2004年02月

過去ログ一覧

NY出張(14)つまらなくなったニューヨーク

2004年02月01日(日) 7:39:29


久しぶりにソーホーを隅から隅までなめるように歩いてみた。最先端のアート発信地から先端ファッション基地を経て、いまは単なるおしゃれなショッピング街と言ったところ。ギャラリーの数も減り売れ筋作家しか置いていない。買い物には便利だが、ハッキリ言ってツマラネー。ノリータやイーストビレッジがちょっとだけ面白いのが救いだけど、とにかくどこもかしこもチェーン店だらけ。ショッピングモール状態。テーマパーク化著し。

ランチは旧知のEngin(NY不法滞在日本人ストリートダンサー)とその彼女ミチヨ(美形)と、アッパーウェストにキューバン・チャイニーズを食べに行った。うまかった。カストロに追われてNYに集まった中国人が作るキューバ系ラテンテイストが入った中華料理なのだが、普通の中華とは明らかに違う方向性で、いい感じでジャンクなのだ。滞在中にもう一軒くらい行きたいぞ、キューバン・チャイニーズ。

Enginたちも口を揃えて言う。「NYは普通の街になりました」「面白くないので帰国しようかと」「911以来、何かが変わりましたね」と。やっぱりそうなんだな。肌で感じるもん。ボクたちがNYに期待しているトンガリがなくなってしまった。中指押っ立てて迫ってくる乱暴さや活力ややんちゃさがどこにも感じられない。お行儀がよい。変革しようという意志がない。守りに入った頭の固さが見え隠れする。

911のトラウマもあると思うが、ブッシュになってからの「圧倒的ナンバー1としてのアメリカ」みたいな地球共通認識が、この街にあったある種のハングリーさを消してしまったのが大きいかも。「可哀相なテロ被害者なんだけど、一番強い国の一番活気ある街がボクちゃんなのさ。アイム・ナンバーワーン! エンジョイ・ユア・ステーイ!」みたいな…。

うーむ……この街はしばらく復活しないかも。

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NY出張(15)店側の事情

2004年02月01日(日) 23:26:46


もちろんNY側にもいろいろ事情があり住民には反論もあると思うけど(数通)、NYに勝手にあこがれを持ち10回以上来ているボクにとって、「ボクの人生においてNYに期待するもの」という勝手なイメージがあり、それは残念ながら消えてしまったかも、と主観的に語っただけですのであしからず。「おいしい店リスト」風に言えば「前は10点つけてたけど、今回再訪して8点に落ちたかも」という感じ。店側の事情にはあえて目をつぶり、徹底的に客側に立ってインフォメーションするのがボクのやり方なので、勝手なんです、スイマセン。

とか言いながら。
今日は店側の事情の最たるものを肌で理解するために、911跡地に行ってくる。グラウンド・ゼロ。個人的には感傷的なものよりも、極端に言うと「アメリカの勝手な諸行の結果」という見方が強いし、日常的に911みたいなことが起こっている国々の悲しみの方に寄り添いたい気分。だから観光客気分である。でもそれもわりとイイかもと思っている。日本人にとってのグラウンド・ゼロ「原爆ドーム」には、観光客気分でもいいから、いっぱい人に見に来てもらいたいもの。

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NY出張(16)世界各地に無数にあいている穴のひとつ

2004年02月02日(月) 22:56:31


グラウンド・ゼロを「観光」。人が大量に亡くなったところというのはある種独特の磁場を発している。近づく前から体中がゾクゾクし、目が乾いた。
ただただだだっ広い大きな穴。見上げると空は高くこれまた広い。あそこにあった巨大な建物を思い出そうと試みるが徒労に終わる。遠い昔に建築家が巨大なツインタワーを夢見て見上げたであろう広い空を同じように見上げるのみ。

ヒトはこれを特別な穴と思うだろう。が、これと同じような「穴」が世界各地に無数にあいているのだ。穴の大小は関係ない。穴の場所も関係ない。マンハッタンのあのビルが壊れて出来た穴だから特に感傷的になるのはフェアじゃない。アフガンやイラクにあいた無数の穴にも同じように祈れ。

犠牲者たちの無念に引きずられそうになりつつ、あえて感傷を打ち切り、「じゃぁ次はウォール街に行ってみましょう♪」とクライアントをNY案内するワタシ。

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NY出張(17)「Old Homestead」で打ち上げ

2004年02月03日(火) 20:48:40


気がつくと10月からの4ヶ月で、モスクワ、サンクトペテルブルグ、ロサンジェルス、プラハ、パリ、ニューヨークと6都市を回っている。日本でも軽井沢の地獄ロケとかあったし、年末年始もほとんど休めていない。カラダはとっくに限界のようで、ふと気持ちを緩めるとドッと疲れが出て口もきけなくなる感じ。昨晩はアメリカ側と総勢20名のパーティだったのだが、「なんかスピーチしないといけないなぁ」と思いつつ、頭がまるで働かず腰も立たず、感謝の言葉を伝え損ねた。
明日日本に帰るが、また来週NYに戻ってくる(泣)。日本での仕事もたまっている。疲れもたまっている。サイト更新もたまっている。子供との約束もたまっている。たまらん。

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NY出張(18)「ディナーラッシュ」の舞台で夜メシ

2004年02月04日(水) 9:02:57


今日のニューヨークの天気のようにしとしとと一日中打ち合わせが続き、いつの間にか夜。いまから映画「ディナーラッシュ」の舞台になったリストランテでごはん。大好きなあの映画の場面場面を共有できるのはうれしい。ニューヨーク最後の夜だ(また来週来るけどね)。

書き忘れたけど、数日前に今滞在二度目のハンク・ジョーンズ・トリオを聴いてきた。これがまた一度目のときの3倍はいい演奏で鳥肌もの。凄みすら感じた。何度目かの黄金期かと思わせる出来。感動した。で、ハンクはいま東京ブルーノートに出ているはず。東京在住のみなさん、いまのハンクは必聴ですよ。

