2007年12月 アーカイブ

Mac買い換え

2007年12月 1日(土) 7:29:26

メールをいろいろありがとうございます。
「表現者はいいわけをしてはいけない」という茂木健一郎のエントリーも紹介いただいた。自分を表現者と呼べるかどうかは別にして、このエントリーにある通りだとは思った。樫の木のようにならないと。まぁでも今回は特にナーバスになる理由がいろいろあり、悩みの種は尽きないんだけど…。

さて。
以前から「もろもろ脱稿したら移行しよう」と思っていた「Mac OS X Leopard」であるが、アップルストアでいろいろ相談してみると、いまの環境のまま移行するより、やはり、PowerMac から MacPro へ移行(つまり intel Mac へのハード自体の移行)した方が結局長い目で見たらお得ということがわかり、印税の一部(大部分は歯に取られる)や連載収入をつぎ込めばなんとかなるという計算もあり、思い切って全取っ替えへ。

で、これはもう悲願に近かった30インチモニターも思い切って購入。
Apple Cinema HD Display 30インチである。これは「新しいバージョンが出たら買おう」とずぅっと待っていたのだが、もう諦めた。諦めた途端に発表されるのはよくあることなので、いきなり1月に新Cinema Displayが発表されて落ち込みそうな予感もするが、まぁいいや。いまでも旧型Cinema Displayを使っていてそこそこ広いデスクトップなのだが、書類や資料をたくさん開いて作業するタイプなので、より広大なスペースは必なのである。30インチかぁ。夢だったぜ。

「かぜ耕士のたむたむたいむ」オフ会

2007年12月 2日(日) 7:10:43

土曜は「かぜ耕士のたむたむたいむ」のオフ会。1年半ぶり
10年ほど前はいろんなオフ会(当時はオフミと呼んでいた。オフライン・ミーティングの略ですね)に参加していたが、現在定期的に参加している集団系オフ会はもうこれだけになってしまった。これからもたぶんこれだけ。

その理由は、ボクがかぜさんのサイトの設立運営に微力ながらご協力しているということもあるが、なによりボクの中学高校時代に愛聴した深夜放送のオフ会ゆえ、「あの暗く独りの長い夜を毎晩かぜさんの声を聴いてやりすごした人たち」の集まりだからというのが大きい。
やっぱりどこかで「育ちが一緒」的同類感がある。同窓会とまた違う同類感かも。しかも参加者を結んでいるのはかぜさんの存在だけなので利害関係もないし気楽。年齢層もだいたい40〜50代。話題は病気とダイエット(笑)。いい年した人たちがお店でハンドルネームで呼び合う照れくささ。なかなか味があっていいのです(笑)

しかもこのオフ会には「ハックルベリーフィン」のミニライブが恒例になっていて、昨日も5曲歌ってくれた。中学高校時代にラジオ前にかじりついて聴いていた名曲「流れ星」をこうして生で聴いているのも不思議なもんだ。ネットがなかったらこんなこともなかったなぁ。そういう意味では伝説的人気DJのかぜさんとこうして普通に話をしていることもいまだによく信じられない。

大型ディスプレイは目が疲れる

2007年12月 3日(月) 4:53:24

真新しいMacが到着し、いそいそとデータ移行作業に移ったのだが、案の定手間取り(「移行アシスタント」というソフトがあってワンタッチなのだが、いくつかエラーが出て結局手作業に戻した)、まだ完全に作業環境が移行できていない。メールで Intel Mac & Leopard の威力のすごさを教えてもらったので、早くそれを実感したいが、もうしばらくは環境整備かな。CD音源だけで200GB以上あるからとにかく時間を喰う。

そういう意味では先週「Leopardにしないんですか?」とモリに聞かれたときに「執筆中はしないのだ」と威張って言い切った自分は正しい。こんなこと始めちゃうと初校チェックができない。だから完全脱稿する前は買うの我慢しようと思っていたのに…。毎回環境移行を甘く考えるワタクシ。

しかも思ってもみなかった事態が発覚。
30インチの液晶ディスプレイはさすがに広大で素晴らしいのだが、大型な分、発光が強く、輝度を調整してもあまり暗くならない。しかもコントラストが激しいせいか目が疲れる。今後長時間酷使するはずのディスプレイだけにこれはちょっとショック。調べてみたら15インチを19インチにするだけで4.8倍の光が目を直撃しているらしい。30インチなんだもん、こりゃ疲れるわ。とりあえずいままで目との距離約50センチで作業していたのを、100センチくらいに離して対応。めっちゃ遠い(笑)。これでもまだ疲れそうなので、ディスプレイ表面に液晶フィルターでもつけるか…。もしくは毎回サングラスをして机に向かうか(笑)。どなたかいい方法、もしくはいい液晶フィルターメーカーご存知でしたらお教えください。

