2011年1月 アーカイブ

音楽のもともとのカタチが戻ってくる

2011年1月11日(火) 8:43:56

一昨日のエントリー「ボクたちはその萌芽の最初期に生きている」にもたくさんの反応をいただいた(ありがとうございました)。
あれは坂本龍一のUst生配信を聴いているときに考えていたことだった。ソウルでのコンサートのUst生配信。驚異的な高画質・高音質。約2万人が彼のコンサートを共有した。これも萌芽。この流れの先にまったく新しい未来があると感じる。

というか、もともとに戻る、とも言える。
これは「つながりによる再編成」と同じ。再編成され、人と人とのつながりという古来からあったものに戻る。

音楽って、もともとは「人と共有するもの」だった。
原初は祭りや儀式でのものだったかもしれない。その後は宴席やパーティ、そして演奏会。すべて生演奏を人と共有することが基本であった。

謙虚で後ろめたい美味しいシャンパン

2011年1月12日(水) 7:53:47

去年の11月末くらいだったか、ツイッターで和田裕美さんと話していて、偶然「次の本の脱稿日がほぼ同じ」ということがわかった。

なので、お互いに「じゃあ、年明けのその辺りに『脱稿記念お祝いシャンパン』をしよう!」と盛り上がった。具体的に1月11日に決まり(11/1/11で縁起がいいし!)、その日に向かってお互いに必死にやろうと誓い合ったのである。

11月末から見れば1月11日なんて遠い遠い未来である。
「年末はバタバタだし年始もいろいろありそうだけど、まぁなんと言ってもまだまだ先。なんとかなるやろ」である。「鬼のように書ける日が5日もあれば大丈夫。なんとかなるやろ」である。「調子悪くてもお互い励まし合ってがんばればイイ。なんとかなるやろ」である。伴走する人がいるのは心強い。うん、きっちり書き上げて美味しいシャンパン飲むぞ!

みっつのちょい汚い事件

2011年1月13日(木) 21:29:44

潔癖症ではないけれど、やっぱり汚いのはあまり好きではない。

ここ数日、連続で「ちょい汚い事件」に遭遇してしまった。

ひとつめ。
会社のトイレで横に立った見知らぬ男。盛大にジョジョジョとしたあと手を洗わず出て行ったので「汚ねえなあ」と思っていたのだけど、トイレから出て次の打ち合わせに行ったらその人がいて、しかも隣の席だった件。ううむ。でも名刺交換で済んだ。外国だったら握手するところだった。日本で良かった♪ ※微妙に状況と時を変えて本人特定できないようにしております。

犬の安楽死について(もしくはオッサン化する我が愛犬について)

2011年1月14日(金) 12:02:53

犬もオッサン化するのだな。
愛犬(トイプードル、8才、人間で言うと50〜60才)がだんだんオッサン臭い行動を取るようになってきた。

ゲップ、イビキが頻繁になってきた。なんかアゴをカクカクと動かすような、むにゃむにゃ口を動かすような、老人っぽい仕草をするようになってきた。なんだかわりと怒りっぽくなってきた。すべて「あぁこういうオッサンいるよなぁ」的である。見た目がぬいぐるみみたいなので(写真集)、オッサン臭さがより際立つ。オッサンくさっ!

というか、超元気かつ病気知らずの我が愛犬ではあるが、そろそろ「あと数年しかいっしょにいられないかも」と覚悟しはじめないといけない時期なのだろう。そうか、キミともあと数年かもしれないのか(可能性的にはあと10年くらい生きることもありえるが、あと数年で死ぬ可能性も十分ある)。

友、アップルより来たる

2011年1月15日(土) 17:43:47

仕事に講演にと持ち歩いているMacBookAir(旧型)だが、当初は「必要最低限のファイルを持ち歩くのだ」とか甘く考え、80GBなんて中途半端なものを買ってしまっていた。で、講演資料などが思いもよらず膨れあがる中、去年の秋くらいから「ハードディスクがいっぱいです」とアラートが出ていたのである。

まぁそれでも古くからのマック使いにとってはMacBookAirの軽さは天国である。
「文句など言うまい」と自分を戒め、アラートのたびにファイルを消去してスリム化しなんとかごまかして生きてきた。

