2007年07月
名古屋でニューヨークのダンサーと再会
2007年07月01日(日) 8:50:12
名古屋二日目。
朝はゆっくり寝た。やっぱ空調が効いている分、ホテルはよく寝られる。家でもそろそろクーラーいれるかな。
11時に元祖あんかけスパの「ヨコイ住吉店」へ。発祥の店らしい。
昭和の喫茶店っぽい古い店内だが、オープンキッチンになっていて、キッチンにはコック服の男が思ったより沢山。注文するとスパと具を別々に炒めはじめる。ミラネーズとカントリーというメニューを合わせたミラカンが人気らしいが、今日はミラネーズを。カリカリの赤いウィンナーがたっぷり乗ったあんかけスパ。食べ始めは「うーむ…」だったが、食べ進むに従ってなかなか快感に変わる。こりゃ中毒性あるわ。名古屋は中毒性がある食べ物が多いなぁ。甘辛い「あん」は大和煮の汁をケチャップ方向に酸っぱ甘くしてタバスコ混ぜたような味(笑)。
タクシーに乗って移動。春岡通の「好来道場」へ。
余談になるが、名古屋のタクシーは最高だ。大阪勤務時代、仁丹をくれたり冷おしぼりくれたりする大阪のタクシーに感動したものだが(最近はそういうサービスも廃れたらしい)、名古屋のタクシーはその数段上を行く。いや、モノをくれるわけではないが、超丁寧なサービスが感動的。どのタクシーに乗ってもニコヤカに名前を名乗り、「では、メーターを入れさせていただきます!」と厳かにボタンを押す。降りるときも平身低頭。すごいわ。
それはともかく「好来道場」。
文春から出た本「名古屋いい店うみゃ〜店」をまとめたのが後輩で、そいつが「名古屋で一番、いや、日本で一番好きなラーメン屋です」と激推ししてくれたのだ。
で、どうだったかというと、とても気に入ってしまった。ラーメンはめったに褒めないボクであるが、ここは好みだった。鶏ガラとトンコツ(かな?)のスープを少し東京ラーメンっぽい方向に引っ張って、あっさりヘルシーにした感じ。野菜のうまみもたくさん感じられる。とろみも適度。スープが大量なので最後の方はテーブル上の調味料(高麗人参酢とラー油)を垂らして味を変えても良い。麺は太くストレート。スープに比べると麺が少し弱いかな。
食後はたらたらと散歩して、目に付いた「コメダ珈琲」に入り、珈琲と「白ノワール」を食べた。コメダは名古屋の大チェーン珈琲店で、ここの白ノワールというのは名古屋人の共通体験スウィーツらしい。名古屋名物のひとつである。
でかい、と聞いていたが、メニューの「小さな白ノワール、始めました」の文字にホッ。とはいえそこそこ大きい。丸いデニッシュ生地にソフトクリームがデンッと乗っている。そこにシロップかけて食べるのだが、うむ、意外とうまい。昭和なデザート。懐かしい。
名古屋の喫茶店は自宅の応接間代わり、とは聞いていたが、来る客来る客そんな感じで、なんか面白かったなぁ。
昨日みたいな無理なハシゴはやめて、プールへ。
お腹の消化具合と話し合いながら、ゆっくり休みながら2時間くらい泳ぐ。とても気持ちいい。今日は少しTI泳法で発見があったかも。手を伸ばして体幹を切り替える時のタイミングで新たな気持ちよさがあった。
部屋に帰って昼寝して、夜はENGIN(エンジン)と。
ENGIN、というのはニューヨークで知りあったヒップホップ・ダンサーで、もう10年以上のつきあい。NewYork City Breakersという有名なヒップホップダンス・チームで踊っていた唯一の東洋人。不法に長くアメリカ滞在していたので、自主強制送還(笑)で日本に帰ってきて2年。法律的にはあと8年はアメリカに行ってはいけないらしい。いまは名古屋の服屋でウェブマスターをしながらダンスをしているらしい。個人でこんなサイトもやっている。
行った店は「千亀」と「鯱乃屋」と「ピカイチ」。3軒ハシゴ。
あ、「鯱乃屋」と「ピカイチ」の間に「丸和屋」という店でデザートも立ち喰いしたか。
「千亀」は名古屋コーチンの焼鳥屋。うまかったな、ここ。肉にチカラがあって、焼き加減もとてもいい。刺身系も良かった。フランス産の仔鴨とかも焼いてくれる。最初はビールだったが、この味なら、とワインに切り替える。どれもおいしい。ENGINはフルーツトマトを焼いたのに感動していた。
「鯱乃屋」は名古屋風カレーうどんの元祖と言われる店。「若鯱屋」チェーンはこの店から始まったらしいが、いまは関係ないらしい。そのわりにはさびれた立地。本当にココかなぁ、と不安になりながら入った。でも一口食べて納得。うめぇ。太いうどんとカレーの馴染み方(絡み方)が尋常ではない。クリーミーで濃厚なカレーが箸で持ち上げたうどんから離れず、口元までしっかりついてくる。味もよい。素晴らしい。
「鯱乃屋」に満足して歩いていたら「丸和屋」というシャビーな甘味屋をENGINが見つけ、そこのオバチャンと目があってしまう。ニコニコ笑って寄ってきたオバチャンに捕らえられるENGIN。で、「あんまき」という独特な甘味を120円で買って立ち喰い。どらやきを丸めた感じ。うまいけど腹に溜まる(笑)
最後は「ピカイチ」。
名古屋では超有名な中日ドラゴンズ・コアな中華料理店。うわ〜マジで壁中ドラゴンズだらけだよ。もちろん阪神ファンとは明かさず、こっそり隅っこに座って周りを伺う。ちょうどドラゴンズが負けた直後だったので怖かったのだ(笑)。でも店の人は親切だし、周りのお客さんもアッケラカン。楽しい店だ。「ごぼうと細切り肉炒め」と「ピカイチ・ラーメン」を食べながら、ENGINといろいろ話して、別れる。また会おう。
それにしても、ENGINも相当見た目が怖いのだが(昔はモヒカンだったし)、彼に言わせるとボクもめっちゃ怖いらしい。あんまりそう言うので「千亀」のおねぇさんに「すいません、どっちが怖いですか?」と聞いたら、迷わずボクを指された。ううむ。赤いメガネでずいぶんマイルドになったはずなのだが(笑)
名古屋から帰宅 & 救急外来
2007年07月02日(月) 6:41:58
名古屋三日目。
朝は大須までタクシーで行って「コンパル」でエビフライサンド。「コンパル」っていうのは名古屋で有名な喫茶店でサンドウィッチが美味しいという。ここのエビフライサンドは名古屋名物を名乗るだけあってなかなかの美味。エビフライが三本も挟んであり、キャベツなんかもたっぷり。懐かしい味で好み。
自分で作るアイスコーヒーと共に堪能したあと、歩いて数分のところにある「スガキヤ」へ。
ここのラーメンは名古屋人の郷愁の味らしい(ソウル・フードという人もいるくらい)。ラーメン一杯なんと280円。独特のラーメンフォークで食べるそれは、クリーミーで不思議な味。まぁ話のタネに、という感じではあるが、名古屋を知るためには避けて通れない一品。
三軒目は、やはり歩いてすぐの「天むす千寿」の本店へ。元祖天むす。発祥の店らしい。
「10コお持ち帰りしたいけど、ひとつ別にもらって歩きながら出来たてを食べたい」というワガママなリクエストに「いま空いてるからいいですよー」と快く応えてくれた。おばちゃんたちがどんどん握っていくソレをひとつホイルに包んでくれた。歩きながら出来たてを食す。意外と天ぷらが小さくて上品。握りも柔い。
四軒目は名古屋駅の松坂屋7階にある「よしだきしめん」へ。
味噌煮込みを食べに山本屋系に行こうかとも思ったが、以前に何度も食べたことがあるので、今回はきしめん比較で〆ることにした。
なんつうか百貨店の食堂街なのだが、ここのきしめんは只者ではない感じ。ボクの中では「住よし」「川井屋」に鼻差で勝ったかも。シンプルでインパクトある「住よし」、豊かな凝り味「川井屋」に比べて程がいいシンプルさと奥の深さのバランスが良い。麺もだしも上々。うまし。
と、名古屋を堪能して新幹線へ。えーと、初日6軒、二日目6軒、三日目4軒で16軒か。なんでわざわざこういろいろ食べたくなるのか、自分でもこの情熱がよくわからない。持て余す。でも1軒食べ終わると次を知りたくなる性分なのだから仕方ない。
家に帰って一休みしてからプールへ。
前日に「掴んだ」気がした体幹のリズミカルな切り替えを実践するつもりだったのだが、あまりうまく行かず。一進一退。
プールからいい感じに疲れて帰って家族で和んでいるうちに、娘が「お腹がすごく痛い」と言い出した。
最初は熱もなかったが、夜になるに従って急に上がり、23時には39.8度に。これは困った。急な病変はちょっと怖い。夜間救急外来を受け付けてくれる病院を探し、タクシーを呼んで家族3人でGO。娘はフラフラ。
深夜の救急外来って久しぶり。様々な人が様々な事情で訪れている。
検査、点滴などをして、とりあえず入院。そっかー、意外と重いのかも。明日には検査結果が出て対処が決まる。変なことでなければよいが。
朝3時すぎ、夫婦でいったん帰宅。朝7時にはいろんな入院荷物を持ち込まないといけない。いまから行ってくる。長い一日になりそうだ。
数日入院〜 バレエ「ルジマトフのすべて 2007」
2007年07月03日(火) 6:21:54
娘のお見舞いメール、たくさんありがとうございます。お医者さんからもいろいろサジェスチョン・メール、心強いです。入院当初は虫垂炎の疑いが強かったのだけど、どうもその可能性は薄れ、いまは急性胃腸炎が一番疑わしい感じ。でも「ハッキリとはわからない」というのが現状で、引き続き絶食&安静で入院してます(子供のお腹の病気は判断が難しいらしい)。熱もまだ高いし、最低でも4,5日は入院みたい。そんなんで出られたらラッキーだけど。とにかくいまは医師の判断待ち。
とりあえず緊急手術はなくなったので、眠い目をこすりながら会社に行ってデスクの引越(そんな日に限って引越…)をし、仕事をどんどん前倒しでこなして、夜は半分以上諦めてかけていたバレエ「ルジマトフのすべて2007」公演を観に東京フォーラムCホールへ。
前から楽しみにしていた公演だったが、娘の具合次第では無理だと諦めていた(当たり前)。でも昨日今日でどうのということでもないようなので、行かせてもらった。
