2007年06月
帰国 & 誕生日
2007年06月01日(金) 22:22:23
無事帰国。エコノミークラスだったが、意外にもすんなり切り抜けた自分に驚いている。普通に読書と映画と睡眠で13時間乗り、たいして疲れもせずに、腰も痛くならずに、無事帰宅。まぁ非常口前の足が伸ばせる席だったことが大きいが、それにしても元気だな、自分。
世界トップクラスのミュージカルとレストラン、そしてブティックや美術などを見回るのがどれだけ刺激になったか、その結果はもう少し後にならないと自分でも見えてこないのが普通ではあるが、今回はこの「意外なほど疲れていない自分」がすでにその証明にはなっている。刺激を受けまくって細胞が活性化されている感じ。活力充分。こういうのをリフレッシュされたと呼ぶのだなぁ。
機内で観た映画は「善き人のためのソナタ」と「Bridge to Terabithia」の二本。あとは「肩をすくめるアトラス」を読んだり、ミュージカルCDを聴きながら歌詞カード読んだり。
「善き人のためのソナタ」はずっと観たかった作品。とてもいい。ミュージカルを始め、こういう「世界最高峰レベルの芸術」に次々触れて生きていくのがどれほど贅沢か。人間が望みうる最高の生活のひとつかもしれない。ボクも46歳を迎え、ようやくそういうのを全身で受け止める準備(予習段階)が終わった感じかも。いままでなら手に余った作品とかも普通に受け入れられる素地がようやく整ってきたかも。ここからの10年はきっと楽しいなぁ。
家に帰ったら誕生日パーティが待っていた(家族3人で)。ワインを飲んですぐに酔う。やっぱり家だと酔うのが早い。さて寝よう。46歳はどんな年にしようかと、わくわく考えながら。
ボクは10本。モリは16本。
2007年06月02日(土) 16:33:03
普通に早起き。時差をまったく感じない。今回の元気さは異様だ。本当にリフレッシュされたみたい。
今回、ボクは7日で10本観たのだが(Playbillの集合写真はこちら。メリー・ポピンズだけ「SHOWBILL」となっている)、まだNYにいるモリは結局10日で16本観たらしい(さっき帰国前のメールが来た)。オフ・ブロードウェイも絡ませて1日3本とか観ていたからなぁ。10日で16本…。すごい量だ。今回の旅行がブロードウェイ初体験だった脚本&演出家としての森崎博之は、この「量」で「ある目覚め」を迎えるかもしれない。だとしたら、ブレイクスルーの場に同席できて光栄だ。
それにしても濃い毎日だったので、消化には多少時間がかかる。まだYouTubeなどで観たミュージカルの画像を探したり(Howard Mcgillinの映像が意外とある!)、New York Timesなどで食べたレストランの評を読んだり、心はNYにある。数日経つと客観化されてくるとは思うのだが、まだまだだなぁ。
それにしてもHoward Mcgillinはすごい。YouTubeの荒れた動画の「Final Lair」で泣かされてしまった。モリたちも観劇旅行オーラスはHowardの「オペラ座の怪人」にしたらしい。わかる。そしてうらやましい。
昨日の誕生日、娘からのプレゼントはアイ・ピロウだった。
冷凍庫で凍らせて眠る前に目の上に乗せて目を休めるヤツ。さっそく昨晩使ったらとてもよく眠れた。ありがとう。時差を感じないのもこの熟睡のおかげかも。
ニューヨークのスターシェフ
2007年06月03日(日) 21:36:27
朝早くからHoward McgillinのYouTube見てたら、妙に疲れてしまった。疲弊させられるわ、彼の演技。すごすぎて。
ええと、一応「ニューヨークの行った店リスト」更新しました。
3泊4日の旅のヤツもアップデイトした方がよいですね。余裕があったらします。明日からの仕事状況次第。
更新しながら思ったけど、ボクはDaniel Bouludをちゃんと食べてないなぁ。なぜか縁がなくて。BataliやBouleyやJean-Georgesは少しずつ開拓できているけど。シェフの顔的にはGray Kunzが好きなんだけど(物理の教授みたいな顔してる)、彼のも「Lespinasse」のランチしか食べたことない。Thomas Kellerもきちんと食べてみたいし、BLT系のLaurent Tourondelも食べてみたい。あー、シェフの系譜に沿って一度しっかりニューヨークを食べてみたい、とか、そんなことを思いながら書いてました。
しかし、ニューヨークだと有名シェフがプロデュースにまわって厨房にいなくてもなんとなく気にならないのに、日本だとシェフが厨房にいないと気になるのはなんでかな。あっちは層が厚いので、セカンドの実力が高いということもあるかもだけど。
そういえば、ポルトガルの行った店もまだ書いていない。でもいま友人に本を貸しているので(友人と共にポルトガルに旅行中)、それが帰ってこないと住所とかわからない…。それを待って書きます。それと「関西の行った店リスト」、最後の詰めをしてなる早で公開します。お待たせしてスイマセン。
はやっ!
2007年06月04日(月) 21:18:08
エコノミークラスのヒコーキ(往復26時間前後)や、10本に渡る長時間観劇(総時間約25時間)などで、ニューヨーク滞在中とても心配だった腰痛や頭痛であったが、心身共に異様にリラックスしてリフレッシュしたせいか、まったく悪い症状が出なかった。というか、腰も頭も絶好調。左目の上の「いつもコリコリに張っている筋」なんか、張りが弱まったくらいであった。
で、帰ってきたのが金曜日。
土日も絶好調で、時差ボケもなく、なんだかこのまま人生が無限に広がっていきそうな錯覚すら覚える、ド快調な週末であった。
のに!
出勤一日目、月曜午前中の長〜い定例会議に出終わって席に戻る途中、なにやら腰に違和感が…。あれ? こ、これは…? そのうえ午後3時くらいには左目が痛くなり、頭の筋も張ってきた。んっ、これって偏頭痛一秒前の症状じゃん…。
なんだよ。もうかよ。すでにかよ!
高い金払って、あんだけ遊んで、あそこまでリフレッシュしたのに。仕事に戻ってたった数時間でコレかよ!
リフレッシュ効果持続用のバイアグラとか売ってたら買う!
