2007年12月

過去ログ一覧

Mac買い換え

2007年12月01日(土) 7:29:26

メールをいろいろありがとうございます。
「表現者はいいわけをしてはいけない」という茂木健一郎のエントリーも紹介いただいた。自分を表現者と呼べるかどうかは別にして、このエントリーにある通りだとは思った。樫の木のようにならないと。まぁでも今回は特にナーバスになる理由がいろいろあり、悩みの種は尽きないんだけど…。

さて。
以前から「もろもろ脱稿したら移行しよう」と思っていた「Mac OS X Leopard」であるが、アップルストアでいろいろ相談してみると、いまの環境のまま移行するより、やはり、PowerMac から MacPro へ移行(つまり intel Mac へのハード自体の移行)した方が結局長い目で見たらお得ということがわかり、印税の一部(大部分は歯に取られる)や連載収入をつぎ込めばなんとかなるという計算もあり、思い切って全取っ替えへ。

で、これはもう悲願に近かった30インチモニターも思い切って購入。
Apple Cinema HD Display 30インチである。これは「新しいバージョンが出たら買おう」とずぅっと待っていたのだが、もう諦めた。諦めた途端に発表されるのはよくあることなので、いきなり1月に新Cinema Displayが発表されて落ち込みそうな予感もするが、まぁいいや。いまでも旧型Cinema Displayを使っていてそこそこ広いデスクトップなのだが、書類や資料をたくさん開いて作業するタイプなので、より広大なスペースは必なのである。30インチかぁ。夢だったぜ。

本体とモニターを合わせて50万円ちょい。明日届く。
車を捨てたので「車の買い換えを考えれば安いもんだ」と考えることはできる。Macは超酷使するし、「人生のインフラ」と言っても過言ではないし。でもこれで今冬は新しい服を買えないことになった。ここ数年の服を組み合わせて上手に着なければ。

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「かぜ耕士のたむたむたいむ」オフ会

2007年12月02日(日) 7:10:43

土曜は「かぜ耕士のたむたむたいむ」のオフ会。1年半ぶり
10年ほど前はいろんなオフ会(当時はオフミと呼んでいた。オフライン・ミーティングの略ですね)に参加していたが、現在定期的に参加している集団系オフ会はもうこれだけになってしまった。これからもたぶんこれだけ。

その理由は、ボクがかぜさんのサイトの設立運営に微力ながらご協力しているということもあるが、なによりボクの中学高校時代に愛聴した深夜放送のオフ会ゆえ、「あの暗く独りの長い夜を毎晩かぜさんの声を聴いてやりすごした人たち」の集まりだからというのが大きい。
やっぱりどこかで「育ちが一緒」的同類感がある。同窓会とまた違う同類感かも。しかも参加者を結んでいるのはかぜさんの存在だけなので利害関係もないし気楽。年齢層もだいたい40〜50代。話題は病気とダイエット(笑)。いい年した人たちがお店でハンドルネームで呼び合う照れくささ。なかなか味があっていいのです(笑)

しかもこのオフ会には「ハックルベリーフィン」のミニライブが恒例になっていて、昨日も5曲歌ってくれた。中学高校時代にラジオ前にかじりついて聴いていた名曲「流れ星」をこうして生で聴いているのも不思議なもんだ。ネットがなかったらこんなこともなかったなぁ。そういう意味では伝説的人気DJのかぜさんとこうして普通に話をしていることもいまだによく信じられない。

午後2時始まりで二次会終わって6時すぎ。大部分のヒトが三次会まで行った模様。ちょっと仕事のために帰ってきたが、楽しかった。また是非、という感じで。

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大型ディスプレイは目が疲れる

2007年12月03日(月) 4:53:24

真新しいMacが到着し、いそいそとデータ移行作業に移ったのだが、案の定手間取り(「移行アシスタント」というソフトがあってワンタッチなのだが、いくつかエラーが出て結局手作業に戻した)、まだ完全に作業環境が移行できていない。メールで Intel Mac & Leopard の威力のすごさを教えてもらったので、早くそれを実感したいが、もうしばらくは環境整備かな。CD音源だけで200GB以上あるからとにかく時間を喰う。

そういう意味では先週「Leopardにしないんですか?」とモリに聞かれたときに「執筆中はしないのだ」と威張って言い切った自分は正しい。こんなこと始めちゃうと初校チェックができない。だから完全脱稿する前は買うの我慢しようと思っていたのに…。毎回環境移行を甘く考えるワタクシ。

しかも思ってもみなかった事態が発覚。
30インチの液晶ディスプレイはさすがに広大で素晴らしいのだが、大型な分、発光が強く、輝度を調整してもあまり暗くならない。しかもコントラストが激しいせいか目が疲れる。今後長時間酷使するはずのディスプレイだけにこれはちょっとショック。調べてみたら15インチを19インチにするだけで4.8倍の光が目を直撃しているらしい。30インチなんだもん、こりゃ疲れるわ。とりあえずいままで目との距離約50センチで作業していたのを、100センチくらいに離して対応。めっちゃ遠い(笑)。これでもまだ疲れそうなので、ディスプレイ表面に液晶フィルターでもつけるか…。もしくは毎回サングラスをして机に向かうか(笑)。どなたかいい方法、もしくはいい液晶フィルターメーカーご存知でしたらお教えください。

昨日の昼、フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』で、「コラアゲンはいごうまん」が出ていた。「売れない、食えない、笑えない」という題で、売れない芸人の代表としてドキュメンタリーに取り上げられていた。ライブは二度観ている。一度はかぜさんの去年のオフ会。もう一度はこの春の全国ツアー凱旋公演。彼はとても面白いのだけど(無料動画)テレビ向きじゃないからなぁ。でもこの番組はいい宣伝になったかも。これからもがんばって欲しい。

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痴漢えん罪の世にも怖い例

2007年12月04日(火) 12:04:44

ちょっと前に映画「それでもボクはやってない」について書いたときに痴漢えん罪の怖さに言及したが、それに関してひとつ怖すぎる例をメールで教えていただいたので、メールをくださった方の許可を得て一部引用し、みなさんと共有しておきたい。

痴漢えん罪の話が出ていたので、わたしの体験談を。
実は2年前、息子が高校3年生の時、○○警察に呼び出されました。痴漢容疑です。その際、友人の弁護士含めイロイロな人に相談すると同時に、勉強しました。結論は、ブログの通り「どうあがいても有罪になるので、書類送検前に示談に持ち込み、あとは早く忘れろ」でした。

ところが現実はもっと恐ろしかったのです。
どうも、示談のときの自称兄という人の挙動が気になり自宅を訪ねると虚偽。こりゃ変だと警察といっしょに調べていくと、なんと「組織的痴漢偽装示談金ぼったくり犯罪」でありました。
受験生をねらい、女の子が胸をわざと密着するなどして騒ぎます。警察にいくと、その子の兄だったり父親がやってきます。殺し文句は「痴漢は有罪率100%、書類送検されたら、推薦ふくめ受験もお前の人生も全部パーだぞ!」「30万円で示談に応ずる」など。
もしくは警察署では強硬に出て、そのあと個人的に会いたいという連絡が来て「お宅も、受験で大変ですね。いろいろ推薦とかにも受かってらっしゃるんでしょう、こちらも大事にはしたくないんですよ本当は…」などと懐柔してくる場合もあるようです。

東京は路線が多く、脅迫かどうかいちいち警察も調べませんし、というかその警察自体が示談を勧めるわけで。故意にやられたら防御不能です。

詐欺だとわかり息子は無罪放免となりましたが、親として、たったこんなことで息子の将来が閉ざされるのかとものすごい理不尽を感じたのは事実。もちろん家族の犯罪が新聞沙汰になれば、わたしも只ではすみません。それ以来、満員電車では両手ともつり革につかまるみっともない格好で通勤中です。わたしとしては「男性専用車両」導入を大いに期待するものです(笑)

