2005年09月
地震が起こる前に、これだけは。
2005年09月01日(木) 8:34:10
昨晩はムツゴロウさんと食事。青山の「P」にて。ポルチーニうますぎ。
今回は食べ物の話題ばかりに終始した。ほとんどの食材について実体験に基づいた話&学者的な科学的な話が聞け、知的充実を感じられた数時間。ボクなんか足元にも及ばない経験の数々。そして経験を体系化して話すことが出来る構成力と記憶力。すばらしすぎる。年齢的に24年の猶予はあるが、あと24年であそこまで到達できるかと聞かれればノーとしか言いようがない。不可能だ。ごいっしょするたびに遠く遙かになっていく目標点…。
今日は9月1日。防災の日ですね。ボクがここで出来ることは、大震災体験を読んでいただくことくらい。「地震が起こる前に、これだけはしておけ!」と「地震が起こったら、まずこれをしろ!」 地震が起こる前に、ぜひ。
ストーンズ8年ぶりの新作「A Bigger Bang」
2005年09月02日(金) 21:56:05
おととい世界先行リリースされたローリングストーンズの8年ぶりの新作「A Bigger Bang」ばっかり聴いている。16曲も入ってるから聴き応えがある。どんな音で幕を開け、どんな展開をし、どんなラストを迎えるのか、ずっと期待して待っていたからまるで飽きない。というか、ひとつのアルバムでこんなに興奮するのも久々かも。だってまだ聴いてない新しいストーンズが耳に流れこんでくるんだぜ。ありえねーとか思っちゃうんだよね。高校生のころ新品のレコードに針を下ろした時みたいなドキドキ。
そしてなにより、今の状況のBGMとして最適なのがうれしい。
仕事が相当な量になってきて、原稿書きもギリギリのスケジュールになってきて、会いたい人やいろんな行事も折り重なってきて、と、否が応でもテンションが上がらざるを得ない状況なのだ。1日20時間必死体制。ストーンズとともになんとか乗り越えよう! まずは持ち帰ってきた仕事の企画書からやっつけないと。その後石垣牛の原稿あげて、オサニチ連載書いて……(夜は長い)
石垣島で年の半分とか暮らせたらいいなぁ…
2005年09月03日(土) 19:12:51
そういえばリュックの写真アップすると言いながら忘れてたー。
買ったのはisaburoというメーカーのコレ。別角度から見るとこんな感じ。ちょっと亀みたい。色違いがいくつかあるのだけど、革張りのボルドー色が気に入った。革が傷ついたりシミになったりしそうだから気をつけて大事に使おうっと。ちょっと前に買ったヤツも大事に併用。しばらくはこのふたつのローテーションで通勤を楽しむ予定。
ストーンズばっかり聴いてちょっと耳が疲れたので、今日は午後からドビュッシー責め(極端)。BGMによって文章の感じって変わるからなぁ。ラフに勢いで書くときはロックがいいけど、少し落ち着いて整えたいときはクラシック。思いっきりくつろいでエッセイぽくするときはJAZZやBOSSAがいいし、熱くなりたいときは懐かしい力こぶし系フォークを一緒に歌って気合いを入れる(笑)←今日は「ひとり咲き」とか「あんたのバラード」とか「青い瞳のステラ」とか唄ってた(笑)
そういう意味で、気分によってさっと買えるiTMS、めちゃめちゃ役立ってる。
そういえば、ストーンズの新作CD買うときに「こうやってCD買うのもあと数回だろうなぁ」とか思ったな。MP3は音質が劣悪なので音質重視の曲(クラシックとか)はまだまだiTMSでは買えないが、そのうちには最高音質のものもネットでダウンロードできるようになるに違いないし。ボクの孫世代には「えー、おじいちゃんの時代は音楽ってお店で買ってたの!」とか驚かれるかもしれない。
なんでもネット経由で買えるようになってきたので、そろそろ本当に都会に住むメリットが少なくなってきたなぁとかも思う。まぁ人生観にもよるけど都会暮らしのデメリットって多すぎる。舞台とライブ、そしてレストランくらいかな、メリットは。逆に言うとその辺の煩悩さえ消せれば、田舎の方が人生は楽しそうである。いや、消さなくても、年に数ヶ月都会に出てきて一気に楽しんで、あとは田舎で、とかね。まぁ収入の問題もあるし、田舎は田舎で大変な部分もあるだろうから、単なる幻想かもしれないけど。
My Site As A Marathon
2005年09月04日(日) 10:48:43
多くの方からなぜか激しく深く励まされています(笑)。心からありがとうございます。
ボクの場合、サイト運営のスタンスを5年ほど前から「長く続ける」方向に変えています。それまでは短距離だと考えてストレートな道を猛スピードで走ってましたが、マラソンの走り方に変えました。マラソンにはマラソンの走り方がありますよね。カーブや坂道や気温の変化にも対応して長く長く走り続けないといけない。そのためにはいろんな対策が不可欠になってきます。状況の変化に応じて変わり続ける。視点を硬直化させない。ペース配分を考える。自分の状況を把握する。好奇心を自由に泳がせて自分を飽きさせない。イヤにならない方法でワガママに。などなど。
ひと言で言うなら「変わらないために変わり続ける」。そんなスタンスで変幻自在にやっていきたいと思っています。あるコンセプトにこだわって狭く不自由になるのは避けたいですね。そういう意味で、レストランへのスタンスや書評方針、気に入ったものの紹介の仕方、政治的スタンスなんかも自然に変わるときがくるかもしれません。でもそれはボクの中では必然なのです。というか、変わるまいとがんばることで本質から離れていってしまうことだけは避けたいと思っています。
このマラソンには勝ちも負けもありません。他人との競争ではないからです。ゴール(死)に向かって完走を目指すのみ。読んでくださってる方がどう思われるかは別にして、自己顕示欲や有名欲でやっているのではありません。「ボクがいいと思った情報を読者と共有したい」と思ってやっているだけ。そしてこのごろではただ単に「自分の人生をサイト上に残したい」という思いも強くなってきましたね。そこにわりと価値を見出し始めています。なんでって? なんででしょうね。こんな風に考え悩み楽しんで生きた人間がいたということを子供や孫やその子孫たちに伝えたいのかもしれません。そして人生は生きるに値する楽しいものだということを伝えたいのかもしれません。ちょっと大げさかもしれませんが。
