2005年10月

過去ログ一覧

こじつけだけど、縁があると思うことにしている

2005年10月01日(土) 13:04:40

優勝翌日の阪神百貨店優勝セールに行こうかと思ったけど、どうせすごい騒ぎだろうと思い、諦めた。あとでニュース見たら1時間開店を早めるほどの人出。行かんで良かった。

というか、ボクは阪神優勝になんか縁があるですね(縁があると思った方が楽しいし)。

前々回(1985年)に吉田義男監督で優勝したとき(バース、掛布、岡田の頃)は、新入社員でいきなり大阪に配属された年。右も左もわからぬ大阪でいきなり21年ぶりの優勝を味わった。「たかが野球でこんなに街中が盛り上がるとは!」と東京を離れたことなかったボクはカルチャーショックを受けた。あの盛り上がりは今でも忘れない。

前回(2003年)に星野仙一監督で優勝したときは、星野監督の優勝感謝個人広告(優勝翌日のスポーツ5紙全頁広告)を作ってたこともあって思い入れが尋常でなかった。だって原稿作る作業もものすごかったけど、いつ優勝するかわからないのに翌朝に全頁広告を5紙出稿しないといけない(しかも全部違うコピーで)という離れ業だったし。何度かお会いした星野監督のオーラにもやられたし。で、日本シリーズも甲子園に2回見に行き、両方とも延長の末、劇的な勝利。一生に何回もない感激を味わった。

んでもって今回(2005年)の岡田彰布監督。さすがに今年はなにもないだろうなぁと思っていたら、前から予定していた大阪出張の当日に優勝するんだもんなぁ…(ボクが大阪に行くならたぶんその日に優勝するな、とか傲慢な自信をもってたのはわりと内緒)。

次の優勝時にはいったい何があることやら。今から楽しみだ。

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共用スペース乗っ取り計画

2005年10月02日(日) 7:29:00

自宅にはリビングの隅にコの字型のマックコーナーがあり、普段はそこで仕事や原稿書きやサイト更新をしている。ボク自身は自分の書斎も部屋も持っていない。部屋にこもると家族の会話がなくなるし、妻や子供の気配を常に感じているのは大事だと思ってたからだ(子供にとっても常に父親の気配を感じているのは大事な気がする)。子供は部屋を持っているが、なるべく部屋で勉強をせず、そのリビングでやるように言っている。つまりは家族が常にいる空間としてリビングは機能している。

が、原稿があまりにはかどらないので少し気分転換してみることにした。1階の親世帯との共用スペースにマックをドカドカ持ち込んで自分の部屋化してみることにしたのだ。
キッチンの音も聞こえず、うまそうな食事の匂いも漂ってこない。妻と子供の会話や勉強騒音(わりとケンカしながら勉強してる)も聞こえてこないし、TVの音も聞こえてこない。こりゃ集中できそうだ。しかも昔使っていたマッキントッシュ(オーディオメーカーの方)のMC7270やC34Vが飾りのように置いてある部屋で、スピーカーもハーベス。音楽環境もばっちり。そのうえ無線LANでネットにもすぐ接続。静かだし、他にやることないから原稿に仕方なしに向かうし…。あぁいままでどうしてこうしなかったのだろう…。

そのうえそのうえ、風水にくわしい人に聞くと「南側の部屋の方が書ける」と言うではないか。その部屋はまさに南側。考えてみたら不定期日記とか平日にばんばん書いていた頃は南の部屋で書いていた。うん、なんか書ける気分になってきたぞ♪(単純)  〆切がせまった状態では絶対必要な環境。しばらくこの体制でやってみよう!

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破綻願望?

2005年10月03日(月) 5:51:45

日曜は娘の運動会だった。
カメラマンとして開会式から行く。器楽部なので開会式でトロンボーンを吹くからである。大勢の父兄が行事そっちのけで自分の子供の姿のみをカメラやビデオで追っている光景にはいつまでたっても慣れないのだが、まぁボクもその中の一人なので何も言う資格なし。かけっこは僅差の5位。いいよなかなか惜しかった。もともと運動は不得意分野なのに、けなげにやってる方だと思う。

それにしても休みというのに「To Do」だらけである。原稿を溜めているのと仕事を少し持ち帰ったのが原因。メールのお返事とかも溜まっています。すいません。えらく溜めてしまった。巡回するサイトもほとんど見れてなくてなんか浦島状態。そういえばネットサーフィン(死語?)もしなくなったなぁ。新技術や新デザインの海外&国内サイトを少々見回って、知りたいことを検索して、メール読んでお返事してで精一杯。というか読書量が減ってきているので「サイト見る時間<本読む時間」に切り替え中。

こう予定が詰まってくると、なぜか昔からゲームがしたくなる。途中で止まっている「WARCRAFT3」とか続きをやりたい。やりたいったらやりたい。やったら破綻する。いやむしろ破綻したい!

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酒に誘う反射神経の衰え

2005年10月04日(火) 12:01:47

メシも喰わず残業してて、「もういい、あとは家でやろう」と夜10時ころ会社を出ようとしたら、受付のところで懐かしい顔にバッタリ。関西支社時代の一年後輩で、大学も学部もいっしょのヤツ。出張で来たらしい。うわ、なつかし! 久しぶりやん! と、当然の如く酒に誘おうとするも、ふと気持ちが萎える。こういう感じで「一杯行こか!」と誘っても、東京の人で乗ってくれる人は少ないんだよねぇ。東京に転勤して5年強。断られ慣れしてしまって酒に誘う反射神経も衰えているワタクシ。
でもまぁコイツ大阪だし、あの頃のノリで勇気を出そうと「あのさ、今日はこれからどうすんの?」とおずおず聞いてみる。「いや、別に…」と彼も探ってくる。「一杯行くか?」と自信なげに聞くと「もちろん! ぜひ行きましょう!」 あ〜良かった。こういうイキオイある言葉を5年ぶりくらいに聞いたよ(笑)

ということで、彼と二人きりで飲むのは7.8年ぶりだろうか。もともと仲がいいので話も弾む。聞けば10/1付けで部長に昇進したという。おおそうかそうか!と喜び合う。彼の昇進は心からうれしい。お互い面倒やねぇと愚痴りながらのオッサン酒。あぁ帰って仕事をやらないとという義務感を遙か遠くに追いやって、たった2時間の逃避行。あの頃はホントよく遊んだよなと述懐しあいながら、カパカパ飲んだ。

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人生の必需品

2005年10月05日(水) 6:40:26

クライアントでの仕事が延びて、午後3時すぎにようやく昼ご飯。こんな時間にどっか開いてっか?とみんなで彷徨い歩いてとあるしょぼいインド料理店に入る。時間的に従業員は賄いを食べていたが気持ちよく通してくれた。おお、全員インド人系だ。
ひよこ豆のサラダとカレー数種類とナンを頼む。サラダもカレーもうまかったが、この店、ナンがもちもちのふわふわでちゃんと香る。しかもバカでかい。レギュラーでもでかいのに、この1.5倍のビッグ・ナンも用意されている。ナンを食べきれなかった人のための袋まで用意されている。うはは。わりといい店かも。ボクはインド未入国なので本場のナンを知らないが、ここのナンはわりといけてると思う。好き。豆サラダも上手だったし、カレー自体もなかなかのもの。もう一度ちゃんと来てみよう。期待せずに入った店がうまいと気分変わるね。

