2009年7月 アーカイブ

立川談志 独演会

2009年7月 1日(水) 12:03:55

眼福だった立川談志の独演会について書こう。

ある方がとってくれたプラチナ・チケット。サンケイリビング新聞社主催「リビング名人会 立川談志」。
大箱である「よみうりホール」の二階席だったが、生きて歩いて声出してる談志を見られるだけで満足である。なんつっても73歳にして声門ガンからの生還だ。以前も食道ガンとか摘出していたけど、今回は噺家の命、喉のガンだからなぁ。春には高座に復帰していたらしいけど、ほとんど声が出ず、出来も今ひとつだったと聞いた。

前座で弟子の立川談修が「家見舞」という噺をして(達者)、その後「踊らさせていただきます」といきなり高座で「奴さん」を踊った。そういえば談春が書いた「赤めだか」でも立川流の二段目昇進試験で踊りを踊る場面があったっけか。

喜寿

2009年7月 2日(木) 7:06:03

昨晩は7月4日生まれの父を囲んで、両親+家族の5人で「喜寿」のお祝い。喜寿、つまり77歳のお祝いである。

場所は、以前両親との会食で利用して我が家で評判が高い「まき村」
大森の、こんなところにうまい店が? と疑われるような暗い道にポツリとある割烹だが、味は一流。都心にある贅を尽くした割烹よりずっとうまかったりする。

昨晩もうまかったなぁ。
イチジクと胡麻豆腐、トウモロコシの手まり揚げ、鱧と冬瓜のお椀、すばらしい刺身(本鮪、イカ、鰈)、アワビのタタキ、若鮎、湯葉あんかけ(絶品)、鮎の炊き込みご飯、マンゴープリン…。
両親も「うまいねー、うまいうまい」と大喜びで食べてくれた。14歳から77歳まで幅広い年代が揃った会食で、各一品ごとに全員に「うまい」と言わせるのって相当ハードル高いことだと思う。それをやりきってくださった「まき村」さん。本当にありがとうございました。コースの構成も絶妙でした。

週刊文春に書評を書きました

2009年7月 3日(金) 7:13:38

えっと、昨日発売の「週刊文春(7月9日号)」にボクが書いた書評が載っています。

書評したのは駒沢敏器さんの「アメリカのパイを買って帰ろう―沖縄58号線の向こうへ」という本。

駒沢さんは友人でもあるので、この本は出版されてすぐ買って読んでいました。
で、「なんて素晴らしい本なんだ」と感嘆したんだけど、その素晴らしさを伝えるのが意外と難しく、さなメモにどう書こうか迷っていたところに、「書評を書いてください」と偶然に文春の編集の方から依頼があったんですね。過去に2回だったか書評書いているし、沖縄の本を文春から出していることもあるのでしょう。

偶然が重なった札幌の夜

2009年7月 4日(土) 10:30:16

昨日から一泊で札幌に来ている。
というか、もうそろそろ東京に帰るのだけど。

目的は広告系学校の講義。
昨日の夕方に札幌に入り、クリエィターを目指す人たちを相手に2時間の講義をやって(コミュニケーション・デザインの話)、夜21時に解放された。

いつも札幌に来ると一緒に遊ぶ森崎くんが東京でドラマを収録しているので、昨晩はひとりで鮨へ。
「ザ・ウィンザーホテル洞爺」で握っていた方がやっている鮨処「田なべ」。まぁまぁ満足して食べ終わり、じゃあホテル方面まで歩こうかと "すすきの" をぼんやり歩いていたら、いろいろな偶然が重なってある方と遭遇。札幌では有名なソムリエさん。いやぁお久しぶりですと挨拶する間もなくそのまま拉致されてワインバーに行くことに。最近お酒を控えていたのだけど(鮨もお茶で食べた)、ソムリエさんに会ってしまったのでは仕方がない。飲みましょう。

好みの酢飯

2009年7月 5日(日) 9:48:18

札幌から東京に帰る前においしいランチが食べたいなと思って、森崎くんに携帯メールで「札幌でどっかうまい鮨屋ないかなぁ」と聞いたら、数店上げてくれ、その中でも「鮨菜 和喜智」を特に強く勧めてくれた。

前日に予約したら運良くランチがとれたのでゴー。
札幌は鮮度重視系の鮨屋が多く、それはそれで北海道っぽくていいのだけど、ボクは酢飯とのバランスを楽しみたいタイプ。タネだけ強くてもあまりおいしいと思わない。そういう意味では北海道は「ボクの好み的には鮨不毛の地」であったのだが、ここに来てようやく一軒知ったかも。森崎くん、ありがとう。

なんといっても、この店の酢飯が好みだ。
酢加減もいいが、酢飯が口中でパラける具合が絶妙だ。口に入れると自然にほぐれ、ふわっとパラける。そして一粒一粒が(堅めに炊いてあるせいで)口中で主張する。あぁこの炊き具合も絶妙。パラけ方も絶妙。好みだなぁ。
で、それが鮨ダネと同時に口の中で溶けていく。このバランス感。あぁ幸せ。