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NY出張(19)あと4時間で空港へ

2004年02月04日(水) 19:34:12


一緒に行動しているメンバーがさなメモを読み始め、「ここはさなメモに書かれますかね」「ここはさとなお.comに何点で載りますかね」などとうるさい(笑)。昨日行った映画「ディナーラッシュ」の店「Gigino」はみんなとても気に入ったらしく「ここは9点です!」「絶対書いてください!」とホテルに帰り着くまで載せナーラッシュ。変なバイアスかかるから止めてくれ(笑)。
でも、トラットリアにしてはかなり秀逸。パスタのアルデンテ具合はかなりのもの。特にビーツを練り込んだ赤いパスタがちょっと焼きそば風味でうまいうまい。サービスも親切(マネージャーがカウンターから常にサービス陣をチェックしているのが大きい)。メインも安心できる味。洋なしのスライスをグラスのふちに並べたグラッパもとてもおいしく、印象に残っている。
フロアはほぼ映画通り。でもトイレや入り口などは違う店のを撮ったのかな。特にトイレ(映画の重要シーン)はなんか違った。帰って映画を見て見比べてみよう。楽しみだ。

ということで、いったん帰国。あと4時間で空港に向かう。

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「楽園図鑑」に優子出演

2004年02月05日(木) 21:57:52


無事一時帰国。日本ってホント暖かいね。
ここ4ヶ月の海外はすべてJALなので、もうすべての映画を見尽くしてしまってなんだかヒマ。6日後にまたJALで行くが、プログラムが変わっていることはあるだろうか。つか、メシのメニューもだいたい似てるので飽きた〜。

ところで、優子が恥ずかしがって「誰にも言うな」と言っていたが、もう時効(?)だからいいでしょう。先週放映の関西MBS「楽園図鑑」(ゴンチチのチチ松村がのんびりやってるインタビュー番組)に彼女がゲストとして出演したらしい。関西のみの放映だけど。

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カルシウム不足?

2004年02月06日(金) 8:00:34

気がつくと爪が数カ所割れていて驚く。そのうえ、昨日は着替え途中に服に引っかかっただけで割れた。これってカルシウム不足? というか長期出張でいろんな栄養が偏っている模様。焦ってカルシウム摂取系朝食を妻に要請したところ「カルシウムならチーズです!」とチーズだらけの食卓に。あの〜、ずっと海外なんで、できれば和食が良いのですけれど?

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爪って皮膚だからカルシウムでは治らない

2004年02月06日(金) 19:30:50


へぇ〜「爪って皮膚だからカルシウムでは治らないです」というメールが届いた。なるほどー。乾燥が悪いのか。ニューヨークは非常に乾燥していたので、そのせいなのねきっと。気にするの止めようっと。どうもありがとう。

今日、新年になって4日目の出社をしたのだが、自分のオフィスが何階だか一瞬忘れ、エレベーターの中で焦った。人間は忘れる動物である、と言ったのは誰だったかな。習慣になっているものを忘れるとなんだか新鮮だ。

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モスクワの地下鉄のキレイさ

2004年02月07日(土) 9:51:31


モスクワの地下鉄でテロ。以前なら「ありゃ…」であるが今は「え、うそ!マジ?」である。この前行った街。知り合いが住んでいる街。いろんな路地や建物を知っている街。ちょっと好きな街。それだけでいきなり深い当事者意識がでる。やっぱり体験は大事だ。大統領になる前にたった2回しか外国旅行をしてないブッシュ(テキサスのお隣のメキシコと、パパの外遊についていった中国)が偏狭になるのはある意味仕方がないか。

ちなみに「モスクワの地下鉄」と聞いても大半の日本人は「なんだか古びてて汚くて旧時代っぽそう」と思うだろうが実はその逆なんですよ。日本より進んでいると言ってもよい。自動改札で、時間に正確で、とても清潔で、新型車両が多い。モスクワ市内を網羅しており乗降客数は世界最多。治安もとてもいいから安心して乗れるし、たいていの駅舎は美術館のように美しい。モスクワに比べると日本の地下鉄周辺の汚さを嘆きたくなるほどである。こういう実感も旅をしないとわからないね。
ま、あの地下鉄に欠点があるとすると、エスカレーターが超高速で怖いのと(プラハも超高速だったな。スラブ系の特質?)、核爆弾に備えたのかと思うくらいすごく深いところを走っていること。今回みたいな爆発があるととても逃げられないだろうなぁ…。

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サイト重すぎにつき

2004年02月07日(土) 22:33:35


われながら悲しくなるくらいサイトが重い。次にNYから帰ったら、サーバーを引っ越ししようと決めました。現在軽くて早いサーバーを探している最中(だれか教えて!)。だから3月頭にはこの重さも改善されると思います。ご迷惑かけてますがもうしばらくお待ちください。

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サーバー切り替え

2004年02月08日(日) 21:16:23


サイトが重くてイライラしてると消化に悪いので、一気にサーバー変更手続きを進めることに(日本にいるのはあと3日。間に合うか!?)。順調にいけばここ数日でサーバー切り替わります。ある日突然「お、軽くなったっ」と驚かれること請け合い(新サーバーが軽いといいなぁ)。
ただ、切り替わり前後はさなメモがリアルタイムでは読めなくなるかも、です。このごろ更新ないなぁと思ったら、それは切り替わり作業の影響です。1週間ほどしたら過去のも含めて読めるようになりますのでご心配なく。
つか、この土日、よく寝た〜〜〜。二ヶ月分寝た感じ。寝たりないけど。

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機内映画リニューアル

2004年02月09日(月) 8:24:51


JALのサイトで今度のNY行きの機内映画を調べてみたら、おお、ほとんどリニューアルしてる!(よかったぁ。数日前に帰ってきたばかりだから同じ映画だと覚悟していたのです)。「マトリックス・レボリューションズ」などの新作にまじって「アメリ」やら「南太平洋の若大将」までやっている。そういえば加山雄三ってよくヒコーキが一緒になるんだよなぁ。もう4回くらい一緒になっている。単なるオッサンやけど(オッサンにオッサン言われてもな)。
映画といえば「ミスティック・リバー」みたいなぁ。この短い日本滞在期間中にはとてもじゃないけど行けない。でも帰ってきたらもう終わっている。ううむ。
そういえば「Lost In Translation」も見たいなぁ。サントリーのCMのために来日したビル・マレーが慣れない日本で…という映画でアカデミー賞にノミネートもされている。つか、日本でやっていたかなぁ。

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本日サーバー切り替え(ご迷惑かけます)

2004年02月10日(火) 3:01:35


いろんな展開があり、急遽本日サーバーを切り替えることになりました。ネームサーバー変更に伴い、数時間〜数日間(長い人だと1週間くらい)アクセス不能になったり古いサイトが見えていたりすると思います。これは仕方ないことなのでご容赦ください。また、切り替え中にトラブルが発生したら、数日間に渡りアクセス不能かもしれないです。メールは切り替えトラブルなく読める予定ですが、設定不良などでしばらく返信できない可能性もあります。
あ、サイトのURLとかは何も変わりませんので、いつものようにアクセスしてください。引っ越すけど電話番号は変わらない、みたいなものです。で、この「さなメモ」の新しいのが読めていたら、切り替えが無事に行ったということです。パチパチパチ。サイトが軽くなったかどうかだけでもお教えください。軽くなっていたらお慰み。 この短い日本滞在期間にバタバタ引っ越した甲斐があったというものです。

ということで、明日から10日間、またまたニューヨーク。今回もストレス多い仕事です。ううむ。気が重い。

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軽くなったと言ってくれ!

