2008年03月

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楽しき3月

2008年03月01日(土) 13:54:59

今朝、長めの犬散歩をしていたら早咲きの桜が咲いていた。そういえば今日から3月。今年は寒い冬だったので春の訪れがこの上なくうれしい。

実は桜より梅の方が好きなんだけど、それはなんというか梅の謙虚さが好ましいのである。桜は派手だし潔いし立派だけど、完成度が高くて入り込む余地がない感じがする。それに比べて、梅ってひっそり薄幸な感じと穏やかな諦めが感じられて、なんか想像力をかき立てられる。梅の花を見ながらふと気づくと物思いに浸っている自分がいる。なんでかな。なんか発想がふくらむ。

桜より梅が好き、と言うとたいてい「へー」と複雑な顔で驚かれる。心の中の寂しさを見透かされたようで照れるが、まぁでも本当だから仕方がない。そういえば若い頃「一番好きな花は紫陽花」と言ったら「…寂しい人なんですね」と女の子につぶやかれてしまったっけ。いや、単にあの造形が好きなだけなのだけど、でもなんとなく否定できなかった。

別に自分が寂しい人だなんてこれっぽっちも思ってないけど、孤独は好き。
ただし「自分で獲得した孤独」ね。外部要因で孤独なのは別に好きではない。「自分で獲得した孤独」に浸るには、冬と春が交差する3月は最適な月のひとつ。楽しき3月。

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さとなおの「ハゲの悩み相談室」

2008年03月02日(日) 10:10:10

ボクがマイ・バリカンで髪を3ミリに刈っていることは以前に書いた
週に一回、風呂場でひとり、髪をガガガと刈っている。いっそのことスキンヘッドにしようかとも思うが、そうすると二日に一回は剃らないといけないらしいので面倒。当分この3ミリ自己バリカンで行くと思う。

というか、ハゲが進まなければこんなことしなかったかもしれない。
まぁ祖父はふたりともツルツル、父もかなり薄い、という家系もあってか、子供の頃から髪の毛が細くさらさらで、つまり青年期を過ぎると確実にハゲる髪質で、20代後半の頃には、夏、どこかに遊びに行って帰ってくるとシャンプーがしみたりした。地肌が日焼けするの(泣)

で、そんな状態になると、人生がわりと不自由になる。
しょっちゅう髪の毛を気にしている状況になる。ベッタリすると薄いのが目立つので朝シャンを入念にやるようになる。風が強い日にはヘアスプレーを多めにつけたりする。ヒトに髪が薄いと悟られぬよう立ち位置や座席を気にしたりする。イスに座っていて後ろに立たれると殺意を覚えたりもする(笑)

こりゃイカン、卑屈だ、と、思い切ってオールバックにしたのが20代後半だったか。広いオデコを出し、同時に髭も生やした。ものすごく勇気がいるイメージチェンジだった。

でもこれはナイスでしたね。ハゲから逃げてない感じが周りからも好評だった。
んでもってモテた(笑)。女性はハゲが嫌いなのではなくて、ハゲをうじうじ気にする男が嫌いなんだ、と理解したのもこの頃(ハゲが嫌いな女性も一定数いるが)。いままで着ようとも思わなかった服が似合うようになり、ファッションの幅も広がった。なんだか自分が変わった感覚だった。

で、そのまま40歳くらいまでオールバックでやっていたんだけど、全体的にハゲが進んできたので、一気にボウズにしたのが43歳のこの日(ブログつけてると便利だね)。最初は五分刈り程度。その後3ミリにしたのがこの頃

見事に髪の毛から自由になったな。
もうまったくハゲを気にしなくなった。
同時に周りの目も変わった。ハゲが「弱点」から「個性」とか「生き方」へと変わった感じ。というか、ヒトが頭頂部とかを見なくなった。ここまで堂々とすると誰も気にしないんだなと普通に理解。逆に、ファッションを含めて、ハゲを前面に押し出すくらいになった。ほんのちょっと前まで弱点と思っていたことが「強み」や「売り」に変わった瞬間でもある。

んでもってふと気づくと周りの同年代があの頃のボクみたいにコソコソした動きになってきている。その動き方、覚えがあるぞ。ハゲ始めたんだな(笑) んー、不自由そうだなぁ。早く自由になっちゃった方がいいのに…。

と、なんでこんなこと書いているかというと、お悩み相談のメールが来たからである。

さとなおさんに相談したいのですが、 以前髪がうすくなったので短髪にして自由になったと書いておられましたね。僕もこのごろ急に薄くなりだしまして、かなり悩んでおります。自分にとっては、自己イメージの崩壊ですので、かなりのショックなのです。やはり年取っても、カッコよくいたいと思っていたのですけれど。
そこで、ボウズ頭にしようと思うのですが、つきましてはハゲでもかっこよく生きるためのアドバイスを頂きたいのです。なんとかポジティブに生きたいと思いますのでお願いいたします。

「ハゲでもかっこよく生きるためのアドバイスを」のとこの「でも」ってあたりに悲哀が感じられますね(笑)

いや、でも、なんつうか、その悩み、地球上でトップクラスにわかる。
んでもってボウズにするには勇気がいるし、後戻りもしにくいのでご意見するのは責任重大でもあるのだが、ええと、実感として言うと「ボウズはハゲではない」ですね。つまりハゲからの自由を獲得するという精神的なこと以前に、外見的にもハゲから脱却できる。そう認識した方がいいかも。いや、実際ハゲなんだけど、周りがハゲとは見てない感じ。ある種の髪型。もしくは個性。生き方。そう見られていると実感する。

ファッションはね、攻めに出た方がいいですね。そうするとハゲがより「強み」に変化すると思う。

また、ボウズで超堂々としていると人格まで変わる。吹っ切れます(笑)
よしんば「ハゲ」とか言われても全く傷つかない。笑える。そんな自分に驚くことだろう。

そして、外見を髪型などでごまかせない分、顔を通して「内面の成長」が外にすべて晒されるから、なんというか「内面の成長」に絞って生きていける感じがある。メールで書かれている「かっこよく生きる」が外見を指すのか内面を指すのかわからないけど、男の後半生、内面が充実した方がかっこよいに決まっているとボクは思う。まぁボクもまだその過程にいるので偉そうなことは言えないんだけど。

それと、結果論ではあるけど、ヒトより先にハゲるというのはシアワセなことかもしれない、とか。
自意識過剰&自己肥大の青春時代に、ハゲを通して「ヒトの痛みを知る」ことができ(笑)、ヒトが悩み始めた頃に一足お先にハゲの悩みから抜け出して自由を獲得しおわっている。40代から70代までずっとハゲを気に病んでいる人生と、30代や40代でハゲから自由になっている人生とでは、後半生がずいぶん違うだろう。

まぁそうは言っても恋愛多発時期や結婚前にハゲると焦るし悩むものではあるし、いろんな個人的事情もあるだろうから一概には言えないんだけど。とりあえず。

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新玉葱ごはん

2008年03月03日(月) 7:13:34

去年の新玉葱(タマネギ)の時季、「竹慈庵なかだ」で新玉葱ごはんをいただいた
フルコースの後に十杯もおかわりしたボクもボクだが、あんなに驚異的な新玉葱ごはんを作る方も作る方である。

で、昨日。ふと「そういえば新玉葱がおいしい季節だなぁ」と思った瞬間に、鼻腔を去年のあの新玉葱ごはんの香りが駆け抜けた。うがっ。食べたいっ!

ということで、昨日の日曜、朝から「今日の夜ご飯は新玉葱ごはんにしてください。ついでに玉葱ステーキも」と、ツマにリクエストした。
「新玉葱ごはん〜? レシピは?」「んー、細切りして、そのままか炒めるかしてご飯と一緒にダシで炊き込む。たぶん」「ふーん…。いいけど。レシピをちょっと考える。で、玉葱ステーキはなぜ?」「いや、好きなので」「ふーん…」
実はちょうど先週の金曜日、月島の「1と8」で玉葱ステーキを食べて唸ったばかり。これまた無性に食べたくなったのである。

そして夜。
脇役には姫路のBさんが送ってくれた「猟師が仕留めた新鮮な鹿肉」が鎮座するという豪華な食卓。

肝心の「佐藤家特製新玉葱ごはん」だが、これがなかなかの出来。ツナと一緒に軽く炒め、ご飯に載せてダシで炊いたらしい。ボク的にはツナが余計だけど、ムスメはこの方が喜ぶかな。実際「おいしー。またやってー!」と喜んでいる。
ムスメは玉葱ステーキのうまさにもビックリしていた。椎名誠が「玉葱は天才である!」とどこかに書いていたが(彼は極貧時代に玉葱ばっかり食べて生き抜いたらしい)、ホント、玉葱って天才。裏方さんから主役まで何でもこなせ、しかも激うまい。

ということで、ここしばらくの定番になりそうである。次回は炒めないで炊き込んでみない?と提案している。コクが足りなくなるかな。

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バイリンガル

2008年03月04日(火) 9:27:38

一昨日と昨日と今日のメールボックスがハゲの人たちからの「ハゲ同!」なメールで埋まっとります(笑)

ま、それはええねんけど、昨晩深夜にあるバーに入ったらな、隣にベタベタの大阪弁の人が座ってん。
確か天王寺あたりに住んどるとかで、出張で東京に来とったらしい。

で、「ごっついネイティブな大阪弁やなぁ」と思って聞いているうちになんとなくしゃべるようになったんやけど、しゃべりだすとその大阪弁に引っ張られてワシまで大阪弁になってもうた。