あと何年生きるかわかりませんが、とりあえず死ぬまではポジティブに個人サイトをし続けると思います。読者の方々も変わっていくでしょう。でも数十年後、ふと思い出してアクセスしてみてください。きっとまだやってます。そしてあれやこれや考え、人生を楽しみ続けているはずです。そうありたいと思っています。
人間は一秒一秒死に向かって進んでいます。結局、死ぬことも生きることも同じこと。黙ることもしゃべることも同じこと。だったらよく生きよくしゃべる方を選んでみたい。そんなとこですかね。日曜の朝からわけのわからない戯言、失礼しました。
かわいいかわいい
2005年09月05日(月) 7:09:47
何度かハリケーン「カトリーナ」の大災害について書こうと思ったが、うまく感想が出てこない。貧富の差。人種差別。でかいのが来るとわかっていながら後手後手にまわった救助。いろんな問題が噴出しているのを遠くから眺めているだけ。しかしホテルの窓が全部割れ、傾いちゃうほどの風って…。
でかいのが来るとわかっている、という意味では大地震も一緒。来るのはわかっている。備えましょうね。
モスクワの岩田さんと用事があって頻繁にメールをやりとりしている。チャットのように。アメリカの人とかとこういう状態になってもそんなに不思議じゃないのだけど、これがロシアのモスクワだとなんだか不思議。来たメールを「おーよしよし、遠くから来たね」とかわいがってやりたくなる。シベリア通ってきたのかな。ヨーロッパ〜アメリカ経由かな。かわいいかわいい。全世界の無数なアドレスの中からボクを特定してけなげに迷わず来たあたりもかわいい。
マラソンを併走してくださる方が何人か。はは。サイト閉鎖(死)までつきあっていただけるわけですね。ありがとう。うれしいっす。まだ走り始めて10年(あ、今年の8/20で10周年だったんだ! 忘れてた!)。これからその数倍はやり続けたいし、先は長いっすね。どんな展開になるかなぁ。ちょっと楽しみ。
浮き沈みの激しい1日
2005年09月06日(火) 18:58:36
朝から涼しかったのでわりと機嫌良く通勤。
出勤したとたんバタバタと立て続けにイヤなことが起こり、あっという間に不機嫌に。でもたまたまタイミング良く元気をくれた人がいてすぐ盛り返す(単純♪)。そのうえ、学生さんに会ったり、会社を辞めて独立する人に会ったりと、清新な気分に浸れたことも多く、今度はわりとハイめになった。
ん〜このまま調子よく夜が迎えられたら帰ってからの原稿もはかどるぞ、とか期待していたら、忙しすぎて先延ばしにしていたでかい案件を問い合わせられちょっと落ち込む。やらなくちゃなぁ…でも余裕がなさすぎるなぁ…。とか落ち込みかけてたら今度は予算の件でトラブル。いまさら予算が下がるのはご勘弁とさらに落ち込む。てな感じで浮き沈みが激しい1日。
学生さん(就活ではない)はドキドキハキハキだった。頬を赤くしつつ、唾飛ばして熱心に話していた。それを見てなんだか照れてしまったボクは少し目をそらしがち。ちゃんと目を見て聞いてあげろよオレ。でもさ、なんつうか、若さって涙腺に来るよね。来ない?(ジジイかよ)
解禁アブサンをやっと飲む
2005年09月07日(水) 5:30:03
今年の3月に発祥地スイスで正式解禁された本物のアブサンを昨晩「BARテンダリー」で飲んだ。品薄でなかなか手に入らないということでストレートで一杯だけ。おぉこれがアブサンか!と感慨深い。
ランボー、ボードレール、ピカソら多くの芸術家が愛飲した酒、アブサン。彼らがアブサンを愛すこと崇拝に近かったという。ゴッホが自らの左耳を切り落としたのはアブサンを飲みつづけたことによる精神病の悪化と言われてるしね。インスピレーションが得られる酒と思われ、当時の芸術家たちに常用されていたらしい。
アブサンはもともと医薬品。ニガヨモギを中心に多くの薬草や香草で風味を加えたアルコール度数60〜75度の強いリキュール。
中毒性が高く問題になっていたところに、1905年にアブサンを飲んだ農民が妻や子供を射殺した事件が起こり、飲むと幻覚作用が起こる「禁断の酒」としてスイスおよび近隣諸国で製造や販売が禁止されたらしい。
で、今年3月。毒性や幻覚作用には科学的根拠がないとしてスイス議会で承認され、約1世紀ぶりに解禁されたというもの(近隣諸国では約20年前に解禁されたらしいけど…)。本場スイスのアブサン。全世界的に飲んべえが奪い合っているのだろうな。「テンダリー」が手に入れられたのもこの一本だけという。
アブサンが禁止された後、アニスを使ってアブサンに近い風味を出した代用品が流通した。パスティスが代表的。ペルノーやリカールはボクも常飲している。アニス好きなのだ。だから、アニスで作った「アブサン」という名前の酒はこれまで何度も飲んだことがあるが、これはニガヨモギを使った本物のアブサンとは違うもの。
ということで、本物のアブサン。ストレートでグビッと行ったのだが、まず喉に火がついた後、鼻の奥アニスに近いさわやかな香りが広がり、その後ゆっくり口の奥に苦みがくる感じ。ベタッとした甘みが皆無で、まとわりつくような女々しさもない。キレ味やよし。んでもって飲み終わった後、食道のあたりに香りが常駐する感覚。
なるほど芸術家たちがちょっと顔をしかめつつグビッとやるのに最適な酒かも。この残り香や食道のあたりの気持ちよさも独特なものだしな。ちょっといい詩や画が描けそうになる気持ちもわかる気がする。夜に沈みこんでいくような酒ではなく、どこかポジティブな香りを持つ酒でもあるのである。
そのうえ寝覚めもスッキリ! 朝5時にパチッと!(ジジイかよ)
夜は帰る!