妻がチーズ研究のためにパリに行っているので、ここ1週間ほど娘とふたりきり。親世帯と実質つながっているのでもろもろ安心なのだけど、まぁそれでも世話が増えるし気にもなる。こういう週に限って遅い日が多いし。でも深夜とかにちょっと心配して帰って娘の部屋に直行し、安らかな寝顔を見たときのふわふわっと胸をくすぐる安堵感みたいなものって、なんというか「親の醍醐味」を感じる(笑)。ペットなども含めて、絶対守らなければいけない存在って人生の必需品かも。

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手ぶら好き

2005年10月06日(木) 6:30:20

多忙。ぐちゃぐちゃ。いろんな仕事が重なりすぎ。
明日の夕方〜夜など、クワッド・ブッキング(ダブル・ブッキング、トリプル・ブッキングの上ってこれでいいのか? 正確にはクワドラプル・ブッキングかもだけど、スキーのリフトでクワッドってあるし…)。いや、仕切りが悪いのもあるけど、次々と後付けで大事な会議やプレゼンが重なってくるんだもん。ごめんけど、少しずつ全部参加します(泣)

というか、スケジュール帳を持ち歩くのがイヤで、携帯電話のスケジュール・ソフトだけで無理矢理回してきたのだが(かなり無理!)、ここ半年くらい破綻しまくっており、部下からもブーブー言われていた。で、来年の手帳から手書きの分厚いのに戻す。あーぁ、いやだなー、ああいうの持って歩くの。身軽に生きたいのに(←単なる手ぶら好き)。

さて。娘を起こして学校行かせないと。

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エゴマ豚うまし

2005年10月07日(金) 5:33:33

昨晩は遅めに青山のイタリアン「ポルトゥーナ」で仕事仲間と急ぎメシ。
ここは立地で非常に不安になるが、やっぱりなんでもうまい。そのうえ安い。オススメである。焼き野菜もデザートもとても結構だったが、特に「ブガティーニ エゴマ豚のアマトリチャーナ、ペコリーノ・シチリアーノ」というパスタが絶品だった。
忙中の妙なるシアワセ。相当バタバタな毎日だが、メシがうまいと報われる。

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やっと1週間が終わった

2005年10月08日(土) 15:28:07

嗚呼やっと1週間が終わった! と安堵。体力的にマジ限界に近かった。疲れたなぁ。

金曜日には受賞講演みたいのまであり、日経ホールで40分ほどパワポを使って話したのだが、この準備というか予習というかも前日夜と当日朝にバタバタで、逆に開き直って話した感じ。意外と落ち着いて話せたが、終わってから主催者側に「独特のお話ぶりですね。ゆっくりしてて」と言われる。う…。ゆっく〜り話して時間稼ぎしてたのがバレたか(笑)。でも前半ゆっくりしゃべりすぎて、後半かなり急いだのは内緒。やっぱリハーサルをちゃんとしておかないといけないなと反省。まぁ結果オーライだったのだが。

夜、某秘密プロジェクトの食事会議に1時間遅れて参加。進展あり。年末までにハッキリしたものになるといいな。久しぶりの下北沢は「こんなに落ち着きない街だっけ」と驚くほど。下北が変わったのではなく、こっちが変わったのだろう。

今日は15時まで睡眠三昧。疲れもとれてきたのでそろそろ原稿(泣)。一週間も手を付けれなかった。まずすぎる。気分を変えてテンションが上がるまでどのくらいかかるかが勝負。

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久しぶりの読書日

2005年10月09日(日) 15:27:39

昨日は、起きていろいろやり始めたけどどうもダルさが抜けず、体力回復日に急遽変更。寝たり起きたりしながら読書をし、4冊読了。

1冊目は、ゲッツ板谷「ワルボロ」(幻冬舎)。
立川の町を舞台にワルでボロな不良高校時代を描いた自伝的小説。500ページ弱の大部ながら飽きさせずに一気にラストまで。素晴らしい。中場利一的な題材をチュンバよりもリアルな焦燥感と暴力描写で描いていく。笑いの部分が少ないけど、これで笑いが多いと岸和田愚連隊になってしまうし、笑いではアレには勝てないからちょうどいいかもしれない。友情と恋を底流テーマにして、中学抗争をスピード感よく描いていく。めっちゃおもろかった。唯一の不満はラストの収め方。あと50ページくらい書き込んで欲しかったなぁ。続編を匂わしているが、それはそれとして、きっちり締めて欲しかった。そうであれば傑作だったかも。

2冊目は、中條高徳・渡部昇一「子々孫々に語りつぎたい日本の歴史」(致知出版社)。
大好きで、娘にも読ませている本「おじいちゃん 戦争のことを教えて」の著者中條高徳がまたまた日本近代史のことを語るのであれば読み逃すわけにはいかない。熟読。そして感動。日本人としての誇りを取り戻すために、前作同様すべての日本人必読の本かも。なるほど日本人は立派だったのだな、と、ごく自然に納得できる(イデオロギー抜きでね)。マッカーサーが第二次世界大戦を振り返り、公の場で「日本は侵略戦争をしたのではなく安全保障(自衛)のために戦争をした」と語った言葉「Their purpose,therefore,in going to war was largely dictated by security.」ももっとひろく認識されるべき。

3冊目は、吉崎達彦「1985年」(新潮新書)。
1985年はボクが会社に入社した年なのだが、その年をある「頂点」として取り上げ、その年にあったいろんな出来事を解説していっている。いやー、こんなにいろんな節目があったのだなぁと自分史的にも見直した。日航機事故。阪神優勝。プラザ合意。つくば博開催。ゴルバチョフ・ソ連共産党書記長に就任。ボン・サミット。米ソ首脳会談。田中角栄倒れる。電電公社民営化。国鉄民営化決定。男女雇用機会均等法成立。新風営法施行。青函トンネル開通。三光汽船倒産。豊田商事会長刺殺事件。ロス疑惑・三浦和義逮捕。投資ジャーナル中江滋樹逮捕。グリコ森永事件「キツネ目の男」の似顔絵公開。スーパーマリオ発売。「8時だヨ!全員集合」最終回。「ニュースステーション」放送開始。神田正輝と松田聖子結婚。北の湖引退。新日鉄釜石7連覇。「ウィ・アー・ザ・ワールド」大ヒット。チーム・デミ(小型文房具)大ヒット。などなどなど。そしてプラザ合意を受けて日本はバブル時代に入っていく。すげーな。

4冊目は、池田晶子「勝っても負けても」(新潮社)。
「41歳からの哲学」シリーズですね。これは昨日一日で読んだものではなく、前から少しずつ読んでいたものがちょうど昨日読み終わったということ。池田晶子の本は読んでいていちいち立ち止まらされるので、とにかく時間がかかるのだ。いま、読むのに一番時間と知性とチカラがいる本かもしれない。

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映画「チャーリーとチョコレート工場」

2005年10月10日(月) 17:40:29

映画「チャーリーとチョコレート工場」を娘とふたりで。
昼すぎからゆっくり行こうと思ったが、たまたま朝10時10分上映という映画館を見つけてしまい、「おお、10月10日10時10分だ!」と図らずも盛り上がり、朝から急いで観に行った。アホですな。

ジョニー・デップが相変わらずの怪演。ティム・バートンもやり放題。ぶっ飛んだ世界観をしっかり描いてくれており、ちょっとしたオースティン・パワーズ風味も乗っかってて、理屈抜きで楽しめる。が、絵柄の面白さを優先しすぎて物語的には薄っぺらいものになっているのが残念かな。娘は「おもしろかった〜」と言っていたので映画としてはOKだが、ウィリー・ウォンカをもうちょっと厚めに描くだけで結末の感動がずいぶん違っただろうに、と、惜しいところ。ロアルド・ダールの原作を再読しよっと。

帰りにコンビニで板チョコ購入。この映画、無性に板チョコ食べたくなるし。
しかしシンプルな板チョコってうまいなぁ。20年ぶりくらいに食べたよ。この味が100円で買えるのね。メーカーの努力を感じる。サンキュー!