2004年02月11日(水) 5:26:52


どうもありがとう。新サーバーに切り替わる前から「軽くなった」「相変わらず重い…」などいろいろメールいただきました。でも、この記事を読めて初めて「新サーバー」です。これを読めてない方は旧サーバーを見てらしたのです。新サーバーへようこそ。軽くなりましたか?(なったと言ってくれ!)

サーバー切り替えても、しばらくはみなさんの利用しているプロバイダの案内役サーバーが「satonao.com? もちろんこっちよ」と旧サーバーの住所を名指ししちゃうんですね。だからみなさんは否応なく旧サーバーを見に行ってしまう。案内役サーバーが「やだ、satonao.comってば引越したみたい。今度はあっちだわ」と理解してみなさんを新サーバーに案内してくれるのにプロバイダによっては数日から数週間かかる、ということみたいです。わりとね、現実から目をそむけるんですよ、彼女。

旧サーバーとの契約がまだ10ヶ月以上残っていたのに今回思い切って乗り換えたのだけど、前から疑問に思っていた旧サーバー会社の運営姿勢が解約のやりとりをしているうちにより鮮明になり、いまは「変えて良かった」と素直に。というか理不尽に重かったし。今時あそこまで重いのはおかしいよ。そこそこ高い支払いしてたのに。

と、愚痴りつつ、あと3時間で成田へ。
NYへ行くぞ♪というトキメキが今回はまるでないので、ちょっと自分を見つめ直す落ち着いた日々にしようかな。日本のマルチタスクな日常にいると先送りしてしまいがちな人生のアレコレなど。わりとね、現実から目をそむけるんですよ、彼。

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またしてもNY出張(1)「W Hotel」

2004年02月12日(木) 5:46:36


快晴氷点上のニューヨークに到着。気持ちよい。さっそく今流行っている「Tabla」というインディアン・フュージョンでランチ。お洒落で金かかってて立地最高で(ユニオンスクエア真ん前)、しかもうまひ。来てすぐのメシとしては大満足。
ホテルは「W」というデザイン系で前より広くて明るい。レキシントン通りからの騒音もいい感じ。チェックインしてさっそくネットに接続したらサイトが新サーバーに切り替わっていた。やたー。うれしいうれしい。NYからでも速いしな。
えーと、新サーバー体験ご報告メールいまだ受付中(笑)。だってわりと痛い出費だったんだもん、感想聞きたいです。

ということで、仕事に行かなくては。あ、機内でやっとこさ「マトリックス・レボリューションズ」を見たのだが、あぁ〜キリスト教なのね〜という感想。でもみんなが酷評するほどひどいとは思わなかったな。つか、ボクはおもしろいと思った。でもこの世界観とまとめ方は日本人には理解難しいかも。←話題が古すぎます。

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またしてもNY出張(2)優秀な人は他人の意見をちゃんと聴く

2004年02月13日(金) 0:18:17


NY入りした当日から深夜まで仕事。チェックしないといけないところ、話し合わないといけないところが山積。やっぱり一時帰国しないでNYに残るべきだったかなと後悔するくらい。
音楽の仕上がりが思ったよりずっと良かった。これは大きい。NYの音楽プロダクションと本音で話し合ったが、日本の「トーシローは黙っててよ、任せてよ」系音楽ブティックとは大違いで、いいものを作るためにどんな意見でもちゃんと耳を傾けるという姿勢が心地よい。

というか、第一章にあたる部分をあと48時間きっかりで仕上げないといけないので、NYスタッフはみな殺気だってきている。こっちも徹夜体制覚悟。48時間は短いようで長い。サプリメントをいっぱい持ち込んでゴー。

あ、それと、メールたくさんありがとうございました。とりあえず日本全国超軽くなったようで一安心(海外も)。あまりの重さに離れてしまった読者も帰ってくるといいなぁ。

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またしてもNY出張(3)笑っちゃうくらいの大トラブル

2004年02月13日(金) 10:48:06


仕事で大トラブル発生。いまごろ言うなよな!な青筋系。逆上を越えて思わず笑ってしまう。うひゃひゃひゃひゃ。と、笑っていたら、だんだんポジティブになってきて、なんとかなりそうな雰囲気に。笑う門には福来たる。そういうことだ。

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またしてもNY出張(4)深夜3時の夜ご飯

2004年02月13日(金) 17:15:25


朝11時にスタジオに入って、現在朝3時。着いて2日目にしてはハードだ。年末から続くハードな日々に慣れてしまい不感症にはなっているが、カラダは確実に蝕まれているはず。刺激が多い毎日なのは本当にありがたいけど、ちょっと如何なものか。
朝3時近く、やっと夜飯にありつけることになったので、こういう時は24時間営業ばかりの韓国街が便利とばかりに出かけ、ソーロンタンや石焼きビビンバなどをワシワシ。つか、ソーロンタンってもろ牛骨スープなのでBSEが気にならなくもないのだが、アメリカ人、誰ひとりBSEを気にしてないのでこちらも気が大きくなっている。こちらでは吉野家も元気に営業中だしね。

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またしてもNY出張(5)十数年前の初心

2004年02月14日(土) 10:31:35


スケジュールを仕切り直したので急に昼過ぎまで時間ができ、地下鉄でひとりアッパーイーストへ。NYの地下鉄は怖い、という先入観が日本人にはまだあるが、地区にも寄ると思うが超安全になっている。車内も格段にキレイ。トークン(地下鉄用コイン)もなくなってカードになり、なんだかNYっぽくない。でも相変わらずストリート・ミュージシャンが構内で演奏していたりして、やっぱり地下鉄は楽しい。

アッパーイーストからぶらぶらミッドタウンまで歩き、昼はひとりでZagat27点のハンバーガーレストランに。そこそこのホテルの1階にある店で店内はいい雰囲気。客層もいい。窓際のテーブルをひとりで陣取ってウェイターにあれこれ聞く。初めて来た頃に比べるとずいぶん度胸もついたなぁ。

注文したバーガーにサラダを挟み、ケチャップをちょっと塗ってがぶりつく。ふとBGMが終わって新しい曲になる。シナトラの「ニューヨーク、ニューヨーク」。忘れていた何かが心に蘇る。ふと窓外を見上げるとエンパイアステートビルが空にくっきり。道路を様々な人種が歩き、キャブが車列を縫って走り、レストランはニューヨーカーたちで賑わっている。

急に「そうか、ニューヨークにいるんだ」と、十数年前の初心が蘇ってくる。この街に憧れて、この街にいる自分を信じられない想いで感じていたあの頃。ニューヨークニューヨークを唄いながら弾むように道を歩いていたあの頃。

この街が変わったように、ボクも変わった。昔の関係を取り戻そうとするより、新しい関係を結んだ方がいい。

囚われていた心が自由になる。ウキウキと街を歩き始めるmy vagabond shoes。

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またしてもNY出張(6)「hairspray」サイコー!