2005年09月08日(木) 8:42:41
沖縄に遊びに行っていた方から「歩」のサーターアンダギーをいただいた。よく手に入ったね。少しカステラ方向に傾きすぎとは思うけど、なんか好きなんですよねココの(公設の二階に売店あり)。朝から食べて自分の回りに沖縄の空気を作り出す。そう。てーげーてーげー。iさんありがとう。
あと3日で大事な選挙。調査によると投票率は高まりそうだけど、どうなるかな。今回低いと相当がっかり。数十年かけてやっと「小選挙区+政策論争」という比較的真っ当な選挙までこぎつけたのだから、国民側も応えてあげたいと思うのだけど。
ありがたいことにメールなどで郵政民営化の欠点をわかりやすく教えてくださる方がいらして、とても勉強になっています。あっちを立てるとこっちが立たず。政治の難しさを実感します。道路公団問題も結局こういう難しさに一歩ずつ後退せざるをえなかったのだろうなぁ。選挙当日までもっと勉強しようと思うけど、民主党の対案はもっと違和感あるので難しい…。
昨晩は22時すぎまで長時間会議でメシも喰えず。案件をこなしているだけですぐ深夜になる。わりと強い意志を持って「夜は帰る!」と思わないとまた30代のころみたいに残業キング生活に逆戻りだ。強い意志で、夜は、帰る!
羽田大井町大森そぞろ
2005年09月09日(金) 7:36:47
昨晩は先輩に急のお誘いを受け(企画作業があったがこの先輩のお誘いは断れない)、羽田まで行って江戸前のギンポ天を食べようとなった。で、「ゆたか」という店に行ったのだが、季節的にぎりぎりおしまいでガッカリ。10月初旬まである年もあるらしいが羽田沖も埋め立てが進んでギンポがほとんど取れなくなっているという。「初夏ならわりとある日が多いんですけどねぇ」「あぁ残念。じゃ来年は初夏に来よう」とか話し合う。でもそのかわりハゼが出始めていて、今年初のハゼ天。「ハゼーハゼー」とふたりで小躍り。パチパチパチ。わりと大きめで香りも豊か。うまいうまい。穴子天やボサエビかき揚げ天なんかと共に。穴子も相当うまかった。さすが羽田。季節を感じる食事だったな。
その後、大井町に流れて東小路を探検。前から行きたかったと先輩が言う「むら上」でうなぎ&立ち飲み。「昔はうなぎの立ち飲みっていっぱいあったんだよ」と先輩。趣ある店内のカウンターに立つと目の前のバットにうなぎの串が並んでいて(傾けてあってタレもバットに溜まっている)、それを勝手に食べつつビールを飲む。食べ終わった串はカウンター上に並べ、それがお勘定となる段取り。ヒレや頭がめちゃうまい。思わずたくさん食べてしまう。雰囲気もいいしまた来よう。
近くの「永楽」や「ブルドック」などの名店に惹かれつつ、まぁ天ぷらをさんざん食べてうなぎも食べた後にラーメンやハンバーグはやめよう(お互い数値も気になるし)となって、大森まで流れて「テンダリー」。先輩に解禁アブサンを飲ませてあげたかったのだった。ボクは宮崎さん特製の「ジンベースうこん大量入り」の名無しカクテル。〆としては完璧。胃の脂っぽさがすぅと消えていく。
さっさっさっと回ったので、まだ21時前。酔ってはいたがスッキリしてたので企画書作成に取りかかる。わりと充実した夜だったかも。
好きな映画を3つ上げよ
2005年09月10日(土) 11:37:57
昨晩は某秘密プロジェクトの3回目打ち合わせ。この5人(+1)になってからは2回目になる。芋焼酎「佐藤(黒)」を飲んでそこそこ酔いながら「好きな映画を3つ上げよ」「映画とは何か」「日本人の根っこにある物語とは何か」など、わりと真剣にブレストし合う。
自分の中のベスト3はなに? とたまに聞かれるが、答えるときの気分でずいぶん変わる。
昨晩ふと頭に浮かんだ3つはどれもわりとウェットなもので「ぐじゅぐじゅですねー」とか笑われた。「ガープの世界」「ニュー・シネマ・パラダイス」「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」。3つともウェットかつ前向きな映画なのだけど、エンタテインメント作品を上げる人も多い中、ちょいとボク自身のセンチな部分が表出してしまった感じ。3つ目を一瞬「おもいでの夏」と言おうかと思ったのだけど、言わなくて良かった(笑)。きっともっと笑われた。ぐじゅぐじゅすぎ。
iPod nano、発表後すぐにメールで教えてもらい、「すげー!かっこえー!」とかここに書きたかったのだが、「iPod nano、見た!?」と優子にふったら「見てないけど絶対買っちゃダメ!」と冷たく即答されたので、なるべくこのニュースに触れずに生きていこうと決心しています。
911というターニングポイント
2005年09月11日(日) 10:06:09
今日は911。
あるターニングポイントとして歴史に残る(かもしれない)衆議院選挙の日でもあり、911の同時多発テロの日でもあり、うちの犬っころの3歳の誕生日でもある。
で、犬っころ誕生日おめでと散歩(というかいつもと変わらない散歩)がてら、朝一番に投票に行ってきた。夫婦+犬で朝7時すぎに投票所到着。まわりは老人しかおらんかと思ったら若いカップルもちらほら。早起き習慣の人々が暑くならないうちにって出てきてるのだろうが、期日前投票数も過去最高だったそうで、今回ばっかりは投票率高いかもと期待。
さあ、気合いを入れて選挙に行こう。みんなで時代の当事者になろう。あの時ちゃんと投票して政治に参加したぜ、というのがいい思い出になるような、マジで時代の変わり目選挙かもしれないし。
ボク自身は、いろいろ考えたすえ、郵政民営化とそれをきっかけとする政治構造の変革、国家借金地獄からの脱出への第一歩、そして新自由主義へのゆるやかなる移行(新自由主義論者ではないが、大きな政府は財政的にもう無理だろうという理由で)、みたいなところを考えつつ、投票箱に一票入れてきました。ここまで自分の現時点での考えを意識して投票箱に入れたのは初めてかもしんない。
