2010年10月 アーカイブ

これから札幌

2010年10月 1日(金) 17:56:53

ここ2週間くらいの分秒単位な生活に疲れ、本当にグッタリしていたら、今日ある企画のための対談をした須田和博くん(博報堂)も「いやー、もうカラダが動かせないくらい疲れていて、対談に来れないかと思ったくらいで」と言っていてホッとしたw

そうだよね、金曜の午後なんて、疲れがピークだよね。ボクだけじゃなくて安心したよ。

対談はソーシャルメディアについて。
ループスの斉藤くんも入って3人で。まぁこの3人なので内容は非常に濃い。というか、危ない(笑)。ある種の人々にとっては破壊的なお話。でもさ、たぶん逃げ切れないよ。

YOSAKOIソーラン・フォーラムで基調講演

2010年10月 2日(土) 11:39:53

♪赤いダウンに腕をとおしたら
 それは素敵な季節のはじまり

札幌の朝は実に冷涼。まだ「寒い!」まではいかないが、冬が来る予感を感じさせる。思わずユーミンの「雪だより」を口ずさみつつ冬用のデニム・ジャケットに腕を通すとワクワクする。夏よりも冬が好きワタクシであるからして。つか、今年の冬は寒くなるらしいね。あんまり寒いのも苦手(わがまま)。

いま、札幌から帯広に向かう電車の中。
夕張とかトマムとか新得とかを通って行く。窓外には田園風景。気持ちよし。

十勝川温泉第一ホテルがなかなか良かった件

2010年10月 3日(日) 19:57:09

おかげさまでYOSAKOIソーラン祭り参加者フォーラムの基調講演は無事終了した。
この祭りが今後どうなっていくべきか、ということと、演舞の作り方について自分なりの意見を100分間。その後、分科会に移って具体的な討議を140分間。先週の疲れが残っていて死ぬほどクタクタだったけど何とか乗り切れた。というか楽しかった。

YOSAKOIソーラン祭りというのは北海道内を中心に全国からみんな「自腹」でお祭りにもフォーラムにも参加する。道内の都市はもちろん、過疎のような村や厳しい現実の港町からも「なんとか地域を盛り上げたい」という熱い思いで集まってくる方々が多い。もちろんお祭り好き・踊り好きというのもあるが、地域活性意識とモチベーションが非常に高い。これはある種「奇跡的」なことにボクは感じる。

こういうお祭り参加を冷めた目で見る方が多いのも知っている。札幌在住の方の厳しい意見も耳に届いている。けど、「少しでも地域を、北海道を、日本をよくしよう」という意識が草の根から高まっていくこと自体に、少なくとも自分はネガになりたくない。というか、積極的に応援したいし、持っている知見はフルに提供したいと思っている。

映画「ハーブ&ドロシー」を応援しています

2010年10月 4日(月) 7:02:06

映画「ハーブ&ドロシー」を個人的試写会で観て感動した話を4月に書いた(→ すばらしい映画「Herb & Dorothy」)。

それについて、それはもうたくさんの反応をいただき感激したものだが、その後、この映画を撮った佐々木芽生監督とお会いしたりして、日本公開を画策する試みが始まった(→ すばらしい映画「Herb & Dorothy」その後)。

こういうドキュメンタリーは、いかに秀作であろうと、いかに賞を獲っていようと(「ハーブ&ドロシー」は、最優秀ドキュメンタリー賞を含め、全米で各賞を受賞している)、なかなか日本の配給にはのらない。つまり公開がとても難しい。この映画も配給会社に軒並み断られる、という苦難の旅立ちから始まった。

GoogleTV、なんか良さげ

2010年10月 5日(火) 8:51:11

ついに GoogleTV の全貌が明らかになったようで。

GoogleTV、驚異の全貌がついに明らかに
In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ

Quick Tour - Google TV

作品にするということ

2010年10月 6日(水) 8:06:21

昨日は映画「ハーブ&ドロシー」の佐々木芽生監督と青山学院大学で打ち合わせをした。
佐々木監督は青学出身。その縁もあり、また中で助けてくれる人もあり、青学でのイベント、そして学生とのコラボなどが決まりそうである。また正式になったらここで発表します。

話はガラリと変わって、今日の毎日新聞で、いしかわじゅんさんがヤマザキマリさんのことを書いていたので引用したい。
 (前略)それでもこの漫画が面白いのは、ヤマザキマリに、どこにいってなにをしても、それを楽しめるという希有の才能があるからだ。体験したものすべてを、かなり自分風に解釈し咀嚼して吸収できるという、描き手には不可欠の才能があるからなのだ。
 エッセイ風の漫画を描いたりすると、よくそんな面白いことが身の回りにおきますねと言われることがある。そうではないのだ。誰の身の回りにも起きているようなことの中からも、なにかきらりと光るものを拾い上げられる能力こそが、作家性なのだ。見たもの聞いたもの体験したことを、どれほど正確に描いても、それは作品ではない。いかに自分のフィルターを潜らせてオリジナルの作品にするかが問われるのだ。ヤマザキマリには、自分の物語をそこに起ち上げさせる作家性があったのだ。
「テルマエ・ロマエ」でマンガ大賞を獲ったヤマザキマリさんの新作「世界の果てでも漫画描き」についての記述である。引用した理由は、ここに「作品にするということについてのすべて」が書かれていると思ったから。