2004年02月15日(日) 14:14:57


今日はこちらもバレンタインデイ。アメリカでは男が女に贈り物を贈る。日本の逆である。ボクが泊まっているホテルはわりと有名なデザイン系で一階にとてもお洒落なバーがあるのだが、さっき(23時30分)通りかかったらすごい混雑。お洒落した先端系美男美女で溢れかえっていた。勝負の日なのね、きっと。

今日は夜まできっちり仕事をして、劇場にひとり、ギリギリで駆け込んだ。今晩は空きそうだったので急遽ブロードウェイを予約したのである。オフ・ブロードウェイから成り上がってきた「Avenue Q」を観たかったが取れず、次に観たかった「hairspray」を少し高い値段で買ってゴー(まぁ急だし仕方ない)。バレンタインだけに若いカップルも多く、盛り上がりはかなりのものだった。

で、これが素晴らしかったのだ。去年のトニー賞を取っているだけのことはある。おデブでおチビな女の子がスターになっていくお話なんだけど、黒人差別や容姿差別の問題を60年代ポップスとダンスとしゃきしゃきした舞台演出でテンポよく描いていく。重いテーマを軽く明るく。笑いたっぷり涙も少し。実力派が脇を固めて見所満載。黒人の爆発系歌唱や意外な隠し球もあり、ある意味ボクがオン・ブロードウェイに望んでいるすべてが入ってると言ってもよいミュージカル。滞在中にもう一度見ようかなぁ。今夜はバレンタインを意識した特別アドリブもありとても楽しかった。いやー良かった良かった。大満足。オン・ブロードウェイでは「How to $」以来の大満足。

帰り道、ミッドタウンを横切りながら、こっちで借りたケータイで娘と話す。5番街とか歩きながら東京の娘と普通に話せる時代が来るとはなぁ。タイムラグも全くないし隣にいるようにクリアな音質。彼女は「ニューヨークって車のクラクションとかすごいんだね」と驚いていた。

実は明日は昼間あくので、カーネギーホールでロイヤルコンセントヘボウ管弦楽団/ブロムシュテット指揮の「ジュピター」と「ブラームス第一番」を聴きに行くことにした。コンセントヘボウもカーネギーホールも初めてなのでうれしい(ブロムシュテットは二回目かな)。つか、おとといだったら内田光子をやっていたんだよなぁ…昨日はブーレーズ。惜しかった。

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またしてもNY出張(7)Jennifer Gambatese

2004年02月15日(日) 14:27:50


というか「hairspray」出演のJennifer Gambateseに惚れた…。彼女を求めてネットサーフィン中♪

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またしてもNY出張(8)小澤がウィーンフィル!

2004年02月16日(月) 2:45:56


朝の打ち合わせを終えて一度ホテルに帰ってきて「さぁカーネギーホールへ行こうかな」とカーネギーのサイトを眺めていたら、なんと18日から3日間、ウィーンフィルを小澤が振るではないか! 取れるわけないし、当日仕事が夜になるかもしれないけど、それでもやっぱりチケットをトライしよう。一日中仕事をしているんだし、取れたら3時間だけ抜けるということでなんとか…。←取れるわけないよなぁ。

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またしてもNY出張(9)カーネギーホールでブロムシュテットのブラームス一番

2004年02月16日(月) 8:41:02


カーネギーは思ったより普通で、どこかアメリカの田舎のホール的雰囲気が漂っている。素朴なのだ。ボリショイ劇場やパリ・オペラ座的重厚さと比べるとアレレなのだが、これはこれで微笑ましくて親密な感じ。なにより幾多の名指揮者やオケ、ジャズやロックの名演と空気感を共有できたのがうれしい。そうか、ここがカーネギーなのだな。

一番高い席(それでも$110。日本では考えられないくらい安い)だったので2階のボックス席。雰囲気よし。客層よし。天井が高いので音が少し上に行ってしまうが気にするほどではない。
コンセントヘボウの演奏は優しく柔らかく丸い。ここまで柔らかいジュピターを聴いたのは初めてかも。うわーと思っていたら、編成を増やした次のブラームス第一番がすごかった。ジュピターが前座に思える出来。激している心の奥に常に微笑みをたたえているような音の表情がすごい。ブラームスがとても良いヤツに思えてくる。重厚なのにどこか優しい。弦の響きが滑らかで絹のようなのも理由かもしれないが、こんなに優しい気持ちになれるブラームスは初めてだ。聴き慣れたミンシュ版とは明らかに別物。
ブロムシュテットの指揮は真面目で上品。人柄の良さが指揮に出ている。この優しさ・柔らかさは彼の特質なのかオケの特質なのか、はたまたホールの特性なのかわからないが、世界に対して優しい気持ちになれるような演奏をありがとう。曲の流れとともにずいぶん長い内面的旅をしたような充実感である。

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またしてもNY出張(10)「シカゴ」つまらん

2004年02月17日(火) 14:09:37


今日はアメリカでは祭日。なのにスタジオの人々はこの仕事のためにみな出勤。すまんすまん。カラダを小さくしてボクも朝早くからスタジオイン。昼飯も出前とかとって缶詰状態でシコシコやってたらいつの間にかあっという間に夜7時。お?終わりそうだな、間に合うかな、と急いでTimeOutをめくってブロードウェイを調べ、急遽ひとりで「シカゴ」を観に行くことにした。月曜でやっているところが少なかったのと、まぁ基本としてこれは観ておこうかな、と。

