2006年03月
ガマガエルは大丈夫か
2006年03月01日(水) 9:28:11
次々と様々な打ち合わせ。会議だらけ。
ボクの悪いクセなのだけど、後先考えずとりあえず仕事を受けてしまうところがある。「仕事をいただけるうちが花なのよ」ということもあるが、なんというか見通しが甘いのだ。いま受けている仕事が一遍に動き出したら確実に破綻するのだが、全部一遍に動き出す可能性はそんなにないし、まぁなんとかなるだろうと受けてしまう。そろそろこの甘さから脱却しないといけないなぁと思いつつ、困った顔で相談されると「やりましょう!」と動いてしまうこの口がイヤ。
それにしても昨日は寒かった。
外をブルブル震えながら歩いていると二日前の夜に見たガマガエルを思い出す。穴から這い出て「やっと春だ〜」と喜んでいただろうに、昨日からのこの寒さはこたえたろう。というか凍死しかねない寒さ。この寒さで生きているわけないと思える。服着てないし。皮膚薄いし。ダイジョブかな。
という話をある人にしていたら「小動物にはやけにやさしいんですね」と言われた(笑)。人間にはそんなに厳しいか? 見通しが甘い=自分に甘いくせにヒトに厳しいなんて最低なヤツですね。
新子安「八左エ門」
2006年03月02日(木) 7:54:31
昨晩は新子安の鮨屋「八左エ門」に行った。
南関東以外の方は新子安という地名すら知らないかな。東京と横浜の間。品川大井町大森蒲田川崎鶴見新子安、と続く。近いのだけど遠い。サッカーファンにはマリノスのグラウンドがあるところと言ったほうが早いかも。
店は表通りからは存在が全くわからない造りになっている。でも扉を開けると別天地。掃除の行き届いた清潔で凛とした空間が広がる。白木のカウンターのみ。冷蔵ケースを使わずタネ箱もお櫃も隠されている。シンプル。でも、オヤジさんひとりでなにもかもしているので進行が遅く、どうしても飲み過ぎになるのが難。
背が高く細長い握り。台形状でタネごとにカタチが違うのがちょっと不細工な感じだが、味はよい。バランスもなかなか。というか酢飯がとてもいい出来で、お櫃を開けたときに香る発酵臭のような香気がたまらない(大櫃の前の席だった)。はやりの赤酢は使っていない。きちんとした造りの米酢を使用している印象。
厳選されている分、タネの種類は少ない。コハダ、アナゴ、車海老、そして干瓢巻きが印象に残っている。しっとりした干瓢は秀逸。いままでのベスト。まぁこの店に来るダジャレオヤジはみんな言うのだろうけど、新子安だけに安い新子が出たらいいのになぁ(季節が違います)
たくさん飲んで一通り食べてもお勘定は新子安価格。というか、新子安では高いのだろうけど、都心だったら安い、そんな値段。なかなか足を延ばしにくい立地だが、妙に印象に残るお店だった。とはいえおまかせの量がそんなに多くないので、電車に乗っているときにはもうお腹が空き始めており、鮨屋をハシゴしようか迷う迷う。でも懸命に努力してまっすぐ帰った。偉い!(当たり前です)
ところで、全く知らなかったのだけど、こんなことが進行しているのですね。もう施行間近じゃん! 古い真空管アンプとかもう手に入らなくなるのか!?
西大島「すし與兵衛」
2006年03月03日(金) 8:15:20
笑ったのでご紹介。iPodのパッケージをマイクロソフトが作ったら、みたいなフィルム。うけた。
昨晩は「すし與兵衛」。
新婚さんと。「結婚祝いに連れていけ」と前からリクエストされていたのでご馳走した。こういうお祝い&美味しいもので使われるお金はシアワセもの。
ヒラメ、シマアジで始まって、イワシ、コハダ、カスゴやアナゴに至るまで、すべて店主のイメージの一点に収束している。タネの味や状態に左右されず、そのイメージに近づけていく作業。つか、イメージに近づけられるタネしか仕入れない。そういう意味では「一本調子」と形容する人もいるかもしれない。最初から最後まで同じ傾向の味ではあるからね。でもボクはこの店に鮨を食べに来るというよりは「鈴木さんのイメージを食べに来る」と思っている。タネごとの味の違いを驚きに来ているのではない。そして昨晩も十二分に満足。新婚さんも「なるほどconsistentですねぇ」と感心しきり。こういう首尾一貫した鮨は初めて食べるそうだ。そうそう、鈴木さんのイメージと合う人にとってこの店は極楽と化すわけよ。とはいえ「もう表で交通事故に遭って死んでも満足です」はオーバーだと思うが。
味だけでなく、彼のしゃべりも相性があるだろうな。ボクは彼と話していると実に楽しい。とてもリフレッシュされた。新婚さんと別れ、ひとりで「テンダリー」へ。ハモンイベリコがドンッとカウンターに置かれてた。例によって宮崎さんに「極限まで苦いカクテル」を作ってもらい、胃をさっぱりさせて帰宅。久世光彦の訃報を知り、いろいろ考えた後、犬とちょっとだけ遊んで就寝。
六本木「さだ吉」
2006年03月04日(土) 12:55:05
久世光彦の向田邦子系のウェットな著作を少し読み返す。「昭和恋々」も読み返しかけて「あぁこれはダメだったのだ」と思い出す。自分が書いた当時の感想を読み返してもその月の最下位になっていた。
昨晩は六本木「さだ吉」。一見さんお断りの居酒屋。久々の訪問。
「佐藤ですが…」と予約電話したら「あ、お久しぶりです」と。そんな年に一度くらいのお客でしかも佐藤なんつう超ありふれた名前の人を覚えとらんだろうと思ったが、どうも本当に覚えてくれていたようである。たまたま佐藤という名前の客が少ないとか。これからもずっと少ないといいなぁ(笑)。
昨晩飲ませてもらった日本酒の中では「七本槍」が印象的。賎ケ岳の七本槍から取っているのだろう。検索したらブログもあった。この頃では造り手の方の生の声がこうして読めるようになった。とてもシアワセなことだ。どういう方がどういう情熱でその製品を作っているかを知ると、日々の生活がとても「丁寧」になる。手にするもの口にするものを大切にする気持ちがより強くなる。
3人で行ったのだが、話はたいへん盛り上がり楽しい宴席。初めてご一緒した方の奥さんがボクの自宅から歩いて数秒のところに住んでいたことが判明。日常使いのスーパーまで一緒。あららと親近感。〆にうどん食べて帰宅。英語を二週間さぼったのでそろそろ再開しようと誓いつつ原書読みして就寝。
確定申告とか。交際費とか。
2006年03月05日(日) 11:26:05
朝から確定申告書作成。2時間ほどで終了しスッキリ。
e-Taxで電子申告したいけど、ソフトがウィンしか対応しないので断念。印刷して税務署に持って行かなくちゃ。早くマック対応にしてくれ〜。とはいえサイト上でさっさか作成できるようになって大変便利。国税庁はよくやっていると思う。
原稿料などの雑所得があるので確定申告が必要なのだが、領収書を受け取る習慣があまりないのでこの時期はいつもブルーになる。ま、タクシーとか資料とかはなるべくもらうようにしているが焼け石に水である。知りあいの税理士に怒られちゃいそうなほどド下手な税金対策。
ちなみに広告会社に勤めていることもあって「どうせ交際費とか使い放題なんだろ」とか邪推する方がたまにおられるが、この5年、交際費なんて一銭たりとも使ったことがない。資料代すら使っていない。というか、使おうにも許可がおりない(笑)。一度だけ「おりる」とふんでアメリカ人を数人接待し、結局おりなくて10万円ほど自腹切る羽目になって以来(あれはホントに痛かった)、もう交際費はおりないものと諦めた。営業と違って制作部門なので得意先接待がないということもあるが、もう経費だの交際費だのを使って仕事するご時世でもないということ。
そのわりに高い店ばかり行っていると思われるかもしれないが、外食代はしこしこ書いた印税と原稿料でまかなっている。偉い人とか社外の方にたまにご馳走になる以外は自腹。印税も原稿料もほとんど全部食べちゃうので、まぁ外食するために原稿書いているみたいなものですな。
ピロピロにも書いたが、文庫なら1冊売れてやっと50円の収入だから、食べるたびにもったいなくて仕方がない。たとえば先週は2軒の鮨屋で約1000人様分の印税を使わせていただいた(新婚さんにご馳走したし)。1000人もの方が本屋に行って迷った末に買ってくださった分の印税をたった2晩で!とかって考えると本当にもったいなくて仕方がないのだが、そういう外食経験の積み重ねを本とかサイトに書いて、なんとかツカエル記事にして皆さんに恩返ししたいと思っていたりもするので、お許しを。
普段着すぎ!