なぜ楽しみにしていたかというと、我らが岩田守弘さんの振付作品を、あのファルフ・ルジマトフが踊ると聞いていたから。そう、岩田さんは踊るだけでなく振付も始めたのである。「阿修羅」という和風のモダンダンス。岩田さんは今回来日できなかったのだが、岩田さんの作品ならちゃんと観ておきたい。
3部構成で、いろんな演目のハイライトを集めたガラ公演。ざっと書いてみると、
第1部
「ドンキホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
エレーナ・エフセーエワ
ミハイル・シヴァコフ
「シェヘラザード」よりアダージョ
ユリア・マハリナ
ファルフ・ルジマトフ
「マラキ」
イーゴリ・コルプ
「白鳥の湖」より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
ヴィクトリア・クテポワ
アルチョム・プハチョフ
「牧神の午後」
ユリア・マハリナ
ファルフ・ルジマトフ
第2部
「道」
ユリア・マハリナ
「海賊」よりパ・ド・ドゥ
イリーナ・ペレン
イーゴリ・コルプ
「阿修羅」
ファルフ・ルジマトフ
第3部
「ブレリア」
ロサリオ・カストロ・ロメロ
リカルド・カストロ・ロメロ
ホセ・カストロ・ロメロ
「ボレロ」
ファルフ・ルジマトフ
ロサリオ・カストロ・ロメロ
リカルド・カストロ・ロメロ他
この中の「阿修羅」が岩田さん振付の新作。
ステージが赤くなって「動」の部分が強くなる以前を、もうちょっと「静」で押した方が良かったかなぁとは思いつつ、とてもよく考えられた作品で良かった。想いが伝わってきた。ルジマトフも相当チカラが入った踊り。彼は東洋風の動きがあまり似合わないところがあって(足が長すぎるのかも)、そこがちょっと難。でも観られて満足。岩田さんの振付をもっともっと観てみたい。
他には、ドンキを踊ったエレーナ・エフセーエワが(多少無表情なサイボーグ状態だったけど)安定度抜群。サンクトペテルブルグで観て以来親近感を持っているイリーナ・ペレンは、4年前に観たときは「ペレンちゃん♪」って感じだったのに、いまは「ペレン奥様!」って感じになっていた。イーゴリ・コルプもなかなか良い。
あと、第3部のフラメンコ風味「ボレロ」は圧巻だった。ルジマトフって必要以上にクールでいまひとつ好きになれないんだけど、これは良かった。でもギエム様みたいに泣けはしなかったけど…。リカルド・カストロ・ロメロの振付はGOOD。
終演後、すばやく電車に飛び乗り、面会終了ギリギリに病院に滑り込む(21時50分)。
娘は元気そうだった。iPodでスキマスイッチを聴いていた。ボクの顔を見てニッコリ。大部屋なので周りの人に気を遣って超小声でコソコソとくだらない雑談。30分くらいコソコソして(時間オーバーやん)、「あしたまた朝7時にくるよ」と約束して、帰る。痛いだろうし寂しいだろうし退屈だろう。でも誰でも通る道ではある。ファイト。
オペラ「パレルモ・マッシモ劇場」日本公演
2007年07月04日(水) 8:30:53
んー、なんか申し訳ないくらいたくさんのお見舞いメール、ありがとうございます。
他人のガキにどうしてこんな…と思っていたら、「他人の子とは思えない」と書いてくださる方が意外といらしてビックリ。どうも10年前の響子2歳の時の「さぬきうどんツアー」の頃から最近のさなメモまでずっと読んでくださってる方にとってはそうみたい(笑)。2歳から中1ですもんね…。椎名誠さんちの岳くんのその後が気になるようなものでしょうか。いずれにしてもありがとうございます。幸せものです。
おかげさまで響子は昨日からお粥を食べられるようになりました。でもまだホンの一口二口程度。少しずつ回復するといいなぁという感じ。早朝面会したときは元気そうだったけど、でも相変わらず病名はハッキリしない。一部で胃腸炎や大腸炎が流行っているらしいので、それかも。というか、その程度だといいけど。
さて、昨晩も観劇。
連日の観劇かよ、病気の娘に冷たい父親だなぁ、とか思われそうだけど、バレエとかオペラのチケットはお高いので、なかなか捨てる気になれないっす。手術も容体急変もないので、ちょっと後ろ髪引かれつつ。
観たのは「パレルモ・マッシモ劇場」の日本公演最終日。渋谷オーチャード・ホール。
イタリアはシチリア島にある名門オペラの初来日で、昨日の演目は「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」。ヴェリズモ(真実主義)・オペラの傑作と言われる一幕物2本。ヴェリズモというだけあって、実際にあった事件を元にしている。「カヴァレリア・ルスティカーナ」に至っては、登場人物が実際に住んでいた家や決闘した畑なども残っているという。
ついでに言うと、この「カヴァレリア・ルスティカーナ」は映画「ゴッドファーザーPart lll」でドン・マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の娘メアリー(ソフィア・コッポラ)が糾弾に倒れるシーンで印象的に流れたもの(そう言われるとそうかも)。このマッシモ劇場の正面階段が舞台だったらしい。
とかいう蘊蓄はほとんどあとから知ったもの。
字幕も出るとのことだったので、あまり先入観を入れずに心を開いて観に行った。
で、予想を遙かに超えて良かったのでした。ちょっとビックリするくらい。舞台に駆け寄って握手したくなるくらい。
わりと疲労困憊してオーチャード・ホールに辿り着いたのだけど、疲れ果てて乾いていた心にざぶざぶと水が溜まっていく感じ。すっげー。やっぱり無理してでも一流には触れ続けるべきだなぁ。
まず、オケの演奏が実によい。序曲ですでに感動させられる。そして美しい舞台セットと照明、演出。遠くから響き渡るコーラス(歌の遠近の使い方が上手だった)。陶酔するような名曲の数々。主役たちの歌のド迫力。迫真の演技。群衆の一体感。どれをとっても素晴らしい。
最終日ということもあってか、カーテン・コールではオケ・メンバーも含めて全員が舞台に上がり(総勢数百人)、全員で「グラッチェ!」「ありがとう!」と声を合わせてくれたのだけど、この親しみやすさが南イタリアの真骨頂だなぁと思わせる。そう、二本とも悲劇だったのだが、どこか底流に諦観に似た明るさが漂っていたのは南イタリア・シチリア島のオペラ劇場だからこそ、なのだろう。
一応キャストを。
パレルモ・マッシモ劇場(TEATRO MASSIMO di Palermo)
指揮:マウリツィオ・アレーナ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
装置・衣装:マウリツィオ・バロ
パレルモ・マッシモ劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
サントゥッツァ:マリアーナ・ペンチェーヴァ
トゥリッドゥ:フラチェスコ・アニーレ
アルフィオ:アルベルト・マストロマリーノ
ルチア:マリア・ホセ・トゥルッル
歌劇「道化師」
ネッダ:スザンナ・ブランキーニ
カニオ:ピエロ・ジュリアッチ
トニオ:アルベルト・マストロマリーノ
シルヴィオ:ファビオ・プレヴィアーティ
「道化師」のカニオ役ピエロ・ジュリアッチと、ネッダ役スザンナ・ブランキーニのふたりが特に圧巻。カニオのアリア「衣装を付けろ」から劇中劇のふたりのやりとりまでの一連は凄まじかった。スザンナ・ブランキーニもスリムで可憐なのに劇場を震わすようなソプラノで良かったなぁ。
なんか、いわゆる大作オペラもいいけど、こういう小品の良さに目覚めてしまったかも。特にヴェリズモ・オペラって、どこかでリアリティがあって良い。「道化師」なんてそのリアルな話に劇中劇まで絡めてとても完成度の高い作品になっている。またヴェリズモ系が来たら観てみたい。
「つながって」見える
2007年07月05日(木) 7:08:53
月曜、火曜と観劇して、今はそれを反芻している状態。
本当は昨晩は東京芸術劇場でインバルがマーラーを振ったんだけど(しかも「巨人」!)、それは行けなかった。行きたかったなぁ、インバルのマーラー(4番だったらいろんなことキャンセルしてでも行く)。月曜バレエで火曜オペラ、水曜クラシック、ってちょっと芸術週間みたいで良かったんだけど(金曜はミュージカル行くけど)。
ま、それはそれとして、5月末にミュージカル10本固め見したせいもあるかもしれないが、バレエとオペラの見方がずいぶん変わっていて我ながらビックリした。なんか「つながって」見える。いままでは「バレエはバレエ」「オペラはオペラ」って感じで見てた。そういうものとして。でも、ミュージカルも含めて「つながって」見える。「同じ地平に」見える。少なくとも今現在は。
この状態でクラシック・コンサート行ったらこれまた「つながって」見えるかも。違った楽しみを感じられるかも。ワクワクするな。来週辺り、なにかいい演目探して行ってみたい。
最近とても金欠で(ポルトガルとNYの後なので)、なるべく観劇などを自粛しようとしてはいるのだが、逆に「いまこそ観るべきタイミング」なのかもしれない。心に水が流入してくる感じが明らかに違う。鉄は熱いうちに打たないと。
あ、そういえば、なんかワインにもそんな感じを一瞬持った。
昨晩「HV Carneros 2003」というナパのシャルドネを飲んだのだが、これが素晴らしかった。思い過ごしかもしれないけど、なんかこれも「つながって」感じられた。面白いな。
親の本能
2007年07月06日(金) 7:43:18
病室にマックを持ち込んで企画書を書くという技(?)を覚えたので、面会時間が増えそうだ。メールが使えないのが難だけど、集中は出来る。
大部屋が空いてきてほとんど貸し切りになったので、娘はテレビなども見放題。看護師さんも頻繁に相手してくれるし、漫画などもいっぱい差し入れているし、快適なはずなのだがやはり退屈さはぬぐえない模様。学校を休んでいるのも気になるようだ。まぁな。入学したばかりで友達とか勉強の問題もある。でも仕方ない。健康の有り難さを知る過程。
