2011年1月 アーカイブ

あけましておめでとうございます

2011年1月 1日(土) 8:00:46

あけましておめでとうございます。

今年は50歳になります。
自分が50歳になるときが来るなんて、想像もしなかったな。でも、年を重ねるごとに人生が楽しくなっているので、50代もワクワクです。どんな楽しいことが待ってくれているんだろう。

昨年はいろんなことに手を出してひたすら経験値を増やした年だったので、今年は少し落ち着いて、地に足をつけて、一歩一歩足を踏み出す位置を意識しつつ、しっかり歩みたいと思います。

新しいことを始めよう

2011年1月 2日(日) 13:31:39

イラストレーターの松尾たいこさんがNHK「トップランナー」でこんなことを言っていた(録画をようやく観た)。

「32歳で新しいことするのって絶対遅いと思ってたんですよ。だけど今考えたら全然若かったなと思って」

彼女は、普通の短大から普通の事務職を経て、32歳で広島の会社を辞めて上京し、専門学校に入ってイラストを本格的に勉強し始めた。一般的にはかなり遅いスタートである。そしてそれから15年ほどが過ぎ、今ではいわゆる売れっ子である。

自分の中の秩序が再生産される過程

2011年1月 3日(月) 21:18:25

この年末、掃除を毎日していて、「捨」も毎日していて、とても地に足がついた感じがしていた。

なんだか懐かしい感覚だった。
忘れかけていた大切なものを心の底の方から掘り出して、丁寧にほこりを払って手にとって眺めている。そんな感覚が常にあった。

まぁそのくらい、掃除とか、料理とか、日常のことから「精神的に」遠ざかっていたのだろう。

略してゴボドル

2011年1月 4日(火) 22:02:54

去年の12月の中旬だったか。
家に帰ったらゴボウの商品シールつきのビニールが部屋に千切れて散乱していた。そして中身(当然ゴボウ)がなくなっていた。

泥棒か?
他に家が荒らされた気配はない。つか、ゴボウの中身だけ取ってビニールを散らかして逃げる間抜けな泥棒なんかいない。

そういえば、いつも玄関でボクの帰りを喜びまくる犬がいないな。

ソーシャルメディアが大きく変えてしまうもの

2011年1月 5日(水) 14:13:30

ソーシャルメディアが大きく変えてしまうことはいくつかあると思うが、コミュニケーションのあり方を大きく変えるものとして無視できないことに「情報の伝わり方の変化」があると思う。

マスメディア全盛の時代、情報は「お茶の間」という場を通じて男女「全」世代に伝播した。

家庭のお茶の間に老人から子供まで男女全世代が集い、そこがクチコミ源となったのである。
マスメディア、特にテレビと新聞は、お茶の間に情報を絨毯爆撃的に伝えた。男女全世代はそこで同じ情報に触れ、意見交換が行われた。そしてそれは、各世代の外での「つながり」(会社、学校、井戸端など)にリアル対面式でクチコミされ、拡散した。その結果、テレビや新聞は世論を形成することができた(世論形成において「全世代が同じ情報に触れる」というのが大切だった)。
ちなみに、雑誌・ラジオは男女別・世代別セグメントを行い、補完的に機能した。とはいえF1M1という大雑把なセグメントであったが。

なかなか見事なラテ・アート

2011年1月 6日(木) 19:32:43

昨晩、恵比寿の「Bocca di Leone」というリストランテに行ったのだが、締めのデザートのあとにサーブされたラテ・アートがなかなか見事だったのでご紹介。4人で行ったので4つのアートがある。

まずは、クマとうさぎ。
うさぎの耳には2011と書いてある。いいなぁ。ちなみにホッペが赤いのはグレナデン・シロップを使っているらしい。ジャック・ローズに使うアレですね。

次にネコ。
これ、上手だよねぇ。なんか雲を食べてるみたいなネコだけど。

高峰秀子という理想の老年

2011年1月 7日(金) 22:13:38

大晦日にこの記事を書いたあと、高峰秀子の訃報を知った。

それ以来一週間、家にある高峰秀子のエッセイを少しずつ読み返している。
本当にエッセイの名人だと思う。なんというか生きている姿勢がそのまま真っ直ぐ出ている(こういうのって書くのはとても難しい)。その繰り出し方も小気味良い。そして老年期の『捨』の仕方がまさに今のボクの気分そのままだ。だから共感いっぱい読み返している。

彼女のだけでなく、斉藤明美のエッセイ(「高峰秀子の捨てられない荷物」)も読み返している。ちょっと高峰秀子に対する過剰な愛と自己憐憫的自虐表現がつらい部分もあるのだが、高峰秀子の老年期の日常が活写されている貴重な資料でもある。

「ハーブ&ドロシー」のiPhoneアプリ

2011年1月 8日(土) 15:10:39

11月14日に公開した映画「ハーブ&ドロシー」ですが、最初は爆発的だったイキオイが少し鈍ってきています。

まぁ年末年始はいわゆるお正月映画がたくさん公開されるのでライバルも多く、仕方ない部分もあるのですが、なにしろ全国的に「単館上映」でやっておりまして、単館ってイキオイが少しでも鈍ると上映終了が急に決まったりするですね。ですのでドキドキです。

まだ観ていらっしゃらない方々、ぜひ!
いま、渋谷「イメージフォーラム」、名古屋「名演小劇場」、横浜「シネマ・ジャック&ベティ」、仙台「仙台フォーラム」、尾道「シネマ尾道」にて上映しております。今後、他の地域でも上映が始まります。くわしくはこちら

ボクたちはその萌芽の最初期に生きている

2011年1月 9日(日) 18:52:12

「ソーシャルメディアが大きく変えてしまうもの」という記事にはたくさんの反応をいただいた。
お茶の間で家族に共有されていたもの。それが家族と代わる新しい「つながり」に共有されていく流れ。広告コミュニケーション的にも大きく根本的な変革であるが、これはもっとたくさんのものを変えてしまうかもしれない。

極端に言ったら「国」を変える。
なぜなら、家族とは「国」という組織の最小単位だからである。国があり、県や州があり、街があり村があり、そして家族がある。国家はそうやって組織づくられ、統率されている。つまり、家族が集まり情報を共有する仕組みが崩れることは、国家のありようが根底から揺らぐことに近い。

そしてそれが人と人との新しい「つながり」に再編成され、しかもそれがネットという距離と時間を超えるインフラを通してであるとき、もうそこには国境はもちろん地域差も年齢差もない。国家という意識を持つことすら難しくなる。ただ純粋に「共感」があるだけである。それは例えばいまアートを通して得られているものに近い。芸術作品に触れるとき、人は国家も民族も超えて「共感」でつながる。それに近い感覚をベースに再編成されることになる。

久しぶりの長〜い休み

2011年1月10日(月) 21:37:05

長〜く会社を休んだ。

12月28日に一度会社に出かけたが、実質的には去年のクリスマスから今日10日まで。こんなに休んだのは入社以来初めてじゃないか、と思うほど。いや、海外旅行などで2週間くらい休んだことは何度かある。でも「何も予定がないのにずっと休んだ」のは本当に久しぶりである。

ちゃんと休む時間が欲しかったのがその理由。
多忙だった去年の疲れを取りたいことももちろんあるが、なんというか複雑になってしまった毎日を極力シンプルにするために切り替えの時間が欲しかった感じ。おかげですっかりリセットできた気がする。ちょうど「捨」がテーマな毎日だったこともあり、身の回りもスッキリ。いろいろ整理できたなぁ。自分初期化に近い。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。