熊井啓監督
2007年06月05日(火) 9:21:31
ボクがNYに行った前後に何人か亡くなっていて、もちろん石立鉄男はショックだったし、ZARDの坂井泉水や松岡農相にもビックリした。平岩外四や藤原伊織、大庭みな子、ちょっと前だと塩沢とき、北村和夫、池宮彰一郎、横山ノック、ロストロポーヴィチ、ここ数日では羽田健太郎と、このごろ有名な方の死が多い気がする(敬称略)。
でも、個人的に感慨深かったのは5月23日の熊井啓監督の死である。
日本を代表する社会派映画監督である。もちろんお会いしたことはない。でもボクが20歳の時(1981年)に観た彼の映画「謀殺・下山事件」が、いまでもその時の感情を覚えているくらい衝撃的だったのである。のほほんと軟派に生きていた大学時代のボクは、ガツンと一発かまされた感じであった。
戦後史最大の謎と言われる下山事件についてはWikiでも見てもらうとして、その後ボクは矢田喜美雄の原作「謀殺下山事件」を読み、これまた衝撃を受けて下山事件関係の本を読みあさった記憶がある。友人にも下山事件論争を持ちかけたりして、いま考えたら大迷惑なにわか社会派だ(笑)。でも資料を読みあさって戦後史の闇に潜っていったあの時間はとても充実していて、いまでも大学時代のある象徴として思い出したりする。
下山事件関係のみならず、謀略だの謀殺だの戦後の闇だの題された本を自宅デスク周りに積んでいて、親に心配されたこともある(反体制思想にかぶれたと思われたのかもしれない:笑)
社会や政治が一筋縄でいかず、本当に裏で怖ろしいことがまかり通る場合もある、と、薄々気づいていたことを目の前にドウダと提示された初めてのキッカケでもあった(奥手すぎ)。熊井監督には素直に「ありがとうございました」を伝えたい。
ちなみに、経歴を調べていて気がついたが、熊井監督、ボクと誕生日が一緒でした(6/1)。なんだかうれしい。
旅行も変わった
2007年06月06日(水) 6:31:52
iPhoneの新しいCM。いいなぁ。CMがいいというより機能がいい。ホントにさくさく動くなら何としてでも買いたい。日本じゃ当分売らないし使えないけど。日本ももっとGSM対応してくれないかな。
今回NYに行って、風景が変わったなぁと思うのは、やはり携帯。携帯メールを打ってる人なんて2年前はほとんどいなかったのに今ではそこら中に。いわゆる写メというか、携帯で写真撮る人も格段に増えた。ただし日本は方式が違うからメーカーがほとんど参入していない。こういう先端機器分野で日本製を見かけないのは寂しい。
今回はNYで携帯を借りた。
日本から海外ローミング用の携帯を借りていく手もあったけど(番号が変わらないのと携帯メールが利用できるのが利点)、仕事の電話がジャンジャンかかってきちゃうのと、NY同士でもいちいち日本に国際電話して日本経由でNYにかけるのがイヤだったのだ。
でも、なんちゅうか、いまさらだけど、インターネットと携帯で旅行も様変わりしたなぁ。
たった2,3年前とは大違い。2,3年前はどうやってやってたんだっけ、と思い出しにくい感覚。
飛行機(今年末には完全Eチケット化するらしい)やホテルやレンタカーがネットで予約できるのはもちろん、観劇やライブやスポーツチケットも事前にワンタッチでチケット取れるし(アメリカならココかココ。どちらかにお目当ての演目がある)、レストランも15分単位で予約が可能(ココ超便利)。コンシェルジュか旅行代理店の手を借りないと面倒だったことがほとんどワンタッチになってきた。
部屋に帰ってからもノートブックをネットにつなげれば翌日の予習とか経験者のブログとかを検索して読める。いまやってる美術展とかイベントもすぐわかる。現地タレコミ情報もメールでリアルタイムに入る。スカイプとかで家族の顔も普通に見られる。緊急な仕事にも対応できる。チャットやIMなんかはいつも通り時差も国境も越えるので、旅先にいる実感すらない。
当たり前のことだが、現地の友達や同行者と待ち合わせるにも携帯で実にスムーズになった。これが旅先でどれだけ心強いか。もし言葉の通じない国でトラブルにあっても、携帯さえあれば言葉が出来る友達かオフィスにかけて通訳してもらったり交渉してもらったりもできる。そのうえ携帯は時計にも目覚ましにもカメラにもなる。機種によっては地図や辞書にもなる。
あとはお財布ケータイか電子マネーが旅先で普及してくれれば、クレジットカードとの併用で両替や現金の心配もなくなる。海外宅配がもっと安くなれば荷物の苦労もなくなる。天国みたいだ。
ま、便利な大都市に限られるけど、いずれにしても旅の感覚は激変した。全部アナログでやっていたのはたった数年前なのである。んでもってとっても不便だったよなー。
夏に向けて
2007年06月07日(木) 8:33:22
昨日はジム&プール。
ポルトガルとニューヨークでいっぱい食べたわりには体重は増えておらず、これもBMグラサン・ダイエットのおかげかとほくそ笑んではいるが、とはいえこの半年、マシン・エクササイズをあまりしてなかったので筋肉が落ち、その分お腹の肉が気になりだした。夏の薄着に耐えられる肉体にしとかなければ。マシンはしばらくちゃんとやろう。
BMグラサンと言えば、メールで成功事例が届いた。
この方は、サンの代わりにブルブルマシーンというのを利用したらしいが(BMグラサンではなくBMグラブル)、12月のダイエット開始時に92kgだった体重が、今は77kgらしい。半年で14kg減! すばらしい!
こういう例もあるし、ボクもBMグラサンで2ヶ月で6kg減らしたことがあるので、いま始めれば8月に間に合いますよ! >Sさんへ。
話は変わるが、好きな店「印度風カリーライス」がこの金曜で閉業してしまうとのことである。行かねば!
印度風カリーライス
2007年06月08日(金) 7:43:54
私も痩せました!というメール、ちらほら。
「実は私も2年前の春から秋にかけてBMグラサン+アルファリポ酸で半年間で65Kg→55Kgの10Kgのダイエットに成功しました。現在でもリバウンドなしで56kg台をキープしています」とか「去年トライして5キロの減量に成功しました。痩せたあとはグラだけですが、上下はあるものの体重キープしています」とか。「痩せると服の買い換えが大変」という贅沢な悩みも。
話は変わるが、今日で閉まる「印度風カリーライス」に昨日行ってきた。着いた途端目に入る大行列。50人ほどなのだが、とはいえこの店ではありえない数。ファンが多いんだなー。食べ終えて出てきても50人ほど並んでいた。回転がいいので15分ほど並べば入れる。最終日の今日も行こうかな。やっぱうまいや、ここのカレー。好き。マジでなくなるには惜しい店。60年以上この地でやってきたらしい(閉店理由は、医者から休養しろと言われたからとか)。
夜は打ち合わせの後、久しぶりに「Amoh's Bar」。高校の同級生がやってるバーである。
「お嬢さんのお祝いに」と、シャンパンをご馳走になる。そういえば半年ほど来てなかった。またちょくちょく来るわ。んでもって天羽と話しながら機嫌良く飲んでいたら携帯で先輩から呼び出しを受け、その店に行こうと外に出たらムツゴロウさんとばったり。やっぱ都会で遭遇するとビックリする。お元気そう。シュパーゲル(ドイツの白アスパラ)食べに行きましょう、みたいな立ち話をしてお別れする。もう旬が終わっちゃうな…。
目黒へ。ちょこっとだけ食べて帰ろうと思ったが、意外に盛り上がり、二軒行って酔っぱらった。考えてみれば先週の今日はまだNYにいたんだった。明日から札幌。YOSAKOIソーラン祭り。何故かセミ・ファイナルの審査員を仰せつかった(笑)。
北海道色がどんどん濃くなる
2007年06月09日(土) 3:43:34
昨日はビジネスランチがあって「印度風カリーライス」には行けなかった。あー、もう一生あの味が食べられないんだなぁ…。店との別れはとても「死」に似ている。海外や地方なんかでも「もう死ぬまで一生この店には来られないかも」とか思いながら食べている。一期一会とはまたちょっと違う感じ。「死」をとても身近に感じるというか、「今日なのかな、小鳥さん? 今日かい?」に通ずる感覚というか。
さて、今日から2泊で札幌。YOSAKOIソーラン祭りである。
去年初めて見に行って以来、知床のフォーラムでパネリストやったり、瑞浪のチームと交流したり、旭川や帯広で講演したり、と、本業とは関係ないところで妙にYOSAKOIソーランと縁が深くなってきているのだが、今回はなぜか祭りのセミ・ファイナルの審査員である(ラストの日曜にコンテストがあって、踊りを審査して上位チームを選出する仕組みなのである)。どんどん縁が濃くなる。おもろい展開。
踊りにも祭りにもいままであんまり縁がなかったボクではあるが、たった一年で一気に縁ができ、YOSAKOIソーラン関係者だけでもずいぶん友人が増えた。瑞浪、枝幸、帯広など、思ってもみなかったところに祭り関係で親しい人が出来た。祭りと関係ないところでも、なぜか北海道に急に縁ができ、下村泰山さんや、一緒にNYに行ったモリ、ポルトガルで会ったヤマザキマリさんも北海道人脈だ。人生における北海道色が急に濃くなったなぁ。元々縁が深かったムツゴロウ動物王国関係者たちを入れると、なんだかすげえ濃い。
沖縄も縁がどんどん深くなっているので、北の端と南の端が濃い。あ、関西も非常に濃いか。元々東京生まれ東京育ちのボクにとって、北海道も沖縄も関西も想定外の広がりだ。人生、思ってもみないことが次々起こる。
とか、感慨を深くしつつ、札幌へ。
審査ねぇ…。でも、NYで世界トップの歌と踊りを観まくってきたばかりのボクは、ちょっと採点厳しいかも(笑)。目ぇ肥えちゃったし(一時的に)。というか、朝早いのにもう寝ろって感じだ。7時前には家を出ないといけないのにもうすぐ4時じゃん!
