2006年1月 アーカイブ

天に上っていくような錯覚

2006年1月21日(土) 8:55:24

東京初雪。
静かにそして確実に天から降りてくる雪をじぃっと見ていると、雪が降りてくるのではなくて自分たちが天に上っていくように錯覚される瞬間が来る。その瞬間が例えようもなく好きだ。豪雪地帯で記録的大雪に苦しんでいる方には申し訳ないが、雪が降るとやっぱりちょっとうれしい。

ライブドア問題について賛否両論、いろいろメールをいただいた。
確かに犯罪者かもしれない人を「出る杭」扱いは軽率ですね。ただ、なんつうか、ボクは「ここぞとばかりに喜んで」という手のひらの返し方がイヤすぎて。「やっぱり!」「そう思ってたんだよ!」「それ見たことか!」というようなことを言う大人のちょっと自慢げな顔も文章も醜い。もちろん自分も陥りがちな感情だけど、この「寄ってたかって」感がなんか村社会っぽくてとてつもなくイヤなのでした。

それと「年上がやりすぎた若者を叩く」みたいな構図になっちゃったのも残念。閉塞感がまた来るかもなぁとか、やんちゃな若者が出てきにくくなるかもなぁとか。それを総じて「出る杭」と書いたのはちょっとまとめすぎだったけど。

雪の人形町で「小春軒」

2006年1月22日(日) 6:23:58

休日&雪で都心は空いていた。どうせならちょっと足延ばすか、と、打ち合わせの合間に人形町へひとり昼飯へ。すげー寒いのに相変わらず親子丼の「玉ひで」は大行列。この店まだ食べたことがないのだが、この調子じゃ一生食べられないかも。10人くらいなら並ぶけど、30人とか50人とか70人とか並んでるとさすがに並ぶ気にならぬ。

さてどこで食べようかと路地を入るが、土曜のせいもあって意外と閉まっている。一周した末、洋食の「小春軒」にした。件の大行列店の数軒隣である。そういえば「玉ひで」は「小春軒」と「来福亭」という老舗下町洋食に挟まれているんだな。ついでに老舗喫茶「快生軒」まで並びにある。この並びで入ったことがない店が一番有名な「玉ひで」というのは悔しいので、近いうちに並んで食べてみようと心に決める。

「小春軒」は何度目の訪問か…。海老フライ盛り合わせライス、メンチカツライス、鮭フライライス、カツ丼、そしてこの季節はカキフライライス…。好きなメニューが多い店。どれを頼もうか席に座ってからも決まらない。オーダー聞きに来たおばあちゃんと目を合わせて数秒フリーズ。心はカキフライに傾いていたのに口が勝手に「メンチカツ」と動いてしまう。まぁ脳より身体の反応を信じよう。

If today were the last day of my life

2006年1月23日(月) 8:35:00

スティーブ・ジョブズが33年間毎朝鏡に向かって問いかけている言葉。
"If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?"

彼の評伝「ICON」を読むと彼のエキセントリックで自分勝手な面ばかり見えてくるが、毎朝こんな言葉を自分に問いかけているならそれもわかる気がしてくる。そのくらい自分を剥き出しにして必死に生きている、とも取れるからだ。

先週は全体にだらけ気味だったので、今週は少し気を引き締めよう。飲み会が多いのが少し気になるが(笑)。今晩はひさしぶりの同姓同名の会「佐藤尚之会」である。

4人目の佐藤尚之さん

2006年1月24日(火) 8:57:48

昨晩は「佐藤尚之会」。
佐藤尚之という名前を持つ同姓同名の人間が集まってグハグハ楽しむ会である。ずっと3人でやってきたが、ついにひとり増えて4人に! 名刺交換すると4枚の違う人生の佐藤尚之が揃う。もしかしたらボクが生きていたかもしれない人生。姓名判断的には運勢一緒なはずだし。

今回ひとり増えたのは検索がきっかけだ。メンバーのひとりが「こんにちわ〜。佐藤尚之と申します〜」とメールを出した。勇気を出してよく参加してくれたと思う。普通うさんくさいよな。

もともとこの会はボクがTV番組を見ていて同姓同名のテロップを見つけたことから始まる。その番組ではある店を取材していて、同姓同名の彼はそこの支配人。その店に電話して彼を呼び出し、名前を言い、予約して食べに行ったのだった。同じ会社の同姓同名の後輩と一緒に。
支配人は最初めちゃ警戒していたが、最後にはすごく仲良くなった。それからちょくちょく3人で会うようになった。そういう関係である。

shit心

2006年1月25日(水) 9:10:06

ゴルフの「第2回ワールドカップ」に横峯さくらと共に日本代表として出場し12位に終わった宮里藍のブログに「ヘラヘラするな!」「ふざけんなと思った」「何様?」などのバッシングが数多く書き込まれているという。「日本の国旗を付けて闘っている他のスポーツ選手で負けて笑っている方いますか?」とか。負けたあと笑ってインタビューに応えていた姿がお気に障ったらしい。