2006年03月06日(月) 8:24:54
今日は娘の誕生日(11歳)&結婚記念日(12年目)。特に何もしないけど(パーティは先週やったし)。
昨日は休日出勤。
とってもとっても暖かい日だったので、満開の梅とか見ながら長めの犬散歩をして、なんとなくそのままの格好で仕事に出かけてしまった。ホームに入ってくる電車のガラスに写る自分の格好を見て、自分がどういう格好で出てきてしまったかに気づく。普段着にもほどがある! というか上下の色が合ってないし!
仕事場は代官山。周りはお洒落な人ばかり。あ〜あ。久しぶりに身が縮む思いをしたよ。編集なので普段着で行ってもいいのだけど、あまりにお洒落じゃなさすぎる。編集室入ったら、さすがに代官山のスタジオなので、みんなお洒落な格好してるし。
家でお洒落するという習慣がこのごろ少しずつなくなってきている。やばいやばい。オッサン道の始まりである。気をつけねば。
四つ葉のクローバー
2006年03月07日(火) 8:11:54
今年度のアカデミー作品賞は「クラッシュ」。
どっかで聞いた題名だと思ったら、去年のNYCからの帰りのヒコーキで観ていた。そうか、あれはたった5ヶ月前なのか。ずいぶん昔に感じる。
テレンス・ハワードの絶望の表情とマット・ディロンの割り切った表情が今でも印象に残っている。人種差別を客観的に描いた印象的な映画だ。でも、アカデミー作品賞かなぁ…。脚本賞はわかるけど。人種差別映画もちゃんとハリウッドは評価しますよ的な政治かな。カウボーイの同性愛を描いた「ブロークバック・マウンテン」よりはまだタブーが少ないという比較論かな。
その「ブロークバック・マウンテン」で台湾出身のアン・リー監督がアジア初の監督賞。おめでたい。ハリウッドにおもねらず、タブーを扱って取ったのが特におめでたい。保守的な地方では上映拒否運動まで起こっていたというし。
そういえば日本人も韓国人も中国人もまだ取ってないのだな。まぁ外国映画扱いだから仕方なし。あくまでもアメリカの映画賞だし。
昨晩は娘の誕生日だったので、帰宅途中の有名なケーキ屋でごっついでかいモンブランを購入。5コ分くらいのモンブランの塊。夕食後、期待絶大で食べるも「まず〜!」。まいった。久しぶりにまずいモンブランを食べた。モンブランってそんなにまずく作れないと思うのだけど(作ったことないけど)。どうしよう、まだまだたくさん残ってる。
娘は夫婦の結婚記念日として「四つ葉のクローバー」を贈ってくれた。ありがとう。
小さい小さい鉢植えだが、生えてるクローバーのほとんどが四つ葉なの。へぇ〜。こんなのお店で売ってるんだ。クワガタもタガメも四つ葉のクローバーでさえもお金で買える。逆らっても仕方ない。そういう時代である。というか、近所にクローバーが探せる空き地なんかないもんな。
「沖縄やぎ地獄」が4刷とのハガキ。3年半前に出した文庫だが、じわじわと売れ続けている模様。ありがとうございます。少し元気になった。
「百万回の永訣 〜がん再発日記」読了
2006年03月08日(水) 8:53:00
そういえば20代後半の一人暮らしのころは毎朝かつお節を削り器でコシコシ削ることから一日を始めていた。ダシに妙に凝っていたのだった。んでもってミョウガやナスの味噌汁作って、鍋で玄米炊いて、作りおいたお浸しや煮物や身欠きにしんと一緒に食べていた。丸元淑生の本見ながら滋味系のお総菜をいろいろ作った。
あの頃は自分の身体というか細胞を自分でマネージしている実感があった。食事を丁寧に摂るようになると、生活全体が静かになり、物事をよく考える毎日に自然となる。いまはずいぶん乱暴に生きている。ああいう丁寧な生活に今年は少し戻そう。
とか。「百万回の永訣 〜がん再発日記」(柳原和子著)を読んだせいで、インスタントにそう思ってしまう軽薄なワタクシ。
一日一日を死と向き合っている内容の日記で、のほほんと生きている人間には大変重い。いろんな医師との邂逅も書かれており、ある意味ラッキー(?)な患者だなぁと思うと同時に、いま地に足をつけず生きている自分を省みさせられる本である。
早朝ロケ
2006年03月09日(木) 5:54:10
今日は朝7時から浅草でロケ。
なのでもうそろそろ出かけなくちゃ。昨日みたいに暖かいといいけど、今日は寒いという予報。
でも明日から沖縄に出かけるので、寒くてもあと一日の辛抱。
沖縄行きはあるお店に行くためだけのために。2月末に「3月いっぱいで閉店」との情報を得て、電話したらどうもマジらしい。スケジュール帳と首っ引きで予定を立て、友人との約束も延期してもらい、この週末にぶっ飛んで行く。いろいろ事情を聞いてくる。出来れば引き止めたいんだけど…。
店との別れって、なんか人生との別れに似ている。街との別れもそうだけど、特に店との別れに対してすごくウェットになりがちなワタクシ。あーあ。もうすでに悲しい。
沖縄へ…
2006年03月10日(金) 7:11:42
閉店するその沖縄のお店はどこですか? まさかアソコでは!? とのメールをたくさんいただいております。
ボク自身も2/21だったかに初めてその報に接して以来、妙な焦燥感があり落ち着かなかったので、メールをくださるお気持ちはよくわかります。
でも、我が目と耳で確かめるまではあまり信じたくないので…。もうちょっとだけお待ちください。正確な情報を聞いてきます & ボクに何が出来るか考えてきます。
というか、ボクなどが行っても何のチカラにも解決にもならないことはわかっています。自意識過剰の思い込みはしてません。単なるひとりの客だし…。
でも、せっかくお親しくさせていただいているし、今回はたぶんふたりでお話できると思うので、琉球料理にとってどれだけ大切で貴重な存在かをもう一度しっかりお伝えし、そのうえで何か次善の策がないのかを話し合って来たいとは思っています。差し出がましくならない範囲で。
そしてどうしてもダメなら、いままで本当にありがとうございましたお疲れさまでした、とちゃんと伝え、もしかしたら一生食べられないかもしれないその味をしっかりこの舌に覚え込ませて帰ってきます。
では、行ってきますです。
あちらでも更新する予定(ホテルのLAN環境が良ければ)。
「山本彩香」継続!