実際には違う手口もメールには書かれていたのだが、犯罪助長につながる可能性もあるのでここでは略す。というか、引用するのも大変迷った。でも我々も自己防衛しないといけないので、あえて引用させていただいた。

実際、防御策はひとつしかない(と思う)。
満員電車に乗らない。これしかない。なるべく電車が満員にならない時間帯に通勤通学をするのだ。早朝とか。
「満員電車に乗っても女性に近寄らないから大丈夫」とか言ったって、電車を降りたホームで「この人痴漢です!」と大声上げられたら、女性の近くにいなかった証明は難しい。同じ理由で、両手ともにつり革につかまっていたとしても、両手を上げていた証明が難しい。

ま、社会人の場合、示談に済まさず法廷で闘う人も一定の割合でいるだろうから、詐欺集団も狙いにくいとは思う。示談で済ませる必要がある人、つまり受験生とか就活学生などは狙われやすいので気をつけた方がいいだろう。特にこれからの季節、着ぶくれで満員電車接触度合いが増す。受験や就活もそろそろ本番だ。ご注意あれ。

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やぶへび

2007年12月05日(水) 8:53:16

ある雑誌編集者(女性)とネイルの話になった。
いつもキレイにデザインされたネイルにしてるので、それっていくらかかるの?と聞いてみたら「いくらだと思います?」と聞き返された。想像つかなかったので時間単位で考えようと思い「どのくらい時間かかるの?」と聞いたら「長くて5時間。短くても2時間」と言う。5時間! ボクなんか散髪の1時間半でも長すぎて飽きるのに? ま、2時間ならネイル・アーチスト(?)の技術料+材料費で2万くらいかなぁ、と思い、「2万円!」と答えたのだが、一笑に付された。でもさー、爪ひとつあたり2000円って、それでも高いと思うけどな。

「なに言ってるんですか。爪ひとつあたり4000円とか5000円のところもあるんですよ」
「えええー! つうことは全部で4万とか5万! …そんだけかけて何ヶ月もつの?」
「もつとかそういう考え方がせこいです。でもまぁ1ヶ月くらいかな」
「女って金かかるなー。髪も化粧も小物もファッションも…」
「そうなんです! だから男はご飯くらい奢るべきなんです」
「そうくるか…」
「エステも歯もお金かかるし、旅行やゴルフも友達に誘われるし、おいしいレストランやスイーツもチェックしたいし、パーティあったらドレス買わないといけないし、スッピンにデニムかスーツでたいてい通せる男性とは大違いです!」

ううむ…。
まぁ雑誌編集者なので、自分の周りにあらゆる情報が飛び交い、それに追われている部分もあるとは思うが、それにしても同年代の独身男性に比べるとやっぱお金がかかるなぁ(結婚すると男も別の意味でお金がかかって大変になるが)。
ボクは時計も装飾品もしないし、髪は自己バリカンだし、化粧ももちろんしないし、ついでにゴルフもクルマもやらない。そういう意味では実に金がかからん男ではある。お金かけるのはご飯だけ。時々洋服。あ、Macにもかけるけど。

ね、お金かからない男でしょ、と、帰ってこの話を嫁にして褒めてもらおうと思ったら、逆襲された。

「ワタシはもう何年もネイルなんかしてないし、化粧も髪も必要最低限。ネックレスや時計もずっと買っていない。外食もアナタほどしてないし、服も古いのを組み合わせて着ている。それについて所見を述べよ」

ええとええと……。ク、クリスマスに一緒に銀座のデパートに行きましょう!

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外食は週3回ペース

2007年12月06日(木) 12:06:21

昨日のエントリーは主婦の方々をむやみに刺激したようだ。「だいたいネイルにお金をかけている女なんざぁ」系のオコゴトがなぜかボク向きに飛んでくる(笑) わしゃ知らんて。ついでに「いつも外食が多いけど家庭は顧みてないんですか」「奥さんをもっとケアしてください」などとあらぬ方向から厳しい球も飛んできた。いたた。

奥さんはチーズ・プロフェショナル協会というところで理事をさせてもらっていて、おまけにカルチャーセンターみたいなところでチーズ講座をいくつか持たせてもらっていて、そのうえいくつかスクールにも通っていて、平日夜も土日もいないことがわりとあるですよ。そういう夜は子供がひとりになっちゃうのでボクは外食せず家に早く帰ってます(よっぽど断れない仕事のときは別)。
そういう夜も入れると、週末を含めて週に4日は家で夕食を食べてるんじゃないかな。夜の外食は週3回ペースですね。これが多いか少ないかは比較する対象によりますが、どうも「アイツは毎晩外食」と思われているようなので、その誤解は解いておきたい、と。

奥さんの身の回りの装飾品とか髪とかネイルとかは、別にボクが規制をしているわけではないので、そういうのに凝るタイプではないのだろう、というのがひとつ。あと、生活費・旅行費なんかはボクの給料からだけど、その他の「お互い自由に使うお金」は自分の稼ぎ(彼女は講師料、ボクは原稿料)を中心に、と決めているので、その中でやりくりしているのでしょう、というのがひとつ。それと、彼女は年に一回一週間強の海外旅行(チーズ研修)にひとりで行くので、そこにお金を使う分、全体に締めている、というのもあるかもしれません。それは家族旅行とかとは別の旅行なので。

一緒の外食はどうかなぁ。彼女の講座の予定とボクの仕事の予定と娘の予定の3つがうまく揃えば「家族で外食」もするけど、そういうときが稀少な上に、そういうときこそ「家でゆっくり」となるので、どうしても家族外食は減りますね。「アナタは奥さんを外食に連れて行ってない」というご指摘をたまーにもらいますが、いま現在はタイミングが合わないんです。娘も家で食べる方を好むし(テレビを観たいからと思われる)。
まぁ娘が大人になって独立し、夫婦の仕事も一段落したらまた状況は変わるでしょう。それまではボクが「家族で行きたいおいしい店」を開拓しておく役目、という暗黙の了解で。

とまぁ、ケアしきれてはいないかもしれないけど、ケアをまったくしてないわけではない、もしくはそれなりに事情がある、というご回答でした。え、言い訳っぽい? いえ、言い訳です(笑)

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過酷な人生

2007年12月07日(金) 8:19:41

今度は独身女性軍から「ネイルに反感持っている主婦が言いそうなことはだいだいわかります。でもね!」系反論。つか、石を投げ合うのは結構だが、オレを挟んで投げ合うのはやめれ。石が当たる(笑) 

あとは「世の奥様方が日々抱えている鬱憤はすごいんです」といろいろ教えてくださるメールもいくつか。これはまぁ勉強になるんだけど、でも、世の男性陣の鬱憤もすごいのよ、と、ボクはわりと「お互い様」論者。

ベースとして日本は「男性社会」だから、女性に鬱憤がたまるのはわかるけど、いったん不景気&逆風になると男性はいきなり逃げ場がなくなってストレスの固まりになる。2006年度「自殺対策白書」によれば、自殺者数は1998年に男性で急増。以来、男性の方が女性の2.5倍程度も多いまま推移している。まぁ自殺者の数で鬱憤をはかるのは間違ってるけど、「男性社会だから女性はきつい、鬱憤がたまる」という論理と同じように「男性社会だから男性はきつい、鬱憤がたまる」という論理もありえる、という根拠の一例にはなるかな。

ただ、世界各国の男女別自殺率を見ると、全世界的・圧倒的に男性の方が自殺率が高いので、「性差として男性の方が自殺しやすい性質を持っている」ということもあるかもしれない。

この白書の「年齢階級別の自殺者数の推移」を見ると、特に1998年以降は45〜64歳の男性の自殺がすごく多い。いま現在働き盛り&管理職年代が死を選んでいるわけね。で、1985年前後は35歳~54歳が、1955年前後は15歳~34歳が多い。

ん? ってことは、1934年〜40年に生まれた人たちは「自殺の三つの山」すべてに当てはまっている人たちってことか。一番自殺が多かった年代。いま67歳から73歳の男性。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の舞台である昭和33年に18歳〜24歳の青春だった男性たちである。映画では「希望」が描かれていたけど、なかなか過酷な人生を生き抜いてきたのだなぁ。

