2008年12月 アーカイブ

天野祐吉著「広告も変わったねぇ。」

2008年12月 1日(月) 5:28:15

広告も変わったねぇ。「ぼくと広告批評」と「広告の転形期」についてお話しします。僭越ながらボクも対談に登場させていただいている本「広告も変わったねぇ。 〜「ぼくと広告批評」と「広告の転形期」についてお話しします。」(天野祐吉著/インプレスジャパン/1764円)が、先週末から書店に並んでいます。

雑誌「広告批評」の社主としても、コラムニストとしても有名な天野祐吉さんが、広告業界の5人と対談したものをまとめた本で、対談相手は、順に、杉山恒太郎さん、中島信也さん、ボク、伊藤直樹さん、谷山雅計さん。

すいません。大先輩やスターたちの中ではっきり言って浮いてます。企画した出版プランナーの松永光弘さんに何度も固辞させていただいたんだけど、最終的には押し切られてしまいました。重荷だったなぁ。対談は8月。まぁ緊張した緊張した(→その日のさなメモ)。天野さんも後書きで書いているけど、モノローグの方が楽なんだよね。論を好きに展開できるから。でも対談は出たとこ勝負。人間の薄っぺらさも勉強の足りなさも全部出てしまう。怖い怖い。

モニター前な1日

2008年12月 2日(火) 8:03:07

昨日は朝10時から夜9時までずぅっと企画書を書いていた。
会議の予定も入れず、企画書作成用に1日開けておいた日なのだが、昼ご飯もお弁当買ってきてパソコン・モニター前から離れないという徹底ぶり。約11時間ずぅっとモニター前。途中何度か企画書をプリントアウトしてデスクに広げて構成を俯瞰して眺めたり、ブツブツつぶやきながらフロアを歩き回って考えたりはしたが、後はほとんどモニター前を離れなかった。
あ、「18時半に東京タワーが新しいデザインでライトアップされる」と朝のニュースで聞いていたので、そのときだけ東京タワーが見える窓際へ行ったな。なかなか素晴らしかった。それと後輩の「ちょっと愚痴聞いてくれますか?」にも30分ほどつきあったっけ。興味深い&同情した。でもそれ以外はずぅっとモニター前。

切羽詰まった企画が中心だったこともあり、11時間なんとか集中力が保ったが、9時に終わったときはモニター酔いでクラクラだった。歩いていてもフラフラと左右によろめく。とりあえずワインでも飲まんとやってられんと友人と気楽なイタリアンに行った。「疲れがとれる白ワインを!」と無理な注文をしたのだが、アルト・アディジェのリースリングを出してくれた。あぁこのすっきりした酸味。疲れが霧散するよ、ありがとう。おまけに料理は「トルテリーニ・イン・ブロード」を勧められた。仔牛と鶏のレバーを包んだ小さいラビオリがブロードに浮かんでいる。これまた疲れがとれるし温まる。ありがとう。

今朝起きたら頭と目と肩と手が痛い。すべてモニターの見過ぎ&キーボード打ちすぎを原因とする。あかんなぁ。1日ムリをすると悪影響が数日続く年齢だ。どうして学習しないかな。まぁ今日はモニターを見るヒマもなく会議会議会議の日なのだが。これまた極端な1日になる予定。

腹筋が痛いくらい笑った

2008年12月 3日(水) 7:48:30

大阪勤務時代の先輩が東京に単身赴任してきたので、当時大阪勤務でいま東京にいる数人の人間で迎え撃った。

行ったのは門前仲町の「宝家」。超久しぶり。ここ、ラーメンと餃子の店なのだが、夜はおまかせコースで天ぷらとか刺身とか鍋とかが出る。看板料理の餃子(揚げる直前に生地伸ばす)やラーメン(具だくさん)ももちろん出る。このコースが量も多くてうまいのだ。しかも激安。飲んで食って5000円を切る。7,8年ぶりに来たが相変わらずのコストパフォーマンス。時節柄うれしいな。

それにしても笑った笑った。懐かしい話に花が咲く、という言葉があるが、まさに花が咲いた。腹筋が痛いくらい笑ったのっていつくらいぶりだろう。東京勤務でこんなに笑うことなんてないからなぁ。大阪ではしょっちゅうこんな風に笑っていた気がする。笑いの合間に会話する、という感じだったしな、大阪。特に大阪のうちの会社。