YOSAKOIソーラン、演舞見まくり
2007年06月10日(日) 9:26:26
札幌入りは11時。開店直後の「根室花まる」(うまい回転寿司)に入ろうとしたらすでに行列で20分待ちと言われ諦める。昼飯は大通公園近くの「千寿」。地元の人に「いま札幌市街ならトップクラス」と勧められたラーメン屋。パンチのある味噌ラーメンだった。まだ小腹がすいていたので他の人に勧められた「信月」というラーメン屋まで歩いて行ってみたが午後3時からということで諦める。残念。
YOSAKOIソーランの演舞は、大通公園の北と南のパレードを中心に60本くらい見まくった。見たいチームを絞って、ついでにその前後も見る、といった見方で北へ南へ。忙しく北と南を行き来して、ほぼ見たいチームは見たかな。とはいえあと300チームくらいあるんだけど。というか、観客動員数的には過去最高になりそうな勢いらしい。めでたい。
全体に踊りのレベルが底上げされているのを感じた。今年は審査に携わっているので個々のチームの感想は書かないが、きちんと伝えたいポイントを絞っているチームが増えてきた印象。そういうチームのあとに焦点のぼけたチームがくると途端に底が割れてしまう。一生懸命さは伝わってくるだけにもったいない。感動的な演舞が2つ。感心させられた演舞が3つ(ここら辺までは世界で通用する)。お、なかなか、って感じが10くらいあった。
今日の札幌は熱射病になりそうになるくらい暑く、途中へこたれそうになるとビールを飲んでカラダを騙し、なんとか夜まで。途中、読者の方と突然会ったりもした。ありがとう。
19時までギッシリ見て、モリたちと待ち合わせてメシへ。
「ニューヨークぶり!」と握手して、ニューヨークの思い出話など。思い出っつうてもたった先週くらいのことなんだけど。いやぁよく遊んだねー、あのミュージカルはこうだったよねー、あのメシは日本のレベルと比べるとどうだったよねー、とか四方山話。行ったのは創作料理の店。凝った料理が次々出て来て舌を楽しませてくれた。でも北海道の地のものをもっといっぱい使った方が良かったかも。日本酒は「お福正宗」と「獺祭」。
食後モリに「ドゥ・エルミタージュ」というバーに連れていってもらう。
いつもの如くウンダーベルクを使った苦いカクテルで胃を休めているうちに、バーテンダーの中田さん(札幌では有名な女性バーテンダー)と東京の「テンダリー」の話になり、思わず宮崎さんに電話。三者で会話。
モリとは明日のメシの約束もして別れた。
明日は祭り最終日。果たしてどこが優勝するかな。ボク的には確信があるけど。
YOSAKOI最終日
2007年06月11日(月) 12:55:37
日曜はYOSAKOIソーランの最終日。セミファイナルの審査の日でもあった。
午前中は朝いちから演舞を見まくる。基本的にステージよりもパレードの方が好き。踊り子を近くで見られるし、生の汗も感じられて祭り感がある。そういう意味では、一次予選を通ったチームが最後にパレードするファイナル・パレードは圧巻。今年初めての試みだけど、これは是非毎年やってほしい。このままニューヨークの五番街パレードに持って行けるレベルの楽しさと熱さがあった。
昼メシはモリと鳥辛鍋。汗を出し切るぞ、と、辛いもの。実は偏頭痛が出ていたのだが、食後ウソのように治った。鳥辛鍋で血流がよくなったおかげかも。
モリは午後7時から「よさこいファイナル生中継」の仕事があったのだが、新聞のラテ欄の当該番組欄に「森崎も感動!」とかタイトル化されており、北海道での人気の凄さにちょっと驚く。やるなぁ。
セミファイナル審査。
くわしくは書かないが、こういう審査員って初めてなので、面白かった。採点する、という目で演舞を見るとずいぶん違って見える。演舞もミュージカルも映画もCMも、本質は一緒だな。審査員席から真剣に見ているとそれが透けて見えてくる。面白い体験だった。
セミファイナルの審査後、いよいよファイナル。
これは観客の立場なので気楽にスタンド席で見守った。どのチームもなかなかうまい。去年よりずいぶんレベルが上がったというか、表現がシンプルになった気がする。今年から大道具使用禁止になり、観客の共感とか感動を審査基準にしたおかげで、踊りが全体に祭りっぽくなり、直接的に熱い気持ちが伝わってくる。
結果はちょっと意外なものだったが、ファイナルも無事に終了。例年だとここで湿っぽい歌が流れて学生運営委員会の労をねぎらうのだが、今年は大黒摩季のライブで〆だった。ステージを埋め尽くす学生運営委員会や踊り子たちの前で大黒摩季が2曲歌って、最後は「ら・ら・ら」の大合唱。
演舞も運営も天気もすばらしく、実にいい祭りだった。今年のを見ればアンチYOSAKOIな人も見直すのではないかな。
終了後、22時すぎから「SABOT」でイタリアン。
モリと、共通の友人と、初対面だけど不思議に縁がある読者さんの4人。この店、良かったなぁ。カジュアルで安くて感じがよくて、でもってとってもうまい。旬のメニュー(創作系)も実に魅力的。家の近くにこんな店があったら天国だ。
25時半くらいにホテルに帰って「まだ打ち上げやってるかなぁ、合流しようかなぁ」と、祭り関係者に電話したら、起きてはいたけど「もうバラけました」とのこと。まぁ確かに疲労困憊だろうからなぁ。すばらしい祭りをどうもありがとう。お疲れ様。
2007年度トニー賞発表
2007年06月12日(火) 7:29:23
昨日はトニー賞発表。
発表寸前にブロードウェイで観まくっているので、受賞作品を推理したり、発表をドキドキ待ったりできた。これって実に楽しい。快感。次回も発表前にブロードウェイに観に行こうかな。
ミュージカル部門では「Spring Awakening」が圧勝。最優秀作品賞、最優秀演出賞、最優秀助演男優賞、最優秀振付賞、最優秀脚本賞、最優秀オリジナルスコア賞、最優秀照明賞、最優秀オーケストレーション賞の8部門獲得。他にボクが今回観た中では、David Hyde Pierceが「Curtains」で最優秀主演男優賞。「Mary Poppins」が最優秀舞台美術賞だった。どれも順当かな。最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞、そして最優秀衣装賞の3つを、観ていない「Grey Gardens」が獲った。
個人的には「メアリー・ポピンズ」の作品賞も少し期待したけど、でも「スプリング・アウェイクニング」の斬新さと勢いに2007年度のベスト・ミュージカル賞を与えるのはよくわかる。楽曲、演出、照明もとても印象的だった。主演男優賞も上げてもいいかもと思ったくらい。でもまぁデヴィッド・ハイド・ピアースの大ファンとしては、彼が獲って良かった。「メアリー・ポピンズ」は舞台美術がいいよねぇとモリとも話していたので、これも順当。新しさはあまりないけどいい仕事。
8部門獲った「スプリング・アウェイクニング」の感想を当日(5/27)のさなメモから抜き出しておくと、