しかも、去年1年の講演の嵐(150本〜200本)を一緒にくぐり抜けてきた戦友である。容量が足りないくらいで見捨てはしない。見捨てはしない。見捨てはしないのだが! さすがにもう消すファイルがなくなってしまった。貴重なファイルや講義で使う動画集、海外CMなどでもういっぱいいっぱい。あぁついに限界か・・・

誕生日ディナー

2011年1月16日(日) 20:50:43

今年の妻の誕生日は、ほかのちょっとしたお祝いも兼ねて「レストラン サン パウ」にした。

ここ数年「家でいいワインを開ける」くらいで済ませてきたので、たまにはいいレストランに行こうということになり、前から一度は行きたかったこの店にすることにした。

昔「ジバラン」という自腹レストランガイドを主宰していたので、その頃はよく高級レストランにも行っていたのだが、最近はまぁ不況で給料下がりまくりなのと、なんとなく家族も忙しくて予定が合わなかったのとで、足が遠ざかっていた。なんだかこういう散財も本当に久しぶり。娘も含めて3人でいい時間を期待して出かけた。

あれから16年。娘もサイトも16歳。

2011年1月17日(月) 8:32:34

今朝、5時46分の黙祷で泣いてしまった。
テレビ画面でまだ暗い神戸の公園に集まって祈る人たちの映像を見ていたら、なんだかたまらなくなった。涙もろくなったのもあるが、やっぱり体験者としていろいろと思い出され、走馬燈がぐるぐると。

あれから16年。
今年、神戸市の人口の大半は震災を経験していない人になるそうである。そうか、あのとき60歳だった人はもう76歳だもんなぁ。16年とはそういう年月である。33歳だったボクももう49歳。

あのとき、ボクたちは一番揺れた地域のひとつである夙川に住んでいた。
妻はちょうど臨月。数週間後、3人でなんとか神戸を脱出し、東京に避難して娘の響子を生んだ。あのとき赤子だった娘がもう16歳。

フェイスブックにファンページ、持ってます

2011年1月18日(火) 7:55:09

お気づきの方もいらっしゃるかもだけど、少しずつサイトに手を入れ始めている。
ここ1年ほど(さなメモは毎日更新していたけど)あまりに長いこと手入れしなかったので、まぁ少しずつ。

まず、このメモの左下のメニュー。アマゾンとツイッターとフェイスブックのウィジェットを入れた。そしてサイト全体(カラム全体)を左揃えから中央揃えへ変更した。なんで左揃えなの?とよく聞かれていたんだけど技術的な問題でした。あと横幅を広くした。一瞬フォントも変えたんだけど(ヒラギノ角ゴから丸ゴへ)、やってみたら幼くなったのでこれは速攻で元に戻したw

これで、いまMT3なのをMT5にバージョンアップして、もう少しいじります。世の中的にはWordpressを使っている人が増えているけど、そっちへの完全移植は手がかかりすぎる(サイトが膨大になりすぎた)。

弱さを受け入れて楽しもう

2011年1月19日(水) 8:12:39

今年は50歳だなぁ、と、去年の終盤から意識していたのだが、そのせいもあるのかな、急に酒が弱くなった。

「自分は酒が強い」というのが自分の中で「自分は男である」というのと同じくらい自明かつレゾン・デートル的だったので、これは実にショックである。呆然とする。愕然とする。自覚するだけならまだいい。他人に言われた。会社の後輩に「さとなおさん、酒弱いすね」と言われた。これは参った。さ、酒が弱い? さけがよわい? サケガヨワイ・・・そんな日本語あったっけか?

脳みそが拒否する。自分がサケガヨワイって何?
・・・まぁそれでもワイン1本くらいはまだ飲めるのよ。でも1本半くらい行ったらもうベロベロだ。つか、強調しとくが「バーボンならボトル1本は行けた自分」なのだ。「日本酒だって一升は行けた自分」なのだ。それがなぁ。ワイン1本半でなぁ。なんだかとっても屈辱的だ。

ジョブズの犬

2011年1月20日(木) 18:46:36

スティーブ・ジョブズが無期限療養休暇に入った。

2004年、膵臓ガンと診断されたが幸いにも治療可能なガンで摘出手術をして復帰している。2009年には肝移植も行ったが半年の休職で復帰した。そして今回。無期限の療養である。

ボクは「よく教育されたアップル・ファン」で、有り体に言えば「アップルの犬」である。
でも、今回、人生からジョブズがいなくなることを具体的に想像してみてよくわかった。ボクは「アップルの犬」ではなく「ジョブズの犬」だ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。