2006年03月11日(土) 9:48:48
「琉球料理乃山本彩香」という、ボクが沖縄でトップに好きな店 & 同時代に生きられて光栄に思っている店が那覇にあるのだが、実はそこが閉店の危機に瀕していた。それを聞いたのが先月の20日だったか。彩香さんを通じてお会いし親しくなった作家さんから「どうも3月末で閉店する決心をされたらしい」と。
前の店「穂花」の頃から行き、サイトや本で「好きだ〜」「素晴らし〜」と一方的に熱く紹介しているうちにいつしか店主の彩香さんと親しくさせていただくようになっていたボクは、「厚かましいかな」と思いつつすぐ電話してみた。そしたら電話口で泣いていらっしゃる。「今度会ったらくわしく事情を話す」と。閉店の決心は揺るがない感じ。
豊かだけど手のかかる本当の琉球(辻)料理の伝承・普及のために、高齢をおして強い意志でずっと努められてきた彼女が閉店の決心をするとはよっぽどのこと。よっぽどのことなのだろうけど、日本の宝とすら思うこの店が終わるのを遠い東京で指くわえて見ているわけにはいかない。その場でスケジュールをやりくりして即予約。その作家さんはどうやっても都合がつかないとのことでとりあえず単独行。説得できるなんてこれっぽっちも思わないが、せめてちゃんとお話を聞き、どうしても終わるというのであればその最期の姿を目と舌に焼き付けておきたい、と。
で、沖縄に飛び、店に行ってきたのが昨日の夜。店に入る前から泣きそうだった(笑)
てっきりカウンターかと思ったが思いもよらずカウンター前の個室に通され、彩香さんとサシで4時間ほどお話をした(もちろん他のお客さんを接客する合間に)。事情は込み入っていた。でも結果は表題の通り。あぁ良かった! 3月末より一時休業したあと、4月21日からは規模を多少縮小し、同じ場所・同じ時間(夜)で営業する。ホッとして酔いが一気に回る。
いや、こう書くとボクのチカラみたいだな。そんなことはまるでない。いろんな親しい方、後援者、お客さんと話をし励まされ、数日前にすでに継続を決心されていた模様。ブラボー。特に宮本亜門さんの言葉が効いたようだ。お会いしたことないけど、ありがとう亜門さん。
握手してお互い涙ぐみながら乾杯。珍しく彩香さんも飲んで何度も「ごめんなさい」と繰り返す。心配してボクにメールをくださった方々の言葉も逐一お伝えしたら喜んで泣いておられた。その人が存在する価値ってその人からは本当に見えにくい。彩香さん、アナタが心を込めて作っている料理も想いも、その料理を通じてみんなにちゃんと伝わってますよ。そういうことをその人に伝える手間をボクたちは惜しんでいる。もっとちゃんと伝えないと。
昨晩の彩香さんの手料理はこれまたカラダに染み込むようにおいしかった。こんな素敵なものがこの世から消えてなくならなくて良かった。眠るのが惜しかったのでひとりで数軒ハシゴ酒。格別の夜。
沖縄ってなんだか出会う人がみんないい人だ
2006年03月12日(日) 9:17:03
おとといに引き続き、昨日は招かれて「山本彩香のまかない料理」。
いや〜贅沢な昼ご飯。昼の営業はしていないので、店内貸し切りで彼女の手作り普段料理を食べさせてもらった。削り節に味噌のっけてお湯をかけるだけのカチューユから始まって牛乳に漬け込んだ大根の漬け物やシャコ貝の豆腐よう漬け(大量)、フシカブ・デークニ、五穀米、まで。特筆すべきはフシカブ・デークニ(干し株大根)。ざく切りにして干した大根を昆布や豚、ニンニクの茎などと炒め煮してあるのだが、滋味溢れる美味で「これ、夜のコースに是非入れてください」とお願いしたら「そうしようと思っていた」と。今後、夜のコースのどぅるわかしーの前あたりにちょこっと出るかも。
彩香さんは吹っ切れたみたいで「なんだか元気になっちゃった」と笑う。2時間話し込んだ。あと20年はやると約束したのでみなさんご安心を。
腹一杯だったが、そば屋を2軒ハシゴ。
さすがに腹がたぷんたぷんになったので、ロワジールホテルに行って屋内プールへ。「ゆっくり長く泳ぎたい!」という本を読んでその方法を実践してみたかったのだ。なるほど少し楽にクロールが出来るようになったが、まだまだバタバタと足を動かしてしまう。500mほどゆっくり泳ぐ。今年は少し水泳をやってみたい。
夜は初対面の読者の方(家族3人)と。
ちょうど予定がなかったので「どこで食べるかなぁ」と考えていたところに押しの強いメールをいただき(笑)お会いすることに。
ひさ〜しぶりに桜坂の「さかえ」へ。山羊刺し、山羊汁など。いい方たちで楽しかったが、相変わらず料理が出てくるのが遅いので空きっ腹に飲んでしまい、水泳疲れも手伝って最後にはずいぶん酔ってしまった。
「さかえ」の陽気なおねえさんは健在で(3年ほど店に出てなかった)、久しぶりの再開を喜び合う。というか、名も名乗ってなかったのによく覚えてくれていたなぁ。どの座敷に座ったかだけでなく、娘の名前まで覚えていてくれた(まぁエッセイの中で「さかえ」のこと書いたこともあるけど)。ストレートな感情表現に戸惑いつつ、なんだかジンと来る。とにかく異様に喜んでくれて、いつもより多めのお土産をいただいた。この店に行った方はわかると思うが、混んでいて十分な接客が出来ないときはお土産をいろいろくれるのである。それにしても…、うれしいけど多すぎます。
お土産といえば、山本彩香さんにもたくさんいただいた。というかお持たせが半分。
ちょうど数ヶ月前に閉店の危機にあったバー「テンダリー」も彩香さんと同じような閉店理由だった上で復活したのでその話をしたら、「他人とは思えない!」「がんばってと伝えて!」と、たくさんの手土産をもたされた(笑)
あぁそういえば昨日お会いした方にもたくさんの手作りイカナゴをいただいた。「さかえ」で偶然お会いした違う読者の方にもお土産をいただいた。うれしいなぁ。沖縄ってなんだか出会う人がみんないい人だ。でもマジで持ちきれない(笑)。宅急便で送ろうかな。
東京で暮らしていると忘れてしまうような「人の情」を濃く感じた一日。しばらく浸っていたい感じ。
「淡すい」、そして「安珍」
2006年03月13日(月) 20:37:56