おいしい店リスト、リニューアルに入ります。
2005年09月12日(月) 0:05:28
選挙結果で自民党が圧勝している中ですが、「おいしい店リスト」を、全面リニューアルのため一度閉じさせていただきます。
去年の夏くらいに「リニューアルする」と宣言しながらずっと忙しくて先延ばしにしてきましたが、さすがにそろそろ抜本的に変えないとと思うので、一端閉鎖という背水の陣で臨みたいと思います(そうしないとまたさぼる)。
10年前にサイトを始めて以来、ほぼ同じ方法・基準で続けてきた「おいしい店リスト」ですが、ここ数年少々硬直化が感じられ、自分の想いともズレてきているなぁとは感じていました。10年続けてきた自負に縛られて保守化している部分もありました。
他にも、ネットがまだマイナーだった頃特有のアプローチを残しすぎていること、数年前から10点法の弊害を感じてきていたこと、ボク自身のスタンスも見直す必要があること、など、いろんな理由をもとに「そろそろ変えなきゃ」意識が高まり続けていました。忙しさを理由に先延ばししていたことは反省しています。
ネットの世界は劇的に変わりました。わりと感慨深いのですが、ネットがある意味マスメディアになり、検索も日常化した今、サイトでのなにげない発言にも相当責任を求められるようになってきました。
たとえば先日も、このサイト内の、辿り着くのも難しい最奥地のエッセイに「この考えはおかしい」とメールで強いご意見をいただきました。ボク的には矛盾がないエッセイだったのですが、それをわかっていただくためにはボクの背景や普段の考え方などを理解していただかなければなりません。でもたぶんその方は検索で辿り着いたのでしょうし、執筆者がそのエッセイをどういう背景や思想で書いているかもご興味ないことでしょう。こちらとしてもサイト全体を読んでからご意見くださいとは言えません。その部分のみ読まれても誤解を受けない書き方をしなかったボクが悪い。
ネットがまだマイナーだったころ(アクセスも少なかったころ)は、そういうことが少なかったのです。もちろん検索が発達してなかったこともありますが、当時、読者の方々と発信者であるボクはある意味仲間みたいなもので、ボクは「ボクの考え方をわかってもらってる」という甘えのもとにいろいろ書いていましたし、その部分を読者の方々も楽しんでくれてた部分がありました。個人サイトということで酒場で友達に語るが如き乱暴な意見も気にせずサイトに書いたことも多々あります。ネットとはそういうものだったし、それが楽しかったのでした。
でも時代が変わって、こうして、ボク自身には興味がないけど検索に引っかかったから情報を取りに来たという不特定多数の方々に「書いている人の背景など関係なく、その部分だけ読まれて判断されてしまう」ようになった以上、やり方を変えなければいけません。もしそのやり方を変えないのであれば、会員制にして通りすがりの人が来れないサイトにしないといけません(もしくはSNSとかね)。
ということで、個人サイトとはいえ、すべてのコンテンツに可能な限りマスメディア並の気遣いをするよう考えを改めようと思います。
遅ればせながら、そういう態度で少しずつサイトを直していこうと考えています(とはいえ、編集者も校閲もいないので、おのずと限界はあるのですが)。「おいしい店リスト」だけではありません。最奥地のコンテンツに至るまで順番に閉鎖し、ひとつひとついじっていく長い作業に入ります。
もちろんボクの個性を消していくということではありません。単に無難な記事にしていくということでもありません。ちゃんと楽しく読めるものにしていくつもりです。メールやブログなどでのご意見も参考にさせていただきます。どうもありがとうございます。
「おいしい店リスト」は、リニューアル後(1ヶ月以上かかるかも)、主観的なリコメンドをメインにしたより使いやすいコンテンツにするつもりです。また、店リストは残しますが、採点とかではなく、もっと「行った店の記録」に近い立ち位置になるかと思います。
愛用してくださっていた方がいたとしたらご不便をおかけします。よろしくお願いします。
あ、沖縄やさぬき、NYなどの店リストはまだ「おいしいスペシャル」の方に残してありますので、近々ご旅行される方はそちらをご覧くださいませ。
古いシステムからの脱却
2005年09月13日(火) 7:36:28
小泉首相は早々に任期終了(来年9月)後の続投を否定した。また、自民党の新人当選者83人について「派閥に所属させるな」と指示。派閥政治からの脱却を徹底させた。
自民の大圧勝によって小泉独裁を怖がっている向きもあると思うし、その気持ちもわかるが、ボクはあと1年、強力なリーダーシップで自民党の根っこを変革し、ウェスタン映画のラストシーンのように去っていく小泉首相(彼はそんな自分をイメージしてると思う)に期待したいと思う。古い派閥政治を壊せるのは彼しかいないのは確か。郵政民営化法案は欠点だらけのようではあるが、利点があるとしたら「古い巨大システムにメスが入る」ということ。政治も同じこと。昭和初期中期に作った古いシステムから早く脱却しないとこの国はヤバイと思う。
古いシステムが一概に悪いとは思わない。これまで苦労してそのシステムを作り上げ動かしてきた方をちゃんとリスペクトしたいと思う。
でもここ10年、時代の変化が早すぎる。これからもっと早くなる。この変化の勢いに対応できるシステムに変えていくのは急務だ。そういうシステムに移行するための役割を小泉内閣が果たしてくれることを相当期待している(もちろんそれに伴う借金減らしもね)。
ところで「おいしい店リスト」も同じように古いシステムになったと思っている。
メールをいろいろいただいた。「採点はやめないで」というご意見が大半。店同士をひとりの舌で相対的に比較してるからさとなおの意味があった、役に立った、と。