空気で洗う洗濯機

2009年7月 6日(月) 7:41:57

10年以上使った洗濯機がへたってきて、挙動不審な動きをするようになったので、ついに洗濯機を買い替えることにした。

実は「買い替える」と決めてからもう1年くらい経つ。
次は何を買おうと家族で相談しだしてから、洗濯機が急に正常な動きに戻ったのが大きい(これと同じがんばり)。そのうち不況突入で引き締めムードになったのもある。買おうと決めていた三洋電機の経営がいまいちだったのも不安要素。とかなんとか、結局1年経ってしまった。その間、同じ機種の新製品も出たし、最後のがんばりを見せた洗濯機も息切れがし始めたし、そろそろかなぁとようやく購入決断に至ったのであった。

買ったのは「SANYO AQUA AQ4000」
家電のトレンドを追いかけている人ならわかると思うけど、例の「エアウォッシュ」がついたヤツである。

本の匂いフェチ

2009年7月 7日(火) 7:35:13

村上春樹を読むのって、ボクにとっては体力いることなので(わりと精読したくなるから)、体調悪いときに読みたくない。まわりがみんな新作「1Q84」を読んでいるのに手を付けなかった理由はそれだけ。体調が戻ったらゆっくり読むぞおと思ってた。高原のホテルのプールサイドにでも寝ころんでさ(そんなことしないけど)。

でも、完調に戻ってないのに、昨晩なんとなく読み始めてしまった。
積ん読になっている「1Q84」をふと手にとって「いつごろ読めるかなぁ」とパラパラとめくってたら、なんともいい香りがするじゃないですか。あぁ〜、この本の紙の匂い、好きかも……と思って、そのままなんとなく読み始めてしまったのである。うーむ、もうちょっと先にゆっくり読もうと思っていたのに。

ボクは昔から「本の匂いフェチ」である。ジャケ買いならぬ「匂い買い」もよくする。
目覚めたのは高校の参考書の「チャート式」かなぁ。あの参考書の紙の独特の匂いがわりと好きだった。参考書自体としては「チャート式」はあまり好きじゃなかったのに、本の匂いが好きだから、という理由で買ったりしていた。ボクが高校当時だからもう30年前の「チャート式」だけど(最近の「チャート式」はあの匂いがしない! ←定期的に参考書売り場に「チャート式」の匂いを嗅ぎに行っているらしい)。

Smell of Books

2009年7月 8日(水) 7:15:23

本の匂いフェチの人、やっぱり多いんですね。いろいろメールをいただきました。

NY在住の方から教えてもらって驚いたのは、アメリカでは「本の匂いスプレー」なんかが売っていること!

その名も「Smell of Books」

酒抜きで酔う

2009年7月 9日(木) 8:20:30

昨日の「ベーコンの香り」にツッコミ多数だったので、追記をしました。
でもさ、ベーコンの魅惑的な香りって、嗅げば嗅ぐほど食べたくなっちゃうと思うんだけどな。まぁいいや。

昨晩は夜の部会(つまり宴会)があったのだけど、最近疲れや頭痛がなかなか抜けない身として「酒抜き」で参加してみた。アルコールを抜いたからって疲れが取れるわけではないけど、内臓への負担は少なくなるはず。一次会、二次会ともに冷たいウーロン茶をガブガブ。これってカラダが冷えるね(←内臓に負担かけてるじゃん)。

でも、宴会で酒抜きって生まれて初めての経験だったせいもあって、終始慣れなかった。
歓送迎会も兼ねていたので、初めてしゃべる方も多く、その方達にとっては「この人、下戸なんだ」という印象なんだろうなぁ。もしくは「肝臓痛めてるのかな」って。 そういう立ち位置、自分的には新鮮ではあるけど、ちょっと複雑。体育会系性格のせいか「飲めない」ことをどこかで恥ずかしく思ってしまう。本当は大酒飲みなんです、とか言い訳したくなってしまう。でも、みんなが飲んでるビールとか焼酎とかハイボールとか赤ワインとかは全然うらやましくない。カラダが欲していない。

駒沢敏器著「アメリカのパイを買って帰ろう」

2009年7月10日(金) 7:36:47

アメリカのパイを買って帰ろう―沖縄58号線の向こうへ先週お約束したとおり、週刊文春に書いた書評を転載します。

アメリカのパイを買って帰ろう ―沖縄58号線の向こうへ」(駒沢敏器著/日本経済新聞出版社/1785円)

 もちろん近年発売されたすべての沖縄本を読んでいるわけではない。でも、そこそこ沖縄に詳しい(沖縄本を2冊書いている)人間としていきなり断言したい。この本は近年書かれた沖縄本の中でもベストではあるまいか。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。