2005年7月 アーカイブ

あらゆる成功体験は成長ストップの温床でもある

2005年7月 1日(金) 5:08:22

7月になると「まだ6月なのにこんなに暑い!」とか、この理不尽な暑さに対する愚痴の持って行きどころがなくなるので困る。だって正真正銘の夏だもん。いまから3ヶ月弱、亜熱帯東京での我慢の日々が続く。あぁ毎年毎年夏への嫌悪度が高くなる。

7/1は社の式典みたいのがある日であり、今年は勤続20周年とかでその式典に出席させられる。丸20年。つまり入社21年目ということだ。あぁ新入社員のころとかすげーーオッサンに見えたよな〜。丸20年も会社にいると、馴れも飽きもあるけれどじゃあ自信がついたかというとそうでもなく、いまだにあのころみたいにドキドキ緊張しながらやっていたりする。あのころ堂々として見えたオッサンたちも実はそうだったのだなとやっと知る。

特にボクの部署は成功体験が効かないからタチが悪い。今日成功したことは明日には古くなっている部署。毎回真新しいこと考えないといけないのでドキドキ緊張が絶えない。若いうちなら楽しいけど、40代も中盤になって「過去の成功体験の上にアグラをかけない」のはなかなかたまらん。ま、「あらゆる成功体験は成長ストップの温床」でもあるのでありがたくもあるのだけれども。

早起きの技

2005年7月 2日(土) 20:14:39

早起きの技を伝授して!ってメールをいただいたのだけど、敢えて技というなら「自然覚醒」っすかね。目覚まし時計はここ10年ほど使ったことがありません(旅行を除く)。
不思議だけど、目覚まし使わないと「起きるべき時間」の前に必ず目が覚めますね。寝る前に「明日は5時半には起きてアレやろう」とか思って寝ると、だいたい4時半〜5時半の間に目が覚めます。誤差1時間内。たぶん睡眠の周期(1時間半?)の良いタイミングをカラダが自然に選んでくれているので、わりとスッキリ目が覚めます。眠くない。
あと「目が覚めたときが起きるとき」と考えるのも有効。ワタシって6時間は寝ないと1日ダメ、とかいう意味のない先入観を完全に捨て去ると楽になります。あ、それと朝メシ後の二度寝も超有効。15分とか20分寝るだけで相当スッキリ。

そういう意味では昼寝も超有効かな。
どうしても眠いとき、ボクは堂々とデスクで20分ほど昼寝します(笑)。だってその方が後で能率上がるんだもん。昼寝は大事だよなぁ。特に企画部門。夕方の能率が断然違ってくる。んでもって夜が長そうなとき(深夜残業とか)、18時とか19時に20〜30分ほど夕寝するのも効きますね。

こうやって意識して考えると、短いサイクルの睡眠をわりと取っているかもしんない。超有効だとは思うけど、周りからは怠け者と見られちゃってるかもと少し不安になってきた(笑)。

数年後、選挙も変わるかな

2005年7月 3日(日) 9:47:53

朝7時すぎに夫婦&犬で東京都議会議員選挙へ。
ブログが一般普及して初めての大型選挙だが、ブログやネットを効果的に利用した候補者は特に見当たらず(ブログを書いてる人はもちろんいるけど、そこ止まり)。衆院参院選挙レベルにならないとわからないけど、日本社会においてネットで政治の流れが起こるのか、疑問な部分も大いにある。アメリカや韓国の先例ほど盛り上がらない気がする。ただ、ネットを使える団塊の世代が数年後一気に引退して暇を持て余したら少し状況が変わるかも。イヤあの世代は結局ダメでしょうと言う人もいるけど、競争ばかりしてきた世代ゆえ、暇は必ず持て余す。反体制の血が再び騒ぐ可能性もあるし。

夜7時からはNHK教育TV「トップランナー」。今晩は島唄唄いの大島保克氏が出る。ライブを二度見て、ご飯を一度ご一緒したことあるけど、素晴らしい唄声とお人柄。ぜひご覧くだされ。

あぁ読みたいっ!

2005年7月 4日(月) 17:30:26

今年は本をいっぱい書く予定なので、実は読書をセーブしていた。他の人が書いた本を読むと影響されたり自信なくしたり時間もなくなったりするので、原稿書きが重なるときは避けているのである。ちょうど「おもしろ本」もリニューアル前で書いてないし、堂々と読書をさぼれるなぁみたいな思いもあり。
でも、昨日娘と一緒にひっさしぶりに本屋に行って、しばし呆然。あぁ読みたい本ばっかりだ。本屋ってなんて天国なんだろう。あれも読みたいこれも読みたいあぁ読みたい。出版予定も少しペースを落とすことにしたし、もういいや。読む。あ、原稿も書くけど、読む。考えたら月間10冊ペースを守っていたときの方がいろいろ書けていたのである。せこい調整などしないで、読書も原稿書きもその他いろいろも(もちろん仕事も)やっぱやろっと。

昨晩、大島保克さんの「トップランナー」、とても良かったね。「イラヨイ月夜浜」や「赤ゆら」の定番もちゃんとやってくれたし、語りもとても良かった。あぁまたお会いしたいので、今度上京されたらご連絡ください(私信)。

與兵衛さんでの会話

2005年7月 5日(火) 6:23:33

「このごろ鮨屋はどこも赤酢を使うんですよ。流行ですかね。酢飯が赤い。でも與兵衛さんのはずっと白いですよね」

「(にっこり笑って)赤酢ねぇ。どうなんですかねぇ。一度使ってみたんですよ。(奥から酢を持ってきて)こういう赤酢とかね。いいお酢なんですけどね。飲んでみます?(おちょこに赤酢注いで。奥からもう一つ赤酢を持ってきてそれも注いで)結局こっちの色の薄い方の赤酢使って握ってみたんですけど、これ使って握るとうちの鮨じゃなくなっちゃうんですよ。なんか焦点がぼやけちゃう。さっき、まこがれいに一味使ってネギを挟んで握ったじゃないですか。で、このネギをわさびにすると少しぼやけちゃうって言ったでしょ。それと同じような感じなんですよねぇ。どうしてもね、イメージした味にならない」