今日でやもめ生活もおしまいやも。明日にはおフランスから帰ってくるはず。「家主がいない!心配だ!」とそわそわしていた犬っころもこれで落ち着くことであろう。そう、彼にとってはどうも彼女が家主らしいのだ。がっくしくるね。

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こういう夜は飲むしかない

2005年10月11日(火) 21:15:17

おお。あっという間に夜である。会議会議会議で夜である。今日は自分らしく生きたかと問われたら達成率ゼロである。

パキスタンの大地震(死者4万人に達する恐れ)のニュースを見て、阪神大震災直後の「生き残ったラッキーさ」みたいなものを肌感覚で思い出す。死と隣り合わせとはよく言うが、本当に数センチお隣にいらっしゃったのねというあの鳥肌が立つ感じは忘れられない。久しぶりにニュース映像であの肌感覚を思い出した。

災害にあった方を見て思うわけではないが、原稿にしろ仕事にしろこういう舞台を与えられているというシアワセを自覚せずに愚痴ばっかり言っていないか、と、猛省したりする夜。こういう夜は飲むしかない。ぐびぐび。

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あの街へ、ふたたび

2005年10月12日(水) 9:27:42

妻、無事、帰国。
帰って早々、娘を叱る声が響き渡る。うはは。おかえり、佐藤家の日常。

とはいえ、またすぐ非日常になる。ボクが来週の火曜日からニューヨーク出張なのだ。
ニューヨークはなぜか縁があり、合計すると1年くらいはあの街にいる。そういう意味で最初の頃のトキメキはもうないし、見たいものも特にはない(新しくなったMoMAとブロードウェイの新作くらいか)。でも、それでも、やっぱりあの街の空気にまた触れられるのはうれしいものである。ほっつき歩いてあそこまで楽しい街は他にない。今回の仕事はメリハリあるスケジュールなので、オフの日はゆっくり街をほっつき歩こうと思う。

ところで、NY在住の方で以前お会いしようとしてお会いできなかった方、ご連絡などくださいませ。メールに埋もれてわからなくなってしまいました。もしくは初めての方でもどうぞ。一緒にメシでも喰ってやろうという方がいらっしゃいましたら。実はNY在住の読者数人と飲む予定なのですが、もう数人なら合流可能なので。気が向いた方はメールください。

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松波〜オーパ

2005年10月13日(木) 9:27:28

わりと余裕のスケジュールを組んで仕事していたにもかかわらず、夕方には図らずもクワッド・ブッキングになっており焦りまくる。横から次々と急ぎの打ち合わせが割りこんで来やがる。10月になってからなんか異様じゃ。

19時すぎに「約束あるから〜!」と這々の体で逃げだし、駒形の「松波」で鮨。仕事モードから鮨モードになるまで相当かかったが、やっぱりうまいなぁ。さすがなバランスとしか言いようがない。アルデンテの酢飯もつぶつぶが口の中のいろんな部分を気持ちよくしてくれ、柔らかい酢飯では味わえない口中快感を引き出してくれる。いやぁうまひゃひゃ。親父さんも機嫌良くいろんな話をした。「魚は酸化させないといけない」という話が面白かったな。

その後、門仲の「オーパ」でジャック・ローズとドクターM。冴え渡る切れ味。

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NYでもメリハリなさそう

2005年10月14日(金) 8:08:25

あぁぁ、無理かもと思いつつもうひとつ大きな仕事を受けてしまった。土日に企画書書くだけではとても間に合わない。NYに行ってからも毎日のように企画書書かないといけない。さいわい出張仲間がこの仕事を一緒にする人たちなので一緒に企画できるが、それにしてもちょっと無理があるスケジュール。来た仕事は断らない主義ではあるものの、もう少し断ることも覚えんとなぁ。

昨日も1時間ほどの講演というかレクチャーをした。この前ゆっくりしゃべりすぎた反動もあり、今回は少し早口すぎたかも。滑舌があまりいい方ではないので聞き取りにくかった可能性あり。すいません。でもだんだんしゃべり馴れしてきてはいる。場馴れってヤツですね。まだまだド下手とはいえ、昔から人前で話すのが大不得意だったので、いい訓練になっていると思われ。

今日は濃い。昼は世界的カリスマの手料理を少人数でいただく。夜は政治家さんとプライベート・メシ。仕事は山のよう。面談もある。濃すぎ。とっとと仕事に行こう。

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カリスマと政治家と

2005年10月15日(土) 21:36:05

主婦のカリスマといわれるその方は、予想通り飾らない人柄の素敵な人で、その手料理もうるおいと健康と安心と喜びに満ちていた。心底ホッとする食事。一度疲れを放りだしてもう一度復活するための句読点。笑いながらいろんなことを話し食べたこの2時間はある忘れられないテーマをボクに与えてくれた。暮らしとは演出するものではなく生き方そのもの。借り物では結局オシャレにもステキにもなれない。というかシアワセになれない。その実例を見させていただいた感じ。心の中にいい種をいただいた昼。芽吹かせよう。

毎日激しく闘っている政治家若手のその方は、理想とリアルの間においていかに人間は無力であるかを熟知しているような印象の人だった。繊細さと不感症さを併せ持ちキープしようとする努力の跡。信念を貫きにくい仕事をしているボクなんかの方がずっと潔癖さが足りない自覚。結局政治も生身の人間がやっているのだということをボクたちはすぐ忘れがちになる。たまに生身の政治家と食事するのはいろんな意味でいい刺激になる。ありがたいと思った夜。

そんな2人の濃い方と濃い時間を過ごした昨日。ぐっすり寝て起きたら郵政民営化法案可決のニュース。まずは第一歩というところかな。そんな秋の土曜日。

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鳥取県で「人権侵害救済推進及び手続に関する条例」が可決

2005年10月16日(日) 11:12:50

多忙で見逃していたが、鳥取県で「人権侵害救済推進及び手続に関する条例」が10/12に可決されたと友達からメールで知らされた。施行は来年6月1日(よりによって誕生日)。これは超悪法「人権擁護法案」のひな形みたいなもので、言論の自由をぶっつぶす強烈な条例だ。もちろん前例はなく全国初。行政が人権侵害救済を目的に加害者への勧告や氏名公表の権限を持つ初めての例となる。これを鳥取県はたった5日間の議論で可決したという。

というかですね、鳥取県の条例なんて県民以外関係ないって思うでしょ? でも違うらしいっすよ。「県内だけでなく県民が人権侵害を受けたのであればどこにいても(東京でもネットでも)この条例の対象となる」らしい。

つまり、 たとえば東京在住のボクがなにかについての意見をサイトで書いたとする。それを「差別だ!人権侵害の被害を受けた!」と思いこむヒトが鳥取県にいたとして、そう委員会に訴えると鳥取県の人権侵害救済推進委員からいきなり立ち入り調査されるわけ。しかもですよ、訴えは本人以外でもできる(密告可)。被害者が特定でなく不特定でも人権侵害と認定できる(一般論でも訴え可)。人権侵害の事実がなくても「おそれ」だけで人権侵害認定できる(思いこみ可)。ひょえ〜。

そのうえ恐ろしいことに「反対尋問も上告もできない」。それって法治国家ですか? たとえ「嘘の訴え」をされても反対尋問できないっていったい何ですか? 故意に悪用しようとするヒトに訴えられたが最後、反対も反論もできず、強制立ち入り調査され、人権侵害の事実がなくても「おそれがあった」と認定される可能性があるわけっすよ?