ありがとうございます。
でも10点法は(悩んだすえ)やめます。時代が変わり、いろんな弊害が目立ってきたと思うから。
こちらは主観評価のつもりでも読者は客観(もしくは絶対)評価と思いがちという弊害。味の評価なのか店の評価なのかが混同しがちという弊害。やたらとセンセーショナルに見えがちな弊害。採点するという行為で自分が勘違いしがちという弊害。などなど。
ネットがマイナーで「より主観的な遊び場」だった時代はそれでも意味があったと思う(思いたい)。でもネットはメジャーになり「客観的データを取り出す場所」にもなった。マスメディア的影響も出てくるようにもなった。メディアとしてこうメジャー化してくるとああいう方法(客観に見える主観)が害悪になってくる場合もある。遅ればせながらそう反省したのでした。この移り変わりの早い時代に10年も同じ方法を続けるのはよくない。早めの手を打ちたい、と(遅いか…)。
もちろん尺度はもうけますよ。客観主観が混同しないように、より主観的な尺度を押し出して比較できるようします。ご安心を。とはいえ、まだもろもろ悩んでいる最中ですので、アイデアなどいただけるとうれしいです。
手書きのぬくもり
2005年09月14日(水) 7:49:36
仕事のスケジュールが詰まっていて昼メシを食べる時間がなかったので、コンビニでおにぎりを買い込んで移動のタクシー内で食べる。悲しい昼メシ。でもコンビニのおにぎりって昔より口が臭くならないね。昔は食べたら独特の口臭でイヤだったのだけど。あれは合成保存料とかのせいかな。
それにしても、昨日は暑かった。
一番暑いさかりに目黒の都立大学近辺でロケ取材をしていたのだが、日なたに出ると卒倒しそうだった。
夜遅くに仕事のファクスが届く。「えー、メールじゃないの?」と思わず電話で聞いてしまうボクは相当デジタル人間になってしまったよう。ジジジジジと久しぶりに手書きのぬくもりあるコピー案が届く。あぁ、いいなぁ。手書きの良さを忘れかけていたと反省。
ムツさんのコラムに…
2005年09月15日(木) 23:13:41
さっき仕事から家に帰ってきたら「産経新聞、読みましたよ」というメールがいくつか入っていて「ハテなんのことやら?」と不思議に思っていたら、産経新聞もとっている親世帯が「今日(15日)の朝刊にオマエのことが書かれてるよ」と持ってきてくれた。
見てみると「ムツゴロウの東京物語」というムツさんのコラムの今日の題が「さとなお」。
なに〜!と読み始めると、なんとボクのことを取り上げてくださっているではないか(内容の半分はフォアグラについてだが)。しかもボクなんかのことを本を書く同業の士と(涙)。そのうえイラストでボクの顔まで!(うれしいけど、かなしいくらい似ていない…笑)。いや、似てないというより、きっとボクに気を遣って髪の毛を多く書いているうちにああいう顔になってしまったということだろうと思いつつ、それにしてもムツさん、似てませんっ!(笑)
きっとネタに困られたあげくのことだとは思いつつ、彼の本を読みあさった中学時代からのことを感慨深く思い起こす。作家としてのムツゴロウの大ファンであり、実際にお会いしてからも裏切られずにより尊敬の念が高まったヒトにコラムで書かれるなんて、なんて光栄なことだろう…。
でも、産経の読者の方々が「誰だよソレ?」って白ける姿が容易に想像できて、まことに申し訳ない。すいませんすいませんすいません。
ストレス抜き
2005年09月16日(金) 12:59:40
ロバート・ワイズ死去。「サウンド・オブ・ミュージック」とか「ウェストサイド物語」とか、人生を彩ってくれる素晴らしい映画をありがとう。
ここ3日ほど、仕事をしながら意識してストレス抜きをしていたら、それだけでなんか相当ラクになった。
顔の緊張を解いて、ニコニコではなくヘラヘラ笑って、あまり深く悩まず、たいしたことないと流しまくる。
ストレスというものは結局自分が集めてしまうもの。時折大掃除して排出してやらないと病気になっちまうなとマジで思った。これからも歯医者に通うように定期的にストレスを抜く習慣をつけようっと。
昨日掃除機のダイソンを知り合いに強烈に勧められて以来、ダイソンが頭を離れない。ダイソンダイソン。今日仕事途中にカタログももらってきてしまった。ダイソンダイソン。ストレスを感じず済むように明日あたりいきなり買っちゃうかもしんない(笑)
タイムスリップ・ナイト
2005年09月17日(土) 8:02:33
昨晩は懐かしいメンバーで琉球料理にオリ生に泡盛。
10年以上前に大阪で一緒に仕事をしていた女性(素人劇団主演級女優)が会社を辞めることになり、「東京来てるから飲も〜」となり、当時うちの部でアルバイトしていた女性(東京に流れ着いた)も合流し、そのうえ偶然、当時の同僚(というか部下)にばったり会ったので彼も引き込み、といった具合。
10分も話さぬうちに当時のノリにタイムスリップ。とても10年以上経っているとは思えない。まったく変わらん会話。いまにも当時の上司が現れそうな自然さ。
当時の同僚(というか部下)は相変わらず「オンナイノチ」で、夜な夜な女性のお尻を追いかけているようである。その天真爛漫驚天動地な告白に爆笑しつつ盛り上がる。しかしまったく成長しないというより明らかにそっちが天職。半分本気で転職を勧めたら「マジで考えてます」とのこと。明るく脳天気でハンサムな彼がホストになったら必ずやスターになるだろう。健闘を祈る。
ダイソンへの反応早し。人気ですねぇ。重いという指摘もあったがやっぱり気持ちいいくらい吸い取るらしい。ペット飼っている家庭の必需品とも。あぁこりゃ買っちゃうだろうな多分。
ユンケル、ダイソン、前原氏
2005年09月18日(日) 11:10:16
