2007年10月 アーカイブ

ドタキャン

2007年10月11日(木) 9:03:24

様々な仕事案件が重なり、ついでに期初の事務作業も重なり、おまけに原稿〆切も重なり、なかなかなことになっている。

おかげで「夜の会食をドタキャンする」という、自分の人生的にはありえない事態を招いてしまった。
相手にも失礼な上に、お店にも大迷惑、悔恨の思いに会議にも集中できず仕事仲間にも申し訳ない、という三重苦。まぁ会食相手に必死にお願いして代打を見つけていただき、お店への迷惑はかからないで済んだのだが、普段「仕事よりメシ優先!」とか偉そうに嘯いているだけに相当心苦しい。

でも、代打が「急ぎの代打という口実で初めて誘えた高嶺の花」だったりして(会食相手は若い独身男性だったのです)、代打が縁でなんとかなっちゃったりして、そうしたらオレは仲人? とか、自分の失態を忘れてくだらん妄想してたけど(会議に集中せい!)

わりに合わない

2007年10月12日(金) 9:23:17

昨日、亀田大毅選手に勝って初防衛に成功したボクシング世界王者の内藤大助選手は、世界でたったひとりしかいないWBCフライ級世界チャンピオンなのに、試合前は妻の月収8万円のみで生活をしていたという。
今年6月まではレンタカー店で働き、喫茶店勤めの妻と合わせて12万円の月収だったらしいが、試合前はボクシングに専念するためにそれらを辞めていたらしいのである。

タニマチ的な人々からの差し入れなどもあっただろうが、それにしても世界チャンピオンがその生活レベルというのはどうにかならないものであろうか。今回、ファイトマネーが1000万円の大台に乗ったらしいが、それでも世界一の報酬としては少ない気がする。

亀田親子には批判が集まってはいるし、ボクもあまり好きではないが、恣意的に話題を作り、ボクシングに注目を集め、ファイトマネーを上げ、ボクサーの相対的価値の引き上げには貢献している。何か、そうでもして騒ぎを起こさないとやってられないくらい閉塞感バリバリの世界なのかもしれない。

サラリーマン・コスプレ

2007年10月13日(土) 17:43:56

昨日は以前書いたとおり「これに出ないのはサラリーマンとしてウンチ」という会議があったのでスーツを着ていった(制作部門ということもあり、普段はわりとカジュアルな格好で会社に行っている)。
どうせスーツを着るならいっそのことコスプレ的に、ということで、白のYシャツにイエローのタイ。スーツはヨージの真っ黒。家族に冷やかされながら、新入社員みたいな新鮮な気分で出かけたのである。

で、これが、不評(笑)
若い人に至っては「キモイ」とか言うし。首から下は爽やかだけど首から上がヤクザじゃないですか、とか。まぁ見慣れの問題だとは思うけど、Yシャツだけでも色物にすれば良かったかな。

ま、なんだかそんな感じで居心地悪いまま夜になり、仕事を抜け出して「鮨しみづ」。電話したら運良く空いていたのでひとりで飛び込んだ。
昨日は沖縄に行くはずだった日だし、おまけに仕事のストレスもあったし、スーツ姿を笑われてガックシきていた部分もあった。とにかく一杯だけ飲ませてくれよ気分だったのだ。

アル・ゴアにノーベル平和賞

2007年10月14日(日) 17:11:44

長くボクのこのメモを読んでくださっている方は、ボクの地球温暖化問題についてのスタンスは「ニュートラルよりも多少『そうでもないんじゃないの?』派に傾いている辺り」にあることはわかっていただいているかもしれない(こんなのとかこんなの)。

地球温暖化が問題であることにはまったく異を唱えない。でもそこまで優先順位が高いとは思っていない。ロンボルグ池田清彦には共感を覚える。

また、アル・ゴアのプロパガンダ(あえてそう言うが)も否定しない。アメリカ人は一般に環境問題に無関心すぎる。多少行きすぎた警告も必要かもしれない。人為的理由で温暖化が進んでいるという危機意識を世間一般に広めた功績もあるとは思う。

ついてくんな

2007年10月15日(月) 12:06:29

今朝、いつものようにコンビニに寄ってから会社に行こうと思ったら、後ろから後輩女子が「あ、コンビニに行くんですか? ついてっちゃお。その人見たいし。挨拶聞きたいし」と。

こんなことを書いてしまったせいらしい(泣)

「ついてくんな!」と追い返してもついてくる。
おかげでいつものコンビニに行けなかった。
あぁ月曜の朝は彼女の見事な仕事ぶりと挨拶に接して気持ちよく始めたかったんだけどな。

しばらく会食は打ち止め

2007年10月16日(火) 21:05:44

おっと。バタバタしてたら更新し忘れるところだった。

昨日は昼も夜も会食。
こんなことを昔書いたが、あれから7年、相変わらず今でも昼はひとりのことが多い。そんなボクをたまに誘ってくれていた貴重な後輩が会社をやめるというので一緒に。あぁ昼メシの友をまたひとりなくしてしまった。