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シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007

2007年12月08日(土) 18:13:17

撮影で東京に来ているTEAM NACSの森崎くんを誘って、ギエムのバレエ公演に行ってきた。席は4階といまひとつだったが、それでもギエムは1年に1回観ておきたい。

バレエというよりモダン・ダンスの色合いが濃い公演だった。ボクが見たのはAプロで、「白鳥の湖 第二幕」「ステッピング・ストーンズ」「優しい嘘」「Push」の4演目。このうち二つ目だけは東京バレエ団のみ。あとはギエムが出演した。「白鳥」と「優しい嘘」はお馴染みのニコラ・ル・リッシュと。最後の「Push」はラッセル・マリファントという、その演目を振付をした人と。

全体に実に短い演目ばかりで、「白鳥」がまず20分。休憩15分。「ステッピング…」が20分。「優しい嘘」が5分弱。そして20分の休憩があって、最後の「Push」が30分弱。なんだか、美味しいんだけど物足りない懐石料理のような公演だったな。

ギエムの「白鳥」は一度は観たかった演目だけど、実に優雅&余裕たっぷり&超安定のすごさを思い知らされつつ、可憐さとか浮遊感とかが少し足りなかった。二幕最後の歓喜の舞は、アナニアシビリは「あ、浮かぶ!」という瞬間があったが、ギエムはちょっと重い感じ。
ううむ、それにしても短く端折りすぎ! と思いつつ「ステッピング…」の眠さを耐え抜いて(だって、音楽がジョン・ケージなんだよ!)、「優しい嘘」に移ったが、これはすごかった。たった5分弱のモダン・ダンスとはいえ、内容の濃さたるや呆然とするレベル。あぁいったいどこで体重を支えているのだ、と鳥肌たちつつ陶然とするダンス。この5分のためにお金を払っても惜しくない。このダンスの裏側にギエムの数十年の練習時間が塗り込められている。それを1万円弱で観られれば安いもんだ。

最後の「Push」を観て森崎くんは「キダム入ってましたね」と言っていたが、ボクは山海塾も入っていた気がした。いい振付なんだけど、どんどん内に閉じていき、最後まで開放されないダンス。美しいけど、なんというかプログラムで言ったら2番目に持ってくるタイプのダンスだったかも。開放して締めて欲しかったな。
とか思って今確認したら、去年観たときもこの「Push」をやっていた。マッシモ・ムッルと。道理で既視感があったわけだ。でもって2番目だった(笑) やっぱそうだよなー。去年はこのあと「ボレロ」をやったんだよなぁ。それに比べるとちょっとプログラムがもうひとつだった印象。

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昼も夜も中国料理

2007年12月09日(日) 18:03:22

昨日、シルヴィ・ギエムを観たあと、森崎くんが24時から30時までのロケだということで、じゃぁ夜ご飯も一緒に食べようということになり、家族も呼び出して4人で「御田町 桃の木」へ。

この店は2回目だが、1回目に行ったときより数段よくなっていた。
うまかったなぁ。ボタンエビの老酒漬け。ピータンを揚げたもの。自家製干し肉と台湾A菜の炒め物。鎮江黒酢の酢豚。咸魚(ハムユイ)チャーハン。あとヤリイカの辛み揚げみたいのもうまかった。ワインも美味しいのを厳選してあるしリーズナブル。妻も子供も大満足。また家族で来よう。

森崎くんと娘は映画「Hairspray」の話題で盛り上がっている。彼は子供もいないのに子供扱いが実に上手。というか、わりと対等につきあってくれるので娘も喜ぶんだな。22時半近くまでわいわい食べ、彼はロケへ。仕事前だったのでお酒も飲めず、ちょっとかわいそうだった。しかも今から徹夜だし。

実は昼ご飯も彼と一緒に「慶楽」のラーハンだったので、昨日は昼も夜も中国料理かつチャーハンだったことになる。東京の中国料理って確実においしくなっている実感。もっと開拓しよう。台湾や香港にも行きたいなぁと、おいしい中国料理を食べた後は心底思う。

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Habbo Hotel

2007年12月10日(月) 7:18:06

昨日の日曜は本当にまったく何もしなかった。
というか、数ヶ月ぶりに時間がゆっくり取れたので、読書したりネットを見回ったり長めの犬散歩したり、なんとなく人間らしい休日といった感じ。

ネット上では、前から気になっていた「Habbo Hotel」にトライ。フィンランドの会社が経営する仮想世界タイプのSNS。つまりSecond Lifeみたいなヤツ。ホテルの中にいろんな部屋があって、そこでしゃべったりゲームしたりする。登録会員数8000万人(@世界)。月間ユニークユーザー数800万人(@世界)。ちょっと体験しておいた方がいい数だ。

MacだとSafariのアイコンをcontrol+クリックして「情報を見る」から「Rosettaを使って開く」にしないとHotelに入れない(Shockwaveのバージョンの関係)。
で、入ってみると…。これってボクたちが以前作っていたアレにそっくりだ!(→昔のプロジェクトチームの方々にしかわからない私信)
ま、そんなことはいいとして、いくつか部屋を回ってみたが、日曜と言うこともあるのか子供が多いのにビックリ。自己紹介のところに「8歳です」とか「中1でーす」とか、そんなのばっか。まぁなんとなくレゴっぽいし、Second Lifeよりずっと子供が楽しめるタイプになっているからなぁ。

このような親しみやすいインターフェースのSNSの中で、仲間と一緒にテレビを観て、ニコニコ動画みたいにツッコミが入れられる機能ができたら(ま、チャットでもいいけど、チャットの場合、音声対応してくれるといいな)、たぶんそこに「仮想お茶の間=ネオ茶の間」ができて、テレビの「時代の流れを創るチカラ」が復活する、とボクは思っているのだけど。そのことは1月発売の本にくわしく書かせてもらった。

2時間ほど「Habbo Hotel」歩き回ってみて、結局、2000年前後頃のウルティマ・オンラインのSNS側面での面白さには到底かなわない、というのがボクの人生での結論。ボクの人生的には仮想世界SNSはウルティマ・オンラインを絶対超えないと思う。もう一度あのころの仲間にWakokuで会いたいなぁ。

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昔の戦友にバッタリ

2007年12月11日(火) 8:31:49

終業後、会社を出たらバッタリと昔の戦友にあった。
って、もちろん戦争に行ったわけではなくて、「あまりの過労とストレスでバタバタと入院患者が出た過酷&長期のCMロケで一緒に棺桶に足をつっこんだ仲」の若い後輩である。若いといってもあれから10年以上、当時若かった彼も白髪が増え、それなりに貫禄がついている。

10年以上ぶりなのに1秒で昔に戻って「おい! コラ! なにやってる!」と叫んで怒り顔で懐かしがるボク。彼は当時「怒られ役」で、みんなにサンドバッグのように怒られまくり、でもそれにもめげず地道にニコニコがんばるのでそのうちみんなが一目も二目も置きだしたという強者。「うわわ!」と一瞬驚いたあと、懐かしいニコニコ顔で「サイト、毎日見てます」とか言う彼。「見てるんならメールくらい出せ!」と、また怒られる彼(笑)

名刺をもらったら、もう立派なプロデューサーになっていた。若くて怒られていた姿しか見たことないからちょっと頼りないし不安だけど、彼ならまた一緒に仕事をしたいな。なんといっても戦友は信頼できる。トラブルや修羅場で彼がどんな行動をするか全部わかっているのが大きい。絶対逃げないとボクは知っている。

その後、初対面の編集者と来年の新連載についての打ち合わせご飯。
昔からサイトをよく読んでくれていた人。あーだこーだ話しているうちになんとか連載テーマが決まった。気楽に楽しく続けていけたらいいな。「Oggi」という女性誌に連載する予定。

