2009年1月 アーカイブ

第44代アメリカ大統領就任式

2009年1月21日(水) 8:20:15

昨晩は、池袋の「故郷(ノタガ)」というモンゴル料理店で羊料理と牛乳酒と馬乳酒とヤク酒を飲み、そこそこ酔っぱらって家に帰り、1時すぎからNHKでオバマ就任式のテレビ中継を見た。

パパ・ブッシュが老いたなぁ、とか、カーターちっちゃ!、とか、ヒラリーの笑顔がウソくさい、とか、アレサ・フランクリンは調子が悪いのか?、とか、パールマンもヨーヨー・マもマイナス7℃でよく指が動くなぁ、とか、貴重な楽器なんだろうけどそもそもこの寒気と乾燥は大丈夫なのか、とか、オバマの席のすぐ後ろに日本人らしき顔が見えるけどあれは誰だ、とか、酔っぱらい的なツッコミをひとりでしつつ、演説を待つ。

それはそうと、なんか「初の黒人大統領誕生」という表現がまかり通っているけど、「黒人」って表現、以前は使うの避けてなかったっけ? アフロアメリカンとかいう言葉を使うように教育されたけどな(ま、広告コピーは特殊だけど)。黒人とか白人とかいう言葉を使うなら、我々は「黄人」だ。黄色人種じゃなくて「黄人」を使え。あまり気持ちよくないだろう。だから黒人とか言わず、アフリカ系とか使った方がいいのではないか。とか、これまた酔っぱらいのひとりツッコミ。

At last

2009年1月22日(木) 8:13:24

就任式後の晩餐会でオバマ夫妻がファーストダンスを踊った時、ビヨンセが名曲「At last」を歌ったらしい(YouTube)。

At last my love has come along
my lonely days are over
and life is like a song

アフリカ系のビヨンセにとって、まさに「At last」なのだろう。ついに。とうとう。ようやく。この想いの深さはボクたちには絶対わからない種類のものだ。

感動はなくならないが、興奮はなくなる

2009年1月23日(金) 7:36:06

昨晩はある方の還暦のお祝い会をした。
還暦と言っても今の60歳は若い。特にお祝いした相手は若い。ヘタするとボクよりずっと元気。現役バリバリで業界を引っ張っている。だからだろう、自分でも還暦というのが実感できないようだ。まだまだ衰えを感じないのになぜ還暦なのか。その現実を受け入れられない感じ。

でも、そんな彼も納得の出来事があったらしい。年上の有名なリンパマッサージの先生に定期的に施術を受けてるんだけどさぁ、その先生に「60歳になった実感がないんですよねー。何か変わりますかねぇ」と聞いたらさぁ、「感動はなくならないが、興奮はなくなる」って言われてさぁ、なんかすごい納得しちゃったよ。「興奮がなくなりますか!」
「なくなるんだよー。気がつかなかったけど、言われてみたらその通りだなって」

なるほどそうなのか。60歳ってそういう年齢なのか。

広告系総会と広告系講義と

2009年1月24日(土) 22:02:38

昨晩は「第3回広告系総会」に出席。総会っていっても宴会だけど。
もともと広告系のブロガーの集まりから、だんだん広告業界全体の集まりになり、昨晩は180人もの広告系仕事人が集まった。広告業協会などによるオフィシャルなものではないが、ココロザシある若手たちが中心になって盛り上げている会である。ボクは年齢的には上から数%かな。年寄りの部類。

過去2回は所用で行けなかったが、同じ広告の道を歩んでいる(もしくは目指している)若者たちといろいろ話をしてみたかったので、今回は最優先で参加してみた。あまり広くもない居酒屋を貸し切って180人。なんというか情熱風呂にでも入っているような熱さである(物理的にも精神的にも)。一度も座らず立ちっぱなしでいろんな人とお話しをした。よく読んでいるブログの主にも何人かご挨拶。名刺交換も100名弱と。

なんだかうまく言えないけど、会社のため、ではなく、業界全体のためにできる努力をしつづけよう、みたいな殊勝なことを再確認した。「明日の広告」はかなり業界全体を意識して書いたんだけど、ここで立ち止まってはいけない、とか、そんなこと。いろんな若手に会って話せたおかげ。タカヒロくん他、幹事の方々、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

デジタルとアナログのタイムラグ

2009年1月25日(日) 11:41:58

地デジ対応のデジタルテレビ(20インチ)を買ったのは去年だったかな。
それまで使っていた古いアナログテレビ(15インチ液晶)はキッチンに行き、料理中に妻がアナログ放送を見ている。

で、キッチンでご飯を作りながら妻がアナログ放送を見、ボクや娘がそこから数メートル離れたリビングのメインテーブルでデジタル放送を見る、ということが朝ご飯前とかにたまに起こるのだが、そこで初めて気がついた。音声がズレるのだ。タイムラグが発生する。

知ってました?
というか、アナログ放送とデジタル放送で同時に同じ番組を見ないと気がつきにくいことなのだけど。

農家の台所

2009年1月26日(月) 7:36:29

モスクワじゃなくて北海道のモリが上京した(モリがふたりいるからややこしい)。
新作芝居の稽古&公演のため数ヶ月滞在するという。そんじゃま、とりあえずご飯でも食べよう!と、昨晩久しぶりに会ってきた。約3ヶ月ぶりかな。