数日前「沖縄行きはあるお店に行くためだけのために」と書いたが、行ったら行ったで貧乏性的にいろいろ食べに行ってしまうウソツキなワタクシ。今回は沖縄そばに発見があったです。すいません。
というか、沖縄そばってボクがガァ〜ッと50軒ほど食べ回った1999年に比べると格段にレベルアップしている。化学調味料を使わない店が増えたし、昔ながらの作り方に戻った店も多い。消費者(観光客)の本物志向がいい方に影響を与えている模様。
1999年当時は、手打ちの店も少なく、灰汁を使う店などほとんどなく、ズンズンと「ラーメン化」の道を歩んでいた(沖縄そばともラーメンとも見分けがつかないような、という意味で)。もうこのままダメになるかもなぁと当時は思ったものである。でも志ある料理人たちが本来の作り方で店を開き始め、それがじわじわ広がっている印象。おもしろいなぁ。うれしいなぁ。
今回は4軒行った。「玉家」「安珍」「淡すい」「がじゅまるのそば」(←彩香さんの娘さんと孫がやっている)。
白眉は糸満の「淡すい」。うまいとは聞いていたけどこれほどとは! ボクの中では「首里そば」と完全に並んだ感じ。いや参りました。脱帽。
そして与那原の「安珍」にもびっくり。がじゅまるの木を焼いて木灰を作ってつないでおり、すべて昔ながらの作り方に沿っている。んでもって奥さんが実に親切でいい感じ。庭もキレイで思わず長居。あぁ気持ちイイ。この店はボクの中で「てんtoてん」と並んだ。ちゅうか、奥さんと話しにまた行きたい。
4軒ともに秘境系。特に「安珍」は見つけにくいこと限りなし。与那原小学校の裏の道、住宅街にポツリとある。興味がある方はぜひ訪問を(住所やくわしい感想は「好きな店リスト」になるはやでアップします ←春休みに沖縄行く人も多いだろうし)。
ちゃんと本人に伝えること
2006年03月14日(火) 7:23:25
「山本彩香」行きから帰ってきて改めて思うことは「意外と本人に伝わっていないぞ」ということ。
数日前にも書いたけど「その人が存在する価値ってその人からは本当に見えにくい」。こんなことボクが伝えなくても当たり前に認識してるでしょう?というようなことがわかっていなかったりする。
たとえば彩香さんのシャコ貝の豆腐よう漬けについて「これは本当に名作ですねぇ。そういうメールもいっぱい来ます」と言ったら「ホントに? うれしい!」とやけに初々しくおっしゃる。「もしかしてそういう評判って届いてないんですか?」って聞いたら首を横に振る。もちろんお店や売り場でのお客さんの言葉や売り上げで好評なのはわかるが、ちゃんと感想が耳に届くことが意外と少ないらしい。
あぁ伝わってないんだ〜…。いろいろ聞いてくると、ご自分がいまお店で実践していることの意義や貴重さもいまひとつ認識していらっしゃらなかったようである。今回いろんな方に言葉をもらってようやく理解者が多いことを実感した感じであった。
ボクは長くジバランというレストラン評価サイトもやっていたので客観評価のために店の人とはほとんど会話してこなかったし、店の人と話して親しくなると「何のしがらみもなく気楽&気ままに店に行ってスッと帰る」という極楽ができなくなるので避けてきたのだが、いまはもうジバランもやめたしスタンスも変えたし、これからは「尊敬する店」「志が高い店」「これからも末長くやって欲しい店」にはきっちり感謝と想いを伝えていこうといまさらながらに思った。
照れてしまってその場で伝えられなければ、メールかハガキで本人にちゃんと伝えよう。そうしないと店は少しずつ消えていく。志や目標を見失っていく。それを今回改めて実感した。
そういうことがスマートに出来るのって実に難しい技なので躊躇はするが、でも、不格好でもしどろもどろでも伝えないよりは伝えたほうがマシ。店の人はそのモチベーションを客の言葉でキープするのだ。感動した客はきちんとその感動を店に言葉で伝えなければ、結局「その店のレベルが少しずつ下がっていく」という客にとって最悪の事態になってしまう。
幸せなことに、世に数店「尊敬する店」をボクは持っている。きちんとしつこいくらいに本人に伝えなきゃ。ホントこちらが思うより意外と伝わってないんだから。お店に限らず尊敬する人とか感謝する人にはその意を相手にちゃんと伝えなきゃ。さぼるなよ、自分。
p.s.
山本彩香さんに何か伝えたいことがある方はボクが仲介することもできますので、直接が気恥ずかしい方はメールをボクにくださいませ。
大木を切るという不可逆
2006年03月15日(水) 8:05:07
沖縄から帰って家でホッとくつろいでいたら、娘が「お父さんに悲しいお知らせがあります。本当に悲しむと思う」と。 ん? なんだ? 怖いな。心して聞くから、はよ話し。
「あのね、お父さんがいない間にね……」
「うん」
「木が切られたの」
「は?」
くわしく聞くと、近所の感じのいい家がまたまた壊されて広い更地になったのだが(どうせ小さく分割されちゃうのだろう)、そこにあったこの辺では珍しい大きな木が4本とも醜く切られてしまったという。マジですか? たった4日前には木は残っていた。大空に大きく触手を広げ、風が吹くとザーーと鳴った。どれだけあの音に癒されたか。
突貫工事で家を破壊している間、木には「残す」というテープが貼られていたので安心していたのだ。たぶん周りの家もあのテープで「地主さんも施工会社もちゃんと木を残す決断をしてくれたんだ」と安心していたはず。だましかよ!
急いで見に行ってみると幹は一応残されている。でも大きな枝はすべて醜く切られ、葉っぱに至っては0.1割くらいしか残されていない。常緑樹なのに丸坊主。あの「この〜木なんの木♪」みたいに丸く広がっていた枝や葉がすべて切られ、単なる一本の太い棒と化してしまっている。もしかしたらこのまま伐採するつもりなのかもと思えるくらい醜く無造作に刈ってある。
木については素人なので、実はこの切り方が木の成長にとって好ましい可能性もある。でも見た感じそれはありえない。数十年分の成長を切り落とされた単なる一本の棒。せめて1,2本大きな枝を残してくれていれば意図はわかるのだが、それらも根元からバッサリである。元の姿を取り戻せるとしても30年は優にかかる感じ。というか、枯れちゃうんじゃないか?
