2006年12月 アーカイブ

満員劇場御礼座2006

2006年12月11日(月) 9:25:32

今回の大阪行の目的のひとつである「満員劇場御礼座2006年ひそひそ公演『それは秘密です』」を観てきた。
満員劇場御礼座(以下「満劇」)の公演のためだけに毎回新幹線代払って大阪に行ってもなんにも惜しくない。そのくらい良い。笑える。ほんわかする。というか好みに合っている(知りあいが出ているのもある)。でも貧乏性なので行ったら行ったでいっぱい食べたり飲んだりしちゃう、というのがこの金土日の真相である。ってどうでもいいか。

ちなみに今回もあっという間に前売り完売したらしいのでこのメモでも告知しなかったが、関西に住んでるなら是非観てほしい演劇ですね。とはいえサラリーマン集団の舞台なので不定期公演。なかなかやってくれないのが難である。

今回は全体的に本がよく出来ていた気がする。淀川フーヨーハイ、あべの金欠、心斎橋ラムネの3人の脚本があっさりとしつこめの間のギリギリのバランスで良かった。ちょっと前に観たつかこうへいの「蒲田(錦織版)」より良い(マジ)。いつものメンバーも流石なもの。客演の高瀬和彦氏もとても良かった。早く次の公演を望むです。

「すし匠」〜「カルマ」

2006年12月12日(火) 12:48:32

昨日のメモ、少し追記してあります。ハシゴする人(いるのか?)のためのコツというかなんというか。

昨晩は対談相手の伊藤さんと四ツ谷「すし匠」。
数ヶ月に一回ふたりでどこかに食べに行くが、まぁいろいろ話は尽きないこって。でも意外と食とか店の話はそんなにしない。

「すし匠」は、酢飯を使い分けることで(一部鮨好きに)知られている店。基本は白酢の酢飯を使っていて、さわらの昆布締めや煮小柱、赤身のヅケとかは赤酢の酢飯で握る。赤酢は少し酢をきつめにしてある。

塾のお迎え

2006年12月13日(水) 5:17:18

近所の塾に行っている娘のお迎え。自転車でビュー。

夜だし暗いし寒いし。会社帰りで疲れているし。
でも、小6の響子を塾まで迎えに行くのもあと1ヶ月半(2月頭が本番だから)。そう思うとかけがえのない時間に思えてくる。暗くて寂しい夜道も価値があるように見えてくる。塾のドアから子供が飛び出てくる瞬間を愛おしく感じてくる。いただいたメールの一節に「子供はすぐ大きくなっちゃいますよ!」というのがあったが、ホント、子供と一緒に過ごす時間なんかあっという間に終わり、すぐに妻と二人きりの時間が訪れるのだろう。シアワセなんだろうな、うん、シアワセなんだ、お迎えにビューと向かっているこの「たった今」こそ、が。

美輪明宏が「幸せとは陽炎のように儚いもの。手にした瞬間に飛び去るもの」みたいなことを書いていたが、その通りかもしれない。彼は続けて「なのに世の中の人は『幸せになります』『幸せになりたい』と、一度手に入れたら未来永劫変わらない固形物でもあるかのように言い、求める」みたいなことを言う。つまり結婚式とかで「幸せになってね」とか「なります」とか言うのは違ってるよ、ってことだ。幸せとは瞬間の感覚のことを呼ぶのだから。そしてそれが続くとだんだん麻痺して当たり前になり、また不満を持ち始めるのが人間なのだから。

ラジオの魅力を一番知っている世代

2006年12月14日(木) 8:14:45

火曜に録画しておいたTV「伊藤家の食卓」を観た。
かぜ耕士さんが出ていたからである。見逃した方は番組オフィシャル・サイトの「番組内容をチェック!」→「ウラ昭和史」→「ナンチャッテおじさん」を観るとキャプチャー画像がちょこっと観られる。番組中では昔の「たむたむたいむ」放送中の写真なども映された。懐かしい…。

そうそう、ナッチャコ・パックへのメールもいろいろありがとうございます。
TBSラジオの方からもメールをいただき(というか友達なのだけど)、「レギュラーで那智チャコが復活するとしたら、聴きたいっ!っていう層はかなりいると思います?」と軽く聞かれた。

いますよいます!
でもその層って壮年なの。働き盛り。その辺が問題ですね。聴きたい気持ちはあってもなかなか暇がない。

流通のチカラ

2006年12月15日(金) 8:46:30

割烹「樋口」。
年内に裏を返そうと思っていたのだが、なんとか間に合った。誠実で真摯な料理。だけど客を緊張させる真面目さではなく、肩の力がホッと抜け真面目さ。この辺がこの店の真骨頂かもしれない。疲れた時に特に効く。

途中で白川(白甘鯛)が出た。ううむ。去年から今年にかけての「のどぐろ(アカムツ)」同様、はやり始めているみたいだなぁ。このところ続けて白川を食べている。
ここ数年、流通の進化と客の高級志向に伴って、地方でもめったにお目にかかりにくかった希少な高級魚が都内の割烹や居酒屋に出回るようになってきた。去年だったかフツーの居酒屋で「のどぐろ」の文字を見たときなんか驚いたもん。来年あたり白川もフツーに並び出すのかもしれない。でも東京でそれだけ消費されると、逆に地方では枯渇するんだろうなぁ。申し訳ない。というか、地方を訪問する楽しみが薄れるので、東京に流通させなくていいです(笑)

そういえば那覇から「きっぱん(橘餅)」が届いた。というかいただいた。ありがとうございます。本当においしい。
もう謝花きっぱん店でしか作っていない銘菓。二ヶ月待ち。だから観光客はなかなか手に入れにくい。東京にも流通していない。でもわざわざ那覇に行って買いたくなる希少な味のひとつである。