採取した菌の培養に一週間近くかかるということで、まだ病名はっきりせず。熱は下がったがお腹の痛みはまだ続いている模様。ベッドで力なく横たわっている姿を見ると切なくなる。いや、切ないのとちょっと違う感情だな。カラダのどこかで、なんか「親の本能」みたいなものがうずいている。そんな感じ。親ってそういう動物なんだな、と、あらためて。
退院しました
2007年07月07日(土) 19:00:25
ご心配をおかけしましたが、娘の響子が今日退院しました。
お見舞いメールをくださった方、どうもありがとうございました。メールのお返事、一週間以上滞ってますが、今日明日で書きます。
昨晩森崎博之くんと午前1時まで飲んでしまい、疲労困憊していたこともあってわりと酔ってボロボロになりながら帰ってきて朝9時すぎくらいまでガーガー寝ていたら、「今から退院することになったから着替えを持ってきて」と病院に行っている妻から電話で起こされ、這いずるように起きてフラフラと病院へ。つらひ〜、横になりたひ〜、病院に並んだベッドがワタシを呼ぶ〜、とか悶絶しながら会計を済まし、1週間ぶりに外に出て喜ぶ響子とヨチヨチゆっくり帰ってきました。体力失ってジーンズのサイズひとつ分痩せ細った娘の方が先を歩くくらいヨチヨチ。情けなし。
日曜の深夜に緊急入院したので、6日間入院したのかな。もうすぐ建て替えになるボロくて古くて暗くて汚い病院だけど、1週間毎日通うとそれなりに愛着も湧き、娘も退院を喜びながらも少し名残惜しい様子。
15年ほど前に、黒田征太郎さんの「ホスピタル・アート」運動に参加したことがあり、その時、いろんな人と病院について話し合い、「生命を癒す場所である病院はもっとキレイで楽しくあるべき」と実感したものだが、今回はこの「ボロくて古くて暗くて汚い病院」に何故か妙な「生命を癒すチカラ」を感じた。いや、この病院の技術力がスゴイっていう意味ではなくて、なんだろう、これ、なんつうか、新しくて小綺麗だけどどこかよそよそしい病院が増えてきた中、いろんな人の生命に対する想いが長い年月降り積もってきたような、混沌とした妙なチカラを感じる古い病院だったのだ。これはこれで生命は癒されるなぁ。病院ってキレイであればいい、というものでもないのかも。とか。
病名的には、結局、急性胃腸炎という診断でした。今後も少し痛むようであればセカンドオピニオンも取ろうと思っています(サジェスチョンをくださった方々、ありがとうございました)。まだしばらく通院するので、どうなるかわからないけど。
それにしても、親って子供の病気に関して驚くほど心が無防備だ。それを実感させられた一週間。病気のお子さんを持っているすべてのご両親に共感と連帯のハグを。
そういえば今度後輩のお子さんが脳外科系の手術を受けるという。もちろん娘の病気とレベルが違うが、でも、後輩の不安と切なさはリアルに想像できる。マジで膝ついて祈りたくなる気分。
そんなこと思っていたら、カウンターが1995年になってました。娘の生まれた年だ。いろいろ思い出すな。カウンター・ゲットまであと12年ですよ、みなさん!(何やらわからん、という方はこちらを参照してください)
劇団四季「ウィキッド」観劇
2007年07月08日(日) 19:33:24
金曜の夜の話になるが、NYでミュージカル三昧をした森崎くんと「ウィキッド」を観た。
まだ初演から数週間。ようやくこなれてきたところであろうか。今回は浅利慶太氏の演出ではなく、ブロードウェイの「Wicked」スタッフによる作・演出。そういう意味で日本語完全移植版である。
イヤミな意味ではなくて、ブロードウェイで10本観てきたばかりのボクはどうしても目が肥えてしまっている。しかも「Wicked」も本場で観てきたばかり(そのときの感想はこちらに)。あちらとこちらを比べる気もないし、舞台芸術は「その時」のものなので比較するのはナンセンスだが、とはいえ不安は不安。あら探し的にならないようによく自分に言い聞かせて開演を待った。
冒頭から日本語への違和感に悩まされた。
これは「ウィキッド」の問題ではなくて、劇団四季の問題かな。そろそろその直訳調はやめたらどうだろう。特に語尾。日本人はそんな語尾で話さない。歌の部分じゃなくて会話の部分ね。というか、すべてが友近となだぎ武の「ディラン&キャサリン」に聞こえてしまう。ああいう訳し方は時代遅れだ(だからパロディにされて笑われるのだ)。訳がもっと現代的だったら数倍素晴らしくなっていたと思う。
それと、母音発声法(?)。
一語一語完璧に発音する。確かにすべてのセリフや歌詞が完璧に聴き取れた。でも、そこまでハッキリ聴き取れなくても、現代人は理解するし、コンテクストで想像できる。大きく口を開けて「ま・あ、あ・な・た、い・っ・た・い、ど・う・な・さ・っ・た・の?」みたいな発声がすべてに及ぶので聞いていて辛いし間延びする。なんか昭和時代にチェーホフを観ているような感じだった。マイクの性能もいいんだし、もっと普通に会話してほしかった。
と、最初から苦言になったが、このふたつが辛かった以外はとても良い舞台であった。
エルファバ役の濱田めぐみさん、サイコー。この人だけは会話も自然な発声で違和感なかったなぁ。期待した第一幕ラストの「Defying Gravity」はそうでもなかったが、第二幕の「No Good Deed」は圧巻。声量と迫力。素晴らしい。
グリンダ役の沼尾みゆきさんも熱演。特に第二幕の演技は良かった。彼女については昨日(土曜)の夜にNHK教育で特集していて、舞台裏や練習風景なども見られた。なるほどやっぱり母音で発声練習しているわ。これはどうかと思うなぁ…。日本の伝統的な発声法かもしれないけど。
観客はさすがにブロードウェイのような賑やかさはなく、大人しく観ていたし、拍手どころでも拍手しなかったりと、ちょっと寂しい感じ。でも逆にカーテンコールは凄まじく、10回くらい呼び出していた。ブロードウェイではカーテンコールって滅多になかったので逆に新鮮。役者はうれしいだろう。
終演後、森崎くんと「リストランティーノ・バルカ」で軽く。
軽く、と思ったのに、ビール、白ワイン、赤ワインとボトルが空き、あっという間に午前1時。帰ってからは昨日のさなメモに書いたとおりな展開。でも楽しかった。
花火大会のお知らせ
2007年07月09日(月) 6:52:17
日時:7月14日(土)夜19時半くらいから。
場所:東京都品川区東品川海浜公園(天王洲アイル)
ボクの所属する「のれそれ花火企画」による、毎年恒例になっている花火大会で、花火師免許を持っているボクも数発上げます。
見学はもちろん自由。基本的にある小学校のPTA主催なので子供たち用の演出(カウントダウンしては一発上げる、という間延び系)だけど、この花火大会は打ち上げる場所のすぐ近くで見学できるので、頭の真上ですごくでかく感じられるのが魅力。
で、今年はなんと「4号玉」も打ち上げます。
いままでの最大だった3号玉より体感的に倍くらい大きな花火だと思われます。というか、都内の小さな花火大会ではありえない大きさの玉。この花火大会は打ち上げる場所のすぐ近くで見学できるので、超でかく感じると思う。というか、間近で火を入れるのが怖くなるくらいな迫力だと思われ(いまからびびってる)。
もちろん、所轄消防、警察、公園管理事務局、都生活安全課、海上保安庁などの許可を得たちゃんとした花火大会です。去年は観客1500人くらい集まり、運営側も消防士や消防団入れて100人体制(花火師はたったの10人ほど)。ちなみに雨や強風の場合は中止もありえます。ビミョーな場合の問い合わせ先はありませんのであしからず(天気予報では微妙そう。雨が降ると事前設置のナイアガラが濡れてしまう…)。
場所はこのあたり(住所で言ったら品川区東品川3-8)。そこから右に入っていった公園の運河沿いが観客スペース。打ち上げ場所は小さい橋(アイル橋)を渡ったあたりです。打ち上げが始まったら打ち上げ場所には立ち入り禁止ですが、大会が始まる前や終了後など、来ていただければボクもいると思います(その時に寄りますが)。
お近くの方は是非お越しください。
CHATEAU HAUT BRION 1978
2007年07月10日(火) 9:18:18
もともと五大シャトーの中でもオー・ブリオンは特に好きなのだが、昨晩飲んだ1978年のそれは別格だった。
満開。朗々とした明るさを感じさせる開き方。完璧な状態だった。同行者(男)と目を合わせて大笑いするくらいうまいワインも久しぶり。
土っぽい湿りや長い年月閉じこもった暗さも奥の方にあるんだけど、「オレ、いま、ハイテンションだからっ!」みたいな底抜けの明るさの陰影としてバランスよく作用している。オー・ブリオンってこんなに明るいヒトだったっけ、みたいな。いろんな苦労を経た上で安定して明るくなっているヒトっているけど、そんな人格者の趣き。ひと口で飲み手の気分を明るくさせる赤ワイン。キミはすごいよ。「ちょうど今、完璧に飲み頃です」と勧めてくれたソムリエも素晴らしい。
最初は疲れた中年同士の会話だったのに、ワインのハイテンションにつられて会話も異様に盛り上がり、ふと気がつくと店に誰もいない。男ふたりで深夜1時まで5時間近くも話し続けてしまった。個室だったこともあったけど、それにしても周りの静けさに気がつけよ、という感じ。
行ったのは白金の「カンテサンス」。
「こういう食感、初めてでしょ」「こんな組み合わせ、経験したことないでしょ」「この焼き具合、すごいでしょ」みたいにヒトを驚かせて喜ぶのが好きなシェフなんだろうな。シェフのほくそ笑みを想像しながらニコニコ食べる。火の入れ具合が繊細で面白し。
ヒジ
2007年07月11日(水) 7:14:36
ここ1週間、右肘の調子がおかしく、曲げ伸ばしに苦労している。