結果的に言うと、まぁまぁレベル。悪くはないが良くもない。10年に一度のブロードウェイ代表作と言われているけど、なんか不完全燃焼で終わってしまった。主役を含めてキャストがどんどん変わるので、今のキャストがハズレなのかもしれない。ロキシー役(Gretchen Mol)とか下手だったし。でも、基本的にフォッシーで面白いと思ったことがないので、これはもうフォッシーとの相性かも。

久々のアンバサダー・シアター(前は何観たんだっけ)は相変わらず狭くて急勾配。普通に座ると膝が前のヒトの背中を突くのでとても苦しい姿勢になる。それもあったのかも。でも「hairspray」も姿勢苦しかったけどあんなに楽しんだ。あぁヘアスプレイ、もう一度観に行こうかな。ああいうのでいいんです、ボクにとってオン・ブロードウェイは(といいつつ、明日の夜は「AvenueQ」のチケットを押さえてあるんだけど)。

劇場を出てすぐ日本に数本電話。ホテルに帰ってメールの嵐。仕事上のトラブル怒濤の如し。つか2時間半くらい抜けてミュージカル観たっていいじゃん。外食もせず一日中仕事してるんだからさー。頼むよ。

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またしてもNY出張(11)「ジャン・ジョルジュ」

2004年02月18日(水) 6:34:48


NY在住の方(何度かメールをやりとりした読者。初対面)と「ジャン・ジョルジュ」のランチ。昼とはいえやっとジャン・ジョルジュの本拠地に行けた。味付けはヘルシーでとってもBright。大ざっぱに言うと柑橘系さわやか味なのだ。なかなか楽しい。
「NYも東京なみに安全になりましたねぇ」と話したら「いえいえ、東京以上ですよ。東京の方がずっと危ない」と。そうだよなぁ。昨日も真夜中ほっつき歩いていたけどどこも怖くなかった。その後、ここ数年でいかに日本語がNYに浸透したかについて話す。スシ、サケ、アニメ、マンガ、ゲーム、カラオケ、ゼン、スモウ、カンジなど、文化自体が実に普及してきているので(それはもう驚くほど)、日本語自体も浸透が激しいのだ。寿司屋でもHamachiとか魚名が日本語で書いてある。昔は英名で書いてあったのに。
というか、本格フレンチの「ジャン・ジョルジュ」のワインリストのWHITE WINEのすぐ上にSAKEがあったのも驚きだ。他の酒類は書いてないのに。つまりいま、日本はお洒落なのだな。サブカル的ではあるにせよ。

空きっ腹だったせいもあり、ちょっといい酔い心地で仕事場へ帰る。帰る途中、オープンしたばかりのタイム・ワーナー・センターにより、地下のスーパーを楽しんだ後、5番街のプラダに行く。前から狙っていたプラダスポーツのバッグをワインの勢いで購入。まさに「酔いに任せて」である。プハー。ボクにとっては勇気のいる買い物なのである。

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またしてもNY出張(12)「Avenue Q」サイコー!

2004年02月18日(水) 14:08:51


「Avenue Q」、最高だった。まいったな。セサミストリートばりのパペットと人間の共演なんだけど、これがまたよく出来ているのよ。瞠目するくらい。技術的にも歌的にもテーマ的にも。人種差別やら同性愛やら不況やら人生の目的やらを軽快に料理して実に温かく豊かな気持ちにさせてくれる。わりとエッチなのも面白い(人形同士のSEX場面も出てくる)。んでもってまわりのアメリカ人たちは最初から最後まで大笑い。英語がもっと聞き取れたら面白かっただろうなぁ。ブロードウェイに行く方は必見。「hairspray」とどっちかと言われたらどうしよう。うーむ。無理に二日作ってふたつとも行って欲しいぞ。ボクはもう一度行けるとなったら、6:4でヘアスプレイだけど、それはJennifer GambateseやHarvey Fiersteinをもう一度観たいからという理由だし。
あとはクリストファー・プラマー(あのサウンド・オブ・ミュージックのトラップ大佐)が出ている「リア王」を観ようかなと思っているが、これらの再見に走ってしまうかもしれない。どうしようかなぁ…。

帰りは深夜の地下鉄で。いやはや安全。こうして毎晩ひとりで地下鉄とかで出歩いているとなんだかNYに住んでいるような錯覚すら覚える。

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またしてもNY出張(13)ブロードウェイの吉野家

2004年02月19日(木) 2:33:44


そういえば昨晩、観劇後レストランが開いてないのもあってブロードウェイの吉野家に行ってみた。BSEで日本では食べられない貴重な牛丼♪ ネタもあるけど、吉野家、と頭に浮かんだら急に食べたくて仕方なくなってきたのだ。
意外なことに店内はマクドナルドみたいな造り。作りつけの小テーブルが並ぶ中、カウンターに並んで牛丼を受け取る形式。まぁマクドナルド形式を連想していただいて間違いない。なんか調子が狂う。やっぱ座ってすぐ出てくる感じじゃないとねぇ。店内で食べる人もテイクアウト用の容器(ビニールっぽいペラペラのやつ)で食べるのもなんだかな。箸じゃなくてフォークだし、紅しょうがはテーブルに置いてなくカウンター横まで取りに行かないといけないのも調子が狂う。並が$3.79(435.85円;1$=115円)だからかなり高めだけど、マンハッタンの諸物価から考えるとまぁまぁ安い印象かな。日本より量は多い。特に牛が多い印象。味は全体に薄い。フォークなのでかきこめないのも味を薄くしている感じ。ただ、日本の吉野家に漂っている独特の匂いがここにはなく、牛丼も変な臭み(うまみとも言う)がなかった。あっさり牛丼。アメリカ人用に少し変えているのかもしれないが、あのギトギト感をカラダが求めていたので少し不満足。

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またしてもNY出張(14)「Sushi Yasuda」と「Artisanal」

2004年02月19日(木) 13:22:02


さて仕事も峠にさしかかり、登りがとてもきつうなってまいりました。肉体的にはプラハ撮影に比べればド楽勝なのだけど、プレッシャー的にはずっと厳しい。それでも仲間たち(おいちゃん、タッキー、キヨシ、カヨ ←さなメモに名前を出せと強制されたの)、そしてアメリカ側のガンバリがあるので日々信じられない速度で進んでいます。って誰に報告しているのやら。