んでもって、もっと恐ろしいことに「人権侵害したかどうかを判断するのは、知事が指名した5人の人権侵害救済推進委員だけ」。
裁判官でもなんでもない5人のみの判断で氏名公表や罰金が科せられるわけ。もしその5人にどこかの団体の権益を担ったヒトや他国の工作員が含まれていたら…(もしくはそれらから金を受け取ってる人がいたら)。

というか、ボクレベルならどうでもいいけど、きちんと正義の意志を持って悪事や利権に切り込もうとする政治家やジャーナリスト、作家、ブロガーなどを「人権侵害!」という名の下にいくらでもつぶせる条例なのだ。怖すぎ。
やばいぞーってんで、5人の任命権を持つ絶対権力者、片山善博鳥取県知事がどんなヒトか、調べてその言動や思想、過去などに触れたりしたら、ここぞとばかり「鳥取県人に対する人権侵害!」で訴えられちゃうだろう。しかも訴えは県知事本人じゃなくても第三者でもできる。なにかの冗談みたいだな。プロ市民たちはこぞって鳥取に移住するんじゃないか? 人口増加策の一環か?

もちろん、人権は擁護すべき。犯罪被害者と家族、虐待児童、報道被害者、被差別者などを助ける工夫は必要だ。ただしその判断を行政や数人の手にゆだねると何でもありになる。「被害」という定義・解釈をいくらでも拡張することができるからだ。どんな弾圧だって規制だって可能だ。数年経てば人民は萎縮し発言もしなくなる。人権擁護&救済という耳当たりのいい言葉に気持ちよくなっていると、憲兵の時代にすぐ逆戻りである。

一応、鳥取県弁護士会は「行政が過度に市民生活に干渉する結果になり、憲法違反の恐れもある」などとして反対声明を発表している。弁護士会会長は「当事者は裁判所の令状なしに情報提供などを求められ、断れば罰則もある。使い方によっては何でもできることになる」と語っている。ぜひがんばってほしい。

鳥取県だけではない。福岡県も条例制定を視野に入れた論点整理を始めているという(福岡〜!)。本丸「人権擁護法案」も含めて、なんつうか、最後の一線を越え始めているのかもしれない。

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脳味噌が熱い

2005年10月17日(月) 22:41:56

あしたからニューヨーク出張なのだが、そのしわ寄せもあって今朝9時から今22時半すぎまで1分たりとも休みのない1日。昼メシも夜メシも会議室で会議中にもしゃもしゃ。コーヒー飲む暇すらない。タクシー乗っている間もパソコンばしばし。ここまで分刻みだと笑える。眠くなる隙すらなく、ずっとハイテンション。このまま徹夜見込み。全然仕事が間に合わぬ! いまだに「ニューヨーク出張は急遽中止して日本で仕事してた方がいいのではないか?」と迷っている感じ。出発直前まで迷うかも。あっちで会うとお約束した方々、ドタキャンの場合は本当に申し訳ないです。うぅ。

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靖国参拝

2005年10月18日(火) 7:26:36

仕事に見切りをつけ予定通りニューヨークに行ってきます。見切り離陸。間に合わない企画書は飛行機内でやって向こうからメールしようっと。

ところで小泉首相が靖国に参拝しましたね。
参拝の是非についてボクの私見は書かない。首相が参拝することについては各自いろんな意見をお持ちだろう。自民党が圧倒的多数で大勝したあとだけに、なんとなく拒否感を持つ人もいるかもしれない。

ただ、基本的に「靖国参拝を他国にとやかく言われる筋合いはない」とは思う。その是非はあくまで自国民が判断すべき問題だ。

まず「他国からの宗教干渉は全世界的に超非常識」である。あのブッシュですら絶対やらない。靖国神社への参拝は日本の神道に則ったもので、死んだら誰でも神になるという日本固有の宗教である。
次に「A級戦犯の罪は国際法上償われている」。A級戦犯も合祀されているから問題だと言う人が多いが、日本はサンフランシスコ講和条約第11条の決定に従い、昭和28年に「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」を与野党全会一致で可決している。中国を含む関係11ヶ国の了解も取り付けている。すでに戦犯はいないのだ(まぁそれ以前に事後に戦犯を規定した東京裁判は「違法」であると当事者のウエッブ裁判長もマッカーサー元帥も明言しているが)。元戦犯は国内外から免責され、結果として靖国神社に合祀された。中国も韓国もこの事実を知った上で日本と国交を回復した。これは歴史的事実である。

日本の戦後は平和を願った60年である。平和憲法を持ち明確に戦争を否定している。心配してくださるのは有り難いが、表立った「強い反発」や「非難」はやりすぎではないか。少なくともわが国の代表は、平和を願い、二度と戦争をしない誓いの元に、国の宗教の伝統に則って行動している。その是非はあくまでも自国民が判断すべき問題だとボクは思う。

では。行ってきます。

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ニューヨーク到着

2005年10月19日(水) 4:23:14

朝10時すぎ。ニューヨークに無事到着。
先週は雨&寒だったらしいけど、自他共に認める超晴れ男のボクが来たからには晴れさせます(笑)。雲ひとつない秋晴れでスゲー気持ちよい。JFKからの道も空いていて楽勝。ま、なんちゅうかホントに違和感がない。一週間ぶりにNYに来たような錯覚すら受ける感じ。

マンハッタンに着いてすぐ、明日のカンファレンスについての打ち合わせ。地下鉄でノリータ方面に出て「Cafe Colonial」の外テーブルでビーフ・コロンボというメキシカンを昼メシに食べつつ最新の広告事情についてこちらの日本人と意見交換。外のテーブルで風に当たりながらがちょうどいい陽気。
2時間ほどで別れ、勝手知ったるSOHOをひとりでぶらぶらしてたらいきなりアメリカ人観光客夫婦に道を聞かれた。えーやっぱしニューヨーカーに見えますかー、と思わずニヤけたが、拙い英語ですぐメッキもはげ、道聞いてきた夫婦は「チッ」とばかり別の人に道を聞く。クソー。

少しだけ靴屋を見て(29cmなので海外に行くと靴を買い込む)ぶらぶらしたあと地下鉄でホテルへ帰る。飛行機で一睡もしなかったので体力温存。あーそういえば機中で仕事をしなかった。映画を見始めたら止まらなくなり「シンデレラマン」「宇宙戦争」「バッドマン・ビギンズ」「奥様は魔女」と4本見てしまった。少し企画書を書かなければ。夜は読者の方々とメシ行くし。

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セントラルパーク〜asiate

2005年10月19日(水) 17:56:05

企画書書かなければ!と切羽詰まりつつ、外があまりにいい天気なので(暑くもなく寒くもなく最高)早々に切り上げてセントラルパークに行ってしまう。意志弱し。
だだっ広い芝生のところまで歩き、芝生の中央あたりにどっかり横になって空を眺めながらのんびりする。芝生のあちこちにいろんな人種の輪ができている。アッパーウェストのビル群が空に彫り深く浮き出ている。死ぬほど気持ちいい。たった十数時間前までは東京にいたことが信じられない。