右手の指もうまく力が入らず、重いものを持ち上げられない。重いものどころか、珈琲カップですら持ち上げるのに苦労する。飲むときに「アイタタッ」となる。ヤな感じ。
原因はふたつ考えられる。
ひとつは nintendo DS。仰向けに寝っ転がってやることが多いのだが、長時間肘を曲げたままというのが良くないのではないか。んでもって、右手はボタンを押しまくる。左手ではなく右手が痛いというのはこのボタンのせいではないか。とか思ってしばらくDSを控えているのだが、いっこうに良くならない。
あ、そういえば、Wiiのドラクエが明日発売だ。
このクソ忙しいのに迷惑な話だ(笑) つか、剣を振ってモンスターを倒していくWiiのドラクエをこの肘で出来るかどうかが微妙。
原因として疑わしいもうひとつはアイン・ランド著「肩をすくめるアトラス」。
二段組み1263ページの分厚い本を同じく仰向けに寝っ転がって読んでいると、右手も左手も肘は長時間曲げっぱなしで重い本を支えることになる。右手はページめくりもする。ふと気がつくと右手一本で本を支えて読んでいることも多い。これも匂うなぁ。
あ、そういえば、その「肩をすくめるアトラス」はようやく読了。
早く感想書かなくちゃ。5月の中旬くらいからだから、なんと2ヶ月弱かかったことになる。一冊にここまでかけたのは初めてかも。ちょっと演説とか多くて「水源」よりだいぶきつかった…。
検索がなかった時代
2007年07月12日(木) 7:00:57
昨日カウンターが2000万を越えたみたいです。ジャストを踏んでご報告いただいたのは中西さん。ちなみに19950820という番号を踏んでくださった方もいらして(19950820は右上のカウンター下に書いてあるように、このサイトの開設日)、その方は南部さん。どちらもありがとうございました。
ボクがサイトを始めた1995年8月ってどんな時代かというと、Internet Explorer1.0が発表された月で、まだMosaicとかNetscapeが標準ブラウザだったころ。
前月にAmazon.comがアメリカで産声を上げ、同月にはcnn.comとasahi.comがサービス開始。NTTのテレホーダイっつう当時のネットサーファー(死語)には天国みたいなサービスもその月に開始。1995年冬にはWindows95日本語版が発売。Yahoo! Japanが翌年の4月にようやくサービス開始した、みたいなジュラ紀っすよ。
大雑把にわかりやすく言うと「検索がなかった時代」。
まともな検索がなくて、何が便利でネットやってたんだろう、とか、いまなら思うかもしんない。とにかくお目当ての情報に辿り着くためにはクリックによる手作業か個人が作ったリンク集を利用するしかなく、サイトを数多く渡り歩いてものすごく努力をした。今みたいにお手軽に情報が得られなかったから、情報に辿り着いた感激は大変なもので、お目当ての情報をサイト上に出してくれた相手には必ず感謝のメールを書いた。それが海外のサイトであっても。そんな時代。
だから個人サイト(当時の呼び方はホームページ)をやっているヒト同士は横でつながっていてちょっと仲間意識みたいなものがあった。サイトをやってなくても、サイトを見てメールをくれる時点でそれは数少ない友達になった。だから、ボクのサイトに来てくれたヒトがつながって「ジバラン」みたいな組織もすんなり出来たりしたわけで(ジバラン結成は1996年7月。現在は閉鎖)。
当時はもちろん手打ちで超原始的なhtmlを書いていて、画像を使うと(読み込みが)重くなるので最低限しか使わないのがマナー。tableタグですら「重くなるから避けた方が無難」とか言われた時代。いまでもそんなクセが抜けなくて、画像を使う時に罪悪感が出る(笑)
このサイトも開設当初は1日1人のアクセス。つまりボクしか見にこない状況。
最初の数週間はそんな状態。でも「J.O.Y.」という当時日本最大の個人サイトリンク集に登録した途端に1日10人とか20人とか増え始めた。日本最大と言っても、そのころはまだ100くらいしか登録がなかった気がする(いま調べたら「J.O.Y.」ってまだやってる! 頭が下がります。リンク集のメンテの大変さは身に染みてるので。←ボクも当時としてはたぶん日本最大の食リンク集をサイト上に持っていたけど3年ほどで挫折閉鎖)。
で、日記リンクスというか、のちの日記猿人でいろんなヒトの日記(いまならブログ)を読みはじめ、自分でも参加するようになったのだが、その日記猿人(2000年に日記才人と改名)も今週末で閉鎖だと言う。感慨深いな。日記猿人については、また後日。
分秒単位
2007年07月13日(金) 8:48:49
仕事が分秒単位で行動しないと間に合わない感じになってきて、さすがにあたふた。久しぶりに仕事量の見積もりを誤ったなぁ。
昨日は10年ぶりくらいにレストランに30分遅刻した(それでも行くか!)。同行者にはすまんことをした。レストランだけは遅れないように生きてきたのに! いずれにしても相当切羽詰まっているご様子。ちょっと昨晩はレストランに行っている場合ではなかったかもなぁ。でも楽しかったので良し。
とかなんとか言っているうちに、2007年も近寄ってきた(カウンターの話)。
こんなルールです。どうぞ、ゲットしてください。経験的に言って最後の方はあっという間にカウンターが回るんだけど、一方で土日や祝日はアクセスが減るので、何日がXデイになりそうか予想が難しいですね。いずれにしてもこの週末あたりが臭い。くさ。
台風4号北上中
2007年07月14日(土) 4:12:23
ええと、本日はボクたち「のれそれ花火企画」による打ち上げ花火大会当日ではありますが、非常に強い台風4号の北上で梅雨前線が活発化しているようで、大雨・強風も予想されます。
今日土曜日午前3時発表の天気予報によると「現在、関東甲信地方は、曇りで、雨の降っている所があります。今夜も、梅雨前線は本州の南岸に停滞する見込みです。このため、関東甲信地方は、曇りで、関東地方北部や伊豆諸島を中心に雨が降るでしょう」となっていて、ぎりぎり曇りで持つ可能性はあるかな、と。今現在(朝4時すぎ)、普通に曇り・無風だし。でも雨が降らなくても、風が強いと打ち上げは不可能なので、いずれにしてもわりと中止の可能性もありますね。晴れ男も台風には勝てん(笑)
で、花火大会が中止かどうかは、この「さなメモ」でわかり次第ご報告します。
最終決断は夕方16時頃かな。そのときボクは現場にいると思うので、携帯から書き込みます。もちろんそれ以前にわかったらわかった時点で書き込みます(去年、夕方に雨が降ったけど決行決断して、打ち上げ時には雨も上がって成功したので、意外とぎりぎりまで判断保留するかも)。今晩ご予定してくださったみなさん、ぎりぎりまで不確定で、申し訳ありません。
花火大会中止です
2007年07月14日(土) 15:15:26
残念ですが、雨により中止です。楽しみにしてくださっていた方々、すいませんでした。
でも、花火は買っちゃってあるので、大会はまたやります。もしかしたらクリスマス花火大会になるかも。それはそれで楽しそう。
素面で新盆
2007年07月15日(日) 7:23:27
昨日は亡くなった祖母の新盆。
近親のみでこぢんまりと昼ご飯を食べた。みんなはビールを飲んでいたが、ボクは花火師として打ち上げ前の飲酒は厳禁なので飲まず。自分だけ素面で酒席に参加するっていままでの人生でほとんど経験がない。もっと醒めた目線で酔っぱらいを見ちゃうかと思ったらそうでもなく、意外と楽しかった。「酒は飲めないけど酒席は好き」というヒトがたまにいるけど、なるほどこんな感じか。今後、カラダがきついときとか、素面で酒席に参加しよう。自信がついた(笑)
と、酒厳禁で待機した花火大会だったけど、昨日書いたように「中止」。がっくり。
ボクたち花火師は当日に打ち上げ台やナイアガラを設置したりするくらいしか準備がないからいいけど、主催の方々はここ数ヶ月、書類の山を抱えて、消防、警察、公園管理事務局、都生活安全課、海上保安庁と回り続けていらっしゃったみたいなので、本当にがっくり来ているだろうなぁ…。台風のせいとはいえ、申し訳ない。
少し腑抜けた気分になりつつ、家に帰って北方謙三の「水滸伝」をベッドで読みはじめ(面白い!)、夜は祖母を想いつつ晩酌。
21時に日テレでドラマ「受験の神様」。
森崎くんの全国ネット連ドラ初出演を家族で目撃。ジャニーズJr.の子供を持つメガネをかけた賢そうな内科医役。スゴイ(笑) 彼は巨顔なので授業参観の場面でも集合写真の場面でも目立ってる(笑)。セリフもまぁまぁあった。見てる方が緊張した。
ドラマ自体は初回は微妙な出来。随所にリアルなパロディを散りばめていてサービス精神旺盛だが、中学受験を経験したばかりの親の目からはなかなか厳しい。「女王の教室」のスタッフらしいので今後もっと面白くなることを期待。教育問題ものとしては前クールの「わたしたちの教科書」が秀逸だっただけに、負けないでほしいな、と。つか、友人が連ドラに出る気分って、なんか面白いな。
今日の夕方あたり、台風4号が関東を直撃するみたい。まぁいいや。どっちにしても家にこもって仕事の予定。150ページの企画書を仕上げないといけないし。
企画書 & 大ショック
2007年07月16日(月) 7:42:19
昨日は早朝から仕事の企画書をひとりしこしこ。
ある商品の、半年以上に渡るキャンペーン企画構成を、メディア・ニュートラルですべて矛盾なく一企画書に入れようとしているのだが、普通に書いていくとなかなか複雑に見えてしまいプレゼンとしてよろしくない。プレゼンの相手が苦痛にならないようにシンプルにシンプルに直していくだけですぐ数時間。ページ数は現時点で150ページ超だが、もっとシンプルにして130ページくらいまで減らしたい。とはいえ、いまから制作物のカンプを入れ込んでいくので、どうなることか。間に合うのか?