今日は仕事の合間にいいレストランに二軒巡り会った。「Sushi Yasuda」と「Artisanal」。前者は、Sushi of Gariに出会ったときほどの感動はないものの、とても真っ当な寿司で、ひょっとしたらばNYトップと言ってもいいレベル。アメリカ人に受けるべく大きめのネタにするところが多い中しっかり基本を守っているし、築地から取り寄せないでNY産で勝負しているあたりも気持ちいい。NYの寿司屋にありがちなひどいインテリアではなく、すっきりとした設えでセンスもいい。オススメかも。
後者はZagatに「Cheese-lover's paradise」と書いてあるビストロで、約250種類のチーズからセレクトできるし、チーズの状態もいいし、フォンデュもおいしいし、ワインとチーズを合わせたコースも洒落ているし、グラスワインの揃いもいいし、なかなか得難い店である。広い店内は客で溢れ活気もすごい。アメリカはチーズ後進国的イメージがあったが(5年前はそうだった)、一気にここまで来た。そういえばオープンしたばかりのタイム・ワーナー・センターの地下のスーパー「Whole Foods」もチーズコーナーの充実ぶりはすごかった。あぁこのふたつを見せるだけでも妻をNYに連れて来なければ…(義務)。とりあえず「Artisanal」のチーズメニューを店員に無理言ってGETした。今回の妻へのお土産だ。うひょい! ある意味安上がりであるる。

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またしてもNY出張(15)岸本葉子「がんから始まる」

2004年02月20日(金) 1:25:53


岸本葉子「がんから始まる」読了。軽い気持ちで昨晩読み始めたのだが、ふと気がつくと朝だった。寝ろよ、オレ。
40歳で虫垂がんになった作者の静謐かつ希望に満ちたエッセイ。とてもしっかりした文章にまず惚れる。この落ち着きと抑制。惚れ惚れ。そして構成の妙や心の動きの的確な流れに唸る。全内容が心にすぅと入ってくる。その上で自分を試される。作者と全く同じ歳なこともあって自分の問題としていろいろ心を試されるのだ。
闘病記はいろいろあるが、その中でも出色の一冊だろう。寝不足だが、寝不足なこと自体楽しめそうな気分である。さて。街に出よう。仕事をしよう。生を称えよう。

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またしてもNY出張(15)原書いろいろ

2004年02月20日(金) 7:20:40


ランチ後、近くの「Barnes&Noble」(本屋)に入り、簡単ですぐ読めそうな英書を探したが、SFコーナーにはまってしまい、ハインラインの「夏への扉」とかルグインの「ゲド戦記」とかJPホーガンの「星を継ぐもの三部作」などを買い込んでしまう。ついでに分厚すぎて買ってなかった「ハリーポッター第五巻」や「ナルニア国物語」、アンタイラーを数冊、日本の歴史についての入門編、村上春樹の英語版など、英書をいろいろ買い込んでしまう。うう、重い。

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またしてもNY出張(16)念願の小澤征爾/ウィーンフィルだったけど

2004年02月20日(金) 15:36:45


小澤/ウィーンフィル/カーネギーホール、行ってきました。「チケット取れるかなぁ」とココに書いたらNY在住の方お3人から「余ってるよ」とメールをいただき、ネットの凄さに改めて身震いしてました。結局自力で手に入れて、シューベルトの「未完成」とブルックナーの第二番を聴いてきました。二階のボックスシート。いい席♪
カーネギーでウィーンフィルを小澤で聴く、という贅沢については何も申しません。この幸せをどこかで誰かに還元して生きていきます。でも、正直、演奏はイマイチでした。管楽器と弦が分離していてまとまりがなく、ぐっと盛り上がってはアレレと白けるの繰り返しで、まわりはスタンディングオベーションでブラボーの嵐でしたが、ボクはどうにも乗り切れず。
いや、偉そうに言うつもりはまるでなく、なんか客観的にコンセントヘボウの方が数段上の演奏だったかなと。弦は美しかったけど管がなぁ。マエストロ小澤もあまり満足していなかったと思われ。ボクだけの印象だろうか。小澤はウィーンフィルとあまりうまくいっていない気がするです。

さて。明日は仕事的に勝負の日。日本からの山ほどの仕事メールを処理して早く寝よう。

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またしてもNY出張(17)チェルシー周辺

2004年02月21日(土) 9:46:35


NYの音楽スタジオから。スタジオ系はどこも無線LANを導入していてマックだと自動的にアクセスできるので楽チン。日本よりそこらへんは進んでいるな。
今日はほぼ一日中スタジオに入っているし、深夜を軽く越えそうな仕事量なのだが、一瞬空き時間があったのでスタジオ近くのチェルシー地区を軽く散歩。住むならここらへんはいいねぇ(高そうだけど)。チェルシー・マーケットあたりまで行くと元ミート・マーケット近辺になる(9th Aveとか10th Aveとか)。ここらへんはソーホーなどにとって変わりそうな地区だと言われているが確かにお洒落な店が点在している。本当の先端はブルックリンのDumbo地区らしいが、あっちも行ったけどまだ観光客が見て歩くにはこっちの方が楽しいな。

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またしてもNY出張(18)NYトップクラスの音楽プロダクションにて

2004年02月21日(土) 12:00:12


だんだん徹夜覚悟になってきた音楽MIX作業。夜飯はケータリングのカレーなど。それにしてもこの音楽プロダクションのオフィスのインテリアはすごい。真っ赤な壁に金色の天井なのだ。真っ赤に金ですぞ。一部ではなく全部がですぞ。でも、そこにエスニック系家具が微妙なバランスでマッチしていてなぜか落ち着けるのだ。面白いなぁ。チェルシーにありながらイースト・ビレッジな感じ。無難なインテリアよりこういう方が刺激になって好きかも。住むのは抵抗あるけど。

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またしてもNY出張(19)仕事の緊張で筋肉痛

2004年02月22日(日) 10:39:20


朝から超綱渡り作業ばかりでドキドキ。ストレスも溜まりまくり。知らぬうちに緊張もしていたのだろう、肩とか腰とか筋肉痛だ。でも、なんとか分秒単位で納品が間に合い、ホッ。それにしても心臓に悪い仕事である。ぐったり。

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またしてもNY出張(20)スリリングすぎ

2004年02月23日(月) 8:45:00


昨晩、仕事が第一峠を越えた。
最後の最後までスリリングな仕事で、もう納品できないのではないかと何度も諦めかけたほど。アメリカ側もドキドキだったらしく、終わった直後ヴーヴクリコをあけて「イエーイ!」と乾杯。その後数人で深夜のイタリアンに流れたが、ここのパスタはとってもうまかったな。「Il Giglio」というお店。なかなかだ。で、グラッパまでしっかり飲んだ後、ホテル近くのバーで久しぶりにバーボンなど。まだ第二峠・第三峠が残っているが、とりあえずの開放感。お疲れさま。