「え! 東京出身東京育ち? 大阪には仕事で14年だけ! とってもそうは思えんわあ」

と、彼に大声で驚かれるほど大阪弁に戻ってもうた(注:大阪ネイティブはたいてい声がでかい)。

てゆうか、そうかワシの大阪弁ってネイティブ並みにうまいんや、と発見。
大阪時代、みなに寄ってたかって東京弁をおちょくられ、鍛えられた甲斐があったなあ。これからは胸を張って「二カ国語しゃべれます」とゆうことにしよ。

ひっさしぶりにたっぷり大阪弁をしゃべくったせいか、今朝もそのイントネーションが抜けへん。ツマ(10歳まで東京)もネイティブな関西弁(神戸弁に近い)を操れるから違和感がない。あぁそういやあ今晩のご飯は大阪支社の人たちとや。大阪弁勘も戻ったことやし、今日はこのまま大阪弁で通そ。

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うーさんの定年祝い

2008年03月05日(水) 9:27:46

昨晩は大阪勤務時代の戦友たちと。
ボクたちが命をすり減らして働いた部の元部長(現局長)が定年を迎えたので、その元部長を含めて5人の部員全員、東京に集まったのである(いまその元部長が東京にいるので)。あっという間に昔の空気。あぁラクチン。

でもまぁなんつうか、今思い返しても地獄の日々ではあった。
忙しいなんてもんじゃない。常にバタバタしていたが、たとえば最高記録は一ヶ月で13本のCMを作ったことがある。ボクの担当で13本。部全体(5人)では一ヶ月にその倍くらい作っていた。あり得ないなぁ(同業界の方なら驚愕してくれるとは思う)。
残業時間もちょっとここでは書けない量(捕まる)。下手するとうちの会社の記録保持者かも。実際、昨日来た一番年下のメンバーはその部に移ってきて2ヶ月で過労入院。それを横目で見て「さもありなん」と納得しつつ、お見舞いに行く暇もなかったワタクシたち。

でもこの元部長の有能さと元気さとトラブル処理能力と「いい意味でのいい加減さ」は、ボクに多大な影響を与えてくれた。仕事上での「いまのボク」の80%くらいは彼によって育まれたと言っても過言ではない。

ついでに言うと、このサイトを一番更新していたのも彼の部時代。
あまりに忙しく、人間的な生活が出来なかったので(一ヶ月に30日出張とかもあった。長期出張じゃなくて一泊出張の積み重ねで)、そのはけ口として、空いている時間をサイトや執筆に燃えたのである。忙しい時の方が個人的活動がはかどる。これはボクの中での真理。

彼から教わったことはたくさんあるが、ボクの中で仕事上の教訓としているのはこのふたつ。

・毎回必ずひとつ、新しいチャレンジをしよう
・どんな小さな仕事でも必ずメジャーと組もう

特に後者は彼の真骨頂で、「えー、こんな小さなしょーもない仕事なのにそんな巨匠と組むんですか!」ということがよくあった。ラクチンな人と組んで流したいのに、その小さな仕事が巨匠のワガママとかで地獄に変わる。でもさんざん苦労して仕上げた後に気がつくのだ。メジャーならではの刺激だったり、自分の成長具合だったり、人脈の広がりだったりに。やっぱメジャーな人は何か違うものを持っていて、単なる「作業」を「仕事」に変えてくれるのである。

って、いろいろ書いていると二冊くらい本が書けちゃうので、はしょろう。
とにかく、うーさん、長いこと、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

昨日はそれぞれ彼にCDをプレゼントし、奥様の手紙をサプライズとして用意して泣かせ、昔話で盛り上がった。
「タワシタ」「zorro」そして六本木の生ギター・カラオケのバーと3軒ハシゴ。カラオケなんか8年ぶり(←カラオケ嫌いなタイプ)。もともと持ち歌は「ひとり咲き」と「恋しくて」なのだが、昨晩は「万里の河」と「大きな玉ねぎの下で」を歌った。タマネギ好きとしてはやっぱりね(笑)

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3と6

2008年03月06日(木) 6:36:36

今日3月6日はムスメの誕生日 & 結婚記念日。

ボクの人生はわりと3と6に縁があって、まずボクの誕生日が1961年6月1日。6161と数字が並んでいるし、19もひっくり返すと61と読めるので、なんだかとても気に入っているのだが、これを元号に直すと昭和36年6月1日となる。36登場。で、結婚記念日も別に意識して3月6日にしたわけではなく、披露宴(親戚のみを呼んでのレストラン・ウェディングだった)の会場などの都合だったのだが、それが3/6。おまけに、そのちょうど一年後の3/6に娘の響子が生まれたわけである。

1961/6/1、36/6/1、3/6、3/6、とまぁ3や6がやけに多いでしょ。その上9も3の倍数だから親族みたいなものだし、1も(当たり前だけど)3と6の公約数であるわけで。

まぁどう考えても、3と6はボクの人生のラッキーナンバーだよなぁ。
これで平成36年に孫が生まれたりしたらすごい。ええと平成36年だと娘は29歳か。なんだかあり得そうだ。でもって2036年にボクが死ねば、3と6に支配されたとてもキレイな人生な気がする。2036年つうと75歳か。んーやけにリアル(笑) わりとそういう辻褄合わせ好きなので、自分から狙いに行きそうで怖い。

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数秒の迷いが死

2008年03月07日(金) 6:23:56

確定申告、サササと終了。
今年はムスメの医療控除が高額だったので還付金が多い。これで「MacBook Air」を買おうと画策中。美しいものを日常的に使うとセンスが良くなるとかたくなに信じているので。というかイーモバイルの定額制プランも契約して「ネット+原稿書き」に特化した使い方にするつもり。他の用途なしなら「MacBook Air」はかなりチカラを発揮するだろう。

いや、画策中というのはウソだな。もう買いに行った。で、負けた。
まだ出荷されたばかりの「MacBook Air」。アップルストアには在庫がたくさんあるが、まだ量販店には入荷されていないとは聞いていた。でもまぁもしかしたら入荷しているかもしれないし、イーモバイルも見てみたいからいつものビックカメラ経由でアップルストアに行こう、と思って有楽町ビックカメラを覗いてみたら奥さん! なんと「いまならイーモバイルとMacBook Airをセットで買うと3万円値引きの199800円!」ってのやってるじゃないですか。正確に言うと、イーモバイルのマック用のコレ(ちょっとカッコ悪い)の本体価格9980円も1円になるので、3万9979円値引き!

予約受付中!とか書いてないから「まさかな」と思いつつダメ元で「このセット、在庫あるんですか?」と店員に聞いたら「1台だけあります」と。
うわっ、予想外! ありやがった。ええとええと、んー、それなりに決心して買いに来たとはいえ、いきなり即決を要求されてしまったよ。とはいえ20万近い買い物。んーと、えーと…。

と、ほんの数秒。マジ数秒。
でもこの数秒の迷いが死だった。横にいた他の客が「買いますっ!」と短く叫ぶ。
店員とボク、凍り付く。店員、ボクの顔をすまなそうに見つつ「あ、ありがとうございます。えーと…、よろしいですか?」

アハハ、モチロン! と、さわやかに笑って「最初っからそんなの興味ないし〜」という顔で立ち去るボクは生来の見栄っ張り。いや待て交渉権は先にボクにあるだろう!とか粘ることをしないヤツ。あーあ。

いまさらアップルストアで定価で買うのもバカらしいので、そのまま帰ってきてムスメの誕生祝い。ムスメは友達からたくさんのお祝いをもらってシアワセそうだ。んー。3月6日というボクにとってキリのいい日に「MacBook Air」を買いたかったなぁ。思い返すだにあの数秒が悔やまれる。

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『ちりとてちん』収録セット公開

2008年03月08日(土) 10:36:24

昨晩は大阪。

新幹線で夜に着いて、NHK大阪に用事があって行ったのだが、そしたら奥さん、一階で「期間限定『ちりとてちん』収録セット一般公開」というイベントをやっているではないですか! 草若の家が離れを含めてまるごと、そして居酒屋「寝床」も公開されている! いきなりミーハー素人になって写真を撮りまくる。今週まで(正確に言うと日曜まで)のイベントのようだ。いやラッキー。草若の家の設計図もあったのでじっと楽しむ。なるほどなるほど。

社屋に入って局のアナウンサー(男性)とちょっと打ち合わせた後、南森町の「みやび亭」で一緒にご飯。3500円のコースのあまりのリーズナブルさに大阪の競争の激しさを知る。この値段なのにとてもうまいしちゃんとしている。しかし夜でこの値段でよくやっていけるなぁ。

彼らと別れてちょっとだけのつもりで北新地のいつものバーを覗いたらおるおるおる(笑)
でも時間も遅めだったのでそこでは軽く。先輩方と別れたあと「ついてきます!」という若い後輩を連れてその後2軒。いやぁ週末とはいえ、北新地、異様な人出。午前2時なのにラッシュアワーのようだった。景気が戻ってきているのかも。

しかし大阪は寒いな。東京より寒い。風邪ひく寸前な感じ。3月は昼も夜も忙しいので気をつけよう。

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NHKラジオ生出演

2008年03月09日(日) 12:29:41

金土と大阪へ行っていたのは、実はNHKラジオ第一への出演のためであった。
全国放送の生出演で、しかも45分にも渡る「明日の広告」著者インタビューだったので、そんな長時間ちゃんと話せるか自信がなかった上に、生なので失言したら取り返しもつかず(笑)、誰にも告知しなかった。知っていたのは家族のみ。