19時からソワレで「Spring Awakening」観劇。こんな感じ。
直訳すれば「春の目覚め」。1891年発表のドイツの古い戯曲で、検索すると例えばココとかに戯曲が載っているので、これから観られる方は筋を読んでから行かれるといいと思う。若者の性の目覚めと悲劇を描いたものだが、その過激な内容に発表当時は発禁扱いだったという。その古典をロック・ミュージカルに仕立てた新作で、6月10日に発表されるトニー賞に作品賞を始め最多11部門でノミネートされている話題作。オフ・ブロードウェイから早々にオン・ブロードウェイに上がってきた作品でもある。オープニングから引き込まれる。
シンプルな舞台装置を演出と照明の力でものすごく魅力的に見せている。役者は最初から舞台袖の座席に座っており、出と入りが自然で場面展開がスムーズ。歌になるといきなり胸元からマイクを出してライブ形式になる演出も面白い。照明も卓越していて美しかった。前評判では過激な性描写が話題だったが、それはそれほどのものでもなく(いや、ブロードウェイでここまでやるのはやっぱり過激か)、若者たちの悩みがストレートに伝わってくる。まぁ戯曲自体が古いので性が乱れた現代とは合わない部分はあるのだが、とても魅力的な舞台で11部門ノミネーションもむべなるかな。この斬新さが評価されれば作品賞もとっちゃうかも。
ただ、個人的にはラストのまとめかたが弱いと思った。ホントにこの終わり方でいいの? 作る側も悩んだとは思うけど、アップビートで哀しみを歌っても良かった気がする。主役女性の最期もカタルシスなし。惜しい。
照明が良かった印象が強いな。あと主演男優のツバ。ツバ飛ばしまくりで歌うのだ(恣意的にではないが)。演出もとても良い。ただ脚本はどうかなぁ。もう少しやりようがあった気はする。正直、再見したいかと言われるとそうでもなかったり(ボクは。モリはもう一度観たいと言っていた)。
美しい生活
2007年06月13日(水) 8:09:51
世の中には「それを使っているだけでセンスがよくなるもの」というのがある。少なくとも「センスがよくなる気がする」もの。毎日それを使うことで生活の背筋がスッと伸びるもの。
美しい部屋に住んだら、センスよく毎日を暮らそうと心掛けるようになる。美しく機能的なキッチン用品を買うと、キッチンに立つのが待ち遠しくなる。美しいデザインの靴を履くと、その日一日歩き方まで優雅になったりする。美しくも繊細な文具を使うと、仕事の発想まで変わってくるだろう。
そんな少しずつの積み重ねが人間のセンスを変えていく。数年経つと明らかに垢抜ける。だから毎日使うものはとても大切なのだ。無理をしてでも美しいものを身の回りに散りばめた方がよい。
さて。Mac もそういうもののひとつだと思う(そういう流れかよ)。
毎日必ず使うコンピューターだが、Mac を毎日使うのと Windows を毎日使うのでは、長い間のセンスの差は大きいと個人的には確信している。
10月発売予定の Mac OSX Leopard のデモページを見た(「Watch the Demo」でそれぞれの機能の素晴らしいデモが見られる)。
美しすぎて溜息が出た。美しいだけでなく、使いたくなるデザイン。仕事すら楽しくなりそうなユーザーインターフェース。よりグラフィカルで直感的なので、マック初心者でも簡単に使えるだろう。Windows Vista が Mac OSX のマネをして(あっけにとられるくらいマネた)、見た目上は Mac に追いついた感じになっていて「ヤだなぁ。全然違うんだけどなぁ」と思っていたけど、またまた余裕で大きく引き離してしまった。思想もデザインも数年は先を行っている。
ちなみに、ボクは Win を使っている人とファイルのやりとりをしょっちゅうしているが、なんの不便もない。仕事で Win 使っている人も、そろそろ Mac にして、生活を「美しく」しませんか?(というか、シリコンバレーではMacを使っている人の方が主流派になりつつあるらしいけど)
とか、まぁボクは「Mac信者」ですので、適当に読み流してください。でも成長期の娘には絶対 Mac を使わせる。成人するころには美的センスが大きく違っているだろう。いやマジで。
妻はフランスへ
2007年06月14日(木) 6:38:37
実は今週は妻の優子が単身フランスにチーズの研修に行っており、我が家はボクと響子のふたりきり。響子は父や母が入れ替わり海外に行ってしまう中で初めての中間試験を迎え、ちょっと不憫。
ま、それはともかく、妻がいない分、ボクは朝早く起きて二人分の朝ご飯を用意し、お弁当を詰めるのを手伝い、夜はなるべく早く帰ってきて二人分の夜ご飯を用意し、洗って、勉強を見てやって、寝る。あ、あと犬の世話。
まぁ二世帯住宅に住んでいるのでボクの両親にお願いする手もあるのだが、優子的にはあまり舅姑に迷惑をかけてほしくないだろうと、なるべくお願いしないようにしている。
ボクは自炊歴8年で、丸元淑夫の本をバイブルにしてよく料理を作っていたのだが、それももう13年前の話。最近では料理も優子に任せっきりにしていてその習慣もない。下ごしらえからしっかり作るのはなかなかハードル高いのだ(平日の夜は特に)。なので会社帰りに惣菜を買ってきて手軽に済ますことになる。
んでもって、駅前スーパーで買うとか、エキナカの惣菜店で買うとか、都会の有名デリで買うとか、いろいろ変化をつけているのだが、まぁなんというか……おいしくないなぁ(笑) 文句言うくらいだったら自分で作れって感じだが、それにしてもなぁ。塩はきついし、化学調味料で舌しびれるし、フライは古いのを二度揚げしてない?ってくらいアブラギッシュだし。
こうなったらサラダだけ手作りして、あとは行きつけのレストランとかにお願いして詰め合わせを作ってもらうか、とか。でも子供とふたりの食事にしてはそれも贅沢だ。今晩は前から決まっていた外食の予定なので両親にお願いするが、明後日の晩はパスタくらい作ろうかな。
それにしても昨日の惣菜はおいしくなかった。有名なデリで買ったのに。
パスタ攻め
2007年06月15日(金) 7:43:32
妻がいない生活を不憫に思ってか、メールでおいしいパスタ・ソースを教えてくれる方やおいしいパスタ・レシピを送ってくれる方がいて大感謝。今日の夜はそのパスタ・ソースでパスタを作る予定。明日はそのレシピでパスタ。あさってはもうひとつのレシピでパスタ。ということで、パスタ攻めでよろしく >響子
昨日は夜ご飯の約束が中目黒だったので、代官山ヒルサイドテラスでやっている「ポルトガル・フェア」を覗いてから行くことに。
思ったよりこぢんまりしたフェアだったが、お〜はるばるあの天国みたいな空間から来たのだね、と、よしよししたくなるような物品ばかり並ぶ。ひと通り見てから、DAOワインの試飲などもして、ほろ酔い気分で中目黒は東山の「AW Kitchen」へ。バーニャカウダとパスタで人気の店。あ、昨晩もパスタ食べちゃった!(しまった!)