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またまたまたまた「Hairspray」

2007年12月12日(水) 5:46:21

「もう今週金曜で『Hairspray』が終わっちゃうらしい! どうしてももう一度観たい!」と、突然ムスメ叫ぶ。まぁDVDが発売されたらまた観られるよ、と慰めつつ、でも大きなスクリーンで観る機会はもう一生めぐってこないかもしれないからなぁ…。

ということで、昨晩は急遽ムスメとふたりで映画「Hairspray」を観るためにクリスマスで賑わう銀座へ。
ムスメは3回目、ボクは2回目の鑑賞である。舞台を入れたらそれぞれ4回目。彼女はもう毎日CDを聴いているので(英語の意味がわからないながらも)ほとんど暗記状態である。中学時代にそういう風に偏愛する映画を持つということは、これからの人生に大きく影響を与えるかもしれない重大事なので、親としては最大限サポートしたいところ。

映画を間をおかずに二度観るって、会社に入ってほとんどしなくなったけど、やっぱりいろんな発見があって面白い。初回では気づかなかった演出の細部とかギャグとか脇役の演技とか。そしてこの映画が持つ奥深いテーマもよりいっそう心に響いた。

終演後、「面白かったねぇ」と、もうさんざん語り尽くしたはずの「Hairspray」談義をしながら夜の銀座へ。ツマは仕事でいないので、ふたりでどこでご飯食べようかと迷った末、四丁目「銀座木村家」3階レストランへ。ラストオーダー直前だった。新宿中村屋にしてもこの木村家にしても、意外とレストランが子供連れには良かったりする。

ボクはビール。ムスメはコーンスープで乾杯。
ジェームズ・マースデンがさぁ、とか、マーク・シャイマンがねぇ、とか、「Hairspray」マニアにしかわからない濃い会話で進む食事。昼間にいろいろあってわりと疲れ切っていたけど、映画とムスメと食事で元気になった。というか、きっとこういうのを「いい夜」というんだろう。噛みしめつつ、楽しみつつ。

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惑いの昼飯

2007年12月13日(木) 8:02:00

昨日、午前11時ころに銀座二丁目周辺にいた。
ちょっと早いがもうすぐ昼飯の時間だ。せっかくだからここらへんで食べよう。さて、どこ行こうかな…。思いつくのはまずカキ。「銀座三州屋」でカキフライか、「与志万」でカキ釜飯か、「小花」まで歩いてカキそばか。ほとんどお腹はカキ。カキカキ。3店を迷いつつ、でもまだ昼飯にはちょっとだけ早いので、一丁目周辺をぶらりぶらりと散歩する。お、「ニューキャッスル」でカレーという手もあったか、と店の前を通りながら思いつく。カレーもいいなぁ。あ、この横丁入って「さか田」でさぬきうどんもいいな。でも確か日比谷に移転したよなぁ。でもなんだかカレーうどんが食べたくなってきた。あぁカレーうどん! と、お腹がカキからカレーうどんに移る。カレーうどん、カレーうどん、まぁカレーそばでもいいや。蕎麦屋ってあったっけ……? ん? そうだ! カレースパゲティという手もあるか! 「ジャポネ」でインディアン!

と、食欲は思わぬ方向に展開し、有楽町駅方面に急いで引き返して銀座INS3の「ジャポネ」へ。この店は10時半からやってるからもうとっくに開いているはず。ぅうわっ、11時15分にしてすでに20人くらいの行列。でも迷わず並ぶ。この店、コンロが二口しかないので回転悪いんだよなぁ。待つこと20分。この時間が悪魔の時間で、インディアンと決めているのに、ナポリタンにしようか、バジリコにしようか、ジャポネにしようか、ジャリコにしようかとまた迷い出す。あぁでもこの店に来ると反射的にケチャップ味どろどろのナポリタンが食べたくなるんだよなぁ。昭和初期の喫茶店ナポリタン。あんなにお腹がカレーだったのに、どうしてもケチャップ味が食べたくなってきた…。

ということで、気がついたときにはナポリタンの大盛りをオーダー。カキからナポリタン。何の脈絡もない。結局何でもいいらしい…。

食べ終わって銀座でシャツ買おうと思ってぶらぶらしてたら、先々月に金沢でお会いした方にバッタリ。うわうわ偶然!と喜び合う。つか、今日の夜、金沢で会うことになっているヒトのひとりなんですけど。1日早く会っちゃった。

ということで、いまから金沢に行ってきます。冬の金沢を食べてくるです。昼は鮨。夜はその方も含めて4人で鍋。寒いかな。どんな格好で行こうかな。

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雨の金沢

2007年12月14日(金) 18:25:50

雨の金沢に来ている。
晴れ男は発揮できなかったけど、金沢は雨がとても似合うので満足。いやぁ美しい。

こちら在住の楽しい方々にお付き合いいただき、昨日は「鮨 志の助」、甘味処「つぼみ」、少し部屋で休んでから、バー「ゴールドスター」、寄せ鍋「太郎」、ワインバー「照葉」、蕎麦「更科藤井」、うどん「奢」とハシゴにつぐハシゴ。気がついたら午前3時近く。いやぁ遊んだ遊んだ。しかも腹一杯。つきあってくださった方々どうもありがとう。ホント楽しかった。

今日は今日とて朝から近江町市場周辺を探索し、コーヒー「東出珈琲店」、鮨「山さん寿司本店」、コーヒー「泰山木」、料亭「杉の井」と渡り歩いたところ。そして今から夜ご飯。今日は軽めに済まそうと今現在は決意しているが…。

金沢は味もよいが、なによりも人が異様によい。そこが魅力だ。あと内装などのセンスも日本トップクラスの店が多い。だからとにかくくつろげる。「つぼみ」「ゴールドスター」「泰山木」あたりの雰囲気の良さは格別だったなぁ。こんな店、東京にも欲しいなぁ。

金沢に住みたいという人が多い意味が肌感覚で理解できてきた昨今。
金沢中心部の土地勘も次第にでき、金沢ファンになってしまっている自分に気付く。そう持っていってくれたHさんに大感謝。

では、夜メシ逍遥の旅に行ってこよう。

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鮨 みつ川 @金沢

2007年12月15日(土) 7:28:39

昨日は「雨の金沢」という題にしたが、「金沢の雨」という川中美幸の曲がヒット中らしい(笑

ということで、引き続き金沢。
昨晩は「鮨 みつ川」にて鮨。「小松弥助」系の独特の鮨が多い金沢にあって(昨日の「鮨 志の助」も「弥助」系)、堂々と江戸前系。しかもお江戸にあったとしても上位なレベルの鮨であった。「弥助」系の柔らかく優しい鮨もおいしいと思うが、握りだけをとるとこちらの方がボクは口に合うかも。でも逆に言うと東京でも「みつ川」タイプは食べられる。「弥助」系は金沢でないと食べられない。旅人にどちらを勧めるかはわりと難しい問題。

食後は前回も来た「広坂ハイボール」でゆるりと。
犀川大橋のあたりから片町周辺〜広坂と歩き、なるほどなるほどとどんどん頭の中で金沢地図が出来上がっていく。もうひとりでも香林坊、柿木畠、片町、広坂あたりは歩けるなぁ。この「頭の中で金沢地図が出来上がっていく」過程が旅で一番面白い。出来上がりきっちゃうと、発見の喜びが少し減る。

今日は食べまくりは少し緩めて、21世紀美術館に行こうと思う。今日の夜に飛行機で東京帰還予定。
それにしても今回はわりと散財した。東京に帰ったら締めなくちゃ。

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タレルの部屋

2007年12月16日(日) 9:32:26

金沢から帰還。
最終日は嵐のような天候で、途中初雪まで舞ったのだけど、金沢21世紀美術館の「タレルの部屋」にいた数十分だけ青空になった。晴れ男でよかった(笑)
四角く切り取られた青い空を雲が流れる。思わずボーッと数十分。発見と異化と伝達について考える。この三つにおいては異化の分野が自分がまだ踏み込んでいない(というか不得意な)ところだなぁ、とか。客もめったに入ってこず、ジェームズ・タレルほぼ独り占め。贅沢だ。