出演したのはラジオ第一全国放送「かんさい土曜ほっとタイム」の「おもしろ人物ファイル」というコーナー。14時5分から14時55分まで、途中交通情報をはさんで正味45分間の生出演であった。お手元に土曜の新聞があったらラジオ欄にボクの名前、出ています。

キャスターは佐藤誠アナウンサーと女優の千堂あきほさん(超美人&顔ちっちゃ!)。
佐藤誠アナとは、同じくNHK大阪の入江憲一アナとともに前日に打ち合わせし、その後3人でご飯に行った。ボクの本を読んで呼んでくださったのはこの番組のディレクターでもある入江アナである。佐藤アナも本を読んでくださった上に、メディア論の教授もされているとのことで、前夜はやけに専門的な話で盛り上がった。
そうやって前夜に親しくさせていただいたおかげで45分の生放送もほとんど緊張せずに話せたと思う。ゲストを緊張させない技はさすがなもの。ちょっと論があっちゃこっちゃ行ってしまった時もあったが、まぁ素人としてはあんなもんでしょう。千堂さんもすっげーいい人で、いろんなフォローをしてくれた。ありがたい。

ラジオの生って3回目だったかなぁ。録音を入れると5回目くらい。テレビには一生出るつもりはないが、ラジオは出るたびに好きになる。ラジオっていう希有な音メディアは、編成権を消費者に渡し、もっとパーソナル&シチュエーション別に分化すれば、きっと強烈に復活する気がするのだけどな。

NHK大阪の社屋って4年前に建て替えたらしいけど、上階に上がると実に絶景。大阪城を見下ろすその景色は本当に贅沢で、しばらくボーッと見入ってしまうほど。秀吉が天下を見下ろした城、当時のトップ権力者しかその高さから見下ろせなかったその城を、はるか遠く下に見下ろすというのは、なんかちょっと寂しさすら感じてしまう。

出演を終えてそのままタクシーで新大阪。新幹線で夜ご飯前に東京の我が家へ帰宅。
AMラジオなので聴いた人からメールなんて来ないと思ってたけど、石垣島のワインバー「ヴィーノ・エ・ヴァン」の大岩シニアソムリエから「聴いたよ」とメールが来たのはビックリ。遠き石垣島まで電波に乗って届きましたか。なんかうれしいな。ありがとうございました。

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ゲームあれこれ

2008年03月10日(月) 6:35:17

あれは森崎くんが家に来た日だから、2/11だったかな。彼が「ドラクエ4 DS版」を置いていったので、それからチマチマとやっていたのである。
で、先週末、裏ボスも倒して完全終了。昔あんなに時間をかけてやったゲームなのに筋をほとんど覚えておらず、新鮮な気分でやりきった。ボクならエンディングをもっと感動的な演出にするなぁとか思いつつ、ちょっとスクルトが効果ありすぎだよなぁとかも思いつつ、というかライアンやトルネコが使えなさすぎ!とかも思いつつ、でもまぁよく出来たRPGざんした。

ゲームといえば「Wii ファミリースキー」を2月は家族でやっていた。
これ、「私をスキーに連れてって」世代には最高だ。なんてったって滑りながらのBGMがユーミンなのだ。「恋人はサンタクロース」とか「ブリザード」とかを聴きながら滑る。しかもちゃんとスキー場のスピーカー的な音。リフト乗っててスピーカー近くになると音が大きくなる(ちゃんとガコンガコンとリフトが揺れもする)。ま、なんつうか、しばらくやっていると飽きるゲームでもあるのだが(滑ってるだけなので)、この臨場感だけは最高。しばらく夢中になった。作った人、わかってるなぁ。

そういう意味では「Wii Fit」もよかった。意外とエンターテイメント満載してるのね。なかなか楽しい。
って、わりとゲームやってるな。ムスメはまだ「ドラクエ8」をチマチマやっている。期末テストも終わったし、この試験休みと春休みで終えるつもりだろう。やっているのをこっそり見ているとキャーキャー独り言言いながらやっている。中ボス戦とかやかましくてかなわん。ま、やりきってくれ。
あ、それと、一応DSでの英単語もムスメは始めた。春休み中に中学生用のを終了するのがゴール。1800語。大丈夫かな。やりきってくれ。

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早朝覚醒

2008年03月11日(火) 4:12:58

なんか疲れがたまっていたので「今日は早く寝る!」と宣言して23時にはベッドへ。
少し本を読んでそのままいい感じで寝付いたのだが、パッと目が覚めたのが朝3時半。おいおい疲れをとろうと早寝したらこれかよ。早朝覚醒か。普段から5時とかに起きるからなぁ。もしそうなら初期の鬱の症状。あるいは「体力がないので長時間眠れない」という老人特有の症状か(笑)。

目が覚めてしまったので仕方がないから起き出し、いろいろなメールを読んでいろいろな考えに浸る。最近わりとヘビーな相談とかをメールで持ち込まれることが多く、いろいろ考え込んでしまう。でもボクに相談を持ち込むということはきっとポジティブな答えを期待しているのだろうと判断し、いくつか切り口を提示してポチッと送信。

と、ここで「早朝覚醒」で検索してみたら、「早朝覚醒の場合、決して布団から抜け出てはいけません。抜け出してパソコンなどを開くTVを付ける等はやってはいけません」だって(笑)。アカンがな。

ま、それはそうと、3/10発売の(つまり今売っている)雑誌「プレジデント」3/31号にボクの著者インタビューが載ってます。P179。
横顔の一部・真っ暗・アゴのライン隠蔽・メガネがキラリン♪とはいえ、顔写真も載ってます。不審人物風。まぁこれくらいなら顔を特定できないだろうと。ギリギリかな。自意識過剰かもしれないけど、顔写真出るといろんな行動に支障を来しそうでイヤなんです。

ちなみになんだかすごい「タラコ唇&とんがり唇」に見えますが(笑)、あれ、右手の人差し指が口のところに来ているだけですので、あしからず。

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丸元淑生さん、亡くなる

2008年03月12日(水) 8:00:55

なぜかニュースに気づかず、メールで教えていただくまで知らなかったのだが、料理研究家の丸元淑生さんが3月6日に亡くなった。74歳。

面識はまったくないのだが、20代の一人暮らしのキッチンに、ボクはずっと彼と立っていた。

分厚く、写真もまったくない彼の料理本「丸元淑生のクックブック」が彼との出会い。理屈っぽさが勝っていた若いボクの心に突き刺さった。なんて理詰めでクレバーな料理本だろう! とっくに絶版だが、いまでもボクのバイブルである。
んでもって、さすがにこれでは難しすぎると著者自身思ったのか、その後もっと簡単に書いた「システム自炊法」とか、写真がふんだんに入ったムック本「シンプル料理」「新・家庭料理」なども出版する。それらもこまめに読んでいき、ボクは彼の基本料理を中心に自炊をマメにするようになった。ほぼ信者。冷蔵庫の中は彼が提唱する栄養たっぷりの基本料理ストックがずらりと並んでいた。
道具も揃えた。築地に出向いて最高級の鰹節削り器を買い、基本のだし汁をとった。彼が勧めるさまざまな小物も揃えた。鍋も彼のお得意であるビタクラフトを買い揃えて無水で野菜を茹でたりしていたな。その鍋はいまでも活躍している。

得意にしていて今でも作る彼のレシピは「小魚のピクルス」。

  • アジ(小型を8〜10尾)の内臓・エラ・頭・うす身を切り取り、大さじ1の塩を入れて沸騰させて火を止めたお湯にそれらを入れて2分〜4分茹でる(小さいアジなら2分)
  • アジを取り出して水を切り、手で骨を身から外す。ここが細かい作業だが、身はバラバラにほぐれてもよい。
  • 骨を除いた身をボウルにとり、レモン汁(1個分)をかけて塩で調味。
  • ニンニク(2片)を刻み、パセリ(4〜5茎)も加えて刻み、そこにクミン(大さじ1)を加えて擂りつぶす。
  • ボウルのアジにこれらを加え、オリーブオイルも加えてよく混ぜ合わせる。これで出来上がり。ラップして冷蔵しておく。

これがね、うまいのだ。何度作ったことか。
他にも「ビリアニ」や「ポーチド・フィッシュ」「タラのグラシオサ風」「豆のサラダ」とか、わりと作ったなぁ。どれもシンプルかつ短時間で出来、栄養たっぷりでしかもうまい。男のひとり暮らしに実に向いている料理群。

彼の肉体は滅んでしまったけど、彼のレシピはこうしてこれからもずっとボクの中に生き続ける。
というか、ツマに先立たれた後(笑)、ボクは彼の料理本に戻っていくだろう。高齢一人暮らしにこれまたビッタシな料理群なのだ。超理屈っぽく辻褄があっていて、簡単かつ栄養たっぷり。ひとりで作ってひとりで食べてもなぜか空しく感じないのだ。満腹感とは違う「満足感」で満たされる感じ。

豊かな食卓、これからも受け継ぎます。
丸元淑生さん、どうもありがとうございました。

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よし!

