2005年11月 アーカイブ

すっきり痛飲

2005年11月 2日(水) 14:49:09

一日更新が空いてしまった。

ええと、大阪での講演は200人以上来てくださり、わりと好評(関係者語る)に終了。リラックスして話せたが、前日にあまり寝ていないこともあって疲れが絶頂。ふわふわ足が地に着かない感覚のまま夜メシへ。
夜は講演のご褒美に偉いさんがふぐをご馳走してくれた。この店は大阪勤務時代に来たことがあり、ふぐの腸にねぎを突っ込んだ具材が特徴的。てっさもてっちりも結構。ご馳走様でした。ふぐ食べて元気になったので、そのまま北新地の飲み屋に移動。2店に渡り、いっしょに講演した男の過去話で盛り上がる。ドラマチックな半生だなぁ…。

その後、いろいろ別れて夜中まで痛飲。大阪の夜はいっつも痛飲になるが、心が開放されるせいか疲れが取れる系。あぁすっきりした♪

わりかし余裕なし

2005年11月 3日(木) 22:34:58

祝日だけど打ち合わせをいくつか。あっという間に夜中。
仕事・原稿・サイト・家庭・プライベートとやることが多すぎてなんだかよくわからなくなってきた。メールでいくつか異論反論などもいただいているが、議論している余裕がない。ちょっと待ってくださいね。とにかくすべてからRUN AWAYしたい気持ちが押し寄せているのだが(わりと危機?)、娘の塾帰りを迎えに行って、夜道をふたりでダラダラくっだらない話しをして歩いているうちに少し癒された。子供というのは存在しているだけで親を奮い立たせてくれるのだなぁ。

家に着いたら、優子のお友達が数人来てくださっていて、簡易ホームパーティの真っ最中。ぐったりなカラダもおいしいワインと楽しい会話で少し元気に。明日はまた仕事の嵐なので早く寝よう…。

匂いフェチ

2005年11月 4日(金) 21:16:45

疲れたときは特に、なぜか本の匂いを嗅ぐのが好き。本棚の本を抜いてバラバラと親指でめくってページの匂いを鼻をつけて嗅ぐ(笑)。このごろいい紙の匂いがする本が少なくなった。持っている中では「逆引き広辞苑」がわりと好きな匂い。30年近く前の本だが、旺文社の「数学1」の教科書も好きな匂い(ほぼ匂いが消えているが少しわかる)。あ、教科書でいえば山川出版社の「日本史」も好き。でもあの頃で言えば、チャート式シリーズの参考書の匂いは相当好きだったなぁ。
辞書は特に匂いで選ぶ傾向あり。いい匂いの本だと頻繁に引くのも苦にならぬ。匂いで辞書とか参考書選ぶヤツもどうかと思うが、紙の匂いまで気を遣って欲しいと出版社には断固言いたいね。装丁に凝るのと同じくらい匂いにも凝って欲しい。匂いで本を買う人も意外といると思う(ボクだけかもしれないが、少なくともボクはいい匂いの本は買う傾向)

フランツ・フェルディナンド

2005年11月 5日(土) 10:22:27

近来稀に見るくらい疲れ切って家に帰り、山本彩香さん特製「姫シャコ貝の豆腐よう漬け」(試作品)を肴に「浦霞」の一升瓶をガブガブ飲んで、な〜んも考えずテレビをぼんやり見て、死んだように8時間寝たら、なんとか少し元気になりました。でも朝起きて会社のメール見てまた卒倒しそうになったけど。

なんか書くとも書かないとも言ってなかった感じなんだけど、今月号の婦人画報の来月号予告に「新連載/さとなお」の文字。あぁこの状態で引き受けるのは相当無理があるのでどうやってお断りしようかと思い続けてそのまま先延ばししていたらついにこんな事態に…。自業自得。まだ題名も内容も決めておらず。この土日で第一稿上げねばならず。ノーアイデア。どうしよう。

天気がいいなぁ。セントラルパークに行きたいなぁ。とか「フランツ・フェルディナンド」を聴きながら思う。このバンドとNYの関係は直接はないけどさ。でも、いまさらだけど、このバンド本当にいい。どうでもいいけど、このバンド名ってサラエボで暗殺されて第一次世界大戦勃発のきっかけになったオーストリア皇太子の名前だよね(?)。実質的に世界史を塗りかえた彼の名前を付けるあたりがハイブロウ&野心家。