のんびりしすぎて待ち合わせに遅れそうになり、マンダリンオリエンタルの「asiate」(フレンチ)まで相当早足で。ここのシェフは日本人で、2年近く前から「asiateに行け」とこっち在住の人に勧められていた店。やっと来れた。
久しぶりにお会いする方、初めてお会いする方、やあやあと挨拶を交わしディナーが始まる。料理はなるほどふたつもみっつもひねってあって、その創作し具合がいかにも繊細な日本人っぽく、そういう方向性で話題になるのもよくわかる。でもひねりすぎて焦点がぼやけ何をやりたいのかわからなくなっているものも多く、この食材なら直球の方が絶対うまいよな、とか思ってしまうお皿が続いた。残念。まぁでも競争が激しいNYだとそういう風に店の売りを作っていかないと生き残れないのだろうなぁ。

ちなみに、ワインのテイスティングはボクがしたのだが、明らかにコルク臭がきついものがあり(というかブショネ)、「うわ、これってブショネだよなぁ…、日本でも交渉するのに勇気いるのに英語で言わないといけないのかよ、どうしよう…」と考えていたら、その迷いが顔に出ていたらしく、ソムリエーヌが「私もテイスティングしましょう」と申し出てくれ、「オー…、これはリトルビット・コルキーね」と認めてくれ、取り替えてくれた。あぁ良かった。素人判断でブショネを主張すると恥をかいたり気まずくなったりすることが多い。ソムリエーヌがすぐ認めてくれてラッキーだった。お勘定にもついてなかったし。

みなさんと別れ(くつろいで楽しめました。どうもありがとうございました)、食後は腹ごなしに60丁目から40丁目まで速歩。初日としては濃い1日。徹夜が2日ほど続いてる状況だが、わりとカラダは持っている。このまま疲れが出ないで乗り切れればいいが。2日目は朝8時すぎ集合で夜まで丸一日カンファレンス(ひょえ〜)。即寝。

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一日中座学

2005年10月20日(木) 19:59:43

仕事のみの一日。
朝8時すぎからグランドハイアットのボールルームで「The Future of Branded Entertainment」というカンファレンスに参加。ま、日本でいったら「座学〜(泣)」といった感じ。プレゼンテーションはまだしも聞き取れたが(バカみたいに早口のヤツもいて難儀した)、ディスカッションになるとまるでお手上げ。ヒアリング困難。同行者に事後確認してやっと内容を把握する始末。でも内容が濃くて相当面白かった。スピーカーも20人くらいいて、みんなさすがにプレゼン上手。内容はもちろん、プレゼンの仕方やパワポの作り方なんかも参考になったな。

夕方までみっちりやって、疲れ果てて同行者と夜メシに。「Taboon」という地中海&中近東料理屋さん。まだ新しい店で流行りつつあるらしい。こっち在住のクリエーターも参加して、今日の復習大会。わりと盛り上がり、いっぱいしゃべった。ちょっと面白い展開だったかも。

今日は昼から取材。珍しくジェットラグが出ていて、疲れているのに目が覚める。もう少し寝ないと。

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ブロードウェイ「SPELLING BEE」

2005年10月21日(金) 16:50:06

あまり寝られず、ちょっと起きては寝てちょっと寝ては起きて。典型的なジェットラグ。普段時差ボケが全くないボクとしては珍しい。

ふらふらしたまま地下鉄に乗り、昼からSOHOで打ち合わせ。NYで急成長のブライダル・デザイナーと深く打ち合わせ。そのまま昼メシに流れ、SOHOの「AQUAGRILL」にてビジネスランチ。iBookを開いていろいろ説明。この店の牡蛎はオイスターバーの数倍うまい。魚やオイスターを食べるなら相当オススメの一店。

夕刻まで二件の打ち合わせを終え、SOHOで少し買い物。310のスニーカーがわりと気に入り購入。310を日本語読みするとサトオになるし、310マークの入った靴はボクにはなかなかいいかも(笑)。
夜は8時からブロードウェイで観劇予定のため、少し早めのメシを食べないといけないのだが、ひとりでレストランに入る時間も元気もないので、地下鉄で72丁目まで上がりホットドッグの名店「Gray's Papaya」へ。ホットドッグもおいしいが、ここのパパイヤジュースがとても好き。わざわざ来る価値がある味である。2.75ドルのセットを食べる。トッピングをすべて乗せるEverythingとまるで乗せないNothingの2本にパパイヤジュース。ある意味、NYを代表する料理かも。シアワセ。実はNothing好き。

20時前に地下鉄で50丁目まで戻って「The 25th Annual Putnam County SPELLING BEE」を観劇。今年のトニー賞脚本賞受賞のミュージカルで、NHKのトニー賞中継を観て以来気になっていた上に、ミュージカルに詳しい友達に勧められてチケット入手。訳せば「第25回パトナム郡英語綴り当て競技会」ってところか。丸い劇場を田舎の体育館風に仕立てた観客参加型ミュージカルで、コーラスラインのように一人ずつ脱落していくドラマなのだが、英語の細かいニュアンスは聞き取れなかったものの、日本人でも腹抱えて笑えるレベルの楽しいコメディ。いやー本当に面白かった。あまり期待してなかった分、楽しさも5割増し。音楽も演技も脚本も演出も(観客も)サイコー。この出演者たちとあと3日くらい一緒にいたかったと観劇後残念に思うほど。掘り出し物かも。子供役の役者たちがマジで上手で瞠目・刮目。観客が4人飛び入りで舞台に上がるのだが、彼らも即興なのに味がある。彼我の差がありすぎる…。

終了後、こちら在住の仕事仲間と合流し43丁目の「酒蔵」へ。10年前からある日本居酒屋らしいが、なぜかボクのリサーチからはずれていた店。日本酒の品揃えはNY1。というか東京でもここまでのレベルは珍しい。料理群も大変おいしく、たとえば「秋刀魚のおにぎり」なんかおにぎり的には世界一の味だったな。日本を越えている。「真澄」を中心に飲んだくれてお腹一杯になって帰る。というか、夕食としてはホットドッグを2つ食べているのであった。食べ過ぎ警報。

深夜2時のマンハッタンをつらつら歩く。ジャケット一枚では肌寒い感じ。空気が澄んで気持ちいい。治安良くなったなぁ。怖いストリートがないもんな(ミッドタウン限定だが)。あしたも取材。寝よう。

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MoMAとポロックとGoogle Map

2005年10月22日(土) 13:12:51

昼前まで寝たり起きたり。うわー本当に時差ボケだ。時差ボケにならないカラダだと思っていたのでちょっとショック。
昼は50丁目と6Aveの角近くに屋台を出している「Daisy May's BBQ USA」でボウルオ・レッドとポークサンドとチキンサンドを買い込み(ここはテイクアウト専門スタンドのくせにザガットで23点取っていたりする)、コロンビア大学まで地下鉄で上がって、キャンパス内でビジネスランチ。テックス・メックス系チリスープもサンドウィッチも相当うまかったが、途中から時差ボケもあって食欲がなくなる。このボクが食欲なくすなんて…。