休日の昼下がりにボーッとだるくなって原稿書きとか出来ないことがあるので、ユンケルを買い込んで家の冷蔵庫に入れてある。そればかりでなく疲れが一発でとれるという本格漢方薬まで買い込んで置いてある。嗚呼それなのにそれなのに。買い込んだ途端「んー、この程度のだるさで飲んでしまってはもったいない!」「もっとだるくなったときのために取っておこう!」とか思ってしまい、全然飲まないのである。見て見ぬふりすらしやがる。そういえば、ドラクエとかでも苦労して手に入れた強力な薬草を「使ったらもったいない」と結局使わないままでラスボス・クリアしてしまうワタクシ。ダメだこりゃ。
ダイソン、買っちゃいました(笑)。ちょっと高かったけど、日頃から現掃除機の吸引力への不満が高まっていた矢先でもあり、家族中の賛成を受けて決断。ペットを飼っている人用のムラサキのやつ。黄色のスタンダード型と性能は変わらず、アタッチメントでフトンツールやソファツールがついてくるタイプ。さっそく掃除してみて「すげー!」と感嘆しあう。掃除後のフローリング上の足裏感覚が違う。微少な塵すら残らない感じ。あぁもっと早くダイソンにしとけばよかった。
民主党新党首に43歳の前原誠司氏。ついに1歳とはいえ年下の党首誕生。ま、ケネディもブレアも43歳で大統領や首相になっているから「やっとかよ」感もちょっとあるのだが、まぁとにかく、すばらしいことですね。
というか、菅氏と2票差か…。大きな分かれ目だったなぁ民主党。実際、菅氏に決まってたらあぶないところだったと思う。これで自民党と相対せる。本気で「脱労組」できたなら一気に逆転も可能。日本にとっても喜ばしい限り。まぁ身内に足引っ張るヤツがいなければの話だけど(いそうだなぁ)。
禁煙タクシーをもっと増やしてくれ
2005年09月19日(月) 13:38:58
「休日の昼下がりはボーッとするのは当たり前、というより、ボーッとしないといけません、ドーピングして無理矢理カラダを元気にさせてはダメよ」というメール、いくつかどうもありがとう。その通りだーと思いつつ、平日は疲れちゃって原稿書けないので、相変わらずの休日勝負。逃げ場なし。おいしい店のリニュもしないといけないし。
ところで、生まれてから一回もタバコを吸ったことないせいもあって(あ、海外で水タバコを一服だけしたことあるか)、相当タバコの匂いに敏感なんだけど、困るのはタクシー。喫煙するヒトには想像つかないかもしらんけど、運転手が客待ちに吸ったタバコの匂いや前の客のタバコの匂い、つらいんだよね。乗ってすぐ降りたことも何度かあり。吸わない運転手さんなんかも、客に吸われてさぞかしつらいことだろう。
で、ニュースを読んでたら「タクシー車内で1人の客が喫煙すると、窓を5cm開けてても粉塵濃度が環境基準の9倍に達するのがわかった」らしい。しかも元の濃度に戻るまで30分かかるとか。窓閉めきりだと環境基準の12倍となり1時間以上濃度が元に戻らないとか。
受動喫煙がどうのと騒ぐつもりは全くないけど、あの密室でのタバコの匂いは相当つらいのはわかってほしいとマジで思う。禁煙タクシーがもっともっと増えるといいなぁ。というか増やすべき。
ボクが勤めてる会社は一応オフィス内全面禁煙なので楽チン。
ただ、喫煙者同士にうらやましいコミュニティができていて、それはちょっと妬ましい(笑)。
原因は喫煙コーナー。仕事の句読点にたびたび喫煙者が集まって、いままで知らなかった人同士とかが情報交換したり仲良くしてたりするのだ。そこで取り交わされた情報とかは非喫煙者には届いてこない。ずる〜!
迷ったら、それはゴミ
2005年09月20日(火) 19:38:36
来週うちの部署で大々的に席の移動があるので、今日は時間を見つけてはデスク回りを大整理。前回の移動時も相当捨てたが、今回の「心を鬼」加減はかなりのもの。まさに捨てまくり。
こういうとき必ず思い出す例がある。むかーしの上司が語った話。
「この前のデスク移動で段ボールに大事な荷物とゴミとを分けて置いといたら、掃除の人が間違えて大事な段ボールを捨ててしまいよったんや。ショックで涙が出た。本当に大事な荷物やったんや。でもな、1ヶ月後、全く困っていない自分がいた。これがなければ絶対困る!と思っていた大事な荷物がなくても、実は何にも困らんかった。そんなもんや。だからとにかく捨てなはれや」
そうなんだよなー。なかったらないでなんとでもなるものだ。だからもう、何から何までシュレッダーでジーーーッ。あー気持ち良い。
ついでだから、ボク自作のコピーもご披露しよう。
「迷ったら、それはゴミ」
そう、少しでもどーしよーか迷ったら、それはゴミなのだ。どんどん捨てる捨てる! 過去の成功事例も作品も仕事集も惜しげなく!
流れが変わる年
2005年09月21日(水) 9:32:05
今年は本当に流れが変わる年なのだなぁと思う。
物流・配達を劇的に変えた小倉昌男元ヤマト運輸会長が6/30に亡くなり、小売・流通を劇的に変えた中内功ダイエー創業者も9/19に亡くなった。彼らがいなかったら日本はいまどうなっていたか。いまだに配達も小売りも消費者本位ではなかったかもしれない。どれほどの苦労をしてあの巨大な変革を成し遂げてくれたか。ある意味、国民葬にしてもいいくらい感謝すべき存在だと思う。心からありがとうございました。
中内氏は晩節がイマイチだったのでマスコミでは批判的な論調も多かったのだが、ネットではきちんと認めるところは認めている人も多く、ホッとする。ブログができてネットの世界も相当変わったが、悪い部分もあるものの、いい部分としては「いいものはいい。ちゃんと褒めよう。認めよう」という気運が生まれつつあることだ。なんでも否定し糾弾しようとするマスコミの報道姿勢とは一線を画すニュートラルな態度。こういう肯定的言論がきちんと広がると「揚げ足を取る」「出る杭は打つ」「足を引っ張る」という、マスコミの悪影響で出来上がった昭和中期以降の国民性(?)も少しは変わっていくかもしれない。
とか言いつつ、ボクも顧みて反省するところも多い。今年は流れを変える年。個人的にも、ね。