「それと、赤酢って、なんか米のパラケというか、口の中でのほどけが早くない?」

NSP

2005年7月 6日(水) 9:00:21

NSP(ニューサディスティックピンク)の天野滋さんが亡くなった。「さようなら」「夕暮れ時はさびしそう」などはマジで愛唱歌(笑)なので、とても寂しい気がするが、考えたら彼が亡くなってもボクの中で彼の曲は一生消えないから、彼はボクの中では亡くならないわけで。

それにしても「さようなら」とか「夕暮れ時はさびしそう」とかを初めて聴いたときの驚きは忘れられない。暗いという単純な言葉では表現しきれない何かの叫び。こういう自己表現を堂々とする人がいるんだ、していいんだ、とか、当時中学生のボクは思った。人の数だけ表現方法はある、みたいなこと。

プレゼン・スキル

2005年7月 7日(木) 11:38:27

2012年のオリンピック開催地がロンドンに決まった。
前評判ではパリが最有力だったし、実際、提案自体はパリが優れていたようである。が、報道にもあるように、最後の演説でロンドン招致委員長のコー氏が相当感動的なスピーチをしたらしく、ずいぶんとIOC委員の心を打ったようだ。こんな大きな案件でもスピーチが決め手になるというのが面白い。結局決めるのは人間だからね。
プレゼンテーションの善し悪しが提案の中身を越えて人の心に届く場合がある。その最適な例だ。プレゼンって大事だなぁと再認識。プレゼンのプロに言わせると、プレゼンで一番大切なのは「声のトーン」らしい。声のトーンによって人の信頼度が大きく変化するという。自分の企画に酔って上ずった声でプレゼンしたときとか、きっと説得力なかったりするんだろうなぁ…。
次の時代を担う人材に必要なリテラシーはプレゼン・スキルだね。英語も大事だけど、日本語でプレゼンできない人は英語でもできない。子供や青少年をターゲットにしたプレゼン塾みたいのを作るのも意義あるかも(もうあるだろうけど)。

ロンドン同時多発テロ

2005年7月 8日(金) 10:40:32

ロンドンで同時多発テロ。
街角に監視カメラを置いて市民のプライバシーよりテロ対策を優先し、不審な外国人は問答無用で拘束していいっつうめちゃくちゃなテロ対策法すらあるロンドンでのテロ。テロとの闘い、という言葉の空しさを象徴するような出来事である。
オリンピック開催が決まり、ロンドンから「昨日はイギリスは大興奮でした。発表を聞いたとたんオリンピック工事にとりかかったそうです。今日もまだまだ興奮はおさまりません。イギリス人は何か一丸となってやるのが大好きなのでこれから7年間英国は元気一杯でしょう」というメールが届いたばっかりの出来事。彼らのショックを思いやる。

それにしてもブッシュの演説は相変わらず腹が立つ。ちょっと気持ちがダウン気味だったけど、ムカムカして元気が戻ってきた。ある意味ブッシュよありがとう。

マシュー・ボーン「愛と幻想のシルフィード」

2005年7月 9日(土) 17:55:20

今週は様々な企画やプレゼンがあって相当疲れたらしく、金曜夜は帰宅してからの記憶なし。気がついたら朝の5時。リビングのフローリングの上で床寝していた。靴下すら脱いでいないでやんの。こんなの生まれて初めて。週末は本格執筆にかかる予定だったが、とりあえず自分が想像以上に疲れているみたいなので、疲れを取ることを最優先。疲れやストレスはじわじわ積み重なるから早めの対処。

こんな忙しい週だったのに、木曜夜は無理矢理マシュー・ボーンのバレエ「愛と幻想のシルフィード」を観にひとりで東京芸術劇場中ホールへ。忙しい時こそ無理矢理予定を入れる習性なのですワタクシ。そうしないと日々が仕事オンリーになっていってしまうし。

その夜はウィル・ケンプが踊らない夜だったのだが(マシュー・ボーンのはいつも開演1時間前にならないとキャストが発表にならない)、ダブルキャストの若手くんって、少ないチャンスを生かそうと必死に演じる場合も多いので、実はそんなにガッカリしなかった。今回もジェームズ・リースがなかなかの熱演。
今年2月に観たマシュー・ボーンの「白鳥の湖」の感動には叶わなかったけど、小気味よい展開と群舞の美しさ、コミカルな演技、スピード感など、それぞれ予想を超えて面白かった。でもね、なんつうかね、短すぎ! 19時に開演して途中20分の休みを入れて20時30分には終演。これで13000円は高けーよ。もちろん芸術は時間の長さで計れる物ではないけどさ、正味1時間10分ちゅうのはどうすかねぇ。

Musical Baton

2005年7月10日(日) 8:32:46

Musical Batonというのが流行っている(いた?)のは知っていたが、ネット上のつきあいが少ないボクには来ないだろうと安心していたら「みかづき庵」さんと「My Favourite Things」さんから回ってきた。忙しかったのでかなり放置してましたが(ごめんなさい)サクッと書いてみます。

1)今コンピューターに入っている音楽ファイルの容量
現在146.19GB(多すぎ?)。100ギガ越えしてからは相当慎重に選んでリッピングしてます。

2)今、聴いている曲
リヒャルト・シュトラウス「変容」。書き物してるときはクラシックかジャズをアトランダムに聴いてます。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。