2006年11月 アーカイブ

歴史が交わった街はたいていうまい

2006年11月 1日(水) 8:35:30

ええと、昨日の表題は、「長崎の夜はむらさき」という歌謡曲の名曲がありまして、それにかけてます(説明するか:笑)。いや、だって、知らない人多そうなので。

長崎って印象変わったなぁ。
こんなにおいしいものだらけの街だっけ?という印象。自分の中では改めて「美味な街」と位置づけられました。まぁハーフに美人が多いように、歴史が交わった街はたいていうまいですね。中国とオランダとポルトガルと日本が混ざり合って、独特のおいしさに昇華されてました。小さな街なのに実にレベルが高い。長崎人がうらやましい。

それと、長崎情報をメールでくださったみなさま、本当にありがとうございました。当日のギリギリまで「んー、どの店に行こうかな。やっぱあの店よりこの店にしようかな。でもあそこも良さそうだしなぁ…」とか迷ってまして(だって滅多に長崎行けないし)、メールでのタイミングのよい「背中押し」が相当効きました。

ハウステンボスの中国人・韓国人・日本人

2006年11月 2日(木) 7:28:46

ハウステンボスは日本にいながらオランダ情緒(?)が味わえる場所ではあるが、意外とまわりから中国語や韓国語が聞こえてきてアジアにいることを実感させられてしまう。受付の人に聞いたら「そうですねー、最近では入場者の3割くらいは中国・韓国の方でしょうか」とのこと。長崎空港がソウルや上海とつながっている手軽さもあるのだろう。

ハウステンボス内の高級フレンチレストラン「エリタージュ」で聞いたら、「いえ、当店には中国や韓国の方はほとんど来られません。日本の方だけです。一度だけ韓国の方が団体で来られましたが、中国の方は来られません」とのこと。

同じくナイト・カヌーのインストラクターは、「いやー、中国の人は乗りませんね。中国の人は時間にお金を使うことをまだしないみたいです。お土産にお金を使うみたいですね。まだそういう時代なのではないですかねー。韓国の人はたまに乗られますよ。団体で来られます。でも圧倒的に日本人が乗ります」とのこと。

ペトリュスのコーラ割り

2006年11月 3日(金) 15:04:14

昨日の話を書いていて思い出したあるエピソード(実話です)。

ある友人が仕事で上海に行き、中国人のド金持ちと親しくなったんだって。
で、ぜひウチに遊びに来い、と言われ、そのまま彼の家にお邪魔することとなったらしい。上海の富豪は桁が違う。ものすごい豪邸の応接間に座って待っていると、彼は「一緒にワインを飲みましょう」と言ってボトルとグラスとコーラを持って来た。ボトルを見るとペトリュスじゃん(世界トップクラスに高い赤ワイン)。友人はワインにくわしいので、さっとヴィンテージを見て「お、いい年じゃん、ラッキー♪」と喜んだら、ペトリュスを注いだグラスを前に中国人はこう言ったという。

「この赤ワイン、いっぱい買ったんだけど失敗したネ。渋すぎるヨ。おいしくない。でも大丈夫ネ。こうやって飲むとうまいんダ」

マジック・シアター(長崎)

2006年11月 4日(土) 18:12:30

長崎では「マジック・シアター」というバーに行き、初めてクローズ・アップ・マジックを目の前で見た。
ほとんど貸し切りに近いくらい空いていたので、カウンターに座って本当に目の前で見たんだけど、いや〜びっくりしたなぁ。タネはもちろんあるんだろうけど、詮索する気も起こらないくらい。まぁやっている人が「長崎の隅っこで何故?」というくらいの大物で、マジック・オブ・ザ・イヤーももらっているマジシャン小川心平さんなので、そりゃあ鮮やかなもんなのだった。

最近TVで特番組まれる外国人系マジシャンの裏話もいろいろ聞いた。え!? マジ! そんなことやってんの!と驚くような裏話。やっぱ映像はなぁ、タネ仕込めるよなぁ、みたいな。あるTV局で「社員のブログ禁止令」が出たのもよくわかる(笑) 【注:小川さんは無闇にタネをばらしてるわけではありません】