2008年03月13日(木) 7:27:51

我が家の犬は、ご飯やオヤツをあげるとき、目の前でほんの数秒お預けしてから「よし!」という合図とともに食べ始めるようにしつけられている。

ここでボクは不必要にボケる。

「よし! …いくぞう」(吉幾三)
「よし! …ながさゆり」(吉永小百合)
「よし! …だたくろう」(吉田拓郎)

毎回ボケているうちに「この飼い主はボケる」と犬も理解したらしく、ボケとマジを聞き分けるようになった。上目遣いで「面倒だなぁ、はやくしろよ」とうらめしそうにボクを見つめつつ、本当の「よし!」をじっとけなげに待つ。

「よし! …だえいさく」(吉田栄作)
「よし! …こさーん」(よし子さーん)
「よし! …き」(YOSHIKI)
「よし!」

最近、最後の「よし!」まで待てるようになった。ボケの精神は理解していないようだが(ツッコんでこないし)、まぁ犬だから許す。

引っかかりやすいのは「YOSHIKI」。
「よし! …き」の「き」をボケと理解しない。もうちょいやな。

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古い水夫

2008年03月14日(金) 8:47:08

最近若者に会うことが多い。
多いのは就活のOB訪問。拙著「明日の広告」を熟読した上で会いに来る方が多く、学生なのにやけに広告事情にくわしい(笑)。んでもって質問が濃い。「新聞メディアの復活はどこがポイントだと思いますか?」「コミュニケーション・デザインにおけるスケジュール感について聞きたいんですが」「ソーシャル・メディアが乱立する世の中になると消費行動はどう変わってくるとお考えですか?」……いつの間にか額に汗を浮かべているワタクシ。でも「お前にはまだ早い!」とか、白い犬みたいに一蹴するには相手が真剣すぎる。すごいな。頼もしいな。こんなに広告のことを考えてくれている。

学生だけでなく、現場の若手と会うことも増えた。
昨晩はある会社の若手に招かれて、お店で飲みながら広告の話。13名の初対面な若者たちに囲まれて熱心にいろいろ聞かれる。やはり「明日の広告」を全員読んでおり、ベースをあの本に置きつつより深い話になっていく。でも学生さんと違って現場を踏んでいる人たちなので、理念的な話というよりは実践的な話。みんないろいろ考えてるなぁ。仕事や業界に危機感がある分、考えが深い。すごいな。頼もしいな。広告業界に元気があったボクの若い頃はこんなに深く考えていなかった。

「古い舟をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」

この言葉とともにひとり広島から出てきたのは吉田拓郎だが、こういう若者たちと会っていると、自分が今、まさに「古い水夫」なんだと自覚させられる。40代中盤の働き盛り。でも確かに古い水夫ではあるんだな。この自覚はとても大切かもしれない。

もちろん同等に争ったら絶対負けない。でもそれは慣れ親しんだ古い舟の上だからだ。
古い水夫のそのやり方がこの舟の速度をどんどん遅くしてきたのは事実。もう先頭に立たず、後ろから支えるスタンスに変化しなければならない年代なのだ。ただ、この「変化」は実に難しい。有害な老人が社会の中枢にいかに多く蔓延っているかを見てもそれはわかる。

吉田拓郎があまり表立って活動しないのは、病気のこともあるだろうが、「自分がすでに古い水夫である」という自覚をある時期に持ったからではないか、と、ちょっと思った。

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クレイジー・ケン・バンド ZERO TOUR 2K8

2008年03月15日(土) 6:46:35

あるご縁があって、クレイジー・ケン・バンド(CKB)の「ZERO TOUR 2K8」のファイナル・ライブへ行ってきた。@横浜Blitz

いやぁこのご縁がなければ一生行かなかったかも。んでもってこの素晴らしさを一生知らずに生きていったかも。そのくらい嵌ったな。格好良いけど格好悪い。シリアスだけどコミック。クレバーだけど頭悪い。イマだけど昭和。王道だけど場末。すげーや。

このバランスというか両面性にどんどん吸い込まれていき、時間を忘れた。
ボクは背が高いのでこういうスタンディング・ライブは後ろのヒトを気にして中腰になり、かなりキツイのだが、途中からどうでもよくなってノッた(後ろのヒトとかスマン)。知ってる曲が「GT」「タイガー&ドラゴン」くらいしかなかったのだが、どの曲もとっくに知っていたようにしっくりくる。演奏も素晴らしく聞き飽きしない。いやぁいいわ。つか横山剣、格好良すぎ。

一応、中学2年から大学1年まで横浜の祖父母の家に預けられたので、この横浜ドメインのバンドの「横浜の匂い」はよくわかる。そういう肌感覚もあるのかもしれないが、やはり同年代というのが大きいか。横山剣は48歳。ボクは今年47歳。彼が持っている「昭和の匂い」がもうボクの心のストライク・ゾーンにビシッと嵌る。

終演後、総勢7人で関内の「青香延」へ。
いや、この店もすごい。羊肉串専門店・中国東北延辺料理と銘打っているのだが、朝鮮系中国人がやっていて独特の辛み。うめー。
一緒に行ったメンバーがこれまた超濃くて、ちょっとここでは書けないようなメンバー。一緒にいられて光栄なヒトばかり。ありがとうございました。

というか、一番感謝しないといけないのは、このプラチナ・チケットをネットに齧り付いて取ってくれたあのヒト。ありがとう。また是非。

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博多で一泊

2008年03月16日(日) 21:54:16

雑誌「CREA Traveller」の連載の下見でちょうど1ヶ月前に福岡に3泊してきたのはここでも書いた。
この連載、ボクがひとりで下見に行き「2泊3日うまうま旅」用に店をセレクトし、編集部からその店に電話して掲載許可をお願いし、それからカメラマンが撮影に行くという段取りを踏む。ボクは下見と原稿書きのみ。で、困るのは下見してセレクトしてから掲載を断られるパターン。いままでも再度下見に行ったことがある。特に、一押しと思っている店から掲載を断られると本当にガックリくる。でもまぁその店の方針だからなぁ。

んでもって今回も出てしまったのだ。
福岡でボクが一押しにしようと思っていた鮨屋に編集部が掲載をお願いしたところ「メディアには出ないことにしている」とのお返事。ガビーン(死語)。じゃあ下見した別の店にして「2泊3日のうまうま旅」を構成できるかというと、それはそれでスカスカ感がある。うーむ…。

ということで、この土日は急遽1泊で福岡へ。
前回お世話になった方々にもご連絡せず(土日のお休みだし)、土曜の昼・夜、日曜の昼、と3食分さっと食べて帰ってきた。もちろんハシゴはしたけど。

この二度目の下見でいい店が見つからないともうどうしようもないのだが、今回の1泊旅はなかなか充実。新たに3店、掲載したくなるような店を見つけ、満足して先ほど帰宅。あぁ良かった。疲れがたまっていた時期でもあり、さすがにカラダを心配していたが、クレイジー・ケン・バンドのライブで発散したのがわりと良かったのか、なんとか倒れずに帰ってきた。

この連載、楽しいけど相当きつい(笑)
旅は楽しいし、新しい味、新しい店に出会うのは毎回ワクワクする。でもちょっと胃袋に負担かけすぎ。ある程度の分量たまったら単行本にする予定なので、それでこのきつさも終了だな。もう半年ちょいの辛抱。

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MacBook Airさん、いらっしゃい

2008年03月17日(月) 6:58:27

待望久しい「MacBook Air」さんが手元に来た。
こんなことがあって、そこで平静を装ったくせにやっぱり死ぬほど悔しくて、「もう今回は買ってやんない!」とまで一度は誓ったボクではあるが、冷静に考えてみると「苦もなく持ち運べるノートブック型Mac」を一体お前は何年待っていたのかと。そんな小さな悔しさでそれを諦めて良いのかと。「完全モバイラー@マック」という快感を本当に諦めきれるのかと。まぁそんなこんなで結局よちよちとビックカメラに行って(その店員に会うと恥ずかしいので違う店員をわざわざ探して)予約したのだった。

で、博多に行く前夜に「緊急入荷したので取りに来てください」と連絡があり、あぁあと半日早ければ博多に持って行けたのに、と地団駄踏みつつ、博多から羽田空港に帰ってきたその足で有楽町へ行き、手に入れたというわけ。

あぁ世界最薄の快感。
いろいろ足りない部分をあーだこーだ言うヒトもいるが、イーモバイルをつけて常時接続にして、メールとウェブと書き物に徹する分には何の問題もない。これで生活が完全にモバイル化するので(いままでは半モバイルだった)、メールのお返事なんかもスムーズになります(ちょっと滞ってます。すいません)。

それにしても美しいプロダクトである。
というか、美しく使いやすいMacOSをズッシリ肩に重くない状態で持ち歩けるなんて天国だ。レコードに針を落として聴いていた音楽をはじめ、映画館じゃないと観られなかった映画など何でもそうだが、不便なころを知っているヒトの方がシアワセである。少し便利になっただけでホラこんなにもうれしい。

しばらくはご機嫌の予定。ややこしい仕事をボクに頼むならイマです。

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台湾へ

2008年03月18日(火) 5:17:09

ちょっと家族旅行で台湾に行ってきます。ほんの三泊四日。
ムスメが中学に入り、いよいよムスメの休み通りにしか家族旅行できなくなり、春休みと夏休みと冬休みのハイシーズンをピンポイントで狙わないといけない状態。この状態から抜け出られるのは彼女が大学に行ってからだけど、そのころ親と一緒に旅行してくれるかどうかは実に微妙。

台湾へは安ツアーで行くので、ホテルもたいして選べず、ネットも通じない可能性があります(台湾は日本以上にネット社会らしいので大丈夫な可能性も高いけど)。なので、もしかしたら3日ほど更新できません。その場合は「追っかけ更新」します。つまり、旅の様子を後追いで。よろしくお願いします。