秋のGW
2005年09月22日(木) 17:30:27
17.18.19と三連休だったのに、また明日から三連休。ありがたいありがたい。これって秋のGW(ゴールデンウィーク)だよなぁとか思っていたら、本当にGWになる年があるらしい。
それは4年後。2009年。
まず19日(土)20日(日)が休みでしょ。21日は第三月曜日だから「敬老の日」で休み。23日は「秋分の日」で休み。そのうえ改正祝日法により、祝日と祝日に挟まれた平日は「国民の休日」となり、22日も休みらしい。つまりはオフィシャルな5連休。立派なGWではないか。で、木金と休みを取れば9連休。こりゃ素晴らしい。5月と同じく気候もとてもいい時期。旅行業界はいまから企画三昧ってところだろう。
「秋分の日」は年によって異なるらしいけど、国立天文台の計算によると敬老の日と秋分の日が飛び石になる年は2050年までに6回あって、やっぱ5連休になると言う。秋のGWという新しい概念が完全に生まれるね。ちょっとうれしい響き。
進歩なし
2005年09月23日(金) 9:27:55
やっと涼しくなってきたので、夏の間休んでいた自転車通勤もそろそろ再開。昨日久しぶりに乗ったら不具合が出ていたので一度整備しないといけない。というか、思い起こせば以前からずっとこうだった。乗るたびに「あぁ直さなきゃ」と思い出す不具合だった。進歩なし。
自転車で街を走っていると、ちょうどいい速度で通り過ぎるいろんな風景に刺激されるせいか、足を動かして適度に脳を刺激しているせいか、意外とアイデアがたくさん出るんだけど、いちいち止まってカバンからメモ帳とペンを取り出してメモるのも面倒くさい。携帯電話やICレコーダーを使って声メモするかとも思うが、走りながらオンオフしたりするのも危険である。ひとりごと言いながら走るのも不気味だし。なんかいい方法ないかなぁといつも思う。で、走りながらいい方法が浮かんだりもする。でもメモれないから忘れてしまう。いつまで経ってもその繰り返し。進歩なし。
とはいえ、メモればいいってものでもない。家でも会社でもいろんな場所にひとつずつメモ帳を置いて、思いついたらすぐメモるようにしているのだが、そのメモを見返すことが非常に少ない。書きっぱなし。メモった時点で安心してしまうのだ。で、数ヶ月後たまたまそのメモ帳を繰って「おー、いいアイデアじゃん!」とか喜んだりするのだが、もう時期を逸していて後の祭り。どうしてもっとメモを整理しないのだろう。進歩なし。
メモも整理しないけど、経験も整理してないなぁ。歳をとればとるほどやたらと経験は増えるのだけど、整理して知恵化しないで知識のままで雑然と脳の隅っこに置いておくから、肝心なときに取り出すこともできない。なにかヒトに想いを伝えようとしても、雑然としたまま伝えてしまって誤解されてしまうことも多い。だったらしゃべらない方がマシ。こうやって老人は無口になっていくのかもしれない。ちゃんと整理して、知識を知恵に昇華して、きちんとヒトに伝えられる大人になりたいのだが、これがなかなか至難の業。相手を傷つけることも多い。進歩なし。
血が胃に行きすぎ
2005年09月24日(土) 18:57:36
昨日は原稿日和だったのだが、昼にたまたま出かけた大井町「ブルドック」で巨大メンチカツを食べてしまい、血が全部胃に行ってしまいお釈迦。卓球ラケット、それもシェイクハンドくらいある巨大なメンチカツは肉汁、つまり老廃物たっぷりで、それを消化するのにかなり胃腸に負担をかけた模様。夜メシ前あたりまでダルダルで使いものにならず。あーあ。消化にいいもん食べてさえいれば、たぶん昨日は原稿が捗っただろうになぁ(そう思いたいだけ)。
今日はその轍を踏まぬようサラダ中心で行くもんね、とフンフン言ってたら、朝ご飯からカレーパン(揚げタイプ)が出てきた。「昨日パーティでおみやげにもらったの。おいしいんだって!」と優子。ううむ。カレーパン食べ出すと勢いがついてパンと牛乳で大食してしまうクセのあるボクはいったん却下したのだが「痛んだらどうするの」と言われしぶしぶ食す。うまい。あぁ牛乳ほしい。パンのお代わりもほしい。これで午前中がお釈迦になっても許す、と、どんどん堕ちていく…。
しかし…それにしても……意志が弱い。本当に書き上がるのだろうか。
愛・地球博、閉幕。
2005年09月25日(日) 20:57:42
愛・地球博も今日9月25日で閉幕。
5年前のハノーバー万博は1900万人。今回は1500万人行ったら成功と言われてたのに、結果的に2200万人を突破。あんなもん誰が見に行くんだという前評判をひっくり返した。
時代的にパビリオンという展示形態はどうなのよ、とか、環境というテーマなら「展示」より「アクション」でしょ、とか、テーマパークも数多い今、万博のためにわざわざ愛知まで行く人も少ないんちゃう、とか、万国の博覧会っていまどきリアリティある?とか、いろいろ思ったが、成功に終わったということは支持されたということ。結局「体験型」というのはすたれないということなのだろう。目で実際に見て、手で実際に触れられることの大切さ。普段ネットに深く関わっているせいもあり、なにかとバーチャル万能的な発想になりがちだけど、そこらへんは深く反省しないとな。知りたい情報の知りたい部分だけ瞬時に取り出せるネットの世界にいると、知りたい情報に辿り着くまでに時間がかかる体験型パビリオンなんてナンセンスだと思っちゃうあたりがとっても問題。
個人的には家族と一回、仕事で一回、愛・地球博に出かけた。あまりの混雑で企業パビリオンはひとつも体験できず。海外の小国のパビリオンをゆっくり見て回り、あとは山に入って自然歩道を歩いたのみ(会場内に自然の小山があり空いている)。もうちょっと見たかったかも。でも行列が嫌いなボクとしては精一杯。昨日は8時間待ちとかのパビリオンがあったらしい。8時間待ちって…ありえねー!