久しぶりに頭に血が上った。もちろん土地を持っている人の勝手である。でも大木を切るという行為が不可逆であることは知っているはず。しかも資材として使う木ではない。単に敷地の効率とか工事の能率とかを考えただけの行為としか思えない。
更地には管理会社として住宅メーカーの名が書いてある。クレーム親父になっちゃうかもしれない。でもクレームを入れてももうあの緑は当分戻ってこない。実に悲しい。
士の心と書いて、こころざし
2006年03月16日(木) 7:40:46
「木の剪定は、かなり思い切って枝を刈り込むことがありますよ」とのメールをいただき、改めて木をじっくり見に行く。
ううむ…。でもね、ホントに「♪この木なんの木気になる木」みたいに大きな円を描いた枝ぶりだったのに、今は一本の棒になってしまっているの。これで大丈夫なのかなぁ。とりあえずクレーム、じゃなかった電話で聞いてみよう。思ってるだけじゃなくて相手に伝えるのが大事なのだ(ちょっと違う 笑)
昨晩は広島に行ったときに現地の人にお土産としていただいた「賀茂輝」という小さな蔵のお酒を家で飲んだが、とてもおいしかった。フルーティでさわやかな後味。どっしりした腰も持つ。
浜松の割烹「弁いち」さんのところで板前さんが日記をつけていて、ずいぶん昔から愛読しているのだが、3/7から「酒造りの迷信」と題して飛び飛びでその1からその4までシリーズが続いている(昨日はその4)。この一連を読むと日本酒に対する思い込みが相当なくなる。もう古い常識や資料を捨てて新たな情報収集をし始めないといけない時代だなぁ。もしくは偏見なく自分の舌だけで判断して飲み進めることだ。まぁ当たり前のことなのだけれども。
お酒も料理もお店の経営も、いや仕事だってスポーツだって政治だって、結局「高い志」が一番大切かも。高い志さえあれば一見不利と思われる状況も打破できるし、それをする人の心も受け取る人の心も豊かにする。大工よ、屋根の梁を高く上げよ。このところ忙しさにかまけて志が低め設定になっていないか自問しつつ。
自転車通勤そろそろ再開
2006年03月17日(金) 9:23:57
やっと暖かくなり日も長くなってきたので、そろそろ自転車通勤を再開しよう。
冬の自転車通勤は寒いのがイヤというより暗いのがイヤ。17時には暗いのでなんか陰鬱な気分になる。暗くて冷たい外に出たくなくなる。人通りも少ないし街の灯も寂しげだ。んでもって腰が冷えるのもかなわん。腰痛一秒前な症状になる。
でも春になるとそれらの難点が全部解決されるうえに自転車で走るのが実に気持ちよい気候となる。酷暑の季節までは極楽通勤。よし。週末に自転車を整備して、来週から自転車通勤再開決定! 通勤途中にスポーツクラブがあるのでプールにも週一回くらい寄ろう。楽しみだ(仕事がまた嵐にならないことが前提)。
昨晩は講演というか講義というかを2時間たっぷり話す。100人くらいいたかな。
ふたりでかけあい的にやったのだが、内容は相当盛りだくさん。なにせパワポで150ページくらいある(笑)。やるほうも疲れたが聞くほうも疲れたろう。お互いお疲れさまでした。
終わったのが21時すぎだったので、そこからふたりで骨董通りの某店へ。
その方の奥さんも合流。娘さんの受験が終わり夜遊び解禁とのこと。おめでとうございます。そして超有名なご夫婦も合流。初対面だったがとてもきさくで感じがいい。5人で24時まで。楽しかった。次回はなぜかもんじゃ焼きに決定。
古い友達と
2006年03月18日(土) 10:46:00
昨日は夕方、とあるセレクトショップのレセプション・パーティへ仕事で。いや〜ファッション系はさすがに華やかだ。
で、パーティは苦手なので早々に退散。その後夜メシの約束まで時間があったのでスポーツクラブへ入会手続きに行く。法人会員かつ25mプールがあるクラブを探し、最寄りにあるクラブに決めた。勤務がフレックスタイム制なのでうまくやりくりすれば効率良く通える。今年は泳ぐぞ。
20時すぎに五反田。駒沢公園近くにあったフレンチ「ラ・プリムール」の高橋シェフが始めた焼鳥屋「たかはし」へ。「ラ・プリムール」は、鱸のポワレ・ラベンダーソースが異様に印象に残っている店で、わりと好きな店だった(サービス以外は)。あのシェフが目の前で焼鳥焼いている。変な気分。
人気店らしく入れ替え制になっている。ボクは20時15分の部。ワインとともにあっさりした焼鳥を。ソリと親子丼が美味。それと完璧な焼き具合のプレーン・オムレツも良かった。フレンチのシェフだもんねぇ。
大阪勤務時代に知りあった男友達とふたり、ばんばん飲んでばんばん食べる。
彼とはもう20年近いつきあい。会社は違うのだがある仕事で知りあい、当時、苦楽園(西宮)で住んでたマンションが近かったこともあってよく地元で飲んだり毎週末テニスに行ったりしていた仲。大学も一緒だったし同期だったし東京出身だったし、いろいろ似てたからなぁ。彼の方が先に東京転勤しちゃったが、その後も軽井沢や蓼科で待ち合わせてテニスしたり。彼のドイツ転勤中は彼の家に泊まりに行ったりもした。フランクフルトからフランスのランスまで日帰りで昼メシを食べに行ったり。思えば色濃くつきあった。
そういえばあんなに毎週末やっていたテニスを阪神大震災後スパッと止めてしまった。ちょっと再開したい気分。
It's only rock'n crawl (but I like it)
2006年03月19日(日) 11:19:08
昨日はプールに行った。400mほどクロールで。
こう書くとちょっとカッコよい感じだが、実際のところはヒーヒーのガタガタである。25m泳いでは休み、苦しくなっては途中で立ち、の繰り返し。体力も全然ないし。というか、球技はたいてい得意だが、水泳と器械体操は大の不得意である。特に水泳。クロールなど25m泳ぐのが精一杯(平泳ぎだともうちょい泳げる)。
でもわりと楽しかったんだよなぁ。まぁ1年かけてゆっくり泳げるようになりたいと思う。挫折するかしないか微妙なところ。まずは200mを連続して泳げるようになるのが目標かな。バタ足の2ビートとブレスがうまく出来るようになればなんとかなるかも。
さて。今週はストーンズ。
2003年の3月来日時に武道館で前から11列目で見た体験が強烈すぎて、東京ドームはどうにも行く気が起こらないのだけど、まぁそれでも来日してくれているのに見に行かないのはありえない。チケット入手に出遅れたので、いい席求めてダフ屋頼みかなぁ。今回はどんなセットリストだろう。ちなみに武道館のセットリストはこんな感じだった。すごいマニアックなセットリスト。歴史的ライブだったといまさらながら。
まぁとりあえず新しいアルバムをもう何度か予習していこっと。
FF Xll を始めてしまった
2006年03月20日(月) 12:43:52
長く寒い冬も終わり、自転車通勤再開。
今朝はゆっくり走ったこともあって家から会社まで約50分。電車通勤より15分長い。あと5分縮めたいところ。快晴だったのでサングラスで走ったが、普通のメガネに替えるのを忘れてオフィスの自席までサングラスで。危うく月曜朝一の会議までサングラスで出るところだった。久しぶりだと習慣をいろいろ忘れている。
というか、発売されたばかりの「FF Xll」を週末に始めてしまい(あぁ他にやることいっぱいあるのに!)、どうにもカラダがすっきりしないので(ゲームを長時間するとアタマとカラダがボワンとしません?)、こういう運動をするのは気分が良い。