ネットにつながったらもちろん更新します。MacBook Airさん(別名「還付金号」)でね。

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台湾家族旅行 第一日目

2008年03月19日(水) 8:25:27

ボクは2回目。ツマとムスメは初めての台湾。
目的はやはりメシかな。それとムスメの響子にアジアの感じを知ってほしかったこと。彼女は中一にして海外は三カ国目。現代では決して珍しくないが、ボクのころに比べればとっても恵まれている。ニューヨーク、ポルトガル、そして今回の台湾。親日の国で初めてのアジアを体験するのはイイコトかと。

飛行時間3時間 & 時差1時間というのも魅力。朝6時に家の玄関を出て台北に日本時間の13時には着いていた(羽田発だったらもっと早いなぁ)。
でもそこからがノタノタ。節約モードで安ツアーに申し込んだのだが、現地自由ながらもホテルまでのバスでの送迎がついていて、これが全くグダグダの段取り。結局ホテルに着いたのがその3時間後。あぁモッタイナイ。やはり個人旅行にするべきだった(後の祭り)。

ホテルに着いてすぐメシに出発。日本時間の午後4時ゆえ、ハラが減りまくっている。
まずはツマとムスメのために、どうしても通らないといけない道「鼎泰豊」へ。ま、基本ですね。本店は超行列するので、2号店へ。ここは担仔麺の「度小月」の目の前なのでハシゴにもよい。

タクシーで行こうとホテル前から乗ったのだが、地図を見せたもののすっごい遠回りをしやがって(倍くらい)、いきなり印象悪し。これ以降極力地下鉄移動に。でも地下鉄のトークンみたいなコイン切符が可愛くて家族中で地下鉄がお気に入りに。駅も列車もキレイでスムーズ。マナーもよい。日本以上(行列を乱さないとことか)。

ま、それはともかく、初めての本格小籠包で響子を感激させたあと、その周りを散歩。これにはツマの優子が感激。この辺、庶民的な店と高級店が混ざり合って独特の街になっており実におもしろいのだ。食料品店とか雑貨屋とか冷やかし歩く。その後「度小月」で担仔麺や台南系総菜を食べる。

台湾は日本語教育をしていた時期があったし、日本人旅行者も多いし、そのうえ日本=クールな対象なので、わりとお店やコンビニでも日本語が多用されている。それを見て喜んだのは響子。母国語が海外で普及している感じが不思議かつ誇らしいらしい。北京語表記の合間に「の」とかいう日本語接続詞が使われているパターンがわりと多く面白い。

その後地下鉄に乗って士林夜市へ。
ひとつ前の劍潭駅で降りて美食市場に驚いた後、士林までメインストリートを歩く。スコールのような雨が降ったり止んだりしたが、ちょっと待つとすぐ晴れる。ほとんど熱帯性気候なんだなぁ。夜市は珍しいものばかりで面白い。途中で買い食いした「胡椒餅」(by「福州世祖 士林店」)がべらぼうにうまかった。昨晩のベスト1。

ホテルは王朝大酒店(Sunworld Dynasty Hotel)。
ツアーにエントリーされているホテルでトリプルが用意できるのがここしかなかったのだが、部屋がスカッシュコートくらい広く、ネットも通じるので、まぁ正解。以前泊まった「台北商旅」(←ここはわりとオススメ)のすぐ近くで土地勘もある。

ということで一日目は終了。移動に長くかかってしまったわりにはよく遊んだ。今日は台北市内をゆっくり散策。マッサージもたっっっぷり受ける予定。心残りは終了間近い「ちりとてちん」。録画はしてあるとはいえ、観たい。

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台湾家族旅行 第二日目

2008年03月20日(木) 8:54:57

夜中から朝にかけて大雨。天気予報も今日は雨。
でも出かけるころになったら止んできて、日中はドっ晴れ。ムスメに「よ、晴れ男!」と囃される。まかせなさい。

朝ご飯は電車に乗って科技大樓駅まで行き「老龍牛肉麺大王」へ。
一週間前に台湾を旅行した友人たちから勧められた店。牛肉麺うまし。でも想像の範囲内かな。ただ、本当に地元っぽい店で実に素朴な雰囲気が楽しかった。
そのまま近くの市場に入って市場見学。観光客とか来ない地域なので現地っぽくて面白い。生きた鶏とかいっぱい檻に入っていてその横でバンバンさばいているような市場。すごい迫力。野菜も魚も肉も実にうまそう。日本にはこういうタイプの市場はほとんどないなぁ。

大満足して一度ホテルに帰る。
今度はすぐ横の百貨店見学。でっかいIKEAが入っていてそこも楽しむ。台湾ってセンスのいい店が多いけど、この規模のIKEAが普通に入っているんだもん、恵まれてるわ。というか品揃えのセンスは日本とあまり変わらず。旧と新がバランスよく混合している国である。

で、そのまま電車に乗って善導寺駅へ行き、台湾大医学院近くの台大交友会館2階にある「蘇杭」へ(1階の「蘇杭」ではなく2階の「蘇杭餐廳」)。江浙料理。キレイでハイソな店。
ここもその友人たち一押しの店なのだが、この店は素晴らしかった。ボクの中での台湾一かも。小籠包も個人的には「鼎泰豊」より上。トンポーローも抜群。そしてそして砂鍋醃篤鮮というスープが絶品(砂鍋=土鍋)。これ、日本語メニューによると「ベーコンとタケノコのスープ」とかシンプルに書いてあるんだけど、そのうまみたるや自分の中でのベスト・オブ・スープに近い。青菜や湯葉みたいのも入っていて食感もよい。

その後、永康街(鼎泰豊本店があるあたり)まで行き、この地域に散在するオシャレな店を見学したあと「冰館 Ice Monster」へ。ここのカキ氷は有名だ。マンゴーかき氷が名物だが季節が違うのでイチゴかき氷を頼んだ。日本のシロップがけとは違ってイチゴ自体が山ほどトッピングされている。これはうまひ。
そのまま歩いて大安森林公園へ。広くて美しい公園。セントラルパークと代々木公園を足して二で割ったような感じ。気持ちよい。ゆっくり散策しつつ横切って、優子お目当ての「毎日果実」というドライフルーツの店でお土産を買い込み、また電車に乗って中山國中駅へ行って、お茶で有名な「竹里館」へ。

凍頂烏龍茶と私蔵茶(烏龍茶)のふたつを功夫茶という飲み方、つまりは聞香杯を使った飲み方でゆっくりと。響子が「お茶っておいしいねぇ」とほっこりしている。中一でこの飲み方を知ってしまうのは贅沢だな。

ホテルに帰ったら「台湾にいるんですか! ならココへ行きなれ!」というメールがいっぱい届いていて感激。ありがとう!
ちょうど夜ご飯の店を迷っていたので、メールにあった「驥園川菜餐庁」へ行くことにする。
オススメのメールによると、ここの砂鍋地鶏が絶品だという。砂鍋ね。昼の砂鍋の印象があまりに良かったので満場一致でそこに。昼と同じもん食べるんかい、という心の声もあったが、そのくらいうまかったので。
で、結果的にこの店のも相当うまかった。鍋だけとったら昼のに並ぶ。ベスト・オブ・スープが一日でふたつも増えた。ムスメなんか「おいしすぎる」と小声でつぶやきながら、食べ過ぎてアゲそうになるくらい食べていた。あぁ教えてもらって良かった! 入り口横では土鍋をずら〜っと並べて盛大に炊いている。いい風景。

そのままホテルに帰って、お風呂で半身浴をして、そのまま就寝。
台湾マッサージに行こうかと思っていたが、まぁ以前にそれは経験しているし、特にカラダも欲せず。

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台湾家族旅行 第三日目

2008年03月21日(金) 7:39:42

ふと思ったけど、台湾って鮨屋が少ない。いまや世界のどの都市に行っても鮨屋は目につくのに、ほとんど目にしていない。和食はしゃぶしゃぶが多く、次いでトンカツ、天麩羅という感じ。屋台文化だから、熱を入れない鮨は印象的にあまりよろしくないのだろうか。

台湾はとにかく屋台(店先簡易屋台を含めて)が多く、各街角で安価に食事を提供してくれる。
ただ、日本と違うのは、屋台は買い食いという目的というより「食卓の必需品」として使われている印象。食卓にテイクアウトするヒトが多い気がする。ある食品メーカーのヒトに聞いたが、日本のように専業主婦が家庭にいるというのは世界的に大変贅沢なことらしい。アジアは特に夫婦共働きが多く、家庭での食事は屋台などの安価な総菜を買って賄う。あらゆる街角に安価な屋台が並んでいるのはそういう需要に支えられているのだろう。

ま、それはともかく、第三日目。
朝から快晴だ。この日は郊外に小旅行に行くので天気がいいのはうれしい。
前日いただいたメールの中に「朝ご飯で絶対のオススメ!」というのがあり(YAKINIQUESTのgypsyさんからであった)、それがまたいかにもうまそうなので行ってみた。善導寺駅5番出口真ん前のおんぼろビルの2階にある「阜杭豆漿」。ここの「鹹豆漿(シェンドーシャン)」という、豆乳に黒酢を入れておぼろ豆腐状になった食べ物を勧められたのだ。