疲れたカラダといい関係

2005年11月 6日(日) 8:56:22

昨日はわりとはかどり、婦人画報の原稿もなんとかこうとか目途が立った。おいしい店リニューアルもずいぶん進捗したし、仕事の企画書もひとつ書いた。ハリーポッター原書も久しぶりに20ページ。この調子で今日も能率上がるといいな。

つか、なんでこんなに疲れがとれにくいんだろう不思議だなぁと思ってよくよく考えたら、なんだまだNY出張から帰って一週間ちょいじゃんか! そりゃ疲れが出る頃だ。しかもその間に大阪出張までしていて、ちゃんとゆっくり疲れをとっていない。普通にカラダがSOS出してたわけね。生理現象みたいなものですわね。あぁ良かった。老衰かと思えるくらい疲れてたのでホッ。

ホッとして「疲れてて当たり前」と開き直ったらイイカンジになった。疲れと上手につきあうことで意外とはかどる。疲れを上から押さえ込もうとしてたからいけなかったのだな。このカンジで書き続けられればいろんなストレスから脱却できるかも。11月いっぱいこのカンジが続いたら…いや、なんとか続くよう工夫しよう。

異化する技術

2005年11月 7日(月) 8:43:36

昨日送った婦人画報の原稿にスパッとOKが出て明るい気分。あとはアチラの原稿(一冊分)をスパッと行きたいところだが、なぜかすぐ難破漂流してしまう。スパッと決まるスウィートスポットがどこかにあるはずなのだが、探し始めてもう10ヶ月近くになる。超難産。

見逃していた北野武監督作品「座頭市」をTVで観た。編集うまし。どこかに隙を作る感じも上手。
そういえばちょうどこの週末から新作「TAKESHIS'」が公開されているんだったかな。この新作は夏まっさかりの頃、関係者オンリーの0号試写に紛れ込ませていただいて(一応仕事絡み)観せてもらった。ちょうどベネチア映画祭でサプライズ上映する前というので、内容は口止め条件。できたてホヤホヤ。小さな試写室。美輪明宏とか出演者も数人いた。日常を異化する独特の手法。理解できる部分と途方に暮れる部分と。試写が終わった後、外に出たら蝉が非日常的に盛大に鳴いていたのが妙に耳についたのを思い出す。ヒトの日常を異化するのうまいなぁ。観終わって長く経つともう一度観てみたくなるタイプの映画。ボクは彼がナポリタンをまずそうにくちゃくちゃ食べるシーンが好きっす。あなたは?

本田美奈子亡くなる。38歳。活躍は聞いていたが舞台は観なかった。観ておきたかったひとり。あぁボクは生き延びさせてもらっている分、もっとちゃんと生きないと。

富士酢と福来純

2005年11月 8日(火) 9:00:46

う、うわ! うま〜〜〜!

いや、昨日、「富士酢」の飯尾醸造五代目の飯尾彰浩さんにお誘いを受けて、昼休みに日本橋高島屋の催事「味百選」に行ってきたのである(飯尾醸造は百選に選ばれて出展している)。
飯尾醸造は昔ながらの造り方を守っていることで有名なお酢屋さん(「美味しんぼ」にも登場する)で、飯尾さんとは何度かメールをやりとりし、富士酢はすっかり家の常用酢になっている。めちゃくちゃうまい。発酵香が強く立ちのぼりつつ、いろんな芳香が奥の方で押しくらまんじゅうする。お酢好きなボクにはたまらない味。つか、ボクのお酢好きは年季が入ってますからね。中学の頃からなんにでもお酢をじゃぶじゃぶかけていますから。そのボクがいまや富士酢オンリーである。もっと早く知っていれば良かった…。

で、高島屋で初めてリアル飯尾さんにお会いして、いろんなお酢を試飲させていただいた。
中でも「紅芋酢」と「黒豆酢」と「無花果酢」に感銘を受けた(「無花果酢」はロブションが絶賛したという)。これはマジでうまい…。特に紅芋酢は常飲したい味。栄養も満点らしいので(ポリフェノールがすごく多い)毎朝飲もう。