食後、ひとりで「テンダリー」に流れて、一杯だけ飲んで、帰宅。23時すぎ。
娘の響子はもう寝ていたが、いま寝たばかり、という雰囲気。早くしなさい!と急かす母親がおらず、やることやったか?とチェックする父親もおらず、自由な時間を満喫していた模様(中間試験も終わったしね)。来週頭には部活を決めないといけないらしく(体験入部とかいろいろ行事があって、本格的に入部を決めるのはこれかららしい)、2つの候補で悩んでいるみたい。どうすんのかなー。部活以外に器楽活動というのもあり、そこではフレンチホルンを希望したという。渋っ。
父娘な週末
2007年06月16日(土) 18:41:35
CMでDSのゼルダを見たので、こりゃ買わねばと店に行ったらまだ未発売。あららと思いつつなんとなく見ていたら、友人がハマっている「DQMJ」(ドラゴンクエスト・モンスタージョーカー)があり、ふと気がついたらレジでお金を払っていた。まずい。ゲームなんかやっているほどヒマではないはず。でもまぁ無意識で買っちゃったんだから仕方ないや(ホントか?)
金曜の夕食はパスタ。
パスタソースはメールで紹介されたこちらで買った。前日注文して翌日の夜ご飯に使えるんだから便利な時代だ。味を濃くしてごまかしていない本格派でおいしい。いくつか買ったので今後も楽しみ。
食事は響子とふたりで「バンビ〜ノ!」の録画を観ながら(イタリアンつながり)。最近のドラマではこれが秀逸かな(娘が中一になり、ドラマをチェックする習慣ができた)。松潤もいいけど、見惚れるのは北村一輝。こういう味の日本人役者って他にいないなぁ。
で、食べ終わってから響子とふたりでDQMJを始めてしまう。ボクがストーリーを進めて、レベル上げとかは響子。根気よくやってくれるので重宝したりもする。ふたりで交代にやっているうちに満腹もあって寝てしまう。まぁこれはこれで幸せの図。
土曜も朝ご飯後DQMJ。で、昼ご飯食べながら「パイレーツ・オブ・カリビアン」の第1作をDVDで観る。響子が学校の友達と封切りになったばかりの第三作を観たらしいのだが、シリーズの第1,2作を観ていないというので借りてきた。ボクは二度目。ジョニー・デップはやっぱうまい。
観た後は「父娘ふたりのプロジェクト」。母親がいない間にガガガとやって驚かそうという魂胆。でもこれが大変な作業でふたりとも超疲弊した。明日も引き続き取り組む。
さてと。
19:55からNHK BS2で「トニー賞」の録画放送だ。すげー楽しみ。結果は全部わかっているけど、プレゼンターとかすごいし、楽しそうだ。あ、その前にパスタ作るけど。
ビギナーズ・ラック
2007年06月17日(日) 18:51:47
昨晩のBS2のトニー賞授賞式、良かったなぁ。
アカデミー賞授賞式の方が司会者がエンターテインしたりするけど、なんといってもトニー賞の場合、ミュージカルのデモンストレーションがある。観た舞台のハイライトをその場でやってくれる。豪華かつ贅沢。楽しすぎ。「Spring Awakening」のそれなんか圧巻だった。
放送中、NYに一緒に行った北海道のモリとチャットのように携帯メールで話しまくる。お互い大興奮(笑)。やっぱアワード発表前にめぼしいのを観ているって楽しい。次回も5月末のノミネーション発表時期に行きたい。
あけて今日は、昼前から娘のお気に入りであるラゾーナ川崎へ。父娘で。
昼ご飯はそこでピザを食べたのだが、食後にレジでメダル100枚分のチケットをなぜかもらった(キャンペーン中だったのかな)。メダルって、つまりゲーセンのメダルゲームのヤツ。んーどうしようかな、と一瞬迷いつつ「思いも寄らない流れにはとりあえず乗っておけ」という人生観に素直に従い、娘をメダルゲーム初体験させることに。
メダルゲームはボクも20年ぶりくらい。まぁ100枚なんてすぐすっちゃうよなぁとか思っていわゆる基本の「メダル落とし」というか「プッシャーゲーム」をやった。今って液晶画面で777とか並んで大量にメダルが落ちてきたりするのね。一時は残り数枚まで行ったものの、響子が777を連続で出して徐々に盛り返し、最後には240枚くらいまで増やした。いやぁふたりで盛り上がった。短時間だったが大当たりの連続で見物人まで立ったくらい。いわゆるひとつの「ビギナーズ・ラック」ってヤツですね。娘の。
で、メダルを専用ATMに預けて(1ヶ月以内なら引き出してまた遊べるという仕組み)、火照った頬のまま娘の洋服を見に行き、一着買って上げる。コムサのガールズ版だけど、とても安くてビックリ。大盤振る舞いしようとしたが、娘に止められた。しっかりしたヤツ。
その後LOFTなども見に行ったが、ふと気がつくともう16時すぎ。急いで帰って昨日のプロジェクトの残りをサササと。
まぁもうそろそろ妻の優子は帰りの飛行機に乗る頃なのでこのメモも読まないだろうからバラすと、単に掃除をしてるだけです。でも長年のごちゃごちゃが積み重なっている家事室の一大整理&大掃除だったので、丸々ふつかかかる大プロジェクトだったのだ(父娘にとっては)。見違えるようにスッキリした。優子もきっと発狂して喜ぶだろう(たぶん。勝手にいじったと怒りまくる可能性も15%ある)。
家事室は食材庫も兼ねていて、産地から喜び勇んで買ってきた激旨食材を「何かのときに食べよう」と温存してあるのだが、とっくに賞味期限切れになっているものを多数見つけた。泣けた。これからは「何かのとき」とか決して考えず、買って帰ってきたらすぐ食べよう!(超教訓)
妻、帰還
2007年06月18日(月) 19:50:36
妻の優子、フランスでのチーズ勉強旅行から無事帰宅。
少し丸くなって帰ってきた。フランスでよっぽど美味しいものを食べてきたのだろう。
「留守中どうだった?」と当然の如く聞かれるのだが、いつも答えに窮する。「全然大丈夫♪」「いろいろ楽しかったよ」とか言うとまるで彼女が不要みたいだから「とっても困ったー」と言って妻の必要性をアピールしたいところだが、実際はあまり困っていないし(笑)。というか、旅行前より家の中キレイになっていたりするし(笑)。なので「それはともかくフランスはどうだったのだ?」と話をそらす。お土産はエルベ・モンス(世界トップのチーズ熟成士)のTシャツだった(←超マニアック)。
今日はなぜか偏頭痛が出ていて頭が割れるように痛かったのだが、まぁ家族が揃うというのは幸せなことだ。この頃あまり家で酒を飲まないのだが、今晩はちょっとだけ飲もうかな。
もろもろ始動
2007年06月19日(火) 9:22:14
優子は時差ボケもほとんどないようで、普通に日常生活に突入。
たった一週間の不在とはいえボク的には家事が習慣になっていたので、「あ、アレやらなくちゃ」とか思いつくのだが、思いついた時にはもう彼女の手で済まされている。あぁなるほどいつも気がつかない間にアレもコレもこうしてくれていたわけね。たまには奥さんがいない生活をやってみるのは必要だな。いろいろ気づく。昨日はあんなこと書いたが、たった一週間だから何とかなったわけで、一ヶ月とかだったらきっと破綻していただろう。
ただ、娘の響子はとたんに朝起きなくなった(笑)
ボクとふたりのときは自主的に起きてきたのに、母親が帰ってきたらやはり依存心が出てくるのかもしれない。
かく言うボクも二度寝した(笑)。依存心出まくり。
さてと。
この一週間、仕事はなんとか切り抜けたが、原稿やサイトはまったく手を付けられなかった。いきなりあさって〆切がある。冷や汗出てきた。関西や地方やポルトガルなんかもいい加減なんとかしないと…。
カウンターで「その日」を踏め!