夜はひじょ〜にお世話になっている社外の年下の友人にご馳走した。
本当にお世話になっているので「與兵衛」でどうぞ好きなだけ食べてください状態。幸い少食な男性だったので財布的には助かったが(笑)、この手の本格的江戸前鮨は初めてだったらしく、とっても喜んでもらった。まぁボクが恩返しするとしたら美味しいものを食べてもらうことくらいしかできないので。

映画「めがね」

2007年10月17日(水) 7:00:24

そういえば、映画「めがね」を観た。
試写会を見逃して以来、ずっと心の隅にあった小骨。

上映開始ぎりぎりに駆け込み、都会のせわしない時間の流れを映画館に持ち込んだボク。
冒頭からの「端正ではあるが緩い構成」にまんまとはまり、30分後には島の時間の流れに身を沈めた。フィルムの裏側で監督がニヤッとするのを感じる。この映画は、都会人がそういう見方をすることを意識して編集されているな。

時間をフィルムに定着させるとこんな映画になるんだろう、というのが実感。「かもめ食堂」より、より時間や空気に寄っていて、メッセージを探す煩わしさもない(メッセージはあるのだけど、気がつかないふりをしたくなる)。
そのせいか、ふんわりしすぎて途中10分くらい寝てしまった。映画で寝たのは久しぶり。「ここにいる才能」というセリフがあったけど、「この映画で眠れる才能」みたいな。
これは「つまらなかった」というのではなく、褒め言葉。いい眠り。

ニフ亭

2007年10月18日(木) 9:27:02

2002年5月にオサニチに「通勤落語」というコラムを書いたが、最近ではポッドキャストで「ニフ亭寄席」を聴いている。つまり、iTunesのポッドキャスト・ディレクトリーでニフティがやっている「ぽっどきゃすてぃんぐ落語」っちゅうやつをダウンロードして、通勤のiPodで聴いているわけですね。一度登録しておけば無料でどんどんダウンロードしてくれ、ドックに刺したiPodに自動で移してくれるので、ダウンロードしている、という作業感はゼロだけど。

それまでずっとCDを買って名人の落語を聴いていたんだけど、この「ニフ亭」は無名の若手落語家のもの。あまり若手のを聴いたことなかったこともあり、その技量の落差に最初は愕然とした。ここまで違うか。でも最近ではそれがまた微笑ましく、応援しつつ聴いている。名人のは「拝聴させていただきます」という感じだが、若手のは「くらぁ、ちゃんとしゃべりやがれ、この下手くそ!」って感じで、自分が江戸の町民になったような感じ。これが意外と楽しい。

若手同士の技量の差も面白い。最近では三遊亭好二郎なんて良かったな。二ツ目とは思えない。もう真打レベルかも。「こいつそのうち有名になるんじゃね?」なんて、先物買いっぽい楽しみも。
ニフ亭のサイトを見ると、無料公開寄席をやっているようだ。聴きに行こうかな。

和久井映見と江波杏子

2007年10月19日(金) 8:47:52

NHKの朝ドラ「ちりとてちん」を気に入っている。
前回の「どんど晴れ」も嫌いではなかったが、「ちりとてちん」のこのベタベタテイストは妙に好き。名作「てるてる家族」に近い雰囲気。BKって当たりはずれがあるけど、たまにこういう大当たりを出してくれるんだよな。まぁ関西出身とか経験者じゃないとこの面白みはいまひとつわからないかもしれないけど。

中でも秀逸なのは和久井映見。
すばらしい母親役だ。目が離せない。もともと不思議なボケキャラは向いている人だが、見事である。大竹しのぶクラスまで伸びるのではないかとちょっと予感させる感じ。
並び立つのが江波杏子の美しさ。彼女ももうおばあさん役なのだなぁと感慨深いが、その立ち居振る舞い、迫力あるセリフに泣かせるセリフ、どれをとっても素晴らしい。
映画「スウィングガールズ」以来、我が家のお馴染みさんである貫地谷しほりもなかなか良い。ヒロインの重責を果たしてあまりある。彼女のクールな友達役の宮嶋麻衣という子も良い役者だなぁ。

今後どう展開し、どう面白くなるか(つまらなくなるか)わからないが、スタートダッシュは上々。演出も小気味よくて良い。小浜も小浜ラーメン以来なんとなく気になっているし、毎朝ちょっと楽しみである。

古くさくなったケーキ

2007年10月20日(土) 18:00:17

昨日、あるところで時間が中途半端にあいたので、カフェに入った。
カフェというか、ケーキ店かな。併設カフェがある感じ。その昔一世を風靡したケーキ店である。そういえばこのごろ噂を聞かないなぁ、まだあるのかなぁ、と行ってみたらまだあった。

入口でケーキを選ぶ。モンブラン系の種類が多いのはこのごろの流行だな。3人でそれぞれ違うのを選び、席につく。

ケーキが来た。よしよし、と、ひとくち。……。ん?
他のふたりの頭の上にもハテナマーク。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。