哀れ蚊ちゃん
2005年09月26日(月) 7:18:42
昨晩の夜分に急にノリが空から降りてきて、原稿がドワーッと書けた。といっても3時間弱だから書けた字数はしれてるんだけど、あぁそういえば不定期日記(長いヤツ)とかもこうやって書いてたなぁとちょっと思い出した。不定期日記も1年弱更新していない。書くネタはいっぱいあるのに、なんか夜は疲れちゃって書けないのだ。でも疲れててもこういったノリで書いていたよなぁ、こういう風に自分をノせれば書けるんだよなぁ、と。ノリの感じを少し思い出したのは大きいかも。
とはいえ、3連休ももうオシマイ。3日でどのくらい書けたかと量で計るとしれている。あぁもう一度3連休の初日に戻れないだろうかと悶々。うぅ〜。
マックから出る熱が温かいのだろう。デスク下に蚊が住み込んでいる。
朝起きてきてマックでメールとかしてると必ず刺される。日本では古くから夏の終わりの蚊を「哀れ蚊」と呼んで殺さないようにするものだが、ボクもそんな気分であまり追っていない。一匹だけだし、少し痒いのを我慢すればいいだけだし。でも決まって毎朝刺されるから、彼女(血を吸うのはメスだよね?)に定期的にごはんを届けてあげてる気分になる。今朝も足を刺された。痒くてむかつくけどどこかでホッとする。9月にしては相当寒い朝だったが彼女は生き延びたようである。いつまで生き延びるか、哀れ蚊ちゃん。
三人メシ
2005年09月27日(火) 7:16:37
昨晩は対談ブログの伊藤さんとラーメンの大崎さんと三人メシ。たまにやってるメシ会である。六本木の「まっくろう」出身のシェフがやっている西麻布のレストランに行ったのだが、そこで「まっくろう」自体が今月一杯で閉店と聞く。あらら。東京の夜の、ある意味「伝説の店」がまた一軒消えていく。もう一度行きたかったな。残念。
いい加減飲んだ後三人でふらふらと「霞町 嵐」に流れる。伊藤さんのリアル知り合いでありボクもメールを何度か交わした人とカウンターでバッタリ(ちょっとは予期したけど)。マスターが大崎さんにラーメン談義を仕掛けるのをヒヤヒヤ眺めつつ、二日酔いになると困るので一杯でストップしておく。酒をストップできる意志を出せるなんて、よっぽど原稿が進んでないようですねそうですね。
それにしても、このふたりと食べてると、ふたりとも食べてきた経験量が尋常でないこともあって、すごく楽な気持ちになれる。ボクが一番レストラン経験が浅いのだもの。いろんなことを彼らに頼っていればよく、すごい楽チン。ディープな話も楽しいし。
サイトの「おいしい店リスト」のリニューアルについて「全部直すの?」とか「間に合うの?」とかいろいろ聞かれた。ええと、大変ですが少しずつ進んでます。なんとか10月いっぱいで出したいし。
死刑執行人、迷い中
2005年09月28日(水) 8:04:41
哀れ蚊について「殺さないとダメ!」というご意見と「日本人って風流!」ってご意見と二分。思いもよらず反応が多くてちょっとビックリ。ちなみに「別れ蚊」とも呼ぶようですね。
前者について面白かったご意見は「彼女らは自らの種族の卵の原料としてあなたの血を用いるつもりです。映画のエイリアンとさほど変わりません。彼女に吸われたあなたの血の中の赤血球、白血球に意志があるならば、今頃悲鳴を上げています。そして来年の夏、あなたの家族を狙う数多くのエイリアンが作られるのです。家族を守る、勇気有る父親ならば、シガニーウィーバーのように戦うべきです」というもの。迫力ある意見だなぁ。
後者だとアメリカに長く住んでる方から「そういえば日本人って昔から虫や小さいものに対して”あはれ”の気持ちを持つ人たちだから(i.e.枕草子とか虫愛でる姫君とか。)蚊にもそういうふうに”まー、どうせお前もうすぐ死んじゃうんだから今俺が殺さなくてもいいよな。もう少し命楽しめよ。”っていう思いが生まれるんだね。なんてすてきなんだろ。(中略)朝晩涼しくなってくるこの季節小さな生き物たちのことまでも思いやった日本人の優しい心遣いって、ほんとに素敵。そういう優しい心忘れちゃだめだよなー、あたしも日本人なんだから」というご感想。
前者を読んで「それもそうだな死んでもらうか」と思い、後者を読んで「やっぱり"あはれ"だから大目に見たろう」と思い。死刑執行人の心は揺れ動く。蚊本人にすればドキドキハラハラというところだろうか。
優勝寸前の大阪より
2005年09月29日(木) 16:13:35
大阪に来ている。
いや、阪神優勝目当てではなくて。たまたま今日こっちで仕事があっただけ。でも今夜甲子園で勝ったら優勝とはタイミング的にラッキーすぎ。勝ったら道頓堀に繰り出そう。
ってなことで、短く更新。いろんな懐かしい顔を見られてうれしい。
優勝の夜、道頓堀にて
2005年09月30日(金) 17:03:13
阪神がセ・リーグ優勝した夜にたまたま大阪にいたメリットをどう活かすかといえば、そりゃ「道頓堀に繰り出して夜通し遊ぶ!」でしょう!
ということで、優勝した20分後には道頓堀にいたワタシ。
でもまだ「かに道楽」あたりまですんなり行けるほどの人出で(六甲おろし歌って大騒ぎはしていたけど)、2000人出動したという警察官・機動隊が異様に目立っていただけ。まぁ飛び込み禁止の3メートル・フェンスが出来たし、今年はどこか違う場所で盛り上がっているのかなと思っていたら、時が経つにつれどんどん人出が増えてくる。どうも優勝をどこかの店や自宅で見届けた人が次々に道頓堀に出てきたらしく、約1時間後には「よせ! 押すな! ここでドミノ倒しが起こったら確実に数十人死ぬ。というかオレが死む! 助けれ!」と大叫びするほどの押し合いへし合い。警官が道や橋を封鎖していて動線が混乱しているうえに、川に飛び込めない代わりにネオン塔に登ってそこから人混みに向かってダイブする者続出で混乱の極み。警官に絡む若者も多く、あちこちで小競り合い。スリや痴漢も横行した模様。例えばこれ以上ない満員電車状態でもみくちゃにされつつ、自分の意志に関係なく数秒ごとに右に5歩左に5歩押されまくっている危険な感じを想像していただければ。
「服を脱ぐのはやめなさいっ!」「橋は通れませんっ!こっちに来ても何もありませんっ!」「鉄柱に登らないでっ!」「警官に暴行するのはやめなさひ〜っ!」などと絶叫する警官たち。警官同士ズラッと手を繋いで群衆の暴走を防いでいる。だんだん申し訳なくなってくる。いい歳をした大人が興味本位で来てはいけなかった場所ですね。反省しつつ飲み屋へ移動。でもなんだか異様に楽しかったけど。