自分をポジティブにするための技術

2005年11月 9日(水) 7:37:40

「家事でもなんでも、どうせやるなら楽しい方がいいじゃない? どうせやるんだから。だからかわいいものとか、使ってて楽しくなるものとかを使ってウキウキとやるのよ」
「相手にも楽しんで欲しいからほんのひと手間かけるの。ごはん出すにもなんでもないひと手間で印象がぐっと変わるのよ。もったいないじゃない」
「つらい作業こそ、お気に入りのものを使ってなんとか楽しくするの。これを使いたい、と思えるようなものを使えばポジティブな気分になるじゃない? 英語の勉強とかもつらいじゃない? 私はつらいのね。だから手帳とかすごくきれいなの使ってるの。辞書とか入れる英語セット袋も可愛いの。文具も凝ってる」
「海外旅行とかの荷物って減らそう減らそうとするじゃない。あれは絶対間違ってると思う。わたし、すごくいっぱい持って行くの。あぁアレがあったらなぁってあっちで思ったら楽しくないから」
「海外旅行のカバンの中には小分け袋がいっぱい入ってる。全部かわいい。整理にもいいし、カバンを開けたとき楽しいし。海外で誰かに何かあげるときその袋に入れてさしあげてもいいし」
「わたし、足の裏に自信があるの。ふわふわよ。すごく手入れしてる。死んだとき『足の裏がきれいな人』って思われたいのよ(笑)」

昨日お会いしたカリスマのいろんな言葉。
自分の回りに楽しいことをいっぱい散りばめる。お気に入りをいっぱい配置してつらいこともつらくなくする。自分をポジティブにするためのちょっとだけ努力する。そうすれば自ずと上機嫌になり、結果的にまわりにも笑いを与え、楽しい空気が流れ出す。で、もっと楽しくなる……。

ボクはその辺ストイックにしてしまう部分がある。自分を快適にすることにもっと貪欲になってみよう。快適であることにもうちょっとお金を使ってみよう。それが結局楽しい生活とかいいクリエーティブに繋がるのだな、とか改めて思いました。

木住野佳子ライブ

2005年11月11日(金) 7:33:04

更新が一日あいてしまった…。
昨日はいろんなことがあった。午前中はそーとー大きなプレゼン。しゃべる予定はなかったのだが、急に振られて汗かきながら説明。なんとか通過した模様。うれしい。昼は赤坂「フリッツ」で牡蠣フライ。とんかつに比べて牡蠣フライはもうひとつかなぁ。その後いろんな場所で打ち合わせ。移動が多い一日だった。

やっと夜になり、渋谷セルリアンタワー「JZ Brat」木住野佳子(きしのよしこ)トリオのジャズ・ライブをひとりで聴きに行く。このごろライブを聴いてなかったのでウキウキ。オリジナル曲中心だったが、彼女のCDはよく聴いていることもあって耳馴染みもよく、素晴らしかった。久しぶりに熱くなった。弦をバックにした上品なのもいいが、トリオで思いっきり開放するのはもっといい。

で、2ステージ入れ替え制だったのでそのまま帰ろうとしたら、出口のところで大阪時代の上司にバッタリ。「一緒に聴こう!」と言われ、そのままセカンド・ステージも聴くことに(笑)。「OASIS」という曲以外ファースト・ステージとすべて曲を変えてくれて、またまたとてもエキサイティング。「OASIS」の後半のインプロヴィゼーションが白眉。

小さな店小さな店小さな店みーつけた♪

2005年11月12日(土) 13:03:58

おとといの昼の牡蠣フライがいまひとつだったこともあり、昨日は朝から「あぁうまい牡蠣フライが食べたい!」気分。ゆえに昼メシは確実においしいとわかっている銀座二丁目の「三州屋」へひとりで。相変わらずジューシーかつカラリと揚がっており満足。うまいうまい。その後「松屋銀座」に少し寄って紳士服を見る。牡蠣フライの満足もあってガードが下がっていたらしく、思わずY'sの黒スーツを買わされそうになる。危ねー危ねー。

社に戻って打ち合わせをいろいろやっているうちにあっという間に夜。このごろ暗くなるの早くなったなぁ。で、残業も終わった20時過ぎ、「そういえば今日は家にゴハンないんだった」と急に気付き、夜の街をメシを求めてひとり徘徊開始。

イメージ的に「『センセイの鞄』に出てくるような気軽な居酒屋で孤独にお湯割りズビズビ」だったので、そんな店を求めて銀座新橋を1時間以上ひとり彷徨い歩いたがなんかイメージに合う店がなく、そのまま住んでいる街へ電車移動。駅前をいろいろ歩き回ったり住宅街にポツンとある店を覗いてみたりするも、イメージ湧かなかったり入るのに勇気いったりで結局入らず。あぁもしかして食いっぱぐれたか、まぁ家にある材料でなんか食べるか、とか半分諦めて自宅に向かって歩いていたら、ふと小さな小さなカフェ風の店の存在に気付いた。こんな店あったっけ? 

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。