みっちり打ち合わせ後、帰って寝るべきかと思いつつ、MoMA(近代美術館)へ行ってしまう。新しく建て替えたMoMAは初めて。日本人の設計家には悪いが前の方が好き。というか、グッゲンハイム美術館まで行かなくてもいいが、なにか近代美術を象徴するような建物にしてほしかったな…。とか思いながら早足でひと通り回る。特別展示の「SAFE」という特集が面白かった。
MoMAに来るといつでもポロックの前に数十分座り込んで楽しむのだが、今回もポロックを見つけるや否や「おひさ〜」と座り込む。マイ・フェバリット。見慣れた構図。で、なんとなく目を細めて見ていたら、なんとポロックの絵が「Google Map」の空撮地図に見えてきた(!)。黒い線が川で白い線が道。一見乱雑に絵の具を垂らしただけに見えるポロックだが、目を細めると本当にMapとして見え、Mapとして見るときちんと秩序とバランスが取れている。ある意味地球の縮図になっている感じ。それだけ普遍性がある構成ということか。ポロックの他の作品にも「これってどう見ても千葉県の空撮〜」というのがあり(緑色が効果的に使ってあるのだが、目を細めてみるとそれがゴルフ場の空撮に見えてくる)なんだか違ったポロックの楽しみを見つけた気分。

ポロックのおかげかだんだん元気になってきたので、チェルシー〜ミートマーケット地区(ミートパッキング地区)近辺を散策。ミートマーケットあたりってここ数年異様にオシャレになってきたのだが、それを実感できる散策だった。有意義。こりゃマンハッタンで一番面白い地区と言われるはずである。いろいろ見回った後、NY在住の友人たちと同じ地区内の「5Ninth」というレストランへ。エイジアン・フュージョンかな。パンチは足りないけどうまかった。なかなか良い。というか、店は看板もない一軒家。意外性がとてもいい。

勢いがついて、今最高にスノッブなホテル「Hotel Gansevoort」の最上階のバー、そして泊まっている「Bryant Park Hotel」の地下バーとハシゴ。双方ともに最先端のバーで、かつ金曜の夜ということもあり、オシャレな連中が列をなして入店してくる。マン・ウォッチをひとしきりしたあと、さすがにガソリン切れてきた。部屋に帰って寝る寝る。

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Always look on the bright side of life♪

2005年10月23日(日) 15:05:59

ようやく時差ボケ脱出。わりと元気復活。今回はカンファレンス出席(4日間)が主な目的だが、最新のNYエンタメ関連を見て回るのも、こちらでコンテンツを作ってる先端の人々に会うのも大事なサブ目的。時差ボケのままだと行動範囲が狭まってしまい致命的。あぁ良かった。

午前中は部屋で企画書制作。
昼は講談社から「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」という本を出した間庭典子さんとビジネス・ランチ。昨日テイクアウトした「Daisy May's BBQ USA」はこの本で知ったのだった。一緒に行ったのはコリアタウンの「Cho Dang Gol」。手作り豆腐のスンドゥブチゲの店。NYで韓国料理を食べに行くときは深夜が多いのだが(24時間営業のレストランは韓国料理が多い)、この店は24時間営業ではないので来る機会がなかった。深夜や早朝ではなく普通のランチやディナーの時間にコリアタウンで食べると損した気になるくらい「NYの韓国料理=深夜・早朝」というイメージがボクの中にできあがっているからねえ。
スンドゥブは作りたての豆腐の風味とともに大変おいしい。間庭さんがとった「おからチゲ」も豆乳スープのようでホッとできる味。ちなみに彼女の最高のオススメは「キムチおからチゲ」らしいよ。

打ち合わせを終えた後、今年度のトニー賞作品賞を受けた「Monty Python's SPAMALOT」をマチネーで観に行く。異様に面白いと聞いていたが、ここまでとは……。モンティ・パイソンってこんなに面白かったっけ?と思うくらい新鮮な面白さに溢れた傑作。相変わらずパロディが多いのだがパロディ元や英語がいまひとつ掴めなくてもこんなに面白い。ホスピタリティもテンポもよいし、なにより歌や踊りが良い。贅沢にも劇中歌として使った「Always look on the bright side of life♪」なんか頭を離れない。嗚呼スゴイなブロードウェイ。参った。このレベルと闘うのは無理かも。
感動を誰かと共有したくて、部屋に帰ってからスパマロットで検索しまくる。こういう共有欲求こそがネットの原点。

夜は業界系大物とディナー。「Scalini Fedeli」というトライベッカのイタリアン。NYには珍しいクラシックスタイルのイタリアンだが予想の数倍うまかった(クラシカルなイタリアンはNYではたいていまずい)。フォーマルな人も多く来るレストランではあるが、オシャレであればカジュアルな格好でもOK。濃くてしっかりした味付け。

その後、その大物がW HOTELのスィートに泊まっているということが判明し、その部屋にみなで押しかけて二次会。ここは去年ボクが約1ヶ月泊まったホテル(ただし普通のシングル)。懐かしい…。スィートルームはめちゃ広く、NYのランドマークが東に西に見えてゴージャス。調度品もとてもいい。4人でジンなど飲みながら仕事について意外と真面目な意見交換。大人っぽい会話。楽しい。

深夜すぎてから帰ったが、土曜の夜ということもあり、W HOTELの一階の「WET BAR」は大盛り上がり。これまた懐かしいなぁ。スノッブかつエッチな人種が大挙して集まってきている。泊まっているホテルに帰ったら、地下の「CELLER BAR」に入店するために入り口に同じ人種たちのながーーい列が出来ている。深夜1時にここまで行列するかね? あきれながら部屋に帰りシャワーを浴びて就寝。浴びながら地下の店のどこがそんなに魅力的か考えるが、答えは出ず。

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マンハッタン早朝散歩

2005年10月23日(日) 22:00:39

今日は日曜でオフ。日曜早朝のマンハッタンはすいていて気持ちいいので、朝7時から散歩に出る。

市立図書館の横から五番街に出て南へ下がる。まだクルマがほとんどいないので、道のド真ん中を堂々と。ド真ん中から南を見ると、ゆるやかな下りになっていてフラットアイアンのあたりまでずぅっと見通せる。両サイドには旗がはためき、マンホールからは蒸気が上がっている。この景色がとっても好き。早朝じゃないと危なくて出来ない技だけど。
そのまま34丁目までゆっくり歩き、「Afinia Dumont Hotel」前へ。ここはボクの常宿のひとつ。去年も20日くらい泊まった。やっぱ今回もこのホテルにすればよかったかも。34丁目を西に歩き、これまた何度も通ったGiGi Cafeでコーヒー。なんでもないCafeだがここは娘が初めてアメリカ人から物を買う体験をした店。とても親切にしてくれたので彼女も大ファンなのである。なんだか懐かしいな。お腹が減ってきたので、そのままエンパイアステートビルの横を通ってコリアタウンへ。カムミオでソルロンタン。やっぱ朝飯にはこれが最高。胃が休まる。

そして今。ホテルに帰って企画書の続きをシコシコ書いているところ。今日は11時に待ち合わせて人とお茶(初対面の方)。その後仕事仲間とランチを食べながら、明日から3日間続くカンファレンスの予習をする予定。

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カエル声テヴィエ

2005年10月24日(月) 20:48:32

3時からマチネーで「Fiddler ont the Roof」(屋根の上のバイオリン弾き)を観る。舞台美術のプロである友達が「セットとかライトとか美術の面ではもうずばぬけてすばらしい」と勧めてくれた上に、「HairSpray」のお母さん役でトニー賞主演男優賞をもらったHarvey Fiersteinが主演なら見逃せない。助演はRosie O'Donnellだし。
日本では森繁で有名だが、一度ハーヴェイ・フィアスティンのカエル声テヴィエを観てしまうと「いったい他に誰がやるの?」な世界。ものすごい演技力と存在感。そして舞台美術の美しく効果的なこと! 最小限のセットで最大限の表現力。すばらしい。見惚れるとはこのことである。
それにしてもこんな名優が「ヘアスプレイ」に出ていたんだなぁ。去年のバレンタインデイ当日に彼で「ヘアスプレイ」を観て、バレンタイン特別のアドリブも出たのを間近で観たのは相当幸運だったかも。