行ってみると、エッというボロさではあったが、すごい行列で期待は高まる。
イートインの列(内用と外帯の二列ある)に並んだもののどうやって頼んでいいかわからない。と、カウンターに日本語メニューがおいてあることに気づき、それを見ていろいろオーダー。頼んだのは鹹豆漿と豆漿(砂糖入り豆乳)、厚焼餅(夾蛋:卵焼き入)、焦糖舐酥餅(キャラメル焼餅)、蘿蔔絲酥餅(大根切り焼餅)。これがそれぞれに絶品! いや参った。うまひょひょ。空きっ腹ということもあるとはいえなんだか妙にうまく、家族3人「うまひねぇ」と顔を見合わせつつ食べる。最後には取り合い。あんなに行列してなければ追加オーダーするんだけどな。 

大満足して食べ終わって忠孝復興駅に行き、駅前からバスに乗って九份へ。
九份(ジョウフェン)は台北からバスで1時間くらいのところにある観光地で、映画「千と千尋の神隠し」の作画の参考になったり、映画「悲情都市」の舞台にもなったところ。戦前には東洋随一の金鉱がありゴールドラッシュに賑わったらしい。閉山後は荒廃していたらしいが、最近になって観光地として甦り、細い坂道と両側の売店がずっと続く小さな街となった。京都の二年坂三年坂のアジア猥雑版といった感じ。風情と言うより売店巡り。

でもこの売店巡りがなかなかおもしろく、つまみ食いしながらずっと歩く。
途中で「阿柑姨芋圓」という芋団子かき氷を食べさせる店へ(細道の終点近くの十字路を左へ上がるとひっそりある)。たまたま入ったのだが有名店だったらしい。芋団子がもちもちしてうまい。
昼食は「九份古早丸店」という、店中この店の奥さんの写真で埋まっているキッチュな店で。魚丸というのがこの辺の名物らしい。魚のすり身を丸くしたもの。それを具にしたスープ(貢丸湯や五味総合丸湯)と魯肉飯(ルーロウファン)を食べる。魚丸自体はうまい。でもスープがいまいちだったな。ちなみにおにぎりを飯丸と表記していた店があったから丸めたものを「丸」とシンプルに言い表すようだ。

その後ちょっとお茶を、と思って入った茶館がサイコーだった。
名前は「九份茶坊」。あぁこの茶館に来るためだけにもう一度九扮へ来てもいいなと思わせる。建って百年以上という建物の雰囲気、サービス、味、景色、センス、みな素晴らしい。「千と千尋」の世界観そのままでもあるし、最先端センスの店でもある。ゆっくりお茶(東方美人)を飲み、凍頂烏龍茶梅を食べ、1階で陶器を見て、店のヒトといろいろ話し、茶器を買い、など、家族して相当楽しんだ。

最後に悲情都市のロケ現場をちょっと見て、台北へ。
帰りは瑞芳駅までバスで行き、そこから鉄道に乗って帰ってきた。瑞芳駅前で台湾の地方小都市の雰囲気に浸り、地方の鉄道の風情も味わい、なかなか満足。瑞芳駅には日本語ボランティアのご老人がいていろいろ教えてくれる。台湾のご老人は日本語教育を受けているので、こうして観光客を助けてくれる方が多い。頭が下がる。

台北に帰り着いたのが午後3時だったか。
ここで家族はバラバラに別れ、ボクは台湾式マッサージへ。ツマはお土産買いと散策、ムスメはホテルの部屋でお休み(疲れたらしい)。
台湾式マッサージは、一番有名な「豪門世家理容名店」へ行った。入り口から志村けんの写真がお出迎え。中は日本人芸能人の写真だらけ。まぁ有名店は安心だし、日本語通じるし、ホテルまでの送迎もあるので許す。120分で2000元のコース。これに足裏とかいろいろオプションをつけていくシステム。薄暗い個室で数人から束になって揉まれまくる。あぁ痛いところだらけだ。何人もから「睡眠不足ね」と指摘を受ける。早朝覚醒なもんでスイマセン。揉まれまくりフラフラになってホテルに帰り着く。

夕ご飯はB級屋台をハシゴして歩いて魯肉飯とか麺線とか刀削麺とかを食べ歩くつもりだったが、ボクがあまりにフラフラかつムスメも疲れ果てていたので、予定を変えて「ちゃんとした店に一軒行って済ます」という方針に。気分的に高級店は避け、屋台的な店を探し、有名店「好記担仔麺」へ行くことにした。店の前は大行列。この店、店頭で料理や食材を選んでから店に入るシステムゆえ、店の前が大行列の大混雑になっているのだ。名物といわれるカニおこわやカニとヘチマの料理、仏跳墻、担仔麺なんかを頼んだ。でもまぁ味は普通かな。ただ雰囲気は地元居酒屋という感じで台湾最後の夜にふさわしい賑わい。楽しかった。

ホテルに帰って即就寝。明日は午前中には宿を出て空港に向かう。
短い旅行だったが、帰ったらすぐムスメはスキー合宿だ。彼女にとってはハードな毎日。

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台湾家族旅行 第四日目

2008年03月22日(土) 10:10:30

最終日の朝はまたしても早朝覚醒。
疲れているけど目が覚める。まぁでもマッサージを入念に受けたので眠りは深かったみたい。

7時に部屋を出て朝ご飯へ。
どうしても昨日行った「阜杭豆漿」をリピートしたく、またしても出かける。地下鉄で善導寺駅へ。もう目をつぶってでもこの駅に来られるくらいおなじみの駅。
まだ勤め人が出てきてない時間なので多少空いているがやっぱり行列。昨日とほぼ同じものを頼む。いやぁやっぱりうまい。ここの鹹豆漿と厚焼餅(夾蛋:卵焼き入)は我が人生のベスト・オブ・ブレックファーストのひとつとなった。

そこから20分ほど早足散歩して南門市場へ。市場はやっぱり楽しい。朝早いので仕込みをしている人も多く見ていて飽きない。
いろいろ見た後、隣の「金峰魯肉飯」で魯肉飯と乾麺を食べる。朝飯のハシゴ。ここの魯肉飯は濃厚な甘みがあってうまい。クセになりそうな美味である。乾麺(汁なしの麺のみに魯肉をかけてある)もよい。ちょっと化学調味料を感じるがこれはこれ。いい朝ご飯だ。

そしてラッシュ時の電車に乗ってホテルへ帰り(台湾の整然とした通勤客の流れにちょっと感動)、ついでにホテルのビュッフェで果物とコーヒー。朝から食べすぎ。

と、ここまでで旅はほぼ終了。
あとはツアーバスがホテルに迎えに来て、途中免税店に無理矢理連れて行かれ、空港にえらく早く着いてオシマイ。安ツアーは夕方着の昼発というスケジュールなのでホント無駄が多い(でも安いけど)。

とはいえこれで我が家族の「台湾リテラシー」は大幅に向上したので、次回からものすごく効率的に遊べそうである。食べ物もわかったし土地勘もついた。台北の旅のコツも知った。故宮博物館など行っていない場所も多いので次回が楽しみである。

つうことで、帰国・帰宅。
ペットホテルでじっと待っていた愛犬と再会し、「ちりとてちん」の録画分を見て今に至る。あぁ「ちりとてちん」は見事な収束を迎えているなぁ。この脚本家、異様にクレバー&いい意味でおバカ。素晴らしい。

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台湾の地下鉄

2008年03月23日(日) 9:26:23

台湾というとアジア特有のゴチャゴチャを想像されると思う。
実際、地上はゴチャゴチャだ。カオスと言ってもいい。大通りは21世紀だが、ちょっと路地に入ると19世紀が残っている。昭和初期の下町みたい。建物だけじゃなく人間もそんな感じ。昭和初期的オジオバが闊歩している。

でも、地下に潜るといきなり未来的だ。ボクにはこの鮮やかな対比が実に印象深かった。日本がずっと遅れて感じられる。そのくらい進んでいる。

台湾の地下鉄(MRT:Mass Rapid Transit)は、まぁまだ出来たてということもあるが、実にキレイで効率的だ。ざっと特徴を上げてみると、

  • 地下鉄構内がものすごく広くてわかりやすい。抜群に清潔でキレイ。デザインや間接照明も美しい。
  • 切符がプラスチック製のコイン(子供銀行みたいなヤツ)で、紙のに比べて使い回しがきき環境に優しい。デザインも可愛い。
  • 電車の待ち時間が秒単位で表示され、しかも正確。本数もとても多い。
  • ホームでのうるさい案内放送が一切なく、静か。素晴らしい。
  • 安全性への配慮が行き届いている。
  • 徹底したバリアフリー。何度か車椅子の人を見かけたが手助けもいらないくらい。
など。惚れ惚れするような出来である(フランス製らしい)。
んでもって、環境がここまで完成度高いと、それを利用する人間も影響されるのか、台湾人も地上とはまったく違った顔を見せる。

  • ホーム上に整然と行列する。ドアの片側に二列に並び横入りしない。なんとなくドアの両側にたかる日本とは大違い。
  • 駆け込み乗車がほとんどない。通勤ラッシュ時を含め、まったくと言っていいほど見なかった。
  • 少し混んでると次の電車を待つ。とても紳士淑女的。我先に争って乗らないのだ。
  • 車内で老人に席を譲る。優先座席(台湾では「博愛座」と呼ぶ。各ドア横にある)に若い人が座らない。混んでいても座らない。若者が老人に席を譲る光景は台湾で何度も見かけた。実に自然。
  • マナーがよく、みな静か。大声で話してる人すらいない。
  • フリーペーパーが発達していて、みなそれを読み、ちゃんと二次利用用の箱に戻している。
いやぁ、地上とは大違い。みんな本当にマナーがよく洗練されている。これにはちょっとビックリしたなぁ。利用している層が違うこともあるだろうが、ここまで違うのかと驚いた(地上の台湾人がマナー悪いという意味ではない。地上はもっとカオスで昭和初期的なのだ)。