今朝はゆっくり昼に起き出して「トライベッカグリル」なぞでブランチ。有名すぎるほど有名なこの店ももう落ち目。ふらっと入って座れるんだもんなぁ。空いてたし。
その後、「Century21」(安売りの王様的デパート)に入ったら、わりと気に入ったジージャン(腕の部分だけ皮ジャン)を見つけた。迷った末購入。んでもって17streetのバーニーズが「Warehouse Sale」をやっていたのでこれまたフラリと入る。いわゆる半期に一度の総棚卸し大セール。好きな人にはたまらないだろう…。ブラブラと商品を見ていたら黒人のねえちゃんが話しかけてきて「このジャケットいいわねぇ、どこの? へー、akademiks。いいわねー」と、今買ったばかりのジージャンを褒めてくれた。ちょっとうれしい。
バーニーズのセールからは無事生還。一銭も使わず。我慢我慢。

いまから打ち合わせを兼ねて夜飯。明日あさってがまた忙しいので(第二峠に向けて歩き出すのだ)傾向と対策。このごろのNYは風が吹くと寒いけど、最高気温は6℃とか7℃とかまで上がっている。温かくてうれしい。

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またしてもNY出張(21)大往生

2004年02月23日(月) 20:25:09


昨晩はある種「第一峠踏破打ち上げ」も兼ねていて、わいわい食べられるトライベッカのタパスの店に行ったのだが、ここが思いのほか美味しく、パエジャなど絶品。NYで行ったスパニッシュで一番かも。日本での納品状況も刻々電話で入ってきて、成功が伝えられる。良かったなぁ…。機嫌良く就寝。

疲れ切っているのにどうも眠れず、朝5時に起きてメールをチェックしたら、妻の祖母(関西在住)が突然亡くなったとの報。94歳。普通に夜ご飯をにこにこと家族で食べて、朝起こしに行ったら冷たくなっていたというポックリ死。苦しまず、周りにも苦労をかけず、大往生である。ボク的には理想の亡くなり方かもしれない。今日お通夜明日お葬式ということで、NYから飛んでも間に合わないので、遠きNYから般若心経を上げさせていただく。いまは国境も距離もない場所にいらっしゃると思うので届くだろう。羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶般若心経。

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またしてもNY出張(22)NYにてさぬきうどんを想ふ

2004年02月24日(火) 10:38:32


仕事が大変トラブっていて朝から待機。もう夜の8時だが、まだ待機。疲れがたまっているので部屋でゆっくりできるのはいいのだが、ちょっと心配。

近くの本屋に行って911関係の書籍を買い込む。アメリカ側の視点からもきっちり読んでおきたいといまさらながら。とはいえ英語は不得意なので必然的に写真が多いものになる。涙を誘う写真も多く、アメリカがどういう気持ちでアレを捉えていたかが直に伝わってくる。が、アフガンやイラクにも涙を誘う場面は多々あったはず。部外者であるボクはせめてフェアに見なければ、と気持ちを無理矢理切り替える作業。

日本でもめったにない無為なる時間。久しぶりにネットサーフィンなど。このごろまたボクのさぬきうどんページへのアクセスが増えているので久しぶりにさぬきうどん関係ページを見歩く。ブームの本質についての考察は麺聖のページが相変わらず図抜けていて頷くところ多し。彼は本当にクレバーだ。
個人的には、消費者は徹底的に気まぐれであるのが前提だと思っているし、ある権力が育つとそのもの自体の魅力は限りなく薄れるとも思っているので、ブームはすぐに去ると感じている(体感的にはもう終わっている)。問題はブーム後なのに、県をあげてブームの継続を目的にしているのがちょっとつらく感じるかなぁ…(言葉を濁す)。継続を目指すと演出は面白いけど中身がない舞台みたいになるからなぁ。ターミネーター3とかいい例だし。

一時は深くコミットしようとしたさぬきうどんだけど、一部からの執拗かつ一方的なバッシングに嫌気がさし、いまは関わりを持っていない。香川にも行っていない。だからこそ勝手な意見を言うが、ボクがやるなら「ニューヨーク'本格'進出」を志す。それも伝統的な丼麺ではなく、パスタとして上手に具を絡めて(基本は生じょうゆ)、あのツルツルシコシコの麺を世界デビューさせてみたい。さぬきうどんはアウェイでも絶対戦える。というか、勝てる。いまのNYの寿司事情を見ていると確信すら持つ(いくつか流行るコツはある)。ホームで争って疲弊していくには惜しい食べ物なのだ。

とか書いていたら腹減ってきた。さぬきうどん喰いてえ。

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またしてもNY出張(23)遠き日本で娘が落ち込んでいるようだ

2004年02月25日(水) 0:17:33


ここしばらくNYも温かかったのだが(それでも最低気温は零下になったが)、今日は雪。どんよりと暗く、寒い。仕事上は第一峠を越えたけど、第二峠・第三峠が予想を超えてはるかに険しく高いことが判明。家庭的にも初めて親しい人を失った娘がかなり動揺しているらしく、出来れば側にいてやりたいがそれもかなわぬ。今年になってたった6日しか顔を出していない会社は、ボクがいないうちに重要人事があり、完全に浦島状態。……寒い。寒いぞ。全体的に寒い。寒すぎる。
でも、わりと寒さに強い体質なんだよな、これがまた。

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またしてもNY出張(24)気の張りを失いそうだ

2004年02月25日(水) 11:14:18


本当は明日帰国だったのだが、一連の大トラブルで土曜まで延期。しかも3月にまた来ないといけない。出張の終わりが見えていたからこそ元気だった気持ちが急に萎え、ドヨ〜ン…。
思えば年末からずぅっっっと出張続き。日本にいても一日も会社を休まず、長時間飛行もこなし、出張地では土日なし。旅とか出張って疲れるじゃん? それをすでに2ヶ月続けている。よくぞ風邪もひかず、と自分を褒めているが、すべて気の張りだったのだよね。ここでドヨ〜ン化するのはまずい。いきなり倒れそうだ。とにかくカラダを持たそう。

泣きそうに残念なのは、金曜日に東京で家族三人、アナニアシヴィリのバレエを観にいくべくチケット押さえ済みだったこと。高かったのに無駄になった。というか、家族との久しぶりの外出だったのになぁ。娘にバレエの最高峰を見せていろいろ話をしたかったのになぁ。お葬式も出たかったし、実はローン関係の大事な自筆署名もあったのだが、すべてダメになった。うぐぐ。

