2005年7月 アーカイブ

映画「逆境ナイン」

2005年7月11日(月) 11:28:58

映画「逆境ナイン」を娘とふたりで観た。
映画が始まるまで少し時間があったので、映画館に近いゲーセンでエアホッケー。娘は初体験。初体験のころのエアホッケーって異様に楽しいよね。パックの速度とかが新鮮で。いいなぁキミは初体験ばっかりで。うらやましい。

とか思いつつ映画が始まる。「海猿」の羽住監督が撮ったので期待大。実際なかなか面白かった。映画中噴き出すこと数回。ボクはわりと好きかな。つか、9回裏112点差。レギュラー8人気絶。この逆境に主人公・不屈闘志はどう打ち克つのか!ってお馬鹿なシチュエーションに興味が沸いたなら、見ても損はない。
ただ、漫画「逆境ナイン」の面白さって単にオーバーにすることではなく、なんつうか「無理が通れば道理が引っ込む」系無理無理さだと思うのだけど、その辺映画化では「単にオーバー」で終わっている部分も多かったかも。もっと不条理を正面から描いてくれたらぶっ飛んだ名作になった気がする。全体に少々弾けが足りなかった(&ラストが弱かった)のが惜しいところ。でも羽住監督、新境地ですね。あ、それと、炎尾燃(「燃えよペン」の主人公)役で島本和彦大先生が出てたのがうれしかった(と、コアな感想)。

見終わって「キミには逆境が足りないな。逆境を与えることにする」と娘に宣言したら、マジで嫌がっていた。いや、でも、逆境に強くなっておくと後々ラクよ?

大ポカ

2005年7月12日(火) 5:05:30

このところあまりに仕事の案件が多すぎて、予定をすっ飛ばすということが素で起こっている。ダブルブッキングとかも茶飯事になってくる。完全にオーバーフロー。あぶねー。こういうときは大ポカする。超大事案件とかをすっ飛ばしそうだ……とか、思っていたら、

大ポカしました(泣)

9日に行く予定にしていた満員劇場御礼座東京公演をすっかり忘れていた!(仕事じゃねーのかよ)

快気祝い

2005年7月13日(水) 18:08:10

昨晩は肺ガンから無事復帰したレディの快気祝いを3人で。
初期の肺ガンだったとはいえ手術もしているので相当気を遣っていたのだが、なんつうか、ちょっとズッコケ。まず待ち合わせ場所に小走りで来る(走るな!)。下北沢のレストランまで電車の中でも歩いていてもずっとしゃべりっぱなし(元気すぎ!)。お店でもカパカパワインを飲む飲む(飲み過ぎ!)。しかも男ふたりと同じくらいの量食べる(食べすぎ!)。お疲れモードのボクを終始気遣う(あんたが気遣うな!)・・・と、なんつうか、どこが快気祝い?って感じで、ええと、いや、実に喜ばしい。昨日はお疲れ様でした。

あぁそれにしても忙しい。処理能力70%オーバー。こぼれまくり。

ラーメンズな夜

2005年7月14日(木) 18:13:15

「ラーメンズを見る会」に参加。
とはいえ生ライブではなく、みんなで集まってDVDを見る、という会。知り合いのラーヲタ編集者がコレクションしてるDVDを持ってきてくれ、最終的に7人で鑑賞。大笑い。やっぱラーメンズは面白いなぁ。ある同棲家庭(笑)にお邪魔しての鑑賞会だったのだが、相当近所迷惑だったと思われ。午前1時くらいまでギャーギャーやっていたし。
でも、ラーの面白さを是非とも体験させたかった方(その人のための会だったのだ)は急病で参加できず。残念。まぁまたそのうち。

なんか忙しすぎて食欲が湧かず(このボクが!)、せっかく手作りの美味しい料理をいっぱい作ってくれていたのにあんまり食べられず、ワインばっかりパカパカ飲んでいたら相当酔っぱらった。物理的な忙しさというよりも、プレッシャーが強い仕事が多いせいかな。消え去り願望まで出てきて困惑。ま、三連休で回復するだろうけど。

カコワルイ…

2005年7月15日(金) 7:17:48

ラーメンズを見る会の参加者から続々「昨晩はどうも〜」というメールをいただいたのだが、既知の方々が口を揃えて「それにしても疲れすぎてませんか。やつれてましたよ」と言う。そういえば会社の受付で久しぶりに会った人に「なんかあったんですか? えらく疲れた感じ」と心配されたこともあったな。うー。疲れてるのは仕方ないとはいえ、疲れが見えてしまうのは相当カコワルイ。ちょっと鏡でも見て表情の研究をしよう(対処療法かよ)。

というか、いろんなメールのお返事、遅れています。抜けてもいるかも。申し訳なし。
サイト・リニューアルは遅々としながらも進んでいます。難関である「おもしろ本」に取り組んでいるのでもう少しかかる…。その次は「おいしい店」、それから「コラム」、それからそれから、と順次進んでいく予定。

今晩は友人のアリアを聴きに行く予定だったが、仕事がそれどころではない状態なので涙を呑んでキャンセル。こうして防御ラインの一角が崩される。踏ん張り所。わりと大事なラインである。

岩田守弘さん来日

2005年7月16日(土) 14:48:12

ボリショイ劇場の第一ソリスト、岩田守弘さんが来日した。
8/25まで日本にいる。個人的に夏の恒例行事になった感もあるが、これから約1ヶ月、東京における個人マネージャー役である♪ なにしろ岩田守弘普及委員会関東支部長(別名:パシリ)を自認していますので(関西本部長は吉田さん)。今年もいろんな人を紹介して、いろんなメディアに載せたいぞ。去年は婦人画報や料理王国やTBSラジオ、東京FMなどへの出演が叶った。今年もいろいろなんとかしたい。

