2007年1月 アーカイブ

あけましておめでとう

2007年1月 1日(月) 0:01:01

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希少で儚くて奇跡的なこと

2007年1月 2日(火) 7:44:04

今年も無事に始まりましたね。
以前、「幸せとは『なる』ものではなくて『気づく』もの」みたいなことを書いたけど、大晦日や正月を家族&父母と静かに過ごしてて何度も気づかされたよ。こんなに静かで平静で健康な年末年始が迎えられるのは、本当はとっても希少で儚くて奇跡的なことなんだと。年越しそば食べたり、おせち食べたり、みんなで犬散歩に行ったり、妻娘の勉強風景に微笑んだり、娘の縄跳び練習を眺めたり、のいろんな瞬間に。

そして「幸せなことだなぁ」と心から実感していてふと気づいたら、ダメダメ状態からいつの間にか脱していた自分。無理矢理な刺激よりも、こういう穏やかな日常の方が効いたみたいだ。きっとリゾートとかでも効かなかったんだろうな。日常じゃないと。で、ぐあーと原稿書いたり、むあーと勉強したり、昨日はわりと捗りましたです。

それにしてもお雑煮ってうまいなぁ。お雑煮ラブ。大好きなので1年中食べたいくらいなのだけど、そうすると逆に正月の魅力が半減しちゃうので我慢してるくらい。うちのは澄まし汁に鶏肉に大根に三つ葉に角餅なタイプ。関西勤務時代に先輩の家で丸餅・白味噌タイプを食べたときはびっくり&がっかりしたなぁ。味ではなくて、なんというか習慣的なもの。澄ましタイプのお雑煮じゃないと正月な感じがしないのだ。

帰って来れなかったら野垂れ死に散歩

2007年1月 3日(水) 15:53:50

娘と犬散歩。
普通に歩いてもつまらないので、「行き当たりばったり企画! 帰って来れなかったら野垂れ死に散歩〜!(ドンドンドンドン!)」を即興で実施。つまり、娘と順番に「右」「左」「右」「まっすぐ」「左」「左」とか宣言してその通りに路地や交差点を曲がっていくのである。交差点ごとに宣言していては先が読めてしまうので、6つか7つ先まであらかじめ宣言しておき、その通り歩く。いったい我々はどこへ連れて行かれてしまうのだろうか。いままで気づかなかった路地や抜け道なんかを強制的に通らされ、家からどんどん離れていく。

東京って小さい路地や行き止まりが山ほどあるのに気づかされる。こんなところにこんな家が!と驚くことも多かった。おいおいなんでこんな細い行き止まりで美容室やってんだよ、とか。犬にもよく吠えられた。私道に入っちゃって「犬におしっこさせないで!」と怒られたりもした。うーん、なかなか楽しいかも。

いったいどうなることやらと思いつつ始めたが、1時間も歩いているうちになぜかだんだん家に近づいていく。あらあらと思ってるうちに最後はピッタリ家についてしまった。うはー、奇跡かも!(って、ある程度は先読みして恣意的にやったところもあるのだけど、それにしてもピッタリ着くか)

「ためしてガッテン」鮨スペシャル

2007年1月 4日(木) 8:38:34

昨晩、1時間半の鮨特集だっつうんでNHK「ためしてガッテン」を見ていたら、途中から「すし與兵衛」の鈴木信夫さんが出てきてほぼオンステージ。うわ〜とひっくり返って驚いた。つか、物怖じせず緊張せず、いつもの鈴木さんであった。演技もうまいうまい。握る手も震えてない(笑) 見事な男ぶり。さすが。

番組の内容はなかなか画期的で、日本人の「鮮度&素材信仰の鮨観」を壊してくれるもの(快哉!)

なにしろ「大間の最高級生まぐろ+金賞受賞のこしひかり」で握った鮨が、「スーパーの冷凍まぐろ+古米7割のブレンド米」で握った鮨に、一般人の食べ比べ投票で負ける、というところから番組が始まるのである。

Quo Vadis? 〜主よ何処へ?〜

2007年1月 5日(金) 8:12:23

今日から会社。手帳をおろす。気持ちよい。真っ白なページが365ページもある。

ボクはここ数年「QuoVadis」の1日1ページの手帳を使っている。
12×17cm。思いつきをいっぱいメモする方なのでちょっと大きめで余白が多いのがいいのである。カバーは去年が赤で今年はオレンジ。風水の人に「黒い手帳はよくない」と言われて以来、派手な色にしている。女性が髪をまとめるゴム(青とか緑)を買って、カバンの中でグジャグジャにならないようにそれで巻いて、そこにボールペンも挟んで、持ち歩いている(写真)。

気に入っているのはその大きさかな。意外とこの大きさが売ってない。あと隅のミシン目。全体のデザインもわりと好き。
不満はタイムスケジュールが21時までしかないこと(徹夜仕事とか夜メシの予定とかがはみ出る)。月別一覧がなくて俯瞰しにくいこと。あと、日本の祝日が表記されていないので祝日に間違えて会社に行きそうになること。何度かギリギリ危なかった(笑)

火打石

2007年1月 6日(土) 19:08:17

友人に火打石をもらった(写真)。
写真左が「火打石」。水戸黄門が愛用したという「水戸火打」だそうで、火打石の最上と言われる硬く粘りのあるメノウを手作業で割り整形したものだという。で、写真右は「火打金」ですね。この金属の部分に石を当てて火花を出すわけだ。

「切り火」は、火打金を左手に持って固定し、右手で火打石を持って手前から向こうへカチカチと当てこすって火花を出す。清めたい場所や、出かける人の右肩口に後ろから2,3回カチカチと切りかけるのが作法だと説明書に書いてある。
なるほど切り火かぁ、とばかりにカチッ、カチッ、カチッとやってみるが、これがなかなか難しい。何度かやるとごくたまに、目立ちたがりの線香花火みたいな火花がひとつ、接触点から意外と遠くにキリリと現れる。きれいだ。

切り火と聞くと、なんといっても思い出すのは香山美子。たしか大川橋蔵の「銭形平次」だったかな。平次の奥さんであるお静役だった彼女が毎回玄関で「お前さん、行っといで」と声をかけながら小粋に切り火で平次を送ったのをなんだかよく覚えている。あの頃は時代劇をよく見たなぁ。

地球温暖化?