とりあえず世界最高峰のマジックが目の前で見られるので、長崎に行く際は行かれるといいっすね。

三連休最終日のダメダメ感

2006年11月 5日(日) 8:00:40

人生でもう数十回目の三連休だと思うのだけど、まったく学習してこなかったなぁ。三連休最終日って必ず後悔する。なんつうか、この「やりたいことが全然できなかったダメダメ感」は果てしない。

初日はアレやろうコレやろう能率的にやろうとか燃えるのだけど、たいてい終日寝てしまい、あげく夜には酒まで飲んでしまい、「まぁでも1日くらいはカラダとココロを休める日が必要〜」とか自己正当化しつつ終わる。まだ余裕。あと2日あるもんね。明日のオレは違うもんね。

二日目は朝起きられない。なんか無気力。前日の寝すぎでカラダがだるいのもある。あぁなんだかんだ言って疲れてるんだーとかわざわざ声に出して自己弁護する。
一応起きて少しアレコレしようとするんだけど、朝ご飯を腹一杯食べたら猛烈な睡魔がやってきてやっぱり寝てしまい、そのまま「まぁ最終日があるさ」状態に突入。アタマの中で冷静に「最終日にたった1日でアレとかコレができるのか」とシミュレーションすることはしない。ただボンヤリと「だって中間テストの時も期末テストの時も受験本番もなんとか一夜漬けで切り抜けてきたじゃんオレ」とか根拠のない成功体験を思い出しながらベッドに横になっている。少し読書とかして「なにかをやった感」だけは演出する。

差が開いていく

2006年11月 6日(月) 7:38:38

へぇ〜お父さん、さぼったんだ〜。
と、娘が優越感ぶりぶりの目で見る。昨日のメモをアップした直後に妻のパソコンで読んだらしい。おかげで昨日は「勉強しろよ」と言ってもまったく説得力なし。ふ〜ん、とかいう声と共に「自分はさぼったくせに」という目が返ってくる。くそ〜。もうぜっていさぼらない!(あと87日は)
でもね、おかげで昨日はわりとがんばった(娘の目があるからね)。娘の監視を受けるというのもなんか屈辱的ではあるが、まぁ仕方なし。朝から夜までシコシコやってました(途中昼寝アリ)。


井上雄彦さんの最新刊「バガボンド」24巻のカバー袖に書いてある彼の言葉に深く心を揺さぶられる。

「人は
 まっすぐにものを見る眼を持って生まれ
 後天的に獲得した斜めに見る眼をもてはやし
 いつかまた手放していく
 ならば早くに手放した者勝ち
 そうすることが難しいこの世ではあるけれど」

朝からお腹がカキフライ

2006年11月 7日(火) 6:47:03

昨日は朝からお腹がカキフライだった。
おとといの夜、広島についてのメールをある人に書いていて、その中でカキに言及したせいか、夢にカキフライが出てきたのであった。なぜかダウンタウンの松ちゃんと巨大なカキフライを食べている夢(なぜだ?)。で、起きたときにはもう胃がカキフライを欲している状態に。

午前中のミーティングをイライラ終え、よし!カキフライ、と思ったら、ちょうどタイミングよく知り合いから電話があったので一緒に「三州屋銀座店」へGO! あぁまさに「夢にまで見た」カキフライ。やっぱこの店、うまいわぁ。去年の印象よりちょっと甘い気がしたが、それでもプリプリのジュワジュワのハフハフ。うみゃ。

昼に油ものを食べると午後から眠くなるのだが、なんとかうっちゃって企画書をふたつ書き上げる。夜はある学校へ講義に。
講義後、先輩と四谷荒木町。「岩井食堂」に一瞬寄って軽く食べたあと、「いい店ないかなー」とぶらぶらしつつ通りかかったあるふぐ屋へふらり。いやなんとなく「焼きふぐ」の提灯に惹かれて「あの〜、一品で一杯とかって出来ますか?」と聞いてみたら「どうぞどうぞ」となったのだった。そういえばふぐ屋ってコースしか食べたことないけど、カウンターで一品&ひれ酒もなかなかオツ。「ぶっきり」と「焼きふぐ」と「ふぐ味噌汁」。予想以上にうまくて満足。ふぐは「てっちり」とかにするよりもこういう食べ方の方がいいかも。というか、そろそろ冬やねぇ。