え?岩田さんをいまいち知らない?
まぁ無理もない。まだ日本では無名に近いが、世界トップのバレエ団であるモスクワのボリショイ劇場で、日本人で唯一踊っているトップダンサー。第一ソリスト。ロシアは東洋人が生きにくい国のひとつだと思うが、そういうアウェイで世界トップをキープしていることを考えると、イチローやマツイに匹敵するスター・ジャパニーズ・プレイヤーである。
数々の賞に輝いたという経歴がすごいというよりも、ボクがこの目で見て、あまりにキレイで安定した踊りに驚愕したことが応援のキッカケ。こういう「誇れる日本人」はもっと日本で知られるべきなのだ。

ちゅうことで、これから1ヶ月、マネージャー業も始まる(もちろん無給)。体調整えないとね。

ギエム様「マノン」

2005年7月17日(日) 22:51:56

英国ロイヤル・バレエの「マノン」を観てきた。シルヴィ・ギエム主演。ギエム様〜。

ケネス・マクミランの振付が(ちょっと空中戦を使いすぎな気もするが)実に素晴らしく、とっても堪能。素晴らすぃ。いままで観た演目(「椿姫」「田園の出来事」「三人姉妹」)はギエムのダンスだけが突出していたのだが、今回はちゃんとギエムが駒になって機能していた印象。いいバランス。美しいリフト。複雑な空中戦。すべてに印象的。でもまぁやっぱギエムの存在感は凄まじい。空中で止まったりするし。落ちる速度も他の人と違うし。なんつうか、彼女だけ踊っていないように見えるのはナゼなんだろう。

「田園の出来事」で若家庭教師役をやったマッシモ・ムッルがまた相手役。彼のリフトは安定感が抜群。雑伎団ばりのウルトラCも安心して観ていられる。「三人姉妹」での素晴らしい演技がまだ目の裏に残っているアンソニー・ダウエルがムッシュGMというエロオヤジ役。めちゃうまい。レスコー役のティアゴ・ソアレスも良かった。それぞれのダンスと演出が見事にバランス取れていて、バレエ全体としてなかなか秀逸な出来だったと思う。

リアルな社会的老い

2005年7月18日(月) 8:22:25

桐野夏生「魂萌え!」読了。
社会的老いをあの筆力でここまでつまびらかにされるとなかなか辛い。少し老いを甘くみていたかも。人間的老いとは自分の努力次第で闘える気がしていたが、社会的老いの現実は相当厳しそうである。著者は圧倒的想像力でその辺のリアルを提示してくれる。サンキュー。少し足下が見えた。
それにしても、この物語に「魂萌え!」という題名つけるあたりがしたたかだなぁ。燃えではなく萌えなのだな。

あぁ三連休はよく寝た。やる気と活気とその気を取り戻した。その気? そう、その気。やっぱその気にならんとな〜んもでけへんし。思い上がりというか思い過ごしというか、そういうのは大事やね。

今日から復活。今晩は大島保克のライブに家族で行ってくる。

大島保克ライブ

2005年7月19日(火) 8:30:10

昨晩は島唄の大島保克ライブへ。三軒茶屋の世田谷パブリックシアター。小さなホールなのだけど、山口智子やら鶴田真由やらが観客に。大島さんモテモテ。
大島さんのライブを見に行くのは3回目かな4回目かな。内面の充実を感じさせる密度の濃いライブで、沖縄の風はもとより、人間の生活の大きな流れまで感じさせるような2時間だった。いままででベストかも。言葉もわからない琉球民謡は、普遍性があると共にとてもモダンで、ささくれた心がすぅと更新されていく。大島さんの向こうに青い海と豊かな月夜が浮かび上がる。ステージ上で飛び跳ねても小さいイメージしか表出しない人と、大島さんみたいに一切動かず座ったままなのにとても大きなイメージを表現する人と。

すっかりホッコリしたのでやっぱ泡盛かなぁと思いつつ、結局なぜか渋谷に出てシュラスコの店「TUCANO'S」へ。腹いっぱい牛や豚や鶏を食べて、もうダメ〜とか言いながら帰って寝る。それにしても渋谷は汚い。というか東京は汚い。醜悪な街だ。大島さんのライブの後だからか余計に。

電柱と電線が憎いワタクシ

2005年7月20日(水) 19:54:21

東京の丸の内〜大手町を昼間歩いていて、なんかこの辺スッとしてるなぁキレイだなぁとか思ったのだが、よくよく見てみれば電柱と電線がまるでなかったのであった。地中埋設しているのだな。あぁとにかくなにしろものすごく電柱と電線が日本を汚くしているよなぁ。電柱と電線が憎い。空を仰ぐたびになんでこんな醜いものをはびこらして平気な国民なのだろうと不思議になる。美に対して敏感な部分もちゃんとあるのに。

とか思いつつ、なぜ大手町に行ったかというといつも行く散髪屋があるからである。昼休みに行ったのは初めてなのだが、いつも混んでいる店内がなぜかガラガラであった。「昼休みっていつもこんな感じ?」「ええ、数年前から昼休みに来られる方が激減して、みなさん夕方会社が終わってから来られるようになりました。夕方はパニックです」「へー。なんでかな」「忙しくて来られないようですよ」……昼休みすらきちんと取れなくなっている人が目に見えて増えたということかな。余裕のないところにビッグアイデアは生まれないものなのだけどな。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。