2007年06月20日(水) 6:13:09
日頃読んでくださっている方への感謝を込めて、久しぶりにカウンターで遊ぼうと思います。
ルールは、カウンターで「その日」を踏むこと。
右上のカウンターを見ていただくと、たとえば今書いている時点で19727626なのですが、これを1972年76月26日と読むことにします。この読み方でちょうど「その当日」を踏んだ方がアタリ。
えーと、わかりにくいな。つまり、たとえば2007年07月05日に20070705を踏んだ人がアタリ、というわけですね。2007年07月15日なら20070715がアタリ。たぶん20070000になった時点でウォッチしていれば「その日」は踏めるはず。たまたま日付変更の24時境目数秒の間にそういう事態になった場合はふたり勝者が出る可能性もありますが…、その可能性は低いでしょう。また、ごく稀にですがカウンターがリセットされちゃうときがあります。「その日」にそうなっちゃった場合、再度キリ番を設定しなおします。
賞品はおいしいチーズの盛り合わせか、おいしいワイン。両方不得意な方とはメールでお話し合いしたいと思います。
踏んだ方はその画像をメールで送ってください(カウンターをドラッグしてデスクトップに移すか、右クリックで保存するかで画像を取り込めるはずです。サイト全体のキャプチャー画像でも結構です)。同番が複数の方から応募されたり、不正があったと感じられる場合は残念ですが賞品は出せません。そんなことがないことを信じています。
Xデイは7月中旬でしょうか。よろしくお願いします。
神保町「嘉門」
2007年06月21日(木) 7:14:56
店に入ったら蚊取り線香の香りがぷ〜んとした。あえてクーラーをつけず、引き戸と窓を全開にしてある。カウンターとテーブルひとつの小さな居酒屋。全体に古びていて蚊取り線香の香りがよく似合う。メニューはおまかせ酒肴3500円のみ。日本酒は珍しいのを取り揃えているがすべて一杯500円。紹介してくださった方とカウンターの奥に座ってほぅと溜息。
ご主人ひとりでやっていて、その純朴そうな佇まいがすばらしい。ヘヘヘと笑いながら日本酒を升にこぼれるほどなみなみと注いでくれる。酒肴がまたうまい。タコ、カツオから始まって、珍しい山菜やかき揚げなど、どれも程がよく酒がよく進む。肴は主役じゃないことをよくわかっている程の良さ。でも「これ、おいしいねぇ」と会話をよく引き立てる。
こういう、いい意味で素っ気ない古い居酒屋は最近貴重になってきた。アルバイト店員もおかず、音楽もない。店は清潔だが年月なりに古びていて、それを隠そうともしていない。特別なお愛想もなく、こだわり親父的なうざさもない。実にさりげない。客はただただ居心地よく飲んでサッと席を立つ。
そこに座っているだけで、ご主人や年配の客たちが生きてきた年月が自分の中にふわりと美しく降り積もっていくような気分になれる店。こういう店が似合うようになるためにはもう少し地道な年月が必要かもしれない、とか思いながら店を出た。ご馳走様でした。
個人的ルール
2007年06月22日(金) 7:53:05
元からパワポで企画書を書くのは早い方であったが、いまやっている仕事の企画書は自分でも驚くほど早かった。オリエンをもらった1時間ちょい後には40枚の企画書を書き上げていた。ま、プレゼン演出上、一枚一行、とか、一枚一言、とかいうページもあるんだけど(笑)。
えーと、毎日お気楽なことばかり書いてはいますが、仕事はわりと嵐になっていて、さすがにそろそろ余裕がなくなってきているかも。
ただ、ボクの場合、20代後半〜30代に徹夜仕事ばかりしていて、残業もここで書いたら捕まっちゃうような時間数を毎月やっていた反省もあり、今では個人的ルールを設定している。だからプライベートの時間が侵食されることが比較的少ない。
・どんなに忙しくても昼メシは抜かない。
・夜に会議を入れない。夜メシの時間は働かない。
・会議はとんでもなく短く。
・休日出勤は極力しない。月に一日は金曜か月曜を休んで三連休に。
まだあったかな? ま、とにかくこんな個人的ルール。
こういうことをじわじわ実行していると、周囲も「佐藤はそういう人」と認識し(諦めだし?)、たとえば夜メシの時間とかに会議のアポとか入れてこなくなる。これが便利(笑)。そのかわり、早起きして企画書とか書かないといけないことも出てくるが、早朝は「もろもろの作業時間」と設定しているので納得づく。
新人とか派遣社員の人とか、他の人のスケジュールに振り回されがちな人でも、たとえば「どんなに忙しくても昼メシ・夜メシは抜かない」「会議をなるべく短く切り上げる」なんかだけでも出来る範囲でじわじわ実行していると、周りも多少影響され、結果として仕事環境が改善されていく場合もあると思う(コツは「○時までしかダメなんです」「次のアポがあるんです」とか先手を打っちゃうこと)。少なくとも「みんなが疑問を感じながらダラダラ残業する」みたいな悪習慣は減っていったりするはず。
上司や先輩が残ってるから帰りにくい、とか思わず、思い切って帰っちゃえよ。メシ食べに行っちゃえよ。後でウジウジ言うような先輩はどうせ小者だ。あなたの人生に関係ない。
脳内タイムトラベル
2007年06月23日(土) 8:01:45
こんなカウンター遊びを始めて以来、自分のサイトを見るたびに脳内タイムトラベルをするようになった。
おお、今日は1976年まで行ったか。んー、15歳だなぁ。デビューしたてのピンクレディに恋をしたんだったなぁ。SOSとかカルメンとか踊れたなぁ。ラグビー部で落ちこぼれそうだったんだよなぁ。あの頃は中学校でラグビー部があるのは都内に16校しかなくて、一回勝てばベスト8なのに、勝てなかったんだよなぁ。練習後は近くの自衛隊アパートでチェリオを飲んでたなぁ。洗面器みたいな器でかき氷を出す「川上」って店、いまでもあるのかなぁ。とか。とかとか。
今日は1977年ですね。高校一年生か…。ってことは、王の756号の年だー。輪島と北の湖の全盛期。んでもって、「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバッド」と「ウォンテッド」と「やさしい悪魔」と「津軽海峡冬景色」と「てぃーんず・ぶるーす」と「愛のメモリー」と「冬が来る前に」と「雨やどり」と「秋桜」と「冬の稲妻」と「迷い道」と「あずさ2号」と「失恋レストラン」だ。ビューティー・ペアと「ロッキー」だ。ビリー・ジョエルの「ストレンジャー」だ。ああ、なんて懐かしい。というか、一番歌謡曲を聴いていたころかも。いまでもあの辺のドレミファドンなら全勝できる自信あり(ドレミファドンて…)。
あしたは1978年か79年か。サザンがデビューする頃だ! ニューミュージック全盛の頃だ! 「スターウォーズ」だ! んでもってそろそろ大学受験…。
毎日飽きない(笑)
なんてことはないけど充実した、普通の休日
2007年06月24日(日) 8:57:02