と、愚痴はここまで。愚痴っている場合ではないくらい仕事が修羅場。ただただ責任を果たすのみ。

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またしてもNY出張(25)ゴールが逃げると身体に堪える

2004年02月26日(木) 2:25:28


メールで「ゴールに向かってラストスパートかけているのに、ゴール地点も走り出したら、つらいですね」と書いてくれた方がいたが、昨日はまさにそんな感じで、なんか疲れがドッと出ていたが、一晩真剣に寝て、今朝、復活(はえーよ)。ただ、ストレスは解消しときたいので今晩はニューヨーク・シティ・バレエにでも行こうかなと(ヒマなのかよ)。
今回は美術館にまるで行っていないなぁ。昼間半日空く日がないからねぇ。MOMAはクィーンズに一時移転しているし(改装中)。大好きな自然史博物館に2時間でも行ってこようか。

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またしてもNY出張(26)ニューヨーク・シティ・バレエ団

2004年02月26日(木) 15:31:10

めいっぱい疲れているはずなのに振り返ってみればいろいろやった1日だった。
午前中はメールで仕事して、ランチはヨーコ・オノが一時期毎日昼飯を食べに行っていたという「KAI」という店にひとりで天麩羅を食べに行き(天麩羅はあかん)、こぢんまりといい雰囲気のフリック美術館をゆっくり楽しみ、セントラルパークを10ブロック分ゆっっっくり歩いてからアッパーイーストをあちこち歩き、仕事に行って打ち合わせをし、終わった午後8時からニューヨーク・シティ・バレエ団の「Sleeping Beauty」を観に行き(アンサネッリ主演)、NY在住のメール友達と深夜の居酒屋に行って焼酎を飲み、日本人運転のイエローキャブでいろいろ話をしながらホテルに帰ってきた。そんな感じ。このごろ和食がなぜか多くなってきているな。特に望んではいないのだけど。
胸が光化学スモッグの時のように(ふるっ)やるせないのだけど、あれもやりたいこれもやりたい病は相変わらずである。NYの和食やNYのバレエやいろんなことにコメント書きたいが、とりあえず寝るです。おや〜。

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またしてもNY出張(27)生きていく選択肢が多く感じられる街

2004年02月27日(金) 1:05:38


5年前10年前よりずいぶん魅力が減ったのは確かだけど、相変わらずニューヨークは「いろんな生き方を見つけられる街」だなぁとため息をつきながら思う。東京は画一的だ。いっぱい職業はあるのになんであんなに選択肢が少なく感じられるのだろう。まだ大阪の方が生きていく選択肢を多く感じられた。
生きていく選択肢が少なく感じられる街で子供を育てるのはいかがなものか。職業選択に大きく影響する歳になったら(村上龍はそれを13歳と考える。ボクはリアリスティックに考えると15歳くらいかと思う)、マンハッタンに子供をそこそこ長い期間連れてきて、いろんな人種、いろんな生き方、いろんな選択肢に、きっちり触れさせたいと思う。肌で感じるのが大事だ。理屈や本で選択肢の説明をしてもピンと来ず、だらだら生きていってしまうだろう。だらだら生きられる時代でもあるのだ。

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またしてもNY出張(28)ブックオフ・ニューヨーク店にようこそ!

2004年02月27日(金) 10:23:01


マンハッタンの41丁目のMadisonと5thの間が超スモール版リトルトーキョーになっていると聞き、さっそく行ってみた。本当だ。東から行くとまず「Yagura」というスーパー兼デリがあり、その横に「Zaiya」という日本のカフェ(パンやデニッシュを中心にスシなどの総菜もある)、「前田すし」、そして一番西には「BOOK OFF」まである。ブックオフは1階に大量のCDとマンガ。2階に洋書。地下に日本の単行本と文庫本。日本と同じような品揃え。格差なし。ここと新刊中心の紀伊国屋書店・旭屋書店とで、日本の地方都市を凌駕している本の量。うーむ。なかなかやるな。店内放送で「ブックオフ・ニューヨーク店にようこそ! お待ちの○○様、カウンターまでお越しください」などと流れたときは、なにがなにやら混乱したよ。まいったな。

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またしてもNY出張(29)カラダさえ持てば、な。

2004年02月28日(土) 16:06:03


今日は朝から夜中までずっと仕事場だったけど、昼飯と夜飯は両方ともうまかった。大満足。つか、考えたら昼はキヨシがマンハッタンで一番好きだというハンバーガー・レストラン。夜はアンドリューが大絶賛のステーキ・レストラン。両方とも牛だがや。というか、ニューヨークに来てから牛を数え切れないほど食べたがや。BSEとはどこの国の話でしょう。こっちでは誰も知らないぞ。
ステーキをたらふく食べて帰ったらもう深夜2時。明日は帰国。パッキングもしないといけないが、月末〆切の連載原稿もいまから書かないといけん。仕事はなんとか帳尻合わせたが、また3月には来ないといけない。大変だけど、求められるうちが花。きっと人生で一番楽しい時期を過ごしているのだろう(いつもそう思うのだけどさ)。カラダさえ持てば、こういう激動の人生は一番おもろい。カラダが持てばな。さて。風呂入って、まずはパッキングしよう。

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またしてもNY出張(30)そろそろ空港へ

2004年02月28日(土) 22:38:49


今日あたりからNYも春。最高気温が10℃を越えだす。あしたあさってなどは14℃まで行く。で、またボクが来る頃(3月中旬)はきっと寒さのぶり返しが来ていたりするんだろうなぁ。つか、3月中旬って持ってくる洋服に迷うなぁ。と、いまからいらぬ心配。

ということで、懐かしの日本へ。そろそろ空港へ向かう。18日間いなかっただけとはいえ、ずいぶん遠い印象だ。日常なんてこんなふうにすぐいれかわる。固執しないことだ。
パッキングしてみたら意外と荷物が増えていた。結果的にわりと買い物した模様。奥様に怒られませぬように(祈)。

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土産話くらい聞け!

2004年02月29日(日) 22:44:25


無事帰国。NYのいろんな話を家族にしようと思ったのに、土産をわーわー受け取ったらそのあとは「さんまのからくりTV」とか「動物奇想天外」とか「砂の器」とかを観ていて話を聞いてくれん。憮然。やはり長期間家をはずすと父の存在感は薄れるな。犬だけが変わらぬ愛で迎えてくれた。おーよしよし。
荷物を整理し、パワーブックのデータやメールをメイン機と同期し、連載原稿を仕上げ、明日からの仕事を整理してようやく寝る体制に。今週はどっかで休日を取ろう。土日がない生活が続きすぎている。

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