痴漢えん罪の世にも怖い例

2007年12月 4日(火) 12:04:44

ちょっと前に映画「それでもボクはやってない」について書いたときに痴漢えん罪の怖さに言及したが、それに関してひとつ怖すぎる例をメールで教えていただいたので、メールをくださった方の許可を得て一部引用し、みなさんと共有しておきたい。
痴漢えん罪の話が出ていたので、わたしの体験談を。
実は2年前、息子が高校3年生の時、○○警察に呼び出されました。痴漢容疑です。その際、友人の弁護士含めイロイロな人に相談すると同時に、勉強しました。結論は、ブログの通り「どうあがいても有罪になるので、書類送検前に示談に持ち込み、あとは早く忘れろ」でした。

ところが現実はもっと恐ろしかったのです。
どうも、示談のときの自称兄という人の挙動が気になり自宅を訪ねると虚偽。こりゃ変だと警察といっしょに調べていくと、なんと「組織的痴漢偽装示談金ぼったくり犯罪」でありました。
受験生をねらい、女の子が胸をわざと密着するなどして騒ぎます。警察にいくと、その子の兄だったり父親がやってきます。殺し文句は「痴漢は有罪率100%、書類送検されたら、推薦ふくめ受験もお前の人生も全部パーだぞ!」「30万円で示談に応ずる」など。
もしくは警察署では強硬に出て、そのあと個人的に会いたいという連絡が来て「お宅も、受験で大変ですね。いろいろ推薦とかにも受かってらっしゃるんでしょう、こちらも大事にはしたくないんですよ本当は…」などと懐柔してくる場合もあるようです。

東京は路線が多く、脅迫かどうかいちいち警察も調べませんし、というかその警察自体が示談を勧めるわけで。故意にやられたら防御不能です。

やぶへび

2007年12月 5日(水) 8:53:16

ある雑誌編集者(女性)とネイルの話になった。
いつもキレイにデザインされたネイルにしてるので、それっていくらかかるの?と聞いてみたら「いくらだと思います?」と聞き返された。想像つかなかったので時間単位で考えようと思い「どのくらい時間かかるの?」と聞いたら「長くて5時間。短くても2時間」と言う。5時間! ボクなんか散髪の1時間半でも長すぎて飽きるのに? ま、2時間ならネイル・アーチスト(?)の技術料+材料費で2万くらいかなぁ、と思い、「2万円!」と答えたのだが、一笑に付された。でもさー、爪ひとつあたり2000円って、それでも高いと思うけどな。

「なに言ってるんですか。爪ひとつあたり4000円とか5000円のところもあるんですよ」
「えええー! つうことは全部で4万とか5万! …そんだけかけて何ヶ月もつの?」
「もつとかそういう考え方がせこいです。でもまぁ1ヶ月くらいかな」
「女って金かかるなー。髪も化粧も小物もファッションも…」
「そうなんです! だから男はご飯くらい奢るべきなんです」
「そうくるか…」
「エステも歯もお金かかるし、旅行やゴルフも友達に誘われるし、おいしいレストランやスイーツもチェックしたいし、パーティあったらドレス買わないといけないし、スッピンにデニムかスーツでたいてい通せる男性とは大違いです!」

ううむ…。
まぁ雑誌編集者なので、自分の周りにあらゆる情報が飛び交い、それに追われている部分もあるとは思うが、それにしても同年代の独身男性に比べるとやっぱお金がかかるなぁ(結婚すると男も別の意味でお金がかかって大変になるが)。
ボクは時計も装飾品もしないし、髪は自己バリカンだし、化粧ももちろんしないし、ついでにゴルフもクルマもやらない。そういう意味では実に金がかからん男ではある。お金かけるのはご飯だけ。時々洋服。あ、Macにもかけるけど。

外食は週3回ペース

2007年12月 6日(木) 12:06:21

昨日のエントリーは主婦の方々をむやみに刺激したようだ。「だいたいネイルにお金をかけている女なんざぁ」系のオコゴトがなぜかボク向きに飛んでくる(笑) わしゃ知らんて。ついでに「いつも外食が多いけど家庭は顧みてないんですか」「奥さんをもっとケアしてください」などとあらぬ方向から厳しい球も飛んできた。いたた。

奥さんはチーズ・プロフェショナル協会というところで理事をさせてもらっていて、おまけにカルチャーセンターみたいなところでチーズ講座をいくつか持たせてもらっていて、そのうえいくつかスクールにも通っていて、平日夜も土日もいないことがわりとあるですよ。そういう夜は子供がひとりになっちゃうのでボクは外食せず家に早く帰ってます(よっぽど断れない仕事のときは別)。
そういう夜も入れると、週末を含めて週に4日は家で夕食を食べてるんじゃないかな。夜の外食は週3回ペースですね。これが多いか少ないかは比較する対象によりますが、どうも「アイツは毎晩外食」と思われているようなので、その誤解は解いておきたい、と。