成田に着いて日本の鉄道を利用したが、まず案内放送のけたたましさにうんざり。ホーム上の混乱とカオスにげんなり。我先に飛び乗る自分勝手さにどんより。使い勝手の悪さと通路の汚さにぐったり。都市鉄道システムに関しては台湾の方が数十年進んでいる。

そういえば、「待ち時間が秒単位で表示され」るのは地上の信号も同じ。台湾の歩行者用信号は実に可愛い。人間のイラストが途中から走るのだ。YouTubeにたくさん上がっていたのでそのうちのひとつにリンク。ご覧ください。

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台湾から出版オファー

2008年03月24日(月) 5:57:57

台湾ネタが続く。
まだ正式決定ではないし、アジアは著作権関係がぐだぐだなのでいろいろ問題もあるのだけど(スラムダンクの掲載図版とか)、台湾から拙著「明日の広告」を翻訳出版しないかというオファーが出版社に舞い込んだようだ。

ちょうど台湾旅行している最中に舞い込んだのでなんだか縁を感じる。
もし順調に話が進めば初の海外翻訳。うれしいな。台湾の公用語である北京語になったあの本を早く見てみたい(題名は「明日的廣告」だろうか)。で、北京語になるのなら、そのまま中国でも発売可能かもしれず、そうなると人口13億人が相手となるわけで……(皮算用皮算用)

まぁ台湾は日本以上にネット社会だし、中国もネット人口でアメリカを抜いた。ネットの普及による「消費者の変化」という意味では日本ともあまり変わらない状況かもしれない。ただ「成熟市場」ではまだないだろうし、「情報洪水」も所得層によって格差がありそうだ。その辺、独特の消費者像がありそうである。あぁ調査してみたい。んでもって彼ら相手にコミュニケーションをデザインしてみたい!

日本人相手でもまだまだ上手にやりきれないのに何言ってんだって感じだが、ネットが当たり前のように国境の壁を越えているとはいえ、言葉の壁は越えていない現在、オフィシャルな翻訳で言葉の壁を越えられるかもしれないというのは、著者にとってなんだかとてもうれしかったりする。うまく話が進めばいいな。

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映画「バンテージ・ポイント」

2008年03月25日(火) 7:53:02

あちこちのブログで褒めてあったので遅ればせながら観に行った。
大変クレバーな映画。おもろかったなぁ。

ひとつの事件を8つの異なる視点(バンテージ・ポイント)からオムニバス的に描いており、エピソードが進むに従って次々新たなる意外な事実が浮かび上がってきて、一見シンプルに見えるシーンの複雑な裏側が明らかになっていく。その畳みかけの仕方が見事で、脚本の完成度の高さに舌を巻く。演出もカメラワークも文句なし。

時間の切り取り方がどこか「パルプ・フィクション」的なのだが、タランティーノが上手なのは「少し退屈な時間を作る」こと。長編にはその「隙」が必要不可欠だとボクは思っているが、この映画にはそれがない。最初から最後まで絶え間なく観客を引きずり回す。1時間30分という短い上映時間にしたのはそのためだろうが、あと30分の「隙」を足して2時間ものにしていたら名作になったのではないかと思わされる。後半、もう少しだけ人間が描けていたら、と惜しく思う。ただ、時間を巻き戻して周辺を何度も丹念に描くことで人物像が次第に浮かび上がってくる快感も捨てがたいので微妙なところか。

こういうクレバーな映画は「感心はするけど感動はしない」ものである。でも、最終エピソードのカーチェイスと卓越した編集がそれを救っている。ある男のエピソードがかなり不自然なのと、ある女性(有名女優なので重要登場人物に見える)のその後が描かれないこと、カーチェイスがさすがにやり過ぎではないかと思わされることなど、多少瑕疵はあるが、かなりの良作。というか、もう一度観たい。この週末、もう一回観に行こうかな。

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お願い、寝かして

2008年03月26日(水) 8:47:06

昨晩は妻も娘もいなかった。妻はチーズの仕事で一泊出張。娘は学校のスキー合宿。
意外と家で全く独りの夜というのは少なく、たいてい妻か娘のどちらかはいたので意識しなかったが、2人も欠けていると犬が際限なくやかましいことを学んだ。

草木も眠る丑三つ時。我が家の犬は眠らない。
ちょっと物音がしただけで「あ、お母さんが帰ってきた!」とばかりにワワワワワンッと大声で叫び玄関に走る。外で小さく靴音がするだけで「こ、これは響子に違いない!」とばかりにウオオオオンッと窓際で絶叫する。これが一晩中続くのだ。頼む。寝かしてくれ。

しかも、吠えるだけ吠えて「違った。まだ帰ってこない」と理解すると、必ずボクの存在を確認しにくる。耳元でクンクン。はいはい、ちゃんといますよ。家族のことをそんなに心配してくれてありがとう。でも、お願い、寝かして。

結局、寝不足でふらふらになりながら6時起床。
BS2で「ちりとてちん」が始まる前に犬散歩を終えたいから、そのまま早足犬散歩へ。犬よ、お前は寝不足ではないのか。喜び勇んで走り回る彼のウンコを拾いつつ、恨めしげに彼を見る。でもなんでか知らんが、自分がいないとエサも食べられない散歩もいけないというこの小さな生き物のことがことさら愛しく感じられる。なるほど迷惑かけさせられたとしても「自分がいないと生きていけない相手がいる」というのは幸せなことなのだな。赤ちゃん育ててた時も寝不足で大変だったけど、やっぱりあの時期は幸せだった。

「ちりとてちん」、最後の数日でまだ大きな展開がありそうだ。ううむ、なんちゅうドラマだ。あと3日で終わってしまうなんて悲しすぎる。おまけに松尾剛&首藤奈知子コンビの「NHKニュースおはよう日本」も3月でおしまい。これも悲しいなぁ。と、引退老人みたいな話題でスマンが、このドラマ、このコンビ、とても好きだったのでちょっとガックシ。4月になんてならなきゃいいのに。

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渋谷ではたらく社長

2008年03月27日(木) 9:24:47

昨晩は「渋谷ではたらく社長」「さすらう犬」と3人でごはん。銀座「井雪」。

「渋谷ではたらく社長」は、「さすらう犬」のブログで拙著「明日の広告」を知り、読み、その後ブログでも取り上げてくださり、ボクのサイトも読んで、「さすらう犬」経由でボクをごはんにお誘いくださった、という流れ。「さすらう犬」さんとボクは定期的にごはんを食べる仲である。彼とも元々はネットつながり。「渋谷ではたらく社長」と「さすらう犬」もネットつながり。なんだか実にイマっぽい。

「渋谷ではたらく社長」は起業家10周年を迎えたばかりの35歳。目が印象的だった。激しく働いている人の目。希望と絶望を両方知っている目。一見疲れているように見えるのだが、ある瞬間にいきなり活力と希望の灯がともる。こういう目をした人を数人知っている。どの人も仕事の鬼で、底知れぬ粘り腰の持ち主である。そしてどの人も繊細かついい意味で不感症である。

インターネットにその初期からどっぷり浸かってる人間として、インターネットという新興メディアで商業ベースでしっかり成功してくださったことの感謝を、まずきちんとお伝えした。
彼と彼の仲間の頑張りと成功があって、優秀な人材がドッとネットの世界に流入し、世の中の人々のネットを見る目も変わった。日本ではどこか刹那的で怪しげに見えていたネットを「約束の地」にしてくれた立役者のひとり。長くネットに棲んでいる住民としては感謝してもしきれない。この感覚、ほとんどの人がわかってくれないかもしれない。もしかしたらご本人もピンと来なかったかもしれない。でもいいの。ボクは心から感謝しているの。

それにしても「渋谷ではたらく社長」がブログで「明日の広告」を取り上げてくれた直後の反響はすごかった。
アマゾンではすぐ品切れになり、出版社は普段通りの手当(つまり100冊くらい在庫を入れる)をしたのだが、まったく追いつかず、あとで「あそこで数千冊単位でバンバン入れていれば良かったです」と謝られた。まさかアマゾンでも前例がないほどの空前の反響だったとは、出版社も想定していなかったのである。アマゾン側の対応も後手後手に回り、2週間以上ずっと品切れ。あそこで品切れじゃなかったら…(泣)

マジであの品切れ期間は致命的であったなぁ。クチコミのスパイラルがパタッと止まってしまった。もう自分的には過分なほど売れているので贅沢なボヤキではあるが、あそこで「3〜5週間待ち」表示にならなければどこまで行ったか。出版社の編集長は「もう二度とこういうミスはしません」とおっしゃっていた。ええ、他の人の本ではもうミスらないでください(泣)

二軒目は六本木のとあるバーへ。
くつろいでゆっくり飲む。先頭を突っ走っているおふたりの時間を数時間独占する贅沢。有り難し。

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今日も泣けたぞ「ちりとてちん」

2008年03月28日(金) 9:21:24

あぁ今日も泣けたなぁ「ちりとてちん」。
和久井映見の演技素晴らしき。貫地谷しほりも素晴らしき。そして藤本有紀の脚本、そーこーぬーけーにー素晴らしき。落語をベースに、これだけたくさんのテーマを入れ込んで、伏線もたくさん張り巡らして、ラストまで破綻なくスッと胃の腑に落ちてくる。で、最後の最後でこう来るか。なるほど…。和久井映見の泣き顔にもらい泣き。いつからこんないい役者になったんだ?