FF Xllは、オンラインゲームの醍醐味を戦闘場面に加えてあり、それがとても効果的。ADBシステムというらしいが、突然エンカウントするよりずっと筋通っているし、モンスター倒してお金が入らないのもスッキリくる。こういう細かいところがちゃんと練られていて良いなぁ。絵はやっぱりキレイ。でもこのごろこの程度では驚かなくなっているので作る側も大変だと思う。「あぁこのCGだと2週間かかるなぁ」とか思いながら鑑賞。ただ地図が見にくいのがちょっとイライラするかな。ストーリーはいかにも長大そうで、1日ほんの数時間しかやれないボクだと下手すると3ヶ月くらいかかってしまうかもしれない。
最初の方、いきなり字幕で「下っ端」が「下っ歯」と誤字されていたのを見つけ、あぁ担当者はいまごろどやされているだろうなぁと可愛そうに思ったり。
ぬか漬けくさい男
2006年03月21日(火) 10:16:39
ある店でぬか床を買ってきた。
ぬか漬けデビューである。大きなタッパーにぬか床を入れてとりあえずキュウリから始める。漬物が好きなので前からぬか漬けを作りたいと思っていたのだ。
ぬか床には丹精が必要で、基本的に毎日(毎朝夕?)手を入れて混ぜ、空気を送り込んでぬか床の水分を均等に保たなければいけないと言われているのだが、それに縛られると続かなそうなので自分流にアレンジ。仕事が忙しくなりだすと毎日の手入れも難しくなるし。
とりあえず「食べるときがかき混ぜるとき」とし、数日食べなければ数日放ったらかしで良いことにする。ただし漬けすぎた野菜は古漬になっちゃうので、もったいながりのボクはどうせそれを惜しんで朝メシに毎日食べるだろうことを見越している。
数日放ったらかしでいいように常に冷蔵庫に入れっぱなし。酵母菌などが休眠しちゃうかもなので様子を見ながらアバウトに温度管理をしよう。
で、今日がほぼ第一回目の出来上がり。24時間以上漬け込んでみたのだが、温度が低いせいかまだ浅めな印象。発酵が進まないのね。でもまずはこのくらいでいいや。玄米に合うので食が進むよ。うまいうまい。
ストーンズ、チケットゲット!
2006年03月22日(水) 7:52:41
ローリングストーンズのチケットを探して、おととい、最寄りのチケット屋(新幹線とかギフト券とかを売ってる安売り屋)を渡り歩いていたら、そのうち一軒で10枚ほど並んでいた。
ドーム前のダフ屋で買うのも不安だったのでここで買おうと決めたが、22日のチケットは1階席で4万円とか6万円とかなのに、24日のチケットはアリーナがなんと定価割れ(16000円)。隅っこの隅っこかもしれないけど即購入。しかしこの差はなんだろう? なにか22日は特別なのかな。さいたまアリーナはセットが違うとは聞いたが…(東京ドームは6階建てビルの高さに相当する28メートル、幅60メートルという巨大ステージらしい)。でもとにかくゲットできたし大満足。
で、22日のド高いチケットもライブ当日の夕方、ライブ開始ギリギリなら安くなるだろうから(どうなのかな?)、その頃もう一度チケット屋に見に行ってみようと思っていたのだが、昨日ある友人から「余ってる」と電話があり、なんとアリーナの前の方を定価でゲットできてしまった(!)。すごい! 日頃からストーンズ大好きと叫んでおいてよかった!
昨日WBCで日本が優勝したことでもあるし、ストーンズの舌の部分が野球ボールになっているレアTシャツを着て行こう。しかし日本代表にこれほど巨人選手が少ないのも隔世の感があるな。ある種健全。
ということで、今日と金曜は(たぶん間の木曜も)ストーンズで頭がいっぱい。幸せなことです。
すげーな、人類
2006年03月23日(木) 9:15:13
ザ・ローリング・ストーンズは相変わらず化け物みたいにパワフルだった。
平均61歳。これはまだまだ当分ライブを続けるなと安心させるパフォーマンス。東京ドームは相変わらず巨大すぎだが、巨大だからこそ映えるセットで実に楽しい。ドームを少し見直したよ(席に寄るけど→アリーナの一塁側中央あたりのまぁまぁな席だった)。ドームはいつも1階席だったが、これからは無理してでもアリーナを取ろう。
演奏は最上な部類だったし(キースの調子が良かったようだ)、セットも照明も移動ステージ(ステージとドラムセット自体がアリーナ中央奥まで移動)もとてもいい出来。マンションを模した巨大セットには実際に人が住んでてライブを見ている趣向になっていたのも驚いた(VIP客がそこから見ている)。アリーナだったせいか音も良く(ドームの1階2階は音が回っちゃってよく聴き取れない)、とても堪能したのでした。声枯れた(筋肉痛はたぶん明日くらい)。
不満を言えば、気合い&グッズ購入もあって開演1時間弱前に会場に着いていたボクなのだが、なんとそこから2時間待ったこと(笑)。開演時間になってライトダウンしたと思ったら前座が出てきて30分やり、その後また30分待たせて20時にやっと開演。さすがに開演時にはテンションが下がっていた(JJ Flashのイントロですぐ蘇り、いきなり泣いたが)。
一応セットリストを書いておこっと。
--The Rolling Stones "A Bigger Bang Tour"--
Tokyo Dome(Mar 22, 2006)
Jumping Jack Flash
Let's Spend The Night Together
She's So Cold
Oh No Not You Again
Sway
As Tears Go By
Tumblin' Dice
Rain Fall Down
Night Time Is The Right Time
This Place Is Empthy
Happy
Miss You
Rough Justice
Get off My Cloud
Honky Tonk Woman
Sympathy for The Devil
Paint It Black
Start Me Up
Brown Sugar
-encore-
You Can't Always Get What You Want
Satisfaction
「Sway」と「As Tears Go By」がちょっとサプライズ。レイ・チャールズの「Night Time Is The Right Time」も。キースは「This Place Is Empthy」が印象的。個人的に一番盛り上がったのは「Get off My Cloud」「Honky Tonk Woman」「Paint It Black」。
リサ・フィッシャーとボビー・キーズも健在(ストーンズファンには有名なバックミュージシャン)。リサは特に大好きなんだよなー。もっと近くまで踊りにきてくれないかな。でも今回はキースが一塁側ギリギリまで来てくれて(珍しい)ちょっと泣けた。
移動ステージの途中、東京ドームの大きな空間のド真ん中に白い照明で浮かび上がった彼らが、ボクの席からはまるで宙を飛んでいるように見え、大げさだがちょっと「神」を感じてしまった。神というか「人類の営みの偉大さ」みたいなもの。すげーな、人類。
22時終演。2時間ジャスト。
腹も減ったしよっぽど飲みに行こうと思ったが、沖縄とストーンズで散財してウルトラ金欠であることを思い出し、我慢我慢。空きっ腹かかえたまま家に帰った。腕あげすぎと首振りすぎでカラダが痛い。明日の2回目公演が楽しみだ。
クロールのモチベーション、アップ中
2006年03月24日(金) 8:04:42
仕事を終えて「よし、クロールだ!」と勇んでスポーツクラブへ自転車で行ったら、ちょうどスクールの時間でプール貸し切りだった…。うぅ。スケジュールを確認せずに行ったボクが悪い。やる気に満ちていただけにガックシ度でかし。
やる気に満ちていたのは訳がある。
おふたりの方からメールをいただいたのだ。それぞれ少しだけ引用してみると、
僕も最初は泳げませんでした。
昼間なんで、じいさん、ばあさん、おかあさんばっかりでした。50mでへとへとでした。早いじいさんに着いてゆくことも出来ませんでした。