自分の署名入りの文章や絵画はもちろん、署名が入らない広告などについても、それが表現である限り、「自分のフィルターを潜らせてオリジナル」にしないと作品とは言えない(厳密に言えば広告制作物は作品ではないが)。当たり前のようだが、これがちゃんと出来ている表現って意外と少なかったりする。そして、この「自分のフィルターを潜らせる」という作業が実に孤独で長い時間を必要とする。「口述書き起こし系」とか「コピペつぎはぎ系」とかの本が読んですぐわかる薄っぺらさを纏っているのは、その過程を経ていないからだろう。

今週は地獄の週

2010年10月 7日(木) 7:59:42

今週は、講演・講義が(社内や大学を含めて)4つあり、原稿の〆切が2つあり(明日の朝刊の読売新聞コラムとか)、そのうえ普通の仕事(会社の仕事)がフルタイム以上にある、という地獄の週。夜は夜で、出ないといけないパーティ、夜部会、バレエ観劇(金曜日、岩田守弘くん振付・ルジマトフ出演・川井郁子演奏の「COLD SLEEP」を観に行く!)と、重なりまくっており、毎日ヒーヒーこなしている。そのせいか少し飲んだらすぐに酔う。安上がりだなぁ。

先週から某大学で半期の講義を受け持っていて、大学2年生に教えているんだけど、こういう15回くらいに渡る講義は初めてなので全体構成の感じが掴めずいろいろ試行錯誤中。この半期を全部聞いて理解すれば広告の過去・今日・明日をすべてを理解でき、しかもソーシャルメディア最前線まで知ることが出来るという「お得な授業」にしようと思っているが、どのくらい学生がついてこれるものなのかが微妙。まぁいいや、とりあえず突っ走ってみる。

お、そうそう、上で「COLD SLEEP」のことを書いたけど、その振付のために岩田くんが来日している。今週は岩田くんとも会える! うれしいな。

アドテック東京でモデレーターをやります

2010年10月 8日(金) 10:46:43

今朝の読売新聞の月イチ連載コラムでも書いたが、10月28日29日に東京でおこなわれる世界最大規模のカンファレンス・イベントである「アドテック東京(ad:tech tokyo)」のセッションでモデレーターを務めさせていただくことになった。

モデレーターをするのは「新たなるコンテンツ・プラットフォームは我々の未来を変えるか」という題名のセッション。

パネリストは以下の方々だ。

川井郁子 & ルジマトフ 「COLD SLEEP」

2010年10月 9日(土) 20:11:25

バイオリンの川井郁子とバレエ・ダンサーの大御所ファルフ・ルジマトフのコラボレーションである「COLD SLEEP」を観た。@新国立劇場中劇場

岩田守弘くんの振付ということもあるし、ルジマトフが出るし、まぁ基本は川井郁子がステージ隅でバイオリンを弾き、ルジマトフが踊るバレエだろうと高をくくっていたらちょっと違ったw なんと川井郁子がバイオリン弾きながら女性役の演技をする。ストーリーもやけに雄大。パンフから第一幕だけを書いてみると、
大洪水が起こったのか、最終戦争が起こったのか、小惑星が地球に激突したのか…とにかく、地球は一度死滅した。だが“女”は種の保存のために、その直前にコールド・スリープに入り、再び人間がやり直せる時代をひたすら待った。そしてある日、女はコールド・スリープから目覚める。
そこには、自分の子供かもしれない“男”が立っていた。女と男は、たがいに引かれ合い、恋に落ち、結婚し、死別する…、そのくり返し。そして、女は再びコールド・スリープに入った。
この“女”役を川井郁子がバイオリンを弾きながら演じる。旋律が感情やストーリーを表す。そこにルジマトフが岩田くんの振付のダンスで絡んでいく。彼に抱かれたり回転したり横たわったりしながら川井郁子はバイオリンを弾き続ける。なんというか、斬新だ。
打楽器の高田みどり、服部博之、辻祐の演奏も見事。なかなかいいステージだった。

ただ、第一幕はその斬新さに圧倒され引っ張られたが、第二幕はそれに馴れてしまい、ちょっと残念な結果だったかも。ちょっと演出・脚本の鈴木勝秀のイメージが一人走りしすぎて、言い方は悪いが多少自己満足的に。ストーリーもとてもわかりにくく、全体に消化不良。
エピローグにやったバッハのシャコンヌ(これだけホセ・リモンの振付)も蛇足的。全体に惜しいなぁ。

映画「ハーブ&ドロシー」に谷川俊太郎さんからメッセージ

2010年10月10日(日) 7:17:05

個人的に応援している映画「ハーブ&ドロシー」(公式サイト)に、詩人の谷川俊太郎さんから応援メッセージをいただいた。実際に試写などで映画を観て、感想を書いたくださったようである。
美術館や画集で見るのとは違って、この映画の中ではモダンアートがとても人間的に温かく感じられます。ヴォーゲル夫妻は言葉や知識にとらわれずに、自然を見るのと同じように、生まれながらの自分の眼で作品のとその背後のを発見します。モダンアートが、そしてまたマンハッタンに住むある夫婦の半世紀に近い生活が、こんなに生き生きと魅力的に見えたことはありません。 谷川俊太郎
偉大な詩人の言葉はやっぱりいいなぁ。

他にもいろんなメッセージがおいてあるので、公式サイトのこのページを見てみてください。公開まであと約1ヶ月です。

ちなみに、この映画絡みでいくつかお知らせを(再掲あり)。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。