特別展示は粟津潔。アレ?聞いたことあるな、と思ったが、展示を見ているうちにいろいろ思い出す。彼のポスター展を以前に見たことがあった。でもポスター以外の作品は初めて。阿部定の映像作品なども見入る。面白すぎ。現代にあっても新しい。なんだかとても共感し、ショップで本など買ってしまう。展示を見終わった後もロビーの椅子でその本をずっと読んでいた。

というか、この美術館、飽きないな。これを見るためだけに金沢を訪れる人がいるのがよくわかる。空いているであろう、オフシーズンの平日の午前中とかにもう一度来てみよう。

メシ系は、朝早くにニューグランドの「ロワ」まで出かけていい景色とともにモーニング。その後「近江町食堂」を経て「壽屋」。「不室屋」は(さすがに腹一杯で)諦めて、前回買って非常に気に入った東山の「天野茶店」で加賀棒茶をおみやげに買い、金沢21世紀美術館でゆっくりして、夜にエムザ裏の「祥鮨」。19時発の空港行きバスギリギリまで食べてバスに飛び乗り(ギリギリだった)、最終便で羽田に到着、という段取りだった。

「祥鮨」には17時から2時間ひとりきり。東京の仕事仲間の強力推薦だったが、握りはともかく刺身がうまいうまい。かさご、ひらめ、車だい。忘れられず。お母さんが焼いてくれるエビ入り玉子焼きもなんともいえず良い感じ。ご主人との話も盛り上がり、最後の夜のいい〆になった。

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着物の効用

2007年12月17日(月) 7:59:46

当たり前のようだけど、金沢は「今現在の季節」で溢れていた。
なんというか、「今の季節」が溢れているのではなくて、「昔からある今」がちゃんと機能しているような印象。この12月中旬はこういう作業をして、こういう木々を愛で、こういうものを食べるもんだ、みたいな皮膚感覚がしっかり伝承されている感じである。

東京にはとっくにそれがない。
いや、昔から住んでいる江戸っ子にはあるのかもしれないが、外から来た人の集合体であるトーキョーにはそれはとっくにない。季節にふさわしい作業もなく、着ている服にも飾り付けにも店先にも、季節感がほとんどない(あるとすれば外来文化であるクリスマス感くらいか)。食べ物の「旬」においては、特にまったく崩れ落ちている。

今年の夏は、ある鮨屋で「今日はいいヒラメが入ってます」とか言われてびっくりした(ヒラメは冬にお願いします)。先週は銀座の割烹で「早堀りのタケノコがあります」とニコニコされて戸惑った(タケノコは春にお願いします)。四国の方で12月に早掘りタケノコの収穫があるとは聞いたことはあるが、見るのは初めて。体が冷える時期に食べたいとは思わないな。せめて年が明けてからにしてほしい。ハウス物が一年中出回る今の状況はそれなりにシアワセだとは思うが、天然物で旬が感じられないのは少々困る。

金沢って、なんとなく「そういうことをするもんじゃない!」とちゃんと叱ってくれそうな雰囲気が漂っている。
居酒屋行っても、鮨屋行っても、料亭行っても、どこ行っても「昔からある今」に忠実に季節感を味わわせてくれた。この季節のこの時期にはこういうことをするもんだ、と、年長が若者にきちんと伝えている気がする。こういう口伝こそ「文化」そのものだ。

これはたぶん「着物を着ている人が多い」ということが大きいと思う。
着物率で言うと京都よりも金沢の方が高いと思うくらい着物の人が多い街。着物はその柄自体、季節感を大事にするし、自然と茶道や和菓子に親しむようになる。接待や贈り物でも「常識」として季節感に気を遣うようになる。古くからある文化が「常識」になると、老人の経験に耳を傾けて教えを請うようになるし、自分の子供が恥をかかないように教え込むようになる。

こういう「いい循環」がきちんと機能している街。つまりは文化的である街。それが金沢だった。それはたぶん着物率に比例すると思うのだけど、日本ではもうほとんど絶滅寸前だ。着物率が高い街、他にも行ってみたいな。きっと季節が美味しく食べられるだろう(結局それかよ)。

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ポジティブ・エージング

2007年12月18日(火) 8:37:49

厚生労働省が発表した「2005年都道府県別生命表」によると、平均寿命が最も高い都道府県は、男性が長野(79.84歳)、女性が沖縄(86.88歳)だったそうだが、ワースト1位は両方とも青森(男性76.27歳、女性84.80歳)だったそうである。
意外だったのは、女性で大阪がワースト4位だったこと。大阪のおばちゃん、長生きしそうやけどなぁ。内実は別にして、あんなにストレス・フリーに見える人たちも少ない。

とはいえ、1位と47位の差が2〜3歳程度なので、まぁほとんど変わらないか。とりあえず男性平均寿命のワーストである76.27歳までボクは30年ある。あと30年…。何して遊ぼうかな。ボクの場合、なんとなく「人生のピークは70歳」と決めているので、あと24年はえっちらおっちら成長していく予定。そしてその後6年ほどで下りきる、ということか。まぁ下り坂が長いよりいい。

女性は若さに固執している人が多いけど、平均で85歳くらいまで生きることを考えると、お肌の曲がり角(25歳?)から60年は人生が続くわけで。そろそろアンチ・エージングからポジティブ・エージングに思想を変えた方がいいのではないかなぁ。年齢なりに美しい人、ボクには魅力的に見えるけど。まぁ確かにボクも20代30代のころは葉桜の美しさがわからなかったけど、いまはよくわかる。いまでは葉桜の方がきれいに見える。

というか、男が咲き誇った桜ばっかりチヤホヤするからアカンのね、たぶん。もっと葉桜の美しさを褒めるべきかも。

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忘年会は断ろう

2007年12月19日(水) 7:30:16

世は忘年会最高潮。朝早くにエレベーターホールで友人に会ったりすると、目を赤く充血させて「昨日も大変でした」と酒臭い息を吐く。そういえば前日ちょっとしか飲まなくても翌日の朝になっても酒気帯び運転で捕まっちゃうらしいよ。ほとんど血中アルコール濃度は落ちないらしい。気をつけて。というか、飲んだ翌日は運転しないように。

まぁでもホント、忘年会なんてやめた方がいい。
ボクはずいぶん前に「忘年会を断ってみる」というコラムを書いているが、忘年会を断り続けてあれから5年。いまやひとつもお誘いがない。これはこれで少し寂しい気もするが(笑)、でもカテイもサイフもカンゾウも実に助かる。

忘年会から自由になると、本当に年末は気が楽だ。今年は喪中なので年賀状の心配もない(喪中のご挨拶はもう出した)。あぁなんてのどかな年末であることか。大掃除くらいしか義務がない。おせちも今年は「弁いち」さんにお願いしたし、上手に休めば10連休くらいになりそうだし、本もあとは本屋に並ぶのを待つだけだし、数年ぶりに心底ゆっくりなお休みが過ごせそうである。だらだらするぞぉ。

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定例会的宴会

2007年12月20日(木) 8:05:33

ムスメの風邪をもらったようだ。節々が痛く、喉と鼻が特に痛む。脱稿で気が緩んだのもあるかもしれない。このボワボワ感、久しぶりだ。

昨日の夜はまだ元気だったので、都内某所にて定例会的宴会に出席。同年代の、利害関係がない人々がその店の料理を目当てに集まる会である。半年に一回くらいやっている。
その店、驚異的な料理とコストパフォーマンス、そしてその意外性で一部に有名な店である(普通の食堂なのに、夜は会員制の美食処となる)。近所に移転して広くなっていた。約倍。オヤジさんたったひとりで料理を作るので、箱が倍になったらそりゃ手が回らない。そのせいなのかどうなのか、昨晩はいつもの迫力が感じられず、逆に割高だった印象。味も移転前の方が良かったなぁ。おいしかったのだが、移転前のあの驚愕感がなかったのが残念。まぁそのときすでに風邪ひいてたと思うので舌も鼻もダメになっていたからかもしれないけど。