「今思えば軽々しく使っていた」

2008年12月 4日(木) 7:57:34

わりと「生と死」についてよく考える方ではあると思うが、情けないもので、身近にそういうことが起こらないとどこかで真剣になるのを「先延ばし」にしてしまっている自分がいる。というか、身近にそういうことが起こるとまた急に真剣に考えるようになる。

先週、同期が亡くなった。
9月まで元気に働いていたのに、急に病に倒れ、それからたった3ヶ月。

たいして親しい男ではなかったが、さすがに身につまされる。毎朝のように「今日なのかな、小鳥さん? 今日かい?」とかつぶやいているくせに、心のどこかで「今日じゃないだろう」と高をくくっているのを誰かに見透かされた気分。

写し間違い

2008年12月 5日(金) 7:32:10

昨日(木曜)の朝、歯医者に行った。10時の予約。
9時50分に着いたが、10時オープンの小さな歯医者なので近くを少し散歩して時間をつぶした。9時58分になったのでそろそろいいだろうと自動ドアボタンを押す。あれ? まだ開いてない。おかしいなぁとすりガラス越しに中を覗くとやけに暗い。あれ?

すりガラスに書かれた営業時間を確かめるとAM10:00〜と書いてある。んーおかしいな…。ふとその横に目がいく。「休診:毎週木曜日・日曜日」と書いてある。ん? 今日って何曜日だっけ…?

えーと、月曜はあれやって、火曜があれだったから、んー、水曜? いや、木曜だ! 今日木曜じゃん! ということは休診 !? ええ〜!
手帳を見直す。確かに木曜の予約になっている。ふと思いついて古い手帳を取り出してみる。ちょうど1週間前に2009年度の手帳に替えたばかりで、そのとき古い手帳から新しい手帳に予定を書き写したのだが、念のため古い手帳も持ち歩いているのだ。

鷹匠寿〜すだち〜奇跡のリンゴ

2008年12月 6日(土) 17:57:58

浅草の野鳥料理「鷹匠 寿」には年に2回のペースで行く。
いや、ここ数年は夏のみだったかな。紹介制の店であるにも関わらず人気が出すぎて、もうジビエの季節の予約がとれない状態なのだ。そのかわり夏は比較的空いている。夏は冬に捕れた野鳥を冷凍したものが出てくる。冷凍技術も発達したので夏でも遜色なくおいしい。だから最近ではすいている夏にゆっくり行く。

昨晩は久しぶりの冬の「鷹匠 寿」。
スズメとたかぶがおいしかったな。お狩場焼きももちろん美味。いつもながらこの店は日本のジビエ料理の最高峰のひとつだと思う。たかぶに食らいつくときに、カニを食べる時みたいに全員が黙りこくったのが可笑しかった。

食べ終わってからひとり上野の東京文化会館の楽屋口まで行き、出演を終えた岩田さんが出てくるのを待って一緒にご飯。その晩にバレエを観た友人と3人で銀座「すだち」へ。ボク的にはハシゴ飯で食べ過ぎだが、楽しいので気にならず。素直で素朴で偉ぶらない彼の人柄には毎回新鮮な驚きを覚える。どうして親友でいてくれるのか不思議だ。

過緊張

2008年12月 7日(日) 6:53:41

ちょっと前だが、こんな記事があった。「朝、時計が鳴る前に目が覚める」 働き盛りに多い「過緊張」ほっておくと危ない。
11月27日11時15分配信 J-CASTニュース

 毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。結構なことのようだが、本当は危ない症状なのだ。「過緊張」といい、それが疲れの原因になっているというのだ。働き盛りに見られる不眠、肩こり、体のだるさ、ほてり、女性に多い冷え症もそうだ。病気とまではいえないが、ほっておくとよくない。
 「過緊張」とは、心や体の緊張が進んでしまい、ゆるめたくても自分ではゆるめられない状態をいう。病気というほどではないが健康でもない、いわゆる「未病」を引き起こす「元凶」ともいえる。
 たとえば、毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚める。体内時計が朝起きる時間を覚えているなどと自慢げに話す人がいるが、そんなことを言っている場合ではない。仕事へ出かけなければならないという緊張状態からくる一種の症状で、ストレスが溜まっていく前ぶれなのだ。
 眠りが浅く夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる。暑くもないのに汗をかいたり、あまり気づかないが喉や胸につかえを感じて呼吸が浅くなったりする。寝起きなのに肩が凝り固まっている。こうした症状も、過緊張が原因とされる。もうね、すべてが当てはまる。というか、最近では目覚まし時計すらセットしたことがない。今朝も4時台に起床。過緊張&早朝覚醒。そして不眠、喉のつかえ、だるさ、肩こり、頭痛。結果としての慢性疲労。まぁ最近では眠れる日も出てきたのだけど、大きく見れば完全に「未病」であるな。

