2004年10月 アーカイブ

コロボックル

2004年10月 1日(金) 8:35:35


午前5時半に起きてなんとかイチローの第4打席に間に合った。おお、シーズン257安打タイ記録まであと1本に伸びている! 残念ながら惜しいレフトフライに倒れたが、あと3試合あるしシアトルでの3連戦だし、盛り上がるのでよし。
怒濤の上期が昨日で終わり、今日から下期。少し落ち着いて仕事が出来そうである。じっくり考えて企画を練りたい案件がふたつ。プレッシャーもかかるが楽しくもある。企画に集中。

娘がボクが紹介したマイフェバリット「だれも知らない小さな国」(さとうさとる著)を読んで「すっっごく面白かった!」と駆け寄ってきた。しばしコロボックルについて盛り上がる。こういうのって乳の私服。いや父の至福。次は続編で盛り上がろう。そして小さな国を見つけに探検に行こう。

不定期日記更新。

シーズン258安打の新記録

2004年10月 2日(土) 12:39:24


11時からTV前に陣取ってマリナーズ対レンジャーズ観戦。第一打席で史上タイ記録。第二打席で新記録。呆気なく普通に決めるあたりがイチロー。すばらしい。もう「日本人として」とかいうことでなく、人間として誇らしい気持ちになる。球場のフェアなオベーションもそれを感じさせる。
ここ数日、昔のイチローの姿がTVでよく流されているが、びっくりするくらい細く、かよわい。あの若者がここまでできるなら、きっとだれでも出来ると思わせるくらい。自分と彼との違いなどさしてない。ただやるかどうかだけ。脇目もふらずにやれば43のオッサンでも世界一になれるかも。とか、白昼から夢を見た。

「スウィングガールズ」再見

2004年10月 3日(日) 19:01:16


娘が「もう一度『スウィングガールズ』が観たい」というのでいっしょに行ってきた。気に入った映画を何度も観るのは子供の成長にとてもいいこと。ついでにサントラ版とパンフも買った。えらく熱心に聴き、熱心に読んでいる。よっぽど気に入ったのね。今晩は『グレン・ミラー物語』をビデオで観せようと思う。一気にジャズ好きな娘になるかも。というか進路なんて意外とこういうところで決まるから、親としてきちんと与えてあげたい。

昨日今日と我が家の無線LAN化に四苦八苦していた。マックだけならともかく、妻がウィン使っているので設定がね…。でもおかげでiTunesから音楽をメインオーディオ(クレル/アポジー)に飛ばせるようになった。音質調整はこれからだが、メインオーディオがジュークボックス化したのは実にうれしい。

不定期日記は今日の夜分に書く。今晩中か明朝にはアップ予定。

グレン・ミラー物語

2004年10月 4日(月) 13:35:24


夕食食べながら一家で『グレン・ミラー物語』。お話がどうのというより、いろんな音楽や人生を知って欲しい。娘は戦地に慰問にいくミラーの行動が不可解だったようだ。戦争のイメージと音楽はもっとも遠いよな。ここらへんは説明が難しい。
でも、こうして目的を持って見せていると、どうしても「教育的意図」がわが口からこぼれ出てしまうな。純粋に楽しむのではなく、少し教育的に語ってしまうのだ。いかんいかん。教訓として映画とか音楽とかを見せてはいかん。まず楽しむところから始めねば。

iBookG4

2004年10月 5日(火) 7:44:19


米大統領選まで1ヶ月を切っているのにケリーは相変わらずパッとしない。ニューズウィークによると第一回候補者討論会を受けた世論調査でケリーが僅差で逆転したらしいが、まだ大接戦に変わりはない。あかん。緊張してきた。ブッシュが勝ったらどないしよ。

仕事も執筆もまるで余裕がなくなり、完全モバイル体制に移行しないとこなせなくなってきた。ありがたいことに本執筆のオファーも増えているし仕事も相当シビア。空き時間とかもすべて有効利用しないと間に合わない状態。PowerBook G5の発表をのんびり待っている場合ではなく、「いま」重くないノートが必要だ(会社から与えられている古いPowerBookは重いし、無理矢理OSXにしてるので遅い)。
と、自分に理由をつけてiBookの一番安いのを昨日購入。12inch。12万円。数週間後にPowerBookなどの新しいのが発表されるというが、実はPowerBookのデザインってソリッドすぎて文章書く気がいまいちそそられない。雰囲気重視のボクには向かないのだ。その点このiBookは白いこともあって、明るい文章が書けそうな気はしていた(超単純♪)。で、昨日少し書いてみて驚いた。これは書ける! なんだかとてもインスピレーションが湧く。アーチストなんかが敢えてこのiBookを使っている理由がわかった。こりゃいいかも。
PowerBook G5の開発は相当難航している模様。来春発表〜来夏発売って感じだと思うので、それまで1年、1ヶ月1万円と考えれば12万の意味はある。いい本書いて元を取ろう。オー!