でもすぐになれますよ。あの本(注:これ。続編も良い)の通りですよ。ゆっくりクロールでしたら、僕はお腹がへるか、眠くなるまで泳げます。2時間くらいかるいです。平泳ぎの方が長く泳げるというのは幻想です。ちゃんとクロールが出来ていないだけです。クロールの方が遥かに効率の良い泳ぎ方です。
そのうちにリラックスして、ちょっと退屈を感じるくらいに泳げますよ。僕は生活の色々なことを(済んだこと、今、先のこと)考えつつ鼻歌を歌いながら泳いでいました。
すげー。それにしても「眠くなるまで」って…。「2時間くらいかるい」って…。
そしてもうおひとり。
私は5年前までは20メートルアップアップのカナヅチでした。(中略)でも、いまや、ゆっくりなら休みなしで250m、30分で休みながらいろいろとりまぜて1km位をがしがし泳ぎます(まだまだ長距離に弱い)。沈みながらですが、バタフライもやります(20mくらい)。所詮、体育会系、やりだしたら結構必死です。
ジムのプールの都合で、行き当たりばったりで、いろんな人に教わりましたが、カナヅチならではの感想。「ああ、これならおほれるのがこわくないや」と泳いでる最中に思いだしたら、20mは距離が伸びます。水の中でいろんな怖さとしんどさがいろいろやってきますが、それの考え方がある段階で一歩一歩変ってくるようです。
なるほどー。カナヅチがいまや250m! いろいろ取りまぜて1km!
と、このように「ボクでも出来るかも」と、モチベーションが上がったわけですね。すっごく遠い道のりに思えるけど、コツをつかんだら早いのかも。一度くらいは個人レッスンを受けてもいいな。週末はまた泳ぎに行こう。
中年たちの咆哮
2006年03月25日(土) 10:36:26
昨晩もストーンズ@東京ドーム。
なんで2回も行くのかって何人かに聞かれたが、まぁ単純に好きだという以上に、なんつうか、ここ数十年世界最高と言われ続けてるロックバンドが、巨大なセットかついでわざわざ海の向こうからボクが住んでる街までやってきてくれているんですよ! 世界最高のスタッフが集結してよくよく練ったであろうお祭りにたった1万数千円で参加できるですよ! うすらぼんやり夜を過ごすよりその場に身を置く方がずっと有意義。というか、そんな理屈は抜きにしても、自分自身ここまで踊れて叫べるライブはストーンズ以外にはキッスくらいなので(あ、ピンクレディでも踊りまくったが←アホ)、そりゃ行くのです。この忙しい毎日、忘我できる時間は貴重だし。
ということで、昨晩のセットリスト。
--The Rolling Stones "A Bigger Bang Tour"--
Tokyo Dome(Mar 24, 2006)
Start Me Up
It's Only Rock'n Roll
Oh No Not You Again
Bitch
Tumblin' Dice
Worried About You
Ain't Too Proud To Beg
Midnight Rambler
Gimmie Shelter
This Place Is Empty
Happy
Miss You
Rough Justice
You Got Me Rocking
Honky Tonk Woman
Sympathy for The Devil
Jumping Jack Flash
Brown Sugar
-encore-
You Can't Always Get What You Want
Satisfaction
22日より1曲少ない。「Midnight Rambler」が長いからか。セットリスト自体は22日の方が面白かった。でも「Gimmie Shelter」やったから満足。
客席は22日よりいっぱい埋まっていて(22日は8割の入り)、ノリも良かった。でもキースは22日の方がご機嫌。ずっと笑顔だったし、例のスキップ弾き(?)も出た。リサの衣装は昨晩の方がよかったな。リサの歌は22日のレイ・チャールズのが良かったけど、ミックとの絡みは昨日の方がよかった(相変わらずのリサウォッチャー)。
二日とも客は不良中年が多く、日本もカッコいい中年がいっぱい潜んでいるのねと感心。今年63歳のミックが2時間のショーのラスト「Satisfaction」でステージ左端から右端まで60m全力疾走したとき、中年たち(ボク含む)は全員天に向かって咆哮した。昨日あの会場にいた中年はきっと当分ダイジョウブ。
娘とお出かけ
2006年03月26日(日) 9:55:46
昨日は娘の響子とお出かけ。優子は出かけてるし、塾は休みだし、半日勉強を休んで遊ぼうとなったのだった。
一緒に昼メシ食べて、映画「ナルニア国物語」を観て、本屋で大量に本を買って、ツタヤで彼女の好きなCDを借りて、家に帰ってからはふたりでFF12。一緒に夜メシ食べて、一緒に風呂入って、とまぁ娘接待の一日でした。
もうすぐ小六の娘が父親と一緒にお風呂入っている、と言うとビックリされたりうらやましがられたりするが、うちはどちらかというとボクが断る方で(笑)。ひとりでゆっくり入る方が好きなのだ。これでボクが娘と入りたがったら娘はイヤがりだすんだろうな。ボクが断るから彼女がねだる。そういう構図のようである。
それにしても本が好きな子に育って良かった。ジェリー・スピネッリ(「スターガール」を書いた人ね)の新作を本屋で見つけてねだられ、妙に感慨深く。そういえばいしいしんじも新作出していたな。勧めてあげよう。
映画「ナルニア国物語」は、原作の大ファンとしては文句がある。文句はあるが映画単体として観ればちゃんとまとまっていた。子供も大人も飽きさせず、ナルニアの世界に没入。
これといいFF12といい、もうCGの技術で驚くことは少なくなったとはいえ、やっぱりすごい。でも、例えばウルトラマンや仮面ライダーやジャイアントロボが着ぐるみではなくCGで作られていたとしたら、それはそれであんなに愛情を持って接せられたかは疑問(単なるノスタルジーかもしれないが)。
PSE問題はなんとかギリギリの瀬戸際で押し返しましたね。きちんと動き、アピールした方々のおかげ。ありがとうございます。それはともかくあのマークのデザインが気になって仕方がない。なんとかならんか? あらゆる電気製品に貼られるんでしょ? あまりといえばあまりなデザイン。特に丸型の方。情けない。
プールと休日出勤
2006年03月27日(月) 8:24:04
日曜は午前中にプール。
クロールで休み休み400m。最後の方で2ビートのコツが突然わかった気がしたが、まだまだとっても難しい。何人かメールでクロールのコツを教えてくださる方がいてありがたい。
ずっと隣で泳いでいた爺さんがロッカールームで話しかけてくる。「何m泳いだ? 400? おお、あのフォームで400は疲れたろう。偉い。褒めてやる」……うくく。一度ちゃんと習ってから泳いだ方がいいかもなぁ。
午後は休日出勤。
15時から夜中まで。途中から偏頭痛が出て痛くてたまらない。すっかり頭痛持ちになってしまった。
深夜に銀座に出て夜メシ。開いてる店が少なかったが、ラストオーダーまで数十分、なんとか滑り込む。電殺豚を売りにしている店。火を通しすぎていて素材の良さが伝わらない。残念。
例の「切られた木」はその後伐採されないので剪定だった模様。一応電話して聞いてみたが、地主の要望ということしかわからない。植木屋による剪定なのか、土木屋による切り落としなのかが問題。前者であることを願うがそれにしても切りすぎな気がする。あの大木の風景が戻るのはかなり先だろう。
ぬか漬けは順調。美味。いいぬか床に育ちますように。
東京トップクラスのタイ料理店
2006年03月28日(火) 8:58:53
なまものの隠し日記を読んでいたら面白い記事が(つか、いつもたいてい面白いのだが)。
なんと「愛されるために生まれた大事なあなたのダイニング」という名前の店が名古屋にあるらしい!