と、疲れに目を腫らしながら作業していたが、ふと気づくと外が静かだ。
東京は台風の影響はほとんど受けなかった模様。「でかいの来るぞー!」と煽るだけ煽られて実際は静か、っていうパターン、東京は多いからなぁ。ま、来ないに越したことないのだが。
夕方まで様子を見て、外出できそうな天候とわかった時点で、娘がショッピング・モールに行きたいと言い出す。頭は企画書のことでいっぱいだったが、気分転換にいいかも、と、家族で出かける。写真部用のデジカメを買ってあげると約束していたし。
でも、家を出た途端、疲れでフラフラなのを自覚。根詰めすぎた…。
電車に乗ってなんとかモールにたどり着き、まずは家電量販店。「接写ができ(1〜3cm)、28mm広角があって、光学ズームが5倍以上で、撮り味が良いもの。画素数は3〜500万あれば充分」という条件でデジカメを探すが、選びようもなく1機種に。リコーのCaplio R6。まぁネットで調べてもこれかと思ったけどやっぱりこれか。
店員に聞くと、他社の候補もいくつか上げつつ「リコーは色がナチュラル。薄いと言う人がいるくらい。C社は色が派手目。メリハリあり。O社は明るい」などと。メリハリはパソコンですぐつけられたりするので、結局リコーに。ボディ色も赤があったし。ちょっと高いけど、まぁ酷使してくれ。銀塩コンパクトカメラはボクのMINOLTA TC-1(名機!)を譲るつもり。一眼レフはCanonがある。
モール内の店で娘の服を少し見て早々に退散。
ボクがあまりに疲れた感じなのでみんなに気を遣わせてしまった。よくないな。でも家に帰ってデジカメ動かしてみたら、フラッシュが光らない。ぐあ!不良品 !? どういじっても光らない。こりゃダメだ。明日取り替えにまたあそこまで行かないと…。がっくし!
しかも!
さっき何気なくアマゾンとか価格コムとかで調べたら、その量販店より15000円〜20000円くらい安く売っている店が大半。マジ? いつも使う量販なので「まぁそんなに価格も違わないだろう」と信用したボクがバカだった。20000円って…半額くらいじゃん! 信じられない。調べずに買ったボクもバカだけど、ここまで価格が違うと思わないよなぁ…。ショック! というかバカ。バカバカバカ!
ショックから立ち直れず、死んだ魚の目になりながらまた企画書。深夜まで。
あっちを直すとこっちに矛盾が出てきてこっちを書き直す。でもそうするとそっちが不要に思われて、削除するとあとでその必要性がわかりまた書き足す。そんなことの繰り返し。「明日も1日かかっちゃうなぁ」と溜息つきながら就寝。
20070716
2007年07月17日(火) 6:06:40
高く買いすぎてショックを受けていたリコーのCaplio R6だが、フラッシュがつかないという理由で量販店に交換に行ったときに返品を申し出てみたらあっさりオッケー。おっとラッキー。その後帰ってからネット上で買ったのだが、なんと2万円弱儲かったことになる(45500円で購入したんだけど、ネットでは25000円〜30000円で出ている)。
ということで、昨日の日曜はおととい行ったモールへ娘とふたりで行って、まずは返品。
返品後ふたりでメダルゲームで盛り上がる(235枚を預けてあったのだが、残り20数枚まで負けて、その後盛り返して276枚預けて終了)。んでもってスタバでアズキ・フラペチーノ飲んだり(甘過ぎ)、娘のサンダル選んだり(いいのがやっと見つかった)、と、午前中は(また新潟で大地震があったことも知らずに)遊んできた。睡眠が足りていたので昨日は元気だった。
で、昼に家に帰ってネットでCaplio R6を注文し、ついでにSDカードも2Gを注文し(これも量販よりずっと安い。いま2480円くらいで2Gが買えるのね)、わーい2万円近く儲けた〜と脳天気に喜んでいるうちに、どうもサイトでは「キリ番争奪戦」が繰り広げられていたらしく、16時半前後に「カウンターで『その日』を踏め!」、つまり20070716を踏んだ方がいらっしゃったようです。
ご報告いただいたのは、鳥井信輔さん。
メールをよくくださる方でした。おめでとうございます! 賞品はお悩み中。どうぞごゆっくり。「明日を踏んでしまった〜!」と、20070717をご報告いただいた方もいらっしゃいました。惜しい!
で、ボクはと言えば企画書企画書企画書。終わらない…。参ったな。
うめめ
2007年07月18日(水) 5:48:27
娘さん、写真部なのに普通のデジカメでいいんですか? とご質問いただいたけど、いいんです。というか、Caplio R6は「普通」ではないし。多機能高級コンパクト・デジカメ。超接写1cm・広角28mm・光学ズーム7倍と、今ここまでボクの欲求を満たしているデジカメは他にない。CASIOのEX-P600とメイン・デジカメの座を争う予定(娘に買ったのに自分も使う気でいるらしい)。
いや、たぶん「写真部なら、デジカメではなくて、もっと凝った銀塩カメラの方がいいのでは?」という趣旨の質問だと思うけれど、それもいいんです。というのも、アラーキーに始まり、HIROMIXと来て、なんつうか、安いコンパクト・カメラでも「いい写真が撮れる」のがよくわかったから。つまりデジカメでもなんでもいい。要は撮る人の視点なんだな、って。
そして、最近「うめめ」という秀逸な写真集に出会い、その思いを強くした。
2006年度木村伊兵衛写真賞を受賞した梅佳代という人が出したファースト写真集。
この写真集がイイ。とてもイイ。本屋でちょっと立ち読みして即買い。どの写真にも右下に日付が焼き付けてあるので、たぶんコンパクト・カメラで撮ったのだと思うけど、写真は結局技術じゃなくて視点だなぁ、ってあからさまに教えてくれる。まぁ、「うめめ」=梅目、という題名からして視点の話なのだけど。でもそれにしても一見素人写真との境がわからないところがすごい。
もちろんさりげない撮り方でもそこに技術の裏付けがあるのだろうけど、でも、よく、玄人はだしのオジサンとかが撮る凝った花の写真とかあるじゃん? そういうのにあまり魅力を感じないように、技術が勝った写真って心に響いてこない気がするな。やっぱそこになにか「その人が発見した世界の新しい見方」がないと。
ま、芸術はどれもそうだし、商品や広告やサービス、そして普通の会話ですら、それがないと魅力的ではないのだけど。
会話の延長でいえば、例えばお笑いが面白いのは芸人が世界の新しい見方を提供してくれるからだし。我々は思っても見なかったモノの見方に笑うわけで。そういう意味では長年テレビのトップで活躍している一部の芸人・タレント・司会者などは、常に新しい見方を提供しつづけてくれているからスゴイのだと思う。尊敬に値する。でもそれを提供しなくなった途端に飽きられてしまうだろうから、厳しい世界だなぁ。って、話が大幅にズレちゃったけど。
ナツヤスミ?
2007年07月19日(木) 6:08:40
相変わらず早起きなのだが、昨日も朝5時前に起きて仕事していて、ふと気がついたら6時半。あれ? 食卓に誰もいないなぁ、静かだなぁとボンヤリ思っていて「ハッ!」。奥さん寝坊! 娘遅刻寸前! まずい!
と、昨日は実に慌ただしい朝だったので、今朝は忘れないように慎重だった。
朝4時半に目が覚めたので起きてメールやら仕事やらしていて、5時半くらいから「あと20分で起こすぞ」「あと15分で起こさないと」「あと10分だ」「下手に長いメールとか書き始めると起こすの忘れるから気をつけよう」とか、わりと緊張していたのである。
で、5時50分。
ちょっと自慢げに、そして役に立つ父親っぽく、「あと10分で6時! もう起きなきゃ!」と意気揚々起こしに行ったら……「んー、今日、学校ない。今日から夏休み」と超迷惑そうに寝返りうちながらつぶやかれた(泣)
ナツヤスミ? あまりに意外な言葉に呆然と立ちつくす。一瞬言葉の意味すらわからず。つか、もうそんな季節だったっけ?
グスターボ・ドゥダメル
2007年07月20日(金) 6:53:04
誰かのブログ(失念)で紹介されていて以来、なんとなく追っているグスターボ・ドゥダメル。
ベネズエラ人の指揮者なのだが、この人がすごい。いくつか彼が指揮している交響曲を聴き、その熱い演奏に参っていたところに、メールでこんなYouTube映像を紹介された。クラシックファンでなくても必見の素晴らしい映像。
アルベルト・ヒナステラのバレエ「エスタンシア」の中から「マランボ」と、バーンスタインの「マンボ」。どっちも楽し〜(特にマランボ)。
いや、まさに「リアルのだめ」だ(ライジング・スター・オーケストラ的という意味で)。すごい演奏。オケの演奏者がノリにノッて踊るのだ。んでもって心底楽しそうに指揮する人でもある。ここまで笑いながら指揮されるとこっちまでワクワクする。なんだ、クラシックでもこういうこと出来るんじゃん!