解散後、ひとりでテンダリーに寄って一杯だけ。
店主の宮崎優子さんが、CCS(カクテル・コミュニケーション・ソサイエティー)のイベントでグランプリを獲ったのでそのお祝いを言うために。グランプリを獲った新作カクテル「艶女(アデージョ)」は、その制作過程で試飲させてもらったりもしていたので、我がことのようにうれしい。宮崎さんもうれしそうである。

帰宅後、少し書き物しようと思ったが、目の奥や歯が痛み、断念。そして今朝に至る。昨晩のあの痛みは風邪から来ていたのだなと納得。今日は会社を休んで寝ていよう。熱もあるかも。

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寝たー

2007年12月21日(金) 8:27:57

いやぁ寝た寝た。寝たなぁ。久しぶりに丸一日だらだらと寝た。おかげで少し回復したかも。

起きてる間は「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を読んだり(まとめサイトはこちら)、PS2の「ドラゴン・クエスト5〜天空の花嫁」を引っ張り出してきて久しぶりにやったりした。風邪ひくとどうしてドラクエがしたくなるのかは謎。それも古いのがしたくなる。スーファミでドラクエ3とかやろうと思ったくらいな勢い。ボクにとってはほとんどパブロフ状態なゲームだ。

10月11月と本を書いていた間は、他の本はほとんど読まなかった。
自分で拙い文章を書いている間って、他の本を読むと自信なくなったり影響受けちゃったりしてあまりよろしくないからほとんど本を読まないのである。で、その空気がまだ自分の中に残っていて、読書欲がここんとこあまり起きない。昨日もそうだったな。いつもは風邪のときって十冊くらい読んじゃうのに、昨日は沢木耕太郎の「246」と光文社古典新訳文庫のカントを少し囓っただけ。まぁカントはほとんど睡眠薬代わりだったのだけど(でもこんなわかりやすいカントは初めてだ)。

光文社古典新訳文庫は「野性の呼び声」とか「ヴェネツィアに死す」も読んだ。中学時代に愛読した本を新訳で読める幸せ。中学高校時代に超背伸びして読んだ古典たちを40代中盤に読むと、当時まるで理解していなかったであろう深い部分が読めて面白い。いや、当時も当時なりに意外と理解していたのかもしれないけどな。それにしてもあの頃は読書力(難しくても分厚くても本を読み通せる暴力的なチカラ)がすごかった。今は衰えを感じる。この年末年始はカラマーゾフに挑んでみるか。

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サラリーマン生活の優れた部分

2007年12月22日(土) 17:29:45

ハードルの為末選手が毎日新聞に「ハードラー進化論」と題して面白いことを書いていたのでメモ。

 競技人生も長くなると「常識」がたくさん出てくる。常識は思考スピードを速めてくれるが同時に思い込みも生む。それが本当に正しいのか、もしかして例外があるのではないか、という再検討を怠ることにもなる。
と書き、再検討というか視点の変化としてこんな例を挙げる。
 例えば最初のうちは、走るという行為は、地面を自分の力で踏みつけて、その力で前に進むポジティブな動作ととらえていた。だから当時はスクワットなどの、下から持ち上げるトレーニングを重視していた。
 ところがある時、何かのきっかけでネガティブな動作だと思い始めた。自分の体が地面に落ちてきて、足がそれを支えているだけのように見えてきたのだ。トレーニングも下から持ち上げるよりも、上から落ちてきた体を支え、弾むようなものを重視するようになった。同じ「走る」という循環動作なのに、視点が変わると動きも大きく変化した。
そして「道を究める途中では、積み上げるだけではどうにもならない場所がある。そこでどれだけ視点を変えることができるかが重要だ」と続くのである。

この文章は彼自身がある会社の社外取締役になったことの報告として「競技生活に影響はでないのか、と言う人がいるが、『変化すること』は競技にいい方に働くと思っている」という理由として書かれていたが、いやぁ全くその通りだなぁ、と。

ボクはその辺のことを「思ってもみない流れには乗ってみろ」という言葉で自分の心に留め置いているのだが、なんというか、自分で考えることなんて限界があって、なかなか「自分の常識」を越えられないものなのだ。でも、思ってもみない流れに流されて乗ってみると、視点がガラリと変わり、わりとスムーズに新しい境地へいけたりする。

んでもって、サラリーマンって「強制的に視点を変えさせられちゃう」という意味において、なかなか優れた職業(?)だと思う。異動とか転勤が理不尽に言い渡される。そして思ってもみない方向に人生が流れていく。でもこれは、結果的にだが、人生を爆裂的に進化させてくれはする。
ボクもサラリーマンにならなければ大阪で働くなんてことはありえなかった。超理不尽だと思い、いやいや大阪に行ったものだ。でも、結果的に、あの十数年を抜きに自分の人生を語ることなんてできないくらい深く影響を受け、成長させてくれた。こういう強制的人生の変化は、成長過程において非常に重要な気がする。

個人で仕事をしている人にはそれがない。自分の「常識」に固まってしまいがちだし、視点の変化を得るのが非常に難しくなる。若くして独立した優秀な人(技術者や料理人や職人や)が、意外とその地点から成長してなかったりするのはそういう部分もあると思う。外部からの強制変化がない分、自分でそれを作り出さないといけない。それはとても難しいことだ。

サラリーマン生活における「強制的人生の変化」は、意外と貴重で有り難いことなのである。

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グッときたぜよ

2007年12月23日(日) 18:52:02

今クールのドラマは「歌姫」を見ていたのだが、これがなかなか良かった。
というか、今年の夏、このドラマの元となった東京セレソンデラックスの舞台「歌姫」を、チケットを譲っていただきながら仕事で見逃したという失態をおかしていて、しかもこの舞台が素晴らしく泣けたというのを後から聞いて、これは見なければ、と思っていたのだった。

でもこのドラマ、当初は評判悪かった。雑誌とかでもバッシングに近い罵り方を評論家にされていたし、視聴率もイマイチだった。まぁ確かに少しはしゃぎすぎっぽい部分もあったのだが、役者がそれぞれ良かったのと、舞台でのラストの盛り上がりをブログなどで読んでいたので「こりゃ絶対最後の方で盛り上がる。たぶん全部細かい伏線」と思って我慢していたら……案の定、ラストの方でガガガと盛り返したなぁ。

ま、磯山晶プロデューサーの作品は、放映中は評判悪く、放映が終わってから評判が上がってDVDが売れまくるというパターンが多いので(池袋ウエストゲートパークも木更津キャッツアイも)、我慢ができた部分もあるかな。彼女が書いた「プロデューサーになりたい」っていう実話漫画は面白いので、ご興味がある向きは是非。

それはともかく「歌姫」の最終回はなかなか泣けた。
あまりドラマ上では説明はないのだが、あぁあの人はいまこうなっているのか、とか、主要登場人物にきちんと細かく決着がつけられているのがよい。伏線がぜーーんぶ最終回に実を結ぶ。この「最後にすべて実を結ぶ」系の結末のつけ方は小説や舞台ならいいが、週一の連続ドラマには不向きかも。

いくつかわからない部分もある。
さくら(ジュディ・オング)はどうして太郎が死んですぐに歌い手をやめるのか、がボクはわからなかった。どっかで説明があったかな。結局、太郎の愛情と情熱がうざかったのではないか、とか、ムスメとふたりで検討しあったり(笑)。いろんな検討ができるあたりがこのドラマの面白いところでもある。

長瀬智也と相武紗季、斉藤由貴、高田純次、風吹ジュン、佐藤隆太が良かったな。斉藤由貴って一皮むけたかも。

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小さな一歩

2007年12月24日(月) 22:14:32

ムスメはわりと目立ちたがらない人で、メガネとか地味なメタルフレームのをかけていたのだけど、先日「セルフレームにしてみたい」と決心したように言ったので、よしきた!とばかり一緒に買いに行ってきた。