こことかここにも載っている。きっとよくよく考えてのネーミングなのだろうし目立たないより目立ったほうがいいだろう。シャレも半分あるかもしれない。でもその長さとともに、自分で「愛される」とか「大事な」とか先に宣言しちゃうあたりが画期的。どんなダイニングやねんって覗いてみたくなる。
いや、もしかしたら「愛されるために生まれた」は「ダイニング」にかかっているのではなく「あなた」にかかっているのかも。んでもってこの店は韓国料理店なので、もしかしたら「愛されるために生まれた大事なあなた」という名セリフでも冬ソナあたりにあるのかも。
まぁでもこの店は「なんとなくこそばい感じ」を楽しむには最適じゃね。店にいる間ずっとお尻の辺りがこそばいと思う。そういう気分ってなかなか味わえない。これはこれでエンターテイメントかもしれない。
昨晩は東京一と勧められたタイ料理屋へ、All Aboutエスニックの佐藤さんと伊藤章良さんともうひとりの方と優子と5人で。
穴場中の穴場な店だが、マジでうまかった。これはいままで食べた東京のタイ料理の中でもトップクラス。味の良さも値段の安さも含めて。珍しく「人にあまり紹介したくない」と思ってしまったが、やっぱりおいしい店は皆で共有した方がいいと思うのでご紹介。大森の「タニ・キッチン」というお店。別にタニさんがやっているわけではなく、タニとは村という意味のタイ語らしい。All Aboutエスニックの佐藤さんが見つけてきた店。とっても満足。佐藤さんありがとう。
二軒目は「テンダリー」へ。いつものニガニガカクテルを注文。ボクがモルトの「タリスカー」の薬臭さが好きだと言ったら、宮崎さんがそれにタリスカーを加えてまとめてくれた。美味。どんどんボク好みのカクテルになっていく。完成形が少し見えてきたかも。
うまいもの食べて、うまいもの飲んで、前向きでポジティブな話をして。福、至る。
ブロークバック・マウンテン
2006年03月29日(水) 8:34:57
仕事が終わった後、急いで映画館へ。夜の予定がない日だったので観たかった「ブロークバック・マウンテン」。アカデミー監督賞をとったものの前評判的には作品賞も当確と言われていた映画。カウボーイの同性愛を描いた内容はもちろん、作品賞落選に抗議する新聞広告まで出たことで多分映画史に残る作品だ(そしてアジア系初の監督賞としても)。
物語は淡々と進んでいき、さして事件は起きないのに中盤から目が離せなくなる。アン・リー監督はハリウッド的な(怒りを描くときは怒りの顔を出す、みたいな)わかりやすい感情表現を避け、周辺を丹念に描き込むことで登場人物の心の動きをあぶり出す。しかも観客を飽きさせない。すごい技。
ラストの孤高の姿と決意が心を打つ。ラストのラストまで乾いていた目が最後の瞬間でドワーッと。
美しいものを見せてもらった。繰り返し観たい映画ではないが、細部に渡って相当印象に残る作品。
感動をそのままに映画館を出て、近くでカレーをさっと食べてプールへ。
昨日は500m。休み休み1時間くらいかけて泳ぐ。中学校以来久々の50mクロール完泳(笑)。高橋秀実のルポ「はい、泳げません」(なかなかの傑作)を読んでいろんなコツを知り、それを試してみたらすぅーっと50m泳げてしまったのだ。なるほどー。でもまたすぐコツを見失い25m泳いではゼーゼーする状態に戻る。その繰り返し。気長にやろう。
日本語をもっと教えて欲しい
2006年03月30日(木) 8:21:51
どうやら花粉症っぽい。くしゃみ連発。鼻水じゅるり。アタマも痛い。ボーッとして考えがまとまらず、企画書に数時間かかってしまう。寝ながら激しいくしゃみをしたときに腰までギクリとやってしまった。ついに花粉との本格的なつきあいが始まるのか。がっくり。
小学校で英語が必修になるそうで。
英語よりも日本語をちゃんと教える時期だと思うけどなぁ。言葉は時代とともに移り変わっていくと思うのでいまの小中高生の言葉が乱れているとは一概には思わないが、そうはいっても、日本語習得の大事な時期にきちんとした日本語を習っとかないと致命的だと思う。それはたぶん敬語とか難しい漢字とかいうことよりも「日本語でちゃんと論理構築できる下地」みたいなもの。日本語も英語も中途半端にしかしゃべれない大人に育ったら社会に出てきっと困る。子供みたいな論理構築しかできない「英語がしゃべれる人」と、きちんと高度な論理構築ができる「英語がしゃべれない人」のどっちが国際人で、どっちが世界から尊敬されるだろう。
「私たちは、ある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは、国語だ。それ以外の何者でもない」
シオランの至言。日本語を教わる時間が減れば減るほど、日本は希薄な国になっていく気がする。
白魔道士
2006年03月31日(金) 9:13:03
娘はバルフレアを愛しているそうだ。カッコイイカッコイイを連発する。パーティ組む時もバルフレアをはずすと怒る。んー。仕方がないから育ててやるか。いえ、FF12の話なんですけど。いまゴルモア大森林でヘルハウンド相手に苦慮しているところです。
昨晩はある作家さんとふたりで。この前行って良かった中目黒のピザ屋で夜メシ。前菜とデザートと自家製リモンチェッロはとても良かったが、ピザの印象はこないだの方が上。次回を期待。でもやっぱり感じがいい店である。
その作家さんとはあるプロジェクトでこれから数年ご一緒する。というか後方支援かな。後ろからケアルダとかレイズとかヘイストとか唱えながら一緒に旅をする。メールで何度かやりとりしたもののお会いするのは昨日で二回目。気楽な関係になりそうで楽しい。ちゅうか、白魔道士って向いてるな、オレ。
とか言ってるうちにもう3月も終了。八重山ではとっくに海開き。沖縄行きたいなぁ。