彼が振っているシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラとはベネズエラの優秀な若者を集めたオケらしい。
ベネズエラには約130のユース・オーケストラ、約60の子供のオーケストラがあり、25万人の子供(その90%は貧困層)が音楽に参加しているという。犯罪が多発するベネズエラでは「音楽は社会を変える力となる」という信念のもと「ベネズエラ青少年・児童オーケストラ全国制度財団」というのが設立されているらしく、その頂点がこのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラなんだとか。なるほど、演奏も素晴らしいわけだ。
グスターボ・ドゥダメルは、なんと18歳でこのオケの音楽監督に就任。というか、14歳のときにはもうベネズエラのアマデウス室内管の音楽監督に就任しているというからスゴイ。
2004年にはマーラー国際指揮者コンクールで優勝。客演多数な上に、今年の8月からはエーテボリ交響楽団の主席指揮者、来年からはロサンジェルス・フィルの主席指揮者に内定しているんだって。
ベートーヴェンの5番と7番を、そのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラで振っている彼のデビューCDがあるんだけど、名だたる指揮者が推薦文を寄せている。
ラトルは「今まで遭遇した中で、もっとも驚くべき才能を持つ指揮者だ」と言い、アバドは「ドゥダメルと彼の若いオーケストラの音楽に対する情熱に、私は深い感銘を受けた」と褒め、バレンボイムは「これほどエキサイティングな第7番を聴いたのは何年かぶりだ」と語る。
なんか不人気の男子ゴルフ界が石川遼くんを希望の星として持ち上げてるのに構図が似ている気もするが(笑)、でも近年稀に見る注目度であるのは間違いない。というか、特にこの7番の演奏はものすごく熱い。こんなに熱くグルーブするベートーヴェンを聴いたことがない。ロックに近いくらい。
って、前置きが長くなったけど、昨晩は食卓にマックのノートを置いて、そのドゥダメルの前出のYouTube映像を見ながら家族で夕食をとった。ドゥダメルをひと通り見終わった後は、娘お気に入りのスキマスイッチの映像を探し出して見まくる。我が家の茶の間でTVとYouTubeが同列になった最初の夜でもあるなぁ。
そういえば、今年のカンヌ国際広告祭のTVCMのグランプリは、TVではなくYouTubeでしか流されなかったこの動画だった(サイバー部門とダブル受賞)。境目はもうなくなっている。
※ちなみにこの動画のパロディはこちら。
よせばいいのに
2007年07月21日(土) 12:53:43
まだ右ヒジが痛くて、重いものは持てないし、プールにも行けないし、寝る時は右ひじを下にして寝れないし、携帯メール打つのもきついし、なんだかとっても不自由。
「きっと四十ヒジよ」「いやむしろ五十ヒジでは?」とか家族にからかわれながらイタタタと唸っている。つか、ヒジってカタカナで書くとまさしく部品っぽいな。「あー、いまヒジはちょうど切れてるんですよー。お取り寄せになりまーす」とか自転車屋で言われそう。
しかも、よせばいいのに〜(by 敏いとうとハッピー&ブルー)、Wiiの「ドラゴンクエスト・ソード」を始めてしまった。
ドラクエのモンスターをWiiリモコンで斬って斬って斬りまくるゲームね。これがヒジに来る。来るけどモンスターが攻めてくるので痛いと言う暇も無い。数時間やっただけでキーボード打つのも不自由な状態に。んー手首にも来るなコレ。しばらく封印した方がいいかも。
この土日はゆっくりしようと思っていたけど、金曜の深夜の電話で少なくとも土曜日は仕事でつぶれてしまうことが決定。日曜はアナニアシヴィリを観に行くのでフリーにしておきたい。今日がんばろう。でも右手全体に痛くて企画書書く速度が落ちているのが心配。自業自得なんだけど。
やんばる島豚
2007年07月22日(日) 15:26:48
沖縄から「やんばる島豚」が届いた。
名護の我那覇畜産の大川牧場から。琉球在来種アグーとデュロック、バークシャーの三品種を交配したもので、餌や育て方にもものすごく気を遣った高級豚だ。
これ、茹でてしゃぶしゃぶのようにして食べたんだけど、ぶっ飛んだなぁ。うますぎて。
甘くて爽やかで豚の香りもとても強い。で、その香りの奥の奥にジャスミンの香りが漂っているのだ。うみゃぁ。茹でていてもアクがほとんど出ず、出ても白いきれいなアク。なんだか美しい。
今朝はその茹で豚のスープを使って、茹で豚も贅沢に乗せて、茹で豚ラーメンにしたんだけど、これがまた絶品。あー、ここまでうまいものが食べられるなら外食する必要ないなとすらちょっと思った。
琉球の豚と言えば、このごろアグーがよく世間に出回ってはいるが、5年前だかに名護の研究者に話を聞きに行った時は「純血のアグーは沖縄全島に36頭しかいない」とのことだった。当時、純血のアグーが手に入るのは年に2回、調査用に潰す時のみだった気がする(タイミングよくいただいて、豚数種で食べ比べをしたことがある)。ま、あれから数年、急に殖やした可能性もあるが、でも、店やレストランでアグーと名乗っているのはほとんど眉唾な気がするな。純血のアグーはそんなに多産じゃないし。
ま、それはそれとして、沖縄から山本彩香さんが上京中。
伊勢丹の大沖縄展(7月25日〜30日)のためである。豆腐よう、買いに行かなくちゃ。
ニーナ・アナニアシヴィリ「白鳥の湖」観劇
2007年07月23日(月) 6:47:37
いきなりだが、あと100回観たい。観たいったら観たい。
個人的にはそのくらい琴線に触れた。彼女が踊っている間「このまま一生終わるな。時間よ止まれ」と何度思ったか。幕間も終演後も呆然。どうやって家に帰ってきたか覚えていないバレエも初めて。
ニーナ・アナニアシヴィリが踊る「白鳥の湖」は、2003年10月にモスクワで観ている。
ボリショイと久しぶりに踊った夜で(相手役はフィーリン)、ニーナ自身ノリノリでものすごいダンスだった。第一幕第二場ラストの歓喜の踊りなど本当に白鳥になって飛びそうだった。というか少し浮き上がっていたかも。そのくらいなダンスで感動の嵐だった。観客もノリノリで、ボクにとって生まれて初めてバレエの真の魅力を知った夜だったかもしれない。
あれから4年。出産してカムバックしたばかりの44歳。彼女の表現力はもうひとつ違う次元に行った気がする。年齢的には引退間際という感じだが、表現力的には若い時の数倍すごいんじゃないかな(想像)。
まぁ相変わらず可憐すぎるオディールだったり、例のまるで骨がないように滑らかな羽ばたきなんかは逆にやりすぎっぽい部分もあるのだけど、ひとつひとつの演技に余裕があり、どこにもチカラが入っていない。指揮者が煽りまくるアップテンポなパートでもすごくゆっくり踊っているように見える。そして決まるところは見事に決まる。どの瞬間を切り取っても静止画的に美しい。なんだよこれ、どうなってるんだよこれ、とか心の中でつぶやきながら観ていた。鳥肌が何度も立った。
ギエムを観る時も「ギエムだけ踊ってない」と思ったけど、ニーナも踊ってない。踊るという次元を越えて「表現」している。「素晴らしい踊り」だと観客に思わせてしまう踊りはまだたいしたことないのかも、とか実感させる。足先から指先まで完璧な表現力。すべての動きで「伝えたい気持ち」が自然に伝わってくるバレエを初めて観たかも。一幕と二幕のラストでは泣いてしまった。伝わりすぎて。あと、一幕の白鳥と王子の出会いの場面とか二幕のヴァリエーションでも泣けた。美しすぎて。そんなに涙もろい方ではないのに。
って、読者を置き去りにして突っ走ってスマン。
ええと、ニーナ以外も良かったです。グルジア国立バレエが来たのだけど、彼女はここの芸術監督に就任していて、そのせいか、コール・ド・バレエ(群舞)からソリストまでみんな踊りが優しかった。固い部分がなく、ニュアンスの表現がよく出来ていたと思う。彼女の影響と指導なんだろうな。あと衣装がとても良かったかな。
相手役(ジークフリート王子)はボリショイのアンドレイ・ウヴァーロフ。ボンダレンコ教室出身なので岩田さんの同窓。ジャンプも高く、安定したダンスで良かったかも。
台本・振付はアレクセイ・ファジェーチェフ版で、現代のバレエ・カンパニーの練習風景から始まる演出なんだけど、この演出だと道化師が出ないのでそれが寂しい。んでもってあまり好きな演出でもない。全部夢の中ってさぁ…。まぁコンパクトでわかりやすい「白鳥」だったけど。
踊りでは、ロットバルト役のイラクリ・バフターゼ、そしてスペインの踊りの4人が秀逸だった。あとは一幕の青い服の子かな。どうでもいいけど三羽の白鳥の真中の人が男に見えて仕方なかった(笑)
あぁそれにしてもイイモノを観た。こんなイイモノが海を越えてあっちからわざわざ電車で数十分のところまで来てくれるというのは幸せすぎるなぁ。こういうのが定期的に来るということにおいては東京は恵まれている。感謝。
さて。27日には「ドン・キホーテ」を取ってある。
今度は彼女のキトリを観られるかと考えただけで泣きそうだ(笑)
池袋「永利」
2007年07月24日(火) 5:44:21
最近行った店の中で一番印象的だったのは池袋の「永利」。
池袋に客が中国人ばっかりの店がある、とは聞いていたが、ここまでかよとビックリする中国料理店だ。7〜80人は入る店なのだが、その9割は中国人。いや9割5分か。しかも庶民系。店に入った途端クラクラするほど中国そのもの。みんながみんな甲高い声で話していて耳がわんわんしてくる。店員ももちろん中国人。日本語は一応通じるが覚束ない。
正確には「中国東北家郷料理」。
メニュー数が多く、壁に余白がないほど貼りまくってある。帰りに出前メニューをもらって帰ってきたが、出前メニューだけで201番までメニューがある。店長のオススメみたいな、壁に貼ってあるテンポラリーなものを入れると250くらいはメニューがあるかも。東北地方の料理や家庭料理が中心なので知らない料理名も多い。どれもこれもおいしそうだ。
まったく予備知識なく先輩(男)と飛び込んだのだが、ふたりで必死に勘を働かせて選んだメニューがどれもこれもアタリでうまかった。というか、勘が当たったとかいうよりメニュー全部うまいのかも。特に印象的だったのは「東北醤大骨」。豚背骨のタレ煮つけである。背骨がブロック丸ごとドドドンとテーブルに届く。そこにへばりついた肉(甘辛煮)を囓りとって食べるのだが、うわ、これうめぇ! ふと気がつくと他のテーブルもみんなこれを頼んでる。どうやら名物だったらしい。アタリアタリ。
野菜系、牛肉系、鶏肉系、羊肉系、海鮮系、豆腐系など、どれもハズレなし。量も多く、ふたりだけで来たことを後悔した。この店、4〜6人くらいで来ると天国かも。麺は麺で壁に貼ってある中から適当に頼んだのだが、見慣れぬ手打ち麺の焼きそばだった。これもおもろいなぁ。あぁやべえ。久しぶりに全メニュー制覇したくなる店かも。
値段ももちろん安い。ここでひとり3000円食べるのは大変だ(ビール飲んだら別)。超庶民派なので高級志向の人には合わないかもだけど、電車賃たった数百円で行ける中国。こりゃ楽しい。おいしいし安いし気楽だし。また行こう。
ところで豚背骨と言えば、昨晩も食べた。豚背骨煮込み鍋。ジャガイモもたっぷりほっこり。いわゆるカムジャタンか。赤坂の韓国料理店「古家庵」にて。
この鍋も絶品だったなぁ。やっぱり背骨ブロックがごろごろ入っている。豚背骨肉ってうまいなぁ。フレンチやイタリアンや和食ではあんまりお目にかかったことないけど(スープはとるけど)、ちょっと追ってみたいかも。「ローブリュー」あたりならあるかな?