クリスマスのショッピングモールは大混雑。安く、しかも30分で出来上がるイマドキのメガネ屋に入る。
彼女が選んだのは赤いフレーム。いいねいいね。でもさーこれは?とボクが渡したのは茶色とピンクのコンビ。正面から見たらチョコレート色なんだけど少し横から見るとピンクが裏側に見えていてなんだかポップなのだ。

ムスメは店で30分悩んだ。
店員さんはボクが選んだ方を勧める。かわいいもんな。でも、彼女にすれば「目立ちすぎるのではないか」と不安なのだ。あぁわかるな、その一歩。その一歩を踏み出しちゃうと後が楽なんだけど、別にそれは今でなくてもいい。来年でも再来年でもいい。個人によってタイミングが違う。親に聞かず自分で選びな。

でも、30分後、彼女はポップな方を選んだ。一歩踏み出すわけね。学校にそれを初めてしていく日(来年の始業式)、ドキドキするだろうけど、そういう一歩ってとっても大事。くわしくは説明しないけど。ずっと後にわかるよ、きっと。

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iPod&Radio

2007年12月25日(火) 7:24:11

今年のムスメへのクリスマス・プレゼントは、iPod用スピーカーにした。JBLのコレ
ちょっと高いので父母ふたり共同。貧弱な音楽環境しかなかったムスメの部屋がこれで少しは改善される。しかもFMやAMも聴ける。iPodが目覚ましにもなる。最近iPodばかり聴いている彼女には良いだろう。多少操作性が悪いので迷ったが、他のラジオ付きに比べて音が格段にいいので音重視で。

ラジオは中学生の友達だ。
ラジオでずいぶんたくさんの人生を知り成長した気がするボクは、いいカタチでさりげなくラジオを買い与えたかった。これはiPodが主役のように見えるが、意外とラジオを聴かせたく思って、両立するモデルの中で一番デザインと音がいいやつにしたのだった。んでもって「スキマスイッチ(←ムスメがファン)とかも意外と番組やっていたりするかもよ」と魅力的なネタを振っておいた。ラジオはいろんな人がパーソナリティやってるから面白いよ。

たった3年前はこんな和むことを書いていたムスメも、いまではさすがに信じていないので、今朝の枕元には何もなし。そういえばボクは何歳までサンタからもらっていたかなぁ。やはり小学生までだった気がする。まぁキミもそろそろ親からのもので満足しなさいね。

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オスカー・ピーターソン、亡くなる

2007年12月26日(水) 8:06:45

オスカー・ピーターソンが亡くなった。82歳。

ボクは彼のライブは3回ほど見ている。
その超絶技巧はたまにやり過ぎの部分もあるのだが、興が乗ってくると巨体を揺すってうなり声を上げるのが可愛くて、ライブで見飽きない人の一人。録音の良さでは定評があるTELARCレーベルからライブを録音したマイナーなアルバムが数枚出ているが、それなんかはライブ感を見事に再現していていつでもその雰囲気に浸れる。名盤がたくさんある彼だが、ボクはわりとそのTELARCをBGMで流していることが多い。レイ・ブラウンとハーブ・エリスというこれまたフェイバリットな人たちがバックについているし。

でも、一番のお気に入りは、彼のボーカル・アルバムである「ロマンス」
座右のCDでも取り上げているので詳しくはそちらを読んでいただくとして、この彼の声が好きでわりとヘビーローテーションである。疲れた夜に聴くと効果満点。彼の死を知ってまずかけたのもこのアルバム。モノラルだしちょっと甘すぎる部分もあるのだけど、なぜか飽きない。この人にはもっと歌って欲しかったな。

こうしてどんどん好きなジャズ・ミュージシャンが亡くなっていく。
お年寄り度で言えばハンク・ジョーンズは来年90歳を迎えるが、なんと新年早々来日してライブをしてくれる。もうこれで最後かなぁと毎回思い続けて早10年ほど。彼とは長く一緒に仕事をしたおかげで仲がいいのだが、いまでも会うと「オ、オ、……イトーサーン!」と少し名前を間違える。惜しい! でもいいのだ。サトーでもイトーでも大勢に影響はない。彼が長生きしてあのコロコロしたフレーズを元気で聴かせてくれればそれでよい。あぁ来年が待ち遠しいな。

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映画「俺たちフィギュアスケーター」

2007年12月27日(木) 8:51:52

春にポルトガルで、夏に日本で、一緒に遊んだ漫画家のヤマザキマリさんがブログで激賞していた映画「俺たちフィギュアスケーター」が公開されたので、大混雑する渋谷までテクテク出かけた。
しかしそれにしても渋谷の人出はどうだ。中学高校が渋谷近辺だったので、渋谷は庭みたいなものだったのだが、もうここは日本ではなくて東南アジアのどっかに街って感じ。ギリギリ残っていた「ボクの渋谷」も、大盛堂書店本店がなくなった時点で完全終了。あ、まだ勤労福祉会館があるか(古っ)。

てなことはどうでもよくて「俺たちフィギュアスケーター」
いや〜、久々にとことんくだらない脱力映画を観た(←褒めてます)。マリさんが「これがDVDになったら自分の栄養補給源として絶対に買わなければ」と心に決めたのもわかる。んでもってもうひとつ久々がある。映画館での拍手を久々に聞いた。最大のクライマックスで満席の映画館中から拍手と歓声が起こったのだ。しかも大笑いの。これって日本では大変珍しい。

つっこみどころ満載で、展開も物足りないのだが(伏線を伸ばしてもっと面白くできると思う)、でも、そこらへんのいい加減な感じがまた笑えるとも言える。フィギュアスケート界自体が持っている「全体的に時代からズレていて、それがなぜかまかり通る感じ」もなかなかうまく描かれている。撮影は意外な大規模で大会シーンなどかなり金かかっていたりする。大真面目におバカをやった感じ。こりゃアメリカで受けるわ。全米で公開2週連続1位を記録しているだけのことはある。んでもってB級おふざけ映画なのに、錚々たる歴代フィギュアスケーターがカメオ出演しているのも楽しい。サーシャ・コーエンとか大丈夫か?(笑)

主演のウィル・フェレルは、どっかで見たことあるなぁと思ったら映画「主人公は僕だった」の主役の人だった。有名なコメディアンだったのね。コーチ役のクレイグ・T・ネルソンもなかなかいい味。

とりあえず「笑いたい!」という方にオススメの映画。年末はこういうお笑いでパッと発散したいしね。でも今のところ満席になることが多いようなので、早めに行って席押さえちゃう方がいいです。

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年越し蕎麦

2007年12月28日(金) 8:24:54

今年は2回年越し蕎麦の会をした。

1回目はかわいい後輩と。「三合庵」で4時間以上。さすがに蕎麦屋での新記録。一品物を次々頼んで、八海山の熱燗(贅沢!)をばんばん飲んだ。よく飲み、よく食べ、よく話した。執筆以降ずっとたまっていたストレスが霧散していく。あぁいろいろ溜まっていたんだなぁと事後確認。つきあってくれた後輩に感謝。

で、2回目は昨晩。
毎年恒例の銀座「泰明庵」で年越し蕎麦。通称アルギン会である。
この店、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを頼むと蕎麦焼酎がアルギンというかリポDみたいな小瓶で出てくるので、それをどんどん空けて机に並べるのを喜ぶという変態じみた会である。

でも昨日は「その瓶、数が少ないので回収します!」と3本ほど並べるとすぐ回収されてしまい、どうにも盛り上がらぬ。「いや、これ、キープしたいのですが」と言ったら、持ち帰られちゃうと思ったようで「困ります! それ、特注なんです!」と言って強引に回収。いえいえ、どう考えてもドリンク剤のラベル剥がしただけですから(笑)

そのドリンク剤の瓶を並べて、なんつうか徹夜明けみたいなテーブルにするのが楽しいのになぁ…。
ぼやきつつ、仕方ないから料理をどんどん頼んでいたら異様に食べ過ぎた。死ぬほど食べた。〆は去年と同じく冷やしせりカレー蕎麦。ここのせり蕎麦はせりの根っこも入れてくれるのだ。うまい。というか、年末の味。