昨日は、早朝から仕事の企画書を一本書いたあと、午前中は〆切寸前原稿を一気に書いて、ノリが良かったのでついでに数回分書いちゃって、犬の散歩に行って、昼から1時間昼寝して、その後DQMJ(ドラクエ・モンスタージョーカー)をやって配合でキングスライムを作って満足し、夕方からジム&プールに2時間、筋肉いじめて、1kmくらい泳いで、帰ってきてすぐ家族で「福竹」へ行っておいしいお好み焼きと焼酎抹茶割り、店のお母さんの毒舌を聞きながらワハハと笑って2時間半くらい腹一杯食べて、3人でくだらないこと言い合いながらワイワイ帰ってきて、蒸し暑いねぇとか言いながら全員即爆睡。
と、戦争が始まったり、大震災に見舞われたり、交通事故に遭ったり、大病を患ったりして日常が失われた時に、きっと「幸せな一日」としてなにげなく思い出されるような、特になんてことはないけど充実した、普通の休日でした。
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
2007年06月25日(月) 5:38:59
娘が友達と、1と2を観ずにいきなり3を観に行った映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」。
娘とふたりっきりだった先週末に1と2を借りてきて一緒に観たのだが、娘は「あー、だからかー」とかいろいろ後付けで納得していた。で、ボクもさすがに興味津々になり、3を映画館で観てきた。正式邦題は「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」
楽しかったけど、わけわからんかった(笑)。
アクションシーンはさすがだし、CGもすげーし、ジョニー・デップのジャック・スパロウは相変わらず超魅力的なのだが、これ、ストーリー的に破綻してない? 見終わってからも相当真剣に分析したが、わからないところ多し。まぁ細かいところを気にせずに楽しめばいいのかもだけど(実際、楽しいことは楽しい)、やっぱり無理矢理シリーズ化した歪みが出ている気がする。いろいろ詰め込みすぎて説明的になっているのだが、説明したりてない。主要登場人物のどれにも感情移入しきれない。行動の動機も人生背景も描いてないのだから仕方ない。あ、感情移入といえば、特別出演のキース・リチャーズが出てきたときは「がんばれ!」と応援したけど(笑)
帰ってからネットでいろいろ調べて、ようやく納得したところ多し(それでも疑問は多々残る)。
映画では謎とか背景とか説明しないでばばばんとアクション観せといて、ストーリーなんて帰ってからネットで調べさせりゃいいじゃん、とか制作者思ってね? そしたらもう一度観たくなるかもよ、とか製作者ほくそえんでね? それはそれで映画の新しい見方だと思うけど、映画館出た瞬間にスキッとしたいよなぁ、こういう娯楽大作(死語)は。
最近のハリウッドの大作にありがちな雑さ。もうCGだけで驚き喜ぶほど観客もウブではない。ストーリーをもっと練って、背景ももう少し描きこんだうえで、CGを効果的に使って欲しい、とか思った。
つか、こんなこと書いたら、3を観て感動していた娘に怒られるだろうなぁ(笑)
大学で講義
2007年06月26日(火) 7:09:14
昨日はある大学で講義。100人ほどの学生を前に、消費者の変化とメディアの変化、それに伴う広告手法の変化を1時間半。盛り沢山すぎて時間が足りなかった。でも動画とかを多く見せたこともあってそれなりに喜んでくれた模様。
ここ数年、個人的に、若者を見る目が客観から主観に変わったようだ。「娘の延長線上として見る」ようになった。「親目線」とも言える。以前は客観的に、ちょっと冷たく見ていた部分があったが、今は逆に温かめ。きばれよ〜、と励ます目線。ダメダメっぽい学生を見ても、娘がこうだったらと考えて、思わず親身になってしまう。子供を持つってこういうことなのだな、と、あらためて実感する感じ。
世の中に「今時の若い者は…」と否定的に言う大人は多いが、ボクはあまりそう思ったことがない。比較的「今時の若い者は良い」というスタンスを取る。もちろん困ったちゃんも多いし、学力・モラル・常識の低下なども相対的にはあるだろう。面白み・覇気・人との関係性も薄いかもしれない。でも、「今時の若い者は…」とか言う人って、単に自分が若い頃のことを美化しているか、忘れているだけだと思う。アンタもたいしたことなかったはずだ。若者なんてみんな未熟なのが前提。未熟じゃない若者もたまにいるが、逆にちょいきもい。
昨日もキャンパスで今時の大学生をずっと眺めていたが、ボクの頃に比べてみんなお洒落で個性的。気が弱そうな若者が多かったが、言い換えれば優しいとも言える。思ったよりマナーもしっかりしていて、最寄りの駅とかの階段でもちゃんと全員片側に寄って歩いていた。ボクが学生の頃よりマトモだと思う。
人生の選択肢が多すぎる時代は学生にとって大変だ。有史以来こんなに選択肢が多い時代もないだろう。だらだらしているようで、みんな心の中の不安と闘っている。不安に打ち勝って姿勢良く前に進んで欲しいと思う。
と、たった一日大学で教えただけで教育者気分になっているワタクシ。相変わらず影響受けやすい人である。
壁打ちテニスの壁
2007年06月27日(水) 6:20:52
さてと。そろそろ手の平からこぼれおちそうになっているぞ ←仕事。あやういなぁ。いくつか処理してない案件もあり、なかなかスリリングである。
そんな中、ボクが父親役というか兄貴役というかをやっている「娘」より緊急メール。仕事の大事な相談がある、という。これは何を置いても行かなければいけない。人生の優先順位の上の方。
で、築地「魚竹」に行って、ハートランドを飲みながら悩みを聞いた。なるほどなー。いろいろ大変だなー。
こういうときに自分の経験から「オレだったらこうする」という解決策を示しても、実は何の意味もない。他の悩みに対する応用が利かないし、普遍性もない。
まずは彼女の「人生の優先順位」を聞きだし、そこを「ブレない軸」としてがっちり固定。そこをブレさせないとすると今回の問題はどう見えるか、を一緒に整理してみる。そうすると自分の人生に関係ないことが見えてくるので、消去法でいくつかの選択肢は消える。茫洋とたくさんの問題が混在しているように見えた問題が、ほんの2つ3つに絞られてくる。
あとは簡単。その2つ3つに順番に優先順位をつけていくと少なくとも解決手順はわかる。解決方法も見えてくる。それを選択して問題をひとつずつ減らしていけばよい。
まぁ「他人のことだから浮き彫りになってよく見える」ということはある。自分のことを自分だけで考えていると、なかなかこうはクリアにならないものだ。ボクもしょっちゅう悩んでいる。だから友人を呼び出して「壁打ちテニスの壁」として利用すると有効。そういう友人(とか兄貴分)をひとりでも持っていると人生は相当ラクチンになる。これからも利用してください。>娘
深夜飲み
2007年06月28日(木) 9:19:35
昨日も昨日で分秒刻みのバタバタ。でも夜はしっかり遊んだ。つか、飲み過ぎた。ちょっとグロッキー。
前々から決まっていた打ち上げ会でわりと飲んだあと、気まぐれでひとり流れた「Amoh's Bar」で結局5時間近く。原因はモリ。NYで一緒にミュージカル地獄(天国?)を行った彼である。先々週札幌で会ったばかりなのだが、お互いに「久しぶり感」が強く、飲み始めたらあっという間に午前3時前。あー、今日もバタバタなのに…。結局最後は店を閉めた天羽と3人でタクシー帰宅。ふと気がついたらマックの前でメールを読みながら寝ていた。ずるずると寝室に這っていったのがいつも起きる時間である朝5時すぎ。うーむ。今日は昼から天ぷらコースだし、夜は夜で深夜まで。きびしー。