奥さんの身の回りの装飾品とか髪とかネイルとかは、別にボクが規制をしているわけではないので、そういうのに凝るタイプではないのだろう、というのがひとつ。あと、生活費・旅行費なんかはボクの給料からだけど、その他の「お互い自由に使うお金」は自分の稼ぎ(彼女は講師料、ボクは原稿料)を中心に、と決めているので、その中でやりくりしているのでしょう、というのがひとつ。それと、彼女は年に一回一週間強の海外旅行(チーズ研修)にひとりで行くので、そこにお金を使う分、全体に締めている、というのもあるかもしれません。それは家族旅行とかとは別の旅行なので。

過酷な人生

2007年12月 7日(金) 8:19:41

今度は独身女性軍から「ネイルに反感持っている主婦が言いそうなことはだいだいわかります。でもね!」系反論。つか、石を投げ合うのは結構だが、オレを挟んで投げ合うのはやめれ。石が当たる(笑) 

あとは「世の奥様方が日々抱えている鬱憤はすごいんです」といろいろ教えてくださるメールもいくつか。これはまぁ勉強になるんだけど、でも、世の男性陣の鬱憤もすごいのよ、と、ボクはわりと「お互い様」論者。

ベースとして日本は「男性社会」だから、女性に鬱憤がたまるのはわかるけど、いったん不景気&逆風になると男性はいきなり逃げ場がなくなってストレスの固まりになる。2006年度「自殺対策白書」によれば、自殺者数は1998年に男性で急増。以来、男性の方が女性の2.5倍程度も多いまま推移している。まぁ自殺者の数で鬱憤をはかるのは間違ってるけど、「男性社会だから女性はきつい、鬱憤がたまる」という論理と同じように「男性社会だから男性はきつい、鬱憤がたまる」という論理もありえる、という根拠の一例にはなるかな。

シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007

2007年12月 8日(土) 18:13:17

撮影で東京に来ているTEAM NACSの森崎くんを誘って、ギエムのバレエ公演に行ってきた。席は4階といまひとつだったが、それでもギエムは1年に1回観ておきたい。

バレエというよりモダン・ダンスの色合いが濃い公演だった。ボクが見たのはAプロで、「白鳥の湖 第二幕」「ステッピング・ストーンズ」「優しい嘘」「Push」の4演目。このうち二つ目だけは東京バレエ団のみ。あとはギエムが出演した。「白鳥」と「優しい嘘」はお馴染みのニコラ・ル・リッシュと。最後の「Push」はラッセル・マリファントという、その演目を振付をした人と。

全体に実に短い演目ばかりで、「白鳥」がまず20分。休憩15分。「ステッピング…」が20分。「優しい嘘」が5分弱。そして20分の休憩があって、最後の「Push」が30分弱。なんだか、美味しいんだけど物足りない懐石料理のような公演だったな。

昼も夜も中国料理

2007年12月 9日(日) 18:03:22

昨日、シルヴィ・ギエムを観たあと、森崎くんが24時から30時までのロケだということで、じゃぁ夜ご飯も一緒に食べようということになり、家族も呼び出して4人で「御田町 桃の木」へ。

この店は2回目だが、1回目に行ったときより数段よくなっていた。
うまかったなぁ。ボタンエビの老酒漬け。ピータンを揚げたもの。自家製干し肉と台湾A菜の炒め物。鎮江黒酢の酢豚。咸魚(ハムユイ)チャーハン。あとヤリイカの辛み揚げみたいのもうまかった。ワインも美味しいのを厳選してあるしリーズナブル。妻も子供も大満足。また家族で来よう。

森崎くんと娘は映画「Hairspray」の話題で盛り上がっている。彼は子供もいないのに子供扱いが実に上手。というか、わりと対等につきあってくれるので娘も喜ぶんだな。22時半近くまでわいわい食べ、彼はロケへ。仕事前だったのでお酒も飲めず、ちょっとかわいそうだった。しかも今から徹夜だし。

Habbo Hotel

2007年12月10日(月) 7:18:06

昨日の日曜は本当にまったく何もしなかった。
というか、数ヶ月ぶりに時間がゆっくり取れたので、読書したりネットを見回ったり長めの犬散歩したり、なんとなく人間らしい休日といった感じ。

ネット上では、前から気になっていた「Habbo Hotel」にトライ。フィンランドの会社が経営する仮想世界タイプのSNS。つまりSecond Lifeみたいなヤツ。ホテルの中にいろんな部屋があって、そこでしゃべったりゲームしたりする。登録会員数8000万人(@世界)。月間ユニークユーザー数800万人(@世界)。ちょっと体験しておいた方がいい数だ。

MacだとSafariのアイコンをcontrol+クリックして「情報を見る」から「Rosettaを使って開く」にしないとHotelに入れない(Shockwaveのバージョンの関係)。
で、入ってみると…。これってボクたちが以前作っていたアレにそっくりだ!(→昔のプロジェクトチームの方々にしかわからない私信)
ま、そんなことはいいとして、いくつか部屋を回ってみたが、日曜と言うこともあるのか子供が多いのにビックリ。自己紹介のところに「8歳です」とか「中1でーす」とか、そんなのばっか。まぁなんとなくレゴっぽいし、Second Lifeよりずっと子供が楽しめるタイプになっているからなぁ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。