2009年6月 アーカイブ

48

2009年6月 1日(月) 6:01:48

48歳になりました。

娘(14歳)からは「え! もう50歳じゃん!」と、人生の終わりへの近さに驚かれ、山本彩香さん(74歳)からは「え! まだ48歳なの!」と、人生の始まりへの近さに溜息をつかれた。

年越しのワインはピエール・ガイヤールの「Saint-Joseph Clos de Cuminaille 1998」。
いい感じに熟成しているが、きちんと若々しさも残し、でも青くはない。このワインのようでありたいものです。

8刷!

2009年6月 2日(火) 7:08:36

誕生日当日にうれしいニュースが飛び込んだ。拙著「明日の広告」、8刷決定しました。みなさま、ありがとうございます。

発売から約1年半。おかげさまで願った通りのロングセラーになりました。今回の増刷のキッカケは、アスキー新書の編集さんによると、どうやら「尾道坂道書店事件簿」(児玉憲宗著/本の雑誌社)という本のおかげらしい。この本、WEB本の雑誌で連載している同名のブログを書籍化したものなのだけど、その本の冒頭で「明日の広告」を取り上げてくださっているのである(WEB版の方の記事は過去ログがたった5つしか残らないので、今は読めない)。
たとえば、こんな風。ちょっとだけ引用。まず、手に取ったのは、『明日の広告』(佐藤尚之・アスキー新書)。読むのはおそらく三回目。でも読むごとに新しい発見がある。
(中略)
※このあとも長々引用して、いったんアップしたんだけど、ちょっと照れくさくなったのでカットします。くわしくは本をお読み下さい。アスキー新書の営業さん曰く、著者の児玉さんは広島県内で展開する書店チェーン「啓文社」のカリスマ書店員なのだそうで、全国の書店員の間で尊敬を集めている人だとか。その営業さんもサインを貰うほどに尊敬しているらしい。脊髄の悪性リンパ腫を患いながら車椅子でフットワーク軽く働く日々を描いたその本の影響で増刷が決まったそうである。うれしいなぁ。

なによりも、広告業以外の方が参考にしてくださっているのがうれしいかも。変化した消費者のことを中心に書いた本なので、実際「広告」以外にもかなり応用が利く内容だとは思っているし、そう読んでくださる方も多いのだけど、こうして目の当たりにすると特にうれしい。

九連宝燈

2009年6月 3日(水) 7:22:32

ううむ。生まれて初めて九連宝燈あがるの見た(YouTube)。

すごいなぁ小島武夫。
学生時代は彼の麻雀本を何冊か読んだ。ホント、学生時代は麻雀ばっかりやっていた。キング・オブ・ゲームのひとつだと思う。圧倒的に面白い。

ただ、結局ボクは麻雀に向いていなかったと思う。
畑正憲の「精密麻雀」と阿佐田哲也の「Aクラス麻雀」の2冊をバイブルに、テクニック的にはわりとイイトコロまで行ったと思う。だけど、「上がりの美しさ」に意識が行きすぎて「泥臭くてもとにかく勝つ」というどん欲さが全く足りないプレイヤーだった。鳴きタン1000点とかピンフ1000点とかで上がらないタイプ。いや、上がらないのではなく、上がれない。変な美意識とか「相手に悪い」とかいろいろ考えて、無理やり手を伸ばしていく。だから勝負が遅くてツキ倍増スパイラルに入りにくい。こりゃ勝てん!

黒田恭一さんが亡くなってしまった

2009年6月 4日(木) 7:29:50

またまた哀しいニュースが…。
音楽評論家の黒田恭一さんが亡くなってしまった。71歳。

初めて彼の評論に触れたのは、25年くらい前、雑誌「Stereo Sound」のコラムだったと思う。そのわかりやすくも等身大な筆致に惚れ、それ以来ずっと彼の評論を追ってきた。
上から目線で「教える」ことをせず、読者の身になって静かに丁寧に音楽の本質を伝えてくれた。その易しさから「初心者向き」とも言われたが、決してそうではない。単に難しい言葉を使わなかっただけ。レッテルを貼って決めつけなかっただけ。そして読者と同じスタンスに立っただけ。つまりは読む人のことを第一に考えた、超優秀な評論家かつコミュニケーターだったということ。

「オレがイイと思うんだから信じろ」的CD批評は絶対せず、ちょっと自信がないときはそれもちゃんと匂わせた。そして読者に考えさせた。良かったら体験してくれと行動を促した。教養としてでも知識としてでもなく「ただ単に楽しみのため」の音楽を説いてくれた。そして「世界が昨日よりほんの少し楽しくなるよう」努力を惜しまなかった。

39℃

2009年6月 5日(金) 20:53:45

急に熱が出た。
まぁ症状的には新型インフルエンザっぽくないので大丈夫だと思うけど、とりあえず寝ています。たまには休めとカラダが言っているのでしょう。おやすみなさい。

疲れ熱?