ちなみに、モリこと森崎博之くんは日テレ系の「受験の神様」というドラマの収録で東京にいる。7/14からの土曜ドラマらしい。見てあげてください。
写真部
2007年06月29日(金) 5:58:54
娘は「写真部」に決めたようだ。
通っている中学高校は部活が必修。体験入部とかの段取りを経て、結局初志貫徹したようである。
インターネットの出現で、これまで受け身な受信者だった普通の生活者が能動的な発信者になれるようになった。しかも国境を越えて瞬時に発信できる。まぁいまのところまだブログやサイト、YouTube程度の発信ではあるが、今後の可能性も含めて、これは人類にとって根本的&恒久的な変化だと思う。
そんな時代、写真をはじめ、映像やイラストなど、世界にそのまま通用する(つまり言葉の壁がない)コミュニケーション手段を持っているのはとても強い。
例えばボクの文章は世界には通用しない。どんなに想いを込めて書いても、アメリカ人にもポルトガル人にも伝わらない。日本語だからだ。でも写真は見せれば通じる。想いもメッセージも共有できる。実際、ポルトガルで知り合ったイタリア人は、ボク達がポルトガルで撮った様々な写真をまるごと欲しがった。CD-ROMに焼いて送ったが、そういうことが写真の場合は起きる。言葉の壁を越えて何かが伝わるのだ。
ま、そんな理屈は置いといても、写真は単にアート分野として楽しい。
部活といえば体育会系、というイメージしかないボクではあるが、写真部というのはちょっとうらやましい。ちゃんと活動して、人に想いを伝えられる写真が撮れるようになるといいな。
ちなみに佐藤家でもこれを機会に「写真部」が結成される(父と娘のふたり部員)。きもいか。きもいな。まぁいいや。でも撮影旅行とか、娘に迷惑がられない程度に行うつもり。だってボクもこの機会にちゃんと勉強してみたいんだもの。暗室もやってみたいな。物置を改造するか。
名古屋で食べすぎ & 大矢さん
2007年06月30日(土) 9:16:03
所用と「2泊3日うまうま旅」の下見をかねて、名古屋へ。
朝10時半ころ名古屋駅に着いて、まずは新幹線ホームの「住よし」できしめん。ここはホームの立ち喰いとはいえ名古屋で最もうまいきしめんの店のひとつとして知られているらしい。なるほどなかなかうまい。シンプルだけどメリハリのきいた味。もちもちの麺。わりと好きかも。
で、そのままJRで熱田駅に行って、熱田神宮をお参りした後、開店直後の「あつた蓬莱軒神宮南門店」へ。ボクのすぐ後ろはもう待ちだったからギリギリだったな。言わずと知れた「ひつまぶし」の有名店。なぜか「以ば昇」ばかり行っていて有名なこの店は初めてだった。カリカリに上手に焼き上げてある。だしもうまい。全体にレベル高し。この「ひつまぶし」って食べ方は焼鳥やステーキの切れ端でも出来そうだな。
地下鉄で中心部に出てからタクシーを使って飯田町の「川井屋」へ。きしめんの老舗である。手こね・手延べ・手切りの純手打ちだそうだけど、それってさぬきうどんなんかだと普通のことだよなーとか思いながら。でもさすがな麺だ。もちもちなだけではなくムニィ〜の粘りが微妙に良い。だしも深い味。全体にとても優しいきしめん。ただ少しいろんな味が混ざりすぎているかもとちょっと思った。「住よし」って普通なように見えてシンプルな完成度があったんだと思い至る。
四軒目は「ヨコイ」のあんかけスパと「叶」の味噌かつを迷ったあげく、なんとなく味噌かつへ。んー、腹7分目だけどまだ丼くらいは入るな、と。でも後でちょっと後悔した。だって濃すぎたんだもの。
味噌かつは嫌いではないが、ここのは「矢場とん」の数倍は濃い味で強烈。いやぁ〜濃い。濃すぎ。見た目も真っ黒でなかなか凄まじい。濃厚系の雄とは聞いていたがここまで濃いか。いやぁ〜濃いなぁ(そればっか)。家族的な経営で、首が前に曲がったお爺さんが丁寧に丁寧に作ってくれる。その様子は心温まる。メニューの裏に「生涯現役」と書いてある通り、ずっとがんばってほしい。
と、四軒ハシゴ。
きしめん2杯はともかく、ひつまぶしと味噌かつはさすがに年齢的に調子に乗りすぎ。また読者のお医者さんたちに叱られるなぁと反省しつつ、所用をこなす。
夜は楽しみにしていた大矢さんとの会食。
お互い長〜くサイトをやっていて(ボクは1995から。彼女は1996から)、メールでは何度も何度も連絡しあった仲なのに、お会いしたのは今回が初めて。「やっと会えましたねぇ」とニコニコと。彼女のサイトには隠し日記があって、暗号を解かないとそのページに行き着けないのだが、そのダジャレ日記をボクは「日本一の日記」だと思っている。面白い。傑作だ。群ようこ・室井滋を凌ぐ(なぜ編集者は彼女にエッセイを書かせない?)。書評は「本の雑誌」を含めていろいろ書いている人ではあるのだが、それにしてももったいない…。ま、それはともかく、そんな彼女とのやっとの邂逅である。とても楽しみにしていたのである。
場所は「宮鍵」。かしわとうなぎで有名な老舗らしいが、お目当ては「みそすき」である。味噌鍋で三河地鶏や野菜を煮込んだものをすきやきみたいに玉子でいただく料理。この味噌鍋が凄まじい。ひたすら黒い。「地獄の釜が開いたよう」と表現した人がいたが、まさにその通り。すべての食材が八丁味噌で真っ黒になるので口に入れるまで何を食べているのかわからない。というか、煮えて食べごろになったのかどうかの判断も全くつかない。黒すぎて。最後に青いものも投入するのだが、普通の鍋では美しい彩りになるそれも単に真っ黒。存在意義が微妙だ(笑)
ボクは四軒目の味噌かつがボディブローのようにきいていて、自分の分を平らげるのがやっと(でも最後ののり茶漬けまで全部食べたけど)。ただ、スタートダッシュでは実にうまい「みそすき」も最後にはちょっと単調になるのは否めないな。
1時間半でだいたい食べ終わり、口の中の味噌を流そう、ということで「Dagout」というバーに流れる。野球バーだ(大矢さんは野球オタクでもあるのだ)。そこでカンパリを飲んでさっぱりし、野球中継を観ながらお互いいろいろ話す。味噌鍋を食べている時は真っ黒な海から食材を救い出すのに必死であまり話せなかったのだ。
長くサイトを続けてきた人にしかわからないいろんな感覚を語り合う。こういうのがわかりあえる人も少ないなぁ。一致したのは「無難なことしか書かなくなっちゃったよね」みたいなこと。センシティブな話題を書いた時の不特定多数の反応の怖さを身にしみて感じているし。表面的なことだけを読んでのバッシングには心底参るし。ネット初心者の、ネットの利便性を勘違いした一方的で自己中心的な要望・お願いの数々にも死ぬし。
とか、だらだら話してお開き。あぁ面白かった。再会を約束して別れる。
夜の栄をそぞろ散歩してホテルへ。名古屋人もほとんど知らない無名で小さなホテルだけど、旅のクチコミサイトで金賞をもらっているホテル。サービスがなかなか良い。
名古屋は高いビルが少なくて、空が広くて気持ちがいいな。道も広いし。