教育基本法

2006年12月16日(土) 18:01:19

寝休日。だるくて体調が思わしくない。まぁこういうときもあるさ、と、本をいっぱい抱えてベッドで過ごす1日。寝だめカンタービレ。それにしても先週くらいからずっとだるい。精神的には元気なんだけどカラダがついてこない。

教育基本法改訂、可決。
どう思いますか?というメールをいくつかいただいているが、びみょ〜に態度保留。自分の真ん中に変わらない芯みたいなものはあるのだが、もう少し考えたい。

以前「国歌国旗強制違憲問題」について軽くコメントしたとき(こんなのとかこんなの)、強い賛同と強い反対の両方をメールでいただいた。通常、強い反対メールというのは感情的でよくわからない論が多いのだが、今回はとっても丁寧で理性的なメールもいくつかいただいた。そして一理あると正直思った。ボクは物事の一面しか見ていないのかも、と少し不信感を持った(自分に)。それ以来、ふとボンヤリするときとかになんとなく「国歌、国旗、教育、愛国」について考えている自分がいる。ずっと堂々巡りだけど。こういうのはなかなか結論はでないのだろうな。自分個人に当てはめて考えるときと自分の娘に当てはめて(親として)考えるときとでは結論が違ったりするし。

日帰りバサカニ

2006年12月17日(日) 8:09:12

「『だるい』をおろそかにしてはいけない」とありがたいお叱りを受けつつ、ちょっと必要があって日帰りで岐阜県は瑞浪市のバサラ・カーニバル(略してバサカニ)に行ってきます。よさこいソーランの瑞浪版。おかみさんソーランを応援してきます。大スズメバチ酒を飲まされないように気をつけなければ(笑)

昨日のハナシ、自営業(個人営業、もしくは会社経営者)の方から「そうなのよ〜」という反応がわりと。
特にサラリーマンから独立した人は、ビフォア・アフターで比較できることもあって、強くそれを感じるみたいですね。なるほどー。いろいろ考えさせられます。サラリーマン生活を20数年やっているので、視点が少し硬直化しているかもなぁ…。

新幹線でゆっくり考えよう。

瑞浪バサラ・カーニバル

2006年12月18日(月) 12:09:49

瑞浪バサラ・カーニバルに行ってきた。

名古屋から中央本線で40分。静かな町の単独のお祭りなのだが、100チーム以上の「よさこいソーラン」チームが参加していて異様な盛り上がりを見せている(バサラ公式サイトのたとえばこの写真とかを見ると盛り上がりの一端がわかる)。
驚くのは、遠くは北海道や東北からもチームが参加していること。みんな自腹でわざわざこの小さな町まで駆けつける。しかもチームの踊りを踊れるのは5分だけ(総踊りや乱舞には参加できるが)。たった5分踊るために全国各地から長時間かけて参加しに来るわけだ。それも主に10代20代の(お金に一番不自由しているはずの)若者たち。すごいなぁ。

いろいろ見たり聞いたりしていると、どうも「草の根レベルの交流努力の結果」のようである。各地のチーム同士が同窓会のように(もしくは忘年会のように)温かく再会を喜びあったりしている。瑞浪がそういう場を用意し、市を上げて温かく迎え、地道に10年(このお祭りは10周年だそうだ)やり続けた結果が、眼前に展開されているのだ。

熱燗専用

2006年12月19日(火) 7:56:35

以前瑞浪に行ったときに作陶した美濃焼を、日曜の宴会時に手渡しでいただいた。

瑞浪市には陶磁器会館「美濃焼プラザ」というのがあり、美濃焼、瑞浪焼を売っていたりする(わりと陶器で有名な街でもあるのだ)。そこで陶芸教室もやっていて、作陶体験教室に入れるのである。正味1時間程度の作業。ロクロを回して茶碗とか湯呑みとかを作っていく。ボクはぐい呑みを作った。広口の大きめのぐい呑み。ロクロを回すのは初めてだったので緊張しつつなんとか完成。それが焼き上がってきたわけである(写真1写真2)。

どうすか! 初めてにしてはなかなかっしょ!(自己完結)
「おぉ〜!」と喜び、さっそくその場で酒をもらって飲んでみる(呑み初めは「三千盛純米大吟しぼりたて」)。

後輩と天麩羅

2006年12月20日(水) 8:54:31

昨晩は中学高校の後輩とメシ。
後輩なのだけど会ったのは初めて。ここ数年メールのやりとりをしていてなんとなくお会いすることとなった。

サイトを読んでくださっている方と会うのはわりと勇気がいる。勝手に美化されていることが多いからである。実物見てガッカリさせたら申し訳ないなぁとか気を遣う。そのうえとっても落ち着かない。相手にはサイトですべてを知られているのに自分は相手のことをほとんど知らないという不公平な状況が意外とつらい。こっちは裸なのに相手は服を着ているみたいな落ち着かなさ。モゾモゾ。さらに、わりと疲弊もする。「相手がイメージしてくれているさとなお」をどこかで無意識に演じている部分があるのだろう。やっぱり激食べした方がいいのかなぁとか(笑)。
だから帰ると肩が凝っていることが多い。自意識過剰なのかな。サイトやってるヒトならわかってくれる感覚だと思うけど。

でもまぁ今日は後輩だしな、肩の力を抜いて行こう、校風が強い学校だったのでだいたい相手の雰囲気は想像つくし、しかも相手もサイトを持っていて少しはこっちも予備知識があるし…。と、昨晩は普段より気楽に出かけたのである。意識して気楽に。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。