終わってからユニークなメンバーで夜メシ。NYのプロダクションの人ふたりとコスメ系ディレクターひとり、間庭さん、日本のプロデューサー、そしてボク。「Casa Mono」という予約が取りにくいタパスの店。関係がなさそうで関係がありそうな6人が繋がったり離れたり。実に面白い。料理もうまく雰囲気もいい(えらくやかましいが)。その後古いビアハウスに流れ深夜まで。楽しかった。

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カンファレンスでしどろもどろ

2005年10月25日(火) 11:59:40

朝8時に待ち合わせてカンファレンスに参加。
本日はワークショップとは聞いていたが「まぁ参加者も数百人だろうし、隅っこで聞いていればいいや」と高をくくっていた。ワークショップってパネラーが勝手にディスカッションして進めてくれることも多いし。
ところガッ! 参加者はなんとたった12人! ほとんど全員でディスカッション状態。いきなり自己紹介や参加の目的なんかを英語でスピーチさせられ、心の準備がなかったこともありしどろもどろあどろうどろ。うは〜頭ん中真っ白。大恥。スピーカーは「英語がわからないのに何でワークショップに参加してるの?」って顔をしてる。いや、しゃべれないけどこのテーマだったらリスニングくらいできるのよ(泣)。ワークショップの内容についてはお手の物。日本語だったらいろいろ突っ込んだ話もできるのに…。あーあ。

会場はホテルのBall Room。先週のカンファレンスでもそうだったが、異様に空調を効かせてあって、外(寒い)よりずっと寒い。寒さに強いボクでもガタガタ震えるくらい。でもアメリカ人たちは半袖のアホもいる。ディスカッションにも参加できないし……心も身体も寒い。寒いよぉ。

それでもなんとかカリキュラムを終えた。冷夏すぎて土中から出ることもできない蝉の幼虫のように、心も身体もガタガタである。ケーススタディなどで面白い物もあったから、英語がもう少しでもできればもっと有意義だっただろうな。もう「よし!英語をもっと勉強しよう!」というやる気すら失われるほど意気消沈してホテルに帰った。明日からのカンファレンス本番はこんなことはないだろうが、なんちゅうか、疲れ切ったよ。ご愁傷様、自分。

夜はアッパーウェストの「Saigon Grill」。安くてうまいのだが食欲減退であまり食べられず。疲れと意気消沈のダブルパンチってやつですね(笑)。ホテルに帰って、おととい買ったモンディ・パイソンのCDで「Always look on the bright side of life」を聴いて自分を元気づけ、日本に電話をいっぱいして仕事をすませる。本日終了。おやすみなさい。

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サミット&クラフト

2005年10月26日(水) 18:26:39

この数日ずっと雨模様なので「あなたの晴れ男っぷりもこの程度っすか?」とNY在住人に疑われているが、あのね、ボクが来なかったら先週からずっと雨なのだと考えてみたらどうだろう(笑)。NY史上一番雨が多い10月になるらしいが、とにもかくにもあそこまで雲ひとつない快晴を数日呼んだんだからいいじゃんよ。

今日も一日カンファレンス。「Branded Entertainment Summit」という大仰な名前のもの。サミットっすよ、サミット。思ったより参加者が少ないのもサミットっぽい(笑)。先週のは数百人参加していたからなぁ。とにかく一日中めいっぱい座学。昨日と違って発言させられることはないが、スピーカーが早口でどんどこしゃべるのでついていくのが大変である(英語的に)。内容的には「アメリカがすごく進んでいるわけでもない」と確認できた感じ。

昼は「Koi」。夜は「CRAFT」でメシ。両方とも相当イマイマなレストランである。思ったよりスノッブ系和食レストランの「Koi」(鯉)が良かったが、圧巻は「CRAFT」。うめーし楽しーし美しーし。「グラマシー・タバーン」にいたシェフらしいからニュー・アメリカン・フュージョンといったところか。前菜に牡蛎、メインはジビエに長熟成の牛。サイドディッシュのオーダーがバリエーション豊富ですごく楽しい。このパターンは日本では少ないなぁ。ワインも品揃えよく、サービスもよく、内装・雰囲気ともに抜群。NY滞在の〆にふさわしいいいレストランであった(とはいえもう一晩あるが)。

そういえば、朝6時半、ホテルでボヤ騒ぎがあった。NY市のアイドルFDNY(NY消防隊)がサイレン鳴らして駆けつけるも誤報とわかる。非常事態に言葉に不安があるというのは相当イヤなものだなぁ。

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メトロポリタン・オペラ「アイーダ」

2005年10月27日(木) 15:49:40

最終日。快晴。来て数日と帰る数日がちゃんと晴れるって、晴れ男だよね(しつこい)。

朝から夕方まで仕事でサミット参加。途中に別件で抜けつつなんとか完走。あぁ英語をいっぱい浴びたなぁ。内容的には、ま、なんちゅうか、いまなら日本も勝てるなという感じでしたです。

最終日の夜はどうなるかわからなかったので予定を入れてなかったのだけど、もしかしたら、と問い合わせてみたら、なんとメトロポリタン・オペラの「アイーダ」のチケットが取れてしまった。うひゃー。夢みたい。水土しかやってないのにうまく当たったなぁ。しかも2万円くらいで3階(全6階中)の真ん中の最前列。いやーいい席だ。
夜8時から12時まで4時間のプログラム。メトでの公演ゆえ舞台美術も豪華を極めている。生きた馬も5頭も出たし(舞台上で馬糞をして、それを皆が踏むの避けて演技してるのが笑った)。演奏も最高(これは相当最高)。もちろん歌唱も最高。すげかったぁ〜。ちなみにキャストは、

Aida : Michele Crider
Radames : Salvatore Licitra
Amneris : Dolora Zajick
Amonasro : Lado Ataneli

珍しいことに、第四幕の始まりでノコノコと女性が舞台に出てきて「健康上の都合でアムネリス役が替わります」とアナウンス。最終幕で交代って珍しいなぁ。そのおかげでずんぐりむっくりの王女がいきなり長身美人に替わってしまい、物語自体の印象も変化。第三幕までは「こんな王女ならアイーダの方がずっとマシ」と思って観てたけど、第四幕では「王女の方がいいじゃん!アイーダなんてデブだし、そのうえ奴隷だし!」とガラッと気持ちが変わってしまう。まぁそれはそれで面白かったのだけど。

それにしても何度もいうがすごい舞台美術とすごい歌唱。カラダいっぱいになにかのウェイブを浴びた感じ。実はABT(バレエ)も観たかったしJAZZも考えていたのだけど、メトロポリタン歌劇でアイーダを観られたのは相当運が良く大正解。

シャガールの巨大な絵に送られて歌劇場を出たのは24時すぎ。この時間に空いてる店は少ないのでSOHOまでTaxiで行き「Balthazar」で深夜メシ。オニオンスープうまし。そんなこんなで仕事に余暇に目一杯だったNYもこれでおしまい。パッキングにいそしみつつこうして書いている今はNY時間で深夜2時50分。あと6時間ほどでホテルを出る。さよならNY。