六本木のあるお鮨屋さん

2004年10月 6日(水) 9:50:56


高いよな。高いんだろうな。高いって噂だもんな。でもそうでもないかもしれないしな。などと思いながら大雨の中食べに行ったお鮨屋さん。刺身や料理はうまかったけど握りになったら大失速しちゃったよ。で、ドキドキのお会計……ひとり4万円也(!!!)。あまりのショックに二日酔い。今月いきなり緊縮財政。

黒電話世代にて

2004年10月 7日(木) 7:02:33


部下、過労で入院。ビストロで楽しい夜を過ごす予定だったが、フォローアップのため途中で帰ってきて夜9時からの打ち合わせに出る。深夜1時まで。その後ボクは帰宅したが、スタッフたちはまた会社に帰り朝5時6時まで。そうしないと間に合わないような仕事なのではあるが、管理できていないボクが問題。難しいな。ボクはボクでいっぱいいっぱいだし。悪循環に入ってきている。
夜11時ころからスウェーデンと電話会議だったのだが、やっぱこの細い有線があの北の国の、それもド田舎の街とタイムラグなしでつながって制作意識を共有している感じって、なんだか感激するんだよね。話し合ったことが数分後にはメール添付で絵で見れたりするし。いまの若い人たちには当然至極のことなのだろうけど、会社入った頃はダイアル式の黒電話がデンッとデスクに置いてあった世代であるからして、国際電話自体がプレシャスな感じがある上に、なんかその奇跡な感じが愛おしいの。もしくはそういう奇跡感を感じられる方が幸せということ。悪いね、お若いの。

建築する身体 by 荒川修作

2004年10月 8日(金) 4:59:15

仕事を無理矢理やりくりして荒川修作の講演を聞きに行く。
荒川修作といえば養老天命反転地が有名だが、本人にもその話にも触れたことがなかった。講演を聞いてビックリした。なんだこいつ。すげーじゃねぇか。もっと早く触れておけばよかった。

彼によれば「人間は死なない」らしい。「地球上で自分に一番似たことをやったのはダビンチだが、彼の方が俺よりちょっとダメ」らしい。たかだか2時間ほどの間では理解できないことばかりだったが、奇天烈としか思えない話の中に覚醒させられるような言語がたくさん散りばめられており、それには細胞に直接染み込んでいくようなチカラがあった。思いも寄らぬ思考に我が身を飛ばされる感じ。

しかし、聴衆に向かって「おまえらみんな馬鹿」と言い切るような講演者も初めて。実におもしろく刺激になったな。
講演が終わって急いで仕事に戻り、夜遅く「しみづ」でひとり鮨をしたが、なんとなく興奮状態。おかげで4時に目が覚めビンビンだ。彼の「気」がどこかに入ったみたい。

タイフーンとハリケーンとサイクロン

2004年10月 9日(土) 16:16:26


台風22号接近中。今年は本当に多い。単なる当たり年という感じを超えている。ハリケーンも多いしね。
ところで台風(タイフーン)とハリケーンとサイクロンはどう違うんだっけ?と調べたら、みんなほぼ一緒なのな。主に出てくる場所が違うだけらしい。東経180度(日付変更線)より西に出る熱帯低気圧がタイフーン。東に出るとハリケーン。ハリケーンがその線を越えて西に来るとその瞬間からタイフーンと名前が変わるらしい(ただし最大風速の定義が違う。タイフーンは17.2メートル以上。ハリケーンは33メートル以上)。で、同じ熱帯低気圧がインド洋に出るとサイクロンと呼ぶ。ちなみにモンスーンは単なる季節風。

ノーベル平和賞に植林活動30年のマータイさんというアフリカ人女性が選ばれた。環境保護運動家に贈られるのは初めてらしい。地道な活動を続ける個人に与えるのはいい方向。
そういえば去年「ブッシュこそノーベル平和賞にふさわしい」とかワシントンポストのコラムニストが書いていた。大量破壊兵器調査チームの最終報告書(6日発表)が「兵器の備蓄や生産計画はなかった」と結論し、ブッシュ政権の主張と戦争の大義が100%否定された現在、彼はどう書くだろう。

サラリーマンはいよいよ醜いな。三菱自動車とかUFJとかの一連を若者や子供が見たら、人間が一生の志を持って働く場所ではないと判断されても仕方がない。「志」という言葉から一番遠いところにあるよ、日本の企業は。ボクは自分の子供を行かせたくないもん。そんなところで過労気味に働いている自分とは何か。何なのか。会社という組織は、上手に利用すれば個人ではとても行けないステージで活動できるのも確かなのだが、そこに行くまでに失うものが多すぎる。もっと若者が志と希望を抱けるシステムに変えていかなければいけない。ボクの世代が。

酒鬼薔薇事件は冤罪?

2004年10月10日(日) 19:12:42


今日は小4の娘の運動会。台風一過の大晴天を期待していたが曇天寒寒。彼女はかけっこで2位を取り、浮かれている。キミは本当は足速いのに「私は遅い」と決めつけてるだけなのだよ?
紅白リレーを応援してて、足の速い小さな女の子にドキッとする。そういえば小学校の頃好きだった女の子はとてもtinyかつ足が速かった。ああ、相変わらずこういうタイプが好きらしい。ちょっと副委員長タイプでさ。走り方まで好み。おっとやべえ、ロリコン変質者一秒前。運動会見学禁止!切腹〜っ!

友達に「読んで!」と渡されたものの「ホントかなぁ」と疑い、ずっと放っていた本(ごめん!)を2冊立て続けに読む。「いわゆる酒鬼薔薇事件は、実は冤罪である」という主張の本。事実を列挙して捜査の不備を深く突いてくる。というか、客観的に読み進めると、たしかに検事調書には矛盾や不可能がたくさんあり、とてもじゃないが少年Aの犯罪とは考えにくい。少なくとも再調査は必要だ。深く考えずにマスコミと警察の発表を鵜呑みにしていたが、これらの本に書かれてあることがホントならこれってマジで冤罪の可能性がある。しばし呆然。

イラク戦争にしろ酒鬼薔薇事件にしろ、有名かつ大きな事件には「嘘」など入り込みにくい、と我々は思いがちであるが、大きな事件ほどマスコミの主張や騒ぎに流されやすく、我々は盲目になりがちなのだ。心して情報に当たらなければ、と改めて。
しかし……。あの事件はこのままで本当にいいのか?

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。