食後、満腹の腹を抱えて2軒目。
あるシャンパーニュ・バーへ行き、先輩の大盤振る舞いでポル・ロジェの1995マグナムを開けた。大きなイチゴとのマリアージュの完璧さ。うまいなぁ。レコルタン・マニュプランのレアっぽいのもいいけど、こういうシャンパーニュもさすがにバランスが良くてうまい。マグナムは特に安定するし。

蕎麦たぐってシャンパーニュ飲んで、シアワセな〆である。〆が良ければすべて良し。きっと来年もいい年になるだろう。いや、いい年になる、ではなくて、いい年にする、だな。

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最後は謝罪

2007年12月29日(土) 8:45:56

1日早く休んだ年末。1時間の早朝早足散歩 with 犬をしたあと、煤払いしたり、窓拭いたり、洋服をエイヤ!と捨てたりしていたら、ブルルとケータイが震え、あるクライアントでトラブルが発生したのを知る。部下も休んでいて連絡がつかないので、とりあえず午後の予定を取りやめてクライアントへ直行。頭を下げまくる。こちらに非がある。申し訳なし。昨晩シャンパーニュで気持ちよく〆たはずの今年だが、最後の最後で謝罪。なんか今年の流行に乗った感じ(笑)。ま、下がって終わるのもまた良し。後は上がるだけ。

謝罪から帰ってきて気分転換にプール。
最近では「連続で1km泳ぐ」とかいうことは考えず、100m単位で最低10本(つまり1km)泳ぐようにしている。この方が泳ぎも乱れず、コンスタントに泳げる。というか100m単位で10本泳げるようになったのは最近だ。以前は最後の方は50mで休みを入れちゃっていた。まぁたった1年半前に100m完泳記念日とか喜んでいた程度の泳力なので、これでも達成感はあるな。これを150m単位、200m単位と増やしていこうと思う。

まだ右肘が痛いのでジムにはいけない。プールのみ。家の近くに出来たので、1km泳いで風呂入って帰ってきてちょうど1時間ちょいくらい。手軽な気分転換である。

帰って奥さんの年賀状制作を手伝い(マック上でレイアウト)、少し「地方のおいしい店リスト」のリニューアル作業をして、TVでフィギュアの全日本選手権を「俺たちフィギュアスケーター」目線で見つつご飯を食べ、腹筋を腹がつる直前までして就寝。10月11月の集中執筆でカラダを甘やかしてしまい、相当なまっているのだ。この1週間強の休みのひとつの目標はカラダをいじめまくること。まずは基本的なスタミナを復活させないと。

今日は本棚周辺を煤払い。しばらく前からブックオフに売って本を減らす作業をしているのだが、それをもう少し大がかりにやるつもり。一冊ずつ迷いながらやると一週間あっても終わらないので、迷わずエイヤ!である。洋服を捨てるのと同じ要領。というか気合い。

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ふぐ

2007年12月30日(日) 9:41:41

12月は「ふぐ」に2軒行った。
両方とも有名店。「味満ん」と「ふぐ福治」。先に「味満ん」に行き、ここまで高いふぐを食べたのなら、その味を舌が覚えているうちに評判が同じくらい高い「ふぐ福治」に行って舌を客観的にしておこうと思ったのである。こういうのは続けて行かないとわからない。2軒ともド高い店であるが、1年に1軒ずつ経験するより、続けて経験した方が、経験を積むという意味では結局お得なのだ。と、言い訳しないといけないくらいは高い(笑)

味の感想をここで書く気はないが(というか両方ともさすがにうまかった)、客層の違いが面白かった。

「味満ん」の何に驚いたって、客の美人率の高さ。日本一高いふぐ屋と言われているだけあってみんな本命をつれてくるのかも。IT系社長に美女、芸能人と美女、みたいな組み合わせばかり。でも店はいたってカジュアルな居酒屋風趣き。このギャップが面白い。税理士に「もっとお金を使ってください」と怒られるようなお金持ちが普段使いする店なのだろうな。全体に親密なカップル多し。家族経営の店なので全体に親密な空気が漂っているのもそういう客が多い理由かも。

「福治」の方も相当カジュアル。雑居ビルの3階にあり、改装したての小料理屋って感じ。こっちは同伴客とか接待客が多い。ネクタイ族と銀座のおねえさまたちがズラリと並ぶ。自腹っぽい男同士なんてボクたちのみ(対談の伊藤さんとふたりで行った)。同じような価格帯の店なのだが、この違いはなんだろう。六本木と銀座という立地の違いもあるかもしれないが、たぶん店の雰囲気だな。「福治」もいい店なのだが、「味満ん」に漂う「ひそやかな色気」みたいなものが足りないのかも。まぁ味で勝負って感じで男ふたり客としては居心地いいんだけど。

両店ともよっぽどリッチにならない限り自腹では再訪できないし、しないかも。ふぐという山の最高峰はそれなりにわかったし。
というか、ふぐ食べるなら半分以下の値段で値段相応においしい「小やなぎ」を選ぶかも。あそこの客はバラエティに富んでいる。怪しいカップルもサラリーマンも美人さんも芸能人も小劇団系もそこそこ混じっていてホッとできる。大阪で安くてそこそこのふぐをいっぱい食べてきたせいか(大阪はふぐの消費量日本一)、高いふぐはどうも落ち着かんというのが本音。

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時間の終焉

2007年12月31日(月) 15:32:18

2007という見慣れた数字の並びも今日でおしまい。明日からは2008。

2007年に亡くなった人は、ボクが学生だった時代に全盛期を迎えていた人も多く、わりと感慨深いことが多かった。これから訃報欄がもっともっと身近に感じられるようになるのだろうな。

個人的に感慨深かった順に挙げてみると、白井郁代(祖母)、村田靖夫(建築家)、阿久悠(作詞家)、池田晶子(文筆家)、オスカー・ピーターソン(ジャズピアニスト)、黒川記章(建築家)、土井甫(振付師)、熊井啓(映画監督)、カート・ボネガット(作家)、植木等(俳優)、石立鉄男(俳優)、イングマール・ベルイマン(映画監督)あたりか。

他にも鈴木ヒロミツ、木原光知子、坂井泉水、羽田健太郎、城山三郎、渡辺和博、西村寿行、小田実、河合隼雄、藤原伊織、安藤百福、横山ノック、稲尾和久、宮沢喜一、船越英二、北村和夫、三好京三、池宮彰一郎、黒木靖夫、パバロッティ、アントニオーニ、ベジャール、エリツィン……きりがないな。

今年は「死」について例年になくよく考えた年であった。
早々に池田晶子の死去があったからかもしれない。カントは「永遠というのは中断なく持続される人間のすべての時間の終焉でなければならない」と言っていて、なるほど死というのは「時間という縦の流れからの脱出して永遠を手に入れること」なのか、と、わかったようなことを思い、そうであるならば時間=人生である今の尺度で死をとらえることはできないし想像がつくわけもない、と、最終的に放り投げた。

死んだら天国に「行く」とか、無に「なる」とかいう概念も、時間の尺度に沿っている。時間経過がそこにあるからだ。死が「ひとつの時間から出て、別の時間に入る」のではなく、時間自体の終焉を意味するのであれば、時間という枠から出ることが不可能なすべての人間の思考や行動は死の前で意味をなさない。であるならば死に準備などいらない。突然来るものを受け入れて時間の終焉=永遠を体感するのみ。

と、この程度の思索でなんとなく終えているあたりがボクの詰めの甘いところなのだが、ちょっと死生観に変化があった2007年だったかも。刹那的になったのではなく、より深く覚悟が定まった感じ。

キザなこと言ってんじゃねぇよ、と思いつつ、いろいろ考える楽しさに浸る2007年大晦日。みなさん、今年もこんなサイトにおつきあいいただき、どうもありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

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