セミナー&交流会

2006年11月 8日(水) 8:09:11

昨晩はある「セミナー&交流会」にてある方のセミナーをサポートしつつ、ちょっとだけ話す。丸ビルのカンファレンススクエアにて。初めて行ったけどキレイなところだった。

最新の広告手法の必然と展開について深めにパワポを用意していったのだけど、前半の話が延び、ほんの一部しか話せなかった。残念。でも、旧来型のコミュニケーションから説き起こして行く必要があったので仕方なし。

広告、というか、企業と生活者(あえて消費者という言葉は使わない)のコミュニケーションは「北風から太陽」へ変わらないといけないし、「話し上手から聞き上手」に変わらないといけないと思っているんだけど、これが腑に落ちるためにはメディアの変化と消費者の変化をきっちり解き明かすことが必要で、それをやっているとすぐ数時間経っちゃうので思いっきり端折らないといけない。話す方としても歯がゆい思いをする。残尿感があるんだよなぁ(笑)

ラムちゃんとぶっさん

2006年11月 9日(木) 7:56:35

あまりに嫌いなので逆に「人をそんなに嫌いになってはいけない」と反省し、心の中でラムちゃんと愛称で呼ぶようにしているラムズフェルド米国防長官が、中間選挙での共和党の敗北を受けて、ついに、ついに、辞任! というか更迭! 思えば長い年月だった。あまりに長くて「うる星やつら」の印象まで悪くなりそうだった。だってラム親衛隊とか出てくるし「ラム・ザ・フォーエバー」なんて劇場版もあるし。

ちなみに同じくらい嫌いなあの人は、ボクの中で「ぶっさん」という愛称で呼ばれています。早く辞めてくれないと「木更津キャッツアイ」と岡田准一くんの印象が悪くなります。って、あと2年もあるからその可能性大。あーあ…。

ぶっさんと言えば、大統領選でのケリー候補との第一回公開討論で「まばたきしすぎ」を指摘された。1分間平均109回!(第二回では意識的にまばたきを平均23回まで減らして勝利)。まばたきをしすぎるのは自信のない印象をヒトに与えるということである。

チェイニーのカモ狩り

2006年11月10日(金) 8:57:38

んー、なんちゅうか、いつも理解できないのはアメリカ(たぶん欧州も)の政治家の休暇意識だ。
ブッシュの長期夏休みも「国のトップがそこまで長く休んでいるってどうよ?」っていつも思うけど(まぁ激務は激務だろうけどそれにしても)、今回も不思議。共和党が敗北してラムズフェルドが更迭された当日、チェイニー副大統領はカモ狩りを楽しむためにサウスダコタ州にいたという。選挙の翌日だよね? まぁホワイトハウスは直接関係ないのかもしれないけど、今後の趨勢を決める日に副大統領が休暇かよ(まぁ更迭発表のためにあえて休暇をとらせて席をはずさせていた可能性はあるが、それにしても)。

昨日は夕方からある同期と広告コミュニケーションの議論で盛り上がり、気がついたら数時間経っていたのだけど、なんつうか「インターネットを触らずにインターネットのことを語る人が多すぎ」なのをこの頃特に感じる。評論家すか?(あ、この同期のことではなくて)
評論家ではない「制作者」は、生活者(消費者)としてもっともっとネットに触ってみるべき。そうしないと生活者のメディア接触行動を実感を持ってはわからないと思う。それがわからないとメディア・ニュートラルにキャンペーンを組み立てることなんて無理じゃないかな。距離置いて見ている方がわかる、と言う人もいるけど詭弁。一度はどっぷり浸かってみないとわからないことが多いし、毎日使ってないとすぐ古くなることも多い。先月流行ったある手法が今月にはもうとっくに古くなっていることもネットの世界では普通だし。

あー、それにしても天気がいいな。自転車通勤日和♪

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。