間をかいくぐり、唯一のストレス解消として無理して通った。いやぁ堪能したな。シアワセ。

前三つは感想を書いたので、「ロミジュリ」を。
火曜に観たケント(ジュリエット)があまりに素晴らしかったので、昨晩のオーシポワ(ボリショイからのゲストダンサーで、ボクはわりとファン。今回の来日公演のお目当てのひとり)がどうなるかちょっと心配だったのだけど、期待を上回るダンスでこれまた素晴らしかった。

最大の違いは「若さの表現」だった。
16歳という設定のジュリエットをケントがやるとどうしても違和感があり、特に第一幕など全然若さがなく、わりと引っ込み思案のジュリエットだった。第三幕の哀しい場面はその延長線上にあり、すんなりと入ったが若さゆえの性急さ・短絡さ・情熱のほとばしりなどが感じられず、ちょっと残念でもあった。とはいえあまりに圧巻のダンスで、そんなことどうでもよくなってしまったのだけどね。周りの客はみんな鼻をズーズー言わせて泣いていた。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。