2007年1月 7日(日) 17:59:02

勉強と読書と原稿と企画書作りの1日。やることいっぱい。間に合わない。

気晴らしに家族で犬散歩に出たら、いつもの散歩道に梅が咲いていた。1月7日か、まだ早いよなあ。
梅の木がずぅっと植えられているので家族の間で「梅道」と呼ばれている細い道なのだが、その中の3本ほどが紅梅を開かせていた。白梅はまだ固いつぼみ。種類が違うのかな。でも梅は大好きなのでうれしい。春に手が届きそうでよろしい。まぁ東北のスキー場は雪がないというし、NYではなんともう桜が咲いたというし、世界的に暖冬なんだろう。

このように暖冬とか迎えるとすぐ「地球温暖化」に結びつけて考える人が多いが、ボクはそれはちょっと思考停止的だと思っている。危機意識を持つのはとても大事なことだが、たとえば「環境危機をあおってはいけない 〜地球環境のホントの実態」(ビョルン・ロンボルグ著/山形浩生 訳) や「環境問題のウソ」(池田清彦著)を読むと真逆に近い主張もなされている。どっちが正しいかは難しいが(どのみち両陣営とも仮説だし)、マスコミや一部識者の意見を鵜呑みにせず、双方の意見を知って自分の頭で考えたいところ。

「一瞬の風になれ」

2007年1月 8日(月) 20:29:39

「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子著)全三巻読了。
ものすごく真っ直ぐでイノセントな陸上短距離一人称小説。ちょっと前に買ってあったのだが、直木賞候補になったと知って慌ててこの連休に読んだ。直木賞とれるかな。どうなんだろう。シンプルすぎる気もするが。でも「走る」実感をここまで感じさせてくれる本もめったにない。ベッドで読んでいる間、何度もカラダが無意識に動いた。一緒に走っているような共有感。登場人物と同じトラックに立っているようなリアリティ。そして最後は少し泣かされてしまった。仕方ないな、この展開では(笑)

登場人物がみんな魅力的。よく書き分けられている。軽すぎるくらいの文体。凝った表現は出てこない。でもそれが不思議にマッチしている。だから混乱もなくあっという間に三巻読めてしまう。若い読者には向いているかも。
ただ、出てくる人がみんな良い人すぎるのがちょっと…。大人が考える理想的な高校生すぎ。健全すぎるんだよなぁ。でも(たぶん)あえてそれを狙って書いているのだろう。この時代、このように真っ直ぐ性善説的に夢を見られる小説は必要だ。

副産物的にだが、この本を読むと陸上(特に短距離)にくわしくなり、とても見たくなる。陸上競技の魅力が余すところなく描かれているのだ。スラムダンクを読んだ後に「高校バスケ冬の選抜」を見に行ってしまったみたいに、陸上のインターハイとか見に行きたくなる読後感。家族に読ませて一度一緒に見に行こう。

「仏像のひみつ」

2007年1月 9日(火) 21:22:39

「仏像のひみつ」(山本勉著)読了。というか年末だけど。

あ〜全部わかっちゃったよ、仏像のこと。すっきりしたなぁ。
全部ってオーバーか。もともと東京国立博物館に勤務していた著者が「親と子のギャラリー 仏像のひみつ」展を企画しその内容を本にしたもので、つまりは子供にもわかるように書かれていて、枝葉末節は省略してある本なのだ。だから1時間もあれば読めてしまうし、もちろん「全部」はわからない。とはいえイイタイコトが極限まで絞ってあり実にクレバーに整理してあるので、スコンッと頭に入っちゃうのである。

いままでこの手の本をいくつか読んだことがあったが、学術的すぎたり詳しすぎたりで、どこかボンヤリした部分が残ったものだ。わかったつもりになったというか。理解してもすぐ忘れちゃったというか。
でもこの本はもう最低限のことしか書いていない。最低限なんだけどココがちゃんとわかるとすべて理解できるという部分を短くわかりやすく書いてある。ここまで絞って整理してくれるとイヤでもわかっちゃうなぁ。もう忘れない気がするなぁ。下手に詳しいよりこういう方が結局役立つんだよなぁ。この著者、受験参考書とか書かせてもきっと名人だぞ。

iPhone !

2007年1月10日(水) 6:53:35

早起きして「Macworld Expo 2007」のジョブズの基調講演結果をネットで見る。
去年のExpoではIntel製プロセッサ初搭載の「MacBook Pro」と「iMac」が発表された。今年はどうかとワクワク見てみると…。

大方の予想通り、iPhoneとApple TV(以前の発表では iTV)。それにパラマウントのiTunes Store配給開始とアップルの社名変更(Apple Computer, Inc.→Apple Inc.)であった。

なんと言っても「iPhone」だ。
うわー、かっけー! コンパクトな薄さ11ミリの筐体に特許技術が200以上も詰め込まれているという(日本語のくわしい記事はとりあえずココココで。リアルタイム更新の実況日本語記事はココとか。アップルサイトではココ。英語だけど直感的にわかりやすくデモされている)。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。