2009年6月 6日(土) 10:49:30

いつものように朝5時台に目が覚め、体温を計ってみたら36.5℃に下がっていた。
まぁ朝イチは体温低いことが多いから、と、朝ご飯を終えてしばらく経ってから計りなおしたが、それでも36.5℃。平熱だ。全身がだるくはあるけれど、ほぼ全快した模様。ご心配をおかけしました。

しかしなんなんだろう。やっぱり「疲れ」かなぁ。とりあえず新型インフルエンザじゃないみたいなのでホッ。いや、冬になるまえに軽くかかって抗体持っておきたい気もあるんだけど。

でもこういう「急に悪寒がして発熱し、一気にヒートアップしたあと、翌朝にはケロリと治っている」みたいな症状って、若いときはあまりなかった気がする。記憶にない。若いときは発熱したら3日は苦しんでいた。年をとるとカラダが疲れに敏感になって、疲れが一定値を越えると発熱して教えてくれる、ようなことがあるのかもしれない。風邪でもなんでもない「疲れ熱」みたなもの。てめえ少しはカラダに気を遣え!というお怒り一揆。

オバマのカイロ演説

2009年6月 7日(日) 20:16:57

ボクなんかが「疲れ」を語るのが恥ずかしいくらい、同期(笑)のオバマ大統領が相変わらず精力的に働いている。彼の働きを見る度に自分が恥ずかしくなる。

プラハでの歴史的な演説に続き、先週はカイロ大学にてアラブ圏初の演説を行い、イスラム教徒との新たな関係の始まりを示唆した。
イスラムとの和解への大きな第一歩。この演説も歴史的なものだと思う。具体的な策の提示がないという批判もあるが、そんな一足飛びに期待ばかりするもんじゃない。今回の場合「アメリカ大統領がここまではっきりと歩み寄ったこと」だけでも信じられない進歩。これがどれだけ大きなことか。

もちろんイスラエルの反発は激しいだろうし、ここで絶妙なタイミングでテロが起こったりすると一気に世論もひっくりかえるかもしれないけど、それでもとにかく一歩踏み出したことは最大限評価したい。というか、ブッシュがやった最悪な施策を次々と元に戻してくれている彼の行動力を見ているだけで涙が出るくらいうれしい。あぁあんなにブッシュを呪った年月がムダにならなくて良かった…。

山本夏彦が行きつけだったバー

2009年6月 8日(月) 8:31:18

先週、この方とふたりで飲みに行った。
落語のすごいエアチェック・コレクションを聴かせていただいたので、ではお返しに「居酒屋Jolly」にお連れしましょう、とお約束したのである(一軒目はご馳走になってしまったが)。

というのも、彼は熱烈な山本夏彦ファンなのである。
で、銀座の「居酒屋Jolly」はその山本夏彦翁が行きつけだったバー(名前は居酒屋だが、実際はバー)。毎週木曜日の夜に現れて、カウンターの左から2〜3席目に座ってチビリチビリとウイスキーを飲み、ご機嫌で市川までお帰りになったとか。

そんなエピソードを何故か知っていた同じく夏彦ファンのボクが、その夜の二軒目として彼をその店にお連れしたというわけだが、いろいろ話を伺っていると彼の方がよほど夏彦マニアで、まぁそのくわしいことくわしいこと。本もほとんど全部読んでいるという。あぁでもこの店は知らなかったわけですね(優越感)。そう、この店が彼の行きつけって知らない人多いです。ボクも偶然知ったので。

関谷江里著「京都 美味案内 全216軒」

2009年6月 9日(火) 8:35:39

実際に食べて選んだ納得!の店ガイド全216軒  京都 美味案内ボクが京都に行くときにいつも参考にするサイト「関谷江里の京都暮らし」が1ヶ月ちょい前に本になった。

題して「京都 美味案内 全216軒」

サイトに載っている店情報を厳選してコンパクトにまとめてくれたもの。フルカラーで写真満載(彼女が個人的に食べに行ったときのデジカメ写真が中心)。携帯しやすいからサイト見るより便利かな。というか、サイトの更新が頻繁なので、本で「行きたい!」と思った店の最新情報がサイトで読めるのもこの本の売りだと思う。ある意味サイトと本の融合。京都に食べに行くのがまた楽しみになった。

コーチング

2009年6月10日(水) 9:28:02

先週、コーチングについての研修を受けた。
コーチングとは人材育成法のひとつ。まぁスポーツでいう「コーチ」を想像するとよくわかる。コーチする方法の研修ですね。会社の研修だったので、要するに「部下をコーチし、人材開発するための技法」を習ったわけだ。

中身については、ペーシングとかアクノリッジメントとか各人のタイプ分けとか、いろいろ参考になった。でも、根本的なところで一番参考になったのが「コーチング」と「トレーニング」の違い。

「コーチング」の語源は「COACH」(馬車)。馬車は人を目的地に運ぶことから、「目標達成に導く方法」を「コーチング」と呼ぶわけである。一方の「トレーニング」の語源も乗り物で、「TRAIN」(列車)である。これも、列車は人を目的地に運ぶことから「目標達成に導く方法」を「トレーニング」と呼ぶわけである。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。