2010年7月 アーカイブ

人生最大の不得意分野

2010年7月 1日(木) 8:48:20

昨晩は、「宣伝会議」という雑誌主催の学校で、若い人相手にコミュニケーション・デザインを教えた。

講義を2時間する上に、課題を出してその採点・コメントもしないといけないのだが、その採点&コメントが大変。コミュニケーション・デザインの講義なので、課題提出もみんな細かく書いてくる。これを読み込んでひとつひとつコメントしていくのは苦行だ(笑)。昨日で60か70あったかな。来週の土曜日にも同じ講義があるが、これは100以上提出されてくるらしい。苦行というか修行。

こういった講義とか講演は「明日の広告」を出版してから増え、2008年の後半は毎週2本ペースなんてこともあった。2009年前半と合わすと平均月8本くらいはやっていたのではないかな(つまり年100本ペース)。もちろん会社の仕事をこなしつつなので負担はかなり増える。2時間話すためにはパワポ作りや予習も意外と大変。同じような内容のことも多いが、そのときの聴衆に合わせて内容やアプローチを変えるので、準備にわりと時間がかかるのである。

志の輔らくご「ビギン・ザ・ビギン」

2010年7月 2日(金) 17:59:21

昨日は午後3時から銀座で「志の輔らくご」を聴いた。@ル テアトル銀座

いつも正月に渋谷のパルコでやる大プラチナチケット「志の輔らくご」の銀座版である。題して「ビギン・ザ・ビギン」。銀座での独演会はほぼ初めて、ということで「ビギン」。そして銀座なので「ギン・ザ」と掛けて「ビギン・ザ・ビギン」らしい。ロビーや幕間にはいろんなアレンジのこの曲が流れていた。

たった6日間の公演である。その初日がラッキーにも手に入ったので、会社は半休することにして、友人たちといそいそ出かけた。つか、平日の午後3時って!

うちに忍び込むなかれ

2010年7月 3日(土) 15:15:49

ええと、サイトのメンテがなかなか進まないのだけど、発売から3週間、ようやく新刊「極楽おいしい二泊三日」の紹介ページを作りました。もっと早く作れよな。

おかげさまで、大変好評です。ありがとうございます。
どうも今回の出版ブルーは長く、立ち直りが遅いのだけど、おかげさまでようやく最近開き直ってきたかもしれない。さて、そろそろ次の本の構想を練ろう。

ところで、昨日書いたように、モリ(岩田守弘くん)が来日している。
言わずと知れたロシアはモスクワのボリショイ・バレエの第1ソリストである。野球界で例えたらイチローか松井みたいな存在。日々アウェイで闘っている努力の人だ。

武者小路千家、そしてホフディラン

2010年7月 4日(日) 17:55:00

昨日はふたつイベントがあったのだが、それがなんともギャップのあるもので。

ひとつめは武者小路千家の若宗匠である千宗屋さんによるお茶会「重窓 七夕の会」。
千宗屋さんとはご飯友達で、何度かご一緒したあと、彼の点てたお茶をいただいたこともある(そのときの模様はこちら)。ボクは不調法にして茶道のさの字も知らないのだが、彼はそんなこと全く意に介さず、静かに、そして楽しそうにおもてなししてくれたものである。

そのときにお招きいただいたのが、彼が麻布のマンションの一室に造ったお茶室「重窓」。
上記リンク先を読んでいただければわかるが、東京タワーを前にした静逸な空間である。そこにいろんなつながりのある方々を招いて午後4時から深夜まで彼が接待するという催し。

ある先輩の早期退職の日に

2010年7月 5日(月) 7:53:38

文夫さん。

ご卒業、おめでとうございます。

文夫さんとたったふたりで関西支社の8階にクリエーティブ局デジタル部を起ち上げたのは、たしか1998年でしたでしょうか。

高田馬場、ビッグボックス裏の雀荘前にて

2010年7月 6日(火) 8:46:26

昨日は早稲田大学の広告研究会で大学生を相手に講演。
広告を研究している人たちだけあって質問もたくさん出て、まぁ良かったと思う。

早稲田は母校だ。母校ではあるが、学舎(まなびや)というよりは遊び場だったなぁ。ちゃんと勉強しなかったせいでアタマの基礎体力が養われなかった。基礎体力がないから論の展開でも議論でもすぐ息切れする。もっと必死に寸暇を惜しんで勉強し、最低限の基礎体力は養っておくべきだった(後悔先に立たず)。