そんな過緊張や早朝覚醒、不眠などを解消しようと仕事のペースをゆるめると、途端に仕事に綻びが起きる。まぁ当たり前っちゃ当たり前か。元々ペースをゆるめた自分が悪いので誰のせいでもない。自己嫌悪に陥る。でもまたペースを戻すと過緊張・早朝覚醒・不眠が戻ってきて疲れ切ってしまう。この悪循環をどうすればいいのか、わりと思考停止な昨今。ちょっと悩み深い。

全面的な好意

2008年12月 8日(月) 6:28:21

昨日は12時から上野の東京文化会館でボリショイ・バレエの「白鳥の湖」を家族で観劇。

観劇後に出社。15時半くらいから5時間ほど打ち合わせ&企画をしたあと、夜の部を踊り終えた岩田守弘さんを迎えに21時くらいに再び東京文化会館へ。それから岩田さん、そしてY氏家族3人も合流してご飯。22時に月島の「傳々」で焼肉。日曜の夜中に開いている貴重な「うまい」店。

Y氏の娘さんは岩田さんを頼ってモスクワにバレエ留学をしていた。Y氏家族とボクの関係も長く深く、ボクも留学に一役かっていたりした。そんなこんなで久々に集まった。楽しく気の置けない時間。お互いそれぞれに対する全面的な好意に全員が溢れている。こういうことがたまに起こるから人生はやめられない。

ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」 @東京文化会館

2008年12月 9日(火) 7:21:11

感想を書く前に。
今晩、岩田守弘さんがNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演します(放映ページはこちら)。
ここ5年くらい、私設マネージャー役をやってきたボクとしては、もう本当にうれしくて仕方がない。ずっと不当に無名だった彼にやっと陽が当たる! あぁ今晩が楽しみだ!
それと、NBOnlineに茂木健一郎さんによる岩田さんに関するコラムが出てました。これも是非。

と、お知らせしつつ、一昨日観劇したボリショイ東京引越公演「白鳥の湖」の感想を。

他の日ではザハーロワやアレクサンドロワも踊るこの舞台。実はザハーロワにそんなに興味はなく(モスクワでボリショイ・デビュー舞台の「ジゼル」を観て、なんとなく興味をなくした)、アレクサンドロワは大好きだけど何度か観ているし、じゃあ先物買いで、と、無名のクリサノワ主演の舞台にした。クリサノワは岩田さんと同じく第一ソリスト。これからの人である。岩田さんに聞いたら「テクニックはピカいち! でもまだ演技が若い」とのことだった。
王子はグダーノフ(これは安定感あり)、ロットバルトはコールドのバラーノフ(熱演!)。クリサノワとかバラーノフとか、比較的無名の若者が主演する舞台は大化けする場合があるが、この舞台もそんな感じに溢れていた。

リアルタイムで観られなかった(泣)

2008年12月10日(水) 6:06:24

あれだけ楽しみにしていたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の岩田守弘さんの回。でもリアルタイムで観られなかった(泣)。

というか、仕事が終わって家に帰り着いたのが午前3時だから話にならない。
夕食も食べられず、「あぁ今頃オンエアーしてるなぁ」と思いながらずっと会社で打ち合わせをしていた。世界でもトップクラスに放映を楽しみにしていた人間のひとりなのに…。

で、午前3時に帰り着いて録画を観ました。
やはり泣いた(最近そればっか)。万感胸に迫る。
このさなメモに書いたのは2002年のこの辺が最初かな。それからいったい何回会っただろう。会ってすぐ惚れて、ずっと自称ボランティア・マネージャー東京支部をやってきた。モスクワでお世話になったりもした。録画を観ながらその辺の記憶が走馬燈のように…。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。