なんだかなぁ…。あれだけ地道に謙虚に世間と向き合ってがんばっている若者を許容する心もないってか。

勝手にヒトに期待して、自分の夢までおっ被せて、持ち上げて、熱狂して、ちょっとうまく行かないと手のひら返して、足引っ張って、傷つけて、貶めて。

ふるさときゃらばん

2006年1月26日(木) 8:06:08

体調すぐれず、昨日は基本的に休み。半日寝ていた。でも夕方から打ち合わせがあり仕事へ。
その後、仕事で「ふるさときゃらばん」を観劇。日本青年館にて。「世界はまるい」という題目のミュージカルで、愛・地球博で公演されたもののリバイバル公演だ。

実は「ふるさときゃらばん」という劇団をあまり知らなかったのだが、全国の市町村をキャラバンしている劇団で、農村劇やサラリーマン劇を得意とするという。1000以上の市町村で公演し、3500以上の公演数をこなしているだけあって、テンポも展開も見事なもの。本当は東京で観るよりも地方の小さなホールで観た方が本質がわかるのだろうなぁと思いながら楽しんだ。

終演後「ふるさときゃらばん」のメンバーも参加して軽く打ち合わせ & 飲み喰い。
深夜に家に帰ったが、鍵を持っていくのを忘れたことに気がつく。とっくに寝ていた妻をピンポンピンポンと起こし、スマンスマンと平身低頭して家に入れていただく。そういえば昨日はsuicaも入館証も忘れた。たった半日休んだだけで通勤に必要なものをいろいろ忘れてしまう。ある意味、いいことなのでしょう。

テンダリー、リニューアルオープン

2006年1月27日(金) 8:52:38

大森のバー「テンダリー」がリニューアルオープンし、昨日今日とレセプション・パーティなので早速行ってきた。

雰囲気がガラッと変わっていてビックリ。
以前は奥にL字型のカウンターがあり、テーブル席が多い構成となっていて、ちょっと構造上問題があったバーであったが、その辺が一掃された。細長い部屋めいっぱいに長〜いカウンターが伸びており、見事に「カウンターバー」っぽくリニューアル。店内も落ち着いた色合いに統一されくつろげる。こりゃ落ち着いて飲めるわ。

端から端まで歩き回る宮崎さんの足腰にとってはなかなか過酷なリニューアルであるが、客としてはとてもうれしいなぁ。お花もいっぱい届いていた(ボクも贈ったけど)。本格オープンは明日から。土日は昼もやっている。定休日は火曜に変わったようだ。

10時間飲み続け

2006年1月28日(土) 14:41:59

出だしは北千住の「大はし」。知らぬ間に新装してて趣がなくなったが相変わらず美味。ビール。牛にこみ。いわしのフライ。にこごり。そして梅割り。ここの焼酎梅割りは独特でうますぎ。「縄のれん」のハイボールと「泰明庵」のそば湯割りアルギン並べとココの梅割りで「東京三大怪しい飲み物」と命名。がぶがぶ。

蔵前に流れて「ビストロ・モンペリエ」で牛すじのテリーヌと鴨のコンフィ・シュークルートたっぷり添え。「もうすでに二軒目でこの料理だけ食べて次に行く」と話したら「そういう使い方をされたかった。ビストロとはそういうもんです」と妙に喜ばれる。白ワインと赤ワイン。がぶがぶ。

大森まで足を延ばして「テンダリー」のレセプションに再びちらりと顔を出す。シャンパーニュとアブサンを飲んでさっと帰る。ココにある方を連れてくる、というのが当初の目的だったのだが、その前に幸せな飲み歩きをしようとなって上記のようなことになったのだった。

久しぶりに土日連休

2006年1月29日(日) 19:16:13

土曜は前日の10時間飲みでさすがに使いものにならず。
うこんをいっぱい飲んでいった上にラストを泡盛のうこん割りにしたおかげもあり、二日酔いにはならなかったが、なにやら眼を中心にした偏頭痛が出てしまい、あまりマックを触れなかった。本も読めないので仕方ないからじぃぃぃっと思索に耽る。なんつて。まぁボンヤリしてただけ。たまには真剣にぼんやりしないとな。

とはいえ、偏頭痛とともに花粉症っぽい症状が出てきてて落ち着かない。鼻水とクシャミでじゅるじゅる。涙目にもなる。やだなぁ。まだ花粉の時季でもないだろうし。花粉症はギリギリでかかっていないと思っていたのだが。単なる風邪ならまだしもイイのだが。

日曜は朝から根を詰めてサイトをいろいろいじった。まだみなさんからは見えないところをいろいろと。「おいしい店リスト」も急務なのだけど、あればっか作業してると飽きるのでいろんなところを少しずつ同時進行させている。もうね、しばらくは「過去の整理」をしっかりやるです。決めました。

バランスボール

2006年1月30日(月) 8:32:37

花粉症かなぁ…。クシャミ・鼻水・目は腫れぼったい。あぁヤじゃヤじゃ。誰かこんな時季に花粉症になってるヒトいますか? 花って咲いてる? でも咳も出るので風邪の可能性も高し。

バランスボールが実に効く、というのを聞いて以来少しやっているが、これ、相当いいね。主にやるのはバランスボールに両手をついて腕立て伏せ状の格好をするヤツ。胸から腕までプルプルになる。寝っ転がってボールに足をのせてお尻を浮かすのも効く。座っているだけでも効くらしいので、会社の椅子をバランスボールにしようか考え中。

今日は最高気温15℃くらいまで行くそうだ。うれしいけど、着ていくものに困るね。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。