まぁ遊びまくったあの日々も無駄にはなっていない、という論もある。人生に無駄などひとつもない。
でも、たとえば麻雀なんかやっぱり無駄だったんじゃないかなぁ。麻雀が世界一面白いゲームであることは否定しない。教室より雀荘に籠もった時間が長かっただけのことはある。でも、あの若い貴重な時期にあれだけ膨大に時間を使う価値があったかと言われると、ノーかも。

最近の人気RTより

2010年7月 7日(水) 8:21:47

ここ2週間くらい、ツイッターでRT(リツイート:引用してツイート)したものの中で人気だったものをご紹介しておこう。ちょうど1ヶ月前くらいにも「最近のおもしろ動画・美し動画」としてご紹介したけど同じ趣旨です。ちなみに以下のリンクは今後リンク切れが起きることもあるのでご承知置きを。

まずは一番の人気RTだったものから。
これは数日に渡って広がり続けた名作。デイリーポータルZの「アマゾンのフォト検索に挑戦する」。さすがデイリーポータルZ。笑えるなぁ。

同じくデイリーポータルZから「カメムシはパクチーの代わりになるか」
題名でだいたい内容わかると思うけど(笑)、これもなかなかの秀作。カメムシに嫌な思い出満載なのに思わず「食べてみたい!」と思ってしまった自分の好奇心がイヤ(笑)。ちなみにボクはゲテモノも大丈夫で、蜂の子やアリご飯なんかは食べられます。でもカメムシはなぁ…。ちなみにアリご飯(黒い丼飯と思ってください)はセミの味がしますw

余韻が長い佳品 映画「パーマネント野ばら」

2010年7月 8日(木) 7:47:37

とてもいい映画を観た。「パーマネント野ばら」
観ようかどうしようか迷っていたけど、友人の松井孝治さんに強く推されて出かけた。観て良かった。

美しい映画で、小さな町での小さな物語が淡々と描かれる。そこには生活のリアリティがあり、美しい風景の中の寂寞を見事に描き出している。この時点で監督の力量に唸る。

だが、終盤、この映画はガラリと姿を変える。
歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出した。あの本みたいにラストで大きく視点の転換が行われる。

相撲のタニマチだったころ

2010年7月 9日(金) 8:56:21

相撲の野球賭博問題がいろいろ取り上げられている昨今だが、ボクは相撲のタニマチだった時期がある。

神戸は苦楽園の「THE BARNS」のマスターに誘われて、湊部屋(元小結豊山が親方をやっていた)という小さな部屋の後援会に数年間入っていた。会費は年3万円だったか5万円だったか。タニマチと称するには厚かましいような金額だが、まぁそれでもタニマチ気分は味わえたのである。

大阪場所があると、場所前に数回、朝6時から朝稽古を見学に行き、稽古後ちゃんこを親方と一緒に食べたりした。
テーブルには丼がふたつ並ぶ。ひとつでちゃんこを食べ、もうひとつでビールを飲むのである(丼ビール)。後ろには稽古後の見習い力士が土だらけのままビールを抱えて待機しており、誰かが丼ビールを少し飲むと「ごっちゃんです!」と継ぎ足してくれる。ほんのちょっと減るだけですかさず「ごっちゃんです!」。ワンコそば状態(笑)。あっと言う間に酔わされる。なぜだか丼でビールを飲むと酔いが早いのである。というか、まだ朝8時だし!

真夏の講演ロード

2010年7月10日(土) 21:39:59

昨日と今日で講演を3つこなした。
たまたま重なっただけだけど、かなりしんどかったな。

講演は、やっている途中はアドレナリンでていて元気ではあるけど、終わってから疲れがドッとくる(一応仕事をしつつなので)。二日で3つだとかなりの疲弊。日に何コマも持っている先生とか教授とか、思ったより激務だよなぁ…。まぁ彼らは彼らで「サラリーマンってよく体力持つよなぁ」とか驚嘆しているかもだけど。

ひとつめの講演は昨日の昼間。
「ソーシャルメディアから見た広告の実像と未来像」と題して、博報堂の須田和博さん、電通の大岩直人さん、そしてボクの3人で話した。聴衆は650人。立ち見も出た。かなりの盛況。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。