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さよなら、Autumn in Newyork

2005年10月27日(木) 21:21:22

深夜メシをしたというのに、なんとなく小腹が減って6時に目が覚める。朝メシ食べつつ街でも散歩するか、と外へ。今日も快晴っぽい。日本に仕事の電話しながら歩いていたら電話を持つ手が1分で凍えた。もう冬だ。Autumn in Newyorkはまたたく間に過ぎ去ってしまった。

足は自然と数ブロック下がってソルロンタン屋へ。いままで十数回のNYで結局この店に一番来ているかもしれない。毎回一回は必ず朝メシに来る。これから長時間ヒコーキに乗るのにキムチ臭いとお隣さんに迷惑かなと思いつつ「カムミオ」のキムチはうまいので思わずお代わり。あーあ、これでお隣に美女が来ても話も出来ん。

本来なら明日こっちを発つはずだったが、日本での仕事がすごいことになっているので一日繰り上げて出発。仕事の嵐が帰国後に待っていると思うと相当気が重い。休む間もなく大阪出張まであるし…。ということで、そろそろBryant Park Hotelを離れる。窓の下のBryant Parkは週末からスケートリンクになるようだ。もう工事も終わり、客を待つばかり。Winter has come!(ロックフェラーセンターのリンクはとっくにオープンしてるけど)

今回のテーマはモンティ・パイソンの名曲「Always look on the bright side of life♪」だったな…。

Life is quite absurd.
And death's the final word.
You must always face the curtain with a bow!
Forget about your sin - give the audience a grin.
Enjoy it - it's your last chance anyhow!

Always look on the bright side of life!
Always look on the bright side of life!

人生のブライト・サイドばっかり見て生きよう!

ってことで、JFK空港へ。

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NYより帰国

2005年10月28日(金) 22:02:50

無事帰国。東京はあったかいねぇ。NYの寒さがウソみたい。
家に帰ったらちょうど妻も娘も出かけていたので、玄関で犬のお出迎えを一身に受ける。異様に尻尾ふって迎えてくれたが、イキオイあまってオシッコぢょぢょぢょ。帰国後初仕事は玄関の床のおしっこ拭きだよ。腰痛ぇ。

毎回思うが、街に同じ顔した民族しかいない状況ってやっぱり異常。NYから帰ってくると特にそう思う。とはいえ、そういう状況ってシアワセな一面もあるのでどっちがいいとも言えないな。ちょうど帰りの機内映画で日本公開前の「CRASH」というのを観たが、それが人種差別系テーマの重い映画で、人種がいっぱいいる国に住む根本的つらさを実感させるものだった。人種差別を告発する内容ではなく、ただそこにある人種差別への葛藤を客観的に描いている映画。自分に追い風が吹いている間は最高だがアゲンストだと相当つらい国だよなぁ、人種が不利に働いていたら人生は相当つらいなぁ、などと、観終わってから他の映画も観ずにいろんなことを考えた。
映画自体はわりと掘り出し物だったかも。マット・ディロン好演。サンドラ・ブロックはお飾り的。ドン・チードルとテレンス・ハワード、良し。

昨日までNYで今日TOKYOという不思議さはあまりなく、また明日の夜NYのレストランに行くと言っても違和感ない感じ。これってNYに行き慣れたという感覚ではなく、単に世界がよりアクセサブルになった実感に近い。世界中どこでも瞬時にアクセスできるネット感覚がそれを加速している。カラダをよっこらしょと移動させただけ、という感じ。毎回毎回そんな印象が強くなる。

たまらなく眠いので寝ます。仕事メールはすべて読んだけど少し寝かせて。→仕事関係の方々

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いきなり休日出勤

2005年10月29日(土) 17:13:58

帰国後いきなり休日出勤。どよよ〜ん。まぁこんなこともあろうかと一日早く帰国したのだけどさ。

とはいえ疲れが一気に出たのか異様に眠い。寝まくり。仕事して寝て仕事して寝ての小刻みサイクル。満腹中枢もあまりの眠さに混乱したのか常に空腹信号を送ってくる。だから正確に言うと、食べながら仕事して寝て、食べながら仕事して寝ての小刻みサイクル。あぁ体重計に乗りたくない。

NY滞在中にやろうと思ったことで出来なかったこと:おいしい店リニューアル作業(最低でもNY編)・本出版のための原稿・連載原稿みっつ。毎日のエクササイズ。

いや〜、計画倒れもここまで来ると清々しいね! 日本シリーズ4連敗の阪神みたいだ。かえってやる気が出るよ。眠くなければな。

ということで「おいしい店リニューアル」は10月中が不可能になりました。お尻叩いてくださってる方々、すいません。11月上旬にはなんとかしたいと思ってまする。構成はある程度出来上がっているので、一部見切り発車もありかも。

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スパムスパムスパム…

2005年10月30日(日) 16:47:47

個人的にモンティ・パイソン見直し気運高まり、まずは映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル」(1975)を借りて観る。昔観た記憶があるのだが、あの頃はこの面白さがわからなかった。昔は「なんてくだらない!」と思ったギャグが、今だと「なるほどひねって一回転するとこうなるなぁ」とやたら笑えたり。やっとイギリス人のブラックでシニカルなギャグがわかる歳になったということかな。

ブロードウェイで観た「SPAMALOT」と基本的に同じ流れ。アソコをこうしてココをああしたのかといろいろ納得。これに「ライフ・オブ・ブライアン」の名曲「Always look on...」を足して、マイケル・ムーアなどの時事ギャグも入れて、ブロードウェイ風に味付けしたのが「SPAMALOT」なわけだ。あぁもう一度観たいなぁ。「SPAMALOT」を観るためだけにNYに行きたい。

ちなみに「SPAMALOT」とは、沖縄でポークと呼ばれているあのSPAM缶を a lot という意味と(劇中歌の中に「We eat ham and jam and SPAM a lot」というフレーズあり)、アーサー王の CAMELOTとのダジャレ、そして「SPAM=スパム・メール(迷惑メール)」ということでスパムのようなゴミギャグ満載(a lot)という意味のトリプルミーニングだと思う。

このスパム・メールという呼び方だが、これがモンティ・パイソン出典だということは意外と知られていない。TVシリーズの「空飛ぶモンティ・パイソン」で、スパム缶がいっぱい出てくるコントがあって、スパムスパムスパムスパムスパム…と超くどく言い続ける(ココに和訳あり)、そのコントを元に、大量のゴミメールをスパムと呼ぶようになったらしい。スパム・コントのようにくどくて迷惑なメールっつうことですな。たぶんネット創世記に業界にいたモンティ・パイソン・オタク(いかにもいそう)が最初に名付けたのだろう。同じように、プログラミング言語にパイソン言語というのもあるらしいが、それもパイソン・ファンが名付けたとか(ココとかココを参照)。

とかとか。パイソン逃避していたが、夕方からのっしりと仕事突入。企画書進めすすめススメススムスパムスパムスパムスパムスパム…。

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仕事ラッシュ重なる

2005年10月31日(月) 21:53:59

NY出張後の仕事ラッシュに大阪出張前の仕事ラッシュが重なる。もう殺してくれ状態。大阪行かずに仕事をしていたい〜、ってNY出張前も同じようなこと言ってたっけ。大阪はちょっとした講演をしないといけないので休めない。まだ講演のパワポすら仕上げていない。明日の新幹線の中かな。
あぁもう22時か。いまからふたつ打ち合わせあり。最後のは「いっそのことビールでも飲みながら♪」と提案しているが、相手が真面目な人なので難しそうだ。いいやんねぇ、ビールくらい。

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