20年後30年後
2007年07月25日(水) 9:22:54
うっかりハリー・ポッターの結末をどこかのブログで読んでしまい、あ〜しまったな、と。原書で読むまで絶対知らないようにと誓っていたのだけど、ま、そのうちどうせ耳に入っちゃっただろうから仕方がない。それにしても聖書の次に世界で読まれているらしいシリーズの最終巻発売にリアルタイムで立ち会えたのは、20年後30年後、孫の代とかに自慢できることなのかも。
ある方から坂東三津五郎の「下郎売」の隈取の表装を預けられた。
地方の方なので「銀座あたりにいい表装店あると思うので、ボク探してみますよ」と請け負ったのだ。見事な隈取。これも今ではなくて、20年後30年後とかに値打ちが出てくるものなのだろうな。
仕事がいよいよ爆裂中。そのうえプライベートでもニーナの「ドンキ」はあるしミュージカル「ヘアスプレー」はあるし、原稿とかもトラブルに見舞われているし、ちょっとにっちもさっちも行かない感じ。困った…。でも、この人生自体は20年後30年後に値打ちが出てくるものではなく、「今」にこそ値打ちがあるわけで、流されずに楽しんで生きないとな。と、忙しさに流されそうな自分に釘を刺しておく。
ミュージカル「ヘアスプレー」観劇
2007年07月26日(木) 7:27:56
昨日から新宿伊勢丹で大沖縄展。
一日限定200個の豆腐ようと、一日限定40個のシャコ貝の豆腐よう漬け。昨日の夕刻に行ったらもう売り切れだった。これは早めに行かないとヤバイ感じ。今年も山本彩香さんが店頭に立っての販売である。ちなみに「すば」は去年は「きしもと食堂」だったが、今年は「御殿山(うどぅんやま)」が出店。食べてみたが、ボクが食べた約10年前よりうまくなっているかも。
ザザザと急いで他のブースも見て、渋谷へ。文化村オーチャードホールでブロードウェイ・ミュージカル「ヘアスプレー」を娘と観劇。本当はミュージカル仲間の森崎くんと行くはずだったが、彼はドラマ撮影が押していてNGになり、急遽娘を誘った(奥さんは仕事)。字幕付きの公演なので彼女も楽しめるだろうという目論み。
娘は渋谷が嫌いで、あの雑踏と個性的(?)な若者の渦に揉まれて超疲弊して待ち合わせ場所に現れた。会場に着くまではずっと口数少なかったのだが、会場入口で黒柳徹子や津川雅彦を目撃した途端元気に。中学生っぽいなぁ。でもうれしい気持ちはわかる。
「ヘアスプレー」は相変わらず名作。楽しかった。娘もノリノリで楽しんだ。ミュージカルの楽しさを知ってくれたかも(彼女のミュージカル初体験はNYブロードウェイでの「ライオンキング」。今回で二度目)。
ワールドツアー・キャストなので、ブロードウェイ・キャストよりも劣るとは思うが、それでもなかなかいい役者が出ていて満喫。おいしい役であるペニー役の人がもうひとつだったが(もっともっと怪演してくれないと盛り上がらない)、あとはみんな良かったな。
この演目はブロードウェイでも観ていて、そのときのペニー役はJenn Gambatese。ボクは彼女に一発で惚れたのだった。彼女のペニー役は抜群だった。いまは(もうすぐ終わる)「ターザン」でジェーン役をやっているらしい。
そのときは、太った母親役をあのHarvey Fiersteinがやっていた。彼はその役でトニー賞主演男優賞をもらったのだ。思えばすごい贅沢だったなぁ。
当日はバレンタインデイで、父親役とふたりの歌&ダンスの見せ所では「今日はバレンタインだから特別にお熱くね」とアドリブで歌って大受けしてた。彼の主演した「屋根の上のバイオリン弾き」も観たけど、まぁなんつうか超名優だ。例のカエル声を聞きたいがために舞台を見にいく人がいるくらい。
ちなみにこの「ヘアスプレー」は映画でももうすぐ公開なのだが、その映画ではジョン・トラボルタが特殊メイクでその母親役をやるという(なんと!)。
ちなみのちなみに、この「ヘアスプレー」は二度目の映画化。というか、1988年にまず映画が作られ、それを2002年にミュージカル化した、という順序。で、舞台の方は2003年にトニー賞最優秀作品賞を取っている。一度目の映画はジョン・ウォーターズ監督。しかも母親役があのディヴァイン(すげー!)。
昨日は会場がとても空いていた。
ノリのいい客たちで、最後はちゃんとスタンディングで舞台に合わせて踊ったりもしたのだが(幕間にそういう指導があり、振り付け師が舞台に出てきてラストの踊りを教えたりする)、こんなにいいミュージカルなのにガラガラなのは寂しいな。ブラックジョーク満載の演目で、NYでは会場中大笑いの連続だったのだけど、日本ではそれも通じないから笑いも少ない。それもちょっと寂しい(とはいえ字幕が出てるので、なんかきっとすげー笑えるセリフなんだろうなぁという想像はつくけど)。
終演後は、一緒に観た伊藤さんと娘と3人でご飯。オーチャードホールから近い「マヌエル」でポルトガル話でもしようと歩いて行ったのだが、夜は子供はダメと断られガックリ。すぐ前の「アロッサ」へ。わいわい話して解散。楽しかった。
二度寝前の深夜メモ
2007年07月27日(金) 2:15:31
疲れが溜まっているのが自覚され、昨晩は残業もそこそこに帰宅。ご飯を食べて21時前には就寝。あっという間に寝付いたのだけど、午前2時には目が覚めた。ダメじゃん。というか5時間は寝てるのか。でも疲れがとれた感じはしない。もう少し寝ないとなぁ。ちょっとネットしたら二度寝(?)しに行こう。
北方「水滸伝」は四巻を読み終わった時点で止まっている。いや、なんつうか、面白すぎて。出てくるキャラがどれもこれも魅力的すぎるのだけど、どうも五巻以降、主要キャラに死の試練が起こり始めそうで読み進めるのが怖いのだ(笑)。最相葉月の「星新一」に浮気したり、池田晶子の最新刊(にして遺作系)の「暮らしの哲学」や「人間自身」をゆっくり読んだりして先送りしている。
もろもろバタバタすぎて、関西のおいしい店リストのリニューアルや東京のリストの更新が滞っているのが気になっている。東京のリストも新規開拓が50軒くらいあり、早くまとめてしまいたい。地方の行った店も100軒くらい書いていない(というか元々リニューアルが終わっていない)。でもこの仕事状況からするとなかなか厳しいかも。
仕事は、コミュニケーション・デザインという分野において、ここ数年でずいぶん成長というか視点が上がった気がする。自分の中にようやく揺るがない基準が出来てきて自信がついた感じ。いろいろやっているうちに視点が高くなり、部分から全体に俯瞰がきくようになった。いままでも俯瞰していたつもりだけど、少し高さが足りなかったことに気づいた。やっぱ経験値とか仕事量とか過去にやったことの咀嚼って大事なんだなぁとかいまさらながら。
ところで、どなたかセンスのいい表装店、ご存知の方いらっしゃいませんか? 隈取を額にしたいのですが。
ニーナ・アナニアシヴィリ「ドン・キホーテ」観劇
2007年07月28日(土) 10:05:26
月曜の「白鳥の湖」に引き続き、グルジア国立バレエ東京公演。昨日は「ドン・キホーテ」。
白鳥があまりにも素晴らしかったので、昨日もニーナ目当て。ニーナのキトリ。いったいどんな感動が待ち受けているのかとワクワクして行ったのだが、結果的に言うと昨晩はアンドレイ・ウヴァーロフ・ナイトだった。
おいおい、いままで観たウヴァーロフは一体なんだったんだよ、というくらい出来が良くノリノリ。明るくて大らかで高くて安定していて、まったく文句の付け所がない。第三幕のグラン・パ・ド・ドゥは特に圧巻。ニーナを片手リフトしたまま5歩歩くし(笑)。なによりも全身で喜びを表現していて良かった。なんかイイコトあったのか?