NHK大阪の人に聞いたが、たいていの朝ドラは放映しながらストーリーをどんどん変えたり書き直したりするらしいのに、この「ちりとてちん」は最初からほぼ完璧にラストまでの脚本ができあがっていて、それをほとんど変えてないらしい。さもありなん。手の入れようがない。

あぁ明日で最終回。個人的には「歴史に残る人情話」かと。
各登場人物の見事な描き込み、抜群のキャスティング、落語へのリスペクトと本歌取り、軽快なボケとツッコミ、凝った挿入歌と音楽、笑えるサブタイトル、シンプルなナレーション、わかる人にしかわからない細かい遊び、そして熱演の役者陣。

適度にわざとらしいのもイイ。ギリギリの線を狙っている。ダメな主人公というのもイイ。さわやか重視の朝ドラの常識を破りつつ、実に自然で共感できる。いや、主人公だけでなく、よく見ていくと登場人物全員「ダメ」というのもまたイイ。「ダメな人間たちが助け合って一生懸命生きていくおもろさ」がここまでちゃんと描かれているドラマは他にない。んでもって、笑いと泣かせの絶妙な配分。笑わせたと思ったら泣かせ、泣かせたと思ったら笑わせる。うまいなぁ。

それにしても小浜市。バラク・オバマで浮かれるのではなく「ちりとてちん」で浮かれて欲しかった。若狭塗り箸がここまでフィーチャーされ、ドラマの重要な主題にまでなっているのにほとんどそういう盛り上がりが聞こえてこない(少なくとも東京のボクには)。まぁ商売っ気が見えすぎるのもイヤだが、塗り箸への興味が最大限に高まったこの半年、もうちょっと何かやりようはなかったのかな。

「ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I」、2008年5月21日発売予定か。
予約しようかな。総集編でなくて完全版が出て良かった。視聴率悪かったらしいから(見なかった人かわいそ)総集編発売がいいところか、と思っていたので。

と、いま「ちりとてちん」のサイトを見ていたら、制作統括の遠藤理史氏が「最終回、ぜひタイトルバックの最初から見てください! 放送開始2秒後から、最終回だけのスペシャルな仕掛けがありますから!」と書いている。ハイ。見ます。

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その道中の陽気なこと!

2008年03月29日(土) 10:28:24

全部つながって、未来へもつながって、緻密な伏線もちゃんと機能して、おかしな人間たちがそれぞれに居場所を見つけて、見事に大団円を迎えた「ちりとてちん」。
最終回も素晴らしい出来。草々の産室前の「愛宕山」、泣けた。ラストの貫地谷しほりの「母の笑顔」の長回し、泣けた。それぞれに微妙に緩く長いカットなのだが、この「数秒余分な編集」がとてもいい。全編通じて上手に上手に「緩さ」を演出している。脚本が隙なくカッチリしているので、演出までカッチリすると視聴者がついてきにくい。その辺までしっかり計算されている感じ。

実際のラストは2007年春の出来事なのに、ナレーションが「2025年くらいの未来から目線」になっているのも良いね。ボクは好き。上沼恵美子のナレーション、最初はイヤな予感がしたけど、最後まであっさりすっきりでとてもよかった。

この朝ドラ、佐橋俊彦の音楽も秀逸だった。
YouTubeを見てみると、サントラをバックに編集している動画が投稿されているのだが、これが意外といい編集で泣ける。著作権的に問題なのでリンクはしないが、YouTubeのトップから「ちりとてちん サントラ」で検索すればズラリと見られる。
いい編集と言えば「Taiyo ni Chiritotechin」という動画も投稿されていて、これは「太陽にほえろ!」のオープニングを模して「ちりとてちん」の登場人物紹介をしているもの。これがまたよく出来ている。これもYouTubeで「Taiyo ni Chiritotechin」で検索すると見られる。2じゃなくて1の方がよい。

ちなみに総集編は5月5日6日の朝8時35分からNHK総合テレビでやる。このスタッフだもの、たぶん相当凝って編集するはず。楽しみだ。
「ちりとてちん落語ワールドSP」という番組も今日の朝11時から(BS2)と日曜の朝8時から(総合)やるみたい。「それぞれの『ちりとてちん』」という番組もあるらしいが、これは関西・福井エリアのみの放送。うぅ。東京でもやれよ!

まぁ「ちりとてちん、最高ですね」と話しかけてくれる人もメールくださる人も、関ヶ原より西の方の人が圧倒的に多いから仕方ないのかな。舞台が西だし。それに、あの笑いの感覚やギリギリのわざとらしさ、湿度の高さなどは、やはり東より西の人の方がしっくり来るのだろう。視聴率の低さもそういうこと? もうこんなに面白くて完成度の高い朝ドラは二度とないと思うのだけど。

ドラマの中で繰り返し語られた「愛宕山」。

野辺へ出てまいりますと、春先のことで、空にはヒバリがピーチクパーチクピーチクパーチクさえずって、下にはレンゲたんぽぽの花盛り。かげろうがこう萌え立ちまして、遠山にはふあ〜っと霞の帯をひいたよう。麦が青々と伸びて菜種の花が彩っていようかという本陽気、やかましゅう言うてやってまいります、その道中の陽気なこと!
ここに込められたメッセージ、きちんと受け止めさせてもらいました。ありがとう「ちりとてちん」。

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ポケットに万歩計

2008年03月30日(日) 8:15:46

最近、万歩計をポケットに入れておくのが習慣となった。
オムロンのこれ。色はもちろん赤。ポケットや鞄に入れっぱなしにしていてもほぼ正確に計ってくれる万歩計なので負担にならないし、あまり大きくないし、カタカタいわない。7日間メモリーつきなので見るのを忘れていても過去にさかのぼってチェックできる。など、あまり「万歩計を使ってるワタクシ」を意識しなくていいのがいい。万歩計って効果抜群なのだけど、「意識してやっている自分」はあまり好きではないのだ。万歩計ってなんか老人くさいし。

そんなこともあって、歩数を増やすのが楽しい時期。
毎日1万〜1万2千歩くらいを目安にしている。普通に会社行って仕事していると7〜8千歩程度なので、意識して数千歩歩けば目標は達する。通勤時はひとつ前の駅で降りて歩いても歩数が千歩ほど増えるわりにあまり時間が変わらないことを発見。降車駅を変えた。クライアントに行くときもあまり遠くなければ20分ほど早く会社を出て歩く。このふたつをすれば1万歩近くまでは行く。

夜は夜で会食の場所まで歩く習慣がついてきた。
先週もよく歩いたな。六本木のとある店で出張料理人&料理教室主宰のマカロン由香さんを独占して料理を作っていただいた時も銀座から六本木まで歩いた(料理はさすがにうまかった! マカロン由香さんありがとう!)。日本橋の有名なラーメン屋の夜メニューを楽しんだ時も新橋から歩いたし(料理は予想外に美味だった)、銀座の高級割烹の時は品川近辺から銀座まで歩いた(料理は唸ったね)。茅場町の新しい居酒屋「集楽」で同期会したときも飲んだ帰りに茅場町から新橋くらいまで歩いた(大箱だけど安くてとてもうまい。宴会にオススメ)。

先週一番長く歩いたのは新橋から恵比寿か。それでも超早足で1時間ちょい。打ち合わせに遅れず、しかも企画をいろいろ考えられる。歩くことは考えること。気持ちいいし、徐々に体力がついてくるので集中力も増す。まぁそれも5月過ぎあたりから汗ビショになっちゃうのでまた難しくなるのだけど。

そういえばそろそろ自転車通勤の季節だ。
冬と夏はやめているのだが、春と秋は気持ちがいいからまたやり始めよう。自転車を整備しなくては。家から会社まで約45分くらい。季節もいいし、Macも軽くなったし。

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じゃがいも、たんかん、めんたいこ

2008年03月31日(月) 8:12:03

石垣島の人に北海道のじゃがいもを送っていただいた。
って、わかりにくいな。その人は石垣島に住んでいるのだが、北海道出身なので関係があるのだろう、「美味しいじゃがいも、北海道から送ります」とメールをもらい、送っていただいたのである。南の端と北の端。日本の両端の方の好意によって届いたじゃがいも。妙に感動して美味しさも数倍に感じられた。最近はモノの味の上にヒトの味が以前より深く重なって感じられるようになってきた。ありがたいな。
届いたのは見事なメークインと「インカのめざめ」。メークインはニョッキにし、インカのめざめは最初肉じゃがにして、これから丸ごと茹でるか素揚げで楽しもうと思っている。インカのめざめって美味しいよね。

遠くから届くとそれだけでも美味しいが、いま食卓にそういうのが他にもふたつある。
といってもこのふたつはお金を出して買ったのだが(当たり前)、ひとつは名護の「宮里みかん園」から届いた「たんかん」である。もう季節は終わりなのだがギリギリ最後のたんかんを買えた。で、これが素晴らしかった。ちょっと別物のたんかん。うちはたんかん好き家族なのでそこそこ食べ慣れているが、甘みと質と深さが違う感じ。濃くて優しい味がする。作っているヒトのぬくもりが感じられる味。次旬には確実に買わないと(あっという間に売り切れるほどの人気らしい)。

もうひとつは以前にも紹介した「きよ味や」のめんたいこ。きれたので追加注文したのである。
これもぬくもるなぁ。クセがなくて優しい味なのだけど一本芯が通っている。食べれば食べるほどじわじわうまさが理解できてくる。注文サイト(モバイル対応)が出来たらしいのでこちらもどうぞ。

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