日曜の夜なのでやっている店が少ない。
いろいろ探して、野菜大好き&アグリ・タレントの道を歩んでいるモリのために(北海道ローカルで「あぐり王国北海道」という農業番組を持っている)、恵比寿の「農家の台所 恵比寿店」を選んでみた。

いや〜、ここイイわ。
入り口は冷蔵庫状態になっており、野菜が直売されている。店内も野菜野菜野菜。契約農家の方々の巨大ポスターが選挙ポスター状になってダダダと貼られており、しかもなんと畑まで店内にある(温室状になっている)。
コースは3500円からと安価で、ユニークなのは、野菜:魚:肉の比率でコースを決めること。6:2:2とか、5:2:3とか、まず比率を決め、その比率の中で3500円〜5500円のコースを選ぶのだ。面白い。

あとひと回り

2009年1月27日(火) 8:16:06

数日前に60歳の話を書いたが、実は「60歳」が妙に気になっている。

正月に「今年はウシ年、年男。…ということは、次のウシ年で60歳か!」と、急に認識してしまって以来、なんとなく頭から離れないのである。自分でも意外なほど「あとひと回りで60歳」という思考がしょっちゅう出てくる。つまりは人生の短さに対する慨嘆であり、つまりは残り時間が意外と少ないことに対する焦燥である。

もちろん60歳以降にも(健康であるならば)長い長い人生は存在する。そんなことはわかっている。でも、サラリーマンにとって60歳というのは特別な年齢だ。定年。もうアナタはいりませんよと言われる年。そこまでサラリーマンでいるかどうかは別として、60歳がある種の社会的区切りであることは間違いない。

冬は比較的大丈夫

2009年1月28日(水) 6:52:14

相変わらず満員電車では両手で吊革上のバーを握り「私は痴漢ではありません」と痴漢えん罪から身を守っているボクであるが、バーに手が届かない場所に立っているときはそれも叶わず、手のやり場所に困っている。困っていると手の動きが不自然になり、疑われないとも限らないのでそれまた困る。ずっと万歳しているのも変だが、かといって手を下にはおろすのは危険だ。そうするとなんとなく胸の前で手をお祈り状に組んだりするしかない。胸の前でグッと手を握る。満員電車で懺悔しているように見えるオッサンってどうよ。

でも最近は楽になった。手袋である。分厚いフリースの手袋。これをしたまま痴漢するヤツはいない。と思う。フリース越しの感触がまたたまらないの、というヘンタイが広い世界のどこかにいるかもしれないが(この世界、奥が深いらしいし)、まぁたぶんいない。だから手をおろしていても大丈夫。なはず。あれ? 大丈夫かな。ちょっと不安になってきたな。

でもまぁ冬はみんな着ぶくれてるからね。比較的大丈夫。油断してても大丈夫。問題は気が緩む春。冬の油断を引きずったまま薄着の世界に突入する。くわばらくわばら。ってまだ気が早いけど。

戦友と

2009年1月29日(木) 8:56:42

昨晩は2歳下の同僚と広告の未来のカタチについて深く語った。カタチというか、新しいビジネスモデルとそれを実現するための体制みたいなこと。お互いに考えが近く、ほぼ同じ地点に着地。そう、やっぱりソコだよな。でもソコに着地する人って実は少数派なんだよな。

彼とはチェコ、ニューヨークと修羅場行脚をした。もう5年前になる。
ある企業のショートフィルムを撮るロケをチェコでし、ニューヨークで編集した。ニューヨークには3ヶ月近く滞在した。監督はハリウッドの若手で、主演は小雪さん。シノプシスはボクが書いた。
もう本当に修羅場な毎日で、数え切れないトラブルが次々起こった。でも、ハリウッドの映画監督と丁々発止やりあったのはその後の大きな自信になっている。日本と世界にレベルの差はない。それがわかっただけでも収穫だった。

その「地獄」のような仕事をしたときの戦友なので気が合うのはもちろんだが、お互いの才能的に補完しあえるのが彼とのコンビの魅力。ボクにないものを彼が持ち、彼にないものをボクが持つ。そして広告の未来にも同じようなビジョンを持つ。
しばらく一緒に仕事していないけど、そろそろまた組んで、今度は「新しい体制」を作ることを目指そうか。

テカテカ系

2009年1月30日(金) 6:41:42

今年はイタリアでジージャン買ったのでもう冬物は買わないと思っていたが、DIESELでテカテカ系の黒ダウンが4割引きだったので思わず手に入れてしまった。

DIESELの本拠地(発祥地)はイタリアのバッサーノ・デル・グラッパ。
去年の旅の滞在地である。その郊外に3泊した。DIESELの地元アウトレットにも行った。そういうこともあってDIESELはとても親近感あるブランドとなり、最近ではよく着ている。

ツルツルで手触りがよく、軽いので肩も凝らない。とてもお気に入り。服一着で気分ってずいぶん変わるね。最近クヨクヨが強いので、バーゲン行ってお洒落しよう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。