ドンキでは二年前に観たABTのホセ・カレーニョがめちゃくちゃ印象に残っていて、ジュリー・ケントとのペアはメリハリも決めもよくて素晴らしかったのだけど、昨晩のニーナとウヴァーロフのペアはまた全然違うキトリとバジルだった。なんというか優雅で柔らかくて善意溢れる明るいカップル。ケントとカレーニョが気っぷのいいフラメンコ・ダンスだとすると、ニーナとウヴァーロフは育ちのいい社交ダンスかな。どっちかというと前者の方がこの演目に合っているとは思うけど、もう全然世界観が違うので比較するものでもないなぁ。
お目当てのニーナはまさに「眼福」と言った感じで、白鳥ほどの感動はなかったものの、なんつうか同じ空気を吸わせていただいているだけで光栄、みたいな(笑) 一分一秒を惜しんで目を皿にしたよ。多少ミスもあったけど、技術を超えた表現力は相変わらず素晴らしい。キトリはひたすら明るいキャラなので、陰と陽の幅を見せられない分、白鳥より印象が劣ってしまったという感じかも。
白鳥のときは相当感心したグルジア国立バレエの面々だけど、昨晩はわりとバラバラで惜しかった。メルセデスやボレロは良かったけど。
それにしても白鳥に続いてのアレクセイ・ファジェーチェフ版。これがどうも気に入らない。昨晩のはファジェーチェフ版にニーナが手を入れたものだったようだけど、なんか順番が変だし、ない場面もちょっとあったし(家出の場面とかナイフの間をメルセデスが踊る場面とか好きな場面も少し違った)、白鳥と同様に違和感があった。良かったのは狂言自殺の場面とか、全員でポワントしながら両手を上げて拍手を強要するように盛り上がったラストシーンかなぁ。あ、ド頭でドン・キホーテが旅に出る説明をアニメで済ませちゃったのも良かった。プロローグはいつもかったるいので。
白鳥と違って大ハッピーエンドなせいか、カーテンコールもやたら明るくて楽しかった。
もともとサービス精神旺盛なニーナ・アナニアシヴィリ。以前もカーテン前でアチュード(?)のバランスを長時間してくれたことがあったけど、今回もいろいろ見せてくれた。カーテン前には7〜8回出てきてくれ、途中から二度もリフト(男性が女性を頭上に持ち上げるやつ)で高々と登場。舞台ギリギリ前でリフトやるって怖いと思うけど、ウヴァーロフもノリノリだったからなぁ。三度目のリフトはあるのか、と拍手を続けていたら、次はニーナが愛娘(2歳?)の手を引いて出てきた。会場中の女性達が「キャー!」と叫ぶ(笑)
あぁ楽しかった。おとといやったアンヘル・コレーラのバジルも観たかったな。自分の少ない経験の中ではホセ・カレーニョがベスト・バジルだけど、昨晩のウヴァ・バジルが実に良かったので、他の人と見比べてみたい気分。わりとキトリに注目していたけど、ドンキって実はバジルを観る演目なのかもしれない、とちょっと思った。
東京写真美術館「モノクロ写真体験教室」
2007年07月29日(日) 9:50:37
東京写真美術館の「親子とはじめての方のための『モノクロ写真体験教室』」に家族3人で参加した。
ある方がメールで教えてくれたワークショップで、なんといっても暗室体験できるのがよい。時間も2時間半、参加費1000円と手頃である。娘も写真部に入って写真への興味がずんずん上がっている最中なので、家族みんなで基本を習っちゃおう、というわけである。
最初に説明があり、その後カメラを借りてモノクロ写真を近くに自由に撮りに行き(30分くらいで1ロール撮る)、簡単な器具を使って手回しで現像、ネガを乾かしてる間にピンホール・カメラの原理などを習い、乾いたらビューアーでネガを見てプリントする写真を2枚選んで、暗室でそれをプリント、そうして出来上がった写真を貼りだして終了、って段取り。「写真の撮り方」ではなくて「写真が出来るまでの一連」を効率的に習った感じ。
貸出カメラはほとんど「写るんです」レベルの安物なのだが、モノクロで撮って丁寧に手焼きすると、これがまたいい味が出て芸術写真みたいになるから面白い。
思ったよりずっと楽しいワークショップだったなぁ。
妻など、帰ってきてからも「面白かったねぇ」と何度も言い、翌朝もおはようを言う前に「昨日は面白かったねぇ」と遠い目で言う。「どこがそんなにキミの琴線に触れたのだ?」と聞くと、「なによりも暗室でのプリント作業であんなに写真が変わることが楽しかった。写真って撮ったらオシマイではなくて、撮った後も表現が可能なのがなんだかとても面白かった」とおっしゃる。
確かにそれは強く感じた。デジタルでも加工できるのだが、それとはずいぶん違う手作り感がプリント過程にあって、暗室の暗闇で「で、オマエはこの写真で何を伝えたいのだ?」と迫られる部分がある。プリントしながらもう一度写真を撮っている感じ。それはなかなかゾクゾク体験だった。
まぁ実際はプロの方々の手でほとんどやってもらっちゃうのだが(ボクにはたまたま日本プリント協会の会長さんがついてくれて「うん、これはフィルターなしで5秒。フィルター入れて6秒」とか指示してくれた)、感光を2秒にするか4秒にするか6秒にするか8秒にするかであんなに出来上がりが変わるのは(頭ではわかっていたものの)、やっぱ驚いた。もうちょっと濃く焼いてみたいなと思ったら秒数を変えてもう一枚焼く。写真の右上だけ濃く焼きたかったら、手で他を覆ったりして「追い焼き(覆い焼き?)」をしたりする。なるほどこりゃオモロイ。
娘は色が濃い部分のテクスチャーがなかなか印画されず、十枚くらい焼き直していた。プロのおじさんやおねえさんに優しく教えてもらって楽しそう。写真が肌感覚で好きになったみたい。将来どんな写真を撮るようになるのかな。このワークショップの影響は当面大きく受けそうである。このワークショップを教えてくださったFさんに大感謝。
帰ってから3人でお互いの写真を講評するのも楽しい。
まぁド素人の児戯に等しい写真なんだけど、初暗室プリント記念に貼っておきます。娘の。妻の。ボクの。まぁ一目瞭然に娘のが一番良い(笑)
2007参議院選挙
2007年07月30日(月) 6:14:40
昨日は投票所が開いた朝7時に夫婦で参議院議員投票に出かけた。
朝一の投票所は空いていて良い。まだあまり暑くもないし犬の散歩がてらタラタラと。ちょっと夏バテ気味でふらふらなのだけど、まぁ選挙は大事な「権利」なので行使しないと。普通に選挙に行けるという権利を得るためだけに人生の大半を費やして闘った人たちがどれだけいたことか。
出かける前に主要政党のマニフェストをもう一度簡単にチェックし、あまりに短期的視点な争点にうんざりしつつ(参議院ってそれでいいのか?)自分の争点を再確認し、毎日新聞サイトの「えらぼーと」で立候補者の回答と比較して、考えが近い候補者の名前を確認してから出かけた。うちでは夫婦共に誰に入れたかは話さないのだが、娘が「いったい誰にいれたの? 政党はどこに?」と何度もしつこく聞いてくる。教えない(笑)
昼は寝たり原稿書いたり仕事したり。そして夜の選挙速報。相変わらずチンケな投票率。投票行かなかった約半分の国民は政治に文句も愚痴も希望も言うなよ。棄権するなら白票で。
んでもって自民歴史的大敗。民主第一党へ。民主に支持が集まったわけではなく、年金問題で自民が支持を失った構図。自民も大変になるが、民主も相当試練を迎える。対案が今のままで通用するはずもない。日本の将来はもういくらでもネガに考えられるが、いい政治への過渡期とポジに捉えたいところ。
サッカーのアジア杯はイラクが優勝。すごい。あの環境で優勝するか。イラク国民は喜んでいるだろうなぁ。阪神大震災の年、オリックスがパ・リーグ優勝したのを思い出した。
3mmの短髪
2007年07月31日(火) 9:00:40
夏バテかなぁ。死ぬほどしんどい。忙しくてしばらく行けてなかった散髪に昨日の夕刻行ったのだが、散髪途中から意識がなくなり、ふと気がついたら最後のシャンプーになっていた。おかしい。途中にリクライニング倒されたり熱いタオルを顔に乗せられたりしたはずなのだが目が覚めず。いつも切ってくれるお兄ちゃんも「すごい勢いで寝てましたよ」とビックリしていた。醜態スマン。
いまボクは3mmの短髪である。バリカンバババでほとんど終わる。なのに1時間以上かかる。「いや、短髪だからこそ、ミリ単位で神経使うんです」とはいつも切ってくれるお兄ちゃん。でもさーバリカンはバリカンじゃん!とか言っても「バリカンのあとの仕上げが重要なんです」と。まぁ確かにハサミで細かく仕上げてくれているが、この感じのいいお兄ちゃんがやってくれるのでなければ、10分1000円の店でバババと済ませてしまうなぁ。いや、いっそ自分でやっちゃうかも。そのくらい髪の毛から自由になった。昔は大変だった。朝シャンは毎日だったし、帽子かぶっても脱いだ後の髪型が気になったりしてたし、なによりお高い美容室とか通ってた。いまはラクチン。自由の獲得(笑)
この3mm短髪、夏はサイコーである。元から涼しい髪型な上に、暑くなったらその辺の水道でドドドと頭だけ冷や水浴びてハンカチでスススと拭くだけで元に戻る。髪が長いとこうはいかない。こういうときだけ髪の毛に優越感覚えるのだが、とはいえ直射日光にも弱いので、どっちもどっちかな。急に暑い地方に行ったりすると頭のてっぺんの